JP6615828B2 - 車体前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体前部構造に関するものである。
エンジンフードの回動中心となるフードヒンジをヒンジカバーによって隠す車体前部構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の車体前部構造においては、フロントウィンドウガラスの側端縁に取り付けられるウィンドウモールとヒンジカバーとが近くに配設される場合があるため、両者の干渉回避対策を行う場合がある。
従来の干渉回避対策としては、例えば、ヒンジカバーの後端を切り欠き、当該切り欠いた箇所にウィンドウモールの下端を上方から挿通する技術が知られている。
特開2010−274745号公報
当該従来技術では、ウィンドウモールの前方に間隙を有してヒンジカバーが配設され、ヒンジカバーとウィンドウモールとの間隙が上下方向に開口するので、ヒンジカバーを見下ろしたときに間隙が目立ちやすくなり、車体外観の見栄えが悪化するという問題がある。
本発明は、このような観点から創案されたものであり、車体外観の見栄えを向上させることができる車体前部構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、車体のパワーユニットルームを開閉可能に覆うフードと、前記フードに対して後方に離間して配置され、車室の前方を透過可能に覆うウィンドウガラスと、前記ウィンドウガラスの側端縁に取り付けられたウィンドウモールと、前記フードの回動中心になると共に、前記フードと前記ウィンドウガラスとの間に位置するフードヒンジと、前記フードヒンジを上方から覆うヒンジカバーと、を備える。前記ヒンジカバーは、前記ウィンドウモールの下端の下方に配設されており、前記ヒンジカバーを見下ろした状態で、前記ウィンドウモールの前部下端は、前記ヒンジカバーの後端側を覆い隠している。
本発明に係る車体前部構造によれば、車体外観の見栄えを向上させることができる。
本発明の実施形態に係る車体前部構造が適用された車両を左前方から見下ろした斜視図である。 カウルトップとヒンジカバーを連結し、フロントフェンダーとヒンジカバーを分離した状態を左前方から見上げた斜視図である。 ヒンジカバーの係止爪とその周辺を示す部分拡大側面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図4のV−V線断面図である。 ヒンジカバーを左前方から見上げた斜視図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図中において、「前後」は、前後方向、「左右」は、車幅方向(左右方向)、「上下」は、鉛直上下方向をそれぞれ示している。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る車体前部構造が適用された車両Vは、エンジンフード1と、フロントウィンドウガラス2と、ウィンドウモール3と、カウルトップ4と、フードヒンジ5と、ヒンジカバー6と、フロントフェンダー7と、サブウィンドウガラス8と、ガラスモール9とを主に備えている。車両Vは、本実施形態ではガソリン自動車である。なお、参照符号10は、フロントウィンドウガラス2を払拭するワイパブレードを示している。参照符号11は、フロントタイヤを示している。車両Vは、車両Vの車幅方向の中心を通って前後方向に沿って延在する図示しない中心線に対して略左右対称であるため、車両Vの左側のみを以下説明する。
エンジンフード1は、車体のパワーユニットルームPRを開閉可能に覆う金属製の部材である。エンジンフード1は、フード上板部1aと、フード側板部1bとを含んで構成されている。フード上板部1aは、パワーユニットルームPRの上方を覆う部位である。フード側板部1bは、フード上板部1aの車外端から下方へ延出しており、パワーユニットルームPRの側方の一部を覆う部位である。
フロントウィンドウガラス2は、車室PCの前方を透過可能に覆う部材である。フロントウィンドウガラス2は、エンジンフード1に対して後方に離間して配置されている。フロントウィンドウガラス2は、上方に向かうほど後方に位置するように傾斜している。
ウィンドウモール3は、フロントウィンドウガラス2の側端縁に取り付けられた樹脂製又はゴム製の部材である。ウィンドウモール3の下端3aは、ヒンジカバー6に対して上方に離間している。
カウルトップ4は、エンジンフード1とフロントウィンドウガラス2との間に配置され、車幅方向に延在する樹脂製の部材である。カウルトップ4は、エンジンフード1とフロントウィンドウガラス2との間に形成される隙間を上方から覆っている。カウルトップ4の車外端は、フード上板部1aの車外端及びフロントウィンドウガラス2の側端部よりも車幅方向内側に位置する。このため、車両Vには、エンジンフード1、フロントウィンドウガラス2、カウルトップ4及びフロントフェンダー7に囲まれた開口部12が形成されている。開口部12は、平面視で略三角形状(扇形状)を呈する。
フードヒンジ5は、エンジンフード1の回動中心になると共に、カウルトップ4よりも車外側においてエンジンフード1とフロントウィンドウガラス2との間に位置する金属製の部材である。フードヒンジ5は、ヒンジカバー6が取り付けられていない状態において、開口部12を通じて外部に露出する位置にある。図示は省略するが、フードヒンジ5は、エンジンフード1の後端側と車体の適所とに固定される。エンジンフード1は、フードヒンジ5を介して、車体に回動自在に取り付けられている。
ヒンジカバー6は、フードヒンジ5を上方から覆う樹脂製の部材である。ヒンジカバー6は、平面視で略三角形状(扇形状)を呈しており、開口部12の形状に適合する形状となっている。ヒンジカバー6は、開口部12を閉塞している。ヒンジカバー6は、カウルトップ4に連結されると共に、フロントフェンダー7に取り付けられている。この点については、後に詳しく説明する。
フロントフェンダー7は、フード側板部1bの下端から後端にかけて隣接し、上下方向及び前後方向に延在する金属製の部材である。フロントフェンダー7は、ヒンジカバー6、フロントウィンドウガラス2及びサブウィンドウガラス8の車外側に配置されている。フロントフェンダー7は、パワーユニットルームPRの側方の一部を覆うと共に、フロントタイヤ11の外周面の上半部を覆っている。
サブウィンドウガラス8は、ウィンドウモール3の後方に隣接し、車室PCの側方を覆う部材である。
ガラスモール9は、サブウィンドウガラス8の下端縁に取り付けられる樹脂製又はゴム製の部材である。
次に、図2乃至図4を参照して、フロントフェンダー7とヒンジカバー6の取付構造について詳しく説明する。
図2は、カウルトップ4とヒンジカバー6を連結し、フロントフェンダー7とヒンジカバー6を分離した状態を左前方から見上げた斜視図である。
図2に示すフロントフェンダー7は、フェンダー上板部7aと、フェンダー側板部7bと、フェンダー縦フランジ7cと、被取付部7dと、被係止部7eとを一体的に有する。なお、図2では、フェンダー側板部7bを一部破断して描いている。
フェンダー上板部7aは、前後方向及び車幅方向に延在している。
フェンダー側板部7bは、フェンダー上板部7aの車外端から下方へ延出している。
フェンダー縦フランジ7cは、フェンダー上板部7aの車内端から下方へ延出している。フェンダー縦フランジ7cの高さ寸法は、フェンダー側板部7bの高さ寸法よりも短く形成されている。
被取付部7dは、フェンダー縦フランジ7cの下端において前後方向の途中部から下方へ延出している。被取付部7dは、側面視で略逆台形状を呈する。
被係止部7eは、被取付部7dを車幅方向に貫通する貫通孔からなる。被係止部7eは、側面視で前後方向に長い矩形状を呈する。
ヒンジカバー6は、板状の部材である。ヒンジカバー6は、カバー部6aと、カバー縦フランジ6bと、取付部6cと、係止爪6dと、上下位置決めリブ6e,6eと、車幅位置決めリブ6f(図4、図5参照)とを一体的に有する。
カバー部6aは、フードヒンジ5(図1参照)を上方から覆う部位である。カバー部6aは、前後方向及び車幅方向に延在している。
カバー縦フランジ6bは、カバー部6aの車外端から下方へ延出している。
取付部6cは、フロントフェンダー7に取り付けられる部位である。取付部6cは、カバー縦フランジ6bの下端において後方部位から下方へ延出している。取付部6cは、側面視で略矩形状を呈する。取付部6cと被取付部7dは、車幅方向において互いに対向している。
係止爪6dは、取付部6cの車外側の側面に形成されており、被係止部7eに前後方向に差し込まれて係止される部位である。係止爪6dは、平面視で略L字形状を呈する。係止爪6dを平面視で略L字形状にすることによって、ヒンジカバー6はフロントフェンダー7に対して前後方向から取付可能に構成されている。係止爪6dは、係止基部61と、係止アーム部62とを有する。
図4に示すように、係止基部61は、取付部6cの車外側の側面から車外側へ延出している。係止基部61は、被係止部7e内を横断するように挿通されている。
係止アーム部62は、係止基部61の車外端から後方へ延出している。係止アーム部62は、取付部6cに対して車外側に離間している。係止アーム部62は、被係止部7eの後方の縁部に車外側から当接して係止されている。係止アーム部62の先端側(後端側)には、後方に向かうほど車外側に位置する係止ガイド部63が屈曲形成されている。係止ガイド部63は、被係止部7eへの係止アーム部62の円滑な差し込みをガイドする役割を果たす。
図3は、ヒンジカバー6の係止爪6dとその周辺を示す部分拡大側面図である。図3では、フロントフェンダー7を二点鎖線で描いている。
上下位置決めリブ6e,6eは、係止基部61の上端及び下端から上下方向に膨出形成されている。上下位置決めリブ6e,6eは、被係止部7eの内周面の上下両側に当接してフロントフェンダー7に対するヒンジカバー6の上下方向の位置決めを行う役割を果たす。
ここで、ヒンジカバー6、ウィンドウモール3及びガラスモール9の配置関係について説明する。ヒンジカバー6のカバー部6aは、ウィンドウモール3の下端3aの下方に間隙Gを有して配設されている。つまり、カバー部6aの後端側は、ウィンドウモール3の下端3aの下方に入り込んでいる。カバー部6aとウィンドウモール3との間隙Gは、上下方向と交差する方向(直交乃至略直交する方向)に開口している。ガラスモール9の前端9aは、ウィンドウモール3の下端3aとカバー部6aとの間に配設されている。
図5は、図4のV−V線断面図である。
図4及び図5に示すように、車幅位置決めリブ6fは、取付部6cの車外側の側面から車外側に膨出形成されている。車幅位置決めリブ6fと係止アーム部62は、車幅方向において隙間を空けて互いに対向している。車幅位置決めリブ6fは、被係止部7eの後方の縁部に車内側から当接している。車幅位置決めリブ6fと係止アーム部62との間には、被係止部7eの後方の縁部が挟持されている。車幅位置決めリブ6fは、係止アーム部62と協働してフロントフェンダー7に対するヒンジカバー6の車幅方向の位置決めを行う役割を果たす。図5に示す車幅位置決めリブ6fは、係止アーム部62の高さ寸法よりも短く形成されており、係止アーム部62の上下方向の中央部に対応する位置に配置されている。なお、車幅位置決めリブ6fは、係止アーム部62の高さ寸法と同等に形成されてもよいし、係止アーム部62の上下方向の一方側に片寄って配置されてもよい。
次に、図2及び図6を参照して、カウルトップ4とヒンジカバー6の連結構造について説明する。図6は、ヒンジカバー6を左前方から見上げた斜視図である。
図2に示すように、カウルトップ4とヒンジカバー6は、上方規制手段13と下方規制手段6iと回り止め部6gによって、互いに連結されている。なお、参照符号14(図2のドットハッチング参照)は、カウルトップ4とヒンジカバー6との間をシールすると共に、カウルトップ4とエンジンフード1(図1参照)との間をシールするフードシールを示している。
上方規制手段13は、カウルトップ4に対するヒンジカバー6の上方変位を規制する手段である。上方規制手段13は、カウルトップ4に形成された複数の規制孔13a,13aと、カバー部6aの下面から下方へ延出する複数の規制爪13b,13bとを有する。規制孔13aと規制爪13bの数は、特に制限されないが、本実施形態では前後方向に相互に離間して2つずつ形成されている。
規制孔13aは、カウルトップ4の車外側において、上下方向に貫通している。規制孔13aは、底面視で車幅方向に長い矩形状を呈する。前方に位置する規制孔13aの前後両側には、カウル補強リブ4a,4aが一つずつ形成されている。カウル補強リブ4aは、規制孔13a周辺の強度を高めるためのリブであって、前面視で三角形状を呈する。
規制爪13bは、側面視で略鉤状を呈する。規制爪13bは、規制孔13aに上方から差し込まれて係止されている。規制爪13bの下端には、規制孔13aの下方の縁部(カウルトップ4の下面)に当接可能な当接部13cが前後方向に膨出している。図6に示す後方に位置する規制爪13bの前面とカバー部6aの下面との間には、複数(本実施形態では2つ)のカバー補強リブ6h,6hが介設されている。カバー補強リブ6hは、規制爪13bの強度を高めるためのリブであって、側面視で三角形状を呈する。
下方規制手段6iは、カウルトップ4及びフードシール14に対するヒンジカバー6の下方変位を規制する手段である。下方規制手段6iは、カバー部6aの下面から下方へ延出しており、板状を呈する。下方規制手段6iは、前方規制リブ6jと、後方規制リブ6kと、連結部6mとを一体的に有する。前方規制リブ6j、後方規制リブ6k及び連結部6mは、上下方向及び前後方向に延在している。
前方規制リブ6jは、側面視で略逆台形状を呈する。前方規制リブ6jの下端は、平面状に形成されており、図2に示すフードシール14の上面に当接している。前方規制リブ6jの左右の両側面とカバー部6aの下面との間には、前方補強リブ6n,6nが1つずつ介設されている。前方補強リブ6nは、前方規制リブ6jに対して交差(実施形態では直交)している。前方補強リブ6nは、前方規制リブ6jの強度を高めるためのリブであって、前面視で略逆台形状を呈する。
後方規制リブ6kは、側面視で略逆台形状を呈する。後方規制リブ6kは、前方規制リブ6jに対して後方に離間している。後方規制リブ6kの下端は、前方規制リブ6jよりも下方に延出している。後方規制リブ6kの下端は、平面状に形成されており、図2に示すカウルトップ4の上面に当接している。後方規制リブ6kの左右の両側面とカバー部6aの下面との間には、後方補強リブ6o,6oが1つずつ介設されている(図6では1つのみ図示)。後方補強リブ6oは、後方規制リブ6kに対して交差(実施形態では直交)している。後方補強リブ6oは、後方規制リブ6kの強度を高めるためのリブであって、前面視で略逆台形状を呈する。
連結部6mは、前方規制リブ6jと後方規制リブ6kの上端同士を連結している。連結部6mは、側面視で前後方向に長い矩形状を呈する。なお、連結部6mを無くし、前方規制リブ6jと後方規制リブ6kとを分離してもよい。
図2に示すように、ヒンジカバー6は、カウルトップ4やフードシール14との相対的な回転を抑制する回り止め部6gを有する。回り止め部6gは、規制爪13bよりも前方においてカバー部6aの下面から下方へ延出している。回り止め部6gは、底面視で逆T字状を呈する。回り止め部6gは、カウルトップ4やフードシール14の縁部に当接して係止されている。なお、カウルトップ4は、底面視で円形状の連結孔4bを有する。フードシール14は、上下方向に延在する円柱状の突起部14aを有する。カウルトップ4とフードシール14は、突起部14aを連結孔4bに上方から挿嵌することによって、互いに連結されている。
本実施形態に係る車体前部構造が適用された車両Vは、基本的に以上のように構成されるものである。次に、その作用効果について説明する。
本実施形態によれば、図1に示すように、ウィンドウモール3の下端3aの下方にヒンジカバー6を配設する。これにより、ヒンジカバー6を見下ろしたときに車体外観の見栄えを向上させることができる。例えば、ヒンジカバー6にウィンドウモール3を挿通させる貫通孔や切り欠き等の挿通部を形成した場合に比べ外観が向上する。
本実施形態によれば、図2に示すように、フロントフェンダー7は、車幅方向に貫通する被係止部7eを有し、ヒンジカバー6は、被係止部7eに前後方向に差し込まれる平面視略L字形状の係止爪6dを有する。このため、ヒンジカバー6は、フロントフェンダー7に対して前後方向から取付可能となる。フロントフェンダー7に対してヒンジカバー6を前後方向から取り付けられる構成とすることによって、ウィンドウモール3の下方にヒンジカバー6を配設することができる。これにより、ヒンジカバー6とウィンドウモール3との間隙Gが上下方向と交差する方向に開口するので、ヒンジカバー6を見下ろしたときに間隙Gが目立たなくなり、車体外観の見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態によれば、図3に示すように、ヒンジカバー6は、ウィンドウモール3の下端3aの下方に間隙Gを有して配設されている。すなわち、本実施形態によれば、ヒンジカバー6をフロントフェンダー7基準で取り付けるので、ウィンドウモール3の下端3aとの間隙Gを確実に確保することができ、ひいては、ヒンジカバー6とウィンドウモール3との干渉を回避することができる。
また、本実施形態によれば、図3に示すように、ヒンジカバー6は、係止爪6dに形成され被係止部7eに当接してフロントフェンダー7に対する上下方向の位置決めを行う上下位置決めリブ6eを有する。このため、簡単な構成でヒンジカバー6を前後方向から取付け可能でかつヒンジカバー6の上下方向の位置決めを行うことができる。これにより、ウィンドウモール3の下端3aとの間隙Gやフロントフェンダー7との組付精度を確保し、車体外観の見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態によれば、図3に示すように、ウィンドウモール3に隣接し車室PCの側方を覆うサブウィンドウガラス8と、サブウィンドウガラス8の下端縁に取り付けられるガラスモール9とを備え、ガラスモール9の前端9aは、ウィンドウモール3の下端3aとヒンジカバー6との間に配設されている。このため、ウィンドウモール3の下端3aとヒンジカバー6との間隙Gを確実に確保することができ、ひいては、ヒンジカバー6とウィンドウモール3との干渉を回避することができる。
また、本実施形態によれば、図2に示すように、エンジンフード1(図1参照)とフロントウィンドウガラス2との間に配置されるカウルトップ4と、カウルトップ4に対するヒンジカバー6の上方変位を規制する上方規制手段13とを備える。このため、カウルトップ4に対するヒンジカバー6の上方変位を規制し、ウィンドウモール3の下端3aとヒンジカバー6との間隙Gを確実に確保することができ、ひいては、ヒンジカバー6とウィンドウモール3との干渉を回避することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本実施形態では、車両Vがガソリン自動車である場合を例示したが、電気自動車等に本発明を適用してもよい。
本実施形態では、ウィンドウモール3の下端3aの下方に間隙Gを有してヒンジカバー6を配設したが、ウィンドウモール3の下端3aにヒンジカバー6を当接させて配設してもよい。このようにすると、ヒンジカバー6を見下ろしたときに、ウィンドウモール3の下端3aとヒンジカバー6との境界線(見切り線)が目立たなくなり、車体外観の見栄えを向上させることができる。
本実施形態では、ウィンドウモール3の下端3aとヒンジカバー6との間にガラスモール9の前端9aを配設したが、両者の間に配設しなくてもよい。
本実施形態では、係止基部61の上端及び下端に上下位置決めリブ6e,6eを形成したが、係止基部61の上端及び下端のいずれか一方のみに上下位置決めリブ6eを形成し、係止基部61の上端及び下端のいずれか他方を被係止部7eの内周面に直に当接してもよい。このようにしても、フロントフェンダー7に対するヒンジカバー6の上下方向の位置決めを行うことができる。
V 車両(車体前部構造)
ER パワーユニットルーム
PC 車室
1 エンジンフード
2 フロントウィンドウガラス
3 ウィンドウモール
3a 下端
4 カウルトップ
5 フードヒンジ
6 ヒンジカバー
6d 係止爪
6e 上下位置決めリブ
7 フロントフェンダー
7e 被係止部
8 サブウィンドウガラス
9 ガラスモール
9a 前端
13 上方規制手段
G 間隙

Claims (5)

  1. 車体のパワーユニットルームを開閉可能に覆うフードと、
    前記フードに対して後方に離間して配置され、車室の前方を透過可能に覆うウィンドウガラスと、
    前記ウィンドウガラスの側端縁に取り付けられたウィンドウモールと、
    前記フードの回動中心になると共に、前記フードと前記ウィンドウガラスとの間に位置するフードヒンジと、
    前記フードヒンジを上方から覆うヒンジカバーと、を備え、
    前記ヒンジカバーは、前記ウィンドウモールの下端の下方に配設されており、
    前記ヒンジカバーを見下ろした状態で、前記ウィンドウモールの前部下端は、前記ヒンジカバーの後端側を覆い隠している
    ことを特徴とする車体前部構造。
  2. 車体のパワーユニットルームを開閉可能に覆うフードと、
    前記フードに対して後方に離間して配置され、車室の前方を透過可能に覆うウィンドウガラスと、
    前記ウィンドウガラスの側端縁に取り付けられたウィンドウモールと、
    前記フードの回動中心になると共に、前記フードと前記ウィンドウガラスとの間に位置するフードヒンジと、
    前記フードヒンジを上方から覆うヒンジカバーと、を備え、
    前記ヒンジカバーは、前記ウィンドウモールの下端の下方に配設され、
    前記ヒンジカバーの車外側に配置されたフェンダーを備え、
    前記ヒンジカバーは、前記フェンダーに対して前後方向から取付可能な係止形状を有することを特徴とする車体前部構造。
  3. 前記フェンダーは、車幅方向に貫通する被係止部を有し、
    前記ヒンジカバーは、前記被係止部に前後方向に差し込まれる平面視略L字形状の係止爪と、前記係止爪に形成され、前記被係止部に当接して前記フェンダーに対する上下方向の位置決めを行う位置決めリブと、を有することを特徴とする請求項2に記載の車体前部構造。
  4. 車体のパワーユニットルームを開閉可能に覆うフードと、
    前記フードに対して後方に離間して配置され、車室の前方を透過可能に覆うウィンドウガラスと、
    前記ウィンドウガラスの側端縁に取り付けられたウィンドウモールと、
    前記フードの回動中心になると共に、前記フードと前記ウィンドウガラスとの間に位置するフードヒンジと、
    前記フードヒンジを上方から覆うヒンジカバーと、を備え、
    前記ヒンジカバーは、前記ウィンドウモールの下端の下方に配設され、
    前記ウィンドウモールに隣接し、車室の側方を覆うサブウィンドウガラスと、
    前記サブウィンドウガラスの下端縁に取り付けられるガラスモールと、を備え、
    前記ガラスモールの前端は、前記ウィンドウモールの下端と前記ヒンジカバーとの間に配設されていることを特徴とする車体前部構造。
  5. 前記フードと前記ウィンドウガラスとの間に配置されるカウルトップと、
    前記カウルトップに対する前記ヒンジカバーの上方変位を規制する規制手段と、を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の車体前部構造。
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