JPH0222326Y2 - - Google Patents

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JPH0222326Y2
JPH0222326Y2 JP1983123536U JP12353683U JPH0222326Y2 JP H0222326 Y2 JPH0222326 Y2 JP H0222326Y2 JP 1983123536 U JP1983123536 U JP 1983123536U JP 12353683 U JP12353683 U JP 12353683U JP H0222326 Y2 JPH0222326 Y2 JP H0222326Y2
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JP
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trim
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JP1983123536U
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JPS6030813U (ja
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用ドアの車室内側下端部構造
に関する。
(従来の技術) 従来、ドアの下端部構造としては、第1図に示
すような構造が知られている。
まず、その構造を説明すると、Dはドアであつ
て、ドアインナパネル1aとドアアウタパネル1
bとによるドアパネル1によつて形成され、ドア
インナパネル1aにはドアトリム2(内張り)と
して、ハードボード2a、カーペツト2b及びウ
レタンシート2c等が張設されている。
また、Bは車体であつて、ドア開口部下縁は車
体Bの強度梁部材としてインナシル3aとアウタ
シル3bとによるボデイシル3によつて形成され
ている。
そして、ボデイシル3は車体Bの強度梁部材と
して断面を大きくする必要があり、また、地上高
を確保し乗降性を良くするため上縁を低くする必
要があり、ボデイシル3の断面の横幅寸法を大き
くする必要があつた。
さらに、ボデイシル3の上部にはインナシル3
aとアウタシル3bの溶接部のプロテクタとして
乗降時等の安全のため、或は車室内のパネルを隠
いソフト感を出すため、キツキングプレート4が
設けられ、インナシル3aにはカーペツト5a等
のボデイトリムが張設されている。
そして、ドアアウタパネル1bとアウタシル3
bは車体Bの外観形状をなすものであり、造形上
あるいは車体空間の有効活用あるいは運動性能向
上等の理由により、ドアアウタパネル1bはアウ
タシル3bから上方が車外方向に膨らんでいる。
また、ドアDの断面は、車室内寸法を大きく
し、居住性を良くするため横幅寸法を小さくする
必要があつた。
さらにドアDの車室内側下端部は、前記ドアイ
ンナパネル1aがドアDの上部から下端部にかけ
てストレートな平面状であつた。
しかしながら、かかる従来のドアの下端部構造
にあつては、前述のようにドアトリム2が平面状
のドアインナパネル1aに張設されているため
に、ドアトリム2の下端はキツキングプレート4
のプレート面4aより車室外側に位置していたも
のであつた。
従つて、第1図に示すように、ドア閉時におい
て、カーペツト2bの面とキツキングプレート4
との間に間隙tを生じ、矢印E方向から見た場合
にドアDの閉鎖感がないという問題点を有するも
のであつた。
また、ドアDの内部にはドアウインドレギユレ
ータ6やドアガラス7等の各種装置や補強板等の
部材が設けられているために、パワーウインドや
オードドアロツクやステツプランプ等の電装品の
ための配線束であるハーネス13を配索する空間
が少なく、また、ハーネス13が太くデコボコ状
に屈曲している場合もあり、上記各種装置や補強
板のエツジ等と干渉しないように充分余裕スペー
スを確保することが難しかつた。そのため、ハー
ネス13のドア内挿通作業は困難であり、近年は
ドアガラス7に曲率の大きいカーブドグラスが採
用され、ドアガラス7及びドアウインドレギユレ
ータ6の下端が車室内方向に大きく偏曲し、ハー
ネス13をこれらの各種装置や補強板のエツジ等
と干渉しないように配索することがますます困難
になつているという問題点を有していた。
(考案の目的) 本考案は、上述のような問題点を解消せんとな
されたもので、その目的とするところは、ドア閉
時におけるドアの閉鎖感を有すると共に、ドア下
端部とフロアとのつながり感が得られ、かつ、ド
ア下端部の内部空間を拡大させることのできるド
アの下端部構造を提供することに存する。
(考案の構成) 即ち、この目的を達成する為に本考案は、イン
ナパネルとアウタパネルとを両者間に空間部を有
するように接合して形成されたドアパネルと、ボ
デイシルの上部の前後方向全体に亘つて設けたキ
ツキングプレートと、を有するドアの下端部構造
において、前記インナパネルの下端部を、インナ
パネル中・上部よりも車室内側に膨隆させ、か
つ、該インナパネルの下端面を、前記キツキング
プレートのプレート面上に前後方向全体に亘つて
位置させた。
(考案の効果) 従つて、かかる本考案の下端部構造にあつては
キツキングプレートのプレート面上に前後方向全
体に亘つてインナパネルの下端面を位置させたも
のである為に、ドア閉時において、キツキングプ
レートの前後方向全体に亘つてキツキングプレー
トとインナパネル下端との間に間隙を生じること
なく、ドアの閉鎖感が得られると共に、ドアパネ
ルからフロアへのつながり感が得られるという効
果を奏する。
また、ドアパネルのインナパネルの下端部を車
室内側に膨隆させたものであるために、ドアの内
部空間を拡大させ得る効果を奏し、この空間拡大
効果によりハーネスの配索作業を容易になし得る
し、ドア内部への装置類等の配置設計自由度も増
大する。
(実施例) 以下、実施例を述べるにあつて、自動車用ドア
の下端部構造を例にとり、従来の構成と同一部分
に同一符号を付して説明する。
まず、第2図〜第5図に示す実施例の構成につ
いて説明する。
Dはドアであつて、そのドアパネル1はドアイ
ンナパネル1aとドアアウタパネル1bとによつ
て形成され、ドアパネル1内部にはドアウインド
レギユレータ6等の装置類や補強板(図示してい
ない)等の部材が設けられている。
2はドアトリムであつて、芯材としてのハード
ボード2aが前記ドアインナパネル1aの中程か
ら下端にかけて張設され、中程部にはパツド材と
してのウレタンシート2c及び表皮としての塩ビ
シート2dがハードボード2a上に張設され、下
端部には表皮としてのカーペツト2bが縁枠2e
と共に、前記ハードボード2a上に張設され、さ
らにドアインナパネル1aの上部には鉄板芯材2
fに成形ウレタン2gや塩ビシート2hが張設さ
れ、これらによりドアトリム2を構成している。
尚、図中7で示すものはドアガラス、8,9は
ドアガラスウエザストリツプ、10はドアサイド
ウエザストリツプである。
Bは車体であつて、そのボデイシル3はインナ
シル3aとアウタシル3bとによつて形成され、
そのリヤフエンダー11は、第5図に示すよう
に、フエンダーパネル11aとリヤサイドパネル
11bとピラーパネル11cとによつて形成され
る。
5aはフロアトリムとしてのカーペツトであつ
て、前記インナシル3aに張設している。
12はボデイサイドトリムであつて、実施例で
は前記ピラーパネル11cに設けたガーニツシユ
ロツクピラー12aに、ボデイサイドトリムとし
てのボデイサイドフロントトリム12bが張設さ
れている。
4はキツキングプレートであつて、前記ボデイ
シル3の上部に設けられ、このキツキングプレー
ト4には、第4図に示すように、プレート面4a
と滑り止め面4bとを有する。尚、キツキングプ
レート4にはインナシル3aとアウタシル3bの
溶接面3cに挟着されるウエルトモール(図示せ
ず)が用いられてもよく、ウエルトモールと併用
する場合も含める。
そして、ドアDの車室内側について、上部から
下部にかけてはドアインナパネル1aをストレー
トな平面状であるが、下部から下端にかけての下
端部は、ドアインナパネル1aを次第に車室内側
に膨隆させて膨隆部1a′を形成し、ドアトリム2
であるハードボード2a及びカーペツト2bもこ
の膨隆部1a′に沿つて張設したものであるため
に、ドアトリム2の下端位置関係は、キツキング
プレート4のプレート面4a上にドアトリム2を
位置させた関係としている。
そして、膨隆部1a′の下方がインナシル3aの
上縁に向かうように形成し、あるいはドアトリム
2の下方がフロアトリムとしてのカーペツト5a
の上縁に向かうように形成することにより、ドア
Dとボデイシル3の車室内面に段差がなくなり、
一体的な面が形成される。
従つて、実施例の下端部構造にあつては、前述
のように、キツキングプレート4のプレート面4
a上にドア閉時においてドアインナパネル1aの
下端面を位置させたものであるために、第4図矢
印F方向から見たとしても、キツキングプレート
4とドアトリム2の下端との間に間隙を認識する
ことができなく、ドアDの閉鎖感を得ることがで
きる。
また、実施例にあつては、ドアDの上部から下
部にかけては従来と同様にストレートなドアトリ
ム2の面としているために、第5図に示すよう
に、ドアトリム2であるハードボード2a及びウ
レタンシート2cがガーニツシユロツクピラー1
2aと重なり合い、矢印G方向から見ても間隙を
認識することができなく、前述のドアDの下端部
にける閉鎖感と相俟つて、さらにドアDの閉鎖感
を向上させることができる。
また、ドアインナパネル1aの下端部を車室内
側に膨隆させたものであるために、ドアDの内部
空間を拡大させることができ、これによつてハー
ネス13の配索作業が容易になると共に、ドアD
内部への装置類等の配置設計自由度も増大する。
そして、ドアDの断面の上部は従来通りの横幅寸
法にしておくことができ、居住性をよくするため
の車室内横方向寸法を最大限に大きくすることが
できる。
さらに、実施例にあつては、ドアトリム2とし
てその下端部にカーペツト2bを張設している
し、フロアトリムとしてもインナシル3aにカー
ペツト5aを張設しているし、かつ、ドアインナ
パネル1aの下端部を車室内側に膨隆させて、両
カーペツト2b,5aを略同一面上に配置させて
いるので、ドアDの下端部とフロアとのつながり
感がきわめて良好なものである。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、例えば、ドアインナパネルの下端部を
車室内側に膨隆させる膨隆形状は、実施例の如く
直線的膨隆形状でなくとも凹面湾曲形状や、段階
的膨隆形状等であつてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のドアの下端部構造を示す断面
図、第2図は本考案実施例のドアの下端部構造を
有する自動車の側面図、第3図は第2図の−
線による断面図、第4図は第3図A部拡大図、第
5図は第2図−線による断面図である。 D……ドア、B……車体、1……ドアパネル、
1a……ドアインナパネル、2……ドアトリム、
3……ボデイシル、4……キツキングプレート、
1a′……膨隆部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 インナパネルとアウタパネルとを両者間に空間
    部を有するように接合して形成されたドアパネル
    と、ボデイシルの上部の前後方向全体に亘つて設
    けたキツキングプレートと、を有するドアの下端
    部構造において、 前記インナパネルの下端部を、インナパネル
    中・上部よりも車室内側に膨隆させ、かつ、該イ
    ンナパネルの下端面を、前記キツキングプレート
    のプレート面上に前後方向全体に亘つて位置させ
    てなることを特徴とするドアの下端部構造。
JP12353683U 1983-08-09 1983-08-09 ドアの下端部構造 Granted JPS6030813U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12353683U JPS6030813U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 ドアの下端部構造

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JP12353683U JPS6030813U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 ドアの下端部構造

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Publication Number Publication Date
JPS6030813U JPS6030813U (ja) 1985-03-02
JPH0222326Y2 true JPH0222326Y2 (ja) 1990-06-15

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ID=30281960

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JP12353683U Granted JPS6030813U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 ドアの下端部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0715775Y2 (ja) * 1988-10-28 1995-04-12 河西工業株式会社 自動車用ドアトリム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5255782Y2 (ja) * 1972-01-19 1977-12-16
JPS57182571U (ja) * 1981-05-18 1982-11-19

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JPS6030813U (ja) 1985-03-02

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