JP4769096B2 - 車両用シートロック装置 - Google Patents
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Description
(1)車体に支持されるシートバックを起立位置に保持可能な車両用シートロック装置において、前記シートバックまたは前記車体側のいずれか一方に固定され、かつ他方に固定されるストライカが進入可能なストライカ進入溝が形成されたハウジングと、該ハウジングに枢着されるとともに、前記ストライカ進入溝に進入した前記ストライカと係合することにより、前記シートバックを起立位置に保持するフック部材と、前記シートバックまたは前記車体のいずれかの一方の適所に設けられる操作手段の操作に基いて作動し、前記フック部材をロック解除方向へ移動させるオープンレバーと、前記ハウジングに枢着されるとともに、前記ストライカが前記フック部材に係合しているときと係合していないとき、外周縁に設けられたカム部が前記フック部材の適所に当接し、前記フック部材のロック解除方向への移動を阻止する拘束位置に移動可能なカムレバーと、前記ハウジングに枢着されるとともに、前記ストライカが前記フック部材に係合する前段階で、前記ストライカと当接することにより、第1位置から第2位置へ回動可能な検知レバーと、該検知レバーの第1位置から第2位置への移動を前記カムレバーに伝達し、前記カムレバーを拘束位置から前記カム部が前記フック部材から離間する解除位置へ移動させる伝達部材と、前記オープンレバーが前記フック部材をロック解除方向へ移動させる前段階で、前記オープンレバーの動作を前記カムレバーに伝達して、前記カムレバーを拘束位置から解除方向へ移動させ、また前記検知レバーの第1位置から第2位置への移動に伴う前記カムレバーの動作を前記オープンレバーに伝達しないように、前記オープンレバー及び前記カムレバーに連係される連係レバーとを備える。
(a)請求項1記載の発明によると、ストライカがフック部材に係合しているときと係合していないとき、カムレバーのカム部がフック部材の適所に当接することにより、フック部材のロック解除方向への移動を阻止することができる。また、検知レバーの第1位置から第2位置への移動に伴って、オープンレバーが連動しないため、不必要な動作を少なくして確実な作動を得ることができる。
(i)シートバック(3)を倒伏位置から第1起立位置に移動させる場合:
図6に示すように、ストライカ(5)がフック部材(8)に係合していない状態、すなわち、シートバック(3)が倒伏位置にある状態において、フック部材(8)は、第4バネ(20)により付勢されたカムレバー(11)のカム部(112)が第2係合部(84)に当接した状態で、ロック解除方向へ移動しないように待機位置に拘束されている。したがって、この状態においては、振動や衝撃等により、フック部材(8)ががた付いて異音を発生することはない。
操作ノブ(6)のロック解除操作に基いて、オープンレバー(9)が待機位置からロック解除方向へ回動すると、先ずオープンレバー(9)の上縁が連係レバー(10)の折曲片(101)に当接し、連係レバー(10)をロック解除方向へ回動させる(図9参照)。連係レバー(10)がロック解除方向へ回動すると、連係レバー(10)の係合軸(102)とカムレバー(11)の長孔(111)との係合により、カムレバー(11)は、拘束位置から解除方向へ回動して、カム部(112)がフック部材(8)の第2係合部(84)から離間する。これにより、フック部材(8)のロック解除方向への回動は自由になる。
(2)シートクッション
(3)シートバック
(4)ロック装置
(5)ストライカ
(6)操作ノブ
(7)ハウジング
(8)フック部材
(9)オープンレバー
(10)連係レバー
(11)カムレバー
(12)検知レバー
(13)スライドレバー(伝達部材)
(14)第1枢軸
(15)第1バネ
(16)第2枢軸
(17)第2バネ
(18)第3バネ
(19)第3枢軸
(20)第4バネ
(21)第4枢軸
(22)第5バネ
(23)第6バネ
(71)ストライカ進入溝
(72)支持部
(81)第1係合溝
(82)第2係合溝
(83)第1係合部
(84)第2係合部
(85)傾斜縁
(91)作用部
(92)連結部
(101)折曲片
(102)係合軸
(111)長孔
(112)カム部
(113)突部
(121)検知アーム部
(122)突部
(131)第1当接部
(132)第2当接部
Claims (2)
- 車体に支持されるシートバックを起立位置に保持可能な車両用シートロック装置において、
前記シートバックまたは前記車体側のいずれか一方に固定され、かつ他方に固定されるストライカが進入可能なストライカ進入溝が形成されたハウジングと、
該ハウジングに枢着されるとともに、前記ストライカ進入溝に進入した前記ストライカと係合することにより、前記シートバックを起立位置に保持するフック部材と、
前記シートバックまたは前記車体のいずれかの一方の適所に設けられる操作手段の操作に基いて作動し、前記フック部材をロック解除方向へ移動させるオープンレバーと、
前記ハウジングに枢着されるとともに、前記ストライカが前記フック部材に係合しているときと係合していないとき、外周縁に設けられたカム部が前記フック部材の適所に当接し、前記フック部材のロック解除方向への移動を阻止する拘束位置に移動可能なカムレバーと、
前記ハウジングに枢着されるとともに、前記ストライカが前記フック部材に係合する前段階で、前記ストライカと当接することにより、第1位置から第2位置へ回動可能な検知レバーと、
該検知レバーの第1位置から第2位置への移動を前記カムレバーに伝達し、前記カムレバーを拘束位置から前記カム部が前記フック部材から離間する解除位置へ移動させる伝達部材と、
前記オープンレバーが前記フック部材をロック解除方向へ移動させる前段階で、前記オープンレバーの動作を前記カムレバーに伝達して、前記カムレバーを拘束位置から解除方向へ移動させ、また前記検知レバーの第1位置から第2位置への移動に伴う前記カムレバーの動作を前記オープンレバーに伝達しないように、前記オープンレバー及び前記カムレバーに連係される連係レバーとを備えたことを特徴とする車両用シートロック装置。 - 検知レバーは、ばねの付勢力により第1位置に保持されるとともに、ストライカに当接して第1位置から第2位置へ回動した後、前記ストライカがフック部材に係合するとほぼ同時に前記第2位置から前記第1位置に復帰し、また、前記ストライカの前記ストライカ進入溝からの退出に伴って、前記第1位置から前記第2位置と反対方向の第3位置へ回動した後、前記第1位置に復帰することを特徴とする請求項1記載の車両用シートロック装置。
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- 2006-02-24 JP JP2006048505A patent/JP4769096B2/ja not_active Expired - Fee Related
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