JP2012025195A - 車両用ドア及び車両用ドアの組立方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】機械的にラッチ機構を解除する車両用ドアにおいて、ドア開閉グリップを握った状態でアンラッチの操作をおこない、この操作の流れでドア開閉をおこなうことを可能にする。
【解決手段】車体11に設けられたドア開口部22を開閉するドア本体24と、ドア本体24を車体11に係合させるラッチ機構54と、ドア本体24の車室12側に設けられると共にドアの開閉時に乗員が把持するドア開閉グリップ31とを備え、ドア開閉グリップ31の内部に中空部46が形成され、ラッチ機構54と機械的に連結する操作ワイヤ56を中空部46に挿通し、操作ワイヤ56に連結すると共に、ドア開閉グリップ31の壁面44aから内部に向けて押し込むことで、ラッチ機構54をアンラッチ状態にする操作ハンドル55を壁面44aに設ける。
【選択図】図4
【解決手段】車体11に設けられたドア開口部22を開閉するドア本体24と、ドア本体24を車体11に係合させるラッチ機構54と、ドア本体24の車室12側に設けられると共にドアの開閉時に乗員が把持するドア開閉グリップ31とを備え、ドア開閉グリップ31の内部に中空部46が形成され、ラッチ機構54と機械的に連結する操作ワイヤ56を中空部46に挿通し、操作ワイヤ56に連結すると共に、ドア開閉グリップ31の壁面44aから内部に向けて押し込むことで、ラッチ機構54をアンラッチ状態にする操作ハンドル55を壁面44aに設ける。
【選択図】図4
Description
本発明は、車体に設けられたドア開口部を開閉するドア本体と、ドア本体を車体に係合させるラッチ機構と、ドア本体の車室側に設けられると共にドアの開閉時に乗員が把持するドア開閉グリップとを備えた車両用ドア及び車両用ドアの組立方法に関する。
車両用ドアは、車体のドア開口部を開閉自在に覆うドア本体と、このドア本体の内側に設けられるドアトリム(ドアライニング)と、このドアトリムに設けられ、ドア開閉をするドア開閉アシストグリップ(ドア開閉グリップ)と、ドア本体を車体側にロックするドアロック装置と、ドア開閉アシストグリップの上部に設けられ、ドアロック装置のロック状態を解除する電気スイッチ部材と、を備える。
この車両用ドアによれば、電気スイッチ部材を押すことで、ドア本体を電気的に施錠と開錠、及び開作動することが可能である(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、特許文献1の車両用ドアでは、電気的に施錠と開錠、及び開作動するドアロック装置が用いられている。従って、一般的に用いられている機械的にラッチ機構を解除する装置には適用することはできない。
また、ドア開閉グリップにメカ式のインナハンドルを設けることが考えられるが、一般的に用いられるインナハンドルは車室側への引き操作によってラッチ機構のロック解除をおこなう。よって、インナハンドルの引き操作と、ドア開放のためドア開閉グリップの押し操作とを一連の流れでおこなうことが困難であった。
また、ドア開閉グリップにメカ式のインナハンドルを設けることが考えられるが、一般的に用いられるインナハンドルは車室側への引き操作によってラッチ機構のロック解除をおこなう。よって、インナハンドルの引き操作と、ドア開放のためドア開閉グリップの押し操作とを一連の流れでおこなうことが困難であった。
本発明は、機械的にラッチ機構を解除する車両用ドアにおいて、ドア開閉グリップを握った状態でアンラッチの操作をおこない、この操作の流れでドア開閉をおこなうことができる車両用ドアを提供することを課題とする。
車両用ドアのラッチ機構に連結される操作ワイヤの取付け作業性の向上を図ることができる車両用ドアの組立方法を提供することを課題とする。
車両用ドアのラッチ機構に連結される操作ワイヤの取付け作業性の向上を図ることができる車両用ドアの組立方法を提供することを課題とする。
請求項1に係る車両用ドアの発明は、車体に設けられたドア開口部を開閉するドア本体と、ドア本体を車体に係合させるラッチ機構と、ドア本体の車室側に設けられると共にドアの開閉時に乗員が把持するドア開閉グリップとを備え、ドア開閉グリップの内部に中空部が形成され、ラッチ機構と機械的に連結する操作ワイヤを中空部に挿通し、操作ワイヤに連結すると共に、ドア開閉グリップの壁面から内部に向けて押し込むことで、ラッチ機構をアンラッチ状態にする操作ハンドルを壁面に設けることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、ドア開閉グリップに、壁面に開口するハンドル開口部と、中空部に設けられたハンドル軸支持部とを備え、操作ハンドルに、操作ハンドルの非操作時に壁面の表面に沿うと共に、ハンドル開口部に収納される操作部と、操作部から中空部側に向かって突出するレバー部と、操作部とレバー部との連結部近傍に設けられると共にハンドル軸支持部で支持されるハンドル軸とを備え、操作ワイヤが、レバー部に取付けられることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、中空部が、略筒状に形成されたものであり、レバー部が、操作ハンドルの非操作状態で中空部の軸方向に略直交して壁面の対向壁近傍まで突出され、レバー部の突出方向の先端に操作ワイヤが取付けられることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、操作ハンドルの非操作時にレバー部に当接し、操作ハンドルが壁面よりも突出する方向に回動すること規制するストッパピンを備え、ストッパピンが、ドア開閉グリップに着脱可能に設けられることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、レバー部のストッパピンと当接する面の対向側に且つ中空部の軸方向に沿わせて設けられ、レバー部をストッパピンに向けて押圧する付勢部材を備えたことを特徴とする。
請求項6に係る車両用ドアの組立方法の発明は、車体に設けられたドア開口部を開閉するドア本体と、ドア本体を車体に係合させるラッチ機構と、ドア本体の車室側に設けられると共にドアの開閉時に乗員が把持するドア開閉グリップとを備え、ドア開閉グリップの内部に中空部が形成され、ラッチ機構と連結する操作ワイヤを中空部に挿通し、操作ワイヤに連結すると共に、ドア開閉グリップの壁面から内部に向けて押し込むことで、ラッチ機構をアンラッチ状態にする操作ハンドルを壁面に設け、ドア開閉グリップに操作ハンドルの回動を規制するストッパピンを設け、ストッパピンをドア開閉グリップから外した状態で、操作部が壁面から突出するように操作ハンドルを回動させる第1の作業と、第1の作業の後にレバー部の先端に操作ワイヤを取付ける第2の作業と、第2の作業の後に操作ハンドルを非操作状態位置に戻すと共に、ストッパピンをドア開閉グリップに取付ける第3の作業と、からなることを特徴とする。
本発明は以下の効果を奏する。
請求項1に係る発明では、車体に設けられたドア開口部を開閉するドア本体と、ドア本体を車体に係合させるラッチ機構と、ドア本体の車室側に設けられると共にドアの開閉時に乗員が把持するドア開閉グリップとを備える。
ドア開閉グリップの内部に中空部が形成され、ラッチ機構と機械的に連結する操作ワイヤを中空部に挿通したので、ドア開閉グリップに、操作ハンドルを設けることができ、操作ハンドルの取付位置の自由度を拡げることができる。
操作ワイヤに連結すると共に、ドア開閉グリップの壁面から内部に向けて押し込むことで、ラッチ機構をアンラッチ状態にする操作ハンドルを壁面に設けたので、ドア開閉グリップ(ハンドルグリップ)を把持した状態で、指によって操作ハンドルを操作することができる。これにより、ドア開閉グリップを握った状態でアンラッチの操作をおこない、この操作の流れでドア開閉をおこなうことが可能となる。この結果、機械的にラッチ機構を解除する車両用ドアにおいて、ドア本体を押さえたまま一連のドア開閉動作をおこなうことができ、例えば、強風時などにドアが不用意に開かれることを防止することができる。
請求項1に係る発明では、車体に設けられたドア開口部を開閉するドア本体と、ドア本体を車体に係合させるラッチ機構と、ドア本体の車室側に設けられると共にドアの開閉時に乗員が把持するドア開閉グリップとを備える。
ドア開閉グリップの内部に中空部が形成され、ラッチ機構と機械的に連結する操作ワイヤを中空部に挿通したので、ドア開閉グリップに、操作ハンドルを設けることができ、操作ハンドルの取付位置の自由度を拡げることができる。
操作ワイヤに連結すると共に、ドア開閉グリップの壁面から内部に向けて押し込むことで、ラッチ機構をアンラッチ状態にする操作ハンドルを壁面に設けたので、ドア開閉グリップ(ハンドルグリップ)を把持した状態で、指によって操作ハンドルを操作することができる。これにより、ドア開閉グリップを握った状態でアンラッチの操作をおこない、この操作の流れでドア開閉をおこなうことが可能となる。この結果、機械的にラッチ機構を解除する車両用ドアにおいて、ドア本体を押さえたまま一連のドア開閉動作をおこなうことができ、例えば、強風時などにドアが不用意に開かれることを防止することができる。
請求項2に係る発明では、ドア開閉グリップに、壁面に開口するハンドル開口部と、中空部に設けられたハンドル軸支持部とを備える。
操作ハンドルに、操作ハンドルの非操作時に壁面の表面に沿うと共に、ハンドル開口部に収納される操作部と、操作部から中空部側に向かって突出するレバー部と、操作部とレバー部との連結部近傍に設けられると共にハンドル軸支持部で支持されるハンドル軸とを備え、操作ワイヤが、レバー部に取付けられたので、操作ハンドルの操作部を中空部側に押し込む動作によって操作ワイヤを操作することが可能となる。この結果、ラッチ機構のアンラッチ動作を容易におこなうことができる。
操作ハンドルに、操作ハンドルの非操作時に壁面の表面に沿うと共に、ハンドル開口部に収納される操作部と、操作部から中空部側に向かって突出するレバー部と、操作部とレバー部との連結部近傍に設けられると共にハンドル軸支持部で支持されるハンドル軸とを備え、操作ワイヤが、レバー部に取付けられたので、操作ハンドルの操作部を中空部側に押し込む動作によって操作ワイヤを操作することが可能となる。この結果、ラッチ機構のアンラッチ動作を容易におこなうことができる。
請求項3に係る発明では、中空部が、略筒状に形成されたものであり、レバー部が、操作ハンドルの非操作状態で中空部の軸方向に略直交して壁面の対向壁近傍まで突出されたので、例えば、レバー部を中空部の軸方向に略直交する方向に最大の長さとすることができる。
レバー部の突出方向の先端に操作ワイヤが取付けられるので、操作部の操作に対して操作ワイヤの移動量を最大に稼ぐことができる。
レバー部の突出方向の先端に操作ワイヤが取付けられるので、操作部の操作に対して操作ワイヤの移動量を最大に稼ぐことができる。
請求項4に係る発明では、操作ハンドルの非操作時にレバー部に当接し、操作ハンドルが壁面よりも突出する方向に回動すること規制するストッパピンを備えたので、ストッパピンで操作ハンドルが回動することを確実に規制することができる。
ストッパピンが、ドア開閉グリップに着脱可能に設けられたので、例えば、操作ワイヤの取付作業時にストッパピンを取り外して操作ハンドルを操作時と逆に回動させることができる。これにより、操作ワイヤの取付作業の作業性の向上を図ることができる。
ストッパピンが、ドア開閉グリップに着脱可能に設けられたので、例えば、操作ワイヤの取付作業時にストッパピンを取り外して操作ハンドルを操作時と逆に回動させることができる。これにより、操作ワイヤの取付作業の作業性の向上を図ることができる。
請求項5に係る発明では、レバー部のストッパピンと当接する面の対向側に且つ中空部の軸方向に沿わせて設けられ、レバー部をストッパピンに向けて押圧する付勢部材を備えたので、付勢部材の配置スペースを十分に確保することができる。この結果、付勢部材の配置の自由度の向上を図ることができるとともに、例えば、付勢部材に圧縮ばね等の配置が可能になり、操作ハンドルの操作力の調整が容易となる。
請求項6に係る発明では、ストッパピンをドア開閉グリップから外した状態で、操作部が壁面から突出するように操作ハンドルを回動させる第1の作業と、第1の作業の後にレバー部の先端に操作ワイヤを取付ける第2の作業と、第2の作業の後に操作ハンドルを非操作状態位置に戻すと共に、ストッパピンをドア開閉グリップに取付ける第3の作業と、から構成する。
例えば、付勢部材によって押圧される方向と逆方向(通常の操作ハンドルの操作方向)へ、操作ハンドルを回動させながら操作ワイヤを取付けると、操作ハンドルを保持するために余計な力がかかり、作業性が低下する。
そこで、ストッパピンを取り外すことで、通常の操作ハンドルの操作方向とは逆に操作ハンドルを回動させることが可能となる。すなわち、付勢部材に逆らうことなく操作ハンドルを保持することができるので、操作ワイヤの取付け作業性の向上を図ることができる。
例えば、付勢部材によって押圧される方向と逆方向(通常の操作ハンドルの操作方向)へ、操作ハンドルを回動させながら操作ワイヤを取付けると、操作ハンドルを保持するために余計な力がかかり、作業性が低下する。
そこで、ストッパピンを取り外すことで、通常の操作ハンドルの操作方向とは逆に操作ハンドルを回動させることが可能となる。すなわち、付勢部材に逆らうことなく操作ハンドルを保持することができるので、操作ワイヤの取付け作業性の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1に示されるように、車両10は、車室12内に設けられ乗員(運転者)が着座する運転席14と、車体11を操舵するステアリング16と、運転席14の外方に乗員(運転者)が乗降するドア開口部22と、このドア開口部22を開閉自在に覆う車両用ドア20と、が設けられている。
なお、車両10は、運転席14側に設けられる車両用ドア20の他に、助手席15側に設けられる左前ドア21、後部座席(不図示)に設けられる左右の後ドア(不図示)を備える。
なお、車両10は、運転席14側に設けられる車両用ドア20の他に、助手席15側に設けられる左前ドア21、後部座席(不図示)に設けられる左右の後ドア(不図示)を備える。
図2に示されるように、車両用ドア20は、車体11(図1参照)に開閉自在に取付けられるドア本体24と、このドア本体24に昇降自在に取付けられるドアガラス25と、ドア本体24の下部を車室12側から覆うドアライニング27と、このドアライニング27の略中央高さに且つ車体前後方向に設けられるドア側アームレスト28と、ドアライニング27の表面に設けられ、ドア本体24を開閉操作するドア開閉グリップ31と、ドアライニング27の前方上部に設けられ、ドアロック装置(不図示)のロック/アンロックを操作するドアロックノブ32と、後述するラッチ機構54をアンラッチさせるラッチ操作装置33からなる。なお、ラッチ操作装置33は、車両用ドア20を車体11側に押し当てることで自動的にラッチされ、後述する操作ハンドル55を押すことでアンラッチされる。
ドアライニング27は、下部前方に設けられ物品を収納するドアポケット35と、ドアスピーカ36を収納する収納部37とが形成されている。
ドア側アームレスト28は、後部に設けられドア本体24を開閉する凹部(手掛かり部)38と、略中央部上面に設けられ、車両用ドア20のドアガラス25、左前ドア21のドアガラス26及び左右の後ドア(不図示)のドアガラス(不図示)を昇降する昇降ノブ41a〜41dと、車両用ドア20、左前ドア21及び左右の後ドアを集中してドアロックする集中ドアロックノブ42と、が設けられる。
図3〜図5に示されたように、ドア開閉グリップ31は、ドア本体24の車室12(図1参照)側に設けられると共に車両用ドア20の開閉時に乗員が把持するものである。詳細には、ドア開閉グリップ31は、ドアライニング27の表面においてドア本体24に支持されるグリップ本体44と、このグリップ本体44に被せられる蓋部材45と、からなる。
グリップ本体44の内部が中空若しくは溝状に形成され、グリップ本体44に蓋部材45が被せられることで、ドア開閉グリップ31の内部に、略筒状の中空部46が形成される。
グリップ本体44の内部が中空若しくは溝状に形成され、グリップ本体44に蓋部材45が被せられることで、ドア開閉グリップ31の内部に、略筒状の中空部46が形成される。
グリップ本体44は、車体側方に形成される側壁44cと、車体上方に形成される壁面(上壁)44aと、車体下方に形成される対向壁(下壁)44bと、蓋部材45が被される開口44dと、から構成される断面視コ字状の長手方向に延ばされた部材である。さらに、グリップ本体44は、壁面(上壁)44aの表面に開口され操作ハンドル55を臨ますハンドル開口部47と、中空部46内に設けられ、操作ハンドル55をハンドル軸69を介して支持するハンドル軸支持部48と、中空部46内に設けられ、後述する押圧機構58を取付ける取付ボス49,49と、中空部46内に設けられ、後述するストッパピン57を支持するストッパピン支持部51と、中空部46内に設けられ、後述する操作ワイヤ56を支持するワイヤ支持部52と、が形成される。
ストッパピン57は、操作ハンドル55の非操作時にレバー部66に当接し、操作ハンドル55が壁面44aの表面よりも突出する方向に回動することを規制するものであり、ドア開閉グリップ31(グリップ本体44)の側壁44cに着脱可能に設けられる。さらに、ストッパピン57は、ストッパピン支持部51に嵌合する嵌合部57aが設けられる。
ラッチ操作装置33は、ドア本体24に設けられドア本体24を車体11に係合させるラッチ機構54と、ドア開閉グリップ31に設けられる操作ハンドル55と、これらの操作ハンドル55とラッチ機構54とを連結する操作ワイヤ56と、操作ハンドル55の非操作時にレバー部66に当接し、操作部65が壁面44aの表面よりも突出する方向に操作ハンドル55が回動すること規制するストッパピン57と、レバー部66のストッパピン57と当接する面の対向側に且つ中空部46の軸方向に沿わせて設けられ、レバー部66をストッパピン57に向けて押圧する押圧機構58と、からなる。
なお、ラッチ機構54は、車体11側に設けられるストライカ59にラッチ/アンラッチされる。また、中空部46の軸方向とは、中空部46の長手方向をいう。
なお、ラッチ機構54は、車体11側に設けられるストライカ59にラッチ/アンラッチされる。また、中空部46の軸方向とは、中空部46の長手方向をいう。
操作ワイヤ56は、中空部46に挿通され、ラッチ機構54と操作ハンドル55とを機械的に連結する。詳細には、操作ワイヤ56は、ラッチ機構54と操作ハンドル55とを連結するインナワイヤ61と、このインナワイヤ61をスライド可能に覆うアウタチューブ62とからなる。インナワイヤ61の操作ハンドル55側に操作ハンドル55に係止する係止駒63(図6参照)が設けられている。
操作ハンドル(操作ノブ)55は、ドア開閉グリップ31(グリップ本体44)の壁面44aに設けられ壁面44aから内部(中空部46)に向けて押し込むことで、ラッチ機構54をアンラッチ状態にする部材である。すなわち、操作ハンドル55は、操作ハンドル55の非操作時に壁面44aの表面に沿うと共に、操作時にハンドル開口部47に収納される操作部65と、操作部65から中空部46側に向かって突出するレバー部66と、操作部65とレバー部66との連結部近傍に設けられると共にハンドル軸支持部48で支持されるハンドル軸69と、レバー部66の先端に設けられ、インナワイヤ61の係止駒63を係止する係止溝部68(図6、図7参照)と、を備える。
なお、ハンドル軸69は、操作ハンドル55に形成された軸孔67に回転自在に、且つ着脱自在に挿入される。
レバー部66は、操作ハンドル55の非操作状態で中空部46の軸方向(長手方向)に略直交して壁面44aの対向壁44b近傍まで突出され、レバー部66の突出方向の先端の係止溝部68に操作ワイヤ56が取付けられる。
レバー部66は、操作ハンドル55の非操作状態で中空部46の軸方向(長手方向)に略直交して壁面44aの対向壁44b近傍まで突出され、レバー部66の突出方向の先端の係止溝部68に操作ワイヤ56が取付けられる。
係止溝部68は、係止駒63が嵌合する嵌合筒部73と、この嵌合筒部73に連通して設けられ、インナワイヤ61を横から通す切り欠き部74と、嵌合筒部73の一方に設けられ、インナワイヤ61の係止駒63の止め部64を許容する逃げ部75と、切り欠き部74及び嵌合筒部73に連通させ、インナワイヤ61をラッチ機構54側へ案内するラッチ側溝部76と、逃げ部75及び嵌合筒部73に連通させ、インナワイヤ61の係止駒63に止める止め部64の移動を許容する止め部側溝部77と、から構成される。
押圧機構58は、操作ハンドル55のレバー部66を押圧する押圧ロッド81と、押圧ロッド81をレバー部66側に付勢する付勢部材82と、この付勢部材82を保持するとともに、押圧ロッド81をスライド可能に保持するハウジング83と、からなる。
付勢部材82は、具体的には圧縮ばねであり、中空部46に設けられる。さらに、レバー部66のストッパピン57と当接する面の対向側に且つ中空部46の軸方向(長手方向)に沿わせて設けられ、レバー部66をストッパピン57に向けて押圧する。
押圧ロッド81は、操作ハンドル55のレバー部66を押圧する拡径部84と、付勢部材(圧縮ばね)82を保持する縮径部85と、これらの縮径部85と拡径部84との間に設けられるストッパ部86とからなる。
ハウジング83は、グリップ本体44の取付ボス49,49に止めねじ94,94で取付けられる本体部91と、この本体部91に形成され、押圧ロッド81及び付勢部材(圧縮ばね)82を保持する一方側及び他方側保持部92,93と、からなる。
ハウジング83は、グリップ本体44の取付ボス49,49に止めねじ94,94で取付けられる本体部91と、この本体部91に形成され、押圧ロッド81及び付勢部材(圧縮ばね)82を保持する一方側及び他方側保持部92,93と、からなる。
図8(a)〜(c)に本発明の車両用ドア20を開くときの一連の流れが示される。
図8(a)に示されたように、乗員(運転者)は、予めドア本体24側のドアロックノブ32(図2参照)を解除状態にし、ドア開閉グリップ31を右手で握るとともに、右手の親指を操作ハンドル55の操作部65の表面に当てる。
図8(a)に示されたように、乗員(運転者)は、予めドア本体24側のドアロックノブ32(図2参照)を解除状態にし、ドア開閉グリップ31を右手で握るとともに、右手の親指を操作ハンドル55の操作部65の表面に当てる。
次に、図8(b)に示されたように、乗員は、右手の親指で操作ハンドル55の操作部65の表面を押し、操作ハンドル55の操作部65を、ドア開閉グリップ31の中空部46の中に沈み込ます。この状態で、ラッチ機構54(図3参照)が解除状態となる。
さらに、図8(c)に示されたように、乗員は、右手の肘等をドア本体24のドアライニング27に当て、ドア開閉グリップ31及び操作ハンドル55の状態を維持したまま、車両用ドア20を開く。図8(c)に示された状態であれば、例えば、強風等で車両用ドア20があおられる場合においても、不用意に車両用ドア20が開かれる(持って行かれる)ことを防止することができる。
図1〜図8に示されたように、車両用ドア20では、車体11に設けられたドア開口部22を開閉するドア本体24と、ドア本体24を車体11に係合させるラッチ機構54と、ドア本体24の車室12側に設けられると共にドアの開閉時に乗員が把持するドア開閉グリップ31とを備える。
ドア開閉グリップ31の内部に中空部46が形成され、ラッチ機構54と機械的に連結する操作ワイヤ56を中空部46に挿通したので、ドア開閉グリップ31に、操作ハンドル55を設けることができ、操作ハンドル55の取付位置の自由度を拡げることができる。
操作ワイヤ56に連結すると共に、ドア開閉グリップ31(グリップ本体44)の壁面44aの表面から内部に向けて押し込むことで、ラッチ機構54をアンラッチ状態にする操作ハンドル55を壁面44aに設けたので、ドア開閉グリップ(ハンドルグリップ)31を把持した状態で、指によって操作ハンドル55を操作することができる。これにより、ドア開閉グリップ31を握った状態でアンラッチの操作をおこない、この操作の流れでドア開閉をおこなうことが可能となる。この結果、機械的にラッチ機構54を解除する車両用ドアにおいて、ドア本体24を押さえたまま一連のドア開閉動作をおこなうことができ、例えば、強風時などにドアが不用意に開かれることを防止することができる。
ドア開閉グリップ31は、壁面44aの表面に開口するハンドル開口部47と、中空部46に設けられたハンドル軸支持部48とを備える。
操作ハンドル55に、操作ハンドル55の非操作時に壁面44aの表面に沿うと共に、ハンドル開口部47に収納される操作部65と、操作部65から中空部46側に向かって突出するレバー部66と、操作部65とレバー部66との連結部近傍に設けられると共にハンドル軸支持部48に支持されるハンドル軸69とを備え、操作ワイヤ56が、レバー部66に取付けられたので、操作ハンドル55の操作部65を中空部46側に押し込む動作によって操作ワイヤ56を操作することが可能となる。この結果、ラッチ機構54のアンラッチ動作を容易におこなうことができる。
中空部46は、略筒状に形成されたものであり、レバー部66が、操作ハンドル55の非操作状態で中空部46の軸方向に略直交して壁面44aの対向壁44b近傍まで突出されたので、例えば、レバー部66を中空部46の軸方向(長手方向)に略直交する方向に最大の長さとすることができる。
レバー部66の突出方向の先端(係止溝部68)に操作ワイヤ56が取付けられるので、操作部65の操作に対して操作ワイヤ56の移動量を最大に稼ぐことができる。
レバー部66の突出方向の先端(係止溝部68)に操作ワイヤ56が取付けられるので、操作部65の操作に対して操作ワイヤ56の移動量を最大に稼ぐことができる。
車両用ドア20では、操作ハンドル55の非操作時にレバー部66に当接し、操作ハンドル55が壁面44aよりも突出する方向に回動すること規制するストッパピン57を備えたので、ストッパピン57で操作ハンドル55が回動することを確実に規制することができる。
ストッパピン57が、ドア開閉グリップ31(グリップ本体44)の側壁44cに着脱可能に設けられたので、例えば、操作ワイヤ56の取付作業時にストッパピン57を取り外して操作ハンドル55を操作時と逆に回動させることができる。これにより、操作ワイヤ56の取付作業の作業性の向上を図ることができる。
車両用ドア20では、レバー部66のストッパピン57と当接する面の対向側に且つ中空部46の軸方向(長手方向)に沿わせて設けられ、レバー部66をストッパピン57に向けて押圧する付勢部材82を備えたので、付勢部材82の配置スペースを十分に確保することができる。この結果、付勢部材82の配置の自由度の向上を図ることができるとともに、例えば、付勢部材82に圧縮ばね等を用いることが可能になり、操作ハンドル55の操作力の調整が容易となる。
図9(a),(b)及び図10(a),(b)において、操作ハンドル55から操作ワイヤ56の取り外し手順を説明する。
図9(a)に示されたように、グリップ本体44から蓋部材45を矢印a1の如く取り外す。これにより、中空部46が開放される。
図9(a)に示されたように、グリップ本体44から蓋部材45を矢印a1の如く取り外す。これにより、中空部46が開放される。
図9(b)に示されたように、ドア開閉グリップ31(グリップ本体44)の側壁44cからストッパピン57を矢印a2の如く取り外す。
図10(a)に示されたように、操作ハンドル55を、矢印a3の如く通常の操作方向とは逆方向に回転(回動)させる。この状態では、操作ワイヤ56は緩むので、操作ハンドル55から操作ワイヤ56が取り外しやすくなる。また、押圧機構58の押圧ロッド81は付勢部材(圧縮ばね)82で押圧されているので、矢印a4の如く移動する。さらに、押圧ロッド81のストッパ部86が、ハウジング83の一方側保持部92に当接し、押圧ロッド81は所定の位置で停止する。
図10(b)に示されたように、操作ワイヤ56を緩ませた状態で、インナワイヤ61の係止駒63を操作ハンドル55(レバー部66)の係止溝部68から矢印a5の如く取り外す。すなわち、操作ワイヤ56が緩んでいるので、操作ハンドル55から操作ワイヤ56を容易に取り外すことができる。
操作ワイヤ56の組み付け方法は、先に説明した操作ワイヤ56の取り外し手順の逆の順序でおこなえばよい。すなわち、操作ワイヤ56の組み付け方法を車両用ドアの組立方法として説明する。
車両用ドアの組立方法は、図10(b)に示されたように、ストッパピン57をドア開閉グリップ31から外した状態で、操作部65がドア開閉グリップ31(グリップ本体44)の壁面44aの表面から突出するように操作ハンドル55を、矢印b1の如く回動させる第1の作業と、図10(a)に示されたように、第1の作業の後にレバー部66の先端(係止溝部68)に操作ワイヤ56を、矢印b2の如く取付ける第2の作業と、図9(b)に示されたように、第2の作業の後に操作ハンドル55を非操作状態位置に、矢印b3の如く戻すと共に、ストッパピン57をグリップ本体44(ドア開閉グリップ31)の側壁44cに、矢印b4の如く取付ける第3の作業と、から構成される。
例えば、付勢部材82によって押圧される方向と逆方向(通常の操作ハンドル55の操作方向)へ、操作ハンドル55を回動させながら操作ワイヤ56を取付けると、操作ハンドル55を保持するために余計な力がかかり、作業性が低下する。
そこで、ストッパピン57を取り外すことで、通常の操作ハンドル55の操作方向とは逆に操作ハンドル55を回動させることが可能となる。すなわち、付勢部材82に逆らうことなく操作ハンドル55を保持することができるので、操作ワイヤ56の取付け作業性の向上を図ることができる。
図11に示されるように、実施例2の車両用ドア110は、実施例1の車両用ドア20(図4参照)の構成に加えて、ドア本体24側にも操作ハンドル55と同一機能を有するドア側操作ハンドル111が設けられたものである。なお、実施例1の車両用ドア20に使用された部品と同一部品は同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
実施例2の車両用ドア110は、ドア側操作ハンドル111側からもう一本の操作ワイヤ112がラッチ機構54(図3参照)に連結される。
車両用ドア110では、ドア本体24側にも操作ハンドル55と同一機能を有するドア側操作ハンドル111が設けられたので、ドア開閉グリップ31側でラッチ機構54を解除できることを熟知していない、不慣れな運転者(乗員)が運転操作したとしても、不都合を与えることはない。これにより、乗員の利便性の向上を図ることができる。
車両用ドア110では、ドア本体24側にも操作ハンドル55と同一機能を有するドア側操作ハンドル111が設けられたので、ドア開閉グリップ31側でラッチ機構54を解除できることを熟知していない、不慣れな運転者(乗員)が運転操作したとしても、不都合を与えることはない。これにより、乗員の利便性の向上を図ることができる。
図12に示されるように、実施例3の車両用ドア120は、実施例1の車両用ドア20(図4参照)の操作ハンドル55を、ドア開閉グリップ31の長手方向に沿って、矢印c1の如くスライド動作可能な、スライド式の操作ハンドル(操作ノブ)125に置き換えたものである。なお、実施例1の車両用ドア20に使用された部品と同一部品は同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
実施例3の車両用ドア120では、操作ハンドル125の操作部125aに、凸状の手掛かり部126が設けられる。
車両用ドア120では、操作ハンドル125をドア開閉グリップ31の長手方向に沿ってスライド式にしたので、乗員がドア開閉グリップ31を握った後に、乗員が車両用ドア120を開閉すべきかどうかを、再度、判断する時間が生まれる。これにより、ドア開閉グリップ31にラッチ機構54を解除する操作ハンドル125を設ける有用性を、さらに増すことができる。
車両用ドア120では、操作ハンドル125をドア開閉グリップ31の長手方向に沿ってスライド式にしたので、乗員がドア開閉グリップ31を握った後に、乗員が車両用ドア120を開閉すべきかどうかを、再度、判断する時間が生まれる。これにより、ドア開閉グリップ31にラッチ機構54を解除する操作ハンドル125を設ける有用性を、さらに増すことができる。
尚、本発明に係る車両用ドアは、図1に示すように、ドア開閉グリップ31は、運転席14側の車両用ドア20に設けられたが、これに限るものではなく、助手席側のドア、後部座席側のドア、3列目のドア若しくはスライドドアに設けるものであってもよい。
本発明に係る車両用ドアは、図4に示すように、ストッパピン57はストッパピン支持部51に支持されたが、蓋部材45にも支持するようにしたものであってもよい。
本発明に係る車両用ドアは、セダンやワゴンなどの乗用車に採用するのに好適である。
10…車両、11…車体、12…車室、20…車両用ドア、22…ドア開口部、24…ドア本体、31…ドア開閉グリップ、44…グリップ本体、44a…壁面(上壁)、46b…対向壁(下壁)、46…中空部、47…ハンドル開口部、48…ハンドル軸支持部、54…ラッチ機構、55…操作ハンドル、56…操作ワイヤ、57…ストッパピン、65…操作部、66…レバー部、69…ハンドル軸、82…付勢部材。
Claims (6)
- 車体に設けられたドア開口部を開閉するドア本体と、前記ドア本体を前記車体に係合させるラッチ機構と、前記ドア本体の車室側に設けられると共にドアの開閉時に乗員が把持するドア開閉グリップとを備え、
前記ドア開閉グリップは、内部に中空部が形成され、
前記ラッチ機構と機械的に連結する操作ワイヤを前記中空部に挿通し、前記操作ワイヤに連結すると共に、該ドア開閉グリップの壁面から内部に向けて押し込むことで、前記ラッチ機構をアンラッチ状態にする操作ハンドルを前記壁面に設けることを特徴とする車両用ドア。 - 前記ドア開閉グリップは、前記壁面に開口するハンドル開口部と、
前記中空部に設けられたハンドル軸支持部とを備え、
前記操作ハンドルは、該操作ハンドルの非操作時に前記壁面の表面に沿うと共に、前記ハンドル開口部に収納される操作部と、前記操作部から前記中空部側に向かって突出するレバー部と、前記操作部と前記レバー部との連結部近傍に設けられると共に前記ハンドル軸支持部で支持されるハンドル軸とを備え、
前記操作ワイヤは、前記レバー部に取付けられることを特徴とする請求項1記載の車両用ドア。 - 前記中空部は、略筒状に形成されたものであり、
前記レバー部は、前記操作ハンドルの非操作状態で前記中空部の軸方向に略直交して
前記壁面の対向壁近傍まで突出され、該レバー部の突出方向の先端に前記操作ワイヤが取付けられることを特徴とする請求項2記載の車両用ドア。 - 前記操作ハンドルの非操作時に前記レバー部に当接し、前記操作ハンドルが前記壁面よりも突出する方向に回動することを規制するストッパピンを備え、
前記ストッパピンは、前記ドア開閉グリップに着脱可能に設けられることを特徴とする請求項3記載の車両用ドア。 - 前記レバー部の前記ストッパピンと当接する面の対向側に且つ前記中空部の軸方向に沿わせて設けられ、前記レバー部を前記ストッパピンに向けて押圧する付勢部材を備えたことを特徴とする請求項4記載の車両用ドア。
- 車体に設けられたドア開口部を開閉するドア本体と、前記ドア本体を前記車体に係合させるラッチ機構と、前記ドア本体の車室側に設けられると共にドアの開閉時に乗員が把持するドア開閉グリップとを備え、
前記ドア開閉グリップは、内部に中空部が形成され、
前記ラッチ機構と連結する操作ワイヤを前記中空部に挿通し、前記操作ワイヤに連結すると共に、該ドア開閉グリップの壁面から内部に向けて押し込むことで、前記ラッチ機構をアンラッチ状態にする操作ハンドルを前記壁面に設け、前記ドア開閉グリップに前記操作ハンドルの回動を規制するストッパピンを設け、
前記ストッパピンを前記ドア開閉グリップから外した状態で、前記操作部が前記壁面から突出するように前記操作ハンドルを回動させる第1の作業と、
前記第1の作業の後に前記レバー部の先端に操作ワイヤを取付ける第2の作業と、
前記第2の作業の後に前記操作ハンドルを非操作状態位置に戻すと共に、前記ストッパピンをドア開閉グリップに取付ける第3の作業と、からなる車両用ドアの組立方法。
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---|---|---|---|
JP2010162823A JP2012025195A (ja) | 2010-07-20 | 2010-07-20 | 車両用ドア及び車両用ドアの組立方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012237143A (ja) * | 2011-05-12 | 2012-12-06 | Alpha Corp | 可動部材へのケーブル連結構造 |
JP2013249593A (ja) * | 2012-05-30 | 2013-12-12 | Aisin Seiki Co Ltd | プルハンドル |
JP2017206142A (ja) * | 2016-05-19 | 2017-11-24 | トヨタ紡織株式会社 | 車両用ドアトリム |
-
2010
- 2010-07-20 JP JP2010162823A patent/JP2012025195A/ja not_active Withdrawn
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