WO2015115299A1

WO2015115299A1 - ロック装置

Info

Publication number: WO2015115299A1
Application number: PCT/JP2015/051654
Authority: WO
Inventors: 大祐刀根
Original assignee: アイシン精機株式会社
Priority date: 2014-01-31
Filing date: 2015-01-22
Publication date: 2015-08-06
Also published as: CN105934555A; US20170008427A1; JP6364794B2; CN105934555B; JP2015143436A; US10493871B2

Abstract

ロック装置は、ストライカの入出を許容するスリット部を有しかつストライカに係脱するように構成されたラッチユニットと、ラッチユニットの外部でバネ部材を支持して、バネ部材をスリット部の幅方向に延在させる支持部材と、を備える。スリット部に進入したストライカにバネ部材が当接して弾性変形することにより、ストライカに対してスリット部から退出する方向の付勢力をバネ部材が付与する。

Description

ロック装置

　本発明は、ロック装置に関するものである。

　一般に、ストライカに対して係脱するラッチユニットは、ストライカの入出を許容するスリット部を備える。
　例えば、特許文献１に記載のロック装置において、ラッチユニットは、断面略Ｕ字状の保持部材（ハウジング）を備えている。保持部材は、対向する一対の側壁を有する。また、保持部材には、両側壁を切り欠くかたちでスリット部（ストライカ開口部）が形成されている。そして、保持部材の内側には、ラッチ機構が保持されている。ラッチ機構は、スリット部に進入したストライカが係脱するラッチ（ラッチアーム）を有する。

　この従来技術では、ラッチユニットを構成する保持部材の内側に、バネ部材が組み込まれている。バネ部材は、スリット部に進入したストライカに対して退出方向の付勢力を付与可能である。これにより、ラッチユニットとの係合が解除されたストライカを速やかにスリット部から退出させることの可能な所謂ポップアップ機能がロック装置に付加されている。

米国特許出願公開第２０１２／１３３１８８号明細書

　しかしながら、ラッチユニット内にポップアップ用のバネ部材を組み込むことで、その製造工程が煩雑になるという問題がある。例えば、ラッチ、保持部材等、ラッチユニットを構成する各部品について、バネ部材の組み込みにあわせた仕様変更の必要性が高い。この点において、従来技術には改善の余地がある。

　本発明の目的は、より簡素な構成にて、ポップアップ機能を有したロック装置を提供することにある。

　上記目的を達成する一態様は、ストライカの入出を許容するスリット部を有しかつ前記ストライカに係脱するように構成されたラッチユニットと、前記ラッチユニットの外部でバネ部材を支持して、前記バネ部材を前記スリット部の幅方向に延在させる支持部材と、を備えるロック装置を提供する。前記スリット部に進入した前記ストライカに前記バネ部材が当接して弾性変形することにより、前記ストライカに対して前記スリット部から退出する方向の付勢力を前記バネ部材が付与する。

ロック装置の配置を示す模式図。ロック装置の側面図。ロック装置の平面図。ロック装置の分解斜視図。ロックユニットの概略構成図。ロック装置の側面図（支持ブラケットの裏面視）。支持部材の作用を示す図。板バネの別例を示す模式図。ロック装置の別例を示す分解斜視図。

　以下、車両シートに設けられるように構成されたロック装置の一実施形態を図面に従って説明する。
　図１に示すように、車両用のシート１は、シートクッション２と、このシートクッション２の後端に設けられシートクッション２に対して傾動可能なシートバック３とを備えている。また、本実施形態では、このシート１は、車両の後部座席に用いられている。更に、シート１と該シート１の側方に位置する車両ボディ４との間には、シートバック３の上端部近傍を車両ボディ４に対して拘束可能なロック装置１０が設けられている。本実施形態のシート１は、このロック装置１０の機能に基づいて、シートバック３を起立状態に保持し（ロック状態）、又は、その車両ボディ４に対する拘束を解除してシートバック３を傾倒可能な状態（アンロック状態）とすることが可能である。

　詳述すると、図１～図４に示すように、本実施形態では、シートバック３の側面３ａには、略軸状のストライカ１１が設けられている。ストライカ１１は、車幅方向に対向する車両ボディ４に向かって突出する。

　ロック装置１０は、このストライカ１１に対して係脱するように構成されたラッチユニット１２と、支持ブラケット１３とを備える。車両ボディ４には、ラッチユニット１２が支持ブラケット１３を介して設けられている。

　具体的には、このラッチユニット１２は、断面略Ｕ字状の外形を有した支持ブラケット１３に固定される。これにより、シートバック３が起立状態にある場合において、側面３ａに設けられたストライカ１１に対して係合可能な位置にラッチユニット１２が配置されている（図１参照）。本実施形態のロック装置１０は、ストライカ１１及びラッチユニット１２間の係合によって、シートバック３を起立状態で保持することが可能である。

　さらに詳述すると、図４及び図５に示すように、本実施形態のラッチユニット１２は、保持部材としてのベースブラケット２０に対してラッチ機構２１の各構成部材が組み付けられた周知の構成を有している。

　具体的には、本実施形態のラッチユニット１２は、厚み方向（図３の横方向）に扁平な有底略箱状のベースブラケット２０を備えている。そして、このベースブラケット２０の開口部２０ａが支持ブラケット１３の固定部１３ａによって閉塞される態様で、ラッチユニット１２は支持ブラケット１３に固定されている。

　本実施形態のラッチユニット１２は、ストライカの入出を許容するスリット部２２を有する。ラッチユニット１２が支持ブラケット１３に固定された場合に車幅方向（図３の横方向）に対向して配置されるベースブラケット２０の底壁部２０ｂ及び支持ブラケット１３の固定部１３ａをスリット状に切り欠くかたちで、スリット部２２が形成されている。即ち、スリット部２２は、ベースブラケット２０の底壁部２０ｂに形成された切欠き２０ｃと、支持ブラケット１３の固定部１３ａに形成された１３ｃとによって構成されている。本実施形態のロック装置１０は、このスリット部２２に対してシートバック３に設けられた上記ストライカ１１が入出するように構成されている。

　また、ベースブラケット２０の内側には、ストライカ係合部２３ａを有して回動可能に支持されたラッチ２３と、このラッチ２３に係脱するポール２４と、が設けられている。
　ラッチ２３は、ラッチユニット１２の厚み方向（図５中、紙面に直交する方向）に延びる回動軸２５に支持されることにより、ストライカ係合部２３ａが上記スリット部２２に臨む位置に配置されている。また、ラッチ２３は、図示しないバネ部材によって、そのストライカ係合部２３ａがスリット部２２に対するストライカ１１の進入方向（図５中、下側から上側に向かう方向）に向かって開口するように周方向に付勢（図５中、時計周り方向）されている。これにより、本実施形態のラッチユニット１２は、スリット部２２内に進入したストライカ１１がラッチ２３のストライカ係合部２３ａに係合するように構成されている。

　更に、ラッチ２３は、ストライカ係合部２３ａに係合したストライカ１１に押圧されることにより、上記バネ部材の付勢力に抗して回動（図５中、反時計周り方向）するように構成されている。そして、本実施形態では、スリット部２２の延在方向（図５中、上下方向）に対してストライカ係合部２３ａの開口方向が略直交する状態まで回動した位置が、当該ラッチ２３に係合したストライカ１１を脱離不能に拘束可能なラッチ位置である。

　ポール２４は、スリット部２２の幅方向（図５の横方向）にスリット部２２を挟む位置において上記ラッチ２３の回動軸２５と略平行に配置された回転軸２６に支持されている。また、ポール２４は、図示しないバネ部材によって周方向に付勢されることにより（図５中、反時計回り方向）、ラッチ２３の周面に摺接するように構成されている。更に、ポール２４は、上記のようにラッチ２３がラッチ位置まで回動した場合に回動規制部２３ｂに係合するラッチ係合部２４ａを備える。これにより、本実施形態のラッチ機構２１は、バネ部材によるラッチ２３の付勢方向、つまりはストライカ１１がスリット部２２から退出する方向の回動（図５中、時計回り方向）が規制される。それにより、ラッチ２３に係合したストライカ１１を脱離不能に拘束することが可能である（ロック状態）。

　ポール２４は、図示しない解除レバーが操作されることにより、バネ部材の付勢力に抗してラッチ２３の周面から離間する方向（図５中、時計回り方向）に回動するように構成されている。これにより、本実施形態のラッチ機構２１は、ラッチ係合部２４ａがラッチ２３の回動規制部２３ｂから脱離する。それにより、上記ストライカ１１がスリット部２２から退出する方向におけるラッチ２３の回動が許容される、つまりは、ラッチ２３とストライカ１１との係合が解除される（アンロック状態）。

　（ポップアップ機能）
　次に、本実施形態のロック装置１０に付加されたポップアップ機能について説明する。
　図２、図４及び図６に示すように、本実施形態のロック装置１０は、ラッチユニット１２の外部でバネ部材３０を支持して、バネ部材３０をスリット部２２の幅方向に延在させる支持部材３１を備えている。そして、バネ部材３０のバネ力（弾性復元力）に基づいて、スリット部２２に進入したストライカ１１に対して退出方向（図６中、上側から下側に向かう方向）の付勢力をバネ部材３０が付与する。

　詳述すると、本実施形態の支持部材３１は、上記支持ブラケット１３における車両ボディ４に対向する裏側、詳しくは、固定部１３ａの裏面１３ｓに固定されている。また、支持部材３１は、スリット部２２の幅方向に上記スリット部２２を挟む離間した二位置に配置される第１支持部３５及び第２支持部３６を備えている。そして、バネ部材３０は、第１支持部３５及び第２支持部３６間に架け渡される態様で支持部材３１に支持されることにより、スリット部２２の幅方向に延在して配置されるようになっている。

　即ち、本実施形態のロック装置１０は、ラッチユニット１２のスリット部２２に進入したストライカ１１がラッチ２３を押圧しつつスリット部２２の延在方向（図６中、上下方向）に移動することによって、上記支持部材３１に支持されたバネ部材３０に対して当接するように構成されている。そして、本実施形態では、バネ部材３０が弾性変形することで、ストライカ１１に対してスリット部２２から退出する方向の付勢力をバネ部材３０が付与する。

　尚、本実施形態では、ストライカ１１の先端には、当該ストライカ１１の本体部分（軸部）よりも大きな直径を有した略円板状の端末部材３２が設けられている。また、バネ部材３０は、上記ラッチ２３のストライカ係合部２３ａに対してストライカ１１が係合する進入位置において、ストライカ１１に当接するように配置されている。そして、本実施形態では、バネ部材３０が付与する退出方向の付勢力に基づいて、ラッチ２３との係合が解除されたストライカ１１がスリット部２２から退出、即ち排出される（ポップアップ機能）。

　さらに詳述すると、図６に示すように、本実施形態では、上記バネ部材３０には、略Ｌ字状に湾曲した板バネ４０が用いられている。そして、この板バネ４０は、長手方向の一端部（図６中、右側に位置する第１端部４０ａ）が上記支持部材３１の第１支持部３５に対して移動不能に固定されることにより、スリット部２２の幅方向に延在して配置されるようになっている。

　また、本実施形態では、支持部材３１の第２支持部３６は、スリット部２２を跨いで延在する板バネ４０の他端部（図６中、左側に位置する第２端部４０ｂ）に対して上記ストライカ１１の反対側（図６中、上側）から当接する当接面Ｓを有している。

　具体的には、本実施形態の板バネ４０は、自由端となる第２端部４０ｂに第２支持部３６に向かって突出する弧状当接部４１を有している。そして、この弧状当接部４１が当接面Ｓ上を摺動可能な状態で第２支持部３６に支持される。

　また、図４に示すように、本実施形態では、第２支持部３６の当接面Ｓには、スリット部２２の幅方向に沿って延びるガイド溝４２が形成されている。そして、板バネ４０の弧状当接部４１には、このガイド溝４２に係合する係合突部４３が形成されている。即ち、ガイド溝４２（ガイド部）は、スリット部２２の幅方向に沿って延びる凹部であり、弧状当接部４１は、第２支持部３６に向かって突出しガイド溝４２に係合する係合突部４３を有する。

　即ち、図７に示すように、一端を固定端として支持部材３１に支持された板バネ４０は、ストライカ１１に押圧されることにより、当接面Ｓ上の弧状当接部４１が板バネ４０の長手方向、即ちスリット部２２の幅方向に摺動する態様で弾性変形しようとする。本実施形態では、スリット部２２の幅方向における弧状当接部４１の摺動が、係合突部４３に係合するガイド溝４２によって案内される。これにより、板バネ４０の円滑な弾性変形を担保する構成となっている。

　以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
　（１）ロック装置１０は、スリット部２２を有してストライカ１１に係脱するラッチユニット１２と、このラッチユニット１２の外部にバネ部材３０を支持してスリット部２２の幅方向に延在させる支持部材３１と、を備える。スリット部２２に進入したストライカ１１にバネ部材３０が当接して弾性変形することにより、ストライカ１１に対してスリット部２２から退出する方向の付勢力をバネ部材３０が付与する。

　上記構成によれば、簡素な構成にて、ラッチユニット１２との係合が解除されたストライカ１１を速やかにスリット部２２から退出させることが可能なポップアップ機能をロック装置１０に付加することができる。また、ラッチユニット１２の外部における支持部材３１の固定によりバネ部材３０の組み付け作業が完了することで、製造工程の煩雑化を抑えることができる。そして、ラッチユニット１２の構成要素に大きな仕様変更を加える必要がないことで高い汎用性を確保することができる。

　更に、ラッチユニット１２の外部にバネ部材３０を配置することで、当該バネ部材３０の設計自由度が高くなる。これにより、ストライカ１１の形状に合わせた安定した付勢力をストライカ１１に付与することができる。また、レイアウト自由度の高さを活かして、例えば、バネ部材３０が利用者から見え難くする等、その意匠性を向上させることができる。

　（２）支持部材３１は、スリット部２２を跨いで延在するバネ部材３０の一端部（第１端部４０ａ）を移動不能に固定する第１支持部３５と、当接面Ｓ上における摺動を許容しつつバネ部材３０を基準として上記ストライカ１１の反対側でバネ部材３０の他端部（第２端部４０ｂ）に当接する第２支持部３６と、を備える。

　上記構成によれば、バネ部材３０の弾性変形を妨げることなく、スリット部２２の幅方向にスリット部２２を挟む二位置において、所謂両持ち状態で安定的にバネ部材３０を支持することができる。これにより、バネ部材３０に当接したストライカ１１に対して安定した付勢力を付与することができる。

　（３）第２支持部３６の当接面Ｓには、スリット部２２の幅方向に沿って延びるガイド溝４２が形成される。そして、バネ部材３０の当接部（弧状当接部４１）には、このガイド溝４２に係合する係合突部４３が形成される。

　即ち、一端（第１端部４０ａ）を固定端として支持部材３１に支持されたバネ部材３０は、ストライカ１１に押圧されることにより、自由端（第２端部４０ｂ）が当該バネ部材３０の長手方向、即ちスリット部２２の幅方向に伸縮する態様で弾性変形しようとする。この点、上記構成によれば、当接面Ｓに形成されたガイド溝４２が、その当接面Ｓ上を摺動するバネ部材３０の当接部をスリット部２２の幅方向に案内するガイド部として機能する。これにより、バネ部材３０の円滑な弾性変形を担保して、より安定的な付勢力をストライカ１１に付与することができる。

　（４）バネ部材３０には、板バネ４０が用いられる。これにより、小さな変形量（ストライカ１１に押圧されるストローク量）で大きなバネ力を発生させることができる。また、板バネ４０のバネ幅に基づいて、容易に所望のバネ力を設定することが可能になる。更に、板バネ４０の接触面積が広くなることで、より安定的にストライカ１１を付勢することができる。そして、板バネ４０の振動が収束しやすく、所謂「ビビリ音」が発生し難いという利点がある。

　なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
　・上記実施形態では、バネ部材３０に板バネ４０を用いたが、例えば、捩りコイルバネの一端をスリット部２２の幅方向に延在させる、或いはコイルバネと当接板を組み合わせる等、バネ部材３０の構成は任意に変更してもよい。

　・上記実施形態では、支持部材３１は、両持ち状態でバネ部材３０を支持することとしたが、片持ち支持であってもよい。そして、バネ部材３０の弾性変形が担保されるものであれば、そのスリット部２２を跨いで延在するバネ部材３０の両端部が移動不能に支持部材に固定された構成であってもよい。

　・上記実施形態では、第２支持部３６に向かって突出する弧状当接部４１を板バネ４０の当接部とした、しかし、これに限らず、当接部の形状は任意に変更してもよい。
　・上記実施形態では、第２支持部３６の当接面Ｓには、ガイド溝４２が形成され、板バネ４０の当接部（弧状当接部４１）には、このガイド溝４２に係合する係合突部４３が形成されることとした。しかし、これに限らず、ガイド部の構成は任意に変更してもよい。例えば、当接面Ｓに突条型のガイド部を設け、該ガイド部に係合する凹部を板バネ４０の当接部に設けてもよい。そして、このようなガイド部を有しない構成であってもよい。

　・ラッチユニット１２を構成する保持部材（ベースブラケット２０）の形状やラッチ機構２１の構成（例えばラッチ２３及びポール２４等）は、任意に変更してもよい。そして、ストライカ１１の形状についてもまた、任意に変更してもよい。

　・板バネの形状については、図８に示される板バネ４０Ｂように実施されてもよい。板バネ４０Ｂは、第１支持部３５に支持される第１端部４０ａ（固定端）と第２支持部に支持される第２端部４０ｂ（自由端）とを有する。板バネ４０Ｂにおいて、ストライカ１１と当接する範囲（スロット部２２の幅Ｗ０に対応した範囲）において、第２端部４０ｂの板幅Ｗ２よりも第１端部４０ａの板幅Ｗ１を狭くするとよい（Ｗ１＜Ｗ２）。

　即ち、例えば、長さ方向における板厚及び板幅が均一な板バネの場合、その押圧力が作用する位置が固定端に近いほど弾性変形し難い、つまりは、ストライカ１１の当接位置に応じてバネ力が変化することになる。しかしながら、上記構成によれば、ストライカ１１が当接する位置に依らず、その板バネ４０Ｂに安定したバネ力を発生させることができる。これにより、ストライカ１１に対して、より安定した付勢力を付与することができる。

　・上記実施形態では、ストライカ１１がシート１に設けられ、ラッチユニット１２が車両ボディ４に設けられる。そして、ラッチユニット１２は、支持ブラケット１３を介して車両ボディ４に支持されることとした。

　しかし、これに限らず、ストライカ１１が車両ボディ４に設けられ、ラッチユニット１２がシート１に設けられる構成に適用してもよい。そして、図９に示すように、そのラッチユニット１２が、支持ブラケット１３を介することなく、支持体（シート１）に対して直接的に固定される構成としてもよい。

　・また、上記実施形態では、支持部材３１は、支持ブラケット１３の車両ボディ４に面した裏側（固定部１３ａの裏面１３ｓ）に固定されることとした。しかし、これに限らず、ラッチユニット１２の傍らにバネ部材３０を支持してスリット部２２の幅方向に延在させることが可能であれば、その形状や固定位置は任意に変更してもよい。例えば、図９に示すように、ラッチユニット１２を構成する保持部材（ベースブラケット２０）の底壁部２０ｂに対して支持部材３１を固定してもよい。

　・上記実施形態では、本発明は、シート１と車両ボディ４との間に介在されたロック装置１０に具体化したが、その他の用途に用いられるロック装置に適用してもよい。

Claims

　ストライカの入出を許容するスリット部を有しかつ前記ストライカに係脱するように構成されたラッチユニットと、
　前記ラッチユニットの外部でバネ部材を支持して、前記バネ部材を前記スリット部の幅方向に延在させる支持部材と、を備え、
　前記スリット部に進入した前記ストライカに前記バネ部材が当接して弾性変形することにより、前記ストライカに対して前記スリット部から退出する方向の付勢力を前記バネ部材が付与するロック装置。
　請求項１に記載のロック装置において、
　前記バネ部材は、前記スリット部を跨いで延在し、
　前記支持部材は、
　前記バネ部材の一端部を移動不能に固定する第１支持部と、
　第２支持部と、を備え
　前記第２支持部は、前記バネ部材を基準として前記ストライカの反対側で前記バネ部材の他端部に当接する当接面を有し、前記当接面において前記バネ部材の摺動を許容するロック装置。
　請求項２に記載のロック装置において、
　前記バネ部材は、前記当接面を摺動する当接部を有し、
　前記第２支持部は、前記当接部を前記スリット部の幅方向に案内するガイド部を有するロック装置。
　請求項３に記載のロック装置において、
　前記ガイド部は、前記スリット部の幅方向に沿って延びる凹部であり、
　前記当接部は、前記第２支持部に向かって突出し前記凹部に係合する突部を有する、ロック装置。
　請求項２～４の何れか一項に記載のロック装置において、
　前記バネ部材は、板バネであるロック装置。
　請求項５に記載のロック装置において、
　前記板バネは、前記第１支持部に支持される第１端部と前記第２支持部に支持される第２端部とを有し、前記ストライカと当接する範囲において、前記第２端部の板幅よりも前記第１端部の板幅が狭いロック装置。