JP5601018B2 - 車両のカウル部構造 - Google Patents
車両のカウル部構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5601018B2 JP5601018B2 JP2010113894A JP2010113894A JP5601018B2 JP 5601018 B2 JP5601018 B2 JP 5601018B2 JP 2010113894 A JP2010113894 A JP 2010113894A JP 2010113894 A JP2010113894 A JP 2010113894A JP 5601018 B2 JP5601018 B2 JP 5601018B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cowl
- vehicle
- vent cover
- water
- front windshield
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
外気を車室内に取り入れる通気孔を備えたカウルトップガーニッシュが、フロントウインドシールドの下端部とフロントフードの後端部との間に配置され、
前記カウルトップガーニッシュの車両後方側に吸気口が設けられている車両のカウル部構造に関する。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、カウルトップガーニッシュの通気孔を通過した水がカウルトップガーニッシュの車両後方側の吸気口に浸入することを確実に阻止することができる車両のカウル部構造を提供する点にある。
外気を車室内に取り入れる通気孔を備えたカウルトップガーニッシュが、フロントウインドシールドの下端部とフロントフードの後端部との間に配置され、
前記カウルトップガーニッシュの車両後方側に吸気口が設けられている車両のカウル部構造であって、
前記通気孔を通過した水が前記吸気口に浸入することを阻止するカウルベントカバーが設けられ、
前記カウルベントカバーは前記カウルトップガーニッシュに固定され、
前記カウルトップガーニッシュに対する前記カウルベントカバーの固定部は複数設けられ、
前記複数の固定部は水の浸入方向で互いに位置ずれした前記カウルベントカバーの取り付け面に形成されている点にある。(請求項1)
また、水の浸入方向に対して各固定部のカウルベントカバーの回転軸を各固定部ごとにずらすことができて、カウルベントカバーがカウルトップガーニッシュから外れにくくすることができる。(請求項1)
前記カウルベントカバーは車両後方側ほど上方に位置する後ろ上がり傾斜姿勢に設定されていると、縦断面における水の浸入方向とカウルベントカバーの交差角度を大きくすることができて、カウルベントカバーで水をより受け止めやすくすることができる。その結果、カウルトップガーニッシュの通気孔を通過した水が前記吸気口に浸入することをカウルベントカバーで確実に阻止することができる。(請求項2)
前記カウルトップガーニッシュに対する前記カウルベントカバーの固定部は、閉じ状態の前記フロントフードに覆われていると、前記固定部をフロントフードで覆い隠すことができて、外観品質を向上させることができる。(請求項3)
前記カウルベントカバーの前記フロントウインドシールド側の端部は、前記カウルトップガーニッシュの前記フロントウインドシールド側の端部の裏面から離間していると、カウルトップガーニッシュによる衝撃吸収効果を低減させにくくすることができる。これにより、歩行者保護性能の低下を抑制することができる。(請求項4)
前記カウルベントカバーの前記フロントウインドシールド側の端部に車両前方側に突出する水受けリブが車幅方向に沿って形成されていると、カウルベントカバーの本体部に当たって反射した水を水受けリブで受け止めることができ、前記水がカウルベントカバーのフロントウインドシールド側の端部から吸気口側に回り込んで浸入することを防止することができる。(請求項5)
前記カウルベントカバーの前記フロントウインドシールド側の端部は前記水受けリブの付け根側から車両後方側に延びていると、たとえ水が水受けリブを乗り越えた場合であっても、水をカウルベントカバーのフロントウインドシールド側の端部で受け止めることができ、吸気口への水の浸入を防止することができる。(請求項6)
前記カウルベントカバーの前記フロントウインドシールド側の端部は、カウルボックスの上壁を形成するカウルトップパネルの車両前方側の端部の上方に位置し、
前記カウルトップパネルの車両前方側の端部に水受け入れ凹部が形成され、
前記カウルベントカバーの前記フロントウインドシールド側の端部が水圧で撓むと、前記カウルベントカバーの前記フロントウインドシールド側の端部が前記水受け入れ凹部の車両前方側の開口周縁部に被さって、前記カウルベントカバーの前記フロントウインドシールド側の端部から水が前記水受け入れ凹部に案内されると、次の作用を奏することができる。(請求項7)
カウルトップガーニッシュの通気孔を通過した水がカウルトップガーニッシュの車両後方側の吸気口に浸入することを確実に阻止することができる車両のカウル部構造を提供することができた。
図1(a),図1(b)に示すように、車両後方側Rrほど上方に位置するフロントウインドシールド1の下端部1Kとフロントフード2の後端部2Kとの間の後ろ下側に車幅方向に長いカウルボックス3を配置して車両のカウル部構造を構成してある。
前記カウルボックス3は、ダッシュパネル(図示せず)から立ち上がるカウルアッパーパネル4と、カウルアッパーパネル4の上端部から車両前方側Frに延びるカウルトップパネル5と、カウルアッパーパネル4の下端部から車両前上方側に延びる艤装カウル6と、車両前方側Frの端部が艤装カウル6の車両前方側Frの端部にクリップ止めされ、車両後方側Rrの端部がフロントウインドシールド1の下端部1Kに係合するカウルトップガーニッシュ7とから成る。
図1(a),図1(b)〜図3(a),図3(b)に示すように、カウルトップガーニッシュ7はフロントウインドシールド1の下端部1Kとフロントフード2の後端部2Kとの間に配置され、縦断面において、車両前後方向に沿うフロントウインドシールド1側の上壁7Jと、この上壁7Jの車両前方側Frの端部に連なり、下側に凸の断面「く」の字状の凹部壁7Bと、前記凹部壁7Bの車両前方側Frの端部から後ろ下方に延びる傾斜壁7Lと、傾斜壁7Lの下端部から前下方に延びる縦壁7Mと、縦壁7Mの下端部から前下方に延びる下壁7Nとを備えている。
カウルベントカバー9は、カウルトップガーニッシュ7の通気孔7Hと通気孔7H周りの部分に対応して横に長い板状に樹脂材で成形され、車両後方側Rrほど上方に位置する後ろ上がり傾斜姿勢に設定されている。なお、カウルトップガーニッシュ7の通気孔7Hの大部分をカウルベントカバー9でふさぐ構成になるが、通気性能に問題は生じない。カウルベントカバー9の左端部9A側は、鉛直方向に対する傾斜角度の小さい前下がり傾斜姿勢に設定され、左端部以外の部分9Bは、縦断面においてフロントウインドシールド1にほぼ沿う傾斜角度の大きい前下がり傾斜姿勢に設定されている(図3(a),図3(b)参照)。カウルベントカバー9の左端部以外の部分9Bと左端部9Aとの間には側壁9Sが介在している。
(1) カウルトップガーニッシュ7の通気孔7Hを通過した水Wが前記吸気口8に浸入することをカウルベントカバー9で確実に阻止することができる。
2 フロントフード
3 カウルボックス
5 カウルトップパネル
7H 通気孔
7K カウルトップガーニッシュのフロントウインドシールド側の端部
7K1 カウルトップガーニッシュのフロントウインドシールド側の端部の裏面
7 カウルトップガーニッシュ
8 吸気口
9 カウルベントカバー
11 カウルベントカバーの固定部(係合孔)
9K カウルベントカバーのフロントウインドシールド側の端部
10M カウルベントカバーの取り付け面(座面部)
12 水受けリブ
13 水受け入れ凹部
13M 水受け入れ凹部の車両前方側の開口周縁部
Fr 車両前方側
Rr 車両後方側
W 水
Claims (7)
- 外気を車室内に取り入れる通気孔を備えたカウルトップガーニッシュが、フロントウインドシールドの下端部とフロントフードの後端部との間に配置され、
前記カウルトップガーニッシュの車両後方側に吸気口が設けられている車両のカウル部構造であって、
前記通気孔を通過した水が前記吸気口に浸入することを阻止するカウルベントカバーが設けられ、
前記カウルベントカバーは前記カウルトップガーニッシュに固定され、
前記カウルトップガーニッシュに対する前記カウルベントカバーの固定部は複数設けられ、
前記複数の固定部は水の浸入方向で互いに位置ずれした前記カウルベントカバーの取り付け面に形成されている車両のカウル部構造。 - 前記カウルベントカバーは車両後方側ほど上方に位置する後ろ上がり傾斜姿勢に設定されている請求項1記載の車両のカウル部構造。
- 前記カウルトップガーニッシュに対する前記カウルベントカバーの固定部は、閉じ状態の前記フロントフードに覆われている請求項1又は2記載の車両のカウル部構造。
- 前記カウルベントカバーの前記フロントウインドシールド側の端部は、前記カウルトップガーニッシュの前記フロントウインドシールド側の端部の裏面から離間している請求項1〜3のいずれか一つに記載の車両のカウル部構造。
- 前記カウルベントカバーの前記フロントウインドシールド側の端部に車両前方側に突出する水受けリブが車幅方向に沿って形成されている請求項1〜4のいずれか一つに記載の車両のカウル部構造。
- 前記カウルベントカバーの前記フロントウインドシールド側の端部は前記水受けリブの付け根側から車両後方側に延びている請求項5記載の車両のカウル部構造。
- 前記カウルベントカバーの前記フロントウインドシールド側の端部は、カウルボックスの上壁を形成するカウルトップパネルの車両前方側の端部の上方に位置し、
前記カウルトップパネルの車両前方側の端部に水受け入れ凹部が形成され、
前記カウルベントカバーの前記フロントウインドシールド側の端部が水圧で撓むと、前記カウルベントカバーの前記フロントウインドシールド側の端部が前記水受け入れ凹部の車両前方側の開口周縁部に被さって、前記カウルベントカバーの前記フロントウインドシールド側の端部から水が前記水受け入れ凹部に案内される請求項1〜6のいずれか一つに記載の車両のカウル部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010113894A JP5601018B2 (ja) | 2010-05-18 | 2010-05-18 | 車両のカウル部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010113894A JP5601018B2 (ja) | 2010-05-18 | 2010-05-18 | 車両のカウル部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011240797A JP2011240797A (ja) | 2011-12-01 |
JP5601018B2 true JP5601018B2 (ja) | 2014-10-08 |
Family
ID=45407896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010113894A Active JP5601018B2 (ja) | 2010-05-18 | 2010-05-18 | 車両のカウル部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5601018B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108466653A (zh) * | 2017-02-23 | 2018-08-31 | 福特环球技术公司 | 用于操作具有通风罩和雨盘的车辆的方法和系统 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6636720B2 (ja) * | 2015-05-18 | 2020-01-29 | トヨタ自動車株式会社 | カウル構造 |
JP6508180B2 (ja) * | 2016-12-07 | 2019-05-08 | スズキ株式会社 | 車体前部構造 |
JP6979260B2 (ja) * | 2017-10-30 | 2021-12-08 | ダイハツ工業株式会社 | 車両構造 |
US11465467B2 (en) | 2018-06-27 | 2022-10-11 | Nissan North America, Inc. | Apparatus and methods for inhibiting the ingestion of suds by the HVAC system of a vehicle |
US10777843B2 (en) | 2018-10-31 | 2020-09-15 | Nissan North America, Inc. | Regenerated lithium-ion cathode materials having modified surfaces |
CN113978205B (zh) * | 2021-11-08 | 2023-06-23 | 岚图汽车科技有限公司 | 一种通风盖板系统和汽车 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1378050A (en) * | 1971-11-17 | 1974-12-18 | Nissan Motor | Vehicle body and windshield wiper arrangement |
JPS5675273A (en) * | 1979-11-19 | 1981-06-22 | Nissan Motor Co Ltd | Cowl structure for car |
JPS5946778U (ja) * | 1982-09-22 | 1984-03-28 | スズキ株式会社 | 自動車における空気取入口のシ−ル装置 |
JPH0283171U (ja) * | 1988-12-19 | 1990-06-27 | ||
JP2007196787A (ja) * | 2006-01-25 | 2007-08-09 | Takata Corp | 歩行者用エアバッグ装置 |
-
2010
- 2010-05-18 JP JP2010113894A patent/JP5601018B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108466653A (zh) * | 2017-02-23 | 2018-08-31 | 福特环球技术公司 | 用于操作具有通风罩和雨盘的车辆的方法和系统 |
CN108466653B (zh) * | 2017-02-23 | 2022-07-29 | 福特环球技术公司 | 用于操作具有通风罩和雨盘的车辆的方法和系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011240797A (ja) | 2011-12-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5601018B2 (ja) | 車両のカウル部構造 | |
JP5203815B2 (ja) | 車両用カウルルーバの衝撃力吸収構造 | |
JP6202743B2 (ja) | カウルトップカバー | |
EP2824001B1 (en) | Air guide structure | |
JP6048389B2 (ja) | 自動車の前部構造 | |
JP3603633B2 (ja) | 自動車のアンダーカバー構造 | |
JP2009274622A (ja) | 車両用カウルトップ構造 | |
JP2007320465A (ja) | 自動車の前部構造 | |
JP5472699B2 (ja) | 車両のカウル部構造 | |
CN108016505B (zh) | 车体前部结构 | |
JP2016215714A (ja) | カウルルーバ | |
CN107826170B (zh) | 车辆前围部结构 | |
JP2006176070A (ja) | カウルルーバ | |
JP2010126068A (ja) | 自動車のカウル部構造 | |
JP6185775B2 (ja) | カウルトップカバー | |
JP5428434B2 (ja) | カウルトップガーニッシュのシール構造 | |
JP5064148B2 (ja) | 自動車のカウル構造 | |
KR20110023348A (ko) | 자동차용 카울그릴 | |
JP6312249B2 (ja) | カウルカバー装置 | |
JP6468477B2 (ja) | 車両のデッキガーニッシュ構造 | |
JP5237749B2 (ja) | 車両用カウルルーバの衝撃力吸収構造 | |
JP4354332B2 (ja) | 車両のカウルルーバ | |
JP7202056B2 (ja) | 車両構造 | |
JP6328687B2 (ja) | 車両のラジエーターサポートカバー | |
JP2008195149A (ja) | 自動車の前部構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130409 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140204 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140207 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140325 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140722 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140804 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5601018 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |