JP3774915B2 - コンバイン - Google Patents

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JP3774915B2
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久幸 里路
雅一 広瀬
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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、作業車の操縦部のフレームに係るものである。
【0002】
【従来技術】
従来、下方に走行装置を設けた機体フレームの前側一側上方位置に、作業者の着座する運転座席と、該運転座席の前側に設けられ操作レバー等を設けた操作ボックスを有する操縦部とを設けた作業車において、前記運転座席は前記機体フレーム側に対して横軸回動自在に構成したものは、公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記公知例は、機体フレーム側に対して運転座席を横軸回動させるので、開放スペースはそれほど大きくできず、操縦部および操縦部の周辺のメンテナンス作業は、容易でないという課題がある。
また、運転座席の回動支持構成に工夫がなく、操縦部のフレーム構成を複雑にし、重量も大にするという課題がある。
運転座席の回動支持構成を工夫すると、運転座席の周辺を大きく開放してメンテナンス作業を容易にし、また、操縦部のフレーム構成を簡単にする。
【0004】
【発明の目的】
開放スペースの確保、メンテナンスの容易化、操縦部のフレームの簡素化、軽量化。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下方に走行装置3を設けた機体フレーム1の前側一側上方位置に脱穀装置4を設け、該脱穀装置4の側部には該脱穀装置4により脱穀した穀粒を貯留するグレンタンク5を設け、該グレンタンク5の前側には操縦部6を設け、該操縦部6は作業者の着座する運転座席8と、該運転座席8の前側に設けられ操作レバー等を設けた操作ボックス9を有して構成したコンバインにおいて、前記運転座席8の下方の機体フレーム1上にエンジン20を設け、前記運転座席8は、前記エンジン20の上方の平面視逆L型形状に形成した上部横枠13および上部前後枠14と該上部前後枠14の後端に上端を連設した側部縦枠15および側部縦枠15の下部に連設した前後方向の側部前後枠16により構成した取付フレーム12上に設け、前記取付フレーム12は、側部縦枠15を、前記機体フレーム1に下部を固定した縦支持枠18に縦軸回動自在に取付け、前記縦支持枠18は前記エンジン20の後部外側に起立させ、該縦支持枠18の上部には前記エンジン20の後側に設けたエンジンリヤフレーム31の外端側を固定し、該エンジンリヤフレーム31の内端は前記操作ボックス9の操作ボックスフレーム27と連結フレーム28により連結して操縦部フレーム29の一部を構成し、もって、前記操作ボックスフレーム27と連結フレーム28とエンジンリヤフレーム31は、平面視において、運転座席8とエンジン20の乗降口10側を開放するようにコの字型形状に連結し、前記縦支持枠18には、ラジエータ21およびオイルクーラ26ならびにリザーブタンク25を前記ラジエータ21と共に回動自在に取付け、前記取付フレーム12には前記エンジン20を包囲するエンジンカバー36を前記取付フレーム12と共に回動するように取付け、前記ラジエータ21のラジエターフレーム22の前記エンジンカバー36側には前記エンジンカバー36の内面に当接する弾性体39を設け、前記エンジン20の回転が伝達されるプーリ59を前記エンジン20の前側に設け、前記プーリ59の回転を前記グレンタンク5内に設けた排出装置55に伝達する伝動軸56は前記ラジエータ21の下方に配置し、前記取付フレーム12の上部横枠13の内端には支持部材40を設け、該板支持部材40に固定の取付部材41に軸42を回転自在に軸装し、該軸42に係合フック43を固定し、係合フック43は前記連結フレーム28に設けた係合杆44に下側から係合するように構成し、前記軸42には前記係合杆44の上面に当接し係合杆44よりも下方への回動が規制された支持杆47を別途取付けたコンバインとしたものである。
【0006】
【実施例】
本発明の実施例を図面により説明すると、1は作業車の機体フレームであり、コンバインの例にて説明する。機体フレーム1の下方には左右一対のクローラ2からなる走行装置3を設け、走行装置3の上方の一側には脱穀装置4を設け、脱穀装置4の側部には該脱穀装置4により脱穀した穀粒を貯留するグレンタンク5を設け、該グレンタンク5の前側には操縦部6を設ける。操縦部6は作業者の立つステップ7および作業者の着座する運転座席8および運転座席8の前側に設けたスイッチやレバー類を有する操作ボックス9等により構成する。10はステップ7に乗降する乗降口である。
前記運転座席8は、取付フレーム12に取付ける。取付フレーム12は、上部横枠13の外端に上部前後枠14の前端を連接して平面視逆L型形状に形成し、上部前後枠14の後端に側部縦枠15の上端を連設し、側部縦枠15の下部に前後方向の側部前後枠16の後端を連設する。
【0007】
前記グレンタンク5の前側の前記乗降口10側の機体フレーム1には、縦支持枠18の下部を設け、縦支持枠18に座席取付部材19、19により前記取付フレーム12を回動自在に取付ける。
前記運転座席8の下方には、エンジン20を設け、エンジン20の前記乗降口10側にはラジエター21を配置する。ラジエター21はラジエターフレーム22に取付け、ラジエターフレーム22の後部縦枠23をラジエター取付部材24、24により前記縦支持枠18に回動自在に取付ける。この場合、ラジエター取付部材24とラジエター取付部材24は、前記縦支持枠18に設けた上下の座席取付部材19と座席取付部材19のそれぞれの間に設け、座席取付部材19の取付上下間隔の方をより大きく構成する。
【0008】
また、前記ラジエターフレーム22には、リザーブタンク25を取付け、機種によってはオイルクーラー26を設け、これらのメンテナンスを容易にしている。
しかして、機体フレーム1の前側部分には前記操作ボックス9の操作ボックスフレーム27を設け、操作ボックスフレーム27と縦支持枠18とを連結フレーム28により連結して操縦部フレーム29の一部を構成する。前記連結フレーム28は、前記乗降口10と反対側に位置する前後方向の側部フレーム30の前端を前記操作ボックスフレーム27の反乗降口10側に固定し、側部フレーム30の後端をエンジン20の後側に設けたエンジンリヤフレーム31の反乗降口10側(内端)に固定する。したがって、操作ボックスフレーム27と連結フレーム28は、平面視において、運転座席8とエンジン20を、乗降口10側を開放するようにコの字型形状に連結し、互いが互いの強度メンバーとして作用する。32はエンジンリヤフレーム31の内端側に設けた縦フレーム杆32である。
しかして、前記運転座席8の後側でエンジン20の上方には、エンジン20のエアクリーナー35を設け、該エアクリーナー35および前記エンジン20を包囲するエンジンカバー36を前記取付フレーム12に取付ける。したがって、エンジンカバー36は取付フレーム12と共に座席取付部材19中心に外側回動し、エンジンカバー36に続いて、ラジエター21も独立して同一方向である外方後側回動する。また、エンジンカバー36の内側には除塵用網37を設けている。
【0009】
また、図11は前記エンジンカバー36の他の実施例であり、前記エンジンカバー36の端部を平面視L型形状に形成し、エンジンカバー36を回動させると、エンジンカバー36の端部がステー38に当接してエンジンカバー36の回動を停止するように構成する。
また、前記ラジエターフレーム22のエンジンカバー36側には弾性体39を設け、弾性体39をエンジンカバー36の内面に当接させるから、エンジンカバー36およびラジエター21の振動発生を防止する。
しかして、前記取付フレーム12の上部横枠13の内端には、前後方向の板支持部材40を設け、板支持部材40にU型形状の取付部材41を固定し、取付部材41に軸42を回転自在に軸装し、該軸42に係合フック43を固定し、係合フック43は前記側部フレーム30に設けた係合杆44に係合させ、運転座席8およびエンジンカバー36の回動を停止させる。前記軸42には係合フック43を常時係合方向に付勢するバネ45を設ける。軸42の前端は前方に突出させてロック操作レバー46に形成する。
【0010】
また、軸42には係合杆44の上面に係合する支持杆47の基部を回転自在に取付け、支持杆47の先端の係合突起48を軸42に係合させる。支持杆47は、図示は省略するが取付部材41に設けたストッパーにより係合杆44よりも下方への回動が規制され、それゆえ、ロック操作レバー46により係合フック43を下方回動させてロック解除してもこの回動には干渉せず、また、係合フック43が係合杆44にロックするときに下方回動しても、そのままの位置を保持し、係合フック43がロックすると、係合突起48が係合杆44に係合して運転座席8に掛かる荷重を支持する。したがって、取付フレーム12は片持にならず、確実に荷重を支持する。
また、前記ラジエター21の上部に設けたラジエターキャップ50は、取付フレーム12の上部横枠13の後側であって上部前後枠14の内側に位置させて、取付フレーム12の回動の障害にならないように、取付フレーム12の上部横枠13と上部前後枠14の形状およびラジエターキャップ50の配置とを設定すると共に、側面視上部横枠13および上部前後枠14とラジエターキャップ50とが重合するように配置する。
【0011】
しかして、前記運転座席8はガススプリング51を介して前記取付フレーム12側に取付ける。したがって、ガススプリング51もエンジンカバー36と共に外方後側回動する。また、ガススプリング51は、前記エンジンカバー36によりエンジン20を包囲する空間内に配置する。即ち、エンジンカバー36とエンジン20との間の包囲された空間内にガススプリング51を配置する。また、エンジンカバー36およびガススプリング51とエンジン20との間の包囲された空間内にエンジン20の排気マニホールド52を配置し、ガススプリング51の雰囲気温度を略一定にして、冷気によってガススプリング51のガス圧低下を防止する。
また、前記ステップ7は、前記運転座席8とは別個独立して機体フレーム1に対して上下するように構成し、高さ調節自在に構成するが、この場合、運転座席8とステップ7を一番下げた状態で作業者に合うように設定し、次に、ステップ7の上下ストロークを運転座席8の上下ストロークより大にする。
また、運転座席8の後部と取付フレーム12側とを屈折自在のヒンジ53により連結し、運転座席8をいずれの高さに調節しても、運転座席8の回転、がたつきを防止する。それゆえ、円形の安価で性能の良いガススプリング51を使用できる。
図中、55はグレンタンク内に設けた排出装置、56は伝動軸、57は縦支持枠18の下部に設けた伝動軸56の軸受、58はギヤボックス、59はプーリ、60は操作レバー、61はラジエターファンである。
【0012】
次に実施例の作用を述べる。
乗降口10より操縦部6のステップ7上に立ち、運転座席8に着座して操作ボックス9のスイッチやレバー類を操作して、走行装置3を走行させて、作業を行う。
しかして、運転座席8の下方にはエンジン20を設け、エンジン20の乗降口10側に設けたエンジンカバー36は側方回動自在であるから、ロック操作レバー46を下方回動させると、軸42が回転し、軸42に固定の係合フック43は側部フレーム30の係合杆44より離脱し、回動可能状態になって、エンジンカバー36を回動させて、点検・修理等のメンテナンスを行う。このとき、支持杆47は軸42に回転自在に取付けられているので、ロック操作レバー46を操作して軸42が回転しても、支持杆47は取付部材41に設けたストッパー(図示省略)により下方回動が規制されそのままに位置して、係合フック43の回動に影響を与えない。
【0013】
この場合、エンジンカバー36は前記運転座席8を取付けた取付フレーム12に取付けられ、取付フレーム12は機体フレーム1に設けた縦支持枠18に回動自在に座席取付部材19により取付けているから、エンジンカバー36は運転座席8と共に、外側回動して、エンジン20の上部、前部周囲を開放でき、開放空間を広くできるのでメンテナンスを一層容易にする。また、エンジンカバー36は運転座席8と共に外側回動するから、開放操作を一度にでき、操作性を向上させる。
しかして、エンジンカバー36とエンジン20の間にはラジエター21を配置し、ラジエター21はラジエター取付部材24、24により縦支持枠18に回動自在に取付けているから、エンジンカバー36を回動させた後、ラジエター21を回動させると、エンジン20の側部を開放する。したがって、エンジン20のメンテナンスのみならず、ラジエター21のメンテナンスも容易になる。
【0014】
また、ラジエター21はラジエターフレーム22に取付け、ラジエターフレーム22にはリザーブタンク25および機種によってはオイルクーラー26を設けているから、これらのメンテナンスも容易になる。
また、前記ラジエターフレーム22のエンジンカバー36側には弾性体39を設け、弾性体39をエンジンカバー36の内面に当接するから、エンジンカバー36およびラジエター21の振動発生を防止する。
この場合、上下に配置したラジエター取付部材24は、縦支持枠18に設けた上下の座席取付部材19の間に設けて、座席取付部材19の取付上下間隔の方をより大きく構成しているから、運転座席8およびエンジンカバー36の荷重を支持する座席取付部材19の間隔を大きくすることで応力集中を防止して、強固に支持する。
また、前記ラジエター21の上部に設けたラジエターキャップ50は、上部横枠13の後側で上部前後枠14の内側に位置しているから、取付フレーム12により運転座席8の荷重を強固に支持しつつ、運転座席8および取付フレーム12はラジエター21と無関係に外側回動でき、操作性を向上させる。また、側面視上部横枠13および上部前後枠14とラジエターキャップ50とが重合するように配置でき、全体の高さを小さく、コンパクトに構成できる。
【0015】
また、エンジンカバー36およびラジエター21を同一方向に回動するように構成したから、縦支持枠18にいずれも取付けることができ、支持構成を簡素化できる。また、観音開きにしなくてすむので、ステップ7および操作ボックス9の側部までも、回動させるスペースが必要なくなって、操作性を向上させる。
しかして、機体フレーム1の前側部分には操作ボックス9の操作ボックスフレーム27を設け、操作ボックスフレーム27と縦支持枠18とを連結フレーム28により連結して操縦部フレーム29の一部を構成しているから、平面視、操縦部6の乗降口10を開放しながら、各フレームを互いが互いの強度メンバーとなるように連結し、ボディー剛性を高くする。また、前記のようにエンジンカバー36およびラジエター21を外側回動させたとき、エンジン20の周囲に邪魔なフレームがないように開放し、メンテナンスを容易している。
しかして、取付フレーム12は、側部縦枠15を操縦部フレーム29の一部を構成する縦支持枠18に取付け、上部横枠13の内端には支持杆47を設け、支持杆47は運転座席8を下に戻すと、係合杆44の上面に係合するから、取付フレーム12は左右両側を支持でき、運転座席8等の荷重を確実に支持する。なお、支持杆47は軸42に回転自在に取付けられ、取付部材41に設けたストッパー(図示省略)により下方回動が規制されているので、係合フック43が係合杆44にロックするときに下方回動して軸42が回転してもそのままの位置を保持して、係合突起48が係合杆44に係合して運転座席8に掛かる荷重を支持する。
【0016】
しかして、運転座席8はガススプリング51に取付け、ガススプリング51は取付フレーム12側に取付けているから、操作レバーを操作すると、ガススプリング51の作用により所望高さに保持する。したがって、操作性および作業性を向上させる。
また、ステップ7は運転座席8とは別個独立して機体フレーム1に対して上下するように構成しているから、一層調節幅が広がる。この場合、運転座席8とステップ7を一番下げた状態で作業者に合うように設定し、次に、ステップ7の上下ストロークを運転座席8の上下ストロークより大に構成しているから、身長の低い作業者および高い作業者のいずれの場合の調節にも対応する。
しかして、ガススプリング51は取付フレーム12側に取付けられているから、十分に支持強度を有する取付フレーム12で支持することで、荷重を確実に支持し、また、エンジンカバー36を回動させると、ガススプリング51も外側回動し、ガススプリング51のメンテナンスを容易にする。特にラジエター21とは別個に回動させられるので、容易になる。
【0017】
また、ガススプリング51はエンジンカバー36によりエンジン20を包囲する空間内に配置しているから、エンジン20の排気マニホールド52の存在によりガススプリング51の雰囲気温度を略一定にして、冷気によるガススプリング51のガス圧低下を防止し、ガススプリング51の力を増強する。
また、前記ステップ7は、前記運転座席8とは別個独立して機体フレーム1に対して上下するように構成し、高さ調節自在に構成するが、この場合、運転座席8とステップ7を一番下げた状態で作業者に合うように設定し、次に、ステップ7の上下ストロークを運転座席8の上下ストロークより大にする。
また、運転座席8の後部と取付フレーム12側とを屈折自在のヒンジ53により連結し、運転座席8の回転を防止する。
【0018】
【効果】
本発明は、下方に走行装置3を設けた機体フレーム1の前側一側上方位置に脱穀装置4を設け、該脱穀装置4の側部には該脱穀装置4により脱穀した穀粒を貯留するグレンタンク5を設け、該グレンタンク5の前側には操縦部6を設け、該操縦部6は作業者の着座する運転座席8と、該運転座席8の前側に設けられ操作レバー等を設けた操作ボックス9を有して構成したコンバインにおいて、前記運転座席8の下方の機体フレーム1上にエンジン20を設け、前記運転座席8は、前記エンジン20の上方の平面視逆L型形状に形成した上部横枠13および上部前後枠14と該上部前後枠14の後端に上端を連設した側部縦枠15および側部縦枠15の下部に連設した前後方向の側部前後枠16により構成した取付フレーム12上に設け、前記取付フレーム12は、側部縦枠15を、前記機体フレーム1に下部を固定した縦支持枠18に縦軸回動自在に取付け、前記縦支持枠18は前記エンジン20の後部外側に起立させ、該縦支持枠18の上部には前記エンジン20の後側に設けたエンジンリヤフレーム31の外端側を固定し、該エンジンリヤフレーム31の内端は前記操作ボックス9の操作ボックスフレーム27と連結フレーム28により連結して操縦部フレーム29の一部を構成し、もって、前記操作ボックスフレーム27と連結フレーム28とエンジンリヤフレーム31は、平面視において、運転座席8とエンジン20の乗降口10側を開放するようにコの字型形状に連結し、前記縦支持枠18には、ラジエータ21およびオイルクーラ26ならびにリザーブタンク25を前記ラジエータ21と共に回動自在に取付け、前記取付フレーム12には前記エンジン20を包囲するエンジンカバー36を前記取付フレーム12と共に回動するように取付け、前記ラジエータ21のラジエターフレーム22の前記エンジンカバー36側には前記エンジンカバー36の内面に当接する弾性体39を設け、前記エンジン20の回転が伝達されるプーリ59を前記エンジン20の前側に設け、前記プーリ59の回転を前記グレンタンク5内に設けた排出装置55に伝達する伝動軸56は前記ラジエータ21の下方に配置し、前記取付フレーム12の上部横枠13の内端には支持部材40を設け、該板支持部材40に固定の取付部材41に軸42を回転自在に軸装し、該軸42に係合フック43を固定し、係合フック43は前記連結フレーム28に設けた係合杆44に下側から係合するように構成し、前記軸42には前記係合杆44の上面に当接し係合杆44よりも下方への回動が規制された支持杆47を別途取付けたコンバインとしたものであるから、運転座席8は取付フレーム12ごと縦支持枠18に対して回動させることにより、エンジン20の周囲を開放して、メンテナンスを容易にする効果を奏し、また、運転座席8は縦軸回動するので、大きく回動させて開放空間を大きくし、一層メンテナンスを容易にする効果を奏する。また、縦支持枠18に取付フレーム12を縦軸回動するように取付けたので運転座席の支持構成を簡素化でき、軽量化に貢献し、また、縦支持枠18は操作ボックス9の操作ボックスフレーム27と連結フレーム28により連結して操縦部フレーム29の一部を構成しているので、平面視、操縦部6の乗降口10を開放しながら、各フレームが互いの強度メンバーとなるように作用してボディー剛性を高くする効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバインの側面図。
【図2】 操縦部フレーム、運転座席等の斜視図。
【図3】 エンジンカバーの回動状態斜視図。
【図4】 縦断背面図。
【図5】 操縦部フレームの平面図。
【図6】 同正面図。
【図7】 同側面図。
【図8】 回動状態平面図。
【図9】 ラジエターの側面図。
【図10】 同縦断正面図。
【図11】 他の実施例の要部平面図。
【図12】 ロックおよび支持機構の斜視図。
【図13】 ラジエターと取付フレームの関係斜視図。
【図14】 同背面図。
【図15】 座席の側面図。
【図16】 ヒンジ部材の斜視図。
【符号の説明】
1…機体フレーム、1…機体フレーム、2…クローラ、3…走行装置、4…脱穀装置、5…グレンタンク、6…操縦部、7…ステップ、8…運転座席、9…操作ボックス、10…乗降口、12…取付フレーム、15…側部縦枠、16…側部前後枠、18…縦支持枠、19…座席取付部材、20…エンジン、21…ラジエター、22…ラジエターフレーム、23…後部縦枠、24…ラジエター取付部材、25…リザーブタンク、26…オイルクーラー、27…操作ボックスフレーム、28…連結フレーム、29…操縦部フレーム、30…側部フレーム、31…エンジンリヤフレーム、32…縦フレーム杆、35…エアクリーナー、36…エンジンカバー、38…ステー、39…弾性体、40…板支持部材、41…取付部材、42…軸、43…係合フック、44…係合杆、45…バネ、46…ロック操作レバー、47…支持杆、48…係合突起、50…ラジエターキャップ、51…ガススプリング、52…排気マニホールド、55…排出装置、56…伝動軸、57…軸受、58…ギヤボックス、59…プーリ。

Claims (1)

  1. 下方に走行装置(3)を設けた機体フレーム(1)の前側一側上方位置に脱穀装置(4)を設け、該脱穀装置(4)の側部には該脱穀装置(4)により脱穀した穀粒を貯留するグレンタンク(5)を設け、該グレンタンク(5)の前側には操縦部(6)を設け、該操縦部(6)は作業者の着座する運転座席(8)と、該運転座席(8)の前側に設けられ操作レバー等を設けた操作ボックス(9)を有して構成したコンバインにおいて、前記運転座席(8)の下方の機体フレーム(1)上にエンジン(20)を設け、前記運転座席(8)は、前記エンジン(20)の上方の平面視逆L型形状に形成した上部横枠(13)および上部前後枠(14)と該上部前後枠(14)の後端に上端を連設した側部縦枠(15)および側部縦枠(15)の下部に連設した前後方向の側部前後枠(16)により構成した取付フレーム(12)上に設け、前記取付フレーム(12)は、側部縦枠(15)を、前記機体フレーム(1)に下部を固定した縦支持枠(18)に縦軸回動自在に取付け、前記縦支持枠(18)は前記エンジン(20)の後部外側に起立させ、該縦支持枠(18)の上部には前記エンジン(20)の後側に設けたエンジンリヤフレーム(31)の外端側を固定し、該エンジンリヤフレーム(31)の内端は前記操作ボックス(9)の操作ボックスフレーム(27)と連結フレーム(28)により連結して操縦部フレーム(29)の一部を構成し、もって、前記操作ボックスフレーム(27)と連結フレーム(28)とエンジンリヤフレーム(31)は、平面視において、運転座席(8)とエンジン(20)の乗降口(10)側を開放するようにコの字型形状に連結し、前記縦支持枠(18)には、ラジエータ(21)およびオイルクーラ(26)ならびにリザーブタンク(25)を前記ラジエータ(21)と共に回動自在に取付け、前記取付フレーム(12)には前記エンジン(20)を包囲するエンジンカバー(36)を前記取付フレーム(12)と共に回動するように取付け、前記ラジエータ(21)のラジエターフレーム(22)の前記エンジンカバー(36)側には前記エンジンカバー(36)の内面に当接する弾性体(39)を設け、前記エンジン(20)の回転が伝達されるプーリ(59)を前記エンジン(20)の前側に設け、前記プーリ(59)の回転を前記グレンタンク(5)内に設けた排出装置(55)に伝達する伝動軸(56)は前記ラジエータ(21)の下方に配置し、前記取付フレーム(12)の上部横枠(13)の内端には支持部材(40)を設け、該板支持部材(40)に固定の取付部材(41)に軸(42)を回転自在に軸装し、該軸(42)に係合フック(43)を固定し、係合フック(43)は前記連結フレーム(28)に設けた係合杆(44)に下側から係合するように構成し、前記軸(42)には前記係合杆(44)の上面に当接し係合杆(44)よりも下方への回動が規制された支持杆(47)を別途取付けたコンバイン。
JP27200595A 1995-09-26 1995-09-26 コンバイン Expired - Lifetime JP3774915B2 (ja)

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