JP2605059Y2 - ドアトリムのポケット構造 - Google Patents

ドアトリムのポケット構造

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JP2605059Y2
JP2605059Y2 JP1991076572U JP7657291U JP2605059Y2 JP 2605059 Y2 JP2605059 Y2 JP 2605059Y2 JP 1991076572 U JP1991076572 U JP 1991076572U JP 7657291 U JP7657291 U JP 7657291U JP 2605059 Y2 JP2605059 Y2 JP 2605059Y2
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door trim
opening
pocket
frame
mounting portion
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世司一 木林
肇 清角
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本考案はドアトリムのポケット構
造に関する。
【従来の技術】ドアトリムのポケット構造としては、実
開平1−145746号公報に示されるように、開口部
が形成されたドアトリム本体と、該ドアトリム本体の裏
面における前記開口部の周囲に該開口部より下側のドア
トリム本体部分と共にドアトリムのポケットを構成する
ように取り付けられたボックス部材と、前記開口部の周
縁を覆う枠体とからなるドアトリムのポケット構造が知
られている。このドアトリムのポケット構造において
は、枠体に車両外側へ突出するボス部を設ける一方、ド
アトリム本体における前記ボス部と対応する部位に貫通
孔を形成し、該貫通孔に挿通された締結用ボルトを前記
ボス部に螺着することにより、枠体をドアトリム本体に
組み付けていた。
【考案が解決しようとする課題】しかるに、前記ドアト
リムのポケット構造によると、枠体にボス部を設ける必
要があり、該ボス部の径を所定寸法以下に設定すること
ができないため、枠体における車両内側から見た部分の
幅(見付け幅)を所定の大きさ以下に設定することがで
きなかったので、枠体の見栄えが良くないという問題が
あった。また、前記ドアトリムのポケット構造は、枠体
の開口縁部に車両内側の面へ突出するボス部を設ける構
造であるために、枠体の表面におけるボス部と対応する
部位に枠体成形時のひけが生成されるので、やはり枠体
の見栄えが良くないという問題があった。前記に鑑み、
本考案は、枠体の見栄えを向上させることにより、ドア
トリムのポケット部の見栄えを向上させることを目的と
する。
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本考案は、枠体にボス部を設ける代わりに、枠体の
上縁部及び下縁部からそれぞれポケット内部へ延びる上
側及び下側取付部を設け、枠体を前記各取付部において
ドアトリム本体及びポケット部材に結合するものであ
る。具体的に本考案が講じた解決手段は、車両外方から
車両内方へ向って前下りとなるように開口する開口部が
形成されたドアトリム本体と、該ドアトリム本体の裏面
における前記開口部の周囲に前記ドアトリム本体の前記
開口部より下側の部分と共にドアトリムのポケットを構
成するように取り付けられたボックス部材と、前記開口
部の周縁を覆う枠体とを備えたドアトリムのポケット構
造を前提とし、前記枠体は、前記開口部の上縁を覆う上
縁部と前記開口部の下縁を覆う下縁部とを有する本体部
と、前記上縁部の前記開口部内方側下端から前記ポケッ
トの内部へ斜め下方に傾斜して延びかつ前記開口部の上
縁よりも下方の部位に結合部を有する上側取付部と、前
記下縁部の前記開口部内方側から前記ポケットの内部を
前記ドアトリム本体の裏面に沿って下方へ延びかつ前記
開口部の下縁よりも下方の部位に締結部を有する下側取
付部とを備える。前記枠体は、前記ドアトリム本体の裏
面における前記開口部よりも下側の部分に前記下側取付
部の締結部が前記ポケットの内部から締結具によって結
合されて取り付けられている。前記ボックス部材は、そ
の上部において前記枠体の前記上側取付部の結合部に着
脱可能に取り付けられていると共に、下部において前記
ドアトリム本体の裏面に、前記枠体の前記下側取付部が
前記ドアトリム本体裏面に結合された状態で着脱可能に
取り付けられている構成とする。
【作用】前記の構成により、枠体の上縁部にポケット内
部に延びる上側取付部が設けられていると共に、枠体の
下縁部にポケット内部をドアトリム本体裏面に沿って下
方に延びる下側取付部が設けられており、枠体は上側取
付部においてボックス部材に取り付けられていると共
に、下側取付部においてドアトリム本体に取り付けられ
ている構造であるため、枠体における開口部の縁部にボ
ス部を設ける必要がない。また、枠体の上側取付部及び
下側取付部は枠体の上縁部及び下縁部からそれぞれポケ
ットの内部へ延びているために、車両内側から見え難
い。
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図4は本考案の一実施例に係るドアトリムのポケ
ット構造が適用されたドアトリムの全体構造を、図1は
図4におけるI−I線の断面構造を、図2はポケットの
要部の分解構造をそれぞれ示している。図1において、
10はドアトリム本体であって、該ドアトリム本体10
は所定形状に成形された表皮12と該表皮12の裏面に
一体に成形された発泡ポリウレタン樹脂層14とからな
る。ドアトリム本体10における所定部位には車両外方
から車両内方へ前下りとなるように開口する開口部16
が形成されており、ドアトリム本体10における開口部
16よりも下側部分10aは車両内方へ膨出している。
ドアトリム本体10の裏面(車両外側の面)における前
記開口部16の周囲には、図2に示すように、矩形状の
背板部18aと該背板部18aの表面(車両内側の面)
に一体に固定されたコの字状の受部18bとからなる硬
質樹脂製のポケット部材18が取り付けられており、該
ポケット部材18とドアトリム本体10の下側部分10
aとによってドアトリムのポケット20が構成されてい
る。ドアトリム本体10の開口部16の周縁には段部2
2が形成されており、該段部22には、断面L字状の本
体部24aを有する硬質樹脂製の枠体24が嵌め込まれ
ている。枠体24の本体部24aの上縁部24bの下端
にはポケット20の内側へ延びる上側取付部26が延設
されており、該上側取付部26の前後両端と本体部24
aの下縁部24cの前後両端とは側板部28によって連
結されている。上側取付部26の裏面には前記開口部1
6の上縁よりも下方の部位に結合部としてのボス部30
が突設されており、該ボス部30に、ポケット部材18
の背板部18aに挿通された螺子部材32が螺着されて
いる。これにより、枠体24の上縁部24bとポケット
部材18の上端部とでドアトリム本体10における開口
部16の上側部分10bを挟持しており、その結果、枠
体24の上側取付部26がポケット部材18に締結され
ていると共にポケット部材18の上部はドアトリム本体
10の上側部分10bに固定されている。尚、ポケット
部材18の下部はドアトリム本体10の下端部にインサ
ートされた取付部材34に螺子部材36によって螺着さ
れている。枠体24の本体部24aの下縁部24cの上
端にはポケット20の内側へ延びる下側取付部38が延
設されており、該下側取付部38は、ドアトリム本体1
0の下側部分10aにインサートされた取付部材40
に、ポケット20の内部から締結具としての螺子部材4
2により螺着されている。これにより、枠体24の下側
取付部38はドアトリム本体10裏面の下側部分10a
に締結されている。尚、図2において、44は下側取付
部38に設けられ前記螺子部材42を挿通するための締
結部としての貫通孔である。図3は前記実施例に係るド
アトリムのポケット構造の変形例を示している。該変形
例においては、枠体24の上側取付部26の裏面には、
ボス部30に代えて係合爪46が突設されている。該係
合爪46がポケット部材18の背板部18aに形成され
た係合孔47に挿通され、係合爪46が背板部18aに
係止されることにより、枠体24の上縁部24bとポケ
ット部材18の上端部とでドアトリム本体10における
開口部16の上側部分10bを挟持している。また、該
変形例においては、ポケット部材18の上端部は螺子部
材48によってドアトリム本体10における開口部16
よりも上側部分10bに螺着されている。
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係るドア
トリムのポケット構造によると、枠体の上縁部はポケッ
ト内部に延びる上側取付部においてボックス本体に結合
され、枠体の下縁部はポケット内部をドアトリム本体裏
面に沿って下方に延びる下側取付部においてドアトリム
本体に結合されているため、枠体の開口縁部にボス部を
設ける必要がないので、枠体における車両内側から見た
部分の幅を小さく設定することができると共に枠体にお
ける車両内側にひけができず、また、上下両取付部はポ
ケットの内部に延びているので、枠体を車両内側から見
た場合の美観が向上しており、これに伴ってドアトリム
のポケット部の美観が向上している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るドアトリムのポケット
構造を示し、図4のI−I線における断面図である。
【図2】前記実施例に係るドアトリムのポケット構造に
おけるポケット部材及び枠体の一部分を示す分解斜視図
である。
【図3】前記実施例の変形例に係るポケット構造を示す
図1相当図である。
【図4】前記実施例に係るドアトリムのポケット構造が
適用されたドアトリムの斜視図である。
【符号の説明】
10…ドアトリム本体 10a…下側部分 10b…上側部分 16…開口部 18…ポケット部材 20…ポケット 24…枠体 24a…本体部 24b…上部 24c…下部 26…上側取付部 38…下側取付部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−85524(JP,U) 実開 平1−145746(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 7/04 B60J 5/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両外方から車両内方へ向って前下りと
    なるように開口する開口部が形成されたドアトリム本体
    と、該ドアトリム本体の裏面における前記開口部の周囲
    前記ドアトリム本体の前記開口部より下側の部分と
    にドアトリムのポケットを構成するように取り付けられ
    たボックス部材と、前記開口部の周縁を覆う枠体とを備
    えたドアトリムのポケット構造であって、前記枠体は、前記開口部の上縁を覆う上縁部と前記開口
    部の下縁を覆う下縁部とを有する本体部と、前記上縁部
    の前記開口部内方側下端から前記ポケットの内部へ斜め
    下方に傾斜して延びかつ前記開口部の上縁よりも下方の
    部位に結合部を有する上側取付部と、前記下縁部の前記
    開口部内方側から前記ポケットの内部を前記ドアトリム
    本体の裏面に沿って下方へ延びかつ前記開口部の下縁よ
    りも下方の部位に締結部を有する下側取付部とを備え、 前記枠体は、前記ドアトリム本体の裏面における前記開
    口部よりも下側の部分に前記下側取付部の締結部が前記
    ポケットの内部から締結具によって結合されて取り付け
    られており、 前記ボックス部材は、その上部において前記枠体の前記
    上側取付部の結合部に着脱可能に取り付けられていると
    共に、下部において前記ドアトリム本体の裏面に、前記
    枠体の前記下側取付部が前記ドアトリム本体裏面に結合
    された状態着脱可能に取り付けられていることを特徴
    とするドアトリムのポケット構造。
JP1991076572U 1991-09-24 1991-09-24 ドアトリムのポケット構造 Expired - Lifetime JP2605059Y2 (ja)

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JPH0526650U JPH0526650U (ja) 1993-04-06
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JPH0525325Y2 (ja) * 1988-03-30 1993-06-25
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