JP2001030955A - カウルルーバの取付け構造 - Google Patents
カウルルーバの取付け構造Info
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Abstract
属部品無しで建付け精度を確保して行う。 【解決手段】 合成樹脂製のカウルルーバ2のルーバ後
端部の裏面における車幅方向へ間隔を置いた複数個所
に、前述の裏面から車両の後方へ向けて延びることによ
り、ルーバ後端部とでフロントガラス1の下端部を弾接
状態で挟持するクリップ部10を一体に形成する。ガラ
ス下端部の下方に位置するボデーパネルであるカウルア
ウタ6に、クリップ部10を係合させる係合穴6bを形
成する。
Description
下端部にカウルルーバの後端部を固定するためのカウル
ルーバの取付け構造に関するものである。
ては、カウルルーバの後端部に形成した係合溝を有する
クリップ部でフロントガラスの下端部を挟持する構造の
外に、ガラス面に沿った方向の組付け位置のバラツキを
抑制するために、図5に示すように、カウルルーバ2の
後端部がフロントガラス1の下端部に固定されると共
に、裏面に形成した係合溝2cにクリップ9を装着する
ことにより、カウルインナ5に接合されたカウルアウタ
6のフロントガラス1に沿った棚部6aに係合させる構
造も周知である。
カウルルーバ2の後端部がフロントガラスに固定される
と共にカウルアウタにも固定されるためにフロントガラ
スに沿う方向の建付け精度が向上するが、部品点数が増
加することになる。
品無しで建付け精度を確保してフロントガラスに固定さ
れ得るカウルルーバの取付け構造を提供することを目的
とする。
成するために、請求項1により、後端部をフロントガラ
スのガラス下端部に固定するためのカウルルーバの取付
け構造において、合成樹脂製のカウルルーバのルーバ後
端部の裏面における車幅方向へ間隔を置いた複数個所
に、裏面から車両の後方へ向けて延びることにより、ル
ーバ後端部とでガラス下端部を弾接状態で挟持するクリ
ップ部を一体に形成し、ガラス下端部の下方に位置する
ボデーパネルに、クリップ部を係合させる係合穴を形成
したことを特徴とする。
ウルルーバに一体に形成されたクリップ部とでガラス下
端部を弾接状態で挟持することにより、確実にガラス下
端部に固定されると共に、クリップ部がボデーパネルの
係合穴に係合してフロントガラスに沿う方向に位置決め
される。
の形態の一例によるカウルルーバの取付け構造を説明す
る。合成樹脂製のカウルルーバ2は、周知のように、フ
ィン2aを備えると共に、フード4の後端位置で下方へ
曲げられた先端面2dがカウルフロント3にクリップ3
aで固定されている。
には、その後端縁よりも僅かに先方寄りにルーバ後端部
2bとでフロントガラス1のガラス下端部1aを挟持す
るクリップ部10が一体に形成されている。このクリッ
プ部は下方へ向けて車幅方向に沿った面状の下降部11
が形成され、次いで山形のクリップ上面12が後方へ向
けて延長して形成され、その後端部で裏側に前方へ折返
されてクリップ下面13が形成されている。このクリッ
プ下面には、ボデーパネルとして棚部6aから下方へ曲
って正面を向いたカウルアウタ6の係合穴6bの下側縁
部に係止される係止溝13aが形成されている。この係
止溝はクリップ上面12の山形の頂部12aよりも後方
へ位置している。クリップ上面12はルーバ後端部2b
とでガラス下端部1aに係合するガラス係合溝14を形
成すると共に、頂部12aがガラス下端部1aの裏面に
弾接するようになっている。
ように、車幅方向の両端部及び中間位置の3個所に形成
されると共に、これらのクリップ部間にはガラス下端部
1aを単に挟持するガラス係合溝18aを有するクリッ
プ18(図3参照)が形成されている。
ーバ2は、その後端部でクリップ部10のガラス係合溝
14がガラス下端部1aに係合することにより、クリッ
プ18とでフロントガラス1に固定される。クリップ部
10の曲げ弾性を呈するクリップ上面12の頂部12a
により、ガラス下端部1aへの係合が確実、かつ強力に
行われる。同時にクリップ10がカウルアウタ6の係合
穴6bに係合すると共に、その下側縁部に係止溝13a
が係止されることにより、クリップ部10はカウルアウ
タ6に確実に固定され、したがって頂部12aによるガ
ラス下端部1aの強力な挟持に加えて、フロントガラス
1に沿う方向の位置決めが行われることにより、走行時
に相互の摩擦或はガタに起因する異音が発生することも
なくなる。同様に曲げ弾性を呈するクリップ下面13に
より、クリップ部10が係合穴6bの位置誤差を吸収し
てカウルアウタ6に確実に固定される。
示す。即ち、カウルルーバ2の後端部2bの裏面には、
その後端縁よりも僅かに先方寄りにルーバ後端部2bと
でフロントガラス1のガラス下端部1aを挟持するクリ
ップ部20が一体に形成されている。このクリップ部
は、下方へ向けて前後方向に沿った垂直面状の下降部2
1が形成され、次いで上縁が山形のクリップ中間面22
が後方へ向けて延長してプレート状に形成され、その後
端部で前方へ両側の爪部23を折返すことにより形成さ
れている。この爪部には、カウルアウタ6の係合穴6b
の車幅方向両側の側縁部に係止される係止溝23aが形
成されている。クリップ中間面22はルーバ後端部2b
とでガラス下端部1aに係合するガラス係合溝24を形
成すると共に、クリップ中間面22の上縁の頂部22a
がガラス下端部1aの裏面に弾接するようになってい
る。
後端部がフロントガラス及びボデーパネルに追加部品無
しで固定され、したがってカウルルーバ後端部のガラス
面に沿う方向の建付け精度が向上し、またフロントガラ
スとの係合領域を短くすることもでき、相互摩擦による
異音発生が防止される。請求項2の発明によれば、車幅
方向に沿った面状の山形のクリップ上面の頂部によりガ
ラス下端部を確実に弾接状態で挟持することが可能とな
り、また係止溝の係止によりクリップ部の係合穴への係
合が確実に行われ、さらに弾性を呈するクリップ下面に
より係合穴の位置誤差を吸収した確実な係合が可能とな
る。請求項3の発明によれば、前後方向に沿った面状の
山形のクリップ中間面の頂部によりガラス下端部を確実
に弾接状態で挟持することが可能となり、また係止溝の
係止によりクリップ部の係合穴への係合が確実に行わ
れ、さらに弾性を呈する爪により係合穴の位置誤差を吸
収した確実な係合が可能となる。
け構造の断面図である。
斜視図である。
造を説明する断面図である。
造を示すもので、同図Aはそのクリップ部の斜視図、同
図Bは係合状態の断面図、同図Cは同図AのAーA図断
面図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 後端部をフロントガラスのガラス下端部
に固定するためのカウルルーバの取付け構造において、 合成樹脂製のカウルルーバのルーバ後端部の裏面におけ
る車幅方向へ間隔を置いた複数個所に、前記裏面から車
両の後方へ向けて延びることにより、前記ルーバ後端部
とでガラス下端部を弾接状態で挟持するクリップ部を一
体に形成し、 前記ガラス下端部の下方に位置するボデーパネルに、前
記クリップ部を係合させる係合穴を形成したことを特徴
とするカウルルーバの取付け構造。 - 【請求項2】 クリップ部が、ルーバ後端部の裏面から
下方へ向かい、かつ車幅方向に沿った面状の下降部と、
その下端から途中にガラス下端部に弾接する山形を形成
して後方へ向かい、かつ上下に曲げ弾性を呈するクリッ
プ上面と、その後端部で折返されて曲げ弾性を呈するク
リップ下面とを備えると共に、このクリップ下面におけ
る前記山形の頂部よりも後方領域に、正面を向いた係合
穴の下側縁部に係止される係止溝が形成されたことを特
徴とする請求項1記載のカウルルーバの取付け構造。 - 【請求項3】 クリップ部が、ルーバ後端部の裏面から
下方へ向い、かつ車両前後方向に沿った面状の下降部
と、その下端から途中の上縁にガラス下端部に弾接する
山形を形成して後方へ向かい、かつ上下に曲げ弾性を呈
するクリップ中間面と、その後端部で折返されて曲げ弾
性を呈する車幅方向に両側の爪部とを備えると共に、こ
の爪部に、正面を向いた係合穴の両側の側縁部に係止さ
れる係止溝が形成されたことを特徴とする請求項1記載
のカウルルーバの取付け構造。
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- 1999-07-16 JP JP20296099A patent/JP3919388B2/ja not_active Expired - Fee Related
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