JP7316990B2 - 固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は固定構造に関する。
コントロールケーブル等の長尺部材を取付対象に固定する際に、取付対象に設けられるブラケットに対して長尺部材が軸方向にずれないように固定する固定構造が用いられている(例えば、特許文献1参照)。この固定構造は、ブラケットに設けられたU字状の溝に係合する係合部を備え、長尺部材が接続された端末部材と、端末部材に取り付けられたクリップとを備えている。クリップが取り付けられた状態で端末部材をブラケットの溝に取り付けて、端末部材の係合部をブラケットに係合させる。これにより、端末部材が長尺部材の軸方向へ移動することが規制される。また、クリップは、ブラケットの溝に設けられた一対のブラケット側係合部のそれぞれと係合する一対のクリップ側係合部を有している。クリップ側係合部がブラケット側係合部に係合すると、端末部材が、長尺部材の軸に垂直な方向にブラケットの溝から離脱することが抑制される。
特許文献1において、一対のクリップ側係合部の間の間隔を短くするようにクリップをブラケットの溝に押し込んで変形させることにより、端末部材およびクリップがブラケットに取り付けられている。具体的には、溝が形成されたブラケットの端縁に、傾斜面を有するクリップ側係合部を当接させた状態で、クリップおよび端末部材を溝の深さ方向に押し込むことにより、クリップ側係合部に加わる反力によって、一対のクリップ側係合部が互いに近付く方向に変形する。一対のクリップ側係合部が、ブラケット側係合部に到達すると、変形したクリップが復元して、クリップ側係合部とブラケット側係合部とが係合する。
国際公開第2019/088109号
しかし、特許文献1において、端末部材等の取付部材をブラケットに取り付ける際に、クリップのうち、一対のクリップ側係合部が設けられた部分を同時に変形させて溝に押し込む必要があったため、取付部材をブラケットの溝に係合させる際に、比較的大きな力が必要であった。
そこで、本発明は、より低い力でブラケットに取付部材を取り付けることが可能な固定構造の提供を目的とする。
本発明の固定構造は、端縁から溝状に切り欠かれた取付溝を有する板状のブラケットに長尺部材を固定するための固定構造であって、前記固定構造は、前記長尺部材と、前記長尺部材が接続され、前記ブラケットに取り付けられる筒状の取付部材と、前記取付部材の外周に、前記長尺部材の軸周り方向に沿って取り付けられるクリップとを備え、前記取付溝は、前記端縁からの前記取付溝の高さ方向となる第1方向と、前記ブラケットの厚さ方向となる第2方向とに垂直な前記取付溝の溝幅方向となる第3方向に互いに離間して設けられた第1被係合部および第2被係合部を有し、前記取付部材は、前記クリップが装着される被装着部を備え、前記クリップは、前記取付溝の前記第1被係合部に係合して、前記第1方向で前記取付溝から離脱する離脱方向へと前記取付部材および前記クリップが移動することを抑制する第1係合部と、前記第1係合部に対して前記第3方向で離間して設けられ、前記取付溝の前記第2被係合部に係合して、前記離脱方向へと前記取付部材および前記クリップが移動することを抑制する第2係合部と、前記取付部材の周方向に沿って延び、前記被装着部に装着される装着部とを備え、前記第1係合部は、前記取付部材の周方向で前記装着部の一端側に設けられ、前記第2係合部は、前記取付部材の周方向で前記装着部の他端側に設けられ、前記装着部は、前記取付部材および前記クリップが前記ブラケットの前記取付溝に取り付けられる際に、前記第3方向で前記第1係合部と前記第2係合部との間の距離が短くなるように弾性変形可能であり、前記第1係合部は、前記取付部材および前記クリップが前記ブラケットの前記取付溝に取り付けられる際に、前記取付溝の前記端縁側となる開口縁に当接する第1傾斜面を有し、前記第2係合部は、前記取付部材および前記クリップが前記ブラケットの前記取付溝に取り付けられる際に、前記取付溝の前記端縁側となる開口縁に当接する第2傾斜面を有し、前記取付部材および前記クリップが前記ブラケットの前記取付溝に取り付けられる際に、前記第2係合部が前記第2被係合部に到達するよりも先に、前記第1係合部が前記第1被係合部に到達するように、前記第1傾斜面の前記端縁に対する角度θ1は、前記第2傾斜面の前記端縁に対する角度θ2よりも大きい。
本発明の固定構造によれば、より低い力でブラケットに取付部材を取り付けることが可能となる。
本発明の一実施形態の固定構造を示す斜視図である。 図1の固定構造の取付部材にクリップが取り付けられる前の状態を示す概略側面図である。 図1の固定構造の取付部材にクリップが取り付けられた後の状態を示す概略側面図である。 図1の固定構造に用いられるクリップの斜視図である。 図1の固定構造に用いられるクリップの正面図である。 図1の固定構造において、クリップとブラケットとが係合する前の状態を示す概略図である。 クリップの第1係合部および第2係合部に、ブラケットの端縁が接触したときに加わる力を示す模式図である。 クリップの第1係合部が先行して挿入方向に移動している状態を示す概略図である。 図8に示される状態からさらに第1係合部が挿入方向にさらに移動して、第1被係合部に係合し、第2係合部は第2被係合部に係合していない状態を示す概略図である。 図9に示される状態から第2係合部が挿入方向に移動して、第2係合部が第2被係合部に係合した状態を示す概略図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態の固定構造を説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまで一例であり、本発明の固定構造は、以下の実施形態に限定されるものではない。
図1に示されるように、本実施形態の固定構造1は、長尺部材2と、長尺部材2が接続され、ブラケットBに取り付けられる筒状の取付部材3と、取付部材3の外周に、長尺部材2の軸X周り方向に沿って取り付けられるクリップ4とを備えている。
固定構造1は、ブラケットBに長尺部材2を固定する構造である。固定構造1は、ブラケットBを介して、所定の取付対象(図示せず)に、長尺部材2、取付部材3等の各部材を取り付ける。本実施形態では、固定構造1は、長尺部材2、取付部材3およびクリップ4を含む長尺部材アッセンブリAをブラケットBに固定する。本実施形態では、長尺部材アッセンブリAはコントロールケーブルアッセンブリであり、ブラケットBを介して取付対象である車体に取り付けられる。なお、固定構造1による取付対象は車体に限定されず、長尺部材アッセンブリAは、コントロールケーブルアッセンブリに限定されない。
ブラケットBは、取付部材3が取り付けられる部位である。ブラケットBに取付部材3が取り付けられることにより、長尺部材アッセンブリAが車体等の取付対象に取り付けられる。ブラケットBは、本実施形態では、図1に示されるように板状の取付部位として構成されている。ブラケットBの構造は特に限定されず、ブラケットBは板状の部材であってもよいし、板状の壁部を有する箱状の部材であってもよい。なお、ブラケットBは、ボルトナット等の固定部材によって車体等に対して着脱可能に取り付けられてもよいし、車体等の取付対象に一体に設けられていてもよい。
ブラケットBは、図1および図6に示されるように、ブラケットBの端縁B1から溝状に切り欠かれた取付溝B2を有している。端縁B1は、板状のブラケットBの厚さ方向に延びるブラケットBの縁部分(図1における上縁)である。取付溝B2は、端縁B1において、クリップ4が取り付けられた取付部材3を挿入できるように開口している。後述するように、クリップ4が取り付けられた取付部材3が取付溝B2に取り付けられる際に、端縁B1に設けられた開口縁Eにクリップ4の第1係合部41および第2係合部42が当接しながら、取付部材3が取付溝B2に押し込まれる。なお、本明細書において、ブラケットBの端縁B1からの取付溝B2の高さ方向(端縁B1から離れる方向)を、第1方向D1と呼び、板状のブラケットBの厚さ方向を第2方向D2と呼び、第1方向D1と第2方向D2との両方に垂直な方向となる取付溝B2の溝幅方向を第3方向D3と呼ぶ。また、第1方向D1のうち、取付部材3が取付溝B2に挿入される方向を挿入方向D11と呼び、取付部材3が取付溝B2から離脱する方向を離脱方向D12と呼ぶ。
ブラケットBの取付溝B2は、図1および図6に示されるように、取付溝B2の溝幅方向となる第3方向D3に互いに離間して設けられた第1被係合部B21および第2被係合部B22を有している。また、取付溝B2は、図1および図6に示されるように、取付部材3が挿入される挿入部B23と、取付部材3が設置される設置部B24とをさらに有している。本実施形態では、取付溝B2は、板状のブラケットBの端縁B1から略U字状に切り欠かれた部位として示されているが、取付溝B2の形状は特に限定されない。
挿入部B23は、取付部材3がブラケットBの設置部B24に設置される過程で、取付部材3が挿入される入り口となる部位である。本実施形態では、ブラケットBの挿入部B23側の端部には、挿入方向D11に向かって、互いに対する第3方向D3の間隔(図6における左右方向)が狭くなるように設けられたテーパー部T、Tが形成されている。本実施形態では、クリップ4が取り付けられた取付部材3が取付溝B2に取り付けられる際に、後述する第1係合部41の第1傾斜面41aおよび第2係合部42の第2傾斜面42aが、取付溝B2の開口縁Eに設けられたテーパー部Tに当接する。テーパー部Tが設けられている場合、クリップ4が取り付けられた取付部材3を挿入方向D11へと移動させやすくすることができる。
設置部B24は、取付部材3が設置される部位である。本実施形態では、取付部材3の軸部33aが設置部B24に設置される。設置部B24の形状は、軸部33aの外形に沿った形状であることが好ましい。しかし、設置部B24の形状は、取付部材3(軸部33a)を設置することができれば特に限定されない。
第1被係合部B21は、クリップ4の第1係合部41と係合する。クリップ4の第1係合部41がブラケットBの第1被係合部B21と係合することにより、クリップ4の離脱方向D12への移動が抑制される。これにより、クリップ4が取り付けられた取付部材3の離脱方向D12への移動が抑制される。第1被係合部B21の形状は、クリップ4の第1係合部41と係合し、クリップ4および取付部材3の離脱方向D12への移動を抑制することができれば特に限定されず、クリップ4の第1係合部41の形状に応じて適宜変更が可能である。
本実施形態では、第1被係合部B21は、図1および図6に示されるように、設置部B24の第1方向D1に延びる内面に対して第3方向D3に凹んだ凹部として形成されている。第1被係合部B21は、本実施形態では、図1および図6に示されるように、離脱方向D12側に設けられた第1壁部B211と、挿入方向D11側に設けられた第2壁部B212とを有している。第1壁部B211は、取付部材3に離脱方向D12に移動する力が加わったときに、取付部材3に取り付けられたクリップ4の第1係合部41と係合して、取付部材3の離脱を抑制する。第1壁部B211は、取付部材3の離脱を抑制できるように設けられていればよく、図示された傾斜角度に限定されない。第2壁部B212は、後述する第1係合部41の第1傾斜面41aと対向する。第2壁部B212は、取付部材3がブラケットBに取り付けられた状態で、第1係合部41の第1傾斜面41aと接触していてもよいし、離間していてもよい。
第2被係合部B22は、クリップ4の第2係合部42と係合する。クリップ4の第2係合部42がブラケットBの第2被係合部B22と係合することにより、クリップ4の離脱方向D12への移動が抑制される。これにより、クリップ4が取り付けられた取付部材3の離脱方向D12への移動が抑制される。第2被係合部B22の形状は、クリップ4の第2係合部42と係合し、クリップ4および取付部材3の離脱方向D12への移動を抑制することができれば特に限定されず、クリップ4の第2係合部42の形状に応じて適宜変更が可能である。
本実施形態では、第2被係合部B22は、図1および図6に示されるように、設置部B24の第1方向D1に延びる内面に対して第3方向D3に凹んだ凹部として形成されている。第2被係合部B22は、本実施形態では、図1および図6に示されるように、離脱方向D12側に設けられた第1壁部B221と、挿入方向D11側に設けられた第2壁部B222とを有している。第1壁部B221は、取付部材3に離脱方向D12に移動する力が加わったときに、取付部材3に取り付けられたクリップ4の第2係合部42と係合して、取付部材3の離脱を抑制する。第1壁部B221は、取付部材3の離脱を抑制できるように設けられていればよく、図示された傾斜角度に限定されない。第2壁部B222は、後述する第2係合部42の第2傾斜面42aと対向する。第2壁部B222は、取付部材3がブラケットBに取り付けられた状態で、第2係合部42の第2傾斜面42aと接触していてもよいし、離間していてもよい。
第1被係合部B21および第2被係合部B22の形状および大きさは、クリップ4の第1係合部41および第2係合部42のそれぞれと係合することができれば、特に限定されず、クリップ4の第1係合部41および第2係合部42と対応する形状または大きさである必要はない。また、第1被係合部B21および第2被係合部B22は、互いに対応する形状であってもよいし、互いに異なる形状であってもよい。
長尺部材2は、取付部材3に接続されて、取付部材3を介してブラケットBに固定される長尺の部材である。長尺部材2の形状および構造は、取付部材3に接続されて、取付部材3を介してブラケットBに固定される長尺の部材であれば、特に限定されない。本実施形態では、長尺部材2は、操作力を伝達するコントロールケーブルであるが、長尺部材は電気的なケーブルであってもよい。
本実施形態では、長尺部材2は、図1に示されるように、第1長尺部材21および第2長尺部材22を有しており、第1長尺部材21および第2長尺部材22は、取付部材3によって軸X方向(本実施形態では、第2方向D2と同方向となる)に接続されている。本実施形態では、第1長尺部材21は、コントロールケーブルのアウターケーシングであり、第2長尺部材22は、インナーケーブル23が挿通されるガイドパイプである。本実施形態では、第1長尺部材21、第2長尺部材22および取付部材3には、インナーケーブル23が挿通されている。インナーケーブル23の一方の端部はシフトレバーなどの操作部(図示せず)に接続され、他方の端部はトランスミッションなどの被操作部(図示せず)にロッドRを介して接続される。操作部を操作することにより、インナーケーブル23が操作され、被操作部にロッドRを介してインナーケーブル23の操作力が伝達される。第1長尺部材21の一方の端部は、取付部材3に取り付けられ、第1長尺部材21の他方の端部(図示せず)は操作部側の所定の取付部位に取り付けられる。また、第2長尺部材22の一方の端部は、取付部材3に揺動可能に取り付けられ、第2長尺部材22の他方の端部(図示せず)は被操作部側において、インナーケーブル23の端部に接続されたロッドRが導出されている。なお、本実施形態では、2つの長尺部材21、22が取付部材3に接続されているが、取付部材3に接続される長尺部材の数は限定されず、1つであっても構わない。
取付部材3は、長尺部材2が接続され、ブラケットBに取り付けられる筒状の部材である。取付部材3は、長尺部材2が接続された状態で、ブラケットBに取り付けられることにより、長尺部材2を取付対象の所定の位置に保持する。ここで、「筒状」とは、長尺部材2を接続可能な内部空間を有している、実質的に円筒形状、角筒形状などの筒型形状を有していることをいう。また、筒状の取付部材3は、軸X方向で外径や外形が異なる複数の部分を有していてもよいし、取付部材3の外周面は、軸X方向および周方向に沿って凹凸を有していてもよい。
取付部材3の形状および構造は、長尺部材2を接続可能で、ブラケットBに取り付け可能であり、クリップ4の装着が可能であれば、特に限定されない。取付部材3は、図1および図2に示されるように、クリップ4が装着される被装着部31を備えている。また、本実施形態では、取付部材3は、長尺部材2が接続される接続部32と、取付部材3がブラケットBに固定されたときにブラケットBを第2方向D2に挟み込み、取付部材3の第2方向D2への移動を抑制する挟持部33とをさらに備えている。
接続部32は、長尺部材2が接続される部位である。本実施形態では、接続部32は、図1および図2に示されるように、取付部材3の軸X方向で一端側に設けられ、第1長尺部材21が接続される筒状の第1接続部321と、取付部材3の軸X方向で他端側に設けられ、第2長尺部材22が接続される筒状の第2接続部322とを備えている。本実施形態では、軸X方向で第1接続部321と第2接続部322との間に、被装着部31および挟持部33が設けられている。また、本実施形態では、取付部材3は、軸X方向の両端に開口部を有し、両端の開口部は連通して取付部材3の内側空間を形成している。本実施形態では、取付部材3の内側空間には、接続部32に接続された第1長尺部材21および第2長尺部材22が配置されるとともに、インナーケーブル23が挿通されている。接続部32の形状および構造は、長尺部材2を接続することができれば、特に限定されない。
挟持部33は、取付部材3がブラケットBに固定されたときに、ブラケットBを第2方向D2で挟み込む。これにより、取付部材3の第2方向D2への移動が抑制されて、長尺部材2は、車体等の取付対象に対して所定の位置および配索経路に保持される。本実施形態では、挟持部33は、図1~図3に示されるように、ブラケットBの取付溝B2に挿入される軸部33aと、軸部33aの軸X方向で両側に配置され、ブラケットBの両面のそれぞれに軸X方向に係合可能な壁部33b、33cとを有している。軸部33aは、取付溝B2の第3方向D3での溝幅に対応した外径を有する円筒状に形成されている。壁部33bは、軸部33aの軸X方向で一方側に設けられ、取付溝B2の溝幅よりも幅広に形成されている。これにより、壁部33bは、ブラケットBの一方の面と当接して、取付部材3の軸X方向で一方の移動を抑制する。壁部33cは、軸部33aの軸X方向で他方側に設けられ、取付溝B2の溝幅よりも幅広に形成されている。これにより、壁部33cは、ブラケットBの他方の面と当接して、取付部材3の軸X方向で他方の移動を抑制する。本実施形態では、壁部33cは、クリップ4が装着される被装着部31の一方の端面によって構成されている。なお、取付部材3の軸X方向で他方への移動は、クリップ4の軸X方向の端面がブラケットBの他方の面と当接することにより抑制されてもよい。
被装着部31はクリップ4が装着される部位である。図1~図3に示されるように、クリップ4は、被装着部31の外周に装着される。被装着部31の大きさや形状は、後述するクリップ4の装着部43を装着可能であれば、特に限定されない。本実施形態では、被装着部31は、クリップ4の装着部43の形状に少なくとも部分的に対応した外周面を有している。本実施形態においては、被装着部31はクリップ4の装着部43の内周の形状に対応した円弧面を有している(図5の二点鎖線参照)。
クリップ4は、取付部材3に取り付けられ、取付部材3がブラケットBに取り付けられたときに、クリップ4に設けられた第1係合部41および第2係合部42がブラケットBに係合することにより、取付部材3がブラケットBから外れることを抑制する。クリップ4は、図1に示されるように、取付部材3の外周に、長尺部材2の軸X周り方向に沿って取り付けられる。
クリップ4は、図1および図4~図6に示されるように、取付溝B2の第1被係合部B21に係合して(図10参照)、離脱方向D12へと取付部材3およびクリップ4が移動することを抑制する第1係合部41と、第1係合部41に対して第3方向D3で離間して設けられ、取付溝B2の第2被係合部B22に係合して、離脱方向D12へと取付部材3およびクリップ4が移動することを抑制する第2係合部42と、取付部材3の周方向に沿って延び、被装着部31に装着される装着部43とを備えている。また、本実施形態では、クリップ4は、第1係合部41および第2係合部42を第3方向D3で互いに連結する連結部44を備えている。また、本実施形態では、クリップ4は、第1係合部41および第2係合部42が第3方向D3で互いに近付くように操作可能なつまみ部45を備えている。
クリップ4の全体的な形状および構造は、クリップ4が第1係合部41、第2係合部42および装着部43を有していれば、特に限定されない。本実施形態では、クリップ4は、図4および図5に示されるように、第1係合部41、装着部43および第2係合部42によって構成される部分が、軸X方向に見たときに略U字状となるように形成されている。本明細書において、略U字状またはU字状とは、全体的な概略形状がU字の部分を含んでいることを意味し、厳密なU字形状に限定されず、概略形状がU字の部分に加えて別の部位を有していてもよい。なお、本実施形態では、クリップ4は、連結部44をさらに含めると軸X方向に見たときに環状になっている。クリップ4の材料は特に限定されないが、弾性変形可能な合成樹脂または金属によって構成されることが好ましい。
装着部43は、取付部材3の被装着部31に装着される部位である。装着部43は、取付部材3の被装着部31の周方向に沿って延びており、被装着部31の外周の少なくとも一部に沿って装着される。装着部43の形状は、取付部材3の被装着部31に装着可能であれば、特に限定されない。本実施形態では、装着部43は、図4および図5に示されるように、略U字状に形成され、外周に円弧面を有する被装着部31の周方向に沿って装着される(図5参照)。
装着部43は、取付部材3およびクリップ4がブラケットBの取付溝B2に取り付けられる際に、第3方向D3で第1係合部41と第2係合部42との間の距離が短くなるように弾性変形可能に構成されている。装着部43が弾性変形可能であることにより、後述するように、第1係合部41と第2係合部42との間の第3方向D3での距離が短くなるように装着部43が変形した後、第1係合部41および第2係合部42が第1被係合部B21および第2被係合部B22の位置まで到達したときに、装着部43が弾性復帰する。これにより、第1係合部41と第1被係合部B21とが係合し、第2係合部42が第2被係合部B21と係合することができ、取付部材3の離脱方向D12への移動が抑制される(図10参照)。本実施形態では、図5に示されるように、クリップ4が取付部材3(図5の二点鎖線参照)に取り付けられた状態で、取付部材3の被装着部31と、装着部43の端部領域の内面との間には、所定の大きさの空間Sを有している。この空間Sにより、第1係合部41と第2係合部42とが第3方向D3で近付く際に、第1係合部41および第2係合部42の近傍の装着部43の両端領域が内側に撓むことができる。
第1係合部41は、取付溝B2の第1被係合部B21に係合して、離脱方向D12へと取付部材3およびクリップ4が移動することを抑制する。第1係合部41は、図4および図5に示されるように、取付部材3の周方向で装着部43の一端側に設けられている。また、第1係合部41は、図1および図4に示されるように、装着部43の一端側から第2方向D2に突出して設けられている。これにより、クリップ4が取付部材3に取り付けられた状態で、第1係合部41は、軸X方向で取付溝B2内に入る軸部33aの位置に対応した位置に配置される(図3参照)。これにより、軸部33aが取付溝B2内に配置されたときに、第1係合部41は第1被係合部B21と係合する。
第1係合部41の全体的な形状および構造は、第1係合部41が第1被係合部B21に係合して、離脱方向D12へと取付部材3およびクリップ4が移動することを抑制することができれば特に限定されない。本実施形態では、第1係合部41は、図4および図5に示されるように、第3方向D3で外側(第2係合部42から離れる方向)へと突出する凸部として形成されている。詳細は後述するが、本実施形態では、第1係合部41は、図1、図4および図5に示されるように、取付部材3およびクリップ4がブラケットBの取付溝B2に取り付けられる際に、取付溝B2の端縁B1側となる開口縁Eに当接する第1傾斜面41aを有している。また、本実施形態では、第1係合部41は、取付部材3およびクリップ4に、離脱方向D12へ力が加わった場合に、第1被係合部B21と係合する第1係合面41bを有している。本実施形態では、図4および図5に示されるように、第1係合部41において、挿入方向D11側に第1傾斜面41aが設けられ、離脱方向D12側に第1係合面41bが設けられ、第1係合部41は略三角形状の凸部として形成されている。
第1係合面41bは、図10に示されるように、取付溝B2の第1被係合部B21と係合して、クリップ4が取り付けられた取付部材3の離脱方向D12への移動を抑制する。第1係合面41bは、第1係合部41の離脱方向D12側に設けられている。第1係合面41bは、第1係合面41bの離脱方向D12側に対向して設けられた第1被係合部B21と係合する。より具体的には、第1係合面41bは、第1被係合部B21の離脱方向D12側に設けられた第1壁部B211と離脱方向D12で係合することにより、第1係合部41が第1被係合部B21から外れることが抑制される。第1係合面41bの傾斜角度は、第1係合面41bが第1被係合部B21と係合して、取付部材3およびクリップ4がブラケットBの取付溝B2から離脱することを抑制できるように設けられていればよく、図示する傾斜角度に限定されない。
第1傾斜面41aは、クリップ4が取り付けられた取付部材3が取付溝B2に挿入される際に、取付溝B2の端縁B1側の開口縁Eに当接するように構成されている。第1傾斜面41aが取付溝B2の開口縁Eに当接した状態で、取付部材3がブラケットBに対してさらに挿入方向D11に押し込まれたときに、開口縁Eから、第1係合部41が第3方向D3で第2係合部42側に移動する反力を受けるように、第1傾斜面41aは傾斜している。これにより、クリップ4が取り付けられた取付部材3が取付溝B2に挿入されるときに、第1傾斜面41aが開口縁Eから受ける反力によって、第1係合部41が第2係合部42側へ近付くように装着部43が弾性変形して、クリップ4が取付溝B2において挿入方向D11へ移動することができる。本実施形態では、第1傾斜面41aは、図4および図5に示されるように、挿入方向D11へ進むにつれて、第3方向D3で内側(第1係合部41と第2係合部42との中間位置)へ近付くように傾斜している。第1傾斜面41aは、本実施形態では、平坦面によって構成されているが、わずかに湾曲していてもよい。
第2係合部42は、取付溝B2の第2被係合部B22に係合して、離脱方向D12へと取付部材3およびクリップ4が移動することを抑制する。第2係合部42は、図4および図5に示されるように、取付部材3の周方向で装着部43の他端側に設けられている。また、第2係合部42は、図1および図4に示されるように、装着部43の他端側から第2方向D2に突出して設けられている。これにより、クリップ4が取付部材3に取り付けられた状態で、第2係合部42は、軸X方向で取付溝B2内に入る軸部33aの位置に対応した位置に配置される(図3参照)。これにより、軸部33aが取付溝B2内に配置されたときに、第2係合部42は第2被係合部B221と係合する。
第2係合部42の全体的な形状および構造は、第2係合部42が第2被係合部B22に係合して、離脱方向D12へと取付部材3およびクリップ4が移動することを抑制することができれば特に限定されない。本実施形態では、第2係合部42は、図4および図5に示されるように、第3方向D3で外側(第1係合部41から離れる方向)へと突出する凸部として形成されている。詳細は後述するが、本実施形態では、第2係合部42は、図1、図4および図5に示されるように、取付部材3およびクリップ4がブラケットBの取付溝B2に取り付けられる際に、取付溝B2の端縁B1側となる開口縁Eに当接する第2傾斜面42aを有している。また、本実施形態では、第2係合部42は、取付部材3およびクリップ4に、離脱方向D12へ力が加わった場合に、第2被係合部B22と係合する第2係合面42bを有している。本実施形態では、図4および図5に示されるように、第2係合部42において、挿入方向D11側に第2傾斜面42aが設けられ、離脱方向D12側に第2係合面42bが設けられ、第2係合部42は略三角形状の凸部として形成されている。
第2係合面42bは、図10に示されるように、取付溝B2の第2被係合部B22と係合して、クリップ4が取り付けられた取付部材3の離脱方向D12への移動を抑制する。第2係合面42bは、第2係合部42の離脱方向D12側に設けられている。第2係合面42bは、第2係合面42bの離脱方向D12側に対向して設けられた第2被係合部B22と係合する。より具体的には、第2係合面42bは、第2被係合部B22の離脱方向D12側に設けられた第1壁部B221と離脱方向D12で係合することにより、第2係合部42が第2被係合部B22から外れることが抑制される。第2係合面42bの傾斜角度は、第2被係合部B22と係合して、取付部材3およびクリップ4がブラケットBの取付溝B2から離脱することを抑制できるように設けられていればよく、図示する傾斜角度に限定されない。
第2傾斜面42aは、クリップ4が取り付けられた取付部材3が取付溝B2に挿入される際に、取付溝B2の端縁B1側の開口縁Eに当接するように構成されている。第2傾斜面42aが取付溝B2の開口縁Eに当接した状態で、取付部材3がブラケットBに対してさらに挿入方向D11に押し込まれたときに、開口縁Eから、第2係合部42が第3方向D3で第1係合部41側に移動する反力を受けるように、第2傾斜面42aは傾斜している。これにより、クリップ4が取り付けられた取付部材3が取付溝B2に挿入されるときに、第2傾斜面42aが開口縁Eから受ける反力によって、第2係合部42が第1係合部41側へ近付くように装着部43が弾性変形して、クリップ4が取付溝B2において挿入方向D11へ移動することができる。本実施形態では、第2傾斜面42aは、図4および図5に示されるように、挿入方向D11へ進むにつれて、第3方向D3で内側(第1係合部41と第2係合部42との中間位置)へ近付くように傾斜している。第2傾斜面42aは、本実施形態では、平坦面によって構成されているが、わずかに湾曲していてもよい。
連結部44は、図4および図5に示されるように、取付部材3の周方向で離間している第1係合部41および第2係合部42を互いに繋いでいる。連結部44は、クリップ4が取付部材3に取り付けられた状態で、取付部材3の離脱方向D12側に位置している。連結部44は、第1係合部41および第2係合部42の互いに対する離間および近接が可能な弾性を有している。そのため、第1係合部41および第2係合部42が初期状態に対して近接した場合は、連結部44の弾性により第1係合部41および第2係合部42が互いに離間する方向へ付勢力を付与し、第1係合部41および第2係合部42が初期状態に対して互いに離間した場合は、第1係合部41および第2係合部42が近接する方向へ付勢力を付与する。
連結部44の形状および構造は、第1係合部41および第2係合部42の互いに対する離間および近接が可能な弾性を有していれば、特に限定されない。本実施形態では、図4および図5に示されるように、連結部44はジグザグ形状に折れ曲がっている。具体的には、連結部44は、折れ曲がった板状に構成され、板状の連結部44が挿入方向D11側と離脱方向D12側とに折り返し部を有するように設けられている。
本実施形態では、クリップ4は、図4および図5に示されるように、一対のつまみ部45を有している。つまみ部45は、第3方向D3で互いに近付くように操作されることにより、第1係合部41および第2係合部42が互いに近付くように装着部43を弾性変形させる。これにより、つまみ部45を操作して第1係合部41と第1被係合部B21との間の係合および第2係合部42と第2被係合部B22との間の係合を解除して、ブラケットBから取付部材3を離脱させることができる。つまみ部45の形状は、互いに近付くように操作されることにより、第1係合部41および第2係合部42が互いに近付くように装着部43を弾性変形されることができれば、特に限定されない。本実施形態では、つまみ部45は、第1係合部41および第2係合部42の離脱方向D12側に第1係合部41および第2係合部42に連続して設けられた板状片である。
つぎに、取付部材3がブラケットBに取り付けられるまでの取り付け工程の一例を説明する。なお、以下に説明する取り付け工程はあくまで一例であり、本発明は以下の説明により限定されるものではない。
まず、図2に示されるように、長尺部材2が接続された取付部材3に対してクリップ4が取り付けられる。クリップ4は、例えば、図2に示されるように、取付部材3の第2方向D2の一端側(本実施形態では、第2接続部322側)からクリップ4を第2方向D2(軸X方向)に移動させて、クリップ4を取付部材3に取り付ける。具体的には、図2および図3に示されるように、クリップ4の装着部43が、取付部材3の被装着部31に取り付けられることにより、クリップ4が取付部材3に取り付けられる。
図1および図3に示されるように、クリップ4が取付部材3に接続されると、取付部材3(長尺部材アッセンブリA)をブラケットBの取付溝B2に取り付ける。具体的には、取付部材3をブラケットBの取付溝B2に対して挿入方向D11に移動させることにより、または、ブラケットBを取付部材3に対して移動させることにより、取付部材3がブラケットBに取り付けられる。
このとき、図1および図3に示されるように、ブラケットBの取付溝B2の位置に、取付部材3の挟持部33(軸部33a)が位置するように、取付部材3およびブラケットBを配置し、取付部材3をブラケットBの取付溝B2に挿入する。これにより、取付部材3の軸部33aが取付溝B2の挿入部B23から設置部B24に向かって入っていく。
そのまま、取付部材3を挿入方向D11に押し込むと、取付溝B2の開口縁Eに、第1係合部41の第1傾斜面41aおよび第2係合部42の第2傾斜面42aが当接する。詳細は後述するが、取付溝B2の開口縁Eに第1傾斜面41aおよび第2傾斜面42aが当接した状態で、取付部材3を挿入方向D11に押し込んでいくと、開口縁Eから加わる、第1傾斜面41aおよび第2係合部42への反力によって、第1係合部41と第2係合部42とが互いに近付くように装着部43が弾性変形する。これにより、第1係合部41および第2係合部42は、図10に示されるように、第1被係合部B21および第2被係合部B22にそれぞれ係合し、取付部材3のブラケットBへの取り付けが完了する。
この取付完了状態において、取付部材3に離脱方向D12の力が加わった場合、取付部材3からクリップ4に離脱方向D12の力が伝わる。クリップ4は、第1係合部41および第2係合部42が第1被係合部B21および第2被係合部B22とそれぞれ係合しているので、クリップ4の離脱方向D12の移動が抑制される。これにより、クリップ4が取り付けられた取付部材3の離脱方向D12への移動も抑制される。
本実施形態では、取付部材3およびクリップ4がブラケットBの取付溝B2に取り付けられる際に、第2係合部42が第2被係合部B22に到達するよりも先に、第1係合部41が第1被係合部B21に到達するように、図5および図7に示されるように、第1傾斜面41aの、ブラケットBの端縁B1に対する角度θ1は、第2傾斜面42aの、端縁B1に対する角度θ2よりも大きい。ここで、第1傾斜面41aの、ブラケットBの端縁B1に対する角度θ1は、第1傾斜面41aおよび第2傾斜面42aがブラケットBの端縁B1に同時に当接すると仮定したときの、端縁B1と第1傾斜面41aとの間の角度(鋭角)である。なお、図1および図6に示されるように、開口縁Eがテーパー部Tを有している場合、角度θ1は、ブラケットBの端縁B1を延長した線と第1傾斜面41aとの間の角度をいう。また、第1傾斜面41aがわずかに湾曲している場合、角度θ1は、第1傾斜面41aと端縁B1(開口縁E)とが当接した箇所における接線と、端縁B1(または端縁B1を延長した線)との間の角度とする。同様に、第2傾斜面42aの、ブラケットBの端縁B1に対する角度θ2は、第1傾斜面41aおよび第2傾斜面42aがブラケットBの端縁B1に同時に当接すると仮定したときの、端縁B1と第2傾斜面42aとの間の角度(鋭角)である。また、図1および図6に示されるように、開口縁Eがテーパー部Tを有している場合、角度θ2は、ブラケットBの端縁B1を延長した線と第2傾斜面42aとの間の角度をいう。また、第2傾斜面42aがわずかに湾曲している場合、角度θ2は、第2傾斜面42aと端縁B1(開口縁E)とが当接した箇所における接線と、端縁B1(または端縁B1を延長した線)との間の角度とする。
なお、角度θ1および角度θ2は、取付部材3およびクリップ4がブラケットBの取付溝B2に取り付けられる際に、第2係合部42が第2被係合部B22に到達するよりも先に、第1係合部41が第1被係合部B21に到達するように設定されていれば、特に限定されない。角度θ1が角度θ2よりも大きければ、所定の効果を得ることができる。角度θ1と角度θ2との間の差は、特に限定されないが、例えば、3°~20°、好ましくは5°~10°とすることができる。角度θ1と角度θ2との間の差を3°~20°、好ましくは5°~10°とすることにより、後述するように、取付部材3をブラケットBに取り付ける際の挿入力を容易に低下させることができる。角度θ1および角度θ2のそれぞれの角度は、角度θ1と角度θ2との間に角度の差が生じていれば、特に限定されない。ブラケットBの開口縁Eの形状等の諸条件によって適宜変更されてもよい。角度θ1は、30°~70°、好ましくは50°~60°であり、角度θ2は、20°~60°、好ましくは45°~55°とすることができる。なお、本実施形態では、ブラケットBの開口縁Eにおいてテーパー部Tが設けられており、図6に示されるようにテーパー部が設けられている場合(テーパー部Tと二点鎖線で示される挿入部B23との間の角度が例えば60°)と、図7の概略図のように、ブラケットBの開口縁Eにおいて、端縁B1に対して取付溝B2が垂直に延びている場合とで、取付部材3をブラケットBに取り付けやすくなるように、角度θ1および角度θ2の大きさを適宜変更してもよい。
上述したように、本実施形態では、図7に示されるように、第1傾斜面41aの、ブラケットBの端縁B1に対する角度θ1は、第2傾斜面42aの、端縁B1に対する角度θ2よりも大きい。この場合、取付部材3およびクリップ4をブラケットBへ取り付ける際に、図8および図9に示されるように、第1係合部41は第2係合部42よりも先行して挿入方向D11に移動して、第2係合部42が第2被係合部B22に係合するよりも先に、第1係合部41が第1被係合部B21に係合する。したがって、取付部材3およびクリップ4をブラケットBに取り付ける際に、装着部43の第1係合部41側と第2係合部42側とを同時に弾性変形させる必要がなくなる。よって、取付部材3およびクリップ4をブラケットBに取り付けるときの挿入力を低下させることができる。
具体的には、図7に示されるように、クリップ4が取り付けられた取付部材3をブラケット3の取付溝B2に挿入する際に、仮に第1係合部41から取付溝B2の開口縁Eに対して、矢印F1で示す力が加わり、第2係合部42から取付溝B2の開口縁Eに対して、同じ力F1が加わったとする。第1係合部41側においては、力F1は、分力F2および分力F3に分けることができ、第1係合部41には取付溝B2の開口縁Eから反力F4が加わる。第2係合部42側においては、力F1は、分力F20および分力F30に分けることができ、第2係合部42には取付溝B2の開口縁Eから反力F40が加わる。
図7に示されるように、第1傾斜面41aの端縁B1に対する角度θ1が、第2傾斜面42aの端縁B1に対する角度θ2よりも大きいことにより、第1係合部41が取付溝B2の挿入方向D11へ進む力となる分力F3は、第2係合部42が取付溝B2の挿入方向D11へ進む力となる分力F30よりも大きくなる。そのため、図8および図9に示されるように、第1係合部41が第2係合部42に対して、先行して挿入方向D11に移動する。したがって、例えば、図9に示されるように、第1係合部41が第1被係合部B21に係合した後に、第2係合部42が第2係合部B22に係合するように、クリップ4が取り付けられた取付部材3を押し込むことで、図10に示されるように、第2係合部42を第2被係合部B22に係合させることができる。この際、クリップ4が取り付けられた取付部材3を押し込む力は、既に係合している第1係合部41側を弾性変形させる必要がなく、第2係合部42を所定量第3方向D3に弾性変形させる力が必要なだけであり、低い挿入力で取付部材3を取り付けることができる。
また、本実施形態では、第1係合部41側で装着部43が内側に変形する力となる、第1係合部41への開口縁Eからの反力F4の水平方向の分力F5は、第2係合部42側で装着部43が内側に変形する力となる、第2係合部42への開口縁Eからの反力F40の水平方向の分力F50よりも大きくなる。そのため、装着部43は、第2係合部42側と比べて、第1係合部41側で内側への変形が大きくなり、さらに第1係合部41が第2係合部42よりも先行して挿入方向D11に移動しやすくなる。
また、本実施形態では、図5および図10に示されるように、第1被係合部B21と第2被係合部B22とは、第3方向D3に対称であり、第1係合面41bと第2係合面42bとは、第3方向D3に対称である。より具体的には、第1被係合部B21の第1壁部B211と第2被係合部B22の第1壁部B221とは、同じ傾斜角で第3方向D3に対称(図10において、取付溝B2を左右対称に分離する第1方向D1に延びる中心線に対称)に設けられている。また、第1係合面41bと第2係合面42bとは、同じ傾斜角度で第3方向D3に対称に設けられている。この場合、例えば、長尺部材2へ加わる振動等によって、取付部材3がブラケットBから離脱する力が加わった場合、取付部材3の取付溝B2への挿入時とは異なり、装着部43の第1係合部41側と第2係合部42側との両方を同時に弾性変形させる力が必要となる。したがって、本実施形態では、クリップ4が設けられた取付部材3のブラケットBへの挿入力は上述したように低くすることができる一方で、ブラケットBからの離脱はしにくい構造となる。
1 固定構造
2 長尺部材
21 第1長尺部材
22 第2長尺部材
23 インナーケーブル
3 取付部材
31 被装着部
32 接続部
321 第1接続部
322 第2接続部
33 挟持部
33a 軸部
33b、33c 壁部
4 クリップ
41 第1係合部
41a 第1傾斜面
41b 第1係合面
42 第2係合部
42a 第2傾斜面
42b 第2係合面
43 装着部
44 連結部
45 つまみ部
A 長尺部材アッセンブリ
B ブラケット
B1 ブラケットの端縁
B2 取付溝
B21 第1被係合部
B211 第1壁部
B212 第2壁部
B22 第2被係合部
B221 第1壁部
B222 第2壁部
B23 挿入部
B24 設置部
D1 第1方向
D11 挿入方向
D12 離脱方向
D2 第2方向
D3 第3方向
E 取付溝の開口縁
F1、F2、F3、F4、F5、F20、F30、F40、F50 力
R ロッド
S 空間
T テーパー部
X 長尺部材の軸
θ1 第1傾斜面の端縁に対する角度
θ2 第2傾斜面の端縁に対する角度

Claims (4)

  1. 端縁から溝状に切り欠かれた取付溝を有する板状のブラケットに長尺部材を固定するための固定構造であって、
    前記固定構造は、前記長尺部材と、前記長尺部材が接続され、前記ブラケットに取り付けられる筒状の取付部材と、前記取付部材の外周に、前記長尺部材の軸周り方向に沿って取り付けられるクリップとを備え、
    前記取付溝は、前記端縁からの前記取付溝の高さ方向となる第1方向と、前記ブラケットの厚さ方向となる第2方向とに垂直な前記取付溝の溝幅方向となる第3方向に互いに離間して設けられた第1被係合部および第2被係合部を有し、
    前記取付部材は、前記クリップが装着される被装着部を備え、
    前記クリップは、前記取付溝の前記第1被係合部に係合して、前記第1方向で前記取付溝から離脱する離脱方向へと前記取付部材および前記クリップが移動することを抑制する第1係合部と、前記第1係合部に対して前記第3方向で離間して設けられ、前記取付溝の前記第2被係合部に係合して、前記離脱方向へと前記取付部材および前記クリップが移動することを抑制する第2係合部と、前記取付部材の周方向に沿って延び、前記被装着部に装着される装着部とを備え、
    前記第1係合部は、前記取付部材の周方向で前記装着部の一端側に設けられ、前記第2係合部は、前記取付部材の周方向で前記装着部の他端側に設けられ、
    前記装着部は、前記取付部材および前記クリップが前記ブラケットの前記取付溝に取り付けられる際に、前記第3方向で前記第1係合部と前記第2係合部との間の距離が短くなるように弾性変形可能であり、
    前記第1係合部は、前記取付部材および前記クリップが前記ブラケットの前記取付溝に取り付けられる際に、前記取付溝の前記端縁側となる開口縁に当接する第1傾斜面を有し、
    前記第2係合部は、前記取付部材および前記クリップが前記ブラケットの前記取付溝に取り付けられる際に、前記取付溝の前記端縁側となる開口縁に当接する第2傾斜面を有し、
    前記取付部材および前記クリップが前記ブラケットの前記取付溝に取り付けられる際に、前記第2係合部が前記第2被係合部に到達するよりも先に、前記第1係合部が前記第1被係合部に到達するように、前記第1傾斜面の前記端縁に対する角度θ1は、前記第2傾斜面の前記端縁に対する角度θ2よりも大きい、固定構造。
  2. 前記第1係合部は、前記取付部材および前記クリップに、前記離脱方向へ力が加わった場合に、前記第1被係合部と係合する第1係合面を有し、
    前記第2係合部は、前記取付部材および前記クリップに、前記離脱方向へ力が加わった場合に、前記第2被係合部と係合する第2係合面を有し、
    前記第1被係合部と前記第2被係合部とは、前記第3方向に対称であり、
    前記第1係合面と前記第2係合面とは、前記第3方向に対称である、請求項1に記載の固定構造。
  3. 前記装着部は略U字状に形成され、前記第1係合部は、前記装着部の一端側から前記第2方向に突出して設けられ、前記第2係合部は、前記装着部の他端側から前記第2方向に突出して設けられている、請求項1または2に記載の固定構造。
  4. 前記取付部材は、前記長尺部材が接続される接続部と、前記取付部材が前記ブラケットに固定されたときに前記ブラケットを前記第2方向に挟み込み、前記取付部材の前記第2方向への移動を抑制する挟持部とをさらに備えている、請求項1~3のいずれか1項に記載の固定構造。
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