JPH0313093Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0313093Y2
JPH0313093Y2 JP1609986U JP1609986U JPH0313093Y2 JP H0313093 Y2 JPH0313093 Y2 JP H0313093Y2 JP 1609986 U JP1609986 U JP 1609986U JP 1609986 U JP1609986 U JP 1609986U JP H0313093 Y2 JPH0313093 Y2 JP H0313093Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
center pillar
fixed
vehicle
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1609986U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62127872U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1609986U priority Critical patent/JPH0313093Y2/ja
Publication of JPS62127872U publication Critical patent/JPS62127872U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0313093Y2 publication Critical patent/JPH0313093Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は車両のボデイー構造に関し、特にセ
ンタピラーをフロアパネルとヘツダパネルの接続
部分に係るボデイー構造の改良に関する。
(従来の技術とその問題点) 第4図は、従来のワンボツクスカーのフロント
シート部分を車室内後方より見た斜視図を示す。
また、第5図は第4図A部分の拡大斜視図、第6
図はその水平断面図、第7図はその要部拡大水平
断面図をそれぞれ示す。
これらの図に示すように、センタピラー1はピ
ラーアウタパネル2の裏面側上部と裏面側下部に
ピラーインナパネル3とフロアサイドパネル4を
それぞれ配設し、各パネル2,3,4のフランジ
2a,3a,4aの重ね合せ部分をスポツト溶接
して形成される。この場合、フロアサイドパネル
4とピラーインナパネル3の接続部においては、
フロアサイドパネル4の上端部がピラーインナパ
ネル3の下端部上に重ね合わさるように配置され
る。
荷室5と運転室6との境界部分には、ヘツダパ
ネル7が略垂直姿勢で車両の幅方向沿つて配設さ
れ、ヘツダパネル7の側端部7aが上記フロアサ
イドパネル4のピラー後端面構成片4bに重ね合
わされて固定される。このヘツダパネル7の上端
部には、前方へ向けて連結用フランジ7bが一体
的に突出形成されている。
運転室6側にはエンジンサービスホール8を有
するフロアパネル9が略水平姿勢で車両の前後方
向に沿つて配設され、フロアパネル9の側端部に
設けたフランジ9aが上記フロアサイドパネル4
のピラー側面構成片4cに重ね合わされて固定さ
れるとともに、フロアパネル9のCチヤンネル状
に形成された後端部9bが上記ヘツダパネル7の
フランジ7bに外嵌されて固定される。
そして、これらヘツダパネル7とフロアパネル
9とで構成されるコーナ部Cには、その入隅側に
補強用のリインホース10が車両幅方向に沿つて
取付けられる。このリインホース10は、側端部
10aを上記フロアサイドパネル4のピラー側面
構成片4cに対接するようにして取付けられる。
フロアパネル9には、第4図に示すよるにエン
ジンサービスホール8を被覆するためのエンジン
サービスホールカバー11が丁番(図示省略)を
介して開閉自在に取付けられ、このエンジンサー
ビスホールカバー11上にフロントシート12が
着脱自在に取付けられる。また、エンジンサービ
スホールカバー11にはシートベルトアンカ13
がが取付けられて、ここにシートベルト14,1
5の一端が連結される。これらシートベルト1
4,15の他端は、センタピラー1に設えられた
シートベルト取付部16,17にそれぞれ連結さ
れる。
ところが、上記のような構成を有する車両で
は、前突事故等によりシートベルトアンカ13に
前方へ向けて過大な荷重が加わると、エンジンサ
ービスホールカバー11を介してフロアパネル9
が相対的に前方へ移動して、第8図に示すよう
に、ヘツダパネル7とフロアパネル9のコーナ部
分Cが、リインホース10の側端部10aの付近
で前方へ折れ曲がるおそれがあつた。
(考案の目的) この考案は、上記問題を解決するためになされ
たもので、車両前突時におけるフロアパネルとヘ
ツダパネルのコーナ部の折れ曲がりを防止できる
車両のボデイー構造を提供することを目的とす
る。
(目的を達成するための手段) この考案は、略垂直姿勢で車両の幅方向に沿つ
て設けられたヘツダパネルの側端部をセンタピラ
ーの後端面に固定し、略水平姿勢で車両の前後方
向に沿つて設られたフロアパネルの側端部を前記
センタピラーの内側面に固定するとともに後端部
を前記ヘツダパネルの上端部と連接し、前記ヘツ
ダパネルと前記フロアパネルとで構成される入隅
部リインホースに車両幅方向に沿つて取付けた車
両に適用されたもので、上記目的を達成するため
に、前記センタピラー、前記ヘツダパネル、前記
フロアパネルおよび前記リインホースで囲まれる
空間部に、フロアパネル裏面側に固定される水平
片と、水平片の後端縁側より下方へ突出され、か
つヘツダパネル裏面側に固定される垂直片と、水
平片の一側端側より下方へ突出され、かつセンタ
ピラーの内側面側に対接状に配置されるフランジ
と、前記垂直片の一側端側より外側方へ延長形成
され、かつセンタピラーの後端面とヘツダパネル
の側端部間に介在されて重合状に固定される延長
片とを備えてなるコーナ補強部材を配設してい
る。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例である車両ボデイ
ー構造の斜視図、第2図は第1図の−線断面
図、第3図は上記ボデイー構造に使用されるコー
ナ補強部材としてのコーナ補強金具の斜視図を示
す。
このボデイー構造においては、第3図に示すコ
ーナ補強金具20を、第1図および第2図に示す
ように、センタピラー1と、フロアパネル9と、
ヘツダパネル7と、リインホース10とで囲まれ
る空間部に配設している。
詳説すれば、次のとおりである。コーナ補強金
具20は、水平片20aと、水平片20aの一側
端部より下方へ突出したフランジ20bと、水平
片20aの後端縁に連続形成された横断面L字形
状のコーナ逃げ部20cと、コーナ逃げ部20c
の後端縁より下方へ突出した垂直片20bと、垂
直片20dの一側端側に外側方へ向けて延長形成
された延長片20eとを有する。
このコーナ補強金具20は、水平片20aがヘ
ツダパネル7のフランジ7bを介しフロアパネル
9のコーナ部裏面側に配置されてスポツト溶接に
より固定され、垂直片20dがヘツダパネル7の
上端部裏面側に配置されてスポツト溶接により固
定され、延長片20eがヘツダパネル7の側端部
7aとフロアサイドパネル4のピラー後端面構成
片4b間に介在されてスポツト溶接により重合状
に固定される。また、コーナ補強金具20のフラ
ンジ20bが、フロアサイドパネル4のピラー側
面構成片片4cに対接配置され、コーナ逃げ部2
0cにヘツダパネル7の上端コーナ部が収容配置
される。
なお、リインホース10は、コーナ補強金具2
0の下面側に、従来と同様の方法でスポツト溶接
により取付けられる。その他の構成は従来例と同
様であるので、同一部分に同一符号を付してその
説明を省略する。
つぎに、上記ボデイー構造の作用につき説明す
る。いま、車両の前突事故により、フロアパネル
9に前方向の引張荷重が作用すると、フロアパネ
ル9とヘツダパネル7とで構成されるコーナ部C
が、センタピラー1の近傍位置において前方へ折
れ曲がる力を受けるが、コーナ部Cのセンタピラ
ー1側にはコーナ補強金具20が取付けられてい
るため、上記コーナ折れ曲げ力がコーナ補強金具
20により保持されて、コーナ部Cの折れ曲げが
防止される。特に、コーナ補強金具20は、その
延長片20eをヘツダパネル7の側端部7aとフ
ロアサイドパネル4のピラー後端面構成片4b間
に介在されるとともに、フランジ20bをフロア
サイドパネル4のピラー側面構成片4cに対接さ
せて、前方への折れ曲げ力に対する強度を高めて
いるため、、追突事故によるコーナ部Cの折れ曲
げは確実に防止される。
(考案の効果) 以上のように、この考案の車両のボデイー構造
によれば、センタピラー、ヘツダパネル、フロア
パネルおよびリインホースで囲まれる空間部に、
フロアパネル裏面側に固定される水平片と、水平
片の後端縁側より下方へ突出され、かつヘツダパ
ネル裏面側に固定される垂直片と、水平片の一側
端側より下方へ突出され、かつセンタピラーの内
側面側に対接状に配置されるフランジと、前記垂
直片の一側端側より外側方へ延長形成され、かつ
センタピラーの後端面とヘツダパネルの側端部間
に介在されて重合状に固定される延長片とを備え
てなるコーナ補強部材を配設したため、車両前突
時におけるフロアパネルとヘツダパネルのコーナ
部の折れ曲がり防止できるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例である車両ボデイ
ー構造を示す斜視図、第2図は第1図−線断
面図、第3図は上記ボデイー構造に使用されるコ
ーナ補強金具20の斜視図、第4図は従来のワン
ボツクスカーのフロントシート部分を車室内後方
より見た斜視図、第5図は第4図A部分の拡大斜
視図、第6図はその水平断面図、第7図はその要
部拡大水平断面図、第8図は従来例の欠点説明図
である。 1……センタピラー、7……ヘツダパネル、9
……フロアパネル、10……リインホース、20
……コーナ補強金具、20a……水平片、20b
……フランジ、20d……垂直片、20e……延
長片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略垂直姿勢で車両の幅方向に沿つて設けられた
    ヘツダパネルの側端部をセンタピラーの後端面に
    固定し、略水平姿勢で車両の前後方向に沿つて設
    けられたフロアパネルの側端部を前記センタピラ
    ーの内側面に固定するとともに後端部を前記ヘツ
    ダパネルの上端部と連接し、前記ヘツダパネルと
    前記フロアパネルとで構成される入隅部にリイン
    ホースを車両幅方向に沿つて取付けた車両におい
    て、前記センタピラー、前記ヘツダパネル前記フ
    ロアパネルおよび前記リインホースで囲まれる空
    間部に、フロアパネル裏面側に固定される水平片
    と、水平片の後端縁側より下方へ突出され、かつ
    ヘツダパネル裏面側に固定される垂直片と、水平
    片の一側端側より下方へ突出され、かつセンタピ
    ラーの内側面側に対接状に配置されるフランジ
    と、前記垂直片の一側端側より外側方へ延長形成
    され、かつセンタピラーの後端面とヘツダパネル
    の側端部間に介在されて重合状に固定される延長
    片とを備えているコーナ補強部材を配設したこと
    を特徴とする車両のボデイー構造。
JP1609986U 1986-02-05 1986-02-05 Expired JPH0313093Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1609986U JPH0313093Y2 (ja) 1986-02-05 1986-02-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1609986U JPH0313093Y2 (ja) 1986-02-05 1986-02-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62127872U JPS62127872U (ja) 1987-08-13
JPH0313093Y2 true JPH0313093Y2 (ja) 1991-03-26

Family

ID=30807648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1609986U Expired JPH0313093Y2 (ja) 1986-02-05 1986-02-05

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0313093Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62127872U (ja) 1987-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2593944Y2 (ja) 自動車の上部車体構造
JP3739976B2 (ja) 自動車の車体構造
JPH0122784Y2 (ja)
JPH0139393B2 (ja)
JPH0313093Y2 (ja)
JPS6238855Y2 (ja)
JPH0514946Y2 (ja)
JPH061267A (ja) 車両におけるシートベルトアンカ取付構造
JP4058779B2 (ja) 車両のドア構造
JP3436088B2 (ja) 自動車の後部車体構造
JPS6033080Y2 (ja) 自動車のシ−トベルトスル−アンカ−レインフォ−スの取付構造
JP3144249B2 (ja) 自動車の車体構造
JPH053421Y2 (ja)
JPS6366699B2 (ja)
JP2601563Y2 (ja) 自動車の側部車体構造
JPS5851098Y2 (ja) 自動車用リヤフロア構造
JPH0710034A (ja) 自動車のセンターピラー構造
JPH0453325Y2 (ja)
JP2504338Y2 (ja) 自動車の車体側部構造
JPS6335012Y2 (ja)
KR930002557Y1 (ko) 승용차의 대쉬패널(dash panel)과 센터플로어(center floor) 접합구조
JP2552046Y2 (ja) 自動車のリヤパネル部補剛構造
JPH0537910Y2 (ja)
JPH049270Y2 (ja)
JP3324453B2 (ja) シートベルトアンカ取付け部構造