JP6399291B2 - 車両用ドアハンドル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両ドアに取付けられる車両用ドアハンドル装置に関する。
下記特許文献1には、この種の車両用ドアハンドル装置(以下、単に「ドアハンドル装置」ともいう)の一例が開示されている。このドアハンドル装置は、ハンドル本体と、車両ドアの外表面を構成するドアアウタパネルに車内側から組付けられるフレーム部材と、フレーム部材に組付けられハンドル本体のハンドル軸部を保持する樹脂製の軸受部材と、を備えている。軸受部材は、ハンドル軸部を保持するための保持空間を区画形成するように互いに離間して配置された一対の保持部(把持部)を備え、組付け準備位置と組付け完了位置との間で回動可能となるようにフレーム部材に支持されている。軸受部材の組付け準備位置では、ハンドル軸部は保持空間への挿入が可能であり且つ保持空間からの離脱が可能である。軸受部材の組付け完了位置では、ハンドル軸部は保持空間からの離脱動作が規制される。このため、組付け準備位置にある軸受部材にハンドル本体のハンドル軸部をセットした状態で軸受部材を組付け準備位置から組付け完了位置へと回動させることによって、ハンドル本体が軸受部材を介してフレーム部材に組付けられる。
特開2008−50870号公報
(発明が解決しようとする課題)
ところで、上記構成のようなドアハンドル装置においては、ハンドル本体に車両後方への過大な荷重が作用する状況が想定される。このような状況は、例えば車両盗難の際やユーザがハンドル本体を手指で把持して行う通常のドア開閉操作時において生じ得る。この場合、軸受部材の各保持部は、ハンドル本体のハンドル軸部によって車両後方へ付勢されるため、一対の保持部が車両後方へ弾性変形する虞がある。このとき、一方の保持部と他方の保持部とが離間して保持空間が拡張された状態、所謂「口開き」の状態が形成されると、ハンドル本体のハンドル軸部が保持空間から離脱することによって軸受部材によるハンドル軸部の保持が解除される。また、ハンドル本体のハンドル軸部が保持空間から離脱しようとする際に保持部に付与する荷重によって、組付け完了位置にある軸受部材が組付け準備位置に向けて回動する虞があり、この場合も同様にハンドル本体のハンドル軸部が保持空間から離脱することによって軸受部材によるハンドル軸部の保持が解除される。その結果、ハンドル本体のガタツキが生じたり、ハンドル本体がドアアウタパネルから外れたりするという不具合が起こり得る。
そこで本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、車両用ドアハンドル装置において、ハンドル本体に作用する過大な荷重によって軸受部材の保持空間からハンドル本体のハンドル軸部が離脱しないようにするのに有効な技術を提供することである。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本発明に係る車両用ドアハンドル装置は、車両ドアに取付けられる装置であり、フレーム部材と、ハンドル本体と、軸受部材と、保持解除阻止機構と、を含む。フレーム部材は、車両ドアの外表面を構成するドアアウタパネルに組付けられる。ハンドル本体は、フレーム部材に向けて延出するアーム部にハンドル回動中心となるハンドル軸部を備える長尺状の部材として構成される。軸受部材は、フレーム部材に組付けられてハンドル本体のハンドル軸部を保持する樹脂製の部材として構成される。この軸受部材は、ハンドル軸部を保持するための保持空間を区画形成するように互いに離間して配置された一対の保持部を備え、一対の保持部が保持空間からのハンドル軸部の離脱を規制する組付け完了位置と保持空間からのハンドル軸部の離脱を規制しない組付け準備位置との間で回動可能となるようにフレーム部材に支持される。保持解除阻止機構は、軸受部材が組付け完了位置にあるときハンドル本体が当該ハンドル本体の延在方向に沿った所定方向の荷重を受けたときの一対の保持部の少なくとも一方の動作を規制することによって保持空間におけるハンドル軸部の保持解除を阻止する機能を果たす。
この車両用ドアハンドル装置の場合、ハンドル本体が所定方向の荷重を受けたときには、ハンドル軸部もハンドル本体と同方向に動作して軸受部材の一対の保持部を付勢する。このとき、一対の保持部の少なくとも一方の動作が保持解除阻止機構によって規制されて保持空間におけるハンドル軸部の保持解除が阻止される。その結果、ハンドル本体に作用する過大な荷重によってハンドル軸部が軸受部材の保持空間から離脱しないようにすることができる。
上記構成の車両用ドアハンドル装置では、軸受部材は、ハンドル本体が所定方向の荷重を受けたときにハンドル軸部から付勢された一対の保持部が互いに離間する方向に弾性変形して保持空間が拡張する動作を規制するように一対の保持部を互いに連結する連結部を備える。そして、この連結部を用いて保持解除阻止機構が構成される。これにより、ハンドル本体が所定方向の荷重を受けたときに一方の保持部と他方の保持部とが離間して保持空間が拡張されるのを連結部によって抑えることができる。その結果、所謂「口開き」の状態が形成されるのを阻止でき、ハンドル軸部が軸受部材の保持空間から離脱しないようにすることができる。
上記構成の車両用ドアハンドル装置では、連結部は、軸受部材が少なくとも組付け完了位置及び組付け準備位置の二位置にあるときにフレーム部材よりも車両外方へ突出しないように面取りされた面取り構造を備えるのが好ましい。これにより、フレーム部材に対する軸受部材の組付け時及び組付け後において連結部が周囲の部材に干渉するのを防止できる。
上記構成の車両用ドアハンドル装置では、フレーム部材は、ハンドル本体が所定方向の荷重を受けたときにハンドル軸部から付勢されて組付け完了位置から組付け準備位置に向けて回動しようとする一対の保持部の少なくとも一方に係合して当該保持部の回動動作を規制する係合壁部を備えるのが好ましい。この場合、この係合壁部を用いて保持解除阻止機構が構成されるのが好ましい。これにより、ハンドル本体のハンドル軸部が保持空間から離脱しようとする保持部に付与する荷重によって組付け完了位置にある軸受部材が組付け準備位置に向けて回動するのを阻止でき、ハンドル軸部が軸受部材の保持空間から離脱しないようにすることができる。
上記構成の車両用ドアハンドル装置では、フレーム部材は、ハンドル本体のハンドル軸部を軸受部材の保持空間に向けてガイドするために所定方向に沿って長尺状に延在するガイド部を備え、係合壁部がこのガイド部と一体状に形成されるのが好ましい。これにより、フレーム部材の係合壁部が軸受部材から受ける荷重を長尺状に延在するガイド部によって受けることができる。従って、軸受部材からの荷重を受けるための構造の剛性を高めることができ、また当該構造をガイド部の一部を利用して構築することができるため合理的である。
上記構成の車両用ドアハンドル装置では、軸受部材の一対の保持部の各々は、ハンドル軸部を保持するための保持空間を形成するために、第1壁部及び第2壁部と薄肉部とを備えるのが好ましい。第1壁部及び第2壁部は、互いに対向するように配置される。薄肉部は、第1壁部と第2壁部との間に延在し保持空間の保持されたハンドル軸部との当接によって優先的に撓み変形するように構成されている。これにより、保持空間に収容されたハンドル軸部の製品寸法にばらつきがあっても、薄肉部がハンドル軸部との当接部分(接触部分)において優先的に撓み変形することで、当該ばらつきを吸収することができる。その結果、ハンドル本体がフレーム部材に組付けられた状態でハンドル軸部のガタツキを防止することができる。
以上のように、本発明によれば、車両用ドアハンドル装置において、ハンドル本体に作用する過大な荷重によって軸受部材の保持空間からハンドル本体のハンドル軸部が離脱しないようにすることが可能になった。
図1は本実施の形態の車両用ドアハンドル装置100のフレーム部材110及びハンドル本体120を示す分解斜視図である。 図2は図1の車両用ドアハンドル装置100をハンドル本体120が初期位置にある状態において示す側面図である。 図3は図1中の車両用ドアハンドル装置100をハンドル本体120がフルストローク位置にある状態において示す側面図である。 図4は図1中の軸受部材130の斜視図である。 図5は図4中の軸受部材130のA−A線についての断面構造を示す図である。 図6は図4中の軸受部材130のB−B線についての断面構造を組付け準備位置において示す図である。 図7は図4中の軸受部材130のB−B線についての断面構造を組付け完了位置において示す図である。 図8は図7中の軸受部材130とフレーム部材110との配置関係を模式的に示す図である。 図9は図5中のフレーム部材110のガイド部115及び係合壁部116の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。なお、当該図面では、車両前方及び車両後方をそれぞれ矢印X1及び矢印X2で示し、車両上方及び車両下方をそれぞれ矢印Y1及び矢印Y2で示し、車両外方及び車両内方をそれぞれ矢印Z1及び矢印Z2で示している。車両ドアに取付けられる前の状態の車両用ドアハンドル装置に対して、また車両ドアに取付けられた後の状態の車両用ドアハンドル装置に対して、これらの方向を適用することができる。
図1に示されるように、本実施の形態の車両用ドアハンドル装置(以下、単に「ドアハンドル装置」ともいう)は、車両ドア10、特に車両ドア10を構成するドアアウタパネル11に取り付けられる。ドアアウタパネル11は、車両ドア10のうち車両外方に延在する金属製のドアパネルとして構成される。ドアハンドル装置100は、複数の構成部品が一体状に組み付けられたアセンブリ(「アッシー」ともいう)として構成されており、当該複数の構成部品にはフレーム部材110、ハンドル本体120及び軸受部材130が含まれている。
フレーム部材110は、車両前後方向X1,X2に沿って長尺状に延在する部材であり、車両ドア10のドアアウタパネル11に組付けられる。このフレーム部材110は、ハンドル本体120と係合することによって当該ハンドル本体120を保持する機能を果たす。フレーム部材110の前端側の部位には挿入穴111が貫通形成され、フレーム部材110の後端側の部位には挿入穴112が貫通形成されている。ハンドル本体120のうちフレーム部材110との係合のための係合部分は、車両ドア10のドアアウタパネル11に設けられた貫通穴(図示省略)とフレーム部材110に設けられた挿入穴111,112とを通じて車外側から車内側に突出するように構成されている。
また、フレーム部材110の挿入穴111の近傍において車両上下方向Y1,Y2に互いに離間して配置された一対のフレーム壁部のそれぞれには開口部113が開口形成されている。これらの開口部113,113はそれぞれ、軸受部材130の一対の支持軸部134,134のそれぞれを回動可能に支持する軸受として構成されている。この場合、各開口部113は車外側に向けて開口し、且つ各支持軸部134の軸径に相当する開口幅を有するように構成されている。このため、軸受部材130の各支持軸部134を車外側(図1の上方)からフレーム部材110の各開口部113に嵌め込むことによって、軸受部材130がフレーム部材110に対して組付け準備位置に設定される。その後、軸受部材130は開口部113においてフレーム部材110に支持された状態で支持軸部134を中心に回動することで最終的な組付け完了位置に設定される。このフレーム部材110が本発明の「フレーム部材」に相当する。
ハンドル本体120は、フレーム部材110と同様に車両前後方向X1,X2に沿って長尺状に延在するグリップ型のハンドル部分(「アウトサイドハンドル」ともいう)として構成される。ユーザはこのハンドル本体120を手指で把持して車両ドア10の開閉操作を行うことができる。このハンドル本体120が本発明の「ハンドル本体」に相当する。
ハンドル本体120の前端側の部位にはフレーム部材110の挿入穴111に挿入される係合アーム121が設けられている。係合アーム121は、車両上下方向Y1,Y2に延在する円柱状のハンドル軸部122を備え、このハンドル軸部122において軸受部材130に回動可能に取付けられる。即ち、ハンドル軸部122がハンドル本体120の回動中心となる。このため、軸受部材130がフレーム部材110に一体状に組み付けられた状態では、ハンドル本体120は、ハンドル軸部122を中心にして車両外方Z1及び車両内方Z2に回動可能となる。
一方で、ハンドル本体120の後端側の部位にはフレーム部材110の挿入穴112に挿入される係合脚部123が設けられている。この係合脚部123は、略L字状の断面形状を有し、フレーム部材110に回動可能に支持されたレバー部材(カウンタウエイト)114に係合している。レバー部材114は、係合脚部123を車両内方Z2に引き込むためのコイルスプリング(図示省略)に連結され、且つ連結ロッド(図示省略)を介してドアロック機構(図示省略)に連結されている。このため、ハンドル本体120がハンドル軸部122を中心にして図2に示す初期位置から図3に示すフルストローク位置まで回動した場合、係合脚部123がコイルスプリングの弾性付勢力に抗して車両外方Z1に向けて移動することによってドアロック機構がロック状態からアンロック状態に切替わる。
ここで、フレーム部材110に組付けられる軸受部材130の具体的な構成等について図4〜図9を参照しつつ説明する。
図4に示されるように、軸受部材130は、硬質の合成樹脂材料によって一体状に形成された樹脂製の部材であり、ハンドル本体120のハンドル軸部122を保持する機能を果たす。この軸受部材130が本発明の「軸受部材」に相当する。この軸受部材130は、車両上下方向Y1,Y2について互いに離間して配置された一対の可動アーム131,131を備えている。一対の可動アーム131,131は、いずれも車両上下方向Y1,Y2に延在する第1連結構造132及び第2連結構造133のそれぞれを介して互いに連結されている。
第1連結構造132は、各可動アーム131のうち一方の端部131aと他方の端部131bとの間の領域において一対の可動アーム131,131を互いに連結する連結フレームとして構成されている。各可動アーム131のうち他方の端部131bには、操作部131c及び開口部131dが設けられている。操作部131cは、軸受部材130が組付け準備位置から組付け完了位置まで回動する際に操作される操作部分として構成される。開口部131dは、軸受部材130の組付け完了位置において、フレーム部材110に設けられた係止部(図示省略)に嵌合するように開口形成されている。
第2連結構造133は、各可動アーム131のうち一方の端部131aの領域において一対の可動アーム131,131を互いに連結するように構成されている。この第2連結構造133は、一対の支持軸部134,134、一対の保持部135,135及び連結部138によって構成されている。一方の可動アーム131に一方の支持軸部134が固定され、更にこの支持軸部134のうち当該可動アーム131とは反対側に一方の保持部135が固定されている。同様に、他方の可動アーム131に他方の支持軸部134が固定され、更にこの支持軸部134のうち当該可動アーム131とは反対側に他方の保持部135が固定されている。即ち、各可動アーム131と各保持部135との間に各支持軸部134が設けられている。
図5に示されるように、軸受部材130は、予め設定された組付け準備位置と組付け完了位置との間で回動可能となるように一対の支持軸部134,134のそれぞれがフレーム部材110の各開口部113に嵌め込まれて支持されている。このため、軸受部材130が支持軸部134を中心に回動する際に、可動アーム131及び保持部135も支持軸部134を中心に一体的に回動する。一対の保持部135,135は、車両上下方向Y1,Y2について互いに離間して対向配置されている。各保持部135は、車両前後方向X1,X2に延在し各可動アーム131に固定された側壁部136と、側壁部136から延出する規制壁部137と、を備えている。連結部138は、車両上下方向Y1,Y2に長尺状に延在し、一方の保持部135の側壁部136と他方の保持部135の側壁部136とを互いに連結するように構成されている。一対の保持部135,135と連結部138とによって区画される空間は、ハンドル本体120の係合アーム121に設けられたハンドル軸部122を収容するための保持空間135aとして構成される。ハンドル軸部122は、挿入開口135bを通じて保持空間135aに挿入可能である。各規制壁部137は、保持空間135aに収容されたハンドル軸部122が当該保持空間135aから車両後方X2に離脱するのを規制する機能を果たす。このため、一対の保持部135,135は、保持空間135aにおいてハンドル軸部122を保持(「把持」ともいう)することができる。ここでいう一対の保持部135,135が本発明の「一対の保持部」に相当する。
図6に示されるように、各保持部135は、軸受部材130が組付け準備位置にある場合には、挿入開口135bが車両後方X2に向けて開口するように配置構成されている。従って、軸受部材130の組付け準備位置では、ハンドル本体120のハンドル軸部122を各保持部135の車両後方側から挿入開口135bに向けて車両前方X1にスライドさせることによって、ハンドル本体120のハンドル軸部122を挿入開口135bを通じて保持空間135aへと挿入することができる。また、軸受部材130の組付け準備位置では、ハンドル本体120のハンドル軸部122を挿入開口135bを通じて保持空間135aから離脱させることができる(保持空間135aからのハンドル軸部122の離脱動作が規制されない)。保持空間135aは、互いに対向するように配置された規制壁部(「第1壁部」ともいう)137及び連結部(「第2壁部」ともいう)138と、規制壁部137と連結部138との間に延在する薄肉部139とによる略C字状の断面構造によって区画形成されている。この場合、薄肉部139の肉厚は、規制壁部137及び連結部138の厚みを下回り、且つハンドル軸部122との当接によって撓み変形(弾性変形)できるように寸法設定されるのが好ましい。これにより、保持空間135aに収容されたハンドル軸部122の製品寸法にばらつきがあっても、薄肉部139がハンドル軸部122との当接部分(接触部分)において優先的に撓み変形することで、当該ばらつきを吸収することができる。即ち、薄肉部139は、所謂「板バネ」に類似の効果を奏する。その結果、ハンドル本体120がフレーム部材110に組付けられた状態でハンドル軸部122のガタツキを防止することができる。
その後、軸受部材130の位置が組付け準備位置から組付け完了位置に切替わるように、可動アーム131の操作部131cが操作されると、保持空間135aに収容されたハンドル軸部122よりも車両後方に各保持部135の規制壁部137が配置される。即ち、図7に示されるように、各保持部135は、軸受部材130の組付け完了位置では挿入開口135bが組付け準備位置にあるときよりも車外側に向けて開口するように配置構成されている。この場合、規制壁部137の内壁面137a(保持空間135aに収容されたハンドル軸部122と対向する対向面)は、ハンドル軸部122のスライド方向(車両前後方向X1,X2)と交差する方向に延在する。従って、軸受部材130が組付け完了位置にある状態では、既に保持空間135aに収容されたハンドル軸部122は、規制壁部137の内壁面137aに接触するため、保持空間135aから車両後方X2へと離脱する動作(図7中の白抜き矢印で示すような動作)が規制壁部137によって規制される。その結果、ハンドル軸部122が2つの保持部135,135によって保持空間135aにて保持された保持状態が形成される。
上記の軸受部材130は、当該軸受部材130の各部位のうち連結部138が最も車外側に位置するように構成されている。そこで、本実施の形態では、軸受部材130の連結部138が邪魔になり難い構造を実現するために、連結部138の車外側表面が面取りされた面取り構造を採用している。この面取り構造は、連結部138の車外側表面を規定する第1平面138a及び第2平面138bによって構成されている。第1平面138aは、図6に示される軸受部材130の組付け準備位置において車両前後方向X1,X2に沿って延在する平面として構成される。一方で、第2平面138bは、図7に示される軸受部材130の組付け完了位置において車両前後方向X1,X2に沿って延在する平面として構成される。これにより、軸受部材130の少なくとも組付け完了位置及び組付け準備位置の二位置において、連結部138がフレーム部材110よりも車両外方へ突出しない。即ち、連結部138がフレーム部材110のうち車外側の最外郭を規定する基準面Sよりも車両外方に突出することがない。その結果、フレーム部材110に対する軸受部材130の組付け時及び組付け後において連結部138が周囲の部材に干渉するのを防止できる。
ところで、上記構成のドアハンドル装置100では、ハンドル本体120に車両後方X2への過大な荷重が作用する状況が想定される。このような状況は、例えば車両盗難の際やユーザがハンドル本体120を手指で把持して行う通常のドア開閉操作時において生じ得る。この場合、ハンドル軸部122もハンドル本体120と同方向に動作して軸受部材130の一対の保持部135,135を車両後方X2へ付勢する。軸受部材130の各保持部135では、規制壁部137の内壁面137aがハンドル本体120のハンドル軸部122によって車両後方X2へ押圧されて、側壁部136や規制壁部137が支持軸部134を支点にして弾性変形する虞がある。このとき、一方の保持部135と他方の保持部135とが互いに離間して間隔が拡張された状態、所謂「口開き」の状態が形成されると、ハンドル本体120のハンドル軸部122が各保持部135から離脱することによって軸受部材130によるハンドル軸部122の保持が容易に解除される。
また、ハンドル本体120のハンドル軸部122が保持部135から車両後方X2へ離脱しようとする荷重によって、軸受部材130が組付け完了位置から組付け準備位置に向けて回動する虞がある。とりわけ、ハンドル本体120の組付け性を向上させる目的のために、軸受部材130の組付け完了位置において規制壁部137の内壁面137aが車両前後方向X1,X2に対して傾斜した構造を採用した場合には、規制壁部137の内壁面137aがハンドル軸部122から受ける車両後方X2への荷重によって軸受部材130が組付け完了位置から組付け準備位置に向けて回動し易くなる。この場合、ハンドル軸部122のための保持空間135aに通じる挿入開口135bが車両後方X2に向けて開口するため、同様にハンドル本体120のハンドル軸部122が各保持部135から離脱することによって軸受部材130によるハンドル軸部122の保持が容易に解除される。その結果、ハンドル本体120のガタツキが生じたり、ハンドル本体120がドアアウタパネル11から外れたりするという不具合が起こり得る。
そこで、このような不具合に対処するべく、本実施の形態のドアハンドル装置100では、軸受部材130に対して第1の保持解除阻止機構140及び第2の保持解除阻止機構150が割当てられている。これら保持解除阻止機構140,150はいずれも、軸受部材130が組付け完了位置にあるとき車両ドア10の開閉操作時にハンドル本体120が車両後方X2への荷重を受けたときの一対の保持部135,135の動作を規制することによって保持空間135aにおけるハンドル軸部122の保持解除を阻止する機能を果たす。これら保持解除阻止機構140,150が本発明の「保持解除阻止機構」に相当する。
第1の保持解除阻止機構140は、図4及び図5が参照されるように、軸受部材130の前述の連結部138によって構成されている。ここで、規制壁部137の内壁面137aがハンドル軸部122から車両後方X2への荷重を受けた場合、各保持部135の側壁部136が規制壁部137とともに弾性変形によって支持軸部134を支点にして図5中の黒塗り矢印で示される方向に沿って回動しようとする。即ち、軸受部材130は一方の保持部135と他方の保持部135とが互いに離間するように弾性変形しようとする。軸受部材130がこのように弾性変形すると一方の保持部135と他方の保持部135との間隔が広がって保持空間135aが拡張される。
この場合、連結部138は、一方の保持部135の側壁部136と他方の保持部135の側壁部136とを連結しているため、一方の保持部135と他方の保持部135とが離間する動作を阻止することができる。その結果、前述の「口開き」の状態が形成されることがなく、軸受部材130によるハンドル軸部122の保持状態を維持することができる。即ち、連結部138は、ハンドル本体120が車両後方X2への荷重を受けたときにハンドル軸部122から付勢された一対の保持部135,135が互いに離間する方向に弾性変形して保持空間135aが拡張する動作を規制するように一対の保持部135,135を互いに連結するように構成されている。その結果、ハンドル本体120に作用する過大な荷重によってハンドル軸部122が軸受部材130の保持空間130aから離脱しないようにすることができる。これに対して、軸受部材130が連結部138を備えていない場合には、軸受部材130は一方の保持部135と他方の保持部135とが離間する動作を規制することができない。その結果、一対の保持部135,135が互いに離間する方向に弾性変形し易くなるため、ハンドル軸部122が軸受部材130の保持空間130aから容易に離脱する。
一方で、第2の保持解除阻止機構150は、図5が参照されるように、フレーム部材110に設けられた一対の係合壁部116,116によって構成されている。各係合壁部116が本発明の「係合壁部」に相当する。各係合壁部116は、軸受部材130の各保持部135のうち組付け完了位置で最も車両後方側に位置する規制壁部137に対向配置される。各係合壁部116は、軸受部材130が図6に示される組付け準備位置から図7に示される組付け完了位置まで回動する際に規制壁部137の動作を邪魔しないように配置構成されている。この場合、各係合壁部116は、軸受部材130の組付け時の回動に伴って規制壁部137が通過する空間(経路)と干渉しないように、即ち規制壁部137に接触しないように規制壁部137との間に所定隙間を隔てて配置されてもよいし、或いは軸受部材130の組付け時の回動をブロックしない程度に規制壁部137に接触するように配置構成されてもよい。ここで、規制壁部137の内壁面137aがハンドル軸部122から車両後方X2への荷重を受けた場合、各保持部135の規制壁部137が図5中の白抜き矢印で示される方向に弾性変形しようとする。この場合、フレーム部材110の係合壁部116は、その当接面116aにおいて規制壁部137に直接的に当接し、且つ規制壁部137からの荷重に対抗できるレベルの剛性を有する。これにより、規制壁部137は車両後方X2に弾性変形するものの、その弾性変形の度合いを低く抑えることができる。その結果、第1の保持解除阻止機構140を用いる場合と同様に、前述の「口開き」の状態が形成されることがなく、軸受部材130によるハンドル軸部122の保持状態を維持することができる。
更に、この第2の保持解除阻止機構150である係合壁部116は、図8が参照されるように、ハンドル本体120が車両後方X2への荷重を受けたときに軸受部材130がハンドル軸部122から付勢されて組付け完了位置から図6に示される組付け準備位置に向けて回動しようとする回動動作(図8中の矢印方向の動作)を阻止する機能を果たす。この目的のために、係合壁部116は、前述のように軸受部材130の組付け時には規制壁部137の動作をブロックすることはないが、規制壁部137がハンドル軸部122に付勢されて車両後方X2に弾性変形したときには規制壁部137の外壁面137bに当接(係合)することによって規制壁部137の動作をブロックするように配置構成されている。特に、規制壁部137は、連結部138との間に薄肉部139を備えており、ハンドル軸部122からの付勢力が小さい場合でも車両後方X2に弾性変形し易くなり且つ弾性変形量も増えるため、外壁面137bにおいて係合壁部116の当接面116aに当接し易くなる。この場合、薄肉部139は、前述のような板バネに類似の機能に加えて、規制壁部137が弾性変形し易くなるように規制壁部137を助けるという更なる機能をも果たすことになる。その結果、軸受部材130が組付け準備位置に向けて回動しようとする回動動作を確実に阻止できるという効果を奏する。
この効果を高めるために、係合壁部116及び規制壁部137は、当接面116aと外壁面137bとの接触面積を大きくするように構成されるのが好ましい。この場合、典型的には、当接面116aと外壁面137bとが概ね平行に延在するように係合壁部116及び規制壁部137を構成することができる。これにより、ハンドル軸部122が各保持部135から離脱可能となる位置まで軸受部材130が回動するのが係合壁部116によって阻止されて、軸受部材130によるハンドル軸部122の保持状態が維持される。
また特に、上記の2つの保持解除阻止機構140,150の双方を兼ね備えた構造を用いれば、軸受部材130によってハンドル軸部122の保持状態を維持する効果が高まる。その結果、前述の連結部138を用いる場合と同様に、ハンドル本体120に作用する過大な荷重によってハンドル軸部122が軸受部材130の保持空間130aから離脱しないようにすることができる。
尚、上記構成の係合壁部116は、図5及び図9が参照されるように、フレーム部材110に設けられたガイド部115よりも車両前方においてガイド部115と一体状に形成されるのが好ましい。ガイド部115は、車両前後方向X1,X2に沿って長尺状に延在しており、ハンドル本体120のハンドル軸部122を軸受部材130の保持空間135aに向けて車両前方にガイドするガイドレールとしての機能を果たす。このガイド部115が本発明の「ガイド部」に相当する。従って、ハンドル本体120のハンドル軸部122をガイド部115の上面に当接させつつ当該上面に沿って車両前方へスライドさせることによって、ハンドル軸部122を軸受部材130に組付けることができる。
この場合、図5が参照されるように、フレーム部材110は、一方の係合壁部116の内壁面116bと他方の係合壁部116の内壁面116bとの間隔d2がハンドル軸部122の軸長d1を上回るように寸法設定される。本構成によれば、フレーム部材110の係合壁部116が軸受部材130の規制壁部137から受ける車両後方X2への荷重を、車両前後方向X1,X2に長尺状に延在するガイド部115によって受けることができる。その結果、軸受部材130の規制壁部137からの車両後方X2への荷重を受けるための構造の剛性を高めることができ、また当該構造をガイド部115の一部を利用して構築することができるため合理的である。
本発明は、上記の典型的な実施形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記の実施形態では、ハンドル本体120が車両後方への荷重を受ける場合の軸受部材130の動作について記載したが、本発明では、ハンドル本体120に作用する荷重の方向は車両後方以外の方向、例えば車両前方、車両上方、車両下方等であってもよい。
上記の実施形態では、保持解除阻止機構140,150が一対の保持部135,135の双方の動作を規制する場合について記載したが、本発明では、保持解除阻止機構が一対の保持部の少なくとも一方の動作を規制するような種々の構造を採用することができる。例えば、保持解除阻止機構150において一対の係合壁部116,116のうちのいずれか一方を省略し、1つの係合壁部116のみによって軸受部材130の回動動作を阻止するような構造を用いることもできる。
上記の実施形態では、第1の保持解除阻止機構140及び第2の保持解除阻止機構150を兼ね備えるドアハンドル装置100について記載したが、本発明では、第1の保持解除阻止機構140及び第1の保持解除阻止機構150のいずれか一方を省略することもできる。
上記の実施形態のフレーム部材110では、係合壁部116がガイド部115と一体状に形成される場合について記載したが、本発明では、係合壁部116をガイド部115から離間した位置に設けることもできる。
上記の実施形態の軸受部材130では、連結部138は車外側表面に第1平面138a及び第2平面138bからなる面取り構造を有する場合について記載したが、本発明では、連結部138は車外側表面の形状はこれに限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。例えば、軸受部材130が組付け完了位置及び組付け準備位置の二位置にあるときにおいてのみ、連結部138をフレーム部材110よりも車両外方へ突出させないような面取り構造に代えて、軸受部材130が組付け完了位置と組付け準備位置との間の全ての位置において連結部138をフレーム部材110よりも車両外方へ突出させないような面取り構造を採用することもできる。
本発明では、上記のドアハンドル装置100の本質的な構造を車両の各車両ドアに適用することができる。例えば、車両前席用の左右のドアや、車両後席用の左右のドア、更には車両後部のドア(バックドア)等にドアハンドル装置100の本質的な構造を適用することもできる。
10…車両ドア、11…ドアアウタパネル、100…車両用ドアハンドル装置、110…フレーム部材、111,112…挿入穴、113…開口部、114…レバー部材、115…ガイド部、116…係合壁部、116a…当接面、116b…内壁面、120…ハンドル本体、121…係合アーム、122…ハンドル軸部、123…係合脚部、130…軸受部材、131…可動アーム、131a,131b…端部、131c…操作部、131d…開口部、132…第1連結構造、133…第2連結構造、134…支持軸部、135…保持部、135a…保持空間、135b…挿入開口、136…側壁部、137…規制壁部、137a…内壁面、137b…外壁面、138…連結部、139…薄肉部、140…第1の保持解除阻止機構、150…第2の保持解除阻止機構

Claims (5)

  1. 車両ドアに取付けられる車両用ドアハンドル装置であって、
    前記車両ドアの外表面を構成するドアアウタパネルに組付けられるフレーム部材と、
    前記フレーム部材に向けて延出するアーム部にハンドル回動中心となるハンドル軸部を備える長尺状のハンドル本体と、
    前記フレーム部材に組付けられて前記ハンドル本体の前記ハンドル軸部を保持する樹脂製の軸受部材と、を含み、
    前記軸受部材は、前記ハンドル軸部を保持するための保持空間を区画形成するように互いに離間して配置された一対の保持部を備え、前記一対の保持部が前記保持空間からの前記ハンドル軸部の離脱を規制する組付け完了位置と前記保持空間からの前記ハンドル軸部の離脱を規制しない組付け準備位置との間で回動可能となるように前記フレーム部材に支持され、
    更に、前記軸受部材が前記組付け完了位置にあるとき前記ハンドル本体が当該ハンドル本体の延在方向に沿った所定方向の荷重を受けたときの前記一対の保持部の少なくとも一方の動作を規制することによって前記保持空間における前記ハンドル軸部の保持解除を阻止する保持解除阻止機構を含み、
    前記軸受部材は、前記ハンドル本体が前記所定方向の荷重を受けたときに前記ハンドル軸部から付勢された前記一対の保持部が互いに離間する方向に弾性変形して前記保持空間が拡張する動作を規制するように前記一対の保持部を互いに連結する連結部を備え、
    前記保持解除阻止機構は、前記軸受部材の前記連結部を用いて構成されている、車両用ドアハンドル装置。
  2. 請求項に記載の車両用ドアハンドル装置であって、
    前記連結部は、前記軸受部材が少なくとも前記組付け完了位置及び前記組付け準備位置の二位置にあるときに前記フレーム部材よりも車両外方へ突出しないように面取りされた面取り構造を備える、車両用ドアハンドル装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用ドアハンドル装置であって、
    前記フレーム部材は、前記ハンドル本体が前記所定方向の荷重を受けたときに前記ハンドル軸部から付勢されて前記組付け完了位置から前記組付け準備位置に向けて回動しようとする前記一対の保持部の少なくとも一方に係合して当該保持部の回動動作を規制する係合壁部を備え、
    前記保持解除阻止機構は、前記フレーム部材の前記係合壁部を用いて構成されている、車両用ドアハンドル装置。
  4. 請求項に記載の車両用ドアハンドル装置であって、
    前記フレーム部材は、前記ハンドル本体の前記ハンドル軸部を前記軸受部材の前記保持空間に向けてガイドするために前記所定方向に沿って長尺状に延在するガイド部を備え、
    前記係合壁部は、前記ガイド部と一体状に形成されている、車両用ドアハンドル装置。
  5. 請求項1〜のうちのいずれか一項に記載の車両用ドアハンドル装置であって、
    前記軸受部材の前記一対の保持部の各々は、前記ハンドル軸部を保持するための保持空間を形成するために、互いに対向するように配置された第1壁部及び第2壁部と、前記第1壁部と前記第2壁部との間に延在し前記保持空間の保持された前記ハンドル軸部との当接によって優先的に撓み変形するように構成された薄肉部と、を備える、車両用ドアハンドル装置。
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