JP4597058B2 - 車両用シートロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車体に起倒可能に支持されたシートバックを起立位置に保持し得る車両用シートロック装置に関する。
従来、車両用シートロック装置においては、シートバックに装着されるとともに、車体側のストライカに係合可能なフック部材と、フック部材に係合可能なラッチ部材とを有するロック機構と、ラッチ部材に連結されるロック解除ノブ及び警告表示器とを備え、ロック解除ノブの操作をもって、ラッチ部材とフック部材との係合を解除させることにより、シートバックを起立位置から倒伏位置に移動させることができるようになっている。
また、警告表示器は、フック部材がストライカに係合しているときシートバック内に没入し、また、フック部材がストライカに係合していないときシートバックの表面から突出するようになっている。これにより、シートバックの使用に際し、乗員は警告表示器の状態を視認することで、フック部材とストライカとの係合状態を容易に確認することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−119010号公報
しかし、上述のような従来の車両用シートロック装置においては、フック部材とストライカとの係合状態を表示するための警告表示器と、フック部材とストライカとの係合を解除させるためのロック解除ノブとを別々に形成するため、部品数が増加して構成が複雑になる問題点を有している。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、単一の操作部材をもって、ストライカがフック部材に係合しているか否かの表示及びフック部材とストライカとの係合を解除させる操作を可能にした車両用シートロック装置を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)車体に起倒可能に支持されたシートバックを起立位置に保持し得る車両用シートロック装置において、前記車体側のストライカに係合可能なフック部材と、待機位置からロック解除位置へ移動することにより、前記フック部材と前記ストライカとの係合を解除させるオープンレバーと、前記フック部材が前記ストライカから離脱しているとき待機位置に保持され、また前記フック部材が前記ストライカに係合しているとき前記ストライカに当接することによりロック検出位置に変位可能なセンシング部材と、該センシング部材を待機位置へ向けて付勢するセンシング付勢部材と、前記センシング部材の前記待機位置に対応する第1停止位置及び前記ロック検出位置に対応する第2停止位置、並びに前記第1停止位置を起点に前記第2停止位置を通過した操作位置に変位可能な操作部材と、該操作部材の該操作位置への動作を、前記オープンレバーのみへ伝達して前記オープンレバーをロック解除位置に変位させ、また前記センシング部材のロック検出位置から待機位置への動作を、前記操作部材のみへ伝達して前記操作部材を前記第1停止位置から前記第2停止位置に変位させる連係部材と、前記センシング付勢部材より小さい付勢力をもって、前記操作部材を前記第1停止位置へ向けて付勢する操作部付勢部材とを備える。
(2)上記(1)項において、操作部材を、連係部材を介してオープンレバー及びセンシング部材に連係するとともに、前記連係部材と前記オープンレバーとを繋ぐ伝達経路に、前記操作部材の第1停止位置と第2停止位置間の移動ストロークに相当する遊びを設け、また、前記連係部材と前記センシング部材とを繋ぐ伝達経路に、前記操作部材の前記第1停止位置と操作位置間の移動ストローク以上の遊びを設ける。
(3)上記(1)または(2)項において、オープンレバー、センシング部材、連係部材及び操作部材を、同一ベース部材に取り付ける。
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、操作部材が第2停止位置から第1停止位置に変位した際、該操作部材を第1停止位置に停止させるストッパを設ける。
(5)上記(4)項において、操作部材が第1停止位置にあるとき、連係部材とセンシング部材とを繋ぐ伝達経路に、センシング部材の待機方向に対して所定量の遊びを設ける。
本発明によれば、次のような効果が奏せられる。
(a)請求項1記載の発明によると、操作部材の各停止位置に基いて、ストライカがフック部材に係合しているか否かを確認することができるとともに、操作部材の操作に基いて、フック部材とストライカとの係合を解除することができる。また、操作部材の操作位置への動作を、オープンレバーのみへ伝達させるようにしたことにより、操作部材を操作位置に操作しても、センシング部材が連動しないため、ロック解除操作を軽力で行うことができる。さらには、センシング部材のロック検出位置から待機位置への動作を、操作部材のみへ伝達させるようにしたことにより、操作部材が各位置に変位しても、その変位がオープンレバーに伝達されないため、確実な作動を得ることができる。
(b)請求項2記載の発明によると、連係部材とオープンレバーとを繋ぐ伝達経路に、操作部材の第1停止位置と第2停止位置間の移動ストロークに相当する遊び、また、連係部材とセンシング部材とを繋ぐ伝達経路に、操作部材の第1停止位置と操作位置間の移動ストローク以上の遊びをそれぞれ設けたことにより、操作部材の操作位置への動作をオープンレバーのみに、またセンシング部材のロック検出位置から待機位置位置への動作を操作部材のみにそれぞれ確実に伝達させることができる。
(c)請求項3記載の発明によると、オープンレバー、センシング部材、連係部材及び操作部材の互いの取付位置精度が向上し、操作部材の操作力をオープンレバーに、またセンシング部材の変位を操作部材にそれぞれ確実に伝達させることができる。
(d)請求項4記載の発明によると、操作部材を第1停止位置に確実に停止させることができるため、操作部材の位置に基いて、ストライカがフック部材に係合しているか否かを確実に確認することができる。
(e)請求項5記載の発明によると、連係部材とセンシング部材とを繋ぐ伝達経路に、センシング部材の待機方向に対して所定量の遊びを設けたことにより、経年変化や取付位置の誤差等の影響により、ストライカとセンシング部材との位置関係に変化が生じても、常時、操作部材を第1停止位置に確実に停止させることができる。
以下、本発明に係わる一実施形態を、図面に基づいて説明する。図1は、本発明を適用したリヤシートの斜視図、図2は、ロックアッセンブリの分解斜視図、図3は、仮組み状態におけるロックアッセンブリの斜視図、図4は、斜め後方から見たロックアッセンブリの斜視図、図5は、ロックアッセンブリの後面図、図6は、ロックアッセンブリの側面図、図7は、図5におけるVII−VII線に沿う横断面図である。なお、図2、3、5及び図6においては、図面簡素化のため操作手段を省略してある。
なお、以下の説明では、図1〜3における右斜め下方、図4における左斜め上方を「前方」とし、図1〜3における左斜め上方、図4における右斜め下方を「後方」とし、図1〜3における左斜め下方、図4における右方を「室外側」とし、図1〜3における右斜め上方、図4における左方を「室内側」とする。
図1に示すように、リヤシート(1)は、車体フロアに据え付けられるシートクッション(2)と、シートクッション(2)の後端部に左右方向を向くヒンジ軸(図示略)により前後方向へ起倒可能に支持されるシートバック(3)とを備える。
シートバック(3)は、車体パネルに近接する側(室外側)の肩部の下方内部に装着されるロックアッセンブリ(4)が、車体パネル側に固着される金属製のストライカ(5)に係合することによって、図1に実線で示す第1起立位置と、第1起立位置より後傾の2点鎖線で示す第2起立位置とに保持可能であるとともに、シートバック(3)の肩部に設けられた操作手段(6)の操作に基いて、前方へ倒伏する2点鎖線で示す倒伏位置に移動させることができる。
ストライカ(5)は、シートバック(3)の側部に対向する車体パネル側に固定されるベース部材(53)に、室内側へ向く前側の第1係合軸(51)と後側の第2係合軸(52)とを有する平面視ほぼU字状の係合杆(54)を固着することにより形成される。
ロックアッセンブリ(4)は、シートバック(3)内のシートフレーム(31)(図4参照)にボルト(図示略)により固定される金属製の第1ベース部材(7)と、第1ベース部材(7)の室外側を向く側面に対向し得るように固定される金属製の第2ベース部材(11)とを備えている。第1、2ベース部材(7)(11)のほぼ中央部には、シートバック(3)を起立させた際、ストライカ(5)の第1、2係合軸(51)(52)が後方から進入可能な前後方向のストライカ進入溝(71)(111)がそれぞれ設けられている。
第1ベース部材(7)と第2ベース部材(11)との間の収容空間には、ストライカ(5)の第1または2係合軸(51)(52)に係合することにより、シートバック(3)を第1または第2起立位置に保持するための母材が金属製のフック部材(8)と、操作手段(6)の操作に基いて作動する合成樹脂製のオープンレバー(9)と、ストライカ(5)とフック部材(8)との係合関係に応じて位置を変位可能な合成樹脂製のセンシング部材(10)等が配置される。
第1ベース部材(7)の上部に固着される金属製の取付ブラケット(43)には、操作手段(6)と、連係部材をなすベルクランク(23)が配置される。なお、取付ブラケット(43)は、第1ベース部材(7)と一体的に形成しても良い。また、操作手段(6)を第2ベース部材(11)側に組み付けても良い。
主に図4に示すように、第1、2ベース部材(7)(11)におけるストライカ進入溝(71)(111)の開口側の上方には、前方を向く固定手段をなすボルト(18)により互いに結合される第1固定片(73)及び第2固定片(112)がそれぞれ設けられている。
図7に示すように、第1固定片(73)には、後方(図7において下方)へ円筒状に突出するバーリング(74)が成形されている。バーリング(74)の内周面には、ボルト(18)が螺合可能な雌ねじが螺設されている。
第1固定片(73)の後面に重合する第2固定片(112)には、バーリング(74)が嵌合する嵌合孔(113)が穿設されている。
第1ベース部材(7)と第2ベース部材(11)とを互いに結合する際には、第1固定片(73)のバーリング(74)を第2固定片(112)の嵌合孔(113)に嵌合する。そして、この状態で、ボルト(18)を後方からバーリング(74)の内部に螺合して締結する。これにより、図7に示すように、ボルト(18)の頭部(181)と第1固定片(73)との間に、第2固定片(112)が挟持される。このように、第1、2ベース部材(7)(11)のストライカ進入溝(71)(111)の開口側を互いに結合することにより、シートバック(3)に大荷重が作用した際の第1、2ベース部材(7)(11)の変形を効果的に抑えることができる。この結果、フック部材(8)の変形を抑止して、ロックアッセンブリ(4)のロック強度を向上させることができる。
なお、第1ベース部材(7)と第2ベース部材(11)との結合作業は、第1ベース部材(7)側にオープンレバー(9)、センシング部材(10)、ベルクランク(23)等、また、第2ベース部材(11)側にフック部材(8)等をそれぞれ組み付けた後に行われる。
図8は、図6におけるVIII−VIII線に沿う縦断面図、図9は、図6におけるIX−IX線に沿う横断面図、図10は、フック部材(8)の要部の拡大図、図11〜15は、要部の動作を説明するための作動説明図である。
なお、図11〜15は、説明の便宜上、操作手段(6)、ベルクランク(23)、フック部材(8)、オープンレバー(9)及びセンシング部材(10)の全てを同一面に示す。したがって、同図において、操作手段(6)、ベルクランク(23)においては、図面手前側が「後方」、図面奥側が「前方」となり、フック部材(8)、オープンレバー(9)及びセンシング部材(10)においては、図面左側が「後方」、図面右側が「前方」となる。
フック部材(8)は、外周面に合成樹脂モールド成型(金属製のフック部材(8)の外周面を合成樹脂材により被覆する成型)が施されるとともに、基部をなす枢支部(88)が左右方向を向く第1枢軸(12)により第2ベース部材(11)におけるストライカ進入溝(111)の奥部近傍に上下方向へ揺動可能に枢着され、かつ第1枢軸(12)に巻装された第1ばね(13)により係合方向(下方)へ付勢されている。なお、第1枢軸(12)の位置は、ストライカ(5)の移動軌跡(L)の延長線上に設定される。
主に図6に示すように、第1ばね(13)は、一端部(131)がフック部材(8)に係止され、他端部(132)が第2ベース部材(11)の前部に設けられた引掛部(114)に係止される。また、図8、9に示すように、第1枢軸(12)は、軸線方向の中央に第1ベース部材(7)と第2ベース部材(11)との間に介在される拡径部(121)を有している。
フック部材(8)の先端部寄り側の下部には、ストライカ(5)の第1、2係合軸(51)(52)に選択的に係合可能な下方が開口する第1係合溝(81)が設けられ、また基部寄り側には第1係合軸(51)が遊嵌可能な第2係合溝(82)が設けられている。また、フック部材(8)における第1係合溝(81)の前側には、後縁に傾斜縁(83)を有する第1アーム部(84)が設けられ、また、第1係合溝(81)と第2係合溝(82)との間には、第1アーム部(84)より下方へ突出する第2アーム部(85)が設けられている。さらに、フック部材(8)の側面には、室内側に向けて突出する突軸(86)がそれぞれ設けられている。
フック部材(8)は、ストライカ(5)と係合していないとき(シートバック(3)が倒伏位置にあるとき)、ほぼ水平状態の待機位置(図6、11参照)に保持され、第1係合溝(81)にストライカ(5)の第1係合軸(51)または第2係合軸(52)が係合しているとき(シートバック(3)が第1起立位置または第2起立位置に保持されているとき)、待機位置より僅かに上方へ回動した係合位置(図12または図15参照)に保持され、また、操作手段(6)の後述の第1操作位置(C)への操作に基いてロック解除方向(図6、11〜15において時計方向)へ回動して、第1係合軸(51)が第1係合溝(81)から後方へのみ離脱可能な1段目ロック解除位置(図13参照)に変位し、さらに、操作手段(6)の後述の第2操作位置(D)への操作に基いて、1段目ロック解除位置より上方へ回動し、第1係合軸(51)を第1係合溝(81)から第2係合溝(82)に進入可能とする2段目ロック解除位置(図14参照)に変位可能である。
なお、シートバック(3)が第1起立位置に保持されている場合には、図12に示すように、ストライカ(5)の第1係合軸(51)がフック部材(8)の第1係合溝(81)に係合し、また、同じく第2起立位置に保持されている場合には、図15に示すように、第2係合軸(52)が第1係合溝(82)に係合するとともに、第1係合軸(51)が第2係合溝(82)に遊嵌するようになっている。
第1、2アーム部(84)(85)は、第2ベース部材(11)の内側面に重合し得るように下方へ突出し、第2アーム部(85)の下端は、フック部材(8)が待機位置にあるとき、第2ベース部材(11)の下面に当接するようになっている。
図10に示すように、第1係合溝(81)は、奥(上方)に向かうにしたがって前後方向の開口幅(W)が漸次減少し得るような楔形状をなすとともに、奥側、すなわちストライカ(5)の第1、2係合軸(51)(52)に対して係合する部分の開口幅(W1)は、ストライカ(5)の各係合軸(51)(52)が前後方向にがた付き無く係合し得るように寸法設定されている。これにより、第1係合溝(81)は、ストライカ(5)の第1、2係合軸(51)(52)に対して密接するように係合して、シートバック(3)のがた付きを阻止することができる。
第1係合溝(81)の受け止め縁部(8a)(シートバック(3)の凭れ方向(後方)に対してストライカ(5)の第1、2係合軸(51)(52)が当接する部位)及び受け止め縁部(8a)に連続する当接部(8b)、換言すると第2アーム部(85)の後縁は、合成樹脂モールド成型が施されておらず母材の金属部が露出している。
また、第1アーム部(84)の先端に設けられた傾斜縁(83)、及び第1係合溝(81)の受け止め縁部(8a)に対向する抜止め縁部(8c)(シートバック(3)の倒伏方向に対してストライカ(5)の第1、2係合軸(51)(52)が当接する部位)、換言すると第1アーム(84)の前縁には、合成樹脂モールド成型がそれぞれ施されている。
これにより、ストライカ(5)の第1または第2係合軸(51)(52)がフック部材(8)の第1係合溝(81)に係合する直前、金属部分同士が当接するため、フック部材(8)に合成樹脂モールド成型を施しても、当接部分の合成樹脂が変形する等して、フック部材(8)の係合位置への変位の妨げるおそれがない。よって、第1係合軸(51)が第1係合溝(81)を超えて第2係合溝(82)に係合してしまうことがない。
ストライカ(5)の第1または第2係合軸(51)(52)が第1係合溝(81)に係合した状態においては、シートバック(3)の凭れ方向の過重(乗員がリヤシート(1)に着座した状態で常に作用する荷重)を、金属部分が露出する受け止め縁(8a)で受け止めることができる。この結果、フック部材(8)を合成樹脂モールド成型を施したものであっても、合成樹脂部分の早期の潰れによる変形を防止し、ストライカ(5)に対するフック部材(8)の係合を長期に亘って確実なものとすることができる。また、乗員がシートバック(3)に凭れた状態や、リヤシート(1)をフロアに格納可能な車両においてシートクッション(2)に体重を掛け、リヤシート(1)が後方へ移動した状態で、後述の操作ノブ(21)を操作しようとした場合、フック部材(8)の受け止め縁(8a)で荷重を受けることができるので、合成樹脂部分の変形に伴う、フック部材(8)のロック解除方向への回動を妨げるおそれがない。さらに、第2アーム部(85)の後縁(受け止め縁部(8a)、当接部(8b))には、合成樹脂モールド成型を施していないため、操作ノブ(21)を操作したときの操作力の変化が少なくなり(合成樹脂モールド成型部分に引っ掛からないため)、良好な操作を得ることができる。
また、ストライカ(5)の第1、2係合軸(51)(52)がストライカ進入溝(71)(111)に進入してフック部材(8)の傾斜縁(83)に当接するときの当接音は、合成樹脂モールド成型部分によって緩和される。
第2係合溝(82)は、第2アーム部(85)と基部、すなわち第1枢軸(12)により枢支される枢支部(88)との間に設けられるとともに、シートバック(3)が第2起立位置に保持されて、ストライカ(5)の第1係合軸(51)が進入しているとき、通常、第1係合軸(51)が第2係合溝(82)に当接しないように前後方向の開口幅が設定される。
第2アーム部(85)における第2係合溝(82)側を向く前縁部(85a)は、第1枢軸(12)を中心とする円弧状に形成されている。また、第2係合溝(82)の前縁、すなわち枢支部(88)の後縁には、後斜め下方へ突出する合成樹脂モールド成型により形成される緩衝手段をなす緩衝部(87)が設けられている。
第2アーム部(85)の縁部(85a)を、第1枢軸(12)を中心とする円弧状としたことにより、シートバック(3)を第2起立位置に保持している際、シートバック(3)に連結されたシートベルトを介して、シートバック(3)に対して前方への過大な荷重が作用し、それに伴って第2係合軸(52)が第1係合溝(81)から抜け出すように変形しても、第1係合軸(51)が第2アーム部(85)の前縁部(85a)に対してほぼ直交する方向から当接するため、第1係合軸(51)が第2アーム部(85)を押し上げて、フック部材(8)をロック解除方向へ回動させるような事態を生じることはない。したがって、第1係合軸(51)と第2係合溝(82)との係合関係においてもロック強度に貢献し、シートバック(3)を第2起立位置に強固に保持することができる。
緩衝部(87)は、フック部材(8)が係合位置(図12、15参照)にあるとき、ストライカ(5)の第1、2係合軸(51)(52)の移動軌跡(L)外に位置し、また、2段目ロック解除位置(図14参照)に変位した際、移動軌跡(L)内に移動するようになっている。これにより、第1係合軸(51)がフック部材(8)の第2係合溝(82)内に進入した際、第1係合軸(51)が緩衝部(87)に当接するため、ストライカ(5)の進入位置を規制するとともに、ストライカ(5)の進入時における当接音を緩和することができる。また、フック部材(8)が2段目ロック解除位置から係合方向(図6、11〜15において反時計方向)へ回動して係合位置に変位すると、緩衝部(87)は、移動軌跡(L)外に移動して第1係合軸(81)から離間する。これにより、ストライカ(5)の第1係合軸(51)と第2係合軸(52)間の寸法のばらつきやストライカ(5)、ロックアッセンブリ(4)の取り付け位置の誤差等の影響を受けることなく、第1係合溝(81)は、第2係合軸(52)に確実に係合することができる。
なお、緩衝部(87)は、本実施形態のように、合成樹脂モールド成型によりフック部材(8)と一体的に成型するのが好ましいが、これに代えて、フック部材(8)と別体に形成しても良い。
オープンレバー(9)は、第1ベース部材(7)におけるストライカ進入溝(71)の上方に左右方向を向く第2枢軸(14)により枢着されるとともに、第2枢軸(14)に巻装された第2ばね(15)の付勢力により待機方向(図6、11〜15において時計方向)へ付勢され、常時は、下部の作用部(91)が下方へ向く待機位置(図6、11、12及び図15)に保持されている。
作用部(91)は、フック部材(8)とセンシング部材(10)との間に介在されるとともに、オープンレバー(9)が待機位置から反時計方向へ回動して、ロック解除位置(図13、14参照)に回動した際、フック部材(8)の突軸(86)に当接し得るようになっている。なお、オープンレバー(9)が待機位置にある場合には、作用部(91)と突軸(86)との間には、フックレバー(8)、ストライカ(5)及びその他の部品の取付位置のばらつきにより、作用部(91)と突軸(86)とが互いに干渉しないように所定の隙間が形成される。
後述のように、操作手段(6)の操作ノブ(21)の操作に基いて、オープンレバー(9)が待機位置から反時計方向へ回動した第1ロック解除位置(図13参照)に変位すると、オープンレバー(8)の作用部(91)の前縁が、フック部材(8)の突軸(86)に当接して、フック部材(8)を係合位置から1段目ロック解除位置へ変位させる。また、同じく第1作動位置よりさらに反時計方向へ回動した第2ロック解除位置(図14参照)に変位すると、フック部材(8)を2段目ロック解除位置に変位させる。
センシング部材(10)は、フック部材(8)に対して左右方向へ重なり合うように、第1ベース部材(7)におけるストライカ進入溝(71)の上方に左右方向を向く第3枢軸(16)により枢着されるとともに、第3枢軸(16)に巻装された第3ばね(センシング付勢部材)(17)により下方へ付勢され、常時は前上部が第1ベース部材(7)に設けられたストッパ片(75)に当接した待機位置(図6、11参照)に保持されている。
センシング部材(10)の先端部(後下部)には、ストライカ(5)の第1、2係合軸(51)(52)に乗り上げ可能な下向き山形状の当接部(101)が設けられている。
ストライカ(5)の第1係合軸(51)または第2係合軸(52)がフック部材(8)の第1係合溝(81)に係合すると、センシング部材(10)は、当接部(101)が第1係合軸(51)または第2係合軸(52)に当接して乗り上げることによって、待機位置から上方へ所定量回動したロック検出位置(図12〜15参照)に変位し得るようになっている。
次に操作手段(6)について説明する。主に図4に示すように、操作手段(6)は、シートバック(3)の肩部に露出するように第1ベース部材(7)側の取付ブラケット(43)の上片部(431)の取付孔(431a)に嵌合される上下方向を向く角筒状のガイド部材(20)と、ガイド部材(20)内に上下方向へ摺動自在に収容される操作部材をなす操作ノブ(21)とを有している。
なお、操作部材は、上下方向へ摺動可能な操作ノブ(21)に特定されるものでなく、これに代えて、例えば、回転式のダイヤルやハンドル等にしても良い。この場合には、ダイヤルやハンドル等をベルクランク(23)に直接設けることも可能である。
操作ノブ(21)は、ベルクランク(23)の一端部に固着された連結軸(233)に連結されるとともに、ベルクランク(23)に従動して、上面がガイド部材(20)の上面とほぼ平坦になる第1停止位置(A)(図12、15参照)と、ガイド部材(20)内に所定量没入した第2停止位置(B)(図11参照)とに変位し、また、乗員の操作に基いて、第1停止位置(A)を起点に第2停止位置(B)を通過した第1操作位置(C)(図13参照)と、第1操作位置(C)よりさらに深く没入する第2操作位置(D)(図14参照)とに移動させることができる。
操作ノブ(21)が第1停止位置(A)にあるときには、操作ノブ(21)に設けられた突部(21a)が、ガイド部材(20)に設けられたストッパ(20a)に下方から当接して、操作ノブ(21)が第1停止位置(A)に確実に停止するようになっている。なお、操作ノブ(21)を第1停止位置(A)に停止させる構成は、ベルクランク(23)が第1停止位置(A1)にあるとき、ベルクランク(23)の時計方向への回動を阻止するストッパ(7a)(図11〜15に2点鎖線で示す)を取付ブラケット(43)に形成しても良い。
第1停止位置(A)は、フック部材(8)の第1係合溝(81)にストライカ(5)の第1または第2係合軸(51)(52)が係合し、かつセンシング部材(10)がロック検出位置にある状態を示す。第2停止位置(B)は、センシング部材(10)が待機位置にあり、かつフック部材(8)の第1係合溝(81)に第1、2係合軸(51)(52)が係合していない状態を示す。第1操作位置(C)は、オープンレバー(9)を第1作動位置に移動させ、その移動をもって、フック部材(8)を1段目ロック解除位置に移動させるときの操作位置である。第2操作位置(D)は、オープンレバー(9)を第2作動位置に移動させ、その移動をもって、フック部材(8)を2段目ロック解除位置に移動させるときの操作位置である。
ガイド部材(20)における内周面上部には、ガイド部材(20)と異なる彩色、または「UNLOCK」等の文字による表示部(図示略)が施されている。表示部は、操作ノブ(21)が第1停止位置(A)にあるとき操作ノブ(21)により隠蔽され、また、操作ノブ(21)が第1停止位置(A)以外の位置にあるとき露呈する。これにより、乗員に対してロックアッセンブリ(4)がストライカ(5)に係合していないことの注意を促し、安全性の向上を図ることができる。
ベルクランク(23)は、取付ブラケット(43)に前後方向を向く第4枢軸(22)により上下方向へ揺動可能に枢着されて、第4枢軸(22)に巻装された第4ばね(操作部付勢部材)(25)により図6、11〜15において時計方向へ付勢されるとともに、操作ノブ(21)と同期して、第1停止位置(A1)(図12、15参照)、第1停止位置(A1)より反時計方向へ所定量回動した第2停止位置(B1)(図11参照)、第2位置(B1)よりさらに反時計方向へ所定量回動した第1操作位置(C1)(図13参照)、第1操作位置(C1)よりさらに反時計方向へ所定量回動した第2操作位置(D1)(図14参照)にそれぞれ変位する。
なお、ベルクランク(23)に作用する第4ばね(25)の付勢力は、センシング部材(10)に作用する第3ばね(17)の付勢力より小さくなるように設定されている。
ベルクランク(23)の他端部には、上下方向へ所定の長さを有する第1長孔(231)及び第2長孔(232)が並設されている。
第1長孔(231)には、下端部がセンシング部材(10)に連結された第1連結杆(24)の上端部(24a)が上下方向へ摺動可能に遊嵌されている。また、第2長孔(232)には、下端部がオープンレバー(9)に連結された第2連結杆(26)の上端部(26a)が上下方向へ摺動可能に遊嵌されている。
第1長孔(231)は、操作ノブ(21)及びベルクランク(23)が第1停止位置(A)(A1)にあるとき、第1連結杆(24)の上端部(24a)との間、すなわちベルクランク(23)とセンシング部材(10)とを繋ぐ伝達経路に、ベルクランク(23)の反時計方向(第2操作位置(D1)に向かう方向)への回動に対して、操作ノブ(21)及びベルクランク(23)の第1停止位置(A)(A1)と第2操作位置(D)(D1)間の移動ストローク以上の遊び、またセンシング部材(10)の待機方向に対して所定の遊び(G1)(図12、15参照)がそれぞれ設けられるような長さに設定される。
これにより、ベルクランク(23)とセンシング部材(10)とを繋ぐ伝達経路に、操作ノブ(21)の第1停止位置(A)と第2操作位置(D)間の移動ストローク以上の遊びが設けられるため、操作ノブ(21)の第1停止位置(A)から第1操作位置(C)及び第2操作位置(D)への操作による動作は、ベルクランク(23)を介してオープンレバー(9)のみへ伝達され、センシング部材(10)には伝達されない。
さらにベルクランク(23)とセンシング部材(10)とを繋ぐ伝達経路に、センシング部材(10)の待機方向へ所定の遊び(G1)を設けたことに加えて、ガイド部材(20)に操作ノブ(21)の作動量を規制するストッパ(20a)を設けたことによって、ストライカ(5)とロックアッセンブリ(4)との上下方向の位置関係の誤差や経年変化等の影響によりセンシング部材(10)の作動量が変化しても、操作ノブ(21)を確実に第1停止位置に停止させることができる。
すなわち、ストライカ(5)の移動軌跡(L)が正規の位置より下方にある場合、センシング部材(10)のロック検出位置は正規位置より下方(待機位置側)となるため、第1連結杆(24)の上端部(24a)は、正規位置より上方位置になる。しかし、このようになっても、第1連結杆(24)の上端部(24a)と第1長孔(231)間に、センシング部材(10)の待機方向への遊び(G1)があるため、上端部(24a)が第1長孔(231)の上端に当接して、ベルクランク(23)を反時計方向へ回動させるようなことはない。したがって、操作ノブ(21)は、正規の第1停止位置(A)に確実に停止する。また、ストライカ(5)の移動軌跡(L)が正規位置より上方にある場合、センシング部材(10)のロック検出位置は正規位置より上方となるため、第1連結杆(24)の上端部(24a)は、第1長孔(231)の上端から離間するように正規位置より下方位置となる。このような場合、操作ノブ(21)は、第4ばね(25)の付勢力によって、第1停止位置(A)に付勢されてその位置に保持される。
第2長孔(232)は、ベルクランク(23)が第1停止位置(A1)にあるとき、第2連結杆(26)の上端部(26a)との間、すなわちベルクランク(23)とオープンレバー(9)とを繋ぐ伝達経路に、ベルクランク(23)の反時計方向への回動に対して、操作ノブ(21)及びベルクランク(23)の第1停止位置(A)(A1)と第2停止位置(B)(B1)との間の移動ストロークに相当する遊び(G2)(図12、15参照)を有するような長さに設定される。
これにより、ベルクランク(23)とオープンレバー(9)とを繋ぐ伝達経路に、操作ノブ(21)の第1停止位置(A)と第2停止位置(B)間の移動ストロークに相当する遊び(G2)が設けられるため、センシング部材(10)のロック検出位置から待機位置への動作は、ベルクランク(23)を介して操作ノブ(21)のみへ伝達され、オープンレバー(9)には伝達されない。
次に、操作ノブ(21)及びベルクランク(23)が第1停止位置(A)(A1)から第2停止位置(B)(B1)、及びその逆へ変位するときの動作について説明する。
・センシング部材(10)が待機位置(図11参照)にあるとき:
第1連結杆(24)の上端部(24a)が第1長孔(231)の上端に当接した状態で、操作ノブ(21)及びベルクランク(23)は、それぞれ第2停止位置(B)(B1)に保持される。この場合、センシング部材(10)に作用する第3ばね(17)の付勢力が、ベルクランク(23)に作用する第4ばね(25)の付勢力より大きくなるように設定されているため、ベルクランク(23)は、第4ばね(25)の付勢力により時計方向(第1停止位置(A1))へ向けて回動しない。
・センシング部材(10)が待機位置からロック検出位置に変位するとき(図11→図12または図15):
センシング部材(10)の待機位置からロック検出位置への移動に伴って、第1連結杆(24)は下降する。これに伴って、ベルクランク(23)は、センシング部材(10)の動きに追従するように、第4ばね(25)の付勢力により第2停止位置(B1)から第1停止位置(A1)に変位する。
・センシング部材(10)がロック検出位置から待機位置に変位するとき(図12または図15→図11):
センシング部材(10)がロック検出位置から待機位置に変位すると、それに伴って、第1連結杆(24)が上昇して、上端部(24a)が第1長孔(231)の上端に当接して押し上げるため、ベルクランク(23)は、第4ばね(25)の付勢力に抗して第2停止位置(B1)へ変位させられる。
次に、ロックアッセンブリ(4)の組立て要領について説明する。図3に示すように、第1ベース部材(7)と第2ベース部材(11)とを互いに結合する前、予め第1ベース部材(7)側の第1サブアッセンブリ(41)と、第2ベース部材(11)側の第2サブアッセンブリ(42)とを形成する。
第1サブアッセンブリ(41)は、第1ベース部材(7)に、予め各枢軸(14)(16)の端部をかしめて、オープンレバー(9)及びセンシング部材(10)を枢着するとともに、各ばね(15)(17)を組み付けることによって形成される。
第2サブアッセンブリ(42)は、第2ベース部材(11)に、予め第1枢軸(12)の一端部(第2ベース部材(11)から突出する端部)をかしめて、フック部材(8)を枢着するとともに、第1ばね(13)を組み付けることによって形成される。この状態においては、図8、9に示すように、フック部材(8)は、第2ベース部材(11)と第1枢軸(12)の拡径部(121)との間に回動可能に挾持される。
第1、2サブアッセンブリ(41)(42)を形成した後、第1ベース部材(7)に設けた位置決め突起(76)を、第2ベース部材(11)に設けた位置決め孔(115)に係合して位置決めする。そして、この状態で、第1枢軸(12)の他端部を第1ベース部材(7)の軸孔(72)(図2参照)に挿入してかしめるとともに、第1固定片(73)と第2固定片(112)とを、前述のように各枢軸(12)(14)(16)に対して直交する方向からボルト(18)により互いに結合する。このように、予め第1サブアッセンブリ(41)と第2サブアッセンブリ(42)とを形成することにより、ロックアッセンブリ(4)の組立て作業を効率的に行うことができる。
第1ベース部材(7)と第2ベース部材(11)とが、各ストライカ進入溝(71)(111)の開口側付近がボルト(18)により、また、ストライカ進入溝(71)(111)の奥側付近が第1枢軸(12)によりそれぞれ互いに結合されるため、特に荷重が集中する各ストライカ進入溝(71)(111)の周辺の変形を抑止することができ、ロック強度の向上を図ることができる。
フック部材(8)を第2ベース部材(11)に枢着し、また、オープンレバー(9)及びセンシング部材(10)を第1ベース部材(7)に枢着したことにより、フック部材(8)とセンシング部材(10)とを左右方向に重なり合うように第1ベース部材(7)と第2ベース部材(11)との間に配置することができる。これにより、ロックアッセンブリ(4)の上下方向の寸法を短縮することができる。この結果、ロックアッセンブリ(4)を、シートバック(3)の肩部近傍の狭い収納スペースに配置することができる。これにより、ロックアッセンブリ(4)をシートバック(3)のヒンジ軸から最大限に離間させた位置に配置することができ、ロックアッセンブリ(4)に作用するモーメントを減少させ、シートバック(3)の支持強度を高めることができる。
また、フック部材(8)をストライカ(5)が固定される車体パネル側に近接させることができるため、ストライカ(5)における各係合軸(51)(52)の長さを短縮することができ、ロック強度の向上を図ることができる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
(i)シートバック(3)が第1起立位置に保持されている場合(図12参照):
ストライカ(5)の第1係合軸(51)がフック部材(8)の第1係合溝(81)に係合している。この状態においては、シートバック(3)の凭れ方向に対して、第1係合軸(51)がフック部材(8)の受け止め縁部(8a)に当接している。
センシング部材(10)は、当接部(101)がストライカ(5)の第1係合軸(51)に乗り上げてロック検出位置に変位している。これにより、操作ノブ(21)は、第4ばね(22)の付勢力によって第1停止位置(A)に保持される。したがって、乗員は、操作ノブ(21)の上面がガイド部材(20)の上面と平坦になっている第1停止位置(A)にあることを視認することにより、ストライカ(5)の第1係合軸(51)がフック部材(8)の第1係合溝(81)に係合して、シートバック(3)が第1起立位置に確実に保持されていることを容易に確認することができる。
(ii)シートバック(3)が第2起立位置に保持されている場合(図15参照):
ストライカ(5)の第2係合軸(52)は、フック部材(8)の第1係合溝(81)に係合し、第1係合軸(51)は、第2係合溝(82)に遊嵌している。この状態においては、シートバック(3)の凭れ方向に対して、第2係合軸(52)が第1係合溝(81)の受け止め縁部(8a)に当接している。また、第1係合軸(51)は、緩衝部(87)から離間して第2係合溝(82)に遊嵌している。
センシング部材(10)は、当接部(101)が第2係合軸(52)に乗り上げてロック検出位置に変位している。これにより、操作ノブ(21)は、第1停止位置(A)に保持されている。したがって、上記(i)と同様に、乗員は、第2係合軸(52)がフック部材(8)の第1係合溝(81)に係合して、シートバック(3)が第2起立位置に確実に保持されていることを容易に確認することができる。
(iii)シートバック(3)が倒伏位置にある場合、またはストライカ(5)がロックアッセンブリ(4)のフック部材(8)に係合していない場合(図11参照):
フック部材(8)は、第1ばね(13)の付勢力により待機位置に保持され、センシング部材(10)は、第3ばね(17)の付勢力により待機位置に保持され、また、操作ノブ(21)及びベルクランク(23)は、第4ばね(25)の付勢力に抗して第2停止位置(B)(B1)に保持されている。
この状態においては、乗員は、操作ノブ(21)の上面がガイド部材(20)内に没入して、表示部が露呈していることに基いて、ストライカ(5)がロックアッセンブリ(4)のフック部材(8)に係合していないことを容易に確認することができる。
(iv)シートバック(3)を倒伏位置から第1起立位置に移動させる場合:
シートバック(3)を倒伏位置から起立させると、先ず、ストライカ(5)の第1係合軸(51)が、各ストライカ進入溝(71)(111)に進入してフック部材(8)の傾斜縁(83)及びセンシング部材(10)の先端に設けられた傾斜縁(102)にそれぞれ当接することにより、フック部材(8)は、第1ばね(13)の付勢力に抗して、待機位置から上方へ変位し、また、センシング部材(10)は、第3ばね(17)の付勢力に抗して、上方へ跳ね上げられるとともに当接部(101)が第1係合軸(51)に乗り上げてロック検出位置に変位する。
そして、第1係合軸(51)がフック部材(8)の第2アーム部(85)に設けられた当接部(8b)に当接することにより(図13参照)、シートバック(3)は第1起立位置に停止するとともに、フック部材(8)は、第1ばね(13)の付勢力により係合位置に変位してストライカ(5)の第1係合軸(51)に第1係合溝(81)が係合する(図12参照)。この結果、シートバック(3)は、第1起立位置に保持されるとともに、操作ノブ(21)は、第2停止位置(B)から第1停止位置(A)に変位する。
操作ノブ(21)が第2停止位置(B)から第1停止位置(A)に変位する際、ベルクランク(23)とオープンレバー(9)とは、ベルクランク(23)の第2停止位置(B1)と第1停止位置(A1)との間の移動距離に相当する遊び(G2)を介して連結されているため、操作ノブ(21)の第2停止位置(B1)から第1停止位置(A1)へ移動する動作は、オープンレバー(9)に伝達されない。この結果、操作ノブ(21)が第1停止位置(A)に変位しても、フック部材(8)を係合位置に保持することができる。
(v)シートバック(3)を第1起立位置から倒伏位置へ移動させる場合:
操作ノブ(21)を第1停止位置(A)から第1操作位置(C)まで押し込み操作する。これにより、ベルクランク(23)は、第4ばね(25)の付勢力に抗して、第1停止位置(A1)から第1操作位置(C1)まで回動し、第2連結部材(26)及びオープンレバー(9)を介して、フック部材(8)は、待機位置から1段目ロック解除位置まで回動させられる(図13参照)。これにより、ストライカ(5)の第1係合軸(51)が第1係合溝(81)から離脱可能な状態となる。この状態で、シートバック(3)を前方へ回動させることによって倒伏位置へ移動させることができる。
この場合、操作ノブ(21)を第1停止位置(A)から第1操作位置(C)まで押し込む際、操作ノブ(21)とセンシング部材(10)とは、ベルクランク(23)の第1停止位置(A1)と第1操作位置(C1)との間を移動する動作がセンシング部材(10)に伝達されないように互いに連結されているため、操作ノブ(21)の動作はセンシング部材(10)に伝達されない。
また、シートバック(3)を倒伏位置に移動させる際、操作ノブ(21)が第2停止位置(B)に変位してガイド部材(20)内に没入しているため、操作ノブ(21)がフロントシート(図示略)等に当接して、フロントシートの表皮等を傷付けることはない。
ストライカ(5)がフック部材(8)から離脱すると、センシング部材(10)は待機位置に変位し、操作ノブ(21)は、第2停止位置(C)に保持される。
(vi)シートバック(3)を第1起立位置から第2起立位置へ移動させる場合:
図14に示すように、操作ノブ(21)を第2操作位置(D)まで押し込み操作し、ベルクランク(23)を第2操作位置(D1)まで変位させる。これにより、フック部材(8)は、第2連結杆(26)、オープンレバー(9)を介して、2段目ロック解除位置まで変位し、ストライカ(5)の第1係合軸(51)がフック部材(8)の第1係合溝(81)から離脱可能となる。この状態で、シートバック(3)を後方へ押し、図14に2点鎖線で示すように、第1係合軸(51)を第2係合溝(82)に進入させた後、操作ノブ(21)の操作力を解除する。これにより、図15に示すように、フック部材(8)は、第1ばね(13)の付勢力により係合位置に変位して、第2係合軸(52)が第1係合溝(81)に係合し、第1係合軸(51)が第2係合溝(82)に遊嵌する。
このとき、ストライカ(5)の第1係合軸(51)が第2係合溝(82)内に進入する際、第1係合軸(51)が2段目ロック解除位置に変位したフック部材(8)の緩衝部(87)に当接するため、シートバック(3)を第2起立位置に停止させる際の当接音が緩和されるとともに、シートバック(3)を停止させる位置を定めることができる。この結果、フック部材(8)の第1係合溝(81)は、第2係合軸(52)に確実に係合することができる。また、フック部材(8)が係合位置に変位すると、緩衝部(87)が第1係合軸(51)から離間して、第1係合軸(51)を拘束しないため、ストライカ(5)の第1係合軸(51)と第2係合軸(52)間の寸法のばらつきやストライカ(5)、ロックアッセンブリ(4)の取り付け位置の誤差等の影響を受けることなく、第1係合溝(81)は、第2係合軸(52)に確実に係合することができる。
(vii)シートバック(3)を第2起立位置から倒伏位置へ移動させる場合:
上記(vi)と同様に、操作ノブ(21)を第2操作位置(D)まで押し込み操作し、フック部材(8)を2段目ロック解除位置まで変位させ、ストライカ(5)の第2係合軸(52)をフック部材(8)の第1係合溝(81)、また、第1係合軸(51)を第2係合溝(82)から離脱可能とし、この状態で、シートバック(3)を前方へ倒伏移動させる。
本発明を適用した車両用リヤシートの斜視図である。 ロックアッセンブリの分解斜視図である。 仮組み状態におけるロックアッセンブリの斜視図である。 斜め後方から見たロックアッセンブリの斜視図である。 ロックアッセンブリの後面図である。 ロックアッセンブリの側面図である。 図5におけるVII−VII線に沿う横断面図である。 図6におけるVIII−VIII線に沿う縦断面図である。 図6におけるIX−IX線に沿う横断面図である。 フック部材の要部の拡大図である。 操作ノブが第2停止位置にあるときの要部の動作を示す作動説明図である。 操作ノブが第1停止位置にあるときの要部の動作を示す作動説明図である。 操作ノブが第1操作位置にあるときの要部の動作を示す作動説明図である。 操作ノブが第2操作位置にあるときの要部の動作を示す作動説明図である。 操作ノブが第1停止位置にあるときの要部の動作を示す作動説明図である。
符号の説明
(1)リヤシート
(2)シートクッション
(3)シートバック
(4)ロックアッセンブリ
(5)ストライカ
(6)操作手段
(7)第1ベース部材
(7a)ストッパ
(8)フック部材
(8a)受け止め縁部
(8b)当接部
(8c)抜止め縁部
(9)オープンレバー
(10)センシング部材
(11)第2ベース部材
(12)第1枢軸
(13)第1ばね
(14)第2枢軸
(15)第2ばね
(16)第3枢軸
(17)第3ばね(センシング付勢部材)
(18)ボルト(固定手段)
(20)ガイド部材
(20a)ストッパ
(21)操作ノブ(操作部材)
(21a)突部
(22)第4枢軸
(23)ベルクランク(連係部材)
(24)第1連結杆
(24a)上端部
(25)第4ばね(操作部付勢部材)
(26)第2連結杆
(26a)上端部
(31)シートフレーム
(41)第1サブアッセンブリ
(42)第2サブアッセンブリ
(43)取付ブラケット
(51)第1係合軸
(52)第2係合軸
(53)ベース部材
(54)係合杆
(71)ストライカ進入溝
(72)軸孔
(73)第1固定片
(74)バーリング
(75)ストッパ片
(76)位置決め突起
(81)第1係合溝
(82)第2係合溝
(83)傾斜縁
(84)第1アーム部
(85)第2アーム部
(85a)前縁部
(86)突軸
(87)緩衝部(緩衝手段)
(88)枢支部(基部)
(91)作用部
(101)当接部
(102)傾斜縁
(111)ストライカ進入溝
(112)第2固定片
(113)嵌合孔
(114)引掛部
(115)位置決め孔
(121)拡径部
(131)一端部
(132)他端部
(181)頭部
(231)第1長孔
(232)第2長孔
(233)連結軸
(431)上片部
(431a)取付孔

Claims (5)

  1. 車体に起倒可能に支持されたシートバックを起立位置に保持し得る車両用シートロック装置において、
    前記車体側のストライカに係合可能なフック部材と、
    待機位置からロック解除位置へ移動することにより、前記フック部材と前記ストライカとの係合を解除させるオープンレバーと、
    前記フック部材が前記ストライカから離脱しているとき待機位置に保持され、また前記フック部材が前記ストライカに係合しているとき前記ストライカに当接することによりロック検出位置に変位可能なセンシング部材と、
    該センシング部材を待機位置へ向けて付勢するセンシング付勢部材と、
    前記センシング部材の前記待機位置に対応する第1停止位置及び前記ロック検出位置に対応する第2停止位置、並びに前記第1停止位置を起点に前記第2停止位置を通過した操作位置に変位可能な操作部材と、
    該操作部材の該操作位置への動作を、前記オープンレバーのみへ伝達して前記オープンレバーをロック解除位置に変位させ、また前記センシング部材のロック検出位置から待機位置への動作を、前記操作部材のみへ伝達して前記操作部材を前記第1停止位置から前記第2停止位置に変位させる連係部材と、
    前記センシング付勢部材より小さい付勢力をもって、前記操作部材を前記第1停止位置へ向けて付勢する操作部付勢部材とを備えたことを特徴とする車両用シートロック装置。
  2. 操作部材を、連係部材を介してオープンレバー及びセンシング部材に連係するとともに、前記連係部材と前記オープンレバーとを繋ぐ伝達経路に、前記操作部材の第1停止位置と第2停止位置間の移動ストロークに相当する遊びを設け、また、前記連係部材と前記センシング部材とを繋ぐ伝達経路に、前記操作部材の前記第1停止位置と操作位置間の移動ストローク以上の遊びを設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用シートロック装置。
  3. オープンレバー、センシング部材、連係部材及び操作部材を、同一ベース部材に取り付けたことを特徴とする請求項1または2記載の車両用シートロック装置。
  4. 操作部材が第2停止位置から第1停止位置に変位した際、該操作部材を第1停止位置に停止させるストッパを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両用シートロック装置。
  5. 操作部材が第1停止位置にあるとき、連係部材とセンシング部材とを繋ぐ伝達経路に、センシング部材の待機方向に対して所定量の遊びを設けたことを特徴とする請求項4記載の車両用シートロック装置。
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