JP7178267B2 - 車両用ドアハンドル装置 - Google Patents

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本発明は、車両用ドアハンドル装置に関する。
車両用ドアハンドル装置には、車両ドアのアウターパネルに対し車両内側から組み付けられるベース部材と、そのベース部材に対しアウターパネルを挟む形で車両外側から組み付けられるドアハンドル部材と、を備えるものがある。ドアハンドル部材は、ハンドル長手方向の第一側を支点とし、その逆の第二側を車両外向きに引き起こす操作が可能とされる部材であり、ハンドル長手方向の第一側から車両内側へと延び出す第一アームと、ハンドル長手方向の第一側とは逆の第二側で車両内側へと延び出す第二アームと、が設けられる。第一アームは、ベース部材に対し回動可能に組み付けられ、他方、第二アームは、ベース部材に対し車両内外方向に往復動作するようガイドされる形で配置される。
こうした車両用ドアハンドル装置では、ドアハンドル部材を、ベース部材に対し組み付けるにあたって、ドアハンドル部材の第一アームをベース部材のハンドル長手方向の第一側に設けられた第一組付け穴部の所定位置に挿入し、さらに第二アームをベース部材のハンドル長手方向の第二側に設けられた第二組付け穴部の所定位置に挿入する。そして、この双方の側の挿入状態からドアハンドル部材全体をハンドル長手方向の第一側に移動させる。これにより、第一アームがベース部材に対し回動可能に組み付けられ、かつ第二アームが第二組付け穴部内を車両内外方向に往復動作可能に配置され、ベース部材に対しドアハンドル部材が組み付いた状態となる。ただし、このままではドアハンドル部材全体を逆側(ハンドル長手方向の第二側)に移動させる力が作用することで、ドアハンドル部材がベース部材から脱落する可能性がある。このため、例えば特許文献1に示すように、第一アームが上記の回動可能となる組み付け位置から脱落しないように防ぐ脱落防止部材を設けることがある。
特許第6399291号公報
しかしながら、特許文献1における脱落防止部材は、回動支持側に設けられるため脱落防止部材自身の破損の可能性がある。それを防ぐために脱落防止部材を高剛性の材料で形成すると、コスト面に課題が残る。
本発明の課題は、車両用ドアハンドル装置において、ベース部材に対し組み付いたドアハンドル部材の脱落を確実に阻止できるようにすることにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の車両用ドアハンドル装置は、
車両ドアのアウターパネルに対し車両内側から組み付けられるベース部材と、前記ベース部材に対し前記アウターパネルを挟む形で車両外側から組み付けられ、車両の前後方向であるハンドル長手方向の第一側を支点とし、その逆の第二側を車両外向きに引き起こす操作が可能とされるドアハンドル部材と、を備え、
前記ドアハンドル部材は、
前記ハンドル長手方向の第一側から車両内側へと延び出し、前記ベース部材の前記ハンドル長手方向の第一側に設けられた第一組付け穴部の所定位置に挿入された状態から、前記ドアハンドル部材全体を前記ハンドル長手方向の第一側に移動させる組み付け操作によって前記ベース部材に対し前記支点となるよう回動可能に組み付けられる第一アームと、
前記ハンドル長手方向の第一側とは逆の第二側で車両内側へと延び出し、前記ベース部材の前記ハンドル長手方向の第二側に設けられた第二組付け穴部の所定位置に挿入された状態から、前記組み付け操作によって前記第二組付け穴部内を車両内外方向に往復動作可能に配置される第二アームと、
を有する車両用ドアハンドル装置において、
前記アウターパネルよりも車両内側に配置され、前記組み付け操作による前記第二アームの移動によって前記第二組付け穴部の前記ハンドル長手方向の第二側に形成される空隙に車両の上側又は下側から進入して前記第二アームの前記第二側への逆移動を阻止するロック部材を備えることを特徴とする。
上記本発明によれば、ベース部材に対しドアハンドル部材が組み付いた状態から、ドアハンドル部材全体をハンドル長手方向の第一側に移動させた後に、当該移動に伴い第二アームの背後、即ち第二アームのハンドル長手方向の第二側に形成される空隙にロック部材が進入して、第二アームの当該第二側への移動を規制する。これにより、ドアハンドル部材全体がハンドル長手方向の第二側に戻れなくなるから、ベース部材に対し組み付いたドアハンドル部材の脱落を確実に阻止することができる。
さらにいえば、従来の車両用ドアハンドル装置には、前記アウターパネルの外側で前記ドアハンドル部材のハンドル長手方向の第二側に別体のキャップ部材が配置されているものがある。この場合、そのキャップ部材によってドアハンドル部材全体がハンドル長手方向の第二側に戻ることを阻止できた。しかしながら、近年の車両用ドアハンドル装置には、そのキャップ部材とドアハンドル部材との間に形成される境界線(見切り)が意匠上のマイナス要素になるという理由で、ドアハンドル部材にキャップ部材を一体化させたドアハンドル部材が存在する。この場合、キャップ部材が一体化されているため、別体のキャップ部材によってドアハンドル部材全体がハンドル長手方向の第二側に戻ることを阻止することはできない。そして、境界線(見切り)が意匠上のマイナス要素となる以上、ドアハンドル部材全体がハンドル長手方向の第二側に戻ることを阻止する構造を、アウターパネルよりも車両外側に追加して設けることも難しい。上記本発明によれば、ドアハンドル部材全体がハンドル長手方向の第二側に戻ることを阻止する構造が、アウターパネルよりも車両内側に設けられて隠されるため、意匠性の問題が生じない。
上記本発明における前記ロック部材は、前記ベース部材に対し組み付けることができる。これにより、ロック部材を組付けたベース部材を予め用意しておけば、アウターパネルへの組み付け作業が容易になる。
上記本発明における前記ハンドル長手方向は車両の前後方向であり、前記ロック部材は、前記空隙に車両の上側又は下側から進入するように構成できる。ベース部材の車両内側には様々な機構が存在するため、ロック部材を設けることで車両内外方向に厚みが増すことは望ましくない。上記構成とすることにより、前記空隙に対しロック部材が上側から下側へ、あるいは下側から上側へ侵入する構成となるため、ロック部材は、ベース部材に対し車両内側ではなく車両上側又は車両下側に位置した形にすることができる。
上記本発明における前記ロック部材は、その長さ方向の内側端部が前記ベース部材に対し回動可能に組み付けられたレバー部材であり、前記長さ方向の途中区間に当該レバー部材の回動によって前記空隙に進入するロック部が設けられ、前記長さ方向の外側端部が当該ロック部材を回動させるロック操作部となるよう設けることができる。この構成によれば、ロック部材は、レバー部材として構成されるため、空隙に進入するロック部から離れた位置に、組み付け作業者が操作するためのロック操作部を配置できる。このため、ロック操作部を操作が容易となる位置に配置しやすい。
本発明の一実施例である車両用ドアハンドル装置を備える車両の一例を示した側面図。 図1の車両用ドアハンドル装置の側面を示した側面図。 図2の車両用ドアハンドル装置の組み付け手順を示した断面図。 図2の車両用ドアハンドル装置のドアハンドル部材を示した斜視図。 図2の車両用ドアハンドル装置のベース部材を示した斜視図。 図2の車両用ドアハンドル装置の底面図。 図6のVII-VII断面図。 図6のベース部材におけるハンドル長手方向の第二側を拡大して示した斜視図。 ロック部材の斜視図。 図6のX-X断面図。 図10のXI-XI断面図。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
本実施例の車両用ドアハンドル装置1は、図1に示すように、車両100(ここでは自動車)の左右側面や背面のドア11に取り付けられるドアハンドル部材2を有する。ドアハンドル部材2は、図2に示すように、ドア11を開ける開操作としてドア外向きPの引き起こし操作がなされる部材であり、引き起こし操作によって、ハンドル長手方向Xの第一側(図2左側)を回動支点(符号R)とする形でその逆側の第二側(図2右側)がドア外向きPに引き起こされる。そして、引き起こし操作が解除されるに伴い元の位置に復帰する。ドアハンドル部材2は、ハンドル長手方向Xの中央側に、上記引き起こし操作の際にユーザーが把持する把持部2Gを有し、その把持部2Gとドア11のアウターパネル11Aとの間には、把持部2Gを把持する際にユーザーが手を入れられるよう隙間2Zが形成されている。
なお、本実施例においては、車両前方側がハンドル長手方向Xの第一側であり、その逆の車両後方側がハンドル長手方向の第二側である。
ドアハンドル部材2は、図2に示すように、ドア11のアウターパネル11Aに固定されるベース部材3に対し、上記引き起こし操作が可能となるよう組み付けられる。ここでのドアハンドル部材2は、図4に示すように、ハンドル長手方向Xの第一側(図4左下側)に第一アーム2Aを有し、その逆の第二側(図4右上側)に第二アーム2Bを有する。それらのアーム2A、2Bは、図3に示すように、アウターパネル11Aに形成されたそれぞれに対応する開口11H、11Iを通して車外側から車内側へと導かれ、アウターパネル11Aの裏面11bに固定されたベース部材3に対し取り付けられる。
第一アーム2Aは、図4に示すように、ドアハンドル部材2のハンドル長手方向Xの第一側から車両内側へと延び出すとともにその先の先端部2ARがハンドル長手方向Xの第一側(図4左下側)へと延び出している。第一アーム2Aは、図3下図に示すように、その先端部2ARが所定の回動軸線R周りを所定角度範囲内で回動可能となるようベース部材3の回動支持部3Aに対し支持され、支点アーム部として機能する。
第二アーム2Bは、図4に示すように、ドアハンドル部材2のハンドル長手方向Xの第二側から車両内側へと延び出すとともにその先の先端部2BKがハンドル長手方向Xの第一側(図4左下側)へと突出している。第二アーム2Bは、図3下図に示すように、ドアハンドル部材2の上記の回動の際に生じる車両内外方向の動作をガイドするガイド部をなすベース部材3の回動案内部3Bに対し嵌め込まれ、ガイドアーム部として機能する。
また、第二アーム2Bは、図6及び図8に示すように、その先端部2BKでベルクランク部4と係合しており、ベルクランク部4を介してドア11の閉状態保持機構(図示なし)と連結している。ドアハンドル部材2が引き起こし操作された場合には、その動作が第二アーム2Bやベルクランク部4を介して上記閉状態保持機構に伝達され、これによりドア11を閉状態に保持する保持状態が解除される。逆に、ドアハンドル部材2の引き起こし操作が解除された場合には、その動作が第二アーム2Bやベルクランク部4を介して上記閉状態保持機構に伝達されて、ドア11を閉状態に保持する保持状態に復帰する。
ベルクランク部4は、ベース部材3に対し回動可能に取り付けられる。ベルクランク部4は、その回動軸部にばね部材6が設けられており、ドアハンドル部材2が常に閉状態へと引き込む状態に維持されるよう付勢されている。
ベース部材3は、アウターパネル11Aに対し車両内側からボルト締結等によって組付けられる。ベース部材3には、図3及び図5に示すように、ハンドル長手方向Xの第一側にドアハンドル部材2の第一アーム2Aを連結するための回動支持部3A(第一組付け穴部)が形成され、ハンドル長手方向Xの第二側にドアハンドル部材2の第二アーム2Bを連結するための回動案内部3B(第二組付け穴部)が形成されている。図5に示すように、回動支持部3Aは、第一アーム2Aを挿入するために車両外向きに開口する第一側開口3AHを有する。他方、回動案内部3Bは、第二アーム2Bを挿入するために車両外向きに開口する第二側開口3BHを有する。
ここで、ドアハンドル部材2をドア11のアウターパネル11Aに取り付ける取り付け方向について説明する。
まずは図3上図に示すように、ドアハンドル部材2の第一アーム2Aを、アウターパネル11Aの当該第一側の開口11Hと、そのアウターパネル11Aの車両内側に組み付けられたベース部材3の第一側開口3AHとに対し車両内向き(図3の下方向)に挿入して回動支持部3Aの所定位置に配置した挿入配置状態(図3中央図参照)とする。他方、ドアハンドル部材2の第二アーム2Bを、アウターパネル11Aの当該第二側の開口11Iと、当該ベース部材3の第二側開口3BHとに対し車両内向きに挿入して回動案内部3Bの所定位置に配置した挿入配置状態(図3中央図参照)とする。
そして、この第一側と第二側のアーム2A、2Bの双方が共に所定位置に挿入配置された組み付け直前状態から、ドアハンドル部材2全体をハンドル長手方向Xの第一側に移動(ここでは図3の左方向にスライド)させる組み付け操作をする。この組み付け操作により、図7に示すように、ドアハンドル部材2の第一アーム2Aは、先端部2ARに設けられた係止部2AKがベース部材3の回動支持部3Aに設けられた係止部3AKと係止して抜け止め状態となる。抜け止め状態となることにより、ドアハンドル部材2の第一アーム2Aの先端部2ARがベース部材3の回動支持部3Aに対し回動可能に支持された状態となる。
他方、第二アーム2Bが回動案内部3B内をハンドル長手方向Xの第一側に移動すると、図10に示すように、第二アーム2Bの先端部2BKがベース部材3の係止部3BKと係止して、車両内外方向への抜けが阻止された組み付け状態となり、所定範囲内において車両内外方向に往復動作可能な状態に保持される。なお、ベース部材3の係止部3BKは、第二アーム2Bの車両外向きの抜けを阻止するが、第二アーム2Bの車両内向きの抜けについては、ドアハンドル部材2の車両内側に存在するアウターパネル11Aにドアハンドル部材2が接触することによって阻止される。このようにベース部材3に対し第一アーム2Aが回動可能な抜け止め状態とされ、第二アーム2Bが車両内外方向への抜けが阻止された状態(図3下図参照)が、ドアハンドル部材2がベース部材3に対し仮組み付けされた状態である。
ところが、この仮組み付け状態において、上述の組み付け操作とは逆向きにドアハンドル部材2が移動してしまう可能性がある。これは、上述の組み付け操作による第二アーム2Bのハンドル長手方向Xの第一側への移動によって、図8及び図10に示すように、回動案内部3Bのハンドル長手方向Xの第二側に空隙S2が形成されるためである。このため、本実施例の車両用ドアハンドル装置1には、上述の組み付け操作後に形成される空隙S2に進入して第二アーム2Bのハンドル長手方向Xの第二側への逆移動を阻止する図9のロック部材10が設けられており、ドアハンドル部材2全体の当該第二側への逆移動を阻止して、ベース部材3からの脱落を防ぐことが可能となっている。
ベース部材3の回動案内部3Bは、図10及び図11に示すように、第二アーム2Bが挿入されるハンドル長手方向Xの第二側の空隙S2と、その後の組み付け操作(ドアハンドル部材2全体のハンドル長手方向Xの第一側への移動)によって第二アーム2Bが進入するハンドル長手方向Xの第一側の空隙S1と、が連続する内部空間Sを取り囲む筒状をなす。図11に示すように、回動案内部3Bの上下方向(図11の上下方向)には、空隙S1内に位置する第二アーム2Bを挟む形で車両内外方向に延びるガイド壁部3G、3Gが設けられており、第二アーム2Bの車両内外方向の移動がガイドされている。
ロック部材10は、図11に示すように、ベース部材3に対し回動可能に組み付けられる。ここでのロック部材10は、回動軸部10Aから延び出すレバー部材であり、その長さ方向の途中区間には空隙S2に進入するロック部10Bが設けられ、その長さ方向の外側端部がロック操作部10Cとされている。具体的にいえば、ロック部材10は、回動軸部10Aと、回動軸部10Aからその軸線方向に直交する外方向に延び出す回動部10Dと、回動部10Dから回動方向に突出して空隙S2に進入するロック部10Bと、回動部10Dから回動半径方向の外向きに延出するロック操作部10Cと、を有する。また、ここでのロック部材10は、空隙S2に対しベルクランク部4とは逆側、具体的にいえば、車両の下側に設けられ、ロック部10Bが車両の下側から上向きに進入するように形成されている。回動案内部3Bにおいて、ガイド壁部3G、3Gをなす回動案内部3Bの下側壁部には、ロック部10Bが進入する進入孔3BSが形成されている。
また、本実施例のドアハンドル部材2は、図4及び図10に示すように、アウターパネル11Aの外側で第二アーム2Bの形成位置からさらにハンドル長手方向Xの第二側へと延出する第二側延出部2Xを有する。第二側延出部2Xは、ドアハンドル部材2のハンドル長手方向Xの端部と同様、車両の内外方向において、ハンドル長手方向Xの第二側である端部側ほどアウターパネル11Aに接近する緩やかな湾曲面を形成している。従来の車両用ドアハンドル装置には、この第二側延出部2Xの位置に、ドアハンドル部材とは別体のキャップ部材が配置されているものがある。この場合、そのキャップ部材が配置されることによってドアハンドル部材全体がハンドル長手方向の第二側に戻ることを阻止できた。しかしながら、本実施例の車両用ドアハンドル装置1では、そのキャップ部材とドアハンドル部材との間に形成される境界線(見切り)が意匠上のマイナス要素になるという理由で、ドアハンドル部材2にキャップ部材に相当する部位(第二側延出部2X)を一体化させている。このため、別体のキャップ部材を用いてドアハンドル部材2全体がハンドル長手方向Xの第二側に戻ることを阻止することはできないが、ロック部材10を用いることで、ドアハンドル部材2全体がハンドル長手方向Xの第二側に戻ることを阻止している。
以上、本発明の一実施例を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではない。例えば上記実施例において一部の構成要件を省略する、さらには他の構成要件を追加する等、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
以下、本発明の他の実施例及び変形例について説明する。なお、上記実施例と共通の機能部や同様の機能部については詳細な説明を省略する。また、上記実施形態と下記変形例は、技術的な矛盾を生じない範囲において適宜組み合わせて実施できる。
上記実施例におけるロック部材10は、ロック部10Bが空隙S2に対し車両の上側から進入するように構成されてもよい。これにより、ロック部材10の自重によりロック部10Bが空隙S2から外れにくくなる。また、ロック部材10は、空隙S2に対し車両の前側や後ろ側から進入するように構成されてもよい。
上記実施例におけるロック部材10は、ベース部材3に組み付けられたものに限らず、別体の部材として形成されてもよい。例えばロック部材10は、回動案内部3Bを形成する壁部に設けられた進入孔3BSに挿入される挿入部材とし、当該挿入によって係合固定されるようにしてもよい。
1 車両用ドアハンドル装置
2 ドアハンドル部材
2A 第一アーム
2B 第二アーム
3 ベース部材
3A 回動支持部(第一組付け穴部)
3B 回動案内部(第二組付け穴部)
10 ロック部材
11 車両ドア
11A アウターパネル
S2 空隙

Claims (3)

  1. 車両ドアのアウターパネルに対し車両内側から組み付けられるベース部材と、前記ベース部材に対し前記アウターパネルを挟む形で車両外側から組み付けられ、車両の前後方向であるハンドル長手方向の第一側を支点とし、その逆の第二側を車両外向きに引き起こす操作が可能とされるドアハンドル部材と、を備え、
    前記ドアハンドル部材は、
    前記ハンドル長手方向の第一側から車両内側へと延び出し、前記ベース部材の前記ハンドル長手方向の第一側に設けられた第一組付け穴部の所定位置に挿入された状態から、前記ドアハンドル部材全体を前記ハンドル長手方向の第一側に移動させる組み付け操作によって前記ベース部材に対し前記支点となるよう回動可能に組み付けられる第一アームと、
    前記ハンドル長手方向の第一側とは逆の第二側で車両内側へと延び出し、前記ベース部材の前記ハンドル長手方向の第二側に設けられた第二組付け穴部の所定位置に挿入された状態から、前記組み付け操作によって前記第二組付け穴部内を車両内外方向に往復動作可能に配置される第二アームと、
    を有する車両用ドアハンドル装置において、
    前記アウターパネルよりも車両内側に配置され、前記組み付け操作による前記第二アームの移動によって前記第二組付け穴部の前記ハンドル長手方向の第二側に形成される空隙に車両の上側又は下側から進入して前記第二アームの前記第二側への逆移動を阻止するロック部材を備えることを特徴とする車両用ドアハンドル装置。
  2. 前記ロック部材は、前記ベース部材に対し組み付けられている請求項1に記載の車両用ドアハンドル装置。
  3. 前記ロック部材は、その長さ方向の内側端部が前記ベース部材に対し回動可能に組み付けられたレバー部材であり、前記長さ方向の途中区間に前記空隙に進入するロック部が設けられ、前記長さ方向の外側端部がロック操作部とされている請求項1又は請求項2に記載の車両用ドアハンドル装置。
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