JP4769096B2 - 車両用シートロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車体に支持されたシートバックを起立位置に保持するための車両用シートロック装置に関する。
従来、車両用シートロック装置においては、シートバックに取り付けられるとともに、車体に固着されたストライカと係合することにより、シートバックを起立位置に保持可能なフック部材と、シートバックに設けられた操作ノブの操作に基いて作動し、フック部材をロック解除方向(ストライカから離脱する方向)へ作動させるオープンレバーと、フック部材がストライカと係合しているとき、フック部材のロック解除方向への回動を阻止する外れ防止体とを備え、振動あるいは衝撃が生じても、外れ防止体により、フック部材とストライカとの係合状態を確実に保持し得るようにしている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2001−130295号公報 ドイツ特許公開19639051号公報
しかし、上述のような従来の車両用シートロック装置においては、フック部材がストライカと係合していないとき(例えば、シートバックが倒伏位置にあるとき)、フック部材のロック解除方向への回動を外れ防止体により阻止できないため、振動や衝撃により、フック部材がばねの付勢力に抗してがた付いて異音を発生する問題がある。また、特許文献1記載の発明における構造においては、外れ防止体がフック部材のロック解除方向への回動を阻止したり自由にしたりするときの回動に伴い、オープンレバーが連動して不必要な動作が発生して確実な作動を得られ難い。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、フック部材のロック解除方向への移動を拘束するとともに、不必要な動作を少なくして、確実な作動を得ることができるようにした車両用シートロック装置を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)車体に支持されるシートバックを起立位置に保持可能な車両用シートロック装置において、前記シートバックまたは前記車体側のいずれか一方に固定され、かつ他方に固定されるストライカが進入可能なストライカ進入溝が形成されたハウジングと、該ハウジングに枢着されるとともに、前記ストライカ進入溝に進入した前記ストライカと係合することにより、前記シートバックを起立位置に保持するフック部材と、前記シートバックまたは前記車体のいずれかの一方の適所に設けられる操作手段の操作に基いて作動し、前記フック部材をロック解除方向へ移動させるオープンレバーと、前記ハウジングに枢着されるとともに、前記ストライカが前記フック部材に係合しているときと係合していないとき、外周縁に設けられたカム部が前記フック部材の適所に当接し、前記フック部材のロック解除方向への移動を阻止する拘束位置に移動可能なカムレバーと、前記ハウジングに枢着されるとともに、前記ストライカが前記フック部材に係合する前段階で、前記ストライカと当接することにより、第1位置から第2位置へ回動可能な検知レバーと、該検知レバーの第1位置から第2位置への移動を前記カムレバーに伝達し、前記カムレバーを拘束位置から前記カム部が前記フック部材から離間する解除位置へ移動させる伝達部材と、前記オープンレバーが前記フック部材をロック解除方向へ移動させる前段階で、前記オープンレバーの動作を前記カムレバーに伝達して、前記カムレバーを拘束位置から解除方向へ移動させ、また前記検知レバーの第1位置から第2位置への移動に伴う前記カムレバーの動作を前記オープンレバーに伝達しないように、前記オープンレバー及び前記カムレバーに連係される連係レバーとを備える。
(2)上記(1)項において、検知レバーは、ばねの付勢力により第1位置に保持されるとともに、ストライカに当接して第1位置から第2位置へ回動した後、前記ストライカがフック部材に係合するとほぼ同時に前記第2位置から前記第1位置に復帰し、また、前記ストライカの前記ストライカ進入溝からの退出に伴って、前記第1位置から前記第2位置と反対方向の第3位置へ回動した後、前記第1位置に復帰する。
本発明によれば、次のような効果が奏せられる。
(a)請求項1記載の発明によると、ストライカがフック部材に係合しているときと係合していないとき、カムレバーのカム部がフック部材の適所に当接することにより、フック部材のロック解除方向への移動を阻止することができる。また、検知レバーの第1位置から第2位置への移動に伴って、オープンレバーが連動しないため、不必要な動作を少なくして確実な作動を得ることができる。
(b)請求項2記載の発明によると、検知レバーが常に検出位置となる第1位置に復帰するため、確実な作動を得ることができる。
以下、本発明に係わる一実施形態を、図面に基づいて説明する。図1は、本発明を適用したリヤシートの斜視図、図2は、室内側から見たロック装置の斜視図、図3は、室外側から見たロック装置の斜視図、図4は、室内側から見た要部の斜視図、図5は、室外側から見た要部の斜視図、図6〜11は、要部の各状態の作動説明図である。
なお、以下の説明においては、図1、3における右斜め下方、図2、4における左斜め上方、図5における右方、及び図6〜11における左方をそれぞれ「前方」とし、図1、3における左斜め上方、図2、4における右斜め下方、図5における左方、及び図6〜11における右方をそれぞれ「後方」とし、図1、3における左斜め下方、図2、4における右斜め上方、図5における図面手前、及び図6〜11における図面奥をそれぞれ「室外側」とし、図1、3における右斜め上方、図2、4における左斜め下方、図5における図面奥、及び図6〜11における図面手前をそれぞれ「室内側」とする。
図1に示すように、リヤシート(1)は、車体フロアに据え付けられるシートクッション(2)と、シートクッション(2)の後端部に左右方向を向くヒンジ軸(図示略)により前後方向へ起倒可能に支持されるシートバック(3)とを備える。
シートバック(3)は、車体パネルに近接する側(室外側)の肩部の下方内部に装着されるロック装置(4)が、シートバック(3)の後面に対向する車体パネルに固着される金属製のストライカ(5)と係合することによって、図1に実線で示す第1起立位置と、第1起立位置より後傾の2点鎖線で示す第2起立位置とに保持され、シートバック(3)の肩部に設けられた操作ノブ(6)の操作に基いて、前方へ倒伏する2点鎖線で示す倒伏位置に移動させることができる。
ロック装置(4)はシートバック(3)内のシートフレーム(図示略)に固定されるとともに、中央部にストライカ(5)が後方から進入可能な前後方向を向くストライカ進入溝(71)を形成したハウジング(7)を備えている。
ハウジング(7)内には、フック部材(8)と、オープンレバー(9)と、連係レバー(10)と、カムレバー(11)とが配置され、また、ハウジング(7)の外側面には、検知レバー(12)と、伝達部材をなすスライドレバー(13)とが配置されている。
フック部材(8)は、基部(前端部)が第1枢軸(14)によりハウジング(7)におけるストライカ進入溝(71)の奥部近傍に上下方向へ回動可能に枢着されるとともに、第1枢軸(14)に巻装された第1バネ(15)により係合方向(下方)へ付勢されている。
フック部材(8)の先端部(後端部)及び基部寄りの下部には、ストライカ(5)に係合可能な第1係合溝(81)及び第2係合溝(82)がそれぞれ設けられている。また、フック部材(8)の上部側面には、側方へ突出する第1係合部(83)及び第2係合部(84)が設けられている。
フック部材(8)は、ストライカ(5)と係合していないとき(シートバック(3)が倒伏位置にあるとき)、第1バネ(15)の付勢力によりほぼ水平状態の待機位置(図6参照)に保持され、第1係合溝(81)または第2係合溝(82)にストライカ(5)が係合しているとき(シートバック(3)が第1起立位置または第2起立位置に保持されているとき)、待機位置より僅かに上方へ回動した係合位置(図8、9または図11参照)に保持され、また、操作ノブ(6)の操作に基づくオープンレバー(9)の動作に伴って上方へ回動し、第1係合溝(81)または第2係合溝(82)がストライカ(5)から離脱するロック解除位置(図10参照)に回動する。
オープンレバー(9)は、ハウジング(7)におけるストライカ進入溝(71)の上方に第2枢軸(16)により枢着されるとともに、第2枢軸(16)に巻装された第2バネ(17)(図2、3参照)の付勢力により、待機方向(図6〜11において反時計方向)へ付勢され、常時、フック部材(8)の第1係合部(83)に対して当接可能な作用部(91)が下方を向く待機位置(図6〜8及び図11参照)に保持されている。
オープンレバー(9)の端部に設けられた連結部(92)は、上下方向の連結杆(図示略)を介して、操作ノブ(6)に連係されている。これにより、オープンレバー(9)は、操作ノブ(6)のロック解除操作に基いて、待機位置からロック解除方向(図6〜11において時計方向)へ所定角度回動した時点で、フック部材(8)の第1係合部(83)に当接し、フック部材(8)をロック解除位置に移動させるロック解除位置(図10参照)に回動する。
連係レバー(10)は、オープンレバー(9)と同軸(第2枢軸(16))により枢着されるとともに、第2枢軸(16)に巻装された第3バネ(18)(図3参照)により待機方向(図6〜11において反時計方向)へ付勢され、常時、待機位置(図6、8及び図11)に保持されている。
連係レバー(10)の上部には、オープンレバー(9)のロック解除方向への回動に対してのみオープンレバー(9)に当接可能な折曲片(101)が形成され、また、先端部には、カムレバー(11)に設けられた長孔(111)に摺動可能に係合する係合軸(102)が設けられている。
これにより、連係レバー(10)は、オープンレバー(9)がフック部材(8)をロック解除方向へ移動させる前段階で、オープンレバー(9)の動作を、係合軸(102)及び長孔(111)を介してカムレバー(11)に伝達して、カムレバー(11)を後述の拘束位置から解除方向へ移動させ、また検知レバー(12)の後述の第1位置から第2位置への移動に伴うカムレバー(11)の動作をオープンレバー(9)に伝達しないように、オープンレバー(9)及びカムレバー(11)に連係される。
カムレバー(11)は、ハウジング(7)におけるフック部材(8)の上方に第3枢軸(19)により枢着されるとともに、第3枢軸(19)に巻装された第4バネ(20)により拘束方向(図2、4において時計方向)へ付勢され、かつ下部周縁には、フック部材(8)の第2係合部(84)に対して上方から当接可能なカム部(112)が形成され、また、第3枢軸(19)から所定量離間した側面には、突部(113)が植設されている。なお、カム部(112)は、第3枢軸(19)と下部外周縁との距離が図6〜11において時計方向に行くにしたがって漸次減少するように形成されている。
フック部材(8)が待機位置と係合位置にあるとき、カムレバー(11)のカム部(112)が、第4バネ(20)の付勢力により、第2係合部(84)に上方から当接することによって、フック部材(8)のロック解除方向への回動を阻止する。
連係レバー(10)がオープンレバー(9)と共に解除方向(図6〜11において時計方向)へ回動すると、カムレバー(11)は、連係レバー(10)の係合軸(102)とカムレバー(11)の長孔(111)との係合により、第4バネ(20)の付勢力に抗して解除方向へ回動して、カム部(112)が第2係合部(84)から離間してフック部材(8)のロック解除方向への回動を可能にする。
なお、カムレバー(11)のカム部(112)とフック部材(8)の第2係合部(84)との係合関係は、フック部材(8)に対してロック解除方向へ所定以上の負荷が掛かった場合、カム部(112)が第2係合部(84)から離脱するようにしても良い。
スライドレバー(13)は、ハウジング(7)の外側面に固定された支持部(72)(図2参照)により斜め上下方向へ摺動可能に支持されるとともに、引っ張りバネにより形成される第5バネ(22)(図2参照)の付勢力により斜め下方へ付勢され、常時、待機位置(図6、8〜10及び図11)に保持されている。
スライドレバー(13)の斜め下部は、検知レバー(12)の遊端部に植設された突部(122)に当接可能な第1当接部(131)を形成し、また、斜め上部は、カムレバー(11)の遊端部に植設された突部(113)に当接可能な第2当接部(132)を形成する。
検知レバー(12)は、ハウジング(7)におけるストライカ進入溝(71)の入口上部に第4枢軸(21)により枢着されるとともに、第4枢軸(21)に巻装された第6バネ(23)(図2参照)により作動方向(図6〜11において時計方向)へ付勢されている。
検知レバー(12)の下部には、ストライカ進入溝(71)の入口に突出し、ストライカ(5)が当接可能な下向きの検知アーム部(121)が形成され、また、検知アーム部(121)の斜め上方には、スライドレバー(13)の第1当接部(131)に当接可能な突部(122)が固着されている。
なお、検知レバー(12)に付勢力を付与する第6バネ(23)は、スライドレバー(13)に付勢力を付与する第5バネ(22)の付勢力より小さく設定されている。
これにより、検知レバー(12)は、突部(122)がスライドレバー(13)の第1当接部(131)に当接した状態で、検知アーム部(121)がストライカ進入溝(71)の入口に突出する第1位置(図6、8〜11参照)に保持される。
ストライカ(5)がストライカ進入溝(71)に進入して検知アーム部(121)に当接すると、検知レバー(12)は、第1位置から第2位置(図7参照)へ回動した後、ストライカ(5)がフック部材(8)の第1係合溝(81)に係合するとほぼ同時に、第5バネ(22)の付勢力により第2位置から第1位置に復帰する。また、ストライカ(5)がストライカ進入溝(71)から退出する際には、図10に示す矢印(A)方向から、ストライカ(5)が検知アーム部(121)に当接することにより、検知レバー(12)は、第6バネ(23)の付勢力に抗して、第1位置から第2位置と反対方向の第3位置(図10に想像線で示す位置)へ回動した後、第1位置に復帰する。
検知レバー(12)が第1位置から第2位置に回動すると、検知レバー(12)の突部(122)がスライドレバー(13)の第1当接部(131)に当接して、スライドレバー(13)は、待機位置から斜め上方へ移動する。これにより、スライドレバー(13)の第2当接部(132)がカムレバー(11)の突部(113)を押して、カムレバー(11)は、待機位置から解除方向へ回動させられる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
(i)シートバック(3)を倒伏位置から第1起立位置に移動させる場合:
図6に示すように、ストライカ(5)がフック部材(8)に係合していない状態、すなわち、シートバック(3)が倒伏位置にある状態において、フック部材(8)は、第4バネ(20)により付勢されたカムレバー(11)のカム部(112)が第2係合部(84)に当接した状態で、ロック解除方向へ移動しないように待機位置に拘束されている。したがって、この状態においては、振動や衝撃等により、フック部材(8)ががた付いて異音を発生することはない。
シートバック(3)の起立動作に伴って、図7に示すように、ストライカ(5)がストライカ進入溝(71)に進入すると、先ず検知レバー(12)の検知アーム部(121)に当接し、検知レバー(12)は、第1位置から第2位置に回動して、その突部(122)がスライドレバー(13)の第1当接部(131)に当接して、スライドレバー(13)を斜め上方へ押し上げる。
スライドレバー(13)が押し上げられると、スライドレバー(13)の第2当接部(132)がカムレバー(11)の突部(113)を押し、カムレバー(11)を拘束位置から解除方向へ回動させる。これにより、カム部(112)がフック部材(8)の第2係合部(84)から離れ、フック部材(8)は、ロック解除方向への拘束が解除される。
フック部材(8)の拘束を解除した後、ストライカ(5)は、フック部材(8)の後端の傾斜縁(85)に当接しつつフック部材(8)を第1バネ(15)の付勢力に抗してロック解除方向へ回動させて第1係合溝(81)に係合する。
ストライカ(5)がフック部材(8)の第1係合溝(81)に係合するとほぼ同時に、ストライカ(5)が検知レバー(12)の検知アーム部(121)から外れ、図8に示すように、フック部材(8)は、第1バネ(15)の付勢力により下方へ回動して係合位置となり、また、検知レバー(12)は、第5バネ(22)の付勢力により、スライドレバー(13)と共に第1位置に復帰する。
スライドレバー(13)が待機位置に復帰すると、カムレバー(11)は、第4バネ(20)の付勢力により拘束位置に回動し、カム部(112)がフック部材(8)の第2係合部(84)に当接して、フック部材(8)を係合位置に拘束する。この結果、フック部材(8)がストライカ(5)と係合している状態で、フック部材(8)に衝撃や振動が生じても、フック部材(8)のロック解除方向への移動を確実に阻止することができる。
また、検知レバー(12)の移動に伴うカムレバー(11)の動きは、連係レバー(10)に伝達されるもののオープンレバー(9)には伝達されない。したがって、ストライカ(5)がストライカ進入溝(71)に進入するときや退出するとき、オープンレバー(9)や操作ノブ(6)を不必要に動作させることがないため、確実な作動を得ることができる。
(ii)シートバック(3)を第1起立位置から第2起立位置または倒伏位置に移動させる場合:
操作ノブ(6)のロック解除操作に基いて、オープンレバー(9)が待機位置からロック解除方向へ回動すると、先ずオープンレバー(9)の上縁が連係レバー(10)の折曲片(101)に当接し、連係レバー(10)をロック解除方向へ回動させる(図9参照)。連係レバー(10)がロック解除方向へ回動すると、連係レバー(10)の係合軸(102)とカムレバー(11)の長孔(111)との係合により、カムレバー(11)は、拘束位置から解除方向へ回動して、カム部(112)がフック部材(8)の第2係合部(84)から離間する。これにより、フック部材(8)のロック解除方向への回動は自由になる。
さらに、オープンレバー(9)がロック解除方向へ所定角度回動すると、オープンレバー(9)の作用部(91)がフック部材(8)の第1係合部(83)に当接する。これにより、フック部材(8)は、係合位置からロック解除方向へ回動して、第1係合溝(81)とストライカ(5)との係合を解除する(図10参照)。
この状態で、シートバック(3)を後方へ倒せば、ストライカ(5)が図10に示す矢印(B)方向へ進入することにより、フック部材(8)の第2係合溝(82)に係合して、シートバック(3)を第2起立位置に保持することができる(図11参照)。また、シートバック(3)を前方へ倒せば、ストライカ(5)が図10に示す矢印(A)方向へ移動することにより、検知レバー(12)の検知アーム部(121)に当接して、検知レバー(12)を第3位置に移動させつつ、ストライカ進入溝(71)から退出する。
本発明を適用した車両用リヤシートの斜視図である。 室内側から見たロック装置の斜視図である。 室外側から見たロック装置の斜視図である。 室内側から見た要部の斜視図である。 室外側から見た要部の斜視図である。 待機状態における要部の作動説明図である。 係合動作途中における要部の作動説明図である。 係合状態おける要部の作動説明図である。 ロック解除操作途中における要部の作動説明図である。 ロック解除操作時における要部の作動説明図である。 係合状態における要部の作動説明図である。
符号の説明
(1)リヤシート
(2)シートクッション
(3)シートバック
(4)ロック装置
(5)ストライカ
(6)操作ノブ
(7)ハウジング
(8)フック部材
(9)オープンレバー
(10)連係レバー
(11)カムレバー
(12)検知レバー
(13)スライドレバー(伝達部材)
(14)第1枢軸
(15)第1バネ
(16)第2枢軸
(17)第2バネ
(18)第3バネ
(19)第3枢軸
(20)第4バネ
(21)第4枢軸
(22)第5バネ
(23)第6バネ
(71)ストライカ進入溝
(72)支持部
(81)第1係合溝
(82)第2係合溝
(83)第1係合部
(84)第2係合部
(85)傾斜縁
(91)作用部
(92)連結部
(101)折曲片
(102)係合軸
(111)長孔
(112)カム部
(113)突部
(121)検知アーム部
(122)突部
(131)第1当接部
(132)第2当接部

Claims (2)

  1. 車体に支持されるシートバックを起立位置に保持可能な車両用シートロック装置において、
    前記シートバックまたは前記車体側のいずれか一方に固定され、かつ他方に固定されるストライカが進入可能なストライカ進入溝が形成されたハウジングと、
    該ハウジングに枢着されるとともに、前記ストライカ進入溝に進入した前記ストライカと係合することにより、前記シートバックを起立位置に保持するフック部材と、
    前記シートバックまたは前記車体のいずれかの一方の適所に設けられる操作手段の操作に基いて作動し、前記フック部材をロック解除方向へ移動させるオープンレバーと、
    前記ハウジングに枢着されるとともに、前記ストライカが前記フック部材に係合しているときと係合していないとき、外周縁に設けられたカム部が前記フック部材の適所に当接し、前記フック部材のロック解除方向への移動を阻止する拘束位置に移動可能なカムレバーと、
    前記ハウジングに枢着されるとともに、前記ストライカが前記フック部材に係合する前段階で、前記ストライカと当接することにより、第1位置から第2位置へ回動可能な検知レバーと、
    該検知レバーの第1位置から第2位置への移動を前記カムレバーに伝達し、前記カムレバーを拘束位置から前記カム部が前記フック部材から離間する解除位置へ移動させる伝達部材と、
    前記オープンレバーが前記フック部材をロック解除方向へ移動させる前段階で、前記オープンレバーの動作を前記カムレバーに伝達して、前記カムレバーを拘束位置から解除方向へ移動させ、また前記検知レバーの第1位置から第2位置への移動に伴う前記カムレバーの動作を前記オープンレバーに伝達しないように、前記オープンレバー及び前記カムレバーに連係される連係レバーとを備えたことを特徴とする車両用シートロック装置。
  2. 検知レバーは、ばねの付勢力により第1位置に保持されるとともに、ストライカに当接して第1位置から第2位置へ回動した後、前記ストライカがフック部材に係合するとほぼ同時に前記第2位置から前記第1位置に復帰し、また、前記ストライカの前記ストライカ進入溝からの退出に伴って、前記第1位置から前記第2位置と反対方向の第3位置へ回動した後、前記第1位置に復帰することを特徴とする請求項1記載の車両用シートロック装置。
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