JP4695050B2 - 配線・配管材支持具 - Google Patents

配線・配管材支持具 Download PDF

Info

Publication number
JP4695050B2
JP4695050B2 JP2006276701A JP2006276701A JP4695050B2 JP 4695050 B2 JP4695050 B2 JP 4695050B2 JP 2006276701 A JP2006276701 A JP 2006276701A JP 2006276701 A JP2006276701 A JP 2006276701A JP 4695050 B2 JP4695050 B2 JP 4695050B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
bolt body
wiring
holding
bolt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006276701A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008095776A (ja
Inventor
建世 古田
玄二 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mirai Kogyo KK
Original Assignee
Mirai Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mirai Kogyo KK filed Critical Mirai Kogyo KK
Priority to JP2006276701A priority Critical patent/JP4695050B2/ja
Publication of JP2008095776A publication Critical patent/JP2008095776A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4695050B2 publication Critical patent/JP4695050B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

本発明は、建物の吊ボルト等のボルト体に、ケーブル、電線管、鞘管等の配線・配管材を支持させるための配線・配管材支持具に関するものである。
従来より、建物の吊ボルト等のボルト体にケーブル、電線管等の配線・配管材を支持させて該配線・配管材を布設路に沿って布設している。前記配線・配管材は支持具を介してボルト体に支持させることができ、例えば、特開2003−348739公報に掲載する支持具が使用されている。
図10は前記特開2003−348739公報に掲載の支持具を示し、図10において、支持具61は別体である取着部62と保持部63とを連結して構成されている。前記支持具61の取着部62は基部64に、湾曲形成されて相反対側から抱えるように係止してボルト体としての吊ボルト51を支持する一対の係止部65が図10の吊ボルト51の軸方向に離間して並設されている。一方、前記支持具61の保持部63はその連結軸67が前記取着部62の連結孔66に嵌入して該取着部62に対する取付向きを変えられるようにして連結されており、配線・配管材としての例えばケーブルを支持する支持片68が設けられている。
このように構成された前記支持具61は、吊ボルト51が前記一対の挟持片65の並設方向と直交して前記一対の係止部65間に挿入された後、前記基部64の表面に平行して上下方向に90度回動し、前記吊ボルト51が係止部65内に嵌め込まれるようにして該吊ボルト51の適宜位置に取着される。このように取着された後は、支持部62は係止部65の湾曲部が吊ボルト51の外周面と当接し、基部64との間で前記吊ボルト51を挟持し、これにより、吊ボルト51に保持される。このように構成された支持具61は吊ボルト51への取着及び取外しが容易であり、また、吊ボルト51に取着した状態でケーブルを保持部63内に挿入し、配線できる。
特開2003−348739公報
しかし、前記特開2003−348739公報に掲載の支持具61は、保持部63の支持片68の間隔は通常、ケーブルが嵌入する大きさに形成されており、また、ケーブルには曲がり癖等がついていることがある。このため、配線後にケーブルが引張られたとき、その引張力が保持部63から基部64に伝わり、支持具61を吊ボルト51の軸に対して傾斜させようとする力が作用する。その力が大きい場合は、図11に示すように、取着部62の係止部65の挿入口69から吊ボルト51が外れ、支持具61は吊ボルト51に対して傾斜し、該吊ボルト51から抜脱して落下してしまう。これに伴い、支持具61の保持部63に支持されているケーブルがたわんだり、落下してしまい、危険である。
そこで、本発明は、ボルト体への取着及び取外しが容易で、ボルト体に取着した状態で配線・配管材を配線できるものであって、配線・配管材が引張られるなどにより該配線・配管材が抜け出したり、ボルト体に対して傾斜して該ボルト体から抜脱するのを防止できる配線・配管材支持具の提供を課題とするものである。
請求項1の配線・配管材支持具は、基部と、該基部の一側に形成されてボルト体に取着可能な取着部と、前記基部の他側に形成されて内部に配線・配管材を保持する保持部とを備えたものであって、前記取着部は、前記ボルト体が挿入される挿入口を有する一対の係止部からなるとともに、この一対の係止部は、前記ボルト体の軸に対して前記基部が傾斜した状態から該軸に沿うように回動することにより該ボルト体の軸方向に離間した位置で該ボルト体の軸の両側方から該ボルト体の外面に係止するよう形成されている。前記一対の係止部は、即ち、そのうちの一方がボルト体の一側から係止し、他方が該ボルト体の他側から係止するように、ボルト体が挿入される挿入口の向きは互いに異なっている。
そして、前記保持部は、前記配線・配管材が長手方向に沿って挿入される開口と、前記開口を形成する一端部にヒンジによって連結され、前記ヒンジを軸に回動することにより前記開口を閉塞して前記配線・配管材の抜脱を防止する開口閉塞部とを有している。更に、前記開口閉塞部の先端側には、ボルト体の軸方向において前記保持部の開口側の係止部より外方であって、前記開口側の係止部における挿入口に対応する位置において、前記ボルト体の外面に当接して、前記ボルト体に対して基部が傾斜することにより該ボルト体から前記取着部が外れるのを防止する傾斜防止部が延設されている。
前記保持部は、配線・配管材が挿入される開口が開口閉塞部によって閉塞されるから、一旦、内部に収容された後は、前記開口から前記配線・配管材が抜け出すのが防止される。前記開口閉塞部は蓋体で形成することができ、前記開口を形成する一端部にヒンジによって連結されており、前記ヒンジを軸に回動して前記開口を開閉することにより、配線・配管材が保持部に収容された後においても該配線・配管材を追加して収容し、追加配線、追加配管を行なうことも可能である。
また、前記ボルト体に取着される取着部の係止部は、円弧状に湾曲した形状等に形成され、弾性的に挿入口からボルト体が挿入されるようになっており、一対の係止部がボルト体の軸方向にずれた位置に配設され、ボルト体をその両側方から抱えるように挟持する。したがって、ボルト体に対して基部が傾斜する方向の外力を受けると、前記係止部の挿入口からボルト体が抜脱するおそれがある。しかし、請求項1においては、開口閉塞部の先端側に、保持部の開口側の係止部の挿入口に対応する位置においてボルト体の外面に当接する傾斜防止部が延設されているから、取着部がボルト体から抜脱するのが防止される。
ここで、前記傾斜防止部は開口閉塞部の先端側に延設されているので、ヒンジを軸に開口閉塞部を回動して保持部の開口を閉塞すれば、同時に傾斜防止部も回動し、ボルト体の外面に当接する。したがって、開口閉塞部による保持部の開口の閉塞と傾斜防止部によるボルト体の外面への当接とを一連の動作によって行なうことができる。なお、前記傾斜防止部は、開口閉塞部の先端側から該開口閉塞部と同一平面で同方向に延設してもよく、或いは該開口閉塞部と異なる、例えば折曲して直角方向に延設してもよく、その延設方向は問わない。
更に、前記傾斜防止部は、ボルト体の軸方向において前記保持部の開口側の係止部より外方で該ボルト体の外面に当接するので、それに伴い、保持部の開口を前記傾斜防止部に近接する高い位置に設定することができ、前記保持部における保持空間を広くすることができる。
なお、配線・配管材を構成する基部と取着部と保持部とは、一体に形成してもよく、或いは別体で形成してもよい。また、取着部は特定の径のボルト体に専用に取着されるものであってもよく、二以上の径のボルト体に兼用されるものであってもよい。更に、保持部は1つの保持空間を有するものであってもよく、支持片、仕切片等によって複数の保持空間に区画されたものであってもよい。そして、その開口はボルト体の軸に平行する方向に臨むものでもよく、軸に直交する方向に臨むものでもよい。また、その開口方向を回動により可変できるものとしてもよい。
請求項2の配線・配管材支持具は、開口閉塞部または傾斜防止部が、基部に形成された被嵌合部と嵌合する嵌合部を備え、前記嵌合により閉塞状態を維持するものである。なお、前記閉塞状態は前記嵌合を解除することによって解消する。
請求項3の配線・配管材支持具は、傾斜防止部が、ボルト体のねじ部と掛合する掛合部を備え、開口閉塞部は、前記傾斜防止部の掛合部が前記ボルト体のねじ部と掛合することにより閉塞状態を維持するものである。
請求項4の配線・配管材支持具は、傾斜防止部において、ボルト体の外面に当接可能な当接片が該ボルト体を挟んだ両側に配置されるよう一対形成されている。
請求項1の発明は、取着部が、ボルト体が挿入される挿入口を有する一対の係止部からなり、この一対の係止部は、前記ボルト体の軸に対して基部が傾斜した状態から該軸に沿うように回動することにより該ボルト体の外面に係止するよう形成されているから、ボルト体への取着及び取外しが容易である。また、保持部は、配線・配管材が長手方向に沿って挿入される開口を有するので、配線・配管材支持具をボルト体に取着した状態で配線・配管材を配線できる。
そして、特に、保持部の開口が開口閉塞部によって閉塞されるから、保持部内に収容された配線・配管材が前記開口から抜け外れるのを確実に防止できる。また、ボルト体の外面に当接する傾斜防止部が設けられているから、配線・配管材が引張られたときの引張力などによって取着部がボルト体に対して傾斜し、配線・配管材支持具がボルト体から抜脱するのを防止することができる。これに伴い、配線・配管材がたわんだり、落下するのを防ぐことができ、それによる危険も回避できる。
加えて、前記傾斜防止部は開口閉塞部の先端側に延設されているので、開口閉塞部によって保持部の開口を閉塞すれば、同時に、傾斜防止部がボルト体の外面に当接して配線・配管材の引張り等による取着部の傾斜を防止でき、前記開口閉塞部の閉塞と傾斜防止部のボルト体への当接とを一連の動作で行なうことができて、作業性が向上する。
請求項2の発明は、開口閉塞部または傾斜防止部が、基部に形成された被嵌合部と嵌合する嵌合部を備えているので、簡易な構成でかつ簡単に保持部の開口を閉塞し、その状態を維持できる。
請求項3の発明は、傾斜防止部が、ボルト体のねじ部と掛合する掛合部を備えているので、基部等に被係合部等を形成することなく、簡易な構成でかつ簡単に保持部の開口を閉塞し、その状態を維持できる。
請求項4の発明は、傾斜防止部において、ボルト体の外面に当接可能な当接片がボルト体の外面の両側に配置されるよう一対形成されているので、前記傾斜防止部がボルト体の軸に直交する左右方向に移動するのが規制される。これにより、開口側の係止部の挿入口に対応する位置における一方の当接片が外力によって一定方向に押付けられたりすることによって該ボルト体の外面から大きく離間するのが防止される。その結果、前記傾斜防止部をボルト体の外面に確実に当接させることができ、ボルト体に対して取着部が傾斜するのをより確実に防止できる。
〈第一実施形態〉
以下、本発明の第一実施形態の配線・配管材支持具を図1乃至図5に基づいて説明する。ここで、図1は本発明の第一実施形態の支持具を示す斜視図であり、図2は図1の支持具を示し、図3はボルト体に取着した支持具の保持部の開口を開口閉塞部で閉塞した状態を、図4は図1の支持具をボルト体に取着する手順を、図5は図1の支持具をボルト体に取着した状態を示す。
図1乃至図5において、支持具1は、建物の二重天井から垂下する吊ボルト51に取着されてケーブル52を支持するものであり、基部2と、前記吊ボルト51に取着される取着部3と、前記ケーブル52を支持する保持部21とで構成されている。前記基部2は矩形板状に形成され、その一側に取着部3が設けられ、他側に保持部21が設けられている。前記基部2、取着部3及び保持部21は一体に形成されており、合成樹脂の一体成形により製造することができる。なお、前記吊ボルト51は請求項のボルト体に相当するものであり、一般には、W3/8の小径のもの及びW1/2の大径のものが使用され、全長に至って雄ねじが形成されている。前記ケーブル52は請求項の配線・配管材に相当するものであり、吊ボルト51の軸方向に直交する水平方向に配線される。
前記取着部3は、前記吊ボルト51が挿入される挿入口7を有する一対の係止部4からなる。前記一対の係止部4は吊ボルト51の軸方向即ち図1において上下方向に所定距離離間して並設され、前記吊ボルト51の軸に直交する両側方から該吊ボルト51の外面に係止してこれを抱えるように挟持する。前記一対の係止部4は、即ち、挿入口7の向きが互いに異なり、一対のうちの一方が吊ボルト51の一側から係止し、他方が該吊ボルト51の他側から係止するようになっている。前記一対の係止部4の間は、図4(a)に示すように、前記吊ボルト51が挿入される挿入部9を形成している。つまり、前記一対の係止部4は図4(c)における上下方向に少なくとも前記吊ボルト51の外径より大きい間隔で離間し、この間に形成された前記挿入部9は吊ボルト51を取着状態における軸と直交する方向或いは斜め方向から挿入可能な大きさに形成されている。
前記一対の係止部4は、図5に示すように、基部2の側部寄りの位置で立上がった後、互いに中央に向かって円弧状に湾曲し、その先端は取着状態において少なくとも湾曲部分における前記基部2から上方に最も離れた部分である最頂部6aを超えた位置まで延出している。そして、係止部4の先端と基部2との間には、吊ボルト51が後述するように前記基部2の表面上を吊ボルト51の軸に沿うように回動しながら挿入される挿入口7が形成されている。前記係止部4はより詳細には、吊ボルト51の半径相当分の長さでほぼ垂直に立上がる立上部5と、この立上部5の上端部から湾曲して大径の吊ボルト51の外周面に沿って当接する円弧部6とで形成されている。前記一対の係止部4の立上部5の間隔は大径の吊ボルト51の直径と略同一に形成されている。そして、前記係止部4はその幅全体に至って断面形状が一定に形成されている。
このように形成された前記係止部4の円弧部6は幅全体に至って形状的に剛性の大きい円弧状をなし、また、板厚も大きいので、全体的に剛性が大きく、一定形状を保ち、変形し難いものとなっている。したがって、取着時に外方に拡径し、吊ボルト51を収容した後、内方に縮径する弾性復元力は大きいものとなっているから、前記基部2とで吊ボルト51を強固に挟持する。なお、吊ボルト51に取着するときは、基部2からの立上部5において撓み、湾曲部の先端と前記基部2との間の挿入口7が拡開し、前記係止部4内に吊ボルト51を挿入し、収容することができる。更に、前記円弧部6の挿入部9側の端部の略中央部には、内部側に突出して取着後の吊ボルト51のねじ凹部に係止する爪部8が設けられている。
そして、前記基部2の略中央には、小径の吊ボルト51の外周面に沿って当接する円弧状の嵌合凹部10が取着状態における吊ボルト51の軸方向に形成されている。前記嵌合凹部10は少なくとも小径の吊ボルト51の外周部が嵌合した状態で外力等によって簡単に外れて横ずれしてしまわない大きさ、深さに形成されている。
前記基部2の長手方向の一端面即ち図1の上端面には、その両端部に一対の被嵌合部11が図1の上方に突設されている。前記被嵌合部11は、前記上端面に弾性片12が立設され、その弾性片12の上部に係止部4と対向し、テーパ面14を有する嵌合爪13が一体に設けられてなる。
次に、保持部21は、基部2の片側面に支持片27が平行に離間して一体に延設されており、図1の上方に開口29を有し、全体として略U字板状に形成されている。前記基部2と支持片27との間に形成された保持空間28にはケーブル52が載置、支持されるものとなっており、上方の開口29から前記ケーブル52が長手方向に沿って挿入されるようになっている。
そして、前記支持片27の開口側先端部には薄肉に形成されたヒンジ30を介して開口閉塞部31が連結されている。前記開口閉塞部31は前記開口29の全体を覆って閉塞する大きさの矩形板状に形成されており、通常は、図1等に示すように、ヒンジ30の弾性力により斜め上方に傾斜している。
更に、前記開口閉塞部31の先端側には、略U字状に形成された傾斜防止部32が前記開口閉塞部31の平面に沿って延設されている。前記傾斜防止部32は略U字状の両側部が吊ボルト51に当接し得る一対の当接片33を備えてなる。前記傾斜防止部32の幅は前記開口閉塞部31より大きく、前記開口閉塞部31の両側方に張出した該開口閉塞部31側の端縁部は前記基部2の被嵌合部11の嵌合爪13の下側に嵌合する一対の嵌合部34を形成している。前記傾斜防止部32の嵌合部34は開口29を閉塞するよう開口閉塞部31を押下げてヒンジ30を軸に回動させれば、前記基部2の被嵌合部11の嵌合爪13のテーパ面14と当接し、更に押下げると、弾性的に嵌合爪13を乗り越え、その下部に嵌合する。これにより、開口閉塞部31はヒンジ30の弾性力によって上方に戻ろうとするのが阻止され、開口29の閉塞状態を維持する。図3に、回動後、傾斜防止部32の嵌合部34が基部2の被嵌合部11に嵌合し、開口閉塞部31が保持部21の開口29を閉塞した状態を示す。
前記開口閉塞部31が回動すると、同時に傾斜防止部32も同角度回動する。ここで、前記傾斜防止部32の一対の当接片33は、開口閉塞部31がヒンジ30を軸に回動して開口29を閉塞したとき、図3(a)に示すように、前記吊ボルト51の軸方向において前記保持部21の開口29側の係止部4より外方、即ち図3において上側の係止部4の上方において、前記吊ボルト51を挟んだ両側に配置されて該吊ボルト51の外面に当接または当接し得るようになっている。更に、前記一対の当接片33のうちの一方は、前記開口29側の係止部4即ち上側の係止部4における挿入口7に対応する位置において、該吊ボルト51の外面に当接または当接し得るようになっており、前記吊ボルト51が相対的に上側の係止部4の挿入口7から外方に移動するのを遮っている。
次に、このように構成された本実施形態の支持具1を吊ボルト51に取着する方法を図4に基づいて説明する。
まず、図4(a)に示すように、吊ボルト51に対してその軸に直交する側方向から支持具1を横向き状態で近接させ、上下一対の係止部4間の挿入部9内に前記吊ボルト51を挿入する。次に、支持具1を基部2の表面に沿って反時計方向に回動して、図4(b)に示すように、係止部4の円弧部6の角部が吊ボルト51の外周面に当接したら、強制的に更に同方向に回動し、係止部4の挿入口7を弾性的に拡開させながら該係止部4の内部に吊ボルト51を収容する。このとき、円弧部6は剛性を有し、変形しにくいので、係止部4は主に立上部5においてたわみ、挿入口7が拡開して挿入される。なお、傾斜防止部32は、図2(b)に示すように、ヒンジ30の弾性力により斜め上方に傾斜した状態にあるので、当接片33が吊ボルト51と干渉して回動の妨げになることはない。前記係止部4内に吊ボルト51が収容されると、支持具1は図4(c)の位置で保持される。
ここで、大径の吊ボルト51に取着したときには、図5(a)に示すように、円弧部6全体が吊ボルト51の外周面に当接し、嵌合凹部10ではその開口両縁部が吊ボルト51の外周面と当接する。一方、小径の吊ボルト51に取着したときには、図5(b)に示すように、嵌合凹部10の内面全体が吊ボルト51の外周面に当接した状態で、吊ボルト51の軸方向に沿って嵌合する。したがって、この支持具1は、大径の吊ボルト51、小径の吊ボルト51のいずれについても一定位置に保持されるので、大小2種類の径の異なる吊ボルト51に共用することができる。
次に、このように構成された本実施形態の支持具1の作用を説明する。
支持具1の取着部3は、吊ボルト51が挿入される挿入口7を有する一対の係止部4からなり、この一対の係止部4は、前記吊ボルト51の軸に対して基部2が傾斜した状態から該軸に沿うように回動することにより該吊ボルト51の外面に係止するよう形成されているから、吊ボルト51への取着及び取外しを簡単に行なうことができる。また、保持部21は、ケーブル52が長手方向に沿って挿入される開口29を有するので、支持具1を吊ボルト51に取着した状態でケーブル52を配線できる。
そして、支持具1の保持部21は、ケーブル52が挿入される開口29が開口閉塞部31によって閉塞されるから、一旦、内部に収容された後は、前記開口29から前記ケーブル52が抜け出すのが防止される。ここで、前記開口閉塞部31は傾斜防止部32の嵌合部34が基部2の被嵌合部11と嵌合するから、嵌合を解除して開口することにより、前記ケーブル52が保持部21に収容された後においてもケーブル52を追加して収容することができ、追加配線できる。
また、前記開口閉塞部31の先端側に吊ボルト51の外面に当接する傾斜防止部32が延設されているから、ケーブル52が引張られたりすることによって支持具1に傾斜させようとする力が加わっても傾斜防止部32のうちの一方の当接片33が吊ボルト51の外面と当接することにより、係止部4の挿入口7から該吊ボルト51が抜け外れるのが防がれ、支持具1が該吊ボルト51に対して傾斜するのが防止される。
ここで、本実施形態の支持具1はW3/8の小径の吊ボルト51及びW1/2の大径の吊ボルト51の双方に兼用できるものであるため、W3/8の小径の吊ボルト51に取着した場合には、寸法的に係止部4内で隙間を生じ、外力によって傾斜し、回動し易い状態にある。そこで、係止部4の弾性保持力を大きくすることが考えられるが、取着性との関係からその程度にも限界がある。また、基部2の平面中央部に小径の吊ボルト51が嵌合する嵌合凹部10を形成しているが、必ずしも確実に傾斜を防止できるとは限らない。この点、本実施形態の支持具1は、傾斜防止部32が設けられ、当接片33が係止部4の挿入口7を遮るように作用して直接、吊ボルト51の回動を阻止するため、支持具1が傾斜するのを確実に防止し、吊ボルト51から抜脱するのを確実に防止できる。
そして、前記傾斜防止部32は開口閉塞部31の先端側に延設されているので、ヒンジ30を軸に開口閉塞部31を回動して保持部21の開口29を閉塞すれば、同時に傾斜防止部32も回動し、吊ボルト51の外面に当接する。したがって、開口閉塞部31による保持部21の開口29の閉塞と傾斜防止部32における吊ボルト51の外面への当接とを一連の動作によって行なうことができる。
更に、前記傾斜防止部32は、吊ボルト51の軸方向において前記保持部21の開口29側の係止部4より外方、即ち図3の上側の係止部4より上方で該吊ボルト51の外面に当接する。したがって、保持部21の開口29を前記傾斜防止部32に近接する高い位置に設定することができ、前記保持部21の保持空間28を広く確保することができる。
加えて、傾斜防止部32が、基部2に形成された被嵌合部11と嵌合する嵌合部34を備えているので、簡易な構成でかつ簡単に保持部21の開口29を閉塞し、その状態を維持できる。
また、傾斜防止部32において、吊ボルト51の外面に当接可能な当接片33が該吊ボルト51の外面の両側に配置されるよう一対形成されているので、前記傾斜防止部32が吊ボルト51の軸に直交して左右方向に移動するのが規制され、開口29側の係止部4即ち図3の上側の係止部4の挿入口7に対応する一方の当接片33が外力等によって該吊ボルト51の外面から大きく離間するのが防止される。その結果、前記傾斜防止部32の当接片33を吊ボルト51の外面に確実に当接させることができ、吊ボルト51に対して取着部3が傾斜するのをより確実に防止できる。
〈第二実施形態〉
次に、本発明の第二実施形態の配線・配管材支持具を図6乃至図8に基づいて説明する。
ここで、図6は本発明の第二実施形態の支持具を示す斜視図、図7は前記支持具の分解斜視図、図8は前記支持具の保持部の開口を閉塞した状態を示す正面図である。
図6乃至図8において、支持具1は取着部3が基部2と一体に形成され、保持部21は前記基部2とは別体に形成され、前記基部2に着脱自在に取付けられている。前記取着部3は第一実施形態の取着部3と同様に形成されている。前記基部2は、第一実施形態の基部2と同様に、略中央に、小径の吊ボルト51の外周面に沿って当接する円弧状の嵌合凹部10が取着状態における吊ボルト51の軸方向に形成されている。
更に、前記基部2は、中央部に、保持部21と連結するための連結孔15が設けられている。前記連結孔15の奥行方向の略中間位置には、内周全体に至って前記連結孔15の内部に突出する環状段部16が一体に設けられている。また、図7において、前記基部2の裏面側には、連結孔15の外側に、連結孔15の回動中心Cを軸に放射状に伸びる複数の係合溝17が周方向に等間隔で形成されており、この係合溝17には後述する保持部21の突条26が係合するようになっている。前記係合溝17は、本実施形態においては、45度の中心角で周方向に等間隔で8本形成されている。
次に、前記基部2に取付けられている保持部21はその垂直基板22の一面側に、前記基部2の連結孔15と対向して中央部にスリット24を有する連結軸23が一体に設けられており、前記垂直基板22の反対面側には、この垂直基板22の平面と直交する方向に支持片27が一体に並設されている。前記連結軸23は先端部に前記基部2の環状段部16に係止して抜け止めする係止爪25が形成されている。
また、垂直基板22の表面において連結軸23のスリット24の底部となる位置には該垂直基板22の幅全体に至って前記取着部3の基部2の係合溝17内に嵌入する突条26が設けられている。この突条26は、前記保持部21を取着部3と反対側に強く引張りながら垂直基板22の中心を軸に強制的に回動することにより、弾性的に係合溝17から離脱し、別の係合溝17に嵌入せしめることができる。これにより、前記保持部21は前記取着部3に対する取付向きを回動中心Cを軸に周方向に中心角を45度ずつずらしながら変移させることができる。但し、前記保持部21は、基部2に対して、一旦、所定の角度に設定し、固定された以上は、基部2の係合溝17内への保持部21の突条26の嵌合及び基部2の環状段部16への保持部21の係止爪24の係止により該基部2に強固に固定されているので、ケーブル52の長手方向への引張り等によって取着向きが変移してしまうことはない。
一方、前記保持部21の支持片27は垂直基板22に等間隔で上下方向に並設されており、本実施形態においては4個形成されている。そして、支持片27間に形成された保持空間28にはケーブル52が載置、支持されるものとなっている。なお、図6においては、前記保持部21はケーブル52を吊ボルト51に対して直交する水平方向に布設するよう支持しているが、前述のように、取着部3への取付向きを変移させることにより、前記ケーブル52の支持向きを水平方向から45度に傾斜する方向更には垂直方向に変えることもできる。
そして、特に、前記保持部21における図6の最下段の支持片27の開口29側の先端部には薄肉に形成されたヒンジ30を介して開口閉塞部35が連結されている。前記開口閉塞部35は上下3個の開口29の全体を一体に覆って閉塞する大きさの矩形板状に形成されており、通常は、図6に示すように、ヒンジ30の弾性力により斜め上方に傾斜している。また、図6の最上段の支持片27の開口29側の先端部にはやじり状の被嵌合部27aが幅方向全体に至って形成されている。一方、前記開口閉塞部31の上端部には前記最上段の支持片27の被嵌合部27aと対向する位置に幅方向全体に至って断面略C字状に形成された嵌合部36が前記被嵌合部27aに向けて突設されている。前記開口閉塞部35の嵌合部36はヒンジ30を軸に該開口閉塞部35を回動することにより、前記支持片27の被嵌合部27aに弾性的に抜け止め状態で着脱自在に嵌合するようになっている。これにより、開口閉塞部35は開口29の閉塞状態を維持する。
更に、前記開口閉塞部35の先端側には、矩形平板状の傾斜防止部37が直角方向に延設されている。前記傾斜防止部37の先端部は半円状に切欠されることにより、略U字状に形成されており、略U字状の両側部は吊ボルト51に当接し得る一対の当接片38を形成している。
このように構成された第二実施形態の支持具1は、第一実施形態の支持具1と同様にして回動させつつ係止部4の挿入口7から吊ボルト51を挿入し、収容することにより、大径、小径の2種類の該吊ボルト51に取着することができる。
そして、前記保持部21の開口閉塞部35をヒンジ30を軸に支持片27の先端部に向けて回動すれば、同時に傾斜防止部37も同角度回動する。そして、図8に示すように、前記開口閉塞部35の嵌合部36が最上段の支持片27の被嵌合部27aに嵌合すると、開口29全体が閉塞される。それとともに、傾斜防止部37の一対の当接片38は前記吊ボルト51の軸方向において前記保持部21の開口29側の係止部4より外方、即ち図8において上側の係止部4の上方において、前記吊ボルト51を挟んだ両側に配置され、該吊ボルト51の外面に当接または当接し得る状態となる。また、前記一対の当接片38のうちの一方は、前記開口29側の係止部4における挿入口7に対応する位置において、前記吊ボルト51の外面に当接または当接し得る状態となる。
したがって、この第二実施形態の支持具1は、第一実施形態の支持具1と比較して、保持部21が基部2及び取着部3とは別体に形成され、開口29が水平方向に臨み、3個の保持空間28を有し、開口閉塞部35に対して傾斜防止部37は直角方向に延設されている点において相違するものの、第一実施形態と同様に、取着部3の一対の係止部4により、吊ボルト51への取着及び取外しを簡単に行なうことができる。更に、支持具1を吊ボルト51に取着した状態でケーブル52を配線でき、開口29が開口閉塞部35によって閉塞されるから、一旦、内部に収容された後は、前記開口29から前記ケーブル52が抜け出すのが防止される。そして、開口閉塞部35の嵌合部36と支持片27の被嵌合部27aとの嵌合を解除して、保持部21の保持空間28内にケーブル52を追加配線することができる。
また、ヒンジ30を軸に開口閉塞部35を回動して保持部21の開口29を閉塞すれば、同時に傾斜防止部37も回動して当接片38が吊ボルト51の外面に当接または当接し得る状態となり、ケーブル52が長手方向に引張られたりすることによって基部2、取着部3及び保持部21が一体となって回動して傾斜するのを防止する。したがって、開口閉塞部35による保持部21の開口29の閉塞と傾斜防止部32における吊ボルト51の外面への当接とを一連の動作によって行なうことができる。なお、ケーブル52が引張られることによる支持具1の回動、傾斜は、ケーブル52が、保持部21の上下3個の保持空間28のうち上側または下側の保持空間28或いはその双方に保持されているときに生じ易い。したがって、第二実施形態の傾斜防止部37は、特に、そのような状態における回動、傾斜防止に有効である。
ここで、説明を加えると、保持部21は、基部2に対して取着向きを変えることができるものの、一旦、例えば、この図6乃至図8に示すようにケーブル52が水平方向に配線される向きに取着された後は、基部2の係合溝17内への保持部21の突条26の嵌合及び基部2の環状段部16への保持部21の係止爪25の係止により強固に基部2に固定されている。したがって、ケーブル52が長手方向に引張られたりしたときは、保持部21は、これのみが回動するのではなく、基部2及び取着部3とともに回動し、傾斜して吊ボルト51から外れ易くなる。本発明の第二実施形態は、そのような状況において、基部2、取着部3及び保持部21が一体となって支持具1全体がケーブル52の引張りなどによって回動、傾斜するのを、前記傾斜防止部37によって防止するようにしたものである。
ところで、一般にケーブル52は水平方向に配線されるため、前記保持部21は、図6等に示すように、ケーブル52が水平方向に支持される向きで基部2に取付けられたものを示している。しかし、前記支持具21が基部2に対して図6等の向きから90度或いは45度回動した状態で取付られる場合は、傾斜防止部37の向きが吊ボルト51との当接に対応しないものとなる。したがって、この場合にも支持具1の傾斜を防止するときは、開口閉塞部35に連結される傾斜防止部37を増設したり、連結位置を可変できるようにしたり、傾斜防止部37を開口閉塞部35ではなく、基部2に連結するなどの措置を行なう。
なお、保持部21は基部2に対して別体として取付けられているので、保持部21のみを配線・配管材の種類に適したものに交換することも可能であり、これにより、基部2及び取着部3は共通して使用できる。
ここで、3個の保持空間28を有する保持部21は、基部2に対して別体として取付けられているが、前記基部2に一体に固定されたものであってもよく、この場合の支持具1も同様に作用することは言うまでもない。
〈第三実施形態〉
次に、本発明の第三実施形態の配線・配管材支持具を図9に基づいて説明する。
図9において、支持具1の基部2及び取着部3は前記第一実施形態及び第二実施形態と同様に形成されている。一方、保持部21は前記基部2に一体または別体に取付けられており、全体が環状のバンド体に形成され、内部の保持空間28に管体53などを支持できるようになっている。前記保持部21の一側の端部には幅方向に沿って蟻溝からなる被嵌合部27bが形成されている。
更に、前記保持部21の他側の先端部には薄肉に形成されたヒンジ30を介して矩形板状の開口閉塞部39が斜め上方に延設されている。前記開口閉塞部39の下面側において前記被嵌合部27bに対応する位置には、該被嵌合部27bと嵌合する逆台形状の嵌合部40が幅方向全体に突設されている。なお、前記開口閉塞部39は前記嵌合部40が突設された位置まで形成されている。
そして、前記開口閉塞部39の先端側には、矩形平板状の傾斜防止部41が該開口閉塞部31の平面に沿って延設されている。前記傾斜防止部41は先端部が半円状に切欠されることにより略U字状に形成されており、略U字状の両側部は吊ボルト51に当接する一対の当接片42を形成している。
このように構成された第三実施形態の支持具1は、前記保持部21の開口閉塞部39をヒンジ30を軸に回動すれば、同時に傾斜防止部41も一体となって回動する。そして、前記開口閉塞部39の嵌合部40が被嵌合部27bに嵌合すると、開口29が閉塞されるとともに、傾斜防止部41の一対の当接片42は吊ボルト51の外面に当接または当接し得る状態となる。
したがって、この第三実施形態の支持具1においても、前記各実施形態の支持具1と同様に、ヒンジ30を軸に開口閉塞部39を回動して保持部21の開口29を閉塞すれば、同時に傾斜防止部41も回動して当接片42が吊ボルト51の外面に当接または当接し得る状態となり、ケーブル52が引張られたりすることによって基部2、取着部3及び保持部21が一体となって傾斜するのを防止する。その結果、開口閉塞部39による保持部21の開口29の閉塞と傾斜防止部41における吊ボルト51の外面への当接とを一連の動作によって行なうことができる。
ところで、上記各実施形態では、開口閉塞部31の嵌合部34を基部2に形成した被嵌合部11に嵌合し、或いは、開口閉塞部35の嵌合部36を保持部21の被嵌合部27aに嵌合したり、開口閉塞部39の嵌合部40を保持部21の被嵌合部27bに嵌合しているが、本発明を実施する場合には、これらの箇所、これらの形態に限られるものではない。
また、上記各実施形態においては、嵌合部と被嵌合部との嵌合により、保持部の開口の閉塞状態を維持するようにしているが、これに限られるものではなく、傾斜防止部における略U字状の内縁部に沿って吊ボルト51のねじ部と掛合する尖状突起からなる掛合部を形成し、この掛合により開口閉塞部による前記開口の閉塞状態を維持させるようにしてもよい。この場合は、前記嵌合部及び被嵌合部を設ける必要がない。但し、吊ボルト51のねじ部と掛合する掛合部に加え、前記嵌合部及び被嵌合部を更に設けてもよい。
更に、上記各実施形態では、傾斜防止部において吊ボルト51の外面と当接する当接片は一対形成しているが、開口29側の係止部4における挿入口7に対応する当接片のみ形成してもよい。
なお、上記実施形態の嵌合凹部10は、基部2に形成しているが、係止部4の内面側に形成してもよく、基部2及び係止部4の内面の双方に形成したものであってもよい。
そして、上記各実施形態の支持具1は、大径及び小径の2種類の吊ボルト51に兼用するものを示したが、1種類の吊ボルト51に専用に使用するものにも、同様に適用できる。また、上記実施形態においては、ボルト体として吊ボルト51を例としているが、他の形態のボルト体にも同様に適用できることは言うまでもない。
本発明の第一実施形態の配線・配管材支持具を示す斜視図である。 図1の支持具を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は(a)のA−A切断線による断面図である。 図1の保持部の開口を開口閉塞部で閉塞した状態を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図である。 図1の支持具を吊ボルトに取着する方法を示す正面図であり、(a)は取着部の挿入部において吊ボルトに当接した状態、(b)は前記支持具を上下方向に回動する状態、(c)は吊ボルトに取着後の状態を示す。 (a)は支持具を大径の吊ボルトに取着した状態を示す上面図、(b)は支持具を小径の吊ボルトに取着した状態を示す上面図である。 本発明の第二実施形態の配線・配管材支持具を示す斜視図である。 図6の支持具の分解斜視図である。 図6の保持部の開口を開口閉塞部で閉塞した状態を示す正面図である。 本発明の第三実施形態の配線・配管材支持具を示す斜視図である。 従来の配線・配管材支持具の斜視図である。 吊ボルトに取着された支持具が横ずれして傾斜した状態を示す正面図である。
符号の説明
1 支持具
2 基部
3 取着部
4 係止部
7 挿入口
11、27a、27b 被嵌合部
21 保持部
29 開口
30 ヒンジ
31、35、39 開口閉塞部
32、37、41 傾斜防止部
33、38、42 当接片
34、36、40 嵌合部
51 吊ボルト
52 ケーブル

Claims (4)

  1. 基部と、該基部の一側に形成されてボルト体に取着可能な取着部と、前記基部の他側に形成されて内部に配線・配管材を保持する保持部とを備えた配線・配管材支持具であって、
    前記取着部は、前記ボルト体が挿入される挿入口を有する一対の係止部からなるとともに、前記一対の係止部は、前記ボルト体の軸に対して前記基部が傾斜した状態から該軸に沿うように回動することにより該ボルト体の軸方向に離間した位置で該ボルト体の軸の両側方から該ボルト体の外面に係止するよう形成され、
    前記保持部は、前記配線・配管材が長手方向に沿って挿入される開口と、前記開口を形成する一端部にヒンジによって連結され、前記ヒンジを軸に回動することにより前記開口を閉塞して前記配線・配管材の抜脱を防止する開口閉塞部とを有し、
    前記開口閉塞部の先端側に、前記ボルト体の軸方向において前記保持部の開口側の係止部より外方であって、前記開口側の係止部における挿入口に対応する位置において、前記ボルト体の外面に当接して、前記ボルト体に対して基部が傾斜することにより該ボルト体から前記取着部が外れるのを防止する傾斜防止部が延設されたことを特徴とする配線・配管材支持具。
  2. 前記開口閉塞部または傾斜防止部は、基部に形成された被嵌合部と嵌合する嵌合部を備え、
    前記開口閉塞部は、前記嵌合により閉塞状態を維持することを特徴とする請求項1に記載の配線・配管材支持具。
  3. 前記傾斜防止部は、ボルト体のねじ部と掛合する掛合部を備え、
    前記開口閉塞部は、前記掛合により閉塞状態を維持することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配線・配管材支持具。
  4. 前記傾斜防止部は、ボルト体の外面に当接可能な当接片が該ボルト体を挟んだ両側に配置されるよう一対形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の配線・配管材支持具。
JP2006276701A 2006-10-10 2006-10-10 配線・配管材支持具 Expired - Fee Related JP4695050B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006276701A JP4695050B2 (ja) 2006-10-10 2006-10-10 配線・配管材支持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006276701A JP4695050B2 (ja) 2006-10-10 2006-10-10 配線・配管材支持具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008095776A JP2008095776A (ja) 2008-04-24
JP4695050B2 true JP4695050B2 (ja) 2011-06-08

Family

ID=39378844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006276701A Expired - Fee Related JP4695050B2 (ja) 2006-10-10 2006-10-10 配線・配管材支持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4695050B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5207960B2 (ja) * 2008-12-26 2013-06-12 未来工業株式会社 配線・配管材支持具
JP5849424B2 (ja) * 2011-03-31 2016-01-27 因幡電機産業株式会社 ケーブル支持具
JP6202248B2 (ja) * 2013-05-10 2017-09-27 因幡電機産業株式会社 長尺体支持具
JP6279035B1 (ja) * 2016-08-25 2018-02-14 因幡電機産業株式会社 長尺体支持具
JP7290455B2 (ja) * 2019-04-18 2023-06-13 ナカバヤシ株式会社 接続具および医療用スタンド付属荷台、医療用スタンド接続機能付き患者搬送具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006105194A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Burest Kogyo Kenkyusho Co Ltd 長尺物支持具

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08114286A (ja) * 1994-08-25 1996-05-07 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 長尺体支持具

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006105194A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Burest Kogyo Kenkyusho Co Ltd 長尺物支持具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008095776A (ja) 2008-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4695050B2 (ja) 配線・配管材支持具
JP4694912B2 (ja) 長尺材の支持具
JP2021057251A (ja) 配線ダクト支持部品及び配線ダクトシステム
JP5439094B2 (ja) ボルト体への取着体及びナット体
JP5433119B2 (ja) 配設体支持具
JP5027917B2 (ja) 長尺材の支持具
JP7316991B2 (ja) 固定構造
JP7130583B2 (ja) 配線・配管材支持装置、配線・配管材の配設構造、支持バー固定装置、及び支持バー台座
JP2007285501A (ja) 給水湯用の管状体固定具
JP6584969B2 (ja) 配線・配管材支持具
JP4676351B2 (ja) 配管類固定具
JP5207960B2 (ja) 配線・配管材支持具
JP5185166B2 (ja) 管接続具
JP7307162B2 (ja) 配管支持具
JP7316990B2 (ja) 固定構造
JP4124708B2 (ja) 配線ボックス
JP2005213909A (ja) 支持材
JP2005273859A (ja) 長尺体支持具
JP2011254631A (ja) ワイヤハーネス用クランプ
JP4160019B2 (ja) 配線ボックス
JP7406344B2 (ja) 配管支持具及び配管敷設方法
JP4456642B2 (ja) 配線ボックス
JP5076608B2 (ja) 掛け具
JP2005180684A (ja) 長尺体支持具
JP6717716B2 (ja) 化粧プレート及び環状部形成部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090730

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110217

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110224

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4695050

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees