JP4191085B2 - ドアアウタハンドル構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ドアアウタハンドル構造に関する。
前側ドアがヒンジ開閉式とされ後側ドアがスライド開閉式とされた車両のドアアウタハンドル構造として、前側ドアの後部に前アウタハンドルを設け、後側ドアの前部に前アウタハンドルとは間隔をあけて後アウタハンドルを設けるものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2004−27556号公報
ところで、より意匠性を高めるために、前アウタハンドルをヒンジ開閉式の前側ドアの後端縁に前後方向に沿って設け、後アウタハンドルをスライド開閉式の後側ドアの前端縁に前アウタハンドルと前後方向に同一線をなすように設けることが考えられるが、この場合、後アウタハンドルを回転自在に支持するためのヒンジ部を後アウタハンドルの後部に配置することになる。しかしながら、スライド開閉式の後側ドアにおいて後アウタハンドルのヒンジ部が後側にあると特に閉時の操作性が悪いという問題がある。つまり、後アウタハンドルを用いて後側ドアを閉じる操作は、前側となるドア閉じ方向に対し逆方向となる後側に後アウタハンドルを引いてラッチ機構の係止を解除する操作となる。なお、ほとんどの場合、乗員が車を降りてから行うものであるため、ほぼ一定の降車位置に対し後側にある後側ドアの後アウタハンドルをさらに後側に回転させるのはそのままでは操作が困難で、乗員は常に後側に一、二歩移動しなければならなず、操作性に不満を感じてしまう。
したがって、本発明は、閉時の操作性を向上させることができるドアアウタハンドル構造の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、前アウタハンドル(例えば実施形態における前アウタハンドル20)がヒンジ開閉式の前側ドア(例えば実施形態における前側ドア14)の後端縁に前後方向に沿って設けられ、後アウタハンドル(例えば実施形態における後アウタハンドル21)がスライド開閉式の後側ドア(例えば実施形態における後側ドア15)の前端縁に前記前アウタハンドルと、間に部材を介在させることなく近接して前後方向に沿う同一線をなすように設けられてなるドアアウタハンドル構造であって、前記後アウタハンドルは前部がヒンジ部(例えば実施形態における後ヒンジ部87)で回転自在に支持されており、前記前アウタハンドルおよび前記後アウタハンドルの互いに対向する対向部(例えば実施形態における後端面44,前端面90)のうちの少なくともいずれか一方に、前記対向部同士の間隔を車幅方向外側ほど広げる退避部(例えば実施形態におけるテーパ部88,89)が設けられていることを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記退避部は、前記前アウタハンドルおよび前記後アウタハンドルの互いに対向する対向部のうちの少なくともいずれか一方に設けられるテーパ部であることを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記テーパ部は、前記後アウタハンドルの前記対向部にあって車幅方向外側ほど後側に位置するように傾斜していることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、後アウタハンドルの前部をヒンジ部で回転自在に支持することで閉時の操作性を向上させることができる。つまり、乗員が車を降り、降車位置に対し後側にある後側ドアの後アウタハンドルを前側に回転させるため、乗員は後側に移動しなくてもそのままで操作が可能となる。したがって、閉時の操作性を向上させることができる。また、後アウタハンドルの前部を回転自在に支持していることから後側ドアの閉操作時に後アウタハンドルの前部に手が掛かりやすくなるが、前アウタハンドルおよび後アウタハンドルの互いに対向する対向部のうちの少なくともいずれか一方に退避部が設けられていることから、後側ドアが閉操作時に例えオーバーストロークしても後アウタハンドルの前部に掛かっている手が前アウタハンドルに当たることを防止できる。
請求項2に係る発明によれば、退避部が、前アウタハンドルおよび後アウタハンドルの互いに対向する対向部のうちの少なくともいずれか一方に設けられるテーパ部であるため、見え方が自然であり意匠性を損なうことなく美観を向上させることができる。
請求項3に係る発明によれば、テーパ部が、後アウタハンドルの対向部にあって車幅方向外側ほど後側に位置するように傾斜しているため、さらに見え方が自然であり意匠性を損なうことなく美観をさらに向上させることができるとともに、走行時に空気抵抗の少ない形状とすることができる。
本発明の一実施形態のドアアウタハンドル構造を図面を参照して以下に説明する。なお、以下の説明における前後左右は特に記載のない限りドア閉状態での車両前進時の前後左右である。
図1は車両11を示すもので、車両11には、車体12の側部に前側ドア14およびその後側の後側ドア15が設けられている。前側ドア14は車体12に対し前端側が上下方向に沿う軸周りに回転可能に支持されたヒンジ開閉式のドアであり、リヤドア15はモータの駆動力で後方にスライドして開き前方にスライドして閉じるパワースライドドアとなっている。
そして、図2〜図4にも示すように、上記したヒンジ開閉式の前側ドア14の後端縁に前側ドア14の開閉操作を行うための前アウタハンドル20が前後方向に沿って設けられており、スライド開閉式の後側ドア15の前端縁に後側ドア15の開閉操作を行うための後アウタハンドル21が前後方向に沿って設けられている。ここで、前側ドア14および後側ドア15がともに閉状態にあるとき、前アウタハンドル20と後アウタハンドル21とは、間に部材を介在させることなく近接して前後方向に同一線をなすように設けられている。
図3および図5に示すように、前側ドア14の車幅方向外側を構成する前ドアスキン23の後端縁の近傍には取付開口部24が形成されており、前アウタハンドル20は、この取付開口部24に嵌め込まれる前ハンドルプレート25と、前ドアスキン23の車幅方向内側に配置されてこの前ハンドルプレート25に固定される金属製の前プロテクタ26とを介して前側ドア14に取り付けられている。なお、前ハンドルプレート25および前アウタハンドル20が互いに連結されて合成樹脂を主体に構成される前アウタハンドルユニット27を構成している。
図2〜図4に示すように、前アウタハンドルユニット27の前ハンドルプレート25は、前後方向に長く上下方向にも比較的幅があって前側が円弧状の全体形状をなし、その前部に車幅方向内側に凹む凹部30が形成されたプレート本体部31を有している。凹部30は前アウタハンドル20を操作する際に指を裏側に回り込ませるための逃げである。
この前ハンドルプレート25には、図6に示すようにプレート本体部31の前アウタハンドル20とは反対の裏面側に複数の係止部32が設けられており(図6において二カ所のみ示すがこれら以外にも設けられている)、前アウタハンドル20を車幅方向外側にした状態で複数の係止部32において前ドアスキン23の取付開口部24側の内周縁部に係止される。なお、各図において符号29は前側ドア14のウインドウガラスを示している。
また、プレート本体部31の裏面側には、図7に示すように内径側にカラー33を嵌合させるボス部34が形成されており、前ドアスキン23の内側に配置された前プロテクタ26がその取付穴35に挿通された後にカラー33に螺合されるネジ36でプレート本体部31に取り付けられ、このような取り付けが複数具体的には図4に示すように二カ所で行われる。すると、図6に示すようにプレート本体部31の挟持部38と前プロテクタ26の挟持板部39とが前ドアスキン23の取付開口部24側の内周縁部を挟持し、このような挟持が複数カ所で行われることで、前ハンドルプレート25が前ドアスキン23に取り付けられる。
また、前ハンドルプレート25には、図2および図3に示すように、プレート本体部31の後端部に前側ドア14の前ドアスキン23とほぼ同一平面をなすように前側の凹部30よりも車幅方向外側に張り出す前側張出部41が形成されている。ここで、前側張出部41は前側ドア14の前ドアスキン23の後端縁部の位置まで延在している。
前アウタハンドルユニット27の前アウタハンドル20は、前ハンドルプレート25の後端部の上下方向における中央位置に固定されるブロック状部42を有している。このブロック状部42は、前側張出部41よりも車幅方向外側に突出するもので前後方向に若干長い形状をなしている。ここで、各図に示す前アウタハンドル20は運転席側のものであり、施錠および施錠解除を行うためのキーシリンダ43がブロック状部42から前側張出部41の車幅方向内側にかけて配置されている。このブロック状部42の後端面44は車幅方向外側ほど前側に位置するように若干傾斜している。なお、助手席側の前アウタハンドルユニット27はキーシリンダが設けられていない以外は運転席側のものを左右反転した構造のものになっている。
そして、前アウタハンドル20は、上記したブロック状部42の前側にこれと上下方向の位置を合わせて配置されるとともに前ハンドルプレート25に回転自在に支持されるアウタハンドル本体47を有しており、アウタハンドル本体47は、前後方向に延在するとともに前端部が先細形状をなすハンドル部48を有している。このハンドル部48の前部には、車幅方向内方に延出して凹部30に形成された開口部49から前ハンドルプレート25のプレート本体部31の車幅方向内側に入り込んだ後、さらにプレート本体部31の内側で前方に延出する連結片部50が形成されている。これに合わせて前ハンドルプレート25にはプレート本体部31の内側から前方に延出する支持部51が形成されており、アウタハンドル本体47は、連結片部50の先端側が上下方向に沿う支持軸52を介してこの支持軸52を中心に回転するように前ハンドルプレート25の支持部51の先端側に支持されている。
アウタハンドル本体47は、図3に実線で示す非操作時にはハンドル部48を前側ドア14に最も近接させることになり、図3に二点鎖線で示す操作時には支持軸52を中心に回転してハンドル部48を前側ドア14から離間させる。なお、支持軸52と前ハンドルプレート25の支持軸52を支持する支持部51とが、アウタハンドル本体47を支持する前ヒンジ部53を構成している。
ここで、前ハンドルプレート25に支持された状態のアウタハンドル本体47は、そのハンドル部48が、ブロック状部42に対し、間に部材を介在させることなく非操作時には近接して前後方向に同一線をなす。つまり、車幅方向における外側部分の位置を合わせるとともに上下方向の位置を合わせる。なお、アウタハンドル本体47は、その前端縁部が前ハンドルプレート25の前端部よりも前方に突出している。
また、アウタハンドル本体47のハンドル部48の後部には車幅方向内方に延出し開口部55を介して前ハンドルプレート25のプレート本体部31の車幅方向内側に入り込む操作片部56が形成されている。この操作片部56は、前側ドア14の閉状態での車体12へ係合を行う図示略のラッチ機構を操作するためのものである。
アウタハンドル本体47は、非操作時には後端部を前側ドア14に最も近接させることで操作片部56の前側ドア14への入り込み量を最大とすることになり、操作時には支持軸52を中心に回転し後端部を前側ドア14から離間させることで操作片部56の前側ドア14への入り込み量を最小とすることになる。このような操作片部56の進退で前側ドア14のラッチ機構を操作する。つまり、閉状態にある前側ドア14を開く場合には、例えば乗員がアウタハンドル本体47のハンドル部48を握って手前に引くことにより、アウタハンドル本体47が前側を中心に所定角度回転してラッチ機構の係止を解除する。これにより、さらにハンドル部48を引くことで前側ドア14が前側を中心に回転して開くことになる。
図3および図5に示すように、後側ドア15の車幅方向外側を構成する後ドアスキン60の前端縁の近傍には取付開口部61が形成されており、後アウタハンドル21は、この取付開口部61に嵌め込まれる後ハンドルプレート62と、後ドアスキン60の車幅方向内側に配置されて後ハンドルプレート62に固定される金属製の後プロテクタ63とを介して後側ドア15に取り付けられている。なお、後ハンドルプレート62および後アウタハンドル21が互いに連結されて合成樹脂を主体に構成される後アウタハンドルユニット64を構成している。なお、各図において符号59は後側ドア15のウインドウガラスを示している。
図2〜図4に示すように、後アウタハンドルユニット64の後ハンドルプレート62は、前後方向に長く上下方向にも比較的幅があって後側が円弧状の全体形状をなし、その後部に車幅方向内側に凹む凹部65が形成されたプレート本体部66を有している。凹部65は後アウタハンドル21を操作する際に指を裏側に回り込ませるための逃げである。
この後ハンドルプレート62には、図8に示すようにプレート本体部66の後アウタハンドル21とは反対の裏面側に後ドアスキン60の取付開口部61側の内周縁部に係止される係止部67が形成されており、後ハンドルプレート62は、後アウタハンドル21を車幅方向外側に配置した状態でこのような係止部67での係止が複数カ所で行われることにより後ドアスキン60の取付開口部61側の内周縁部に係止される。
また、プレート本体部66の裏面側には、図9に示すように内径側にカラー68を嵌合させるボス部69が形成されており、後ドアスキン60の内側に配置された後プロテクタ63がその取付穴70に挿通された後にカラー68に螺合されるネジ71でプレート本体部66に取り付けられ、このような取り付けが図4に示すように複数具体的には三カ所で行われる。すると、図9に示すようにプレート本体部66の挟持部73と後プロテクタ63の挟持板部74とが後ドアスキン60の取付開口部61側の内周縁部を挟持し、また図10に示すようにプレート本体部66の他の挟持部75と後プロテクタ63の他の挟持板部76とが後ドアスキン60を挟持し、このような挟持が複数カ所で行われることで、後ハンドルプレート62が後ドアスキン60に取り付けられる。
また、後ハンドルプレート62には、図2および図3に示すように、その前端部に後側ドア15の後ドアスキン60とほぼ同一平面をなすように後側の凹部65よりも車幅方向外側に張り出す後側張出部80が形成されている。ここで、後側張出部80は後側ドア15の後ドアスキン60の前端縁部の外側の見切り線81の位置まで延在している。
ここで、後ハンドルプレート62と上記した前ハンドルプレート25とは、前側ドア14および後側ドア15がともに閉状態にあるとき、上下方向における高さ位置および幅を一致させるとともに相互近接側の外表面の車幅方向における位置を一致させており、さらに前ハンドルプレート25が前側ドア14の後端縁部に設けられ後ハンドルプレート62が後側ドア15の前端縁部に設けられていることから、互いに前後方向に連続する形状をなしている。
また、後ハンドルプレート62の後側張出部80と前ハンドルプレート25の前側張出部41とは、前側ドア14および後側ドア15がともに閉状態にあるとき、上下方向における高さ位置および幅を一致させるとともに相互近接側の外表面の車幅方向における位置を一致させており、さらに前側張出部41が前側ドア14の後端縁部に設けられた前ハンドルプレート25の後端部に設けられ、後側張出部80が後側ドア15の前端縁部に設けられた後ハンドルプレート62の前端部に設けられていることから、互いに前後方向に連続する。
後アウタハンドルユニット64の後アウタハンドル21は、後ハンドルプレート62に回転自在に支持されるもので、前後方向に延在するとともに後端部が円弧状をなすハンドル部82を有している。このハンドル部82の前部には、車幅方向内方に延出し、後側張出部80に形成された開口部83を介して後ハンドルプレート62の車幅方向内側に入り込んだ後、さらに後側張出部80の内側で前方に延出する連結片部84が形成されている。これに合わせて後ハンドルプレート62にはプレート本体部66の内側に図4に示す支持部85が形成されており、後アウタハンドル21は、連結片部84の先端側が上下方向に沿う支持軸86を介してこの支持軸86を中心に回転するように後ハンドルプレート62の支持部85の先端側に支持されている。
後アウタハンドル21は、図3に実線で示す非操作時にはハンドル部82を後側ドア15に最も近接させることになり、図3に二点鎖線で示す操作時には支持軸86を中心に回転してハンドル部82を後側ドア15から離間させる。なお、支持軸86と後ハンドルプレート62の支持軸86を支持する支持部85とが、後アウタハンドル21を支持する後ヒンジ部87を構成しており、この後ヒンジ部87は後側張出部80の車幅方向内側に設けられている。
以上により、後アウタハンドル21は、前端部に後側よりも車幅方向外側に張り出す後側張出部80が形成された後ハンドルプレート62を介して後側ドア15に取り付けられ、しかも前部に形成された連結片部84が後側張出部80の車幅方向内側に設けられた後ヒンジ部87を介して回転自在に設けられている。なお、助手席側の後アウタハンドルユニット64は運転席側のものを左右反転した構造のものになっている。
ここで、後ハンドルプレート62に支持された後アウタハンドル21と前ハンドルプレート25に支持された前アウタハンドル20とは、前側ドア14および後側ドア15がともに閉状態にあってしかもともに非操作状態にあるとき、上下方向における高さ位置および幅を一致させるとともに相互近接側の外表面の車幅方向における位置を一致させており、さらに前アウタハンドル20が前側ドア14の後端縁部に設けられ後アウタハンドル21が後側ドア15の前端縁部に設けられていることから、上記したように、間に部材を介在させることなく近接して前後方向に同一線をなす。このとき、後アウタハンドル21の前端面90は前アウタハンドル20の後端面44に車体前後方向において対向する。なお、後アウタハンドル21は、その後端縁部が後ハンドルプレート62の後端部よりも後方に突出している。
後アウタハンドル21は、図2、図3および図11に示すように、後側ドア15が閉状態にある非操作時において、前端面90が車幅方向外側ほど後側に位置するように傾斜することで前部にテーパ部(退避部)88が形成されている。また、上記したように前アウタハンドル20も、前側ドア14が閉状態にある非操作時において後端面44が車幅方向外側ほど前側に位置するように若干傾斜することで後部にテーパ部(退避部)89が形成されている。よって、前アウタハンドル20および後アウタハンドル21の互いに対向する後端面44および前端面90同士つまりテーパ部88,89同士は、車幅方向外側ほど間隔を広げている。なお、後アウタハンドル21の前端面90は前アウタハンドル20の後端面44よりも大きく傾斜している。ここで、例えば後アウタハンドル21の前端面90のみを傾斜させても良い。
図3に示すように、後アウタハンドル21のハンドル部82の後部には車幅方向内方に延出し開口部91を介して後ハンドルプレート62の車幅方向内側に入り込む操作片部92が形成されている。この操作片部92は、後側ドア15の閉状態での車体12へ係合を行う図示略のラッチ機構を操作するためのものである。
後アウタハンドル21は、非操作時には後端部を後側ドア15に最も近接させることで操作片部92の後側ドア15への入り込み量を最大とすることになり、操作時には支持軸86を中心に回転し後端部を後側ドア15から離間させることで操作片部92の後側ドア15への入り込み量を最小とすることになる。このような操作片部92の進退で後側ドア15のラッチ機構を操作するとともに図示せぬパワースライドドアの制御ユニットを操作する。つまり、閉状態にある後側ドア15を開く場合には、例えば乗員が後アウタハンドル21のハンドル部82を握って手前に引くことにより、後アウタハンドル21が前側を中心に所定角度回転してラッチ機構の係止を解除するとともに、これをトリガとして制御ユニットがモータを駆動して後側ドア15を後方にスライドさせて開く。また、開状態にある後側ドア15を閉じる場合には、例えば乗員が後アウタハンドル21のハンドル部82を握って手前に引くことにより、後アウタハンドル21が前側を中心に所定角度回転すると、これをトリガとして制御ユニットがモータを駆動して後側ドア15を前方にスライドさせて閉じる。勿論、手動で後側ドア15を開閉させることも可能である。
次に、上記した後アウタハンドルユニット64に連結されるとともに後ドアスキン60の車幅方向内側に配置される後プロテクタ63について、後側ドア15に取り付けられた状態をもってさらに説明する。
後プロテクタ63は、図10、図12〜図14に示すように、中間部に形成された平板状の中間板部95と、中間板部95の前端縁部から前側ほど車幅方向外側に位置するように傾斜する傾斜板部96と、この傾斜板部96の前端縁部の上部側から車幅方向外側に突出する突出板部97と、この突出板部97の車幅方向外側の端縁部から前方に延出する前方延出板部98と、この前方延出板部98の前端縁部から車幅方向外側に突出する突出板部99と、この突出板部99の車幅方向外側の端縁部から前方に突出する上記した挟持板部76と、この挟持板部76の前端縁部から車幅方向内側に突出する前端板部100とを有している。
また、後プロテクタ63は、傾斜板部96の前端縁部の下部側から車幅方向外側に突出する突出板部102と、この突出板部102の車幅方向外側の端縁部から前方に突出する挟持板部103とを有している。
さらに、後プロテクタ63は、中間板部95の後端縁部から後側ほど車幅方向外側に位置するように傾斜する傾斜板部105と、上端部が後下がりの形状をなし傾斜板部105の後端縁部から後方に延出する後方延出板部106と、後方延出板部106の後部側の下端縁部から車幅方向外側に突出する突出板部107と、この突出板部107の車幅方向外側の端縁部から下方に突出する挟持板部108とを有している。
加えて、後プロテクタ63は、中間板部95の下端縁部から車幅方向外側に突出する突出板部110と、この突出板部110の車幅方向外側の端縁部から下方に延出する下方延出板部111と、この下方延出板部111の下端縁部から車幅方向外側に延出する延出板部112と、この延出板部112の車幅方向外側の端縁部から上方に突出する上記した挟持板部74とを有している。
さらに、後プロテクタ63は、前方延出板部98の突出板部97側、突出板部97、傾斜板部96、中間板部95、傾斜板部105および後方延出板部106の連続する上端縁部とさらに連続する後方延出板部106の後端縁部とから車幅方向外方に屈曲する上板部114を有しており、また上板部114の中間部には車幅方向外側の端縁部から下方に突出する挟持板部115が形成されている。なお、これにより、前方延出板部98の突出板部97側、突出板部97、傾斜板部96、中間板部95、傾斜板部105および後方延出板部106の連続する上端縁部に車体前後方向に沿う折曲線117が形成されている。
そして、上述した後ハンドルプレート62への取付用のネジ71が挿通される上記した取付穴70が下方延出板部111に形成され、さらに前方延出板部98にもネジ71が挿通される取付穴120が、後方延出板部106にもネジ71が挿通される取付穴121が形成されている。ここで、取付穴70,120,121のうち最も前端板部100に近い取付穴120は円形状をなしており、ネジ71を隙間なく嵌合させる。つまり、最も前端板部100に近い取付穴120は後プロテクタ63と後アウタハンドルユニット64との前後および上下の位置決めを行う位置決め穴を兼ねている。これに対し、取付穴121は前後方向に若干長い長穴形状をなしており、ネジ70に対して上下方向の位置決めを行うものの前後方向には隙間が形成されるようになっている。取付穴70はネジ70より大径とされており、ネジ70に対して上下方向および前後方向に隙間が形成されるようになっている。
後プロテクタ63は、取付穴70,120,121に挿通されたネジ71で後ハンドルプレート62に締結されることで、これらの挟持板部76,103,108,115が後ハンドルプレート62とで後ドアスキン60を挟持する結果、後側ドア15に取り付けられる。なお、図示は略すが、挟持板部76,103,108,115のそれぞれの車幅方向外側にシールを貼付しても良い。
ここで、後プロテクタ63の上記した前端の挟持板部76は、図10に示すように、後ドアスキン60における取付開口部61と前端の外観見切り線81との間に当接させられることになり、その結果、前端板部100は、後ドアスキン60の前端縁側の外観見切り線81から車幅方向内側に屈曲する段部123に沿って延在しこの段部123に、車体前後方向に対向する。
また、後アウタハンドルユニット64は、後プロテクタ63の前端板部100の近傍の取付穴120で後プロテクタ63に固定されることになる。
さらに、上記したように、後プロテクタ63は、後プロテクタ63の後アウタハンドルユニット64への取付部である取付穴70,120,121のうちの前端板部100に最も近い取付穴120において後アウタハンドルユニット64に位置決めされている。
加えて、後プロテクタ63には、前端板部100の近傍に前後方向に延在する折曲線117が形成されている。この折曲線117は最も前側の取付穴120と最も後側の取付穴121との間の範囲を車体前後方向に越えている。
以上に述べた本実施形態によれば、後アウタハンドル21の前部を後ヒンジ部87で回転自在に支持することで閉時の操作性を向上させることができる。つまり、乗員が車を降り、降車位置に対し後側にある後側ドア15の後アウタハンドル21を前側に回転させるため、乗員は後側に移動しなくてもそのままで操作が可能となる。したがって、閉時の操作性を向上させることができる。また、後アウタハンドル21の前部を回転自在に支持していることから後側ドア15の閉操作時に後アウタハンドル21の前部に手が掛かりやすくなるが、前アウタハンドル20および後アウタハンドル21の互いに対向する後端面44および前端面90同士が車幅方向外側ほど間隔を広げるように前アウタハンドル20にテーパ部89が形成されるとともに後アウタハンドル21にテーパ部88が形成されていることから、後側ドア15が閉操作時に例えオーバーストロークしても後アウタハンドル21の前部に掛かっている手が前アウタハンドル20に当たることを防止できる。
なお、テーパ部は前アウタハンドル20および後アウタハンドル21の互いに対向する後端面44および前端面90の少なくともいずれか一方に設ければ良い。また、テーパ形状だけでなく、段差形状、窪み形状等を採用することも可能である。しかしながら、テーパ形状とした方が、見え方が自然であり意匠性を損なうことなく美観を向上させることができるため好ましい。
また、特に後アウタハンドル21の前端面90を車幅方向外側ほど後側に位置するように傾斜させてテーパ部88を形成することで、後端面44および前端面90同士が車幅方向外側ほど広くなるように間隔をあけていてもさらに見え方が自然であり意匠性を損なうことがなく美観をさらに向上させることができるとともに、走行時に空気抵抗の少ない形状とすることができる。
本発明の一実施形態のドアアウタハンドル構造が適用された車両を示す斜視図である。 本発明の一実施形態のドアアウタハンドル構造を示す正面図である。 本発明の一実施形態のドアアウタハンドル構造を示す図2におけるA−A線に沿う矢視断面図である。 本発明の一実施形態のドアアウタハンドル構造を示す背面図である。 本発明の一実施形態のドアアウタハンドル構造の分解斜視図である。 本発明の一実施形態のドアアウタハンドル構造を示す図4におけるB−B線に沿う矢視断面図である。 本発明の一実施形態のドアアウタハンドル構造を示す図4におけるC−C線に沿う矢視断面図である。 本発明の一実施形態のドアアウタハンドル構造を示す図4におけるD−D線に沿う矢視断面図である。 本発明の一実施形態のドアアウタハンドル構造を示す図4におけるE−E線に沿う矢視断面図である。 本発明の一実施形態のドアアウタハンドル構造を示す図4におけるF−F線に沿う矢視断面図である。 本発明の一実施形態のドアアウタハンドル構造の後アウタハンドル側を示す斜視図である。 本発明の一実施形態のドアアウタハンドル構造の後プロテクタを示す斜視図である。 本発明の一実施形態のドアアウタハンドル構造の後プロテクタを示す背面図である。 本発明の一実施形態のドアアウタハンドル構造の後プロテクタを示す下方から見た図である。
符号の説明
14 前側ドア
15 後側ドア
20 前アウタハンドル
21 後アウタハンドル
44 後端面(対向部)
88,89 テーパ部
90 前端面(対向部)

Claims (3)

  1. 前アウタハンドルがヒンジ開閉式の前側ドアの後端縁に前後方向に沿って設けられ、後アウタハンドルがスライド開閉式の後側ドアの前端縁に前記前アウタハンドルと、間に部材を介在させることなく近接して前後方向に沿う同一線をなすように設けられてなるドアアウタハンドル構造であって、
    前記後アウタハンドルは前部がヒンジ部で回転自在に支持されており、前記前アウタハンドルおよび前記後アウタハンドルの互いに対向する対向部のうちの少なくともいずれか一方に、前記対向部同士の間隔を車幅方向外側ほど広げる退避部が設けられていることを特徴とするドアアウタハンドル構造。
  2. 前記退避部は、前記前アウタハンドルおよび前記後アウタハンドルの互いに対向する対向部のうちの少なくともいずれか一方に設けられるテーパ部であることを特徴とする請求項1記載のドアアウタハンドル構造。
  3. 前記テーパ部は、前記後アウタハンドルの前記対向部にあって車幅方向外側ほど後側に位置するように傾斜していることを特徴とする請求項2記載のドアアウタハンドル構造。
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