JP2003343122A - 回動部材を有する自動車用ドアハンドル機構 - Google Patents

回動部材を有する自動車用ドアハンドル機構

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JP2003343122A
JP2003343122A JP2002157296A JP2002157296A JP2003343122A JP 2003343122 A JP2003343122 A JP 2003343122A JP 2002157296 A JP2002157296 A JP 2002157296A JP 2002157296 A JP2002157296 A JP 2002157296A JP 2003343122 A JP2003343122 A JP 2003343122A
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door
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Tamotsu Tsuchida
保 土田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、自動車用ドアハンドルにおいて、
可動ハンドル操作時に、上下・車内、車外方向のガタや
ぐらつきを防止することを目的とする。 【解決手段】 ドアアウタパネルの車内側に固定用フレ
ームが固定されている。固定用フレーム12の先端には
ピン16によって回動される回動部材13が支持されて
いる。ドアアウタパネル10の外側から可動ハンドル1
1の被支持部17を前側貫通穴48に貫通させ、回動部
材13に嵌入しながら、ハンドルフック部18とロッジ
19をかみ合わせるように前側にスライドさせた後、ス
クリュー16によって回動部材13と可動ハンドル11
の被支持部17を締結する。スクリュー16は車内側か
ら締め付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ドアハン
ドルに関し、特に、回動部材により可動ハンドルのガタ
やぐらつきを防止する自動車用ドアハンドルに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用のドアハンドルに関して、特開
2001−227205に開示される如く、ドアアウタ
パネルを挟んで可動ハンドルと固定用フレームが別体と
なっているドアハンドル機構が知られている。図1は、
かかるドアハンドル機構を示す図である。このドアハン
ドル機構は、ドアを開ける際に操作される可動ハンドル
3と、ドアアウタパネル1の内側に固定され、可動ハン
ドル3を操作可能に支持する固定用フレーム2とから構
成されている。固定用フレーム2にはピン5が固定され
ており、可動ハンドル3はこのピン5まわりに揺動する
ことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の固定
用フレームと可動ハンドルが別体となっているドアハン
ドル機構において、可動ハンドルは、ドアアウタパネル
の内面に固定された固定用フレーム内部まで、ドアアウ
タパネルの外面に形成された穴を介して差し込まれる。
このとき、図2に示すように、固定用フレーム内部にお
いて、可動ハンドルの溝孔7が固定用フレームのピン5
と係合される。
【0004】一般的に、かかる作業性及び組付け性等を
考慮して、可動ハンドルの溝孔7と固定用フレームのピ
ン5との間には隙間が設けられている。従って、可動ハ
ンドルは、揺動可能な状態で固定用フレームのピン5ま
わりに回動することになる。この結果、上述のようなド
アハンドル機構においては、ピン5と溝孔7の間の隙間
により、回動操作時に可動ハンドルにガタやぐらつきが
生じてしまうという問題点があった。
【0005】これに対して、可動ハンドルの端部に上述
の溝ではなく軸穴を形成し、当該軸穴にピンを通すこと
によって、固定用フレームに可動ハンドルをガタなく回
動可能に組付けることも考えられる。しかしながら、か
かるドアハンドル機構は、ドア内部でピンを挿通し当該
ピンを締める等の作業を必要とし、作業性が極めて悪く
現実的に採用し難いという問題点がある。
【0006】そこで、本発明は、可動ハンドルのあらゆ
る方向のガタやぐらつきを防止し、回動操作のフィーリ
ングを向上させることを可能とするドアハンドル機構を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、回動される可動ハンドルを備えるドア
ハンドル機構であって、ドアアウタパネルの車内側の面
に固定される固定用フレームと、上記固定用フレームに
回動自在に支持されると共に、上記可動ハンドルの一の
端部を嵌入して保持する嵌入部を有する回動部材と、を
更に備えることを特徴とする、ドアハンドル機構により
達成される。
【0008】本発明において、可動ハンドルは、その端
部が回動部材の嵌入部に嵌入されることにより、回動部
材に保持される。回動部材は、固定用フレームに回動自
在に支持される。従って、可動ハンドルは、回動部材が
回動することにより、回動することになる。本発明によ
れば、可動ハンドルを固定用フレームに回動部材を介し
て回動可能に装着することが可能となる。
【0009】また、請求項1記載のドアハンドル機構に
おいて、請求項2に記載する如く、上記回動部材は、ピ
ンを通す軸穴を有し、上記固定用フレームに該ピンによ
って回動自在に支持される場合には、ピンにより回動部
材を固定用フレームにガタなく回動自在に支持すること
ができ、回動部材の固定用フレームに対するガタやぐら
つきを防止することが可能となる。なお、固定用フレー
ムは、回動部材を予め回動自在に支持した状態(回動部
材をピンにより組み付けた状態)でドアに組み付けるこ
とが可能である。
【0010】また、請求項1又は2記載のドアハンドル
機構において、請求項3に記載する如く、上記回動部材
の嵌入部は、上記可動ハンドルの端部を受け入れる中空
部を有する筒形形状を有すると共に、車内側の側面に、
上記可動ハンドルの端部を固定するための螺子が挿通す
る取り付け穴を有する場合には、可動ハンドルの端部を
回動部材の嵌入部の中空部内に確実に保持することがで
き、可動ハンドルの回動部材に対するガタやぐらつきを
防止することが可能となる。また、嵌入部の中空部内に
受け入れられた可動ハンドルの端部を螺子により固定す
る場合には、可動ハンドルの端部を回動部材の嵌入部の
中空部内に完全に固定することが可能である。なお、螺
子の締め付け作業は、回動部材の嵌入部の車内側の側面
に対して例えばドアインナパネルの作業穴から見ながら
行うことができ、作業性が良好である。
【0011】また、請求項1記載のドアハンドル機構に
おいて、請求項4に記載する如く、上記固定用フレーム
が、車両前後方向の上記可動ハンドルの略全長にわたり
延在する場合には、ドアハンドル取付部の全体にわたり
一定の強度を付与することができる。即ち、固定用フレ
ームがドアインナパネルのドアハンドル取付部全体を補
強する役割を果たし、ドアインナパネルのドアハンドル
取付部における局所的な変形を防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面と共に説明する。図3は自動車のドア8を示してい
る。点線部分がドアハンドル機構9の取付部を示してい
る。ドアハンドル機構9は、ドア8の外板を形成するド
アアウタパネル10に取り付けられている。本明細書に
おいて、一般的に、車外方向、車内方向は図中の矢印x
、x 方向を示し、上下方向は図中の矢印y、y
方向を示す。
【0013】図4は、ドアハンドル機構9の組み付け状
態を示す図3のA−A断面図である。本実施例のドアハン
ドル機構9は、ドア開閉時に操作される可動ハンドル1
1と、固定用フレーム12と、回動部材13と、キーシ
リンダー14とから構成されている。
【0014】図5は、車外・車内方向からの固定用フレ
ーム12の斜視図である。固定用フレーム12は、樹脂
等により形成されており、図5(a)に示すように、ド
アアウタパネル10を挟んで可動ハンドル11に対向す
る位置で、ドアアウタパネル10の内面に固定される。
即ち、固定用フレーム12は、可動ハンドル11の車両
前後方向の長さの略全体にわたり延在している。
【0015】固定用フレーム12の車外側の面は、ドア
アウタパネル10の内面に沿うように形成されている。
なお、固定用フレーム12は、ドアアウタパネル10に
ボルト23及びナット24により締結される。
【0016】固定用フレーム12の端部には、後述する
回動部材13を収容するための中空部31が形成されて
いる。この中空部31には、後に詳説するように、回動
部材13を回動中心となるピン15が上下方向に貫通す
る。この目的のため、固定用フレーム12の上下方向の
側面には軸穴28が形成されている。固定用フレーム1
2の他端は、キーシリンダー14と協働して、可動ハン
ドル11のハンドルフック部18を摺動可能に支持する
摺動支持部32を構成する。なお、キーシリンダー14
は、固定用フレーム12にスクリュー25により固定さ
れている。
【0017】図6は、回動部材13の斜視図である。回
動部材13は、好ましくは金属により形成される。回動
部材13は、図4に示すように、固定用フレーム12の
中空部31内に装着され、可動ハンドル11の端部の被
支持部17を嵌入し保持するための嵌入部13aを有す
る。また、回動部材13の端部には、固定用フレーム1
2の軸穴28に対応する軸穴47が形成されており、こ
の軸穴47及び固定用フレーム12の軸穴28に、回動
部材13の回動中心となるピン15が挿通される。
【0018】図7は、図4のB−B断面図であり、固定用
フレーム12の中空部31における回動部材13の装着
状態を示す。回動部材13は、上述の如く、固定用フレ
ーム12の中空部31において、固定用フレーム12の
軸穴28及び回動部材13の軸穴47に通るピン15ま
わりに回動可能に支持されている。従って、回動部材1
3の軸穴47とピン15の間の隙間を無くすことによ
り、即ち回動部材13の軸穴47の径をピン15の径と
略同一に設定することにより、ピン15の半径方向での
回動部材13のぐらつきやガタを防止することが可能と
なる。なお、これらの軸穴に通されたピン15は、その
両端を絞めることにより固定用フレーム12に固定され
ている。
【0019】また、ピン15の軸方向(y、y
向)での回動部材13の幅は、当該軸方向での固定用フ
レーム12の中空部31の幅と略同一に設定されてい
る。即ち、回動部材13のピン15の軸方向の側面50
は、当該軸方向の固定用フレーム12の中空部31の内
壁面51に接している。これにより、ピン15の軸方向
での回動部材13のガタを防止することが可能となる。
なお、回動部材13の側面50には、図6及び図8に示
すように、中空部31の内壁面51に同様に接する凸部
36が形成されている。
【0020】なお、回動部材13の側面50と固定用フ
レーム12の中空部31の内壁面51との間に、両部材
の隙間を調整するためにスペーサー等が介在されてもよ
い。また、回動部材13のピン15まわりの円滑な回動
を図るべく、回動部材13とピン15との間にブッシュ
等が設けられてもよい。
【0021】回動部材13の嵌入部13aは、可動ハン
ドル11の被支持部17が嵌入されるような筒状に形成
されている。即ち、回動部材13の嵌入部13aは、可
動ハンドル11の被支持部17の形状に適合した内面を
有している。なお、本実施例の回動部材13の嵌入部1
3aは、図4に示すように、可動ハンドル11を嵌入部
13a内に嵌入する際の作業性を考慮して、車外方向に
傾斜した端部21を有すると共に、可動ハンドル11の
被支持部17のテーパー面に対応するテーパーが形成さ
れている。
【0022】図8は、図4のC−C断面図であり、回動部
材13の嵌入部13aにおける可動ハンドル11の被支
持部17の嵌入状態を示す。可動ハンドル11の被支持
部17は、図8に示すように、回動部材13の嵌入部1
3aに略隙間なく嵌入されている。なお、本実施例の可
動ハンドル11の被支持部17には、図8に示すよう
に、回動部材13の嵌入部13aのy、y方向の内
面に接する凸部37が形成されている。
【0023】また、可動ハンドル11の被支持部17
は、図4に示すように、上述の嵌入状態でスクリュー1
6により回動部材13に対して固定される。従って、可
動ハンドル11は、回動部材13に対して完全に固定さ
れた状態となり、回動部材13と共にピン15まわりに
回動することが可能となる。この結果、上述の如く固定
用フレーム12のピン15まわりにガタなく回動する回
動部材13によって、回動操作時に可動ハンドル11に
ぐらつきやガタが発生することが防止される。また、車
両前後方向の軸まわりのねじり力や車両前後方向の力が
可動ハンドル11に負荷された場合であっても、可動ハ
ンドル11にぐらつきやガタが生ずることはない。
【0024】次に、図9と共に図4を再度参照しつつ、
本実施例のドアハンドル機構9の組み付け方法について
説明する。図9はドアアウタパネル10のドアハンドル
機構9の拡大図である。なお、ドアアウタパネル10に
は、ドアハンドルを組み付けるための前側貫通穴48と
後側貫通穴49が形成されている。
【0025】第1に、固定用フレーム12が、車内側か
らドアアウタパネル10の内面に固定される(図4参
照)。このとき、固定用フレーム12には、回動部材1
3が予め装着されている。即ち、固定用フレーム12お
よび回動部材13(ピン15)はアセンブリされた状態
で、ドアアウタパネル10の内面に固定される。このた
め、本実施例のドアハンドル機構9によれば、固定用フ
レーム12に回動部材13(ピン15)をドア内部(ド
アアウタパネル10とドアインナパネルの間の空間)で
組み付ける必要はない。
【0026】次いで、可動ハンドル11の被支持部17
が、矢印の方向に前側貫通穴48から差し込まれ、固定
用フレーム12に装着されている回動部材13の嵌入部
13aに嵌入される。この作業と並行的に、ハンドルフ
ック部18が、後側貫通穴49から差し込まれ、ハンド
ルフック部18をロッド19と係合するよう前側にスラ
イドさせられる。
【0027】次いで、嵌入部13aに嵌入された可動ハ
ンドル11の被支持部17は、車内側からスクリュー1
6によって回動部材13に固定される。なお、この目的
のため、可動ハンドル11の被支持部17には、スクリ
ュー16が螺着する螺子穴等が形成され、また、回動部
材13にはスクリュー16が挿通する穴が形成されてい
る。本実施例のドアハンドル機構9によれば、上記のス
クリュー16の締め付け作業は、固定用フレーム12の
中空部31を介して車内側から水平方向に行われ(図4
参照)、例えばドアインナパネルの作業穴から目で見な
がら行うことができ、作業性が良好である。次いで、キ
ーシリンダー14が、固定用フレーム12にスクリュー
25で固定されてよい。
【0028】以上説明した組み付け方法から明らかなよ
うに、本発明によりガタ等が防止されたドアハンドル機
構9は、良好な作業性でドアに組み付けることが可能で
ある。
【0029】次に、本実施例のドアハンドル機構9の動
作について概略的に説明する。可動ハンドル11が矢印
Y方向に引き出されると、可動ハンドル11の被支持部
17を保持する回動部材13がピン15まわりに回動
し、図4中の点線で示すように、可動ハンドル11の回
動が実現される。この回動と同時に、可動ハンドル11
のハンドルフック部18が摺動支持部32で摺動し、こ
れにより、ロッド19が車外方向に移動されて、図示し
ないドアロック装置のクローとピラー部のストライカ
(図示せず)とのラッチが解除される。
【0030】本実施例のドアハンドル機構9によれば、
可動ハンドル11の回動操作中において、可動ハンドル
11の被支持部17に上述の如くガタやぐらつきが発生
することなく、良好な操作フィーリングが実現される。
【0031】次に、可動ハンドル11のハンドルフック
部18の摺動時におけるガタやぐらつきを防止し、可動
ハンドル11の回動操作時のフィーリングを更に向上さ
せることを可能とした、摺動支持部32の構造について
説明する。なお、可動ハンドル11のハンドルフック部
18を摺動可能に支持する摺動支持部32は、上述の如
く、固定用フレーム12及びキーシリンダー14から構
成されている。
【0032】図10は、図4のD−D断面図である。可動
ハンドル11のハンドルフック部18とキーシリンダー
14との摺動は、ハンドルフック部18の凹部26と、
キーシリンダー14の凸部27とにより実現されてい
る。ハンドルフック部18の凹部26は、ハンドルフッ
ク部18の車両の内外方向に延在するように形成されて
いる。キーシリンダー14の凸部27は、ハンドルフッ
ク部18の凹部26に対して最小の隙間を確保するよう
に形成されると共に、ハンドルフック部18の凹部26
に対応して車両の内外方向に延在している(図4参
照)。なお、ハンドルフック部18の凹部26には、ハ
ンドルフック部18の凸部39との摺動が滑らかになる
ようグリスを塗布しても良い。
【0033】また、可動ハンドル11のハンドルフック
部18と固定用フレーム12との摺動は、ハンドルフッ
ク部18の凸部39と、固定用フレーム12の内壁面と
により実現されている。なお、ハンドルフック部18の
凸部39及びキーシリンダー14の凸部27は、図示の
ように円弧形状を有してよく、かかる場合、ハンドルフ
ック部18の摺動時のひっかかり感が抑制される。
【0034】図11は、図4のE−E断面図である。ドア
アウタパネル10の後側貫通穴49付近での摺動は、可
動ハンドル11のハンドルフック部18の上下方向(y
、y方向)の側面と、当該側面を両側から挟持する
ように突出形成された固定用フレーム12の凸部40と
により実現されている。この凸部40は、上述の凸部2
7、39と同様に円弧形状を有してよく、かかる場合、
ハンドルフック部18の摺動時のひっかかり感が抑制さ
れる。
【0035】以上説明した本実施例の摺動支持部32に
よれば、ハンドルフック部18の摺動時のガタやぐらつ
きが防止されると共に、ハンドルフック部18の摺動時
のひっかかり感が抑制され、可動ハンドル11の回動操
作時のフィーリングを更に向上させることができる。
【0036】以上、本発明の好ましい実施例について詳
説したが、本発明は、上述した実施例に制限されること
はなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実
施例に種々の変形及び置換を加えることができる。以
下、かかる変形例を例示的に説明する。
【0037】図12は回動部材41と可動ハンドル11
の被支持部17との固定方法の変形例である。回動部材
42の嵌入部13aのみにより可動ハンドル11の被支
持部17を確実に保持できる場合には、図12に示すよ
うに、回動部材41に可動ハンドル11の被支持部17
がスクリュー16により締結されなくても良い。
【0038】図13(a)は回動部材13の嵌入部13
aの形状の変形例であり、本例の嵌入部13には、
、y方向の側面が形成されていない。即ち、図1
3(a)に示す回動部材13の嵌入部13aは、車内側
の側面と車外側の側面とにより可動ハンドル11の被支
持部17を挟持することによって、可動ハンドル11の
被支持部17を確実に保持するように構成されている。
【0039】図14は図10のハンドルフック部18と
キーシリンダー14の結合部の変形例である。本例にお
いては、ハンドルフック部18側に凸部46が形成さ
れ、キーシリンダー14側に凹部52が形成され、両部
が最小の隙間を確保している。かかる場合、上述の実施
例と同様に、ハンドルフック部18の凸部46を円弧形
状とし、ハンドルフック部18の摺動時のひっかかり感
を抑制しても良い。
【0040】図15は、図4に示すキーシリンダー14
の凸部27の変形例である。上述の実施例においては、
キーシリンダー14の凸部27は、ハンドルフック部1
8の凹部26の車両内外方向(x、x方向)の長さ
に対応した長さを有していたが、その長さを小さくし、
ハンドルフック部18の凹部26との摺動抵抗を低減し
ても良い。
【0041】尚、上記の実施例においては、「スクリュ
ー16」が、前記請求項3記載の「螺子」に相当してい
る。
【0042】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、固定用フレームと可動ハンドルが別体構造のドアハ
ンドルにおいて、可動ハンドルは、固定用フレームに回
動可能に支持された回動部材を介して回動することがで
きる。
【0043】また、請求項2記載の発明によれば、回動
部材の軸穴はピンで貫通されるので、軸穴とピンの間の
隙間を無くすことにより、可動ハンドル操作時の回動部
材の固定フレームに対するガタやぐらつきが防止され、
商品性を向上させることができる。
【0044】また、請求項3記載の発明によれば、可動
ハンドルは、回動部材の嵌入部に螺子により確実に固定
されるので、可動ハンドルの回動部材に対するガタやぎ
らつきが確実に防止され、商品性を向上させることがで
きる。また、螺子は車内側から挿入されるので、サービ
ス性を損なわない。
【0045】また、請求項4記載の発明によれば、固定
用フレームが可動ハンドルの車両前後方向の略全長にわ
たり延在するので、ドアハンドル取付部は全体にわたり
一定の強度を有し、当該取付部におけるドアパネルの局
所的な変形を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のドアハンドル機構を示す図である。
【図2】従来技術の可動ハンドルの端部を示す拡大図で
ある。
【図3】本発明の自動車のドアパネルを示す図である。
【図4】本発明のドアハンドル機構のA−A断面図であ
る。
【図5】本発明の固定用フレームの斜視図である。
【図6】本発明の回動部材の斜視図である。
【図7】本発明のドアハンドルのB−B断面図である。
【図8】本発明のドアハンドルのC−C断面図である。
【図9】本発明のドアハンドル機構の組み付け方法を説
明するための図である。
【図10】本発明のドアハンドルのD−D断面図である。
【図11】本発明のドアハンドルのE−E断面図である。
【図12】本発明の可動ハンドル保持方法の代替実施例
を示す図である。
【図13】本発明の回動部材の代替実施例を示す図であ
る。
【図14】本発明の摺動部位の代替実施例を示す図であ
る。
【図15】本発明の摺動部位の代替実施例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1、10 ドアアウタパネル 2、12 固定用フレーム 3、11 可動ハンドル 4、17 可動ハンドルの被支持部 5、15 ピン 6、18 ハンドルフック部 7 溝孔 13、42 回動部材 14 キーシリンダー 16、25 スクリュー 19 ロッド 23 ボルト 24 ナット 26 ハンドルフック部の凹部 27、53 キーシリンダーの凸部 28、47 軸穴 31 中空部 32 摺動支持部 36、43 回動部材の凸部 37、45 可動ハンドルの被支持部の凸部 48 前側貫通穴 49 後側貫通穴 50 側面 51 内壁面 52 キーシリンダーの凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動される可動ハンドルを備えるドアハ
    ンドル機構であって、 ドアアウタパネルの車内側の面に固定される固定用フレ
    ームと、 上記固定用フレームに回動自在に支持されると共に、上
    記可動ハンドルの一の端部を嵌入して保持する嵌入部を
    有する回動部材と、を更に備えることを特徴とする、ド
    アハンドル機構。
  2. 【請求項2】 上記回動部材は、ピンを通す軸穴を有
    し、上記固定用フレームに該ピンによって回動自在に支
    持される、請求項1記載のドアハンドル機構。
  3. 【請求項3】 上記回動部材の嵌入部は、上記可動ハン
    ドルの端部を受け入れる中空部を有する筒形形状を有
    し、車内側の側面に、上記可動ハンドルの端部を固定す
    るための螺子が挿通する取り付け穴を有する、請求項1
    又は2記載のドアハンドル機構。
  4. 【請求項4】 上記固定用フレームは、車両前後方向の
    上記可動ハンドルの略全長にわたり延在する、請求項1
    記載のドアハンドル機構。
JP2002157296A 2002-05-30 2002-05-30 回動部材を有する自動車用ドアハンドル機構 Pending JP2003343122A (ja)

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