JP4856431B2 - 車両用シートロック装置 - Google Patents
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Description
(1)車体側のストライカと、該車体に起倒可能に支持されるシートバックに固定されるベース部材に上下方向へ揺動可能に枢着されるとともに、前記ベース部材に設けられたストライカ進入溝に進入する前記ストライカに係合し前記シートバックを起立位置に保持するフック部材とを備えた車両用シートロック装置において、前記フック部材は、金属製の母材の表面に合成樹脂モールド成型が施されて形成されるとともに、前記ストライカの進入方向に対向する先端部にあって前記ストライカ進入溝に進入する前記ストライカに当接することによって上方へ跳ね上げられ揺動し得るように前記ストライカの進入方向に対して傾斜する傾斜縁と、前記上方へ跳ね上げられ揺動した状態において前記ストライカが進入方向へ当接し得るように下方へ延出する当接部と、当該当接部の上方にあって、前記ストライカが前記当接部に当接した状態からスプリングの付勢力により下方へ揺動することにより前記ストライカに上方から係合し得るように下方が開口する係合溝とを有し、前記フック部材の前記係合溝にあって前記ストライカが前記シートバックの凭れ方向に対して当接する方の受け止め縁部と、当該受け止め縁部の下端に連続する前記当接部とを、前記合成樹脂モールド成型を施さないで前記金属製の母材を露出させ、前記係合溝にあって、前記受け止め縁部に対向する方の抜止め縁部と、前記傾斜縁とに、金属製の母材が露出しないように合成樹脂モールド成型を施す。
(a)請求項1記載の発明によると、フック部材の係合溝にあってストライカがシートバックの凭れ方向に対して当接する方の受け止め縁部と、受け止め縁部の下端に連続する当接部とを、合成樹脂モールド成型を施さないで金属製の母材を露出させ、係合溝にあって、受け止め縁部に対向する方の抜止め縁部と、傾斜縁とに、金属製の母材が露出しないように合成樹脂モールド成型を施したことにより、ストライカがフック部材に係合する際の当接音を緩和することができるとともに、合成樹脂部分の早期の潰れによる変形を防止して、ストライカに対するフック部材の係合を長期に亘って確実なものとすることができる。この結果、シートバックのがた付きを長期に亘って防止して、品質の向上を図ることができる。
第1連結杆(24)の上端部(24a)が第1長孔(231)の上端に当接した状態で、操作ノブ(21)及びベルクランク(23)は、それぞれ第2停止位置(B)(B1)に保持される。この場合、センシング部材(10)に作用する第3ばね(17)の付勢力が、ベルクランク(23)に作用する第4ばね(25)の付勢力より大きくなるように設定されているため、ベルクランク(23)は、第4ばね(25)の付勢力により時計方向(第1停止位置(A1))へ向けて回動しない。
センシング部材(10)の待機位置から検出位置への移動に伴って、第1連結杆(24)は下降する。これに伴って、ベルクランク(23)は、センシング部材(10)の動きに追従するように、第4ばね(25)の付勢力により第2停止位置(B1)から第1停止位置(A1)に変位する。
センシング部材(10)が検出位置から待機位置に変位すると、それに伴って、第1連結杆(24)が上昇して、上端部(24a)が第1長孔(231)の上端に当接して押し上げるため、ベルクランク(23)は、第4ばね(25)の付勢力に抗して第2停止位置(B1)へ変位させられる。
(i)シートバック(3)が第1起立位置に保持されている場合(図12参照):
ストライカ(5)の第1係合軸(51)がフック部材(8)の第1係合溝(81)に係合している。この状態においては、シートバック(3)の凭れ方向に対して、第1係合軸(51)がフック部材(8)の受け止め縁部(8a)に当接している。
ストライカ(5)の第2係合軸(52)は、フック部材(8)の第1係合溝(81)に係合し、第1係合軸(51)は、第2係合溝(82)に遊嵌している。この状態においては、シートバック(3)の凭れ方向に対して、第2係合軸(52)が第1係合溝(81)の受け止め縁部(8a)に当接している。また、第1係合軸(51)は、緩衝部(87)から離間して第2係合溝(82)に遊嵌している。
フック部材(8)は、第1ばね(13)の付勢力により待機位置に保持され、センシング部材(10)は、第3ばね(17)の付勢力により待機位置に保持され、また、操作ノブ(21)及びベルクランク(23)は、第4ばね(25)の付勢力に抗して第2停止位置(B)(B1)に保持されている。
シートバック(3)を倒伏位置から起立させると、先ず、ストライカ(5)の第1係合軸(51)が、各ストライカ進入溝(71)(111)に進入してフック部材(8)の傾斜縁(83)及びセンシング部材(10)の先端に設けられた傾斜縁(102)にそれぞれ当接することにより、フック部材(8)は、第1ばね(13)の付勢力に抗して、待機位置から上方へ変位し、また、センシング部材(10)は、第3ばね(17)の付勢力に抗して、上方へ跳ね上げられるとともに当接部(101)が第1係合軸(51)に乗り上げて検出位置に変位する。
操作ノブ(21)を第1停止位置(A)から第1操作位置(C)まで押し込み操作する。これにより、ベルクランク(23)は、第4ばね(25)の付勢力に抗して、第1停止位置(A1)から第1操作位置(C1)まで回動し、第2連結部材(26)及びオープンレバー(9)を介して、フック部材(8)は、待機位置から1段目ロック解除位置まで回動させられる(図13参照)。これにより、ストライカ(5)の第1係合軸(51)が第1係合溝(81)から離脱可能な状態となる。この状態で、シートバック(3)を前方へ回動させることによって倒伏位置へ移動させることができる。
(vi)シートバック(3)を第1起立位置から第2起立位置へ移動させる場合:
図14に示すように、操作ノブ(21)を第2操作位置(D)まで押し込み操作し、ベルクランク(23)を第2操作位置(D1)まで変位させる。これにより、フック部材(8)は、第2連結杆(26)、オープンレバー(9)を介して、2段目ロック解除位置まで変位し、ストライカ(5)の第1係合軸(51)がフック部材(8)の第1係合溝(81)から離脱可能となる。この状態で、シートバック(3)を後方へ押し、図14に2点鎖線で示すように、第1係合軸(51)を第2係合溝(82)に進入させた後、操作ノブ(21)の操作力を解除する。これにより、図15に示すように、フック部材(8)は、第1ばね(13)の付勢力により係合位置に変位して、第2係合軸(52)が第1係合溝(81)に係合し、第1係合軸(51)が第2係合溝(82)に遊嵌する。
上記(vi)と同様に、操作ノブ(21)を第2操作位置(D)まで押し込み操作し、フック部材(8)を2段目ロック解除位置まで変位させ、ストライカ(5)の第2係合軸(52)をフック部材(8)の第1係合溝(81)、また、第1係合軸(51)を第2係合溝(82)から離脱可能とし、この状態で、シートバック(3)を前方へ倒伏移動させる。
(2)シートクッション
(3)シートバック
(4)ロックアッセンブリ
(5)ストライカ
(6)操作手段
(7)第1ベース部材
(8)フック部材
(8a)受け止め縁部
(8b)当接部
(8c)抜止め縁部
(9)オープンレバー
(10)センシング部材
(11)第2ベース部材
(12)第1枢軸
(13)第1ばね
(14)第2枢軸
(15)第2ばね
(16)第3枢軸
(17)第3ばね
(18)ボルト(固定手段)
(20)ガイド部材
(21)操作ノブ
(22)第4枢軸
(23)ベルクランク
(24)第1連結杆
(24a)上端部
(25)第4ばね
(26)第2連結杆
(26a)上端部
(31)シートフレーム
(41)第1サブアッセンブリ
(42)第2サブアッセンブリ
(43)取付ブラケット
(51)第1係合軸
(52)第2係合軸
(53)ベース部材
(54)係合杆
(71)ストライカ進入溝
(72)軸孔
(73)第1固定片
(74)バーリング
(75)ストッパ片
(76)位置決め突起
(81)第1係合溝
(82)第2係合溝
(83)傾斜縁
(84)第1アーム部
(85)第2アーム部
(85a)前縁部
(86)突軸
(87)緩衝部(緩衝手段)
(88)枢支部(基部)
(91)作用部
(101)当接部
(102)傾斜縁
(111)ストライカ進入溝
(112)第2固定片
(113)嵌合孔
(114)引掛部
(115)位置決め孔
(121)拡径部
(131)一端部
(132)他端部
(181)頭部
(231)第1長孔
(232)第2長孔
(233)連結軸
(431)上片部
(431a)取付孔
Claims (2)
- 車体側のストライカと、該車体に起倒可能に支持されるシートバックに固定されるベース部材に上下方向へ揺動可能に枢着されるとともに、前記ベース部材に設けられたストライカ進入溝に進入する前記ストライカに係合し前記シートバックを起立位置に保持するフック部材とを備えた車両用シートロック装置において、
前記フック部材は、金属製の母材の表面に合成樹脂モールド成型が施されて形成されるとともに、前記ストライカの進入方向に対向する先端部にあって前記ストライカ進入溝に進入する前記ストライカに当接することによって上方へ跳ね上げられ揺動し得るように前記ストライカの進入方向に対して傾斜する傾斜縁と、前記上方へ跳ね上げられ揺動した状態において前記ストライカが進入方向へ当接し得るように下方へ延出する当接部と、当該当接部の上方にあって、前記ストライカが前記当接部に当接した状態からスプリングの付勢力により下方へ揺動することにより前記ストライカに上方から係合し得るように下方が開口する係合溝とを有し、
前記フック部材の前記係合溝にあって前記ストライカが前記シートバックの凭れ方向に対して当接する方の受け止め縁部と、当該受け止め縁部の下端に連続する前記当接部とを、前記合成樹脂モールド成型を施さないで前記金属製の母材を露出させ、前記係合溝にあって、前記受け止め縁部に対向する方の抜止め縁部と、前記傾斜縁とに、金属製の母材が露出しないように合成樹脂モールド成型を施したことを特徴とする車両用シートロック装置。 - フック部材の係合溝を、上方へ向かうにしたがって開口幅が漸次減少する楔形状としたことを特徴とする請求項1記載の車両用シートロック装置。
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