JP2010235092A - 自動車のドア - Google Patents

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Kaoru Hayashibara
馨 林原
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Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Auto Works Ltd
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Abstract

【課題】簡単な構成で、位置バラツキが少ないバックドアガラスの位置決め構造を備えた、自動車のドアを提供する。
【解決手段】窓開口を有するアウタパネル4を備え、ドアガラス5が、窓開口を形成するアウタパネル4の縁部に重なるよう窓開口の外側に取り付けられている自動車のドア1において、アウタパネル4を樹脂で構成し、縁部にドアガラス5側へ突出した位置決めリブ4aを一体に備えて成り、位置決めリブ4aはドアガラス取り付け状態においてドアガラス5に接する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ドア閉時の振動を吸収するスペーサーを備えた自動車のドアに関するものである。
従来、自動車のバックドアは図4,図5に示すように構成されている。図4において、自動車のバックドア100は、自動車102の車体後部に設けられた開口部に対して、ヒンジ部(図示せず)により外側上方向に開放し得るように揺動可能に支持されている。ここで、図5(a),(b)に示すように、バックドア100は、それぞれ鋼板からプレス成形されたインナパネル100a及びアウタパネル100bから構成されている。インナパネル100a及びアウタパネル100bの開口には、バックドアガラス101が嵌め込まれている。
バックドアガラス101は、アウタパネル100bに対してスペーサー103を介して取り付けられ、ウレタン接着剤104で接着されている。このような構成によれば、バックドアガラス101がアウタパネル100bを介して車体側に接触しているため、アイドリング時などにおけるバックドアガラス101の共振が抑制され、いわゆるNV性能が向上する。また、バックドア100の強閉時に、バックドアガラス101とアウタパネル100bとの間にスペーサー103が介在することにより、バックドアガラス101及びアウタパネル100bが保護される。
バックドアガラス101をアウタパネル100bに取り付ける際は、まず、両面テープによりスペーサー103をバックドアガラス101の所定箇所に貼り付け、次いでウレタン接着剤104をこのスペーサー103に沿って塗布した後、バックドアガラス101をアウタパネル100bに取り付ける。
特開2003−127667号公報 特開平07−228139号公報
上述の作業のうち、スペーサー103をバックドアガラス101に取り付ける作業は、一般には人手により行われている。そのため、取り付け位置にバラツキが生じることがある。
図5(a)中、寸法aは、アウタパネル100bの開口端縁とスペーサー103におけるバックドアガラス101内側の縁との距離であり、図5(a)においてはこの寸法aは0、すなわちアウタパネル100bの開口端縁とスペーサー103におけるバックドアガラス101内側の縁とが重なっている。また、寸法bはスペーサー103におけるバックドアガラス101外側の縁とウレタン接着剤104の中心との距離である。寸法cは、スペーサー103の幅である。
寸法aについては、図6(a)に示すようにスペーサー103がアウタパネル100bの開口端縁から少し離れている状態、すなわち寸法aが小さい状態か、図5(a)に示すように寸法aがほぼ0の状態が好ましいが、図6(b)に示すように寸法aがマイナス、すなわちスペーサー103がアウタパネル100bの開口端縁よりバックドアガラス101の内側に少しオフセットしているような状態では、スペーサー103がアウタパネル100bに対し部分的に接する状態となり、スペーサー103の効果が限定的となったり、スペーサー103がバックドアガラス101に対し斜めになったりして、いわゆるスペーサー103が転んでしまうという状態が起こり得る。
一方、寸法bについては、これが小さくなると、ウレタン接着剤の塗布ノズルがスペーサー103に干渉してしまう場合がある。
本発明は以上の点に鑑み、位置バラツキが少ないバックドアガラスの位置決め構造を備えた、自動車のドアを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、窓開口を有するアウタパネルを備え、ドアガラスが窓開口を形成するアウタパネルの縁部に重なるよう窓開口の外側に取り付けられている自動車のドアにおいて、上記アウタパネルは、樹脂で構成されていて、縁部にドアガラス側へ突出した位置決めリブを一体に備え、位置決めリブは、ドアガラス取り付け状態においてドアガラスに接することを特徴とする。
上記位置決めリブは、アウタパネルの窓開口の上側縁部に車幅方向に沿って設けられ、車幅方向中央部分においては、先端がドアガラスの車両内側の面に当接する程度に突出量が大きく、車幅方向中央部分以外の部分においては先端がドアガラスの車両内側の面に当接しない程度に突出量が小さいものでもよい。
上記位置決めリブは、車幅方向中央部分において、ドアガラスの車両内側の面に対し凸出するようにアールを有して形成されてもよい。
上記構成によれば、別体のスペーサーを使用することなく、アウタパネルとドアガラスとの間に空間を設けることができる。これにより、スペーサーを廃止することができると共にスペーサーの貼り付け作業が廃止できるから、部品コスト及び工数コストを削減することができ、また、貼り付けのバラツキによる不具合も発生しないため、基準の位置精度が向上する。
また、位置決めリブの車幅方向中央部分以外の部分が、位置決めリブのドアガラスの車両内側面に当接しない程度にドアガラス側に突出することにより、プライマと呼ばれる地塗り塗料が垂れることを防ぐことができ、見栄え及び組み付け性能が向上する。
位置決めリブがアールを有して形成されている場合には、アウタパネルがドアガラスを弾力的に点で支持することが可能となるから、異音を減少することができると共に、NV性能が向上する。
本発明を適用した自動車のバックドアの一実施形態の構成を示す斜視図である。 (a)は図1の自動車のバックドアにおけるA−A断面図、(b)は図1の自動車のバックドアにおけるC−C断面図である。 (a)は図1の自動車のバックドアにおけるB−B断面図、(b)は図1の自動車のバックドアにおける別の実施形態のB−B断面図である。 従来のバックドアの構成を示す斜視図である。 (a)は図4の自動車のバックドアにおけるA−A断面図、(b)は図4の自動車のバックドアにおけるB−B断面図である。 (a)及び(b)は、図4のA−A線に沿った従来のバックドアにおける他の構成例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明を適用した自動車のバックドアの一実施形態の構成を示している。図1に示すように、自動車のバックドア1は、自動車2の車体後部に設けられた開口部に対してヒンジ部により外側上方向に開放し得るように揺動可能に支持され、図2に示すように、樹脂製のインナパネル3及びアウタパネル4から構成されている。インナパネル3及びアウタパネル4は窓開口を有し、この窓開口にはバックドアガラス5が被着され、この窓開口の内縁にはバックドアガーニッシュ6が設けられている。
アウタパネル4は一部でバックドアガラス5と重なっており、アウタパネル4の外側にバックドアガラス5が設置される。アウタパネル4の窓開口のうち上側縁部の下端には、車幅方向に平行に、位置決めリブ4aが形成されている。位置決めリブ4aは、アウタパネル4と一体成形され、バックドアガラス5の方向に突出している。
位置決めリブ4aは、図3(a)に示すように、アウタパネル4の窓開口のうち上側縁部のほぼ車幅方向全長にわたって設けられている。この位置決めリブ4aは、車幅方向中央部分41においては、図2(a)に示すように位置決めリブ4aの突出量が大きく、先端がバックドアガラス5の車両内側の面に当接している。一方、車幅方向中央部分以外の両脇部分42においては、図2(b)に示すように位置決めリブ4aの突出量が小さく、先端がバックドアガラス5の車両内側の面に当接していない。詳細には、位置決めリブ4aの先端はバックドアガラス5の車両内側の面から図2(b)における寸法e分だけ離れている。
位置決めリブ4aの両脇部分42は、このように、バックドアガラス5の車両内側面に当接しない程度にバックドアガラス5側に突出することにより、プライマと呼ばれる地塗り塗料が垂れることを防ぐことができ、見栄え及び組み付け性能が向上する。
バックドアガラス5は、車両内側の面に塗布したウレタン接着剤7によってアウタパネル4に接着されている。ウレタン接着剤7は、バックドアガラス5の縁部と位置決めリブ4aとの間に塗布されている。
本実施形態の自動車のバックドア1は、以上のように、アウタパネル4と一体成形され、バックドアガラス5の方向に突出した位置決めリブ4aをアウタパネル4の窓開口のうち上側縁部の下端に設けたことにより、別体のスペーサーを使用することなく、アウタパネル4とバックドアガラス5との間に空間を設けることができる。これにより、スペーサーを廃止することができると共にスペーサーの貼り付け作業が廃止できるから、部品コスト及び工数コストを削減することができ、また、貼り付けのバラツキによる不具合も発生しないため、基準の位置精度が向上する。
さらに、位置決めリブ4aは従来のスペーサーに比べて、アウタパネルへの接着面積が不要となる分、厚み、すなわち図2(a)における寸法cを小さくすることができる。また、従来のスペーサーに比べて、貼り付けのバラツキによる不具合も発生しないため、ウレタン接着剤7の中心とアウタパネル4の開口部端との距離、すなわち図2(a)における寸法dを小さくすることができる。これにより、バックドアガラス5の縁部に設けられるセラミック部分の幅を小さくすることができ、見栄え及び後方視認性が向上する。
さらに、別の実施形態として、位置決めリブ4aの先端部は、図3(b)に示すようにバックドアガラスの車両内側の面に対し突出するようにアールを有し、湾曲して形成されていてもよい。このようにすることで、アウタパネル4がバックドアガラス5を弾力的に点で支持することが可能となるから、異音を減少することができると共に、NV性能が向上する。
本発明の実施形態による自動車のバックドア10は以上のように構成されており、以下のように車体に組み付けられ調整される。
まず、バックドアガラス5の取り付け時は、バックドアガラス5の車両内側の面上においてバックドアガラス5の縁部と位置決めリブ4aとの間に、バックドアガラス5の縁部に沿ってウレタン接着剤7を塗布する。その後、バックドアガラス5をアウタパネル4の開口部に嵌め合わせることで取り付ける。
本発明は、上記実施の形態に限定されることなく特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれる。
上述した実施形態においては、本発明を自動車のバックドアに適用した場合について説明したが、これに限らず、他のドア、運転席及び助手席のいわゆるフロントドアあるいは後席のためのスライドドアを含むドア等にも本発明を適用することが可能である。
以上述べたように、本発明によれば、簡単な構成により組み付け性能、建付け精度を向上することができる、極めて優れた自動車のドアが提供される。
1 バックドア
2 自動車
3 インナパネル
4 アウタパネル
4a リブ
5 バックドアガラス
6 バックドアガーニッシュ
7 ウレタン接着剤
41 車幅方向中央部分
42 両脇部分

Claims (3)

  1. 窓開口を有するアウタパネルを備え、ドアガラスが、当該窓開口を形成する上記アウタパネルの縁部に重なるよう上記窓開口の外側に取り付けられている、自動車のドアにおいて、
    上記アウタパネルは、樹脂で構成されていて、上記縁部に上記ドアガラス側へ突出した位置決めリブを一体に備え、
    上記位置決めリブは、ドアガラスの取り付け状態において該ドアガラスに接することを特徴とする、自動車のドア。
  2. 前記位置決めリブは、前記アウタパネルの窓開口の上側縁部に車幅方向に沿って設けられ、車幅方向中央部分においては先端がドアガラスの車両内側の面に当接する程度に突出量が大きく、車幅方向中央部分以外の部分においては先端がドアガラスの車両内側の面に当接しない程度に突出量が小さいことを特徴とする、請求項1に記載の自動車のドア。
  3. 前記位置決めリブは、車幅方向中央部分において、ドアガラスの車両内側の面に対し突出するようにアールを有して形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の自動車のドア。
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