JPH0440991Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0440991Y2 JPH0440991Y2 JP1985179097U JP17909785U JPH0440991Y2 JP H0440991 Y2 JPH0440991 Y2 JP H0440991Y2 JP 1985179097 U JP1985179097 U JP 1985179097U JP 17909785 U JP17909785 U JP 17909785U JP H0440991 Y2 JPH0440991 Y2 JP H0440991Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor carpet
- vehicle
- floor
- protection lid
- harness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Passenger Equipment (AREA)
- Carpets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
《産業上の利用分野》
本考案は、車両用フロアカーペツトの固定構造
に関し、特にフロアカーペツトのサイドシルとフ
ロアパネルとの接合フランジ部における固定構造
に関する。
に関し、特にフロアカーペツトのサイドシルとフ
ロアパネルとの接合フランジ部における固定構造
に関する。
《従来の技術》
車両用フロアカーペツトの固定構造としては、
フロアカーペツトの端末部にオーム状の係止具を
取り付け、この係止具を介してフロアパネルとサ
イドシルとの接合フランジ部に係止するようにし
たものである。
フロアカーペツトの端末部にオーム状の係止具を
取り付け、この係止具を介してフロアパネルとサ
イドシルとの接合フランジ部に係止するようにし
たものである。
第2図は、前記固定構造をジープなどのフロア
パネルのサイドシルに適用した一従来例を示した
ものである。このフロアパネル1では、フロアパ
ネル1とサイドシル2との接合フランジ部3近傍
側に凹部1aが設けられ、凹部1aに各種のハー
ネス4を配線するとともに、接合フランジ部3な
どに係止されるハーネス保護用蓋体5で凹部1a
を適宜密封するようになつている。そして、前記
接合フランジ部3にフロアカーペツト6の端末部
6aに取り付けられたオーム状の係止具7を係止
して、フロアカーペツト6を固定している。また
接合フランジ部3には、50〜100mm程度の幅を有
する覆い部材8が設けられており、前記係止具7
および接合フランジ部3の車室側近傍部を覆つて
いる。
パネルのサイドシルに適用した一従来例を示した
ものである。このフロアパネル1では、フロアパ
ネル1とサイドシル2との接合フランジ部3近傍
側に凹部1aが設けられ、凹部1aに各種のハー
ネス4を配線するとともに、接合フランジ部3な
どに係止されるハーネス保護用蓋体5で凹部1a
を適宜密封するようになつている。そして、前記
接合フランジ部3にフロアカーペツト6の端末部
6aに取り付けられたオーム状の係止具7を係止
して、フロアカーペツト6を固定している。また
接合フランジ部3には、50〜100mm程度の幅を有
する覆い部材8が設けられており、前記係止具7
および接合フランジ部3の車室側近傍部を覆つて
いる。
《考案が解決しようとする課題》
ところが、このようにフロアパネル1にハーネ
ス4などを配置した場合には、オーム状の係止具
7が出つ張るばかりでなく、ハーネス4も出つ張
るために前記覆い部材8が自ずと車室内側に突出
することになる。換言すると、係止具7やハーネ
ス4による出つ張りを逃げるように覆い部材8を
設定して設置しなければならないので、車室内空
間がどうしても狭くなりやすいものとなつてい
る。
ス4などを配置した場合には、オーム状の係止具
7が出つ張るばかりでなく、ハーネス4も出つ張
るために前記覆い部材8が自ずと車室内側に突出
することになる。換言すると、係止具7やハーネ
ス4による出つ張りを逃げるように覆い部材8を
設定して設置しなければならないので、車室内空
間がどうしても狭くなりやすいものとなつてい
る。
本考案は、このような事情に鑑み成されたもの
で、車室内空間を狭めることなく、しかもフロア
カーペツト原反の使用量を最小にすることを目的
としている。
で、車室内空間を狭めることなく、しかもフロア
カーペツト原反の使用量を最小にすることを目的
としている。
《課題を解決するための手段》
すなわち、本考案は、車室下部の側部を定める
サイドシルの上縁部に上方に延びたフランジとフ
ロアパネルのフランジとで構成する接合フランジ
部におけるフロアマツトの固定構造であつて、前
記接合フランジ部より車室側で車室前後方向に延
び形成された凹部と、この凹部に挿入されたハー
ネスを覆い、前記接合フランジ部に車外側が取付
けられたハーネス保護用蓋体とを具備し、このハ
ーネス保護用蓋体の車室内側部に前記凹部と重な
らない位置に起立する起立部を形成し、該起立部
にフロアカーペツトの端末部に固着した係止具を
係止し、前記フランジ接合部の外側面、ハーネス
保護用蓋体、係止具およびフロアカーペツト端部
を覆い部材で覆つたことを特徴とする。
サイドシルの上縁部に上方に延びたフランジとフ
ロアパネルのフランジとで構成する接合フランジ
部におけるフロアマツトの固定構造であつて、前
記接合フランジ部より車室側で車室前後方向に延
び形成された凹部と、この凹部に挿入されたハー
ネスを覆い、前記接合フランジ部に車外側が取付
けられたハーネス保護用蓋体とを具備し、このハ
ーネス保護用蓋体の車室内側部に前記凹部と重な
らない位置に起立する起立部を形成し、該起立部
にフロアカーペツトの端末部に固着した係止具を
係止し、前記フランジ接合部の外側面、ハーネス
保護用蓋体、係止具およびフロアカーペツト端部
を覆い部材で覆つたことを特徴とする。
《作用》
フロアカーペツトの係止具をハーネス保護用蓋
体に設けた起立部に係止することによりフロアカ
ーペツトが固定されるので、従来のように接合フ
ランジ部の係止具による出つ張りがなくなり、ま
たフロアカーペツト側の係止具をより車室内側に
設定し得る。
体に設けた起立部に係止することによりフロアカ
ーペツトが固定されるので、従来のように接合フ
ランジ部の係止具による出つ張りがなくなり、ま
たフロアカーペツト側の係止具をより車室内側に
設定し得る。
《実施例》
以下、本考案の一実施例を図面により説明す
る。
る。
第1図は、本考案を適用したフロアカーペツト
のサイドシルにおける固定構造を示す概略断面図
である。図において、車室下部の側部を定めるサ
イドシル20の上縁部に上方に延びたフランジと
フロアパネル10のフランジとで接合フランジ部
30を構成し、該接合フランジ部30より車室内
側で車室前後方向に延びる凹部10aがフロアパ
ネル10に形成されている。この凹部10aに各
種のハーネス40を配線すると共に、ハーネス保
護用蓋体50により該ハーネス40を覆うように
なつている。
のサイドシルにおける固定構造を示す概略断面図
である。図において、車室下部の側部を定めるサ
イドシル20の上縁部に上方に延びたフランジと
フロアパネル10のフランジとで接合フランジ部
30を構成し、該接合フランジ部30より車室内
側で車室前後方向に延びる凹部10aがフロアパ
ネル10に形成されている。この凹部10aに各
種のハーネス40を配線すると共に、ハーネス保
護用蓋体50により該ハーネス40を覆うように
なつている。
前記ハーネス保護用蓋体50は、樹脂材や金属
などによりハーネス40を覆う大きさに形成され
ている。ハーネス保護用蓋体50の一端側50a
は、断面略コ字状に折曲されて接合フランジ部3
0に係止され、他端側50bはビス90によりフ
ロアパネル10に固定されている。
などによりハーネス40を覆う大きさに形成され
ている。ハーネス保護用蓋体50の一端側50a
は、断面略コ字状に折曲されて接合フランジ部3
0に係止され、他端側50bはビス90によりフ
ロアパネル10に固定されている。
またハーネス保護用蓋体50には、車室内側の
端末を折曲して形成した起立部51が一体に設け
られている。従つて、この起立部51は前記凹部
10aと重ならない位置に起立していることとな
る。そして、この起立部51にフロアカーペツト
60の端末部60aに設けられた係止具70を係
止できるようになつている。
端末を折曲して形成した起立部51が一体に設け
られている。従つて、この起立部51は前記凹部
10aと重ならない位置に起立していることとな
る。そして、この起立部51にフロアカーペツト
60の端末部60aに設けられた係止具70を係
止できるようになつている。
前記フロアカーペツト60は、パイル層61の
裏面にアンダ材62を設けた周知のものからな
り、サイド側の端末部60aにおけるアンダ材6
2を切欠して端末部60aの厚さを薄く形成する
と共に、従来のものに比してハーネス保護用蓋体
50の配置される部位に相当する分だけ全体とし
て小さなものになつている。端末部60aには、
合成樹脂などにより形成されたオーム状の係止具
70がタツカー止め或いはミシン縫いなどの手段
で取り付けられている。
裏面にアンダ材62を設けた周知のものからな
り、サイド側の端末部60aにおけるアンダ材6
2を切欠して端末部60aの厚さを薄く形成する
と共に、従来のものに比してハーネス保護用蓋体
50の配置される部位に相当する分だけ全体とし
て小さなものになつている。端末部60aには、
合成樹脂などにより形成されたオーム状の係止具
70がタツカー止め或いはミシン縫いなどの手段
で取り付けられている。
従つて、フロアカーペツト60は、前記ハーネ
ス保護用蓋体50をフロアパネル10に配設した
後、フロアカーペツト60に設けた係止具70を
ハーネス保護用蓋体50の起立部51に嵌め込む
ことにより端末60aが固定される。このように
固定されたフロアカーペツト60の端末部60a
は、従来と同様に、前記接合フランジ部30の外
側面、ハーネス保護用蓋体50および係止具70
と共に覆い部材80によつて覆われるのである。
すなわち、この覆い部材80は、サイドシル20
側に形成したトンネル部80aによりサイドシル
20を乗越えてサイドシル20を構成するアウタ
シル部21にビス等により固定されている。この
覆い部材80には、車室内側の端末部内側に折曲
した脚部80bが設けられており、この脚部80
bにより前記係止具70の突出を乗越えた状態で
フロアカーペツト60上に係止されるようになつ
ている。そして、このような覆い部材80は、係
止具70を接合フランジ部30に係止する従来構
造に比して、上記の固定構造にした場合にトンネ
ル部80aおよび脚部80bを低く設けることが
できるので、フロアパネル10からの突出量を小
さく設定することが可能となるのである。
ス保護用蓋体50をフロアパネル10に配設した
後、フロアカーペツト60に設けた係止具70を
ハーネス保護用蓋体50の起立部51に嵌め込む
ことにより端末60aが固定される。このように
固定されたフロアカーペツト60の端末部60a
は、従来と同様に、前記接合フランジ部30の外
側面、ハーネス保護用蓋体50および係止具70
と共に覆い部材80によつて覆われるのである。
すなわち、この覆い部材80は、サイドシル20
側に形成したトンネル部80aによりサイドシル
20を乗越えてサイドシル20を構成するアウタ
シル部21にビス等により固定されている。この
覆い部材80には、車室内側の端末部内側に折曲
した脚部80bが設けられており、この脚部80
bにより前記係止具70の突出を乗越えた状態で
フロアカーペツト60上に係止されるようになつ
ている。そして、このような覆い部材80は、係
止具70を接合フランジ部30に係止する従来構
造に比して、上記の固定構造にした場合にトンネ
ル部80aおよび脚部80bを低く設けることが
できるので、フロアパネル10からの突出量を小
さく設定することが可能となるのである。
《考案の効果》
以上説明したように、本考案によれば、従来の
ような接合フランジ部における係止具の出つ張り
がなくなるので、この出つ張り量だけ多い部材を
低く設定配置でき、これにより車室内空間をより
広く設定することができる。
ような接合フランジ部における係止具の出つ張り
がなくなるので、この出つ張り量だけ多い部材を
低く設定配置でき、これにより車室内空間をより
広く設定することができる。
またフロアカーペツトの係止具に対する係止用
起立部をハーネス保護用蓋体を介してより車室内
側に設けることが可能となるため、ハーネス保護
用蓋体に相当するフロアカーペツト部が不用とな
つて、従来の固定構造に比してフロアカーペツト
原反の使用量を大きく節減できる、等の効果を有
する。
起立部をハーネス保護用蓋体を介してより車室内
側に設けることが可能となるため、ハーネス保護
用蓋体に相当するフロアカーペツト部が不用とな
つて、従来の固定構造に比してフロアカーペツト
原反の使用量を大きく節減できる、等の効果を有
する。
第1図は本考案を適用したサイドシルにおける
固定構造を示す概略断面図、第2図は従来の固定
構造を示す部分断面図である。 10……フロアパネル、20……サイドシル、
30……接合フランジ部、50……ハーネス保護
用蓋体、51……起立部、60……フロアカーペ
ツト、60a……端末部、70……係止具、80
……覆い部材。
固定構造を示す概略断面図、第2図は従来の固定
構造を示す部分断面図である。 10……フロアパネル、20……サイドシル、
30……接合フランジ部、50……ハーネス保護
用蓋体、51……起立部、60……フロアカーペ
ツト、60a……端末部、70……係止具、80
……覆い部材。
Claims (1)
- 車室下部の側部を定めるサイドシルの上縁部に
上方に延びたフランジとフロアパネルのフランジ
とで構成する接合フランジ部におけるフロアカー
ペツトの固定構造であつて、前記接合フランジ部
より車室側で車室前後方向に延び形成された凹部
と、この凹部に挿入されたハーネスを覆い、前記
接合フランジ部に車外側が取付けられたハーネス
保護用蓋体とを具備し、このハーネス保護用蓋体
の車室内側部に前記凹部と重ならない位置に起立
する起立部を形成し、該起立部にフロアカーペツ
トの端末部に固着した係止具を係止し、前記両フ
ランジ部の外側面、ハーネス保護用蓋体、係止具
およびフロアカーペツト端部を覆い部材で覆つた
ことを特徴とする車両用フロアカーペツトの固定
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985179097U JPH0440991Y2 (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985179097U JPH0440991Y2 (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6287944U JPS6287944U (ja) | 1987-06-05 |
JPH0440991Y2 true JPH0440991Y2 (ja) | 1992-09-25 |
Family
ID=31121848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985179097U Expired JPH0440991Y2 (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0440991Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2518560Y2 (ja) * | 1988-05-03 | 1996-11-27 | トヨタ車体 株式会社 | キャブオ−バ型車両におけるワイヤハ−ネスの配索構造 |
JP7145408B2 (ja) * | 2018-04-20 | 2022-10-03 | スズキ株式会社 | 車両用内装構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5878254U (ja) * | 1981-11-24 | 1983-05-26 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両における管,策,ハ−ネス類の配設構造 |
-
1985
- 1985-11-22 JP JP1985179097U patent/JPH0440991Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6287944U (ja) | 1987-06-05 |
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