JP3763998B2 - カウルカバー構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主にダッシュパネル上部に取り付けられるカウルカバー構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両としては、図8に示すようなものが知られている(特開平10−211891号公報参照)。
【0003】
このような車両1では、エンジンルーム2の後壁面部を構成するカウルトップ部3の上面に、フロントフード後縁部に沿って車幅方向に沿ってカウルカバー本体4が延設されている。
【0004】
このカウルカバー本体4は、左,右カウルカバー本体4a,4bに車幅方向略中央に車両前後方向に沿って設けられた分割線4cによって二分割されている。
【0005】
これらの左,右カウルカバー本体4a,4bには、左,右のワイパーアームの駆動軸を各々挿通する丸孔5,6が形成されて、左,右のワイパーアームが配置されている。
【0006】
また、これらの左,右カウルカバー本体4a,4bのメッシュ状開口部7,8周縁には、係止爪片9…が所定間隔をおいて一体形成されている。
【0007】
更に、前記カウルトップ部3には、これらの係止爪部9…が各々係止される係止孔10…が形成されている。
【0008】
そして、これらの前記左,右カウルカバー本体4a,4bの分割線4c近傍では、前記左カウルカバー本体4aの対向端縁部4dから連結片11が一体に突設されていると共に、前記右カウルカバー本体4bの対向端縁部4eには、連結状態でこの連結片11と重複して上方から係止部材12を挿通する矩形状開口13が形成されている。
【0009】
次に、この従来例の作用について説明する。
【0010】
このように構成された従来のものでは、前記右カウルカバー本体4b,左カウルカバー本体4aの順序で、前記カウルトップ部3上面に、カウルカバー本体4を載置して、前記各係止爪片9…を前記各係止孔10…に挿入する。
【0011】
次に、前記係止部材12を前記矩形状開口13の上方から挿通して、前記連結片11に係着させることにより、各カウルカバー本体4a,4bは、安定して前記カウルトップ部3上部に固定される。
【0012】
このため、温度差による熱収縮が発生しても、前記分割線4c部分が、左,右カウルカバー本体4a,4bの伸縮を吸収するので、前記カウルカバー本体4の左,右に形成される間隙量を減少させることが出来る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の車両1では、前記カウルカバー本体4の分割線4cが、車幅方向略中央に車両前後方向に沿って設けられているので、外観品質が良好であるとは言い難いという問題があった。
【0014】
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解消し、熱収縮による伸縮を減少させて、しかも、外観品質を良好なものとする事が出来るカウルカバー構造を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、車両のフロントフード後縁部に沿って車幅方向に沿って延設されるカウルカバー本体を有し、前記カウルカバー本体の上方には、車両後上方に傾斜してワイパーアームが配置されてなるカウルカバー構造であって、
該カウルカバー本体には、該カウルカバー本体を車両左右に分割する分割線が設けられ、該分割線のうち、車両前後方向で、車両上面視において停止位置の前記ワイパーアームの前壁部よりも車両後方に配置されている部分が、該ワイパーアームの延設方向に沿わせて位置されて、かつ該ワイパーアームによって覆われているカウルカバー構造を特徴としている。
【0016】
このように構成された請求項1記載のものでは、前記車両後上方に傾斜して形成されるワイパーアームが、停止位置で前記カウルカバー本体の上方に位置して前記分割線を覆うので、外部から視認しにくく、外観品質を良好なものとすることが出来る。
【0017】
また、カウルカバー本体は、該分割線部分に収縮代を設けることが出来るので、温度差による熱収縮を吸収させて、該カウルカバー本体の左,右に形成される間隙量を減少させることが出来る。このため、更に外観品質が良好である。
【0018】
また、請求項2に記載されたものでは、前記ワイパーアームは、ピボット軸部から前記分割線形成位置上に至るまで、前記フロントフード後縁部に沿わせて配置する請求項1記載のカウルカバー構造を特徴としている。
【0019】
このように構成された請求項2記載のものでは、前記ワイパーアームが、ピボット軸部から前記分割線形成位置上に至るまで、前記フロントフード後縁部に沿わせて配置されているので、該ワイパーアームの長さ等の設定の自由度が増大し、例えば、運転席側のワイパーブレードを大型化してワイパ装置の払拭面積及び払拭形状を増大させることが出来る。
【0020】
そして、請求項3に記載されたものでは、前記分割線のうち、車両前側縁部近傍では、前記フロントフード後縁部よりも前方で車両前後方向に沿わせるように形成している請求項1又は2記載のカウルカバー構造を特徴としている。
【0021】
このように構成された請求項3記載のものでは、前記車両前側縁部近傍の分割線が、前記フロントフード後縁部によって隠れて外部から視認できない。
【0022】
このため、前記カウルカバー本体の分割線に沿った端縁を車両前後方向に沿わせるように形成し、前記分割されたカウルカバー本体の大型化を更に、抑制することが出来る。また、該端縁は、車両前後方向に沿うように形成されているので、捲れ等の変形が抑制される。
【0023】
更に、請求項4に記載されたものでは、前記分割線のうち、車両後側縁部近傍では、前記ワイパーアームの停止位置で、該ワイパーアーム上面視内に収まるように、車両前後方向に沿わせて形成している請求項1乃至3のうち何れか1項記載のカウルカバー構造を特徴としている。
【0024】
このように構成された請求項4記載のものでは、前記車両後側縁部近傍の分割線が、前記ワイパーアームの停止位置で、該ワイパーアームに隠れて外部から視認できない。
このため、前記カウルカバー本体の分割線に沿った端縁を車両前後方向に沿わせるように形成し、前記分割されたカウルカバー本体の大型化を更に、抑制することが出来る。また、該端縁は、車両前後方向に沿うように形成されているので、捲れ等の変形が抑制される。
【0025】
【発明の実施の形態1】
以下、本発明の具体的な実施の形態1について、図示例と共に説明する。
【0026】
図1乃至図7は、この発明の実施の形態1を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
【0027】
まず、構成を説明すると、この実施の形態1の車両のカウルカバー構造の車両14では、エンジンルーム2の後壁面部を構成するカウルトップ部3の上面に、フロントフードとしてのエンジンフード15の後縁部15aに沿って、カウルカバー本体16が車幅方向に沿って延設されている。
【0028】
このカウルカバー本体16は、主に左カウルカバー本体18,及び右カウルカバー本体19とを有し、フロントウインドウパネル20前縁部形状に沿って車両上面視略円弧状を呈する様に樹脂製材料を用いて構成されている。
【0029】
このカウルカバー本体16の車幅方向略中央部には、車両前方に向けて傾斜する略凹状を呈するピボット装着凹部16a及び断面略ハット状の山部16bとが形成されている。これらのピボット装着凹部16a及び山部16bでは、分割線17によって、前記カウルカバー本体16が、前記左,右カウルカバー本体18,19に二分割されている。
【0030】
この分割線17は、主に前記山部16bに形成される前部17aを車幅方向略中央に設けると共に、この前部17aと連続して、車両前後方向から、後述する車両左のワイパーアーム21に沿って所定角度傾斜して形成される中央部17b及び、この中央部17bと連続して車両前後方向に沿って延設されて、フロントウインドウパネル20の前縁部と重複する後部17cとから主に形成されている。
【0031】
この分割線17部分では、図3及び図4に示すように、右カウルカバー本体19の対向端縁部に一段低く形成されて、左カウルカバー本体18の端縁部18bと重複される重複フランジ部19bが設けられている。
【0032】
そして、この重複フランジ部19bに設定された所定幅aによって、前記カウルカバー本体16の車幅方向の収縮代が構成されている。
【0033】
これらの左,右カウルカバー本体18,19には、メッシュ状開口部7,8が、前記ピボット装着凹部16aの車幅方向両側に位置して形成されている。また、これらの左,右カウルカバー本体18,19の両側縁部には、取付水平フランジ面部18a,19aが一体に形成されていて、裏面側から係止爪片9…が所定間隔をおいて突設形成されていて、前記カウルトップ部3に形成される係止孔10…と各々係合するように構成されている。
【0034】
このうち、右カウルカバー本体19には、左,右のワイパーアーム21,22のピボット軸部21a,22aが各々挿通される丸孔5,6が形成されていて、このピボット軸部21a,22aを回動中心として、これらの助手席,運転席側のワイパーアーム21,22に装着されたゴム製のワイパーブレード21b,22bを前記フロントウインドウパネル20に摺接させながら回動自在となるように各々配置されている。
【0035】
この左ワイパーアーム21は、停止位置に存在する状態(最も前記フロントフード後縁部15aに沿った状態)で、前記ピボット軸部21aから前記分割線17形成位置上に至るまで所定長さ延設される第1ワイパーアーム部材23と、この第1ワイパーアーム部材23の先端に、所定角度車両後上方に傾斜接続されて、前記分割線17の中央部17b及び後部17cを下方に位置させる第2ワイパーアーム部材24とから主に構成されていて、平面視略くの字状を呈している。
【0036】
また、前記前部17aは、前記カウルカバー本体16のうち、車両前側縁部近傍に位置して、前記エンジンフード15が閉塞された状態で、後縁部15aよりも車両前方位置に、車両前後方向に沿うように直線状に形成され、外部から見えないように構成されている。
【0037】
更に、前記後部17cは、図4に示すように、前記カウルカバー本体16のうち、車両後側縁部近傍に位置して、前記略中央部17bの後端から折曲して、折曲された位置から後方は、車両前後方向に沿うように直線状に形成されている。そして、これらの略中央部17bの後端及び後部17cを前記ワイパーアーム21が停止位置に存在する状態で、第2ワイパーアーム部材24の幅b内で、車両上面視内で収まることにより、車両前上方から見えないように構成されている。
【0038】
次に、この実施の形態1の作用について説明する。
【0039】
この実施の形態1の前記カウルカバー構造では、前記カウルカバー本体16のうち、車両右側のカウルカバー本体19及び左側のカウルカバー本体18が、前記カウルトップ部3の上に載置されて前記取付水平フランジ面部18a,19a裏面側から突設される前記係止爪片9…が、このカウルトップ部3の係止孔10…に各々係止される。
【0040】
前記各ワイパーアーム21,22は、前記ピボット軸部21a,22aを前記右側のカウルカバー本体19に形成された丸孔5,6に挿通することにより、車体側に接続されて、これらのカウルカバー本体18,19上方に位置する。
【0041】
このため、左,右のワイパーアーム21,22が、停止位置に存在する状態では、前記カウルカバー本体16の上方に位置して前記分割線17を覆うので、外部から視認しにくく、外観品質を良好なものとすることが出来る。
【0042】
また、左,右に分割されたカウルカバー本体18,19は、この分割線部分17の端縁部18bを重複フランジ部19bに重複させることにより、車幅方向の収縮代を設けることが出来るので、温度差による熱収縮を吸収させて、これらのカウルカバー本体18,19の左,右端に形成される間隙量を減少させることが出来る。このため、更に外観品質が良好である。
【0043】
また、前記助手席側のワイパーアーム21が、ピボット軸部21aから前記分割線17形成位置上に至るまで、前記エンジンフード15の後縁部15aに沿わせて配置されている。
【0044】
このため、ワイパーアーム21の長さ等の設定の自由度が増大し、助手席側のワイパーアーム21の前記ピボット軸部21aから第2ワイパーアーム24に装着されるワイパーブレード21b先端までの長さを、第1ワイパーアーム部材23によって延長された分に対応して通常の長さよりも長く設定出来ると共に、助手席側のワイパーアームの略くの字形状によって運転席側のワイパーブレード22b先端との干渉を回避できるため、運転席側のワイパーブレード22bを大型化出来、図2中、二点鎖線に示す通常のワイパ装置の払拭面積よりも、実線で示すように大きな払拭面積を得られる。
【0045】
また、前記フロントウインドウパネル20の上側隅部20a,20bに近接した位置まで、この実施の形態1のワイパ装置の各ワイパーブレード21b,22bによって払拭出来るように、払拭形状をこのフロントウインドウパネル20の形状に適合させることが出来る。
【0046】
そして、図1に示すように、前記カウルカバー本体16の車両前側縁部近傍の分割線17である前部17aが、二点鎖線で示す前記閉塞状態のエンジンフード15の後縁部15aによって隠れて外部から視認できない。
【0047】
このため、前記カウルカバー本体16の分割線17に沿った前部17a端縁を車両前後方向に沿わせるように形成し、前記分割された助手席側のカウルカバー本体18の車幅方向運転席側への突出量を減少させて大型化を更に、抑制することが出来る。また、この前部17a端縁は、車両前後方向に沿うように形成されて鋭角状に形成されていないので、一定の剛性を保持出来、捲れ等の変形が抑制される。
【0048】
更に、前記車両後側縁部近傍の分割線17の後部17cが、図4に示すように、前記ワイパーアーム21の停止位置では、このワイパーアーム21の第2ワイパーアーム部材24に隠れて外部から視認できない。
【0049】
このため、前記カウルカバー本体16の分割線17に沿った後部17c端縁を車両前後方向に沿わせるように形成し、前記分割されたカウルカバー本体16の車幅方向助手席側への突出量を減少させて大型化を更に、抑制することが出来る。また、この後部17c端縁は、車両前後方向に沿うように形成されて鋭角状に形成されていないので、一定の剛性を保持出来、捲れ等の変形が抑制される。
【0050】
以上、この発明の実施の形態1を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態1に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0051】
例えば、前記実施の形態1では、右カウルカバー本体19の対向端縁部が一段低く形成されて、左カウルカバー本体18の端縁部18bと重複される重複フランジ部19bが設けられているが、特にこれに限らず、例えば、左カウルカバー本体18の対向端縁部が一段低く形成されて、右カウルカバー本体19の端縁部と重複される重複フランジ部が設けられていても、前記ワイパーアーム21が、停止位置で前記カウルカバー本体16の上方に位置して前記分割線17を覆うものであるならばよい。
【0052】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1記載の発明によれば、前記車両後上方に傾斜して形成されるワイパーアームが、停止位置で前記カウルカバー本体の上方に位置して前記分割線を覆うので、外部から視認しにくく、外観品質を良好なものとすることが出来る。
【0053】
また、カウルカバー本体は、該分割線部分に収縮代を設けることが出来るので、温度差による熱収縮を吸収させて、該カウルカバー本体の左,右に形成される間隙量を減少させることが出来る。このため、更に外観品質が良好である。
【0054】
また、請求項2に記載されたものでは、前記ワイパーアームが、ピボット軸部から前記分割線形成位置上に至るまで、前記フロントフード後縁部に沿わせて配置されているので、該ワイパーアームの長さ等の設定の自由度が増大し、例えば、運転席側のワイパーブレードを大型化してワイパ装置の払拭面積及び払拭形状を増大させることが出来る。
【0055】
そして、請求項3に記載されたものでは、前記車両前側縁部近傍の分割線が、前記フロントフード後縁部によって隠れて外部から視認できない。
【0056】
このため、前記カウルカバー本体の分割線に沿った端縁を車両前後方向に沿わせるように形成し、前記分割されたカウルカバー本体の大型化を更に、抑制することが出来る。また、該端縁は、車両前後方向に沿うように形成されているので、捲れ等の変形が抑制される。
【0057】
更に、請求項4に記載されたものでは、前記車両後側縁部近傍の分割線が、前記ワイパーアームの停止位置で、該ワイパーアームに隠れて外部から視認できない。
【0058】
このため、前記カウルカバー本体の分割線に沿った端縁を車両前後方向に沿わせるように形成し、前記分割されたカウルカバー本体の大型化を更に、抑制することが出来る。また、該端縁は、車両前後方向に沿うように形成されているので、捲れ等の変形が抑制される、という実用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のカウルカバー構造で、要部の斜視図である。
【図2】実施の形態1のカウルカバー構造で、車両の斜視図である。
【図3】実施の形態1のカウルカバー構造で、前部端縁の拡大斜視図である。
【図4】実施の形態1のカウルカバー構造で、後部端縁の拡大斜視図である。
【図5】実施の形態1のカウルトップパネル取付構造で、図1中A−A線に沿った位置での断面図である。
【図6】実施の形態1のカウルトップパネル取付構造で、図1中B−B線に沿った位置での断面図である。
【図7】実施の形態1のカウルトップパネル取付構造で、図1中C−C線に沿った位置での断面図である。
【図8】従来例のカウルトップパネル取付構造で、要部の斜視図である。
【符号の説明】
14 車両
15 エンジンフード(フロントフード)
15a 後縁部
16 カウルカバー本体
17 分割線
端縁
17a 前部
17c 後部
18 (左)カウルカバー本体
19 (右)カウルカバー本体
21 (左)ワイパーアーム
22 (右)ワイパーアーム
21a,22a ピボット軸部

Claims (4)

  1. 車両のフロントフード後縁部に沿って車幅方向に沿って延設されるカウルカバー本体を有し、前記カウルカバー本体の上方には、車両後上方に傾斜してワイパーアームが配置されてなるカウルカバー構造であって、
    該カウルカバー本体には、該カウルカバー本体を車両左右に分割する分割線が設けられ、該分割線のうち、車両前後方向で、車両上面視において停止位置の前記ワイパーアームの前壁部よりも車両後方に配置されている部分が、該ワイパーアームの延設方向に沿わせて位置されて、かつ該ワイパーアームによって覆われていることを特徴とする特徴とするカウルカバー構造。
  2. 前記ワイパーアームは、ピボット軸部から前記分割線形成位置上に至るまで、前記フロントフード後縁部に沿わせて配置することを特徴とする請求項1記載のカウルカバー構造。
  3. 前記分割線のうち、車両前側縁部近傍では、前記フロントフード後縁部よりも前方で車両前後方向に沿わせるように形成していることを特徴とする請求項1又は2記載のカウルカバー構造。
  4. 前記分割線のうち、車両後側縁部近傍では、前記ワイパーアームの停止位置で、該ワイパーアーム上面視内に収まるように、車両前後方向に沿わせて形成していることを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか1項記載のカウルカバー構造。
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