JP2009255702A - シートスライド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロック手段を小型化,簡素化し、コストの低減を図る。
【解決手段】アッパレール5の上面に固定された保持ブラケット19には相互に略平行な一対の鉛直部19c,19dが設けられ、該鉛直部19c,19dには夫々前挿通孔19e,後挿通孔19fが形成されると共に夫々の挿通孔には操作レバー23が挿通され、該操作レバー23には押圧部15dを直接に押圧するレバー先端部23aが設けられ、保持ブラケット19を覆う板ばね20が設けられ、ばね力により上方へ復帰しようとする板ばね20の当接部20dと前挿通孔19e,後挿通孔19fの上部の樹脂カバー22との間に操作レバー23が挟持され、該操作レバー23がロック解除方向へ回動する際には操作レバー23が前方の樹脂カバー22を支点として揺動する一方、操作レバー23に反ロック解除方向の力が作用した際には操作レバー23が後方の樹脂カバー22を支点として反対方向へ揺動する。
【選択図】図1

Description

本発明はシートスライド装置に閲し、特に車両のフロアに固定されるロアレールに、シートに固定されるアッパレールがスライド自在に組み付けられ、ロアレールに対してアッパレールをロックするロック手段を備えたシートスライド装置に関する。
従来、シートスライド装置では、車両のフロアに固定されるロアレールに、シートに固定されるアッパレールがスライド自在に組み付けられている。このシートスライド装置は、ロアレールに対してアッパレールをロックするロック手段を備えている。
ロック手段を備えた従来のシートスライド装置として特許文献1に記載のものがある。ロック手段は、アッパレールに回動自在にラッチレバーを取り付け、該ラッチレバーをばね部材によりロックする方向へ付勢したものであり、該ラッチレバーのロック爪がロアレールに取り付けられたロックプレートの貫通孔に嵌合されるとロアレールに対してアッパレールがロックされる。
そして、ロアレールに対するアッパレールのロックを解除する場合は、操作レバーを引き上げる。すると、アッパレールの上面に固定されたホルダー保持ブラケットに回転自在に支持されたハンドルホルダーの操作片がラッチレバーの押圧部を下方へ押圧する。このとき、ばね部材(棒状ばね)によりロックする方向へ付勢されているラッチレバーは、該ばね部材の付勢力に抗して回動させられる。これにより、ロックプレートの貫通孔に嵌合されたラッチレバーのロック爪がロックプレートの貫通孔から外れ、ロアレールに対するアッパレールのロックが解除される。
特開2006−335105号公報
しかしながら、上述した従来のシートスライド装置のロック手段では、ハンドルホルダーの形状が複雑であるため歩留まりが悪く、製造コストが高くなるという問題がある。また、ホルダー保持ブラケットにばね部材を引っ掛けるため、ホルダー保持ブラケットを大きくする必要があり、コストが更に高くなってしまう。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ロック手段を小型化し、かつ製造コストを低減化したシートスライド装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための請求項1に係る発明の構成は、 車両のフロアに固定されたロアレールに、シートに固定されたアッパレールがスライド自在に組み付けられ、前記ロアレールに対して前記アッパレールをロックするロック手段が設けられ、前記ロック手段は、前記アッパレールの長手方向と略平行な平行回動軸を中心として回動自在なラッチレバーと、該ラッチレバーをロックする方向へ付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗して前記ラッチレバーをロック解除する方向へ回動させるために前記ラッチレバーに形成された押圧部と、前記アッパレールの上面に固定された保持ブラケットと、該保持ブラケットに保持され前記付勢手段の付勢力に抗して前記押圧部を押圧する操作レバーとを備えたシートスライド装置において、前記保持ブラケットには車体前後位置に相互に略平行な一対の鉛直部が設けられ、該鉛直部には夫々前挿通孔,後挿通孔が形成されると共に夫々の挿通孔には前記操作レバーが挿通され、前記操作レバーには前記押圧部を直接に押圧するレバー先端部が設けられ、前記一対の鉛直部の外側にばねが設けられ、該ばねの一対の自由端部が下方から前記操作レバーに当接し、ばね力により上方へ復帰しようとする前記ばねの一対の自由端部と前記前挿通孔,後挿通孔の上面部との間に前記操作レバーが挟持され、前記操作レバーがロック解除方向へ回動する際には前記操作レバーが保持ブラケットの前記前挿通孔の上面部を支点として揺動する一方、前記操作レバーに反ロック解除方向の力が作用した際には前記操作レバーが前記後挿通孔の上面部を支点として反対方向へ揺動することを特徴とする。
この発明によれば、ばね力により上方へ復帰しようとするばねの一対の自由端部により、操作レバーは上方へ付勢された状態で前挿通孔,後挿通孔の上面部との間に挟持されている。そして、操作レバーをロック解除する方向へ操作すると、操作レバーが保持ブラケットの前挿通孔の上面部を中心として回動しレバー先端部が押圧部を直接に押圧する一方、操作レバーに反ロック解除方向の力が作用すると操作レバーが保持ブラケットの後挿通孔の上面部を中心として反対方向へ回動し、操作レバー等の破損が未然に回避される。
請求項2に係る発明の構成は、請求項1に記載のシートスライド装置において、前記操作レバーの上面には一対の上向凹部が夫々形成され、該一対の上向凹部の夫々に前記前挿通孔および前記後挿通孔の上面部が入り込む一方、前記操作レバーの下面には下向凹部が形成され、該下向凹部には前記後挿通孔側の前記ばねの自由端部が入り込んでいることを特徴とする。
この発明によれば、操作レバーの上向凹部に挿通孔の上面部が入り込み、下向凹部には前記ばねの一方の自由端部が入り込んでいるので、操作レバーが保持ブラケットに対して軸方向で位置決めされる。
請求項3に係る発明の構成は、請求項1または2に記載のシートスライド装置において、前記ばねが板ばねであり、該板ばねの両端近傍に前記前挿通孔および後挿通孔と対応する係止孔が形成され、該係止孔に前記操作レバーが挿通されていることを特徴とする。
この発明によれば、操作レバーが保持ブラケットの挿通孔と板ばねの係止孔との双方に挿通され、操作レバーが板ばねの一対の自由端部により上方へ引き上げられ、板ばねの自由端部と前挿通孔,後挿通孔の上面部との間に挟持されるので、安定して保持される。
請求項1に係る発明によれば、操作レバーにはラッチレバーの押圧部を直接に押圧するレバー先端部が設けられているので、従来のようにハンドルホルダーを設ける必要がなく、ハンドルホルダーの歩留まりが問題にならないので、製造コストが高くなるという問題は生じない。また、保持ブラケットは一対の鉛直部を有するだけなので、従来のように保持ブラケットを大きくする必要がなく、コストが抑制される。このため、ロック手段が小型化,簡素化され、かつ製造コストが低減する。
請求項2に係る発明によれば、操作レバーの上向凹部に挿通孔の上面部が入り込み、下向凹部にはばねの一方の自由端部が入り込んでいるので、操作レバーが保持ブラケットに対して軸方向に位置決めされる。
請求項3に係る発明によれば、操作レバーが保持ブラケットの挿通孔と板ばねの係止孔との双方に挿通され、操作レバーが板ばねの一対の自由端部により上方へ引き上げられ、板ばねの一対の自由端部と前挿通孔,後挿通孔の上面部との間に挟持されるので、安定して保持される。
以下、本発明によるシートスライド装置の実施の形態を説明する。
(構成)
図2に示すように、シートスライド装置1は、車両のフロアに固定される一対のロアレール3と、シートに固定される一対のアッパレール5とを備えており、ロアレール3にアッパレール5がスライド自在に組み付けられ、フロアの左右に設けられている。そして、ロアレール3に対してアッパレール5をロックするためのロック手段7が、左右のレールに夫々設けられている。
前記ロアレール3は、前記ロアレール3の両端に形成されたボルト孔3aに挿通された図示しないボルトにより、車両のフロアに固定されている。また、ロアレール3の両端部の左右の上面には、ロアレール3の一部を切り欠いて下方へ押し曲げることにより、アッパレール5の移動範囲を規制するストッパ部3cが形成されている。
前記アッパレール5は、リテーナ9に保持されたガイドボール11a,11bを介して長手方向ヘスライド自在に、前記ロアレール3に組み付けられている。このアッパレール5は、上方へ向けて屈曲するアッパレール5の上向屈曲部5aと該上向屈曲部5aと対向するアッパレール5の側壁部5bとの間に、ロアレール3の下向屈曲部3dを挟み込んで組み付けられている。
前記リテーナ9は、ロアレール3とアッパレール5との間にフリーな状態で組み込まれている。このリテーナ9の下部に位置するガイドボール11aは、アッパレール5の上向屈曲部5aの下面を支持し、リテーナ9の上部に位置するガイドボール11bは、アッパレール5の上向屈曲部5aの側面をガイドする。アッパレール5における上向屈曲部5aの長手方向端部には、リテーナ9がアッパレール5から外れることを防止する外れ止め5dが形成されている。
前記ロック手段7は、前記アッパレール5の長手方向と略平行な平行回動軸を中心として回動自在なラッチレバー15と、該ラッチレバー15をロックする方向へ付勢する板ばね17と、該板ばね17の付勢力に抗して前記ラッチレバー15をロック解除する方向へ回動させるために前記ラッチレバー15に形成された押圧部15dと、前記アッパレール5の上面に固定された保持ブラケット19と、該保持ブラケット19に保持され前記板ばね17の付勢力に抗して前記押圧部15dを押圧する操作レバー23とを備えている。
ラッチレバー15をアッパレール5の内部に回動自在に支持するため、アッパレール5の上壁部5cの内面には、2つの形状の異なる軸受ブラケット13がピン24を介して夫々固定されている。夫々の軸受ブラケット13には、アッパレール5の側方へ突出する軸受部13bが形成され、該軸受部13bにアッパレール5の長手方向と略平行な短い平行回動軸13aがエンボス加工により一体に形成されている。
前記ラッチレバー15は、アッパレール5の長手方向と略平行な本体部15aと、該本体部15aの両端部に該本体部15aと略直角に一体成形された一対のアーム部15bと、本体部15aと一体に形成され図3の貫通孔3b,5f,5gに係脱されるロック爪15cと、前記一対のアーム部15bの一方を延長した部分に形成され前記ロック爪15cを前記貫通孔3b,5f,5gから抜き出すための押圧部15dとを有する。一対のアーム部15bには前記平行回動軸13aが嵌まり込む軸孔15eが形成されている。このラッチレバー15は、前記平行回動軸13aを中心として回動自在に支持され、図3に示すように、付勢手段としての板ばね17によりロックする方向へ付勢されている。
前記ロック爪15cは、図2,図3に示すように、軸孔15eから所定半径だけ離れた円の円周上に配置され、本体部15aから突出している。この実施の形態では、ロック爪15cは4つ設けられている。
アッパレール5の側面には、図2,図4に示すように、アッパレール5の一方の側壁部5bから上壁部5cにわたって一対のスリット5hが形成されており、図4に示すように、ラッチレバー15のアーム部15bに形成された軸孔15eに軸受ブラケット13の平行回動軸13aの部分を嵌挿させた状態で、ラッチレバー15のアーム部15bと軸受ブラケット13の軸受部13bとが、スリット5hにアッパレール5の内側から外側へ向かって挿入されている。これにより、押圧部15dはアッパレール5の外部へ突出する。
前記保持ブラケット19について説明する。図1に示すように、保持ブラケット19は、アッパレール5の上壁部5cの上面にリベット33を介して結合される結合部19aと、該結合部19aと一体形成されて操作レバー23を保持する保持部19bとから構成されている。保持部19bには車体前後位置に相互に略平行な一対の鉛直部19c,19dが下方へ向って突出するように設けられており、保持部19bは逆U字形状をしている。鉛直部19c,19dには夫々前挿通孔19e,後挿通孔19fが形成されると共に夫々の挿通孔には前記操作レバー23が挿通されている。
前記保持ブラケット19には、前記鉛直部19c,19dの外側にばねとしての板ばね20が設けられている。該板ばね20の構成を以下に説明する。板ばね20は、図1に示すように全体が略C字形状に形成されており、その中央部には板ばね20を保持ブラケット19に装着するための装着部20aが形成され、該装着部20aの両側には「く」の字形状の支持部20bが形成され、該支持部20bの先端側には内側へ向って折り返された折り返し部20cが形成され、該折り返し部20cの自由端部には前記操作レバー23の下面と当接する当接部20dが形成されている。そして、装着部20aには4つの切欠部20eと単一の結合孔20fとが形成されている。そして、支持部20bには前記操作レバー23が挿通される係止孔20gが形成されている。
板ばね20を保持ブラケット19に装着するため、保持ブラケット19の保持部19bの上面には、上方へ突出するL字形の係止突起19gが相互に離れて一対形成され、該一対の係止突起19gの間には結合孔19hが形成されている。そして、一対の係止突起19gと保持部19bとの間に板ばね20の装着部20aを差し込み、切欠部20eの内部に係止突起19gを入り込ませた状態で、樹脂クリップ21が結合孔20f,19hに嵌め込まれている。
前記係止孔20gには前記操作レバー23が挿通され、ばね力により上方へ復帰しようとする板ばね20の当接部20dと前記前挿通孔19e,後挿通孔19fの上面部19i,19jとの間に操作レバー23が挟持されている。操作レバー23は全体が円形のパイプ形状であり、その先端部には前記ラッチレバー15の前記押圧部15dを直接に押圧するレバー先端部23aが形成されている。レバー先端部23aは上下方向から圧縮して扁平部分を形成したものであり、図6に示すように、該レバー先端部23aは先端部へ向かって順次に厚さが薄くなっており、レバー先端部23aは操作レバー23の軸心位置よりも上方に位置する。レバー先端部23aを操作レバー23の軸心位置よりも上方に設けたのは、操作レバー23を配置する高さ位置を、アッパレール5の高さ位置と略同じにしたためである。前挿通孔19e,後挿通孔19fの下面部は、操作レバー23に反ロック解除方向の力が作用した場合と、ロック解除の操作をした場合とに、操作レバー23を停止させるためのストッパ部19m,19nとなる。
前記操作レバー23の上面には一対の上向凹部23bが夫々形成され、該一対の上向凹部23bの夫々に前記前挿通孔19eおよび前記後挿通孔19fの上面部19i,19jが入り込む。金属どうしが接触すると摩耗するので、上面部19i,19jに樹脂カバー22が嵌め込まれている。該樹脂カバー22は断面形状が略U字であり、下面には操作レバー23の上面に沿わせて円弧凹部22aが形成され、相互に対向する内部側面には係合凸部22bが夫々形成されている。一方、保持ブラケット19の前記鉛直部19c,19dの前記前挿通孔19eおよび前記後挿通孔19fの上部には、小さな係合孔19kが形成され、該係合孔19kの両側から係合凸部22bが嵌め込まれることにより、樹脂カバー22が落下しないように保持されている。操作レバー23の車体前方を車体後方よりも下げるため、図6に示すように、樹脂カバー22の下部の厚さは、車体前方のものが車体後方のものに対して大きく設定されている。組み付ける際に、車体前方の樹脂カバー22と車体後方の樹脂カバー22とを容易に区別できるようにするため、異なる色に色分けされている。
また、操作レバー23の下面には下向凹部23cが形成され、該下向凹部23cには上方へ移動しようとする前記板ばね20の車体後方の自由端部である当接部20dが入り込んでいる。
(作用)
操作レバー23を車体前方から車体後方へ差し込んで操作レバー23を保持ブラケット19に装着する際に、該保持ブラケット19の前挿通孔19e,後挿通孔19fと、板ばね20の一対の係止孔20g,20gとに操作レバー23をそのレバー先端部23aから順に挿通する。このとき、板ばね20は復帰した状態にあるので、操作レバー23により当接部20dを押し下げながら、操作レバー23を前挿通孔19e,後挿通孔19fに挿通する。板ばね20により上方へ付勢された状態で、前挿通孔19e,後挿通孔19fに操作レバー23を差し込むことにより、操作レバー23のレバー先端部23aを押圧部15dに衝突させることなく押圧部15dの直上の位置へ差し込むことができる。そして、操作レバー23の挿入により、操作レバー23の上向凹部23bに前挿通孔19e,後挿通孔19fの上面部19i,19jに装着された樹脂カバー22が入り込み、下向凹部23cに板ばね20の当接部20dが入り込むと、操作レバー23が軸方向に位置決めされる。
この発明によれば、図6に示すように、ばね力により上方へ復帰しようとする板ばね20の一対の当接部20dにより、操作レバー23は上方へ付勢された状態で前記樹脂カバー22との間に挟持されている。
そして、操作レバー23の右方を持ち上げてロック解除する方向へ操作すると、操作レバー23の前方が保持ブラケット19の前挿通孔19eの上面部19iに装着した前方の樹脂カバー22の下面を中心として回動し、レバー先端部23aが押圧部15dを直接に押圧する。すると、図7に示すように、操作レバー23の後方が下方のストッパ部19nに当接して止まる。押圧部15dが押圧されるので、ラッチレバー15が板ばね17の付勢力に抗して図3に矢印で示す反時計方向へ回動し、ラッチレバー15のロック爪15cが貫通孔3b,5f,5gから抜けてロック解除され、ロアレール3に対するアッパレール5のスライド移動が可能となる。操作レバー23のレバー先端部23aが、ラッチレバー15の押圧部15dを直接に押圧するので、ロック手段7の小型化,簡素化を実現することができ、かつ製造コストの低減を図ることができる。
一方、図6の状態から操作レバー23に反ロック解除方向の力が作用して、操作レバー23の左方が下方へ押し下げられると、操作レバー23の後方が保持ブラケット19の後挿通孔19fの上面部19nに装着した樹脂カバー22の下面を中心として回動し、前方がストッパ部19mに当接して止まる。操作レバー23に反ロック解除方向の力が作用すると操作レバー23が反対方向へ回動するので、操作レバー23等の破損が未然に回避される。
この発明によれば、操作レバー23の上向凹部23bに前挿通孔19e,後挿通孔19fの上面部19i,19jに装着された樹脂カバー22が入り込み、下向凹部23cには板ばね20の一方の当接部20dが入り込んでいるので、操作レバー23が保持ブラケット19に対して軸方向で位置決めされている。
この発明によれば、操作レバー23が保持ブラケット19の挿通孔19e,19fと板ばね20の係止孔20gとの双方に挿通され、操作レバー23が板ばね20の一対の当接部20dにより上方へ引き上げられ、板ばね20の当接部20dと前挿通孔19e,後挿通孔19fの上面部19i,19jに装着された樹脂カバー22との間に挟持されるので、安定して保持される。
なお、保持ブラケット19は、保持部19bとして車体前後位置に相互に略平行な一対の鉛直部19c,19dを下方へ向って突出形成して逆U字形にしたが、上方へ向って突出形成してU字形にすることもできる。また、板ばね20の車体後方の自由端部である当接部20dが入り込むための下向凹部23cを、操作レバー23の後側に形成したが、操作レバー23の前側に形成してもよく、あるいは前後の両方の当接部20dが入り込むように2つの下向凹部を設けるようにしてもよい。前挿通孔,後挿通孔の上面部に樹脂カバーを設けたが、設けない構成を採用することもできる。更に、ばねとして板ばねを採用したが、棒状ばねやその他のばねを用いることもできる。
シートスライド装置の要部を示す斜視図(実施の形態)。 シートスライド装置の分解斜視図(実施の形態)。 シートスライド装置の横断面図(実施の形態)。 ラッチレバー近傍の斜視図(実施の形態)。 シートスライド装置の要部を示す平面図(実施の形態)。 シートスライド装置の側面図(実施の形態)。 シートスライド装置の作用説明図(実施の形態)。
符号の説明
1…シートスライド装置
3…ロアレール
5…アッパレール
7…ロック手段
13a…平行回動軸
15…ラッチレバー
15d…押圧部
17…板ばね(付勢手段)
19…保持ブラケット
19c,19d…鉛直部
19e…前挿通孔
19f…後挿通孔
19i,19j…上面部
20…板ばね(ばね)
20d…当接部(ばねの自由端部)
20g…係止孔
23…操作レバー
23a…レバー先端部
23b…上向凹部
23c…下向凹部

Claims (3)

  1. 車両のフロアに固定されたロアレールに、シートに固定されたアッパレールがスライド自在に組み付けられ、前記ロアレールに対して前記アッパレールをロックするロック手段が設けられ、
    前記ロック手段は、前記アッパレールの長手方向と略平行な平行回動軸を中心として回動自在なラッチレバーと、該ラッチレバーをロックする方向へ付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗して前記ラッチレバーをロック解除する方向へ回動させるために前記ラッチレバーに形成された押圧部と、前記アッパレールの上面に固定された保持ブラケットと、該保持ブラケットに保持され前記付勢手段の付勢力に抗して前記押圧部を押圧する操作レバーとを備えたシートスライド装置において、
    前記保持ブラケットには車体前後位置に相互に略平行な一対の鉛直部が設けられ、該鉛直部には夫々前挿通孔,後挿通孔が形成されると共に夫々の挿通孔には前記操作レバーが挿通され、前記操作レバーには前記押圧部を直接に押圧するレバー先端部が設けられ、前記一対の鉛直部の外側にばねが設けられ、該ばねの一対の自由端部が下方から前記操作レバーに当接し、ばね力により上方へ復帰しようとする前記ばねの一対の自由端部と前記前挿通孔,後挿通孔の上面部との間に前記操作レバーが挟持され、
    前記操作レバーがロック解除方向へ回動する際には前記操作レバーが保持ブラケットの前記前挿通孔の上面部を支点として揺動する一方、前記操作レバーに反ロック解除方向の力が作用した際には前記操作レバーが前記後挿通孔の上面部を支点として反対方向へ揺動することを特徴とするシートスライド装置。
  2. 請求項1に記載のシートスライド装置において、
    前記操作レバーの上面には一対の上向凹部が夫々形成され、該一対の上向凹部の夫々に前記前挿通孔および前記後挿通孔の上面部が入り込む一方、前記操作レバーの下面には下向凹部が形成され、該下向凹部には前記後挿通孔側の前記ばねの自由端部が入り込んでいることを特徴とするシートスライド装置。
  3. 請求項1または2に記載のシートスライド装置において、
    前記ばねが板ばねであり、該板ばねの両端近傍に前記前挿通孔および後挿通孔と対応する係止孔が形成され、該係止孔に前記操作レバーが挿通されていることを特徴とするシートスライド装置。
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