JP2598155Y2 - 自動車のカウルサイドトリム取付装置 - Google Patents

自動車のカウルサイドトリム取付装置

Info

Publication number
JP2598155Y2
JP2598155Y2 JP1993071668U JP7166893U JP2598155Y2 JP 2598155 Y2 JP2598155 Y2 JP 2598155Y2 JP 1993071668 U JP1993071668 U JP 1993071668U JP 7166893 U JP7166893 U JP 7166893U JP 2598155 Y2 JP2598155 Y2 JP 2598155Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cowl side
side trim
vehicle
cowl
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993071668U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0735257U (ja
Inventor
昭市 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP1993071668U priority Critical patent/JP2598155Y2/ja
Publication of JPH0735257U publication Critical patent/JPH0735257U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2598155Y2 publication Critical patent/JP2598155Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フロントピラー下部の
車室内側壁面を覆うカウルサイドトリムの前部を、エン
ジンルームと車室を仕切るダッシュパネルに固定する固
定具を有する自動車のカウルサイドトリム取付装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】車体の骨格を構成するフロントピラー下
部の車室内側壁面が車室内に露出すると、その見ばえが
低下するので、従来よりこの車室内側壁面をカウルサイ
ドトリムによって覆い、その見ばえ低下を阻止してい
る。かかるカウルサイドトリムは、その前部が、例えば
ボルトとナットより成る適数の固定具によって、車室と
エンジンルームを仕切るダッシュパネルに固定されてい
る。ところが、このような固定具による固定部以外のカ
ウルサイドトリム部分はダッシュパネルに固定されてい
ないため、該カウルサイドトリムに対して、例えば乗員
の足が当るなどして外力が加えられると、このカウルサ
イドトリム部分がフロントピラー下部の車室内側壁面の
側にずれ動くおそれがある。
【0003】このようにカウルサイドトリムがずれ動け
ば、ユーザに対して品質劣悪感を与えるだけでなく、ず
れ動いたカウルサイドトリム部分が自動車の走行時に振
動して異音を発生するおそれもある。
【0004】この欠点を除去するには、カウルサイドト
リムをダッシュパネルに固定する固定具の数を増大し、
その固定強度を高めればよいが、このようにすれば自動
車のコストが上昇する不具合を免れない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、上述
した従来の欠点を簡単な構成によって除去した自動車の
カウルサイドトリム取付装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式の自動車のカウルサイ
ドトリム取付装置において、前記固定具による固定部以
外のカウルサイドトリムの前部部分に係合して当該前部
部分が前記フロントピラー下部の車室内側壁面の側へず
れ動くことを阻止するビードを、前記エンジンルーム側
から車室内側へ突出するように、ダッシュパネル自体に
形成したことを特徴とする自動車のカウルサイドトリム
取付装置を提案する。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に従って説明
し、併せて従来の欠点を図面に即してより具体的に明ら
かにする。
【0008】図1は自動車の車室前部を示す部分断面斜
視図であり、図2はその垂直断面図、図3は図2のII
I−III線拡大断面図である。
【0009】これらの図において、符号1は車体2の床
面を構成するフロアパネル、3はエンジンルーム4と車
室5を仕切るダッシュパネル、6はフロントピラーをそ
れぞれ示している。フロアパネル1はフロントピラー6
に一体に固着され、ダッシュパネル3も図3に示すよう
にカウルサイドパネル7に固定されている。
【0010】フロントピラー6は、車外側のアウタパネ
ル6aと、このパネル6aに一体に溶接されて車室5側
に位置するインナパネルを有しており、かかるフロント
ピラー6の下部では、図3に示すように、カウルサイド
パネル7がフロントピラー6のインナパネルを兼ね、カ
ウルサイドパネル7がアウタパネル6aに一体に固着さ
れている。このようなフロントピラー6のアウタパネル
6aには、ドアヒンジ8を介してドア9が開閉自在に枢
着されている。10は車体の外板を構成するフェンダパ
ネルである。
【0011】車室5の前部には、インストルメントパネ
ル11が配置され、またフロアパネル1とダッシュパネ
ル3の上には、カーペット12が敷設されている。さら
に、ダッシュパネル3とカーペット12との間には防音
断熱用のダッシュサイレンサ13が介設されている。な
お、図1及び図2には、車室前部に設けられるフロント
ウィンドウ及びエンジンルームの上部を覆うフードにつ
いては、図示を省略してある。
【0012】ここで、先にも説明したようにフロントピ
ラー下部の車室内側壁面、本例ではカウルサイドパネル
7の車室側面が車室5の側に露出すると、その見ばえが
著しく低下する。そこで、カウルサイドパネル7の車室
側面は、例えば樹脂より成るカウルサイドトリム14に
よって覆われ、これによってカウルサイドパネル7が覆
い隠され、車室内の美観低下が阻止されている。
【0013】カウルサイドトリム14は、図4に明示す
るように、その前部15が例えばボルトとナットより成
る適数の固定具16(図1及び図2も参照)によってダ
ッシュパネル3に固定されている。図4に示した例で
は、ダッシュパネル3に小金属片より成るブラケット1
7の基端部が溶接され、その自由端側に溶接されたボル
ト18と、これに螺着されたナット19から成る固定具
16を介してカウルサイドトリム14の前部15がダッ
シュパネル3に固定されており、かかる固定具16が2
組用いられている。カウルサイドトリム14の後部は、
図3に示すようにフロントピラー6に取付けられたウェ
ザストリップ20に圧接している。
【0014】上述のように、本例の自動車のカウルサイ
ドトリム取付装置は、フロントピラー下部の車室内側壁
面を覆うカウルサイドトリム14の前部を、エンジンル
ーム4と車室5を仕切るダッシュパネル3に固定する固
定具16を有しており、カウルサイドトリム14は、そ
の固定具16によりダッシュパネル3に固定されてい
る。ところが、かかる構成だけであると、先にも説明し
たように、固定具16によって固定された固定部以外の
カウルサイドトリム部分に、例えば乗員の足が当ったと
き、このトリム部分がフロントピラー側にずれ動くおそ
れがある。
【0015】図6は、このような従来の欠点を説明する
断面図であり、固定具で固定された部分以外のカウルサ
イドトリム部分15aに矢印Pで示すように外力が加え
られると、この部分15aが鎖線で示すようにずれ動い
てしまうのである。固定具の数を増大すれば、このよう
な不具合を阻止できるが、このようにすると自動車のコ
ストが上昇する。
【0016】そこで、本例のカウルサイドトリム取付装
置においては、図3に示すように、固定具16による固
定部以外のカウルサイドトリム14の前部部分15aに
係合して、その前部部分15aがフロントピラー下部の
車室内側壁面の側へずれ動くことを阻止するビード21
が、エンジンルーム4側から車室5内側へ突出するよう
に、ダッシュパネル3自体に形成されている。図3に示
した実施例では、カウルサイドトリム14とダッシュパ
ネル3との間にカーペット12の縁部が挟まれ、カウル
サイドトリム14の前部部分15aがカーペット12を
介してビード21に係合している。またビード21はカ
ウルサイドトリム14の前部部分15aよりも、カウル
サイドパネル7の側、すなわち車外側の部位に配置され
ている。
【0017】このようなビード21の構成により、カウ
ルサイドトリム14に乗員の足が当って該トリム14に
外力P(図3)が加えられたとしても、その前部部分1
5aがビード21によって受け止められ、この前部部分
15aが、フロントピラー下部の車室内側壁面、この例
ではカウルサイドパネル7の側へずれ動くことはない。
このため、カーペット12の縁部がめくれることもな
く、車室5内を常に美しく保つことができる。しかもカ
ウルサイドトリム14のずれ動きに基因する異音の発生
も阻止できる。
【0018】上述した構成によれば、エンジンルーム側
から車室内側へ突出するようにダッシュパネル3に形成
したビード21によってカウルサイドトリム14のずれ
動きを防止するので、特別なずれ動き阻止部材を設けた
り、固定具16の数を増やす必要はなく、コストの上昇
を確実に阻止することができる。
【0019】なお、ビード21は、カウルサイドトリム
前部の全長が係合するように長く形成してもよいし、図
2に示す如くカウルサイドトリム14の前部15の一部
だけが係合するような短いものとしてもよい。その数も
適宜設定できる。
【0020】ビード21を設けると、図5に示すように
カウルサイドトリム14の組付けのばらつきなどによっ
て該トリムの前部部分15aとカーペット12との間に
隙間Gができたときも、カーペット12の縁部がビード
21に沿って曲折するので、乗員が隙間Gを矢印Q方向
に覗いたときも、その隙間Gが全く目立たず、車室内の
美観低下を阻止することができる。
【0021】
【考案の効果】本考案によれば、カウルサイドトリムの
前部部分が係合するビードをダッシュパネルに形成する
という極く簡単な構成によって、該トリムがずれ動くこ
とを防止でき、ユーザに品質劣悪感を与えたり、カウル
サイドトリムのずれ動きに基因する異音が発生する不具
合を阻止できる。しかも自動車のコスト上昇を抑えるこ
とも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の車室前部を示す斜視図である。
【図2】図1の垂直断面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う水平断面図であ
る。
【図4】図2のIV−IVに沿う水平断面図である。
【図5】カウルサイドトリムとカーペットとの間に隙間
ができたときの様子を示す水平断面図である。
【図6】従来の欠点を示す水平断面図である。
【符号の説明】
3 ダッシュパネル 4 エンジンルーム 5 車室 6 フロントピラー 14 カウルサイドトリム 15 前部 15a 前部部分 16 固定具 21 ビード

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントピラー下部の車室内側壁面を覆
    うカウルサイドトリムの前部を、エンジンルームと車室
    を仕切るダッシュパネルに固する固定具を有する自動
    車のカウルサイドトリム取付装置において、前記固定具
    による固定部以外のカウルサイドトリムの前部部分に係
    合して当該前部部分が前記フロントピラー下部の車室内
    側壁面の側へずれ動くことを阻止するビードを、前記エ
    ンジンルーム側から車室内側へ突出するように、ダッシ
    ュパネル自体に形成したことを特徴とする自動車のカウ
    ルサイドトリム取付装置
JP1993071668U 1993-12-09 1993-12-09 自動車のカウルサイドトリム取付装置 Expired - Fee Related JP2598155Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993071668U JP2598155Y2 (ja) 1993-12-09 1993-12-09 自動車のカウルサイドトリム取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993071668U JP2598155Y2 (ja) 1993-12-09 1993-12-09 自動車のカウルサイドトリム取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0735257U JPH0735257U (ja) 1995-06-27
JP2598155Y2 true JP2598155Y2 (ja) 1999-08-03

Family

ID=13467211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993071668U Expired - Fee Related JP2598155Y2 (ja) 1993-12-09 1993-12-09 自動車のカウルサイドトリム取付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2598155Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5796358B2 (ja) * 2011-06-09 2015-10-21 トヨタ紡織株式会社 カウルサイドトリム、及びカウルサイドトリムの組付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0735257U (ja) 1995-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4645367B2 (ja) 自動車用ドア
JP4387545B2 (ja) 自動車、特に乗用車
JP4533059B2 (ja) 自動車用ルーフラックマウンティング構造
JP2598155Y2 (ja) 自動車のカウルサイドトリム取付装置
JP2972130B2 (ja) ドアトリム用プルハンドルの取付構造
JP4363913B2 (ja) 自動車のドア構造
JP3280134B2 (ja) 自動車のフードヒンジ取付構造
JPS5917710Y2 (ja) ル−フフイニツシヤの取付構造
JP3711774B2 (ja) 自動車のフロントサイドモール取付構造
JPS6397782A (ja) バツクドアヒンジ取付部構造
US20050189775A1 (en) Vehicle trim panel with integrated seal
US20050190943A1 (en) Motor vehicle microphone arrangement
JPH0716501Y2 (ja) 自動車のバックドア構造
JP4867468B2 (ja) 車体構造
JP2797730B2 (ja) 自動車ドア用プルポケツト取付構造
JPH0423747Y2 (ja)
JPH106871A (ja) ジャッキハンドルの格納構造
JP3784716B2 (ja) 車両フロントピラー部構造及びフィニッシャ
JP2532501Y2 (ja) 自動車のピラーガーニッシュ取付構造
JPH10211864A (ja) シートベルトアンカープレート取付構造
JP2599909B2 (ja) キヤンバスルーフのサイド部構造
JP3369804B2 (ja) 自動車用サイドスプラッシュガードの取付構造
JP2562102Y2 (ja) 自動車のルーフレール及びルーフキャリヤ取付部構造
JPH054415Y2 (ja)
KR0145617B1 (ko) 차량용 동력 윈도우 스위치 케이스 장착 구조

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees