JP3319579B2 - エスカッションの取付構造 - Google Patents

エスカッションの取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用ドアト
リム,リヤサイドトリム等のアームレスト上面開口に設
置されるエスカッションの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、自動車室内には、各種内装部品が
装着されており、乗員の保護を図るとともに、車室内の
意匠性を高めている。図11はドアパネルに内装される
自動車用ドアトリム1を示すもので、この自動車用ドア
トリム1は、トリムアッパー2とトリムロア3との上下
二分割体から構成されており、ドアトリム1のほぼ中央
部分、すなわち、トリムロア3の上方部分に車室内側に
膨出するアームレスト4が設置され、図12に示すよう
に、アームレスト4の上面にパワーウインドウスイッチ
等のエスカッション5が取り付けられている。
【0003】このエスカッション5の取付構造の従来例
を図13、図14を基に説明すると、アームレスト4の
上面にエスカッション5を取り付けるための開口4aが
開設されており、図13に示すように、エスカッション
5のフロント側裏面に係止爪5aが形成される一方、リ
ヤ側裏面には鉄クリップ5bが装着されている。
【0004】そして、開口4aのフロント側縁部に係止
爪5aを係止させた状態でリヤ側の鉄クリップ5bを開
口4aのリヤ側縁部に係着させることにより、アームレ
スト4の開口4a内にエスカッション5を嵌込み固定し
ている。
【0005】更に、エスカッション5の内奥縁部裏面に
は図14に示すように爪5cが突設形成されており、ト
リムロア3のフランジ6に係着することにより、スイッ
チフィニッシャー5の内奥側縁部をトリムロア3に確実
に固定するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のエ
スカッション5の取付構造においては、特にエスカッシ
ョン5の内奥側縁部とドアトリム1との間の接合関係に
おいて、エスカッション5の係止爪5cの爪方向がパネ
ル側に向いて、トリムロア3のフランジ6と係着してい
るため、例えば、トリムアッパー2をパネル側に押圧す
るか、あるいはエスカッション5を室内側に引き込んだ
場合、エスカッション5の内奥側縁部とトリムアッパー
2表面との間にスキ(図14中Aで示す)が生じ、見栄
えの低下を招くとともに、極端な場合には係止爪5cが
フランジ6から外れ、エスカッション5の確実な取り付
けが得られないという問題点があった。
【0007】この傾向は、プルハンドルを備えたエスカ
ッション5の場合には、ドアを閉める際、エスカッショ
ン5に内側に向く過度の力が加わるため更に著しくな
る。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、ドアトリム等のアームレストの上面開口に
取り付けられるエスカッションの取付構造において、ト
リムをパネル側に押圧したり、あるいはエスカッション
がトリム本体と分離する方向に外力が加わっても、エス
カッションの内奥側縁部とトリム本体との間にスキが発
生せず、また、エスカッションの係合が外れることがな
いエスカッションの取付構造を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、トリムアッパーとトリムロ
アとの上下二分割体から構成され、上記トリムロアにア
ームレストが室内側に膨出形成され、このアームレスト
の上面に開設した開口内にエスカッションを嵌込み固定
するエスカッションの取付構造において、前記エスカッ
ションの内奥側縁部裏面に係止爪及び突起がそれぞれ長
手方向に沿って間隔を配して形成されるとともに、トリ
ムロアの開口縁部の内奥側フランジはトリムアッパーの
表面と接合固定され、かつこの内奥側フランジ室内側
に向く凹部が形成されてなり、内奥側フランジに係止爪
を係止し、凹部内に突起を挿入して、内奥側フランジを
表面及び裏面側から挟み付けることにより、トリムアッ
パー側にエスカッションの内奥側縁部を保持し、トリム
アッパーとエスカッションの内奥側縁部との間にスキが
発生しないようにしたことを特徴とする。
【0010】ここで、エスカッションを取り付けるトリ
ム部品としては、上下二分割され、かつトリムロアにア
ームレストが室内側に膨出形成され、このアームレスト
上面にエスカッションを取り付ける構造のものであれ
ば、ドアトリム,リヤコーナートリム等、特に用途は限
定しないが、エスカッションに外力が加わりやすいドア
トリムに特に好適である。
【0011】一方、エスカッションは、パワーウインド
ウスイッチやロックスイッチ等のスイッチ機構を内部に
内蔵し、各種スイッチの摘みを室内側に臨ませるように
複数の開口が形成されており、所望ならばエスカッショ
ンにプルハンドル等を一体化しても、また、プルハンド
ル単体でも良い。
【0012】そして、このエスカッションは前後方向に
長い形状を備えているため、フロント側の裏面に係止爪
を形成し、リヤ側裏面にクリップを装着しておき、開口
のフロント側縁部に係止爪を係止した後、リヤ側のクリ
ップを開口のリヤ側縁部に係着することにより、アーム
レストの上面開口に嵌込み固定される。
【0013】更に、このエスカッションの内奥側縁部に
沿って、複数箇所に係止爪が形成され、この係止爪は、
開口の内奥縁部に沿うトリムロアのフランジに係着され
る。
【0014】また、エスカッションの内奥側縁部に沿っ
て、トリム本体側、すなわちトリムアッパーとの接合手
段が設けられている。すなわち、エスカッションの内奥
側縁部の裏面に突起が形成される一方、トリムアッパー
の下縁と固着しているトリムロアのフランジに室内側に
向く凹部を設けることにより、フランジとトリムアッパ
ーとの間に隙間を形成し、この隙間内に突起を挿入する
ことによりエスカッションをトリムアッパー側に保持す
る構成とした。
【0015】次に、請求項記2記載の発明は、トリム本
体の表面所定箇所にアームレストが装着されるととも
に、このアームレストの上面に設けた開口内にエスカッ
ションを嵌込み固定するエスカッションの取付構造にお
いて、前記エスカッションの内奥側縁部裏面に係止爪及
び突起がそれぞれ長手方向に沿って間隔を配して形成さ
れるとともに、アームレストの開口縁部の内奥側フラン
ジは、トリム本体表面に固定され、かつこの内奥側フラ
ンジに室内側に向く凹部が形成されてなり、内奥側フラ
ンジに係止爪を係止し、凹部内に突起を挿入して、内奥
側フランジを表面及び裏面側から挟み付けることによ
り、ドアトリム本体側にエスカッションの内奥側縁部を
保持したことを特徴とする。
【0016】ここで、アームレストはトリム本体と別体
に形成され、トリム本体の表面所定箇所に積上げ式に固
定され、この場合もエスカッションをトリム本体で保持
できるように、エスカッションの内奥側縁部の裏面に突
起が形成され、この突起を挿入できる隙間をトリム本体
とアームレストのフランジとの間に形成すれば良い。
【0017】更に、請求項3記載の発明は、前記エスカ
ッションに形成される突起の先端部分には内側に向く抜
止め爪が形成されていることを特徴とする。
【0018】以上の構成から明らかなように、アームレ
ストの上面開口に嵌込み固定されるエスカッションの内
奥側縁部にはその裏面に突起が形成されており、開口の
内奥縁部の内奥側フランジとトリム本体との間に上記突
起を挿入するための隙間が形成され、トリム本体でエス
カッションの内奥側縁部を保持するという構成であるた
め、例えば、エスカッションの上方部分のトリム本体側
をパネル側に押圧するか、あるいはエスカッションを室
内側に引き寄せた場合、エスカッションは突起を介して
トリム本体側と接合しているため、トリム本体とエスカ
ッションとは追随動作し、両者間にスキが発生すること
がなく、また、エスカッションの係止爪がアームレスト
の開口縁部から外れたりすることがない。
【0019】更に、突起に内方に向く抜止め爪を形成し
ておけば、エスカッションの内奥縁部が上方に浮き上が
ることがなく、上下方向の位置規制が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るエスカッショ
ンの取付構造の実施形態について、添付図面を参照しな
がら詳細に説明する。
【0021】図1乃至図8は本発明に係るエスカッショ
ンの取付構造を上下二分割タイプの自動車用ドアトリム
に適用した実施形態を示すもので、図1は同自動車用ド
アトリムの正面図、図2は同自動車用ドアトリムの構成
を示す断面図、図3はエスカッションとトリムロアとを
示す分解斜視図、図4はエスカッションの構成を示す側
面図、図5はエスカッションの取付構造を示す説明図、
図6乃至図8はエスカッションの取付構造を示す要部断
面図である。
【0022】また、図9,図10は本発明に係るエスカ
ッションの取付構造の別態様を示すもので、図9は要部
を示す断面図、図10は別体のアームレストを設置する
実施態様に適用した実施形態を示す断面図である。
【0023】まず、図1乃至図8に基づいて、本発明の
第1実施形態について説明する。
【0024】図1において、自動車用ドアトリム10は
トリムアッパー20とトリムロア30との上下二分割体
から構成されており、ドアトリム10の表面ほぼ中央
部、すなわちトリムロア30の上側部分に室内側に向く
アームレスト31が膨出形成されており、このアームレ
スト31の上面に開口32が開設され、この開口32内
にパワーウインドウスイッチ機構を内部に内蔵し、スイ
ッチの操作部分を室内側に露出させるための開口を設け
たエスカッション40が嵌込み固定されている。また、
トリムロア30はPP樹脂の射出成形体から構成されて
おり、上部側にアームレスト31が膨出形成されるとと
もに、ドアポケット33、スピーカグリル34が一体形
成されている。
【0025】更に詳しくは、図2に示すように、トリム
アッパー20は、樹脂芯材21と表皮材22との積層構
造体から構成されており、樹脂芯材21としてはタルク
を混入したPP樹脂をモールドプレス成形することによ
り所望の曲面形状に成形され、樹脂芯材21のモールド
プレス成形時、表皮材22としてクロス裏面にポリウレ
タンフォームを裏打ちした積層シート材料からなる表皮
材22が一体化されているが、樹脂芯材21として木粉
を混入したPP樹脂板を使用し、クロス裏面に発泡層を
裏打ちした表皮材22をコールドプレス成形により一体
化してトリムアッパー20を成形しても良い。
【0026】そして、トリムアッパー20とトリムロア
30との接合は、トリムロア30の上縁に沿ってその裏
面側に超音波用ペグ35が突設形成されており、これと
対応するようにトリムアッパー20には取付孔23が開
設され、取付孔23内に超音波用ペグ35を挿通させた
後、超音波用ペグ35の先端部分を超音波カシメするこ
とによりトリムアッパー20とトリムロア30とが強固
に接合される。
【0027】ところで、本発明の特徴は、アームレスト
31の上面開口32内に嵌込み固定されるエスカッショ
ン40の取付構造に係り、このエスカッション40の構
成並びにその取付構造について図3乃至図5を基に説明
すると、このエスカッション40はABS樹脂の射出成
形体から構成されており、図示はしないが内部にパワー
ウインドウスイッチが内蔵され、スイッチ摘みを外部に
露出させるための複数の開口41が開設されているとと
もに、エスカッション40の車室内側に向く手前側縁部
には下方に向けて折曲されたフランジ42が形成されて
いる。
【0028】また、アームレスト31の上面に開設され
た開口32内にエスカッション40を嵌込み固定するた
めに、エスカッション40の長手方向端末の一端側にフ
ック状の差込み片43が形成されているとともに、他端
側には、クリップ44を取り付けるための取付用ボス4
5が形成されている。
【0029】そして、エスカッション40を開口32内
に嵌込み固定するには、まず、差込み片43を開口32
の縁部の一端側に差し込んだ後、他端側のクリップ44
を開口32の他方縁部に係着することにより嵌込み固定
されるが、本発明においてはこのエスカッション40の
内奥側縁部に係止爪46と突起47がそれぞれエスカッ
ション40の長手方向に沿って間隔を配して2箇所づつ
に形成されていることが特徴である。
【0030】一方、エスカッション40の内奥側縁部に
対応するドアトリム10側の構成は、トリムアッパー2
0の下縁とトリムロア30における開口32縁部に沿う
内奥側フランジ36とが超音波溶着固定されており、こ
の内奥側フランジ36にエスカッション40の係止爪4
6が図6に示すように係止されるとともに、係止爪46
よりやや外側に設けられている突起47が図5,図7に
示すように、内奥側フランジ36に設けた凹部37内に
挿入される。尚、凹部37の設置箇所は、剛性を確保す
るために、トリムアッパー20と内奥側フランジ36と
の超音波固定ポイントの近傍位置に設定するのが好まし
い。
【0031】すなわち、この凹部37内に突起47が挿
入されることにより、トリムアッパー20とエスカッシ
ョン40の内奥側縁部とが接合されることになり、エス
カッション40の内奥側縁部は図8に示すように、開口
32の内奥側フランジ36の表面及び裏面側からそれぞ
れ係止爪46、突起47により交互に挾み付けるように
エスカッション40の内奥側縁部が保持されることにな
る。
【0032】従って、トリムアッパー20の下縁側とエ
スカッション40とが接合しているため、トリムアッパ
ー20をドアパネル側に押圧するか、あるいはエスカッ
ション40を室内側に引き寄せた場合でも、両者間にス
キが発生することがなく、意匠性の低下を招くことがな
いとともに、係止爪46が外れて取付不良を来すことが
ない。
【0033】尚、上述実施形態のエスカッション40の
変更例として、スイッチパネルとプルハンドルを一体化
した場合、あるいはプルハンドル単体の場合には、ドア
を閉める際、特にエスカッション40に外力が加わり易
く、特に有効であり、また、係止爪46や突起47の設
置箇所、設置個数は上述実施形態に限定されることなく
1箇所でも良く、また、エスカッション40の長手方向
に沿って適宜間隔を配して3箇所以上に設定しても良
い。
【0034】次に、図9は本発明に係るエスカッション
40の取付構造の変形態様を示すもので、エスカッショ
ン40に形成される突起47の先端に内側に向く抜止め
爪48が形成されている。
【0035】従って、上述実施形態の作用効果に加え
て、抜止め爪48が内奥側フランジ36の下端に係止
し、係止爪46と内奥側フランジ36を挾むことによ
り、エスカッション40の上下方向の位置規制が可能と
なり、エスカッション40の内奥縁部が上方に浮き上が
ったりすることがなく、より確実な取り付けが行なえる
という利点がある。
【0036】また、図10はドアトリム10の構造を変
更したものであり、上下二分割体ではなく一体型のドア
トリム本体50の表面所定箇所に樹脂成形体からなるア
ームレスト60を装着したものであり、この構造のもの
においてもアームレスト60の上面に開口61が開設さ
れており、この開口61に嵌込み固定されるエスカッシ
ョン40は上述実施形態と同一構成であるので詳細な説
明は省略する。
【0037】この場合においても、エスカッション40
の内奥側縁部裏面に設けた係止爪46及び突起47に対
応するように、アームレスト60には内奥側フランジ6
2が形成され、この内奥側フランジ62はドアトリム本
体50と溶着固定されているとともに、内奥側フランジ
62には凹部63が形成され、上述実施形態同様エスカ
ッション40の突起47は凹部63内に挿入されてドア
トリム本体50側にエスカッション40の内奥縁部が保
持されており、同様の作用効果を期待できる。
【0038】以上説明した実施形態は、ドアトリム10
にパワーウインドウスイッチ等のエスカッション40を
取り付ける構造について説明したが、ドアトリムに限定
することなく、また、アームレストが設置される内装部
品であればリヤコーナートリムに設置しても良く、ま
た、パワーウインドウスイッチ以外の各種スイッチパネ
ル、あるいはプルハンドル、もしくはそれらを一体化し
たエスカッションに適用することも本発明の精神を逸脱
するものではない。
【0039】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、以下に記
載する格別の作用効果を有する。
【0040】(1)請求項1,2記載の発明によれば、
エスカッションの内奥側縁部裏面に係止爪と突起とをそ
れぞれ形成し、開口縁部に係止爪を係止するとともに、
内奥側フランジに設けた凹部内に突起を挿入して、トリ
ム本体とエスカッション内奥側縁部とを接合するという
構成であるため、エスカッション上方部分のトリム本体
をパネル側に押圧するか、あるいはエスカッションを手
前側に引き寄せた場合においてもエスカッションとトリ
ム本体とが追随動作するため、両者間にスキが発生する
ことがなく、長期に亘り良好な外観意匠性を確保できる
という効果を有する。
【0041】(2)請求項1,2記載の発明によれば、
エスカッションの内奥側縁部裏面に係止爪と突起とをそ
れぞれ形成し、開口縁部に係止爪を係止するとともに、
内奥側フランジに設けた凹部内に突起を挿入して、トリ
ム本体とエスカッション内奥側縁部とを接合するという
構成であるため、エスカッション上方部分のトリム本体
をパネル側に押圧するか、あるいはエスカッションを手
前側に引き寄せた場合においてもトリム本体とエスカッ
ション内奥側縁部とが接合しているため、係止爪がトリ
ム本体側のフランジから脱落することがなく、長期に亘
り安定した取付強度が得られるという効果を有する。
【0042】(3)請求項3記載の発明によれば、エス
カッションの内奥側縁部裏面に設けた突起の先端に内側
に向く抜止め爪を形成し、開口縁の内奥側フランジ下端
にこの抜止め爪を係着すれば、エスカッションの上下方
向の位置規制が行なえ、エスカッションの内奥側縁部が
上方に浮き上がることがなく、それに伴なう見栄えの低
下やガタツキ音発生等が皆無になるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエスカッションの取付構造を適用
した上下二分割タイプの自動車用ドアトリムを示す正面
図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】図1に示すドアトリムにおけるトリムロアとエ
スカッションとを示す分解斜視図。
【図4】図1に示すエスカッションを内奥縁側から見た
側面図。
【図5】図1に示すエスカッションの取付構造を示す要
部斜視図。
【図6】本発明に係るエスカッションの取付構造におけ
る係止爪の係着部位を示す部分断面図。
【図7】本発明に係るエスカッションの取付構造におけ
る突起の挿入部位を示す部分断面図。
【図8】本発明に係るエスカッションの取付構造におけ
る係止爪並びに突起の設定部位を示す横断面図。
【図9】本発明に係るエスカッションの取付構造の変形
態様を示す要部断面図。
【図10】本発明に係るエスカッションの取付構造を適
用する自動車用ドアトリムの別実施形態を示す断面図。
【図11】従来の自動車用ドアトリムを示す正面図。
【図12】従来のエスカッションを示す斜視図。
【図13】従来のエスカッションの取付構造を示す断面
図。
【図14】従来のエスカッションの取付構造を示す断面
図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 20 トリムアッパー 30 トリムロア 35 開口 36 後縁フランジ 37 凹部 40 エスカッション 43 差込み片 44 クリップ 46 係止爪 47 突起 48 抜止め爪 50 ドアトリム本体 60 アームレスト 61 開口 62 後縁フランジ 63 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリムアッパー(20)とトリムロア
    (30)との上下二分割体から構成され、上記トリムロ
    ア(30)にアームレスト(31)が室内側に膨出形成
    され、このアームレスト(31)の上面に開設した開口
    (32)内にエスカッション(40)を嵌込み固定する
    エスカッションの取付構造において、 前記エスカッション(40)の内奥側縁部裏面に係止爪
    (46)及び突起(47)がそれぞれ長手方向に沿って
    間隔を配して形成されるとともに、トリムロア(30)
    の開口(32)縁部の内奥側フランジ(36)はトリム
    アッパー(20)の表面と接合固定され、かつこの内奥
    側フランジ(36)室内側に向く凹部(37)が形成
    されてなり、内奥側フランジ(36)に係止爪(46)
    を係止し、凹部(37)内に突起(47)を挿入して、
    内奥側フランジ(36)を表面及び裏面側から挟み付け
    ることにより、トリムアッパー(20)側にエスカッシ
    ョン(40)の内奥側縁部を保持し、トリムアッパー
    (20)とエスカッション(40)の内奥側縁部との間
    にスキが発生しないようにしたことを特徴とするエスカ
    ッションの取付構造。
  2. 【請求項2】 トリム本体(50)の表面所定箇所にア
    ームレスト(60)が装着されるとともに、このアーム
    レスト(60)の上面に設けた開口(61)内にエスカ
    ッション(40)を嵌込み固定するエスカッションの取
    付構造において、前記エスカッション(40)の内奥側縁部裏面に係止爪
    (46)及び突起(47)がそれぞれ長手方向に沿って
    間隔を配して形成されるとともに、 アームレスト(6
    0)の開口(61)縁部の内奥側フランジ(62)は、
    トリム本体(50)表面に固定され、かつこの内奥側フ
    ランジ(62)に室内側に向く凹部(63)が形成され
    てなり、内奥側フランジ(62)に係止爪(46)を係
    止し、凹部(63)内に突起(47)を挿入して、内奥
    側フランジ(62)を表面及び裏面側から挟み付けるこ
    とにより、ドアトリム本体(50)側にエスカッション
    (40)の内奥側縁部を保持したことを特徴とするエス
    カッションの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記エスカッション(40)に形成され
    る突起(47)の先端部分には内側に向く抜止め爪(4
    8)が形成されていることを特徴とする請求項1,2記
    載のエスカッションの取付構造。
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