JP7238538B2 - 車両用空力部材および車両 - Google Patents

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Description

本開示は、車両用空力部材および車両に関する。
従来、車両における空力性能を向上させるため、車両の開口部を開閉する開閉体に空力部材(例えば、スポイラ等)を設けた構成が知られている。例えば、特許文献1には、空力部材(デフレクタ)を開閉体の本体部およびガラス部材の両方に固定配置した構成が開示されている。
特開2016-215680号公報
しかしながら、空力部材をガラス部材に固定する構成だと、ガラス部材の形状バラツキや、ガラス部材の変形に起因して、空力部材を安定して固定できず、ひいては空力部材による空力性能が安定しなくなるおそれがある。そのため、空力部材とガラス部材とが干渉しないように、空力部材を配置することが考えられる。しかし、このようにすると、空力部材とガラス部材との境界が視認されやすくなるので、車両用開閉体の美観を損なうおそれがある。
本開示の目的は、空力性能を安定させつつ、美観が損なわれることを抑制することが可能な車両用空力部材および車両を提供することである。
本開示に係る車両用空力部材は、
車体の開口部を開閉する本体部と、前記本体部に設けられるガラス部材と、を有する車両用開閉体に設けられる、車両用空力部材であって、
前記ガラス部材の縁に沿って配置される辺を有する第1部分と、前記第1部分の前記辺と前記ガラス部材の前記縁との境界を覆って配置される面を有する第2部分と、を有する空力部材本体と、
前記空力部材本体に設けられ、前記本体部に固定される被固定部と、
を備え
前記本体部は、前記ガラス部材の外枠の少なくとも一部を構成する枠部と、前記枠部から前記ガラス部材の裏面に沿って延出する延出部と、を有し、
前記空力部材本体は、
前記本体部の前記枠部に固定されており、
前記延出部と当接する位置決め部を有する
本開示に係る車両は、
前記開口部を有する車体と、
前記開口部を開閉する車両用開閉体と、
前記車両用開閉体に設けられる上記の車両用空力部材と、
を備える。
本開示によれば、空力性能を安定させつつ、美観が損なわれることを抑制することができる。
本開示の実施の形態に係る空力部材を備える車両の後部斜視図である。 開閉体における空力部材部分の拡大図である。 空力部材の分解斜視図である。 第1部材を裏側から見た斜視図である。 図2における空力部材部分を左右方向に沿う線で切った断面図である。 第2部材を裏側から見た斜視図である。
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本開示の実施の形態に係る空力部材100を備える車両1の後部斜視図である。
図1に示すように、車両1は、車体10と、車体10の後部に設けられる車両用開閉体の一例としての開閉体20とを備える。車体10の後面側には開口部10Aが形成されている。開閉体20は、開口部10Aを開閉可能に構成されるバックドアであり、車体10の開口部10Aの上縁に回動可能に支持されている。開閉体20は、ガラス部材21と、本体部22と、車両用空力部材の一例としての空力部材100とを有する。
ガラス部材21は、略四角形状に構成されており、開閉体20を構成する本体部22の上半分の部分に固定されている。また、ガラス部材21の上縁と、上縁の左右方向の両端部に接続される一対の側縁と、の接続部分付近には、空力部材100がそれぞれ設けられている。
図2は、開閉体20における空力部材100部分の拡大図である。図3は、空力部材100の分解斜視図である。図2および図3における方向は、左斜め下側を「左」、右斜め上側を「右」、左斜め上側を「上」、右斜め下側を「下」とした、開閉体20が開口部10Aを閉塞したときにおける方向を示している。
なお、左右の空力部材100付近の構造は、左右対称となっているので、以下の説明では、左側の空力部材100付近のみ説明することとし、右側の空力部材100付近の構造については説明を省略する。
図2に示すように、本体部22は、枠部23と、延出部24とを有する。
枠部23は、ガラス部材21の上縁21Aの外枠を構成しており、当該上縁21Aが延びる方向である左右方向(所定方向)に延びている。枠部23は、第1部23Aと、第2部23Bとを有する。
第1部23Aは、本体部22の上縁を構成する部分であり、ガラス部材21の上方に配置されている。第2部23Bは、第1部23Aの下端部から、ガラス部材21の表面から裏面に向かう方向に延びており、ガラス部材21の上縁21Aと対向している。なお、ガラス部材21の表面は、開閉体20が閉塞されているときに、車両1の外側を向く面であり、ガラス部材21の裏面は、開閉体20が閉塞されているときに、車両1の内側を向く面である。
延出部24は、第2部23Bにおける、第1部23Aとは反対側の端部から、ガラス部材21の裏面に沿って延出する。延出部24は、ガラス部材21における左右方向の側端部部分に対応する位置にのみ設けられており、ガラス部材21の裏面に対向して配置される。ガラス部材21は、例えば、延出部24に接着剤等によって固定配置される。
空力部材100は、車両1の空力性能を向上させる、例えばスポイラであり、第1部材110と、第2部材120とを有する。第1部分110は、本開示の「第1部分」に対応する。第2部分120は、本開示の「第2部分」に対応する。また、第1部分110および第2部分120は、本開示の「空力部材本体」に対応する。
図3に示すように、第1部材110は、ガラス部材21の縁、具体的には、ガラス部材21の上縁21Aと、側縁21Bとの接続部分21Cに沿って設けられる。第1部材110は、底壁111と、第1側壁112と、第2側壁113とを有する。
底壁111は、第1辺A1と、第2辺A2と、第3辺A3とで構成される三角形状に形成されている。第1辺A1は、左右方向に延びる辺であり、枠部23に平行に配置される。第2辺A2は、第1辺A1の左右方向の外側(図3における左側)の端から、下方向に延びる辺であり、枠部23に対して垂直に配置される。第3辺A3は、第1辺A1の左右方向の内側の端(図3における右端)と、第2辺A2の枠部23とは反対側の端(図3における下端)とを結ぶ辺である。
また、本実施の形態におけるガラス部材21は、上縁21Aの両端部の角部分を切り欠いた構成となっており、接続部分21Cは、枠部23の左右方向の端部側(図3における左側)に向かうにつれ、枠部23から離れるように傾斜している。底壁111は、第3辺A3の全体が、当該接続部分21Cと対向して接続部分21Cに沿うように、間隔をあけて配置される。
底壁111は、段差状に形成されており、第1面部111Aと、第2面部111Bとを有する。第1面部111Aは、第1辺A1の左右方向の内側の端から、第1辺A1の左右方向の中央部よりやや外側の位置まで延びている。第1面部111Aには、第1クリップ取付部114が配置されている。
第2面部111Bは、第1面部111Aよりも突出している(図5も参照)。第2面部111Bは、第1辺A1における第1面部111Aの外側の端(図3における左端)から、第1辺A1の左右方向の外側の端、つまり、第2辺A2まで延びている。
第2面部111Bと第1面部111Aとの境界A4は、第2辺A2に平行であり、上述の本体部22の延出部24の外側端(図3における左端)に対応して配置される。図4に示すように、第2面部111Bの裏側には、位置決め部111Cが設けられている。
位置決め部111Cは、第2面部111Bと第1面部111Aとの境界部分において、第2面部111Bから突出しており、第2辺A2の延びる方向における両端部に1つずつ設けられている。
図5に示すように、位置決め部111Cが、本体部22の延出部24の外側端(図5における左端)に当接することで、第1部材110の本体部22に対する位置決めを行うことができる。
また、図4および図5に示すように、第1面部111Aの裏側には、両面テープ131,132が設けられる。この両面テープ131,132によって、第1面部111Aが延出部24上に貼り付けられる。
また、第1面部111Aにおける第1クリップ取付部114に対応する位置には、穴111Dが形成されている。この穴111Dが形成されることにより、第1クリップ取付部114と、後述する第2クリップ取付部128とを止めるクリップの先端を逃がすことが可能となる。なお、穴111Dは、第1部材110に設けられていなくても良い。
図3に示すように、第1側壁112は、底壁111の第2辺A2から立ち上がる側壁である。第1側壁112における上下方向の両端部には、被係合部112A,112Bが設けられている。第1側壁112の先端面には、板状突出部112Cが設けられている。
被係合部112Aは、第1側壁112の下端部に設けられている。被係合部112Bは、第1側壁112の上端部に設けられている。
板状突出部112Cは、第1側壁112の先端面の内側半分の部分において、当該先端面から突出しており(図5も参照)、かつ、第1側壁112の上下方向における略全体にわたって設けられている。
第2側壁113は、底壁111の第1辺A1から立ち上がる側壁である。第2側壁113の上述の第1クリップ取付部114よりも左右方向の内側(図3における右側)には、被係合部113Aが設けられている。
また、第2側壁113の被係合部113Aよりも左右方向の内側には、ネジ130が挿通される穴113Bが形成されている。また、枠部23の穴113Bに対応する位置には、図示しないネジ穴が形成されている。ネジ130を穴113Bに挿通して、当該ネジ穴にねじ込むことで、第1部材110が本体部22に固定される。穴113Bは、本開示の「被固定部」に対応する。
第2部材120は、第1部材110に支持されることで第1部材110を被覆する部材であり、被覆壁121と、第1被覆側壁122と、第2被覆側壁123と、第3被覆側壁124とを有する。
被覆壁121は、第1被覆辺B1と、第2被覆辺B2と、第3被覆辺B3とで構成される、第1部材110の底壁111と略同様の三角形状に形成されている。
第1被覆辺B1は、底壁111の第1辺A1に対応する辺であり、左右方向に延びている。第1被覆辺B1は、第1辺A1よりも、左右方向の内側(図3における右側)に突出した位置まで延びている。つまり、第1被覆辺B1の長さは、第1辺A1の長さよりも長くなっている。
第2被覆辺B2は、底壁111の第2辺A2に対応する辺であり、第2辺A2よりも下方に突出した位置まで延びている。つまり、第2被覆辺B2の長さは、第2辺A2の長さよりも長くなっている。
第3被覆辺B3は、第1被覆辺B1の内側端(図3における右端)と、第2被覆辺B2の下端とを結ぶ辺である。第1被覆辺B1が、第1辺A1よりも長く、かつ、第2被覆辺B2が、第2辺A2よりも長いことから、第3被覆辺B3は、底壁111の第3辺A3と、ガラス部材21との境界を跨いだ位置に配置される。つまり、図2に示すように、被覆壁121は、第1部材110の第3辺A3とガラス部材21の縁との境界(図2における、ガラス部材21の接続部分21C)を覆って配置される面を有する。
図3に示すように、第1被覆側壁122は、第2被覆辺B2から第1部材110側に延出する壁であり、短壁122Aと長壁122Bとを有する。
短壁122Aは、第1部材110の第1側壁112に対応する位置の壁である。図5および図6に示すように、短壁122Aの先端面には、溝122Cが形成されている。溝122Cは、第2部材120を第1部材110上に配置した際、第1側壁112の板状突出部112Cに対応する位置において、板状突出部112Cと係合可能に形成されている。
これにより、第2部材120を第1部材110上に配置した際に、溝122Cと板状突出部112Cとが係合するようになっている。その結果、第1部材110における第2部材120の位置合わせをしやすくすることができる。
長壁122Bは、短壁122Aよりも延出量が大きい壁であり、短壁122Aに対して枠部23とは反対側に位置する。長壁122Bは、第2部材120を第1部材110上に配置した際、第1側壁112が、長壁122Bと短壁122Aとで形成された段差部分に嵌まり込むことにより、第1部材110の内部を、第1被覆側壁122により被覆することができる(図2も参照)。
第2被覆側壁123は、第3被覆辺B3から第1部材110側に延出する壁である。第2被覆側壁123は、第2被覆辺B2と第3被覆辺B3との接続部分において、第1被覆側壁122とつながっている。
第2被覆側壁123は、第1被覆側壁122の長壁122Bの長さ以上となるように、形成されている。これにより、第1部材110の底壁111における側壁が形成されていない第3辺A3側を、第2被覆側壁123で被覆することができる。
そして、図2および図5に示すように、長壁122Bおよび第2被覆側壁123と、ガラス部材21との間には間隔が形成されている。すなわち、第1部材110は、第2部材120におけるガラス部材21と対面する部分(長壁122Bおよび第2被覆側壁123)と、ガラス部材21との間に間隔が形成されるように、第2部材120を支持する。
このように、第2部材120が配置されることにより、第2部材120の固定点を、ガラス部材21上に設けることなく、第1部材110とガラス部材21との境界を第2部材120により被覆することができる。
また、図5に示すように、長壁122Bおよび第2被覆側壁123の先端面には、緩衝部材133が設けられていても良い。緩衝部材133を設けることにより、第2部材120におけるガラス部材21と対面する部分が、振動等により、ガラス部材21と衝突した際の衝撃力を緩和することができる。
図6に示すように、第3被覆側壁124は、第1被覆辺B1から第1部材110側に延出する壁である。第3被覆側壁124は、第1被覆辺B1と第2被覆辺B2との接続部分において、第1被覆側壁122の短壁122Aとつながっており、第1被覆辺B1と第3被覆辺B3との接続部分において、第2被覆側壁123とつながっている。
第3被覆側壁124は、先端部が、第2側壁113の高さ位置となるな長さになるように形成されている。第3被覆側壁124は、第1部材110上に第2部材120が配置されることで、第1部材110の第2側壁113上に載せられる。これにより、第1被覆辺B1側から第1部材110を被覆することができる。
また、被覆壁121の裏側には、係合爪125,126,127と、第2クリップ取付部128とが設けられている。
係合爪125は、上述の被係合部112Aに対応する位置に配置され(図3における二点鎖線C1参照)、被係合部112Aと係合可能に構成されている。
係合爪126は、上述の被係合部112Bに対応する位置に配置され(図3における二点鎖線C2参照)、被係合部112Bと係合可能に構成されている。
係合爪127は、上述の被係合部113Aに対応する位置に配置され(図3における二点鎖線C3参照)、被係合部113Aと係合可能に構成されている。
第2クリップ取付部128は、上述の第1クリップ取付部114に対応する位置に配置されている(図5参照)。第2クリップ取付部128には、図示しない孔が形成されており、第1クリップ取付部114とともに、図示しないクリップと取り付け可能に構成されている。
次に、ガラス部材21、本体部22および空力部材100の組み付け方法について説明する。
まず、図3に示すように、第1部材110を本体部22に固定する。この際、第1部材110の位置決め部111Cを、本体部22の延出部24の外側端に当接することで、本体部22に対する第1部材110の位置決めを行った上で、第1部材110を本体部22の枠部23にネジ止めする。
次に、ガラス部材21を、本体部22の延出部24に接着させる。この際、ガラス部材21の縁を、第1部材110の底壁111に沿うように配置する。
ガラス部材21を本体部22に接着させた後、第1部材110に第2部材120を固定する。具体的には、第2部材120の第1被覆側壁122を、第1部材110の第1側壁112に嵌め込みつつ、各係合爪125,126,127を対応する被係合部112A,112B,113Aと係合させつつ、各クリップ取付部114,128をクリップにより止める。これにより、ガラス部材21、本体部22および空力部材100を開閉体20に組み付けることができる。
以上のように構成された本実施の形態によれば、空力部材100が、ガラス部材21と固定点を有さないように本体部22に固定される。具体的には、第1部材110が、第2部材120におけるガラス部材21と対面する部分と、ガラス部材21との間に間隔が形成されるように、第2部材120を支持する。その結果、ガラス部材21上に第2部材120の固定点を設けることなく、空力部材100を配置することができる。
ここで、空力部材100をガラス部材21に固定する構成だと、ガラス部材21の形状バラツキや、ガラス部材21の変形に起因して、空力部材100を安定して固定することができず、ひいては空力性能が安定しなくなるおそれがある。
しかし、本実施の形態では、ガラス部材21上に空力部材100(第2部材120)の固定点を設けることなく、空力部材100を本体部22に固定する。その結果、ガラス部材21の形状バラツキや、ガラス部材21の変形があっても、空力部材100による空力性能を安定させることができる。
また、空力部材100のスペースとガラス部材21のスペースとが完全に分けられた構成だと、空力部材100とガラス部材21との境界が視認されやすい。具体的には、ガラス部材21を裏側(車両1の内側)から観た際、境界をはっきりと視認することが可能であるので、開閉体20の美観を損なうおそれがある。
しかし、本実施の形態では、第2部材120が第1部材110とガラス部材21との境界を覆う。その結果、ガラス部材21を裏側(車両1の内側)から見た際、第2部材120が被さることにより、当該境界を目立たなくすることができるので、開閉体20の美観が損なわれることを抑制することができる。
すなわち、本実施の形態では、空力部材100による空力性能を安定させつつ、開閉体20の美観が損なわれることを抑制することができる。
また、第2部材120が第1部材110に支持されているので、第2部材120を本体部22に固定する構成と比較して、第2部材120を容易に第1部材110に組付けることができる。
また、第1部材110と第2部材120とが別体であるので、第1部材110とガラス部材21との位置関係を考慮した上で、ガラス部材21と空力部材100とを開閉体20に組付けることができる。その結果、空力部材100とガラス部材21とを正確に開閉体20に組付けることができる。
また、第1部材110が本体部22に固定されるので、予め第1部材110を固定した上で、ガラス部材21を配置することにより、ガラス部材21の本体部22における位置を正確に定めやすくすることができる。
なお、上記実施の形態では、第1部材110と第2部材120とが別体であったが、本開示はこれに限定されず、第1部材(第1部分)と第2部材(第2部分)とが一体に構成されていても良い。
また、上記実施の形態では、第2部材120が第1部材110に支持されていたが、本開示はこれに限定されず、第2部材120が第1部材110に支持されていなくても良い。また、この場合、第2部材120は、本体部22に固定すると良い。
また、上記実施の形態では、空力部材100が緩衝部材133を有する構成であったが、本開示はこれに限定されず、緩衝部材133を有さなくても良い。
また、上記実施の形態では、第2部材120が、ガラス部材21と対面する部分と、ガラス部材21との間に間隔が形成されるように配置されていたが、本開示はこれに限定されない。例えば、第2部材120の固定点がガラス部材21にない限り、当該間隔が形成されていなくても良い。
また、上記実施の形態では、空力部材100が略三角形状に構成されていたが、本開示はこれに限定されず、第1部材110に沿わせるガラス部材21の形状や、本体部22の構造に合わせた形状であっても良い。
また、上記実施の形態では、空力部材100が本体部22の枠部23に固定されていたが、本開示はこれに限定されず、枠部23以外の部分に固定されていても良い。
また、上記実施の形態では、空力部材100が位置決め部111Cを有していたが、本開示はこれに限定されず、位置決め部111Cを有していなくても良い。
その他、上記実施の形態は、何れも本開示を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本開示はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本開示の車両用空力部材は、空力性能を安定させつつ、美観が損なわれることを抑制することが可能な車両用空力部材および車両として有用である。
1 車両
10 車体
10A 開口部
20 開閉体
21 ガラス部材
21A 上縁
21B 側縁
21C 接続部分
22 本体部
23 枠部
23A 第1部
23B 第2部
24 延出部
100 空力部材
110 第1部材
111 底壁
111A 第1面部
111B 第2面部
111C 位置決め部
111D 穴
112 第1側壁
112A 被係合部
112B 被係合部
112C 板状突出部
113 第2側壁
113A 被係合部
113B 穴
114 第1クリップ取付部
120 第2部材
121 被覆壁
122 第1被覆側壁
122A 短壁
122B 長壁
123 第2被覆側壁
124 第3被覆側壁
125 係合爪
126 係合爪
127 係合爪
128 第2クリップ取付部
130 ネジ
131 両面テープ
132 両面テープ
A1 第1辺
A2 第2辺
A3 第3辺
B1 第1被覆辺
B2 第2被覆辺
B3 第3被覆辺

Claims (8)

  1. 車体の開口部を開閉する本体部と、前記本体部に設けられるガラス部材と、を有する車両用開閉体に設けられる、車両用空力部材であって、
    前記ガラス部材の縁に沿って配置される辺を有する第1部分と、前記第1部分の前記辺と前記ガラス部材の前記縁との境界を覆って配置される面を有する第2部分と、を有する空力部材本体と、
    前記空力部材本体に設けられ、前記本体部に固定される被固定部と、
    を備え
    前記本体部は、前記ガラス部材の外枠の少なくとも一部を構成する枠部と、前記枠部から前記ガラス部材の裏面に沿って延出する延出部と、を有し、
    前記空力部材本体は、
    前記本体部の前記枠部に固定されており、
    前記延出部と当接する位置決め部を有する、
    車両用空力部材。
  2. 前記第2部分は、前記第1部分とは別体である、
    請求項1に記載の車両用空力部材。
  3. 前記第2部分は、前記第1部分に支持されている、
    請求項2に記載の車両用空力部材。
  4. 前記第1部分は、前記本体部に固定されている、
    請求項2または請求項3に記載の車両用空力部材。
  5. 前記第2部分は、前記ガラス部材と対面する部分全体と、前記ガラス部材との間に間隔が形成されるように配置される、
    請求項1~4の何れか1項に記載の車両用空力部材。
  6. 前記空力部材本体は、前記第2部分の、前記ガラス部材と対面する部分に配置される緩衝部材を有する、
    請求項5に記載の車両用空力部材。
  7. 前記ガラス部材は、所定方向に延びる上縁と、前記上縁の前記所定方向の端部に接続される側縁とを有し、
    前記第1部分は、前記上縁と前記側縁との接続部分に沿って設けられる、
    請求項1~6の何れか1項に記載の車両用空力部材。
  8. 前記開口部を有する車体と、
    前記開口部を開閉する車両用開閉体と、
    前記車両用開閉体に設けられる請求項1~の何れか1項に記載の車両用空力部材と、
    を備える車両。
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