JP6714358B2 - 車両用ドアハンドル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ドアハンドル装置に関するものである。
予めドアに固定されたベースに操作ハンドルをスライド操作を伴って連結する車両用ハンドル装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。
この従来例において、操作ハンドルの先端には当接部と補助ストッパ部とが突設されており、ベースには、ガイド壁部と、弾性変形可能な片持梁状の奥側壁部とが設けられる。
操作ハンドルをスライドさせると、まず、当接部がガイド壁部に当接して操作ハンドルの先端は下方に押し付けられ、これに伴って奥側壁部は弾性変形して当接部の移動経路を開放し、当接部のガイド壁部の通過とともに弾性復元して当接部がガイド壁部に係止して、以後、操作ハンドル2の回転先端側への移動が規制される。
特開2008-13961号公報
しかし、上述した従来例において、操作ハンドルの装着時のスライド操作に際し、操作ハンドルは一旦当接部がガイド壁部に押し込まれて装着経路からガイド壁部側に離脱する。この結果、ベースには操作ハンドルの装着時にのみ使用される操作ハンドルの移動スペースを設定する必要が生じ、レイアウトの自由度を減少させてしまうという問題がある。
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたもので、操作ハンドルの装着時の余分な移動スペースを要することなく操作ハンドルをハンドルベースに連結することができる車両用ハンドル装置の提供を目的とする。
本発明によれば上記目的は、
車両のドアパネル裏面に固定されたハンドルベースにドア表面側から連結されて回転中心周りに回転自在な操作ハンドルを有する車両用ドアハンドル装置であって、
前記操作ハンドルの回転中心側端部にはヒンジ突部が設けられるとともに、
前記ハンドルベースには、ヒンジ突部のドアパネル方向への移動を規制する天井壁とヒンジ突部の突き当て壁とを有してヒンジ突部が内接状に当接し、当接状態において内心が操作ハンドルの回転中心に一致するヒンジ規制部が設けられ、
前記操作ハンドル、およびハンドルベースのいずれか一方に一対のストッパ突起が対向位置に、他方に各ストッパ突起に対応する被係合部が設けられ、操作ハンドルの回転中心側へのスライド移動に伴ってストッパ突起と被係合部のいずれか一方がストッパ突起の突出方向に弾性変形した後、他方に弾発係合して、操作ハンドルの回転先端側への移動を規制するとともに、
前記ストッパ突起と被係合部との間には、操作ハンドルに対するドア外方への操作力が作用した際の前記ストッパ突起と被係合部との非接触状態を保持してストッパ突起へのドアを開放操作する際の操作力の作用を防止する間隙が形成される車両用ドアハンドル装置を提供することにより達成される。
ドアハンドル装置は、予めドアパネルの裏面に固定されるハンドルベース1と、ハンドルベース1にドアパネルの表面側から連結される操作ハンドル2とを有して構成され、操作ハンドル2の連結操作は、操作ハンドル2の一端をドアパネルに開設された開口からドア内に挿入した後、操作ハンドル2をハンドルベース1に連結した際の回転中心側(以後、本明細書において、車両への取り付け状態を基準にして回転中心方向(図1における左側)を「前方」、車高方向(図1(a)における上下方向)を「上下」、車幅方向(図1(b)における上下方向)を「車外側」、「室内側」とする。)にスライド操作して行われる。
スライド操作に伴って操作ハンドル2、またはハンドルベース1のいずれか一方に形成されたストッパ突起3は他方に形成された被係合部4に弾発係合し、係合状態において、操作ハンドル2の回転先端側、すなわち、後方への移動が規制される。
回転中心側におけるストッパ突起3と被係合部4との係合により後方への移動が規制されることにより、後端部にストッパ部材を配置する必要がなくなるために、操作ハンドル2を操作した際のストッパ部材との摺接による異音発生等が確実に防止することができる。
また、ストッパ突起3と被係合部4との係合は、いずれか一方を操作ハンドル2の前方への移動に伴って係脱方向に移動させて、他方に弾発的に係合させることにより行われ、係合動作に際して操作ハンドル2を特別な方向に移動させる必要がない。この結果、上述した従来例のように、係合時の操作ハンドル2の移動スペースをハンドルベース1上に設定する必要がなく、レイアウトの自由度の減少を防ぐことができる。
さらに、操作ハンドル2に突設されるヒンジ突部5をハンドルベース1のヒンジ規制部8に内接状に嵌合させ、その内心を操作ハンドル2の回転中心に一致させると、操作ハンドル2を操作してドアを開放する際に回転中心に作用するドア外方方向(車外側)への引張力は、図7(a)に示すように、ヒンジ突部5、およびヒンジ規制部8の天井壁6により負担されるために、ストッパ突起3での荷重負担を軽減することができる。
加えて、図7(b)に示すように、操作ハンドル2を適宜角度(θ)回転操作した状態で操作ハンドル2に後方への引張力(T)を加えた際には、車外側への移動がヒンジ規制部8の天井壁6により規制されるために、ストッパ突起3と被係合部4壁面には水平分力(Th)のみが作用する。この水平分力(Th)は、引張力(T)に比して小さくなるために、この場合においてもストッパ突起3の荷重負担が軽減する。
操作ハンドル2の前方への移動に伴ってストッパ突起3と被係合部4のいずれか一方を他方に弾発係合させる構成は適宜の周知構成を採用して実現可能であり、例えば、図8(a)に示すように、支点12周りに弾性変形可能な片持梁状の弾性翼片10に開口状の被係合部4を設け、操作ハンドル2からストッパ突起3を突設することにより、操作ハンドル2のスライド移動により一旦弾性翼片10を弾性変形させた後、該弾性翼片10の弾性復元力を利用して被係合部4を弾発係合させるように構成したり、あるいは、図8(b)に示すように、弾性翼片10側にストッパ突起3を設けることができる。
また、上記の例は、弾性翼片10に形成される被係合部4(図8(a))、あるいはストッパ突起3(図8(b))を移動側要素として他方の受容側要素に係合させる場合を示したが、操作ハンドル2側に移動側要素を配することも可能であり、例えば、操作ハンドル2に弾性翼片10を形成し、弾性翼片10にストッパ突起3(図9(a)参照)、あるいは被係合部4を設けたり(図9(b)参照)、さらには、図9(c)、(d)に示すように、ストッパ突起3をスプリング13により突出方向に付勢されて進退するピン状部材により形成することができる。
また、本発明において、前記ストッパ突起と被係合部との間には、操作ハンドルに対するドア外方への操作力が作用した際の前記ストッパ突起と被係合部との非接触状態を保持してストッパ突起へのドアを開放操作する際の操作力の作用を防止する間隙が形成される
本発明において、ドアを開放する操作力が操作ハンドル2に加えられ、操作ハンドル2の回転中心部にドア外方への移動力が作用すると、ストッパ突起3と被係合部4との間に形成された間隙が車外側への移動を吸収する。この結果、操作ハンドル2を操作してドアを開放操作する際の負荷は、ハンドルベース1のヒンジ規制部8の天井壁6により全て負担されるために、ストッパ突起3が操作時の負荷を分担することがなくなる。
前記被係合部は、開口状に形成することができる。被係合部を開口状に形成することにより、構造が簡単になり、かつ、被係合部からのストッパ突起の不用意な離脱を完全に防止することができる。
また、本発明は、
車両のドアパネル裏面に固定されたハンドルベースにドア表面側から連結されて回転中心周りに回転自在な操作ハンドルを有する車両用ドアハンドル装置であって、
前記操作ハンドル、およびハンドルベースのいずれか一方に一対のストッパ突起が対向位置に、他方に各ストッパ位置に対応する被係合部が設けられ、操作ハンドルの回転中心側へのスライド移動に伴ってストッパ突起と被係合部のいずれか一方がストッパ突起の突出方向に弾性変形した後、他方に弾発係合して、操作ハンドルの回転先端側への移動を規制するとともに、
前記操作ハンドルの回転中心側端部にはヒンジ突部が突設され、
ハンドルベースには、ヒンジ突部が当接する突き当て壁と、前記ヒンジ突部の外周縁が当接して該ヒンジ突部のドアパネル方向への移動を規制する天井壁とを有するヒンジ規制部が設けられ、
前記操作ハンドルは、前記突き当て壁と天井壁とにヒンジ突部とを接触させた状態で回転自在であり、
かつ、前記ストッパ突起と被係合部との間には操作ハンドルのドア外方への移動力が作用した際の前記ストッパ突起と被係合部との非接触状態を保持してストッパ突起へのドアを開放操作する際の操作力の作用を防止する間隙が形成されるように構成することができる。
上記各発明において、ストッパ突起は、図7(a)に示すように、操作ハンドルの回転中心から離れた位置に配置し、被係合部を操作ハンドル2の回転中心を中心とする円弧状に形成することも可能であるが、ストッパ突起を操作ハンドル2の回転中心位置に配置すると、ストッパ突起の移動経路を考慮する必要がなくなるために、省スペースを達成することができる。
また、上記目的を達成するための本発明の他の態様として、
前記ストッパ突起は円柱状に形成されて操作ハンドルの回転中心位置に突設されるとともに、
前記ハンドルベースには、操作ハンドルの回転中心側へのスライド操作時の操作先端方向を固定端とし、自由端部にストッパ当接片を備えて操作ハンドルのスライド操作方向に沿って配置され、操作ハンドルの回転中心側へのスライド移動時における前記ストッパ突起のストッパ当接片への圧接により弾性変形して該ストッパ突起の通過を許容する片持梁状の弾性翼片が形成され、
前記被係合部は、一隅に前記ストッパ突起の径寸法に等しい曲率部を備えて前記弾性翼片に開設された開口であり、ドア外方側辺縁と反対側辺縁との間隔、および前後辺縁間の間隔は、いずれもストッパ突起の径寸法に比して大寸に形成されるハンドル装置を構成することができる。
この場合、前記ストッパ当接片9には、弾性翼片10を操作して被係合部4の係合を解除する解除操作部11が延設される車両用ドアハンドル装置を構成すると、操作ハンドル2のハンドルベース1からの取り外しが容易になる。
本発明によれば、操作ハンドルは、装着作業時のスライド方向に直交する方向への移動を伴わないために、操作ハンドルの装着時の余分な移動スペースを設定する必要がなく、ハンドルベース内のスペースを有効に利用することができる。
本発明を示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)の1B-1B線断面図である。 操作ハンドルを示す平面図である。 ハンドルベースの先端部を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)の3B-3B線断面図である。 操作ハンドルの連結操作を示す図で、(a)は正面図、(b)は一部を断面にして示す(a)の4B方向矢視図である。 操作ハンドルの連結操作を示す図4(b)の5A-5A線断面図で、(a)は図4(a)に対応する図、(b)はストッパ当接片にストッパ突起が当接した状態を示す図、(c)はストッパ突起により弾性翼片が弾性変形した状態を示す図、(d)はストッパ突起に被係合部が係合した状態を示す図である。 操作ハンドルをハンドルベースに連結した状態を示す図で、(a)は図5(d)の6A-6A線断面図、(b)は操作ハンドルを回転操作した状態を示す(a)に対応する図、(c)は図5(d)の6C方向矢視図、(d)は操作ハンドルを回転操作した状態における(c)に対応する図、(e)は図6(c)の6E方向矢視図である。 本発明の作用を示す図で、(a)は操作ハンドルが初期回転位置にある状態を示す図、(b)は所定角度回転操作した状態を示す図である。 ストッパ突起と被係合部の関係を示す図である。 ストッパ突起と被係合部の関係を示す他の例である。
図1に示すように、ドアハンドル装置は、ハンドルベース1に操作ハンドル2を連結して形成される。車両外部への露出を防ぐために、ハンドルベース1は、図外のドアパネルの裏面に固定され、操作ハンドル2は、ハンドルベース1の車両への取付後、車両外部から連結される。
後述するハンドルベース1に開設された後部開口14bを閉塞するために、ハンドルベース1にはキャップ部材15がボルト16により固定される。
ハンドルベース1は後端部に作動レバー17が回転軸(C17)周りに回転自在に連結され、該作動レバー17の回転動作をケーブル装置18等を経由してドアの閉扉状態を維持するドアロック装置19に伝達し、該ドアロック装置19を操作する。
一方、操作ハンドル2は、図2に示すように、前端にヒンジ突部5を、後端に作動脚20を各々有しており、連結状態において、ヒンジ突部5の中心を回転中心として回転する。この操作ハンドル2は、ハンドルベース1への連結状態において、図1に示すように、作動脚20の自由端から前方に向けて突設される係止段部20aを作動レバー17から突出する係止杆17aに係止させており、操作ハンドル2の回転操作に伴って作動レバー17が回転する。
上記操作ハンドル2のハンドルベース1への装着は、図4に示すように、操作ハンドル2のヒンジ突部5、および作動脚20をハンドルベース1に開設された前後開口部14a、14bとドアパネルの前後開口部(図示せず)からドア内に挿入した後、操作ハンドル2全体を図4において矢印で示すように、前方にスライドさせて行われる。
図4(b)に示すように、操作ハンドル2をセットした状態で係止段部20aの車外側表面は係止杆17aの室内側表面に対して車外側に位置しており(重合間隔δ)、操作ハンドル2の前方へのスライド操作により係止杆17aは一旦トーションスプリング21の付勢力に抗して回転して係止段部20aの通過を許容した後、係止段部20aに圧接する。この状態で係止段部20aは室内側に押し付けられてガタつきが防止され、さらに操作ハンドル2の回転操作に伴う係止段部20aの外方への移動により作動レバー17が回転駆動される。
また、上記操作ハンドル2のヒンジ突部5の前端面は円弧面により形成されるとともに、該円弧面の中心位置にはヒンジ突部5の上下面から円柱状のストッパ突起3が突設され、さらに、ハンドルベース1の前端部には、前端を固定端とする片持梁状の弾性翼片10が形成される。
図3(b)、図5に示すように、弾性翼片10は、操作ハンドル2のヒンジ突部5の上下方向寸法にほぼ等しい間隔で2枚が平行に配置されており、各々の自由端を互いに背向方向に屈曲させることによりストッパ当接片9が形成される。
また、図3(a)に示すように、各弾性翼片10には、被係合部4が設けられる。被係合部4は、一隅に上記操作ハンドル2のストッパ突起3の径寸法に等しい曲率部を備えた開口であり、室内側辺縁と室外側辺縁との間隔、および前後辺縁間の間隔は、いずれもストッパ突起3の径寸法に比して大寸とされている。
したがって本例において、図5(a)に示すように、操作ハンドル2をセットした状態において、弾性翼片10のストッパ当接片9が操作ハンドル2のストッパ突起3の移動経路上に位置しており、この状態から操作ハンドル2を前方にスライド移動させると、図5(b)に示すように、ストッパ突起3がストッパ当接片9に当接する。
この後、さらに、操作ハンドル2をスライドさせると、図5(c)に示すように、対向する弾性翼片10は各々ストッパ突起3によって排斥されるようにして弾性変形してストッパ突起3の通過を許容し、ストッパ突起3が被係合部4に対応する位置において弾性的に復元して図5(d)に示すように、移動要素としての被係合部4が受容側要素としてのストッパ突起3に弾発係合する。
ストッパ突起3が被係合部4に嵌合した状態で、ストッパ突起3、すなわち、操作ハンドル2の後方への移動が被係合部4の周壁により規制され、この状態で、図1(b)に示すように、操作ハンドル2の作動脚20の後端面とキャップ部材15との間には適宜のクリアランスが確保されており、操作ハンドル2を回転操作する際のキャップ部材15との摺接が確実に防止される。
また、ストッパ突起3が被係合部4に嵌合した状態で、操作ハンドル2を後方に引っ張ると、弾性翼片10には図5(d)において矢印Fで示す方向の力が発生し、これに対し、固定端から後方に延びて片持梁状に形成される弾性翼片10のストッパ突起3との係合解除方向(図5(d)における矢印R方向)は直交する。このために、操作ハンドル2に矢印Fの引張力が付加されても、弾性翼片10には、矢印R方向の分力は発生することはなく、操作ハンドル2の操作中にストッパ突起3と被係合部4との係合が不用意に解除することはない。
また、本例において、図5(d)に示すように、ストッパ突起3と被係合部4との係合部が、矢印Fに対して直交するよう構成すると、操作ハンドル2に矢印F方向の引張力が負荷されても、矢印R方向の分力が発生することはない。なお、ストッパ突起3と被係合部4との係合部は、線接触でも面接触でも任意に構成できる。
さらに、片持ち梁状に形成された弾性翼片10の固定端となる支点12と、ストッパ突起3と被係合部4との係合部とが、操作ハンドル2を後方に引っ張ることで発生する力の方向(矢印F)と同一直線上になるよう構成することで、弾性翼片10のストッパ突起3との係合解除方向への分力(矢印R)が発生しないようにしてもよい。
さらに、図6に示すように、ストッパ突起3が被係合部4に嵌合した状態で、ヒンジ突部5はハンドルベース1に形成されたヒンジ規制部8に当接する。ヒンジ規制部8は、天井壁6と突き当て壁7とを有しており、ヒンジ突部5の円弧面が突き当て壁7に当接した状態で、操作ハンドル2全体の室内側への移動がドアパネルにより規制されていることと相まって、該円弧面は天井壁6に当接して内接状態となり、内心が操作ハンドル2を回転操作する際の回転中心を提供する。
また、本例において、ヒンジ規制部8の突き当て壁7は、弾性変形可能な片持梁状に形成されており、操作ハンドル2をハンドルベース1に連結した状態においてヒンジ突部5の先端が圧接する。この結果、操作ハンドル2は突き当て壁7により後方への付勢力が与えられるために、ストッパ突起3と被係合部4とは圧接状態となり、操作ハンドル2のガタツキが防止される。
さらに、操作ハンドル2を握ってドアを開放させようとした場合、操作ハンドル2の操作力(P)は図6(a)、(b)に示すように、ヒンジ突部5のヒンジ規制部8の天井壁6への押圧力として作用する。一方、上記ヒンジ規制部8の天井壁6は、上下側縁がハンドルベース1の先端部上下壁面に、前端縁がハンドルベース1の前端壁面に連結されて、高い剛性、強度を有しており、かつ、ストッパ突起3と被係合部4の内周壁面との間には、クリアランスdが設定されているために、ストッパ突起3には操作力(P)が作用することがないために、操作ハンドル2への操作時の強度を高めることができる。
加えて、図6(e)に示すように、ドアパネルにハンドル装置を固定した状態で、ドアパネル裏面には、解除操作部11が露出しているために、該解除操作部11を矢印方向に操作することによって操作ハンドル2を簡単にハンドルベース1から取り外すことができる。
この場合、図6(e)に示すように、ハンドルベース1に弾性翼片10を車外側に露出させる露出開口22を設けるとともに、該露出開口22に張り出し辺22aを設けると、張り出し辺と解除操作部11との間隙に直接指を挿入して操作するだけで簡単に操作ハンドル2を取り外すことができる。
1 ハンドルベース
2 操作ハンドル
3 ストッパ突起
4 被係合部
5 ヒンジ突部
6 天井壁
7 突き当て壁
8 ヒンジ規制部
9 ストッパ当接片
10 弾性翼片
11 解除操作部

Claims (4)

  1. 車両のドアパネル裏面に固定されたハンドルベースにドア表面側から連結されて回転中心周りに回転自在な操作ハンドルを有する車両用ドアハンドル装置であって、
    前記操作ハンドルの回転中心側端部にはヒンジ突部が設けられるとともに、
    前記ハンドルベースには、ヒンジ突部のドアパネル方向への移動を規制する天井壁とヒンジ突部の突き当て壁とを有してヒンジ突部が内接状に当接し、当接状態において内心が操作ハンドルの回転中心に一致するヒンジ規制部が設けられ、
    前記操作ハンドル、およびハンドルベースのいずれか一方に一対のストッパ突起が対向位置に、他方に各ストッパ突起に対応する被係合部が設けられ、操作ハンドルの回転中心側へのスライド移動に伴ってストッパ突起と被係合部のいずれか一方がストッパ突起の突出方向に弾性変形した後、他方に弾発係合して、操作ハンドルの回転先端側への移動を規制するとともに、
    前記ストッパ突起と被係合部との間には、操作ハンドルに対するドア外方への操作力が作用した際の前記ストッパ突起と被係合部との非接触状態を保持してストッパ突起へのドアを開放操作する際の操作力の作用を防止する間隙が形成される車両用ドアハンドル装置。
  2. 車両のドアパネル裏面に固定されたハンドルベースにドア表面側から連結されて回転中心周りに回転自在な操作ハンドルを有する車両用ドアハンドル装置であって、
    前記操作ハンドル、およびハンドルベースのいずれか一方に一対のストッパ突起が対向位置に、他方に各ストッパ位置に対応する被係合部が設けられ、操作ハンドルの回転中心側へのスライド移動に伴ってストッパ突起と被係合部のいずれか一方がストッパ突起の突出方向に弾性変形した後、他方に弾発係合して、操作ハンドルの回転先端側への移動を規制するとともに、
    前記操作ハンドルの回転中心側端部にはヒンジ突部が突設され、
    ハンドルベースには、ヒンジ突部が当接する突き当て壁と、前記ヒンジ突部の外周縁が当接して該ヒンジ突部のドアパネル方向への移動を規制する天井壁とを有するヒンジ規制部が設けられ、
    前記操作ハンドルは、前記突き当て壁と天井壁とにヒンジ突部とを接触させた状態で回転自在であり、
    かつ、前記ストッパ突起と被係合部との間には操作ハンドルのドア外方への移動力が作用した際の前記ストッパ突起と被係合部との非接触状態を保持してストッパ突起へのドアを開放操作する際の操作力の作用を防止する間隙が形成される車両用ドアハンドル装置。
  3. 前記ストッパ突起は円柱状に形成されて操作ハンドルの回転中心位置に突設されるとともに、
    前記ハンドルベースには、操作ハンドルの回転中心側へのスライド操作時の操作先端方向を固定端とし、自由端部にストッパ当接片を備えて操作ハンドルのスライド操作方向に沿って配置され、操作ハンドルの回転中心側へのスライド移動時における前記ストッパ突起のストッパ当接片への圧接により弾性変形して該ストッパ突起の通過を許容する片持梁状の弾性翼片が形成され、
    前記被係合部は、一隅に前記ストッパ突起の径寸法に等しい曲率部を備えて前記弾性翼片に開設された開口であり、ドア外方側辺縁と反対側辺縁との間隔、および前後辺縁間の間隔は、いずれもストッパ突起の径寸法に比して大寸に形成される請求項1または2記載の車両用ドアハンドル装置。
  4. 前記ストッパ当接片には、弾性翼片を操作して被係合部の係合を解除する解除操作部が延設される請求項3記載の車両用ドアハンドル装置。
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