JP2504338Y2 - 自動車の車体側部構造 - Google Patents

自動車の車体側部構造

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JP2504338Y2
JP2504338Y2 JP1990081957U JP8195790U JP2504338Y2 JP 2504338 Y2 JP2504338 Y2 JP 2504338Y2 JP 1990081957 U JP1990081957 U JP 1990081957U JP 8195790 U JP8195790 U JP 8195790U JP 2504338 Y2 JP2504338 Y2 JP 2504338Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車の車体側部構造に関する。
(従来の技術) 上記構成には、従来、例えば、実開昭57−187270号公
報(「第1従来の技術」)で示されるものがある。これ
によれば、車室の側壁を構成するサイドパネルにフロア
パネルの側縁が結合され、上記サイドパネルに沿って車
体の前後方向に延びるワイヤハーネスが設けられてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記「第1従来の技術」によれば、上記ワ
イヤハーネスは単に平坦なフロアパネルの上面に配置さ
れただけのものであるため、ワイヤハーネスが車室内に
突出して、この車室への乗降や、荷物の積み降ろし作業
時に上記ワイヤハーネスが邪魔になるおそれがある。
一方、上記フロアパネルには、シート、乗員、および
荷物等により大きい荷重が与えられるため、このフロア
パネルの側縁を結合させているサイドパネルには十分の
強度を持たせることが要求される。
そこで、例えば、実開昭63−123373号公報(「第2従
来の技術」)で示されるビード(第2図中、符号14のも
の)を上記フロアパネルの側縁の近傍で上記サイドパネ
ルに成形することが考えられる。
しかし、上記「第2従来の技術」におけるビードの凸
部は車室側の面に成形されているため、これを上記した
ようにサイドパネルに適用すると、上記凸部がサイドパ
ネルの車室側の面に突出することとなって、車室が狭め
られるという問題が生じる。
また、上記「第1従来の技術」では、前記したよう
に、ワイヤハーネスは単に平坦なフロアパネルの上面に
配置されただけのため、車幅方向での位置決めができ
ず、よって、所定の配線ができないおそれがある。
そこで、上記「第2従来の技術」で示したビードの内
部にワイヤハーネスを収納させれば、ある程度の位置決
めはできると考えられる。しかし、上記ビードの内部で
ある凹部は車室側とは反対側の面に形成されているた
め、上記ビードの内部にワイヤハーネスを収納させる作
業は容易でなく、つまり、ワイヤハーネスの配線がしに
くいという問題が生じる。
(考案の目的) この考案は、上記のような事情に注目してなされたも
ので、サイドパネルによるフロアパネルの側縁の支持が
車室を狭めることなく強固に行われるようにし、かつ、
車室のサイドパネルに沿って配線されるワイヤーネスが
車室への乗降や荷物の積み降ろし作業の邪魔にならない
ようにし、しかも、上記サイドパネルに沿ってのワイヤ
ーハーネスの所定の配線ができるようにすると共に、こ
の配線の作業が容易にできるようにすることを目的とす
る。
(考案の構成) 上記目的を達成するためのこの考案の特徴とするとこ
ろは、次の如くである。
なお、この「考案の構成」の項において、下記した
( )内の用語は、実用新案登録請求の範囲の用語に対
応するものである。
車室1のインナパネル(サイドパネル)4にフロアパ
ネル5の側縁6を結合し、上記インナパネル(サイドパ
ネル)4に沿って車体1の前後方向に延びるワイヤハー
ネス20を設けた自動車の車体側部構造において、上記イ
ンナパネル(サイドパネル)4の車室7側の面が凹面と
なるよう同上インナパネル(サイドパネル)4にビート
19を形成し、このビード19を上記フロアパネル5の側縁
6近傍で、この側縁6に沿うように配置し、上記ワイヤ
ハーネス20の前、後部を上記インナパネル(サイドパネ
ル)4の車室7側とは反対側に配設する一方、上記ワイ
ヤハーネス20の前、後部間の一部を上記ビード19の内部
に収納した点にある。
(作用) 上記構成による作用は次の如くである。
なお、この「作用」の項において、下記した( )内
の用語は、実用新案登録請求の範囲の用語に対応するも
のである。
インナパネル(サイドパネル)4にフロアパネル5の
側縁6を結合し、このフロアパネル5の側縁6近傍で、
この側縁6に沿って上記インナパネル(サイドパネル)
4にビード19を形成したため、上記フロアパネル5の側
縁6との結合部の近傍のインナパネル(サイドパネル)
4の部分が上記ビード19によって補強されることとな
る。
しかも、上記インナパネル(サイドパネル)4の車室
7側の面が凹面となるよう同上インナパネル(サイドパ
ネル)4にビード19を形成したため、上記ビード19が車
室7内に突出することが防止される。
また、上記したようにインナパネル(サイドパネル)
4の車室7側の面が凹面となるよう同上インナパネル
(サイドパネル)4にビード19を形成し、上記ワイヤハ
ーネス20の前、後部を上記インナパネル(サイドパネ
ル)4の車室7側とは反対側に配設する一方、上記ワイ
ヤハーネス20の前、後部間の一部を上記ビード19の内部
に収納したため、ワイヤハーネス20が車室7内に突出す
ることが防止される。
また、上記したように、ワイヤハーネス20の前、後部
を上記インナパネル(サイドパネル)4の車室7側とは
反対側に配設する一方、上記ワイヤハーネス20の前、後
部間の一部を上記ビード19の内部に収納したため、ワイ
ヤハーネス20が上下に自由に移動しようとすることは上
記ビート19の内面によって規制され、かつ、車幅方向に
自由に移動しようとすることは上記ビード19の内面を含
むインナパネル(サイドパネル)4によって規制され
る。
しかも、上記ビード19の凹部はインナパネル(サイド
パネル)4の車室7側の面に形成されているため、上記
ビード19の内部へのビード19の一部の収納は、車室7側
から容易にできる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明する。
図において、符号1はワンボックスカーの車体で、第
1図中矢印Frはその前方を示している。
上記車体1後部の側壁2は板金製のアウタパネル3と
インナパネル4とを互いに最中状に結合することにより
構成されている。5は板金製のリヤフロアパネルで、こ
のフロアパネル5の側縁6は上方に向って折り曲げられ
た折り曲げ片を有している。そして、この折り曲げ片が
上記インナパネル4にスポット溶接されることによっ
て、フロアパネル5がインナパネル4に支持されてい
る。上記インナパネル4とフロアパネル5とで囲まれた
空間が主に荷室として利用される車室7となっており、
上記インナパネル4はこの車室7のサイドパネルを構成
している。その他、8はリヤクォータウィンド、9はホ
イールハウスである。
上記インナパネル4には開口10が形成されている。ま
た、上記インナパネル4とフロアパネル5との間の空間
11の下部が小物入れ12とされ、上記開口10を通し小物入
れ12に対し工具箱13等の小物類が挿抜できるようになっ
ている。上記開口10を開閉自在に閉じる内装トリム14が
設けられ、この内装トリム14はその外縁部を構成する枠
部15と、この枠部15に着脱自在に取り付けられる本体部
16とで構成されている。
上記開口10の下部開口縁18にはビード19が形成されて
いる。このビード19はフロアパネル5の側縁6近傍で、
この側縁6に沿って前後方向に延び、車室7側の面が凹
面となっている。そして、このビード19は上記フロアパ
ネル5を支持したインナパネル4を十分に補強してお
り、このため、上記インナパネル4によるフロアパネル
5の支持が強固になされている。
20はワイヤハーネスで、このワイヤハーネス20はその
前端が車体1のバッテリーに接続され、後端は車体1の
後端面に設けられたテールランプ21に接続されている。
上記ワイヤハーネス20の前、後部は上記インナパネル4
の車室7側とは反対側の前記空間11に配設され、上記ワ
イヤハーネス20の前、後部間の一部はビード19の前後各
端に形成された連通溝22,22を通してビード19の内部に
収納されている。
上記の場合、ワイヤハーネス20の一部が各連通溝22を
通してビード19に収納され、かつ、このビード19が枠部
15によって開閉自在に閉じられることによって、インナ
パネル4に対するワイヤハーネス20の位置決めと、取り
付けとがなされている。また、上記ワイヤハーネス20は
インナパネル4の車室7側の面に取り付けられている
が、これはビード19の内部に収納されており、しかも、
このワイヤハーネス20は前記内装トリム14の枠部15によ
り覆われている。このため、ワイヤハーネス20が車室7
に対する乗降や荷物の積み降ろし作業の邪魔になること
が防止されると共に、このワイヤハーネス20の保護が図
られている。
(考案の効果) この考案によれば、サイドパネルにフロアパネルの側
縁を結合し、このフロアパネルの側縁近傍で、この側縁
に沿って上記サイドパネルにビードを形成したため、上
記フロアパネルの側縁との結合部の近傍のサイドパネル
の部分が上記ビードによって補強されることとなる。
よって、このサイドパネルによるフロアパネルの支持
が強固に行われる。
しかも、上記サイドパネルの車室側の面が凹面となる
よう同上サイドパネルにビードを形成したため、上記ビ
ードが車室内に突出することが防止される。よって、上
記したようにサイドパネルによるフロアパネルの支持が
強固にされたものでありながら、上記車室が狭められる
ことが防止される。
また、上記したようにサイドパネルの車室側の面が凹
面となるよう同上サイドパネルにビードを形成し、上記
ワイヤハーネスの前、後部を上記サイドパネルの車室側
とは反対側に配設する一方、上記ワイヤハーネスの前、
後部間の一部を上記ビードの内部に収納したため、ワイ
ヤハーネスが車室内に突出することが防止される。
よって、上記ワイヤハーネスが乗降や荷物の積み降ろ
し作業の邪魔になることが防止される。
また、上記したように、ワイヤハーネスの前、後部を
上記サイドパネルの車室側とは反対側に配設する一方、
上記ワイヤハーネスの前、後部間の一部を上記ビードの
内部に収納したため、ワイヤハーネスが上下に自由に移
動しようとすることは上記ビードの内面によって規制さ
れ、かつ、車幅方向に自由に移動しようとすることは上
記ビードの内面を含むサイドパネルによって規制され
る。
よって、ワイヤハーネスが位置決めされることから、
サイドパネルに沿ってのワイヤハーネスの所定の配線が
なされることとなる。
しかも、上記ビードの凹部はサイドパネルの車室側の
面に形成されているため、上記ビードの内部へのビード
の一部の収納は、車室側から容易にできる。
よって、上記したワイヤハーネスの所定の配線が容易
にできることとなる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は車体後部を車室
側からみた斜視図、第2図は第1図のII−II線矢視断面
図である。 1……車体、4……インナパネル(サイドパネル)、5
……フロアパネル、6……側縁、7……車室、19……ビ
ード、20……ワイヤハーネス。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室のサイドパネルにフロアパネルの側縁
    を結合し、上記サイドパネルに沿って車体の前後方向に
    延びるワイヤハーネスを設けた自動車の車体側部構造に
    おいて、上記サイドパネルの車室側の面が凹面となるよ
    う同上サイドパネルにビードを形成し、このビードを上
    記フロアパネルの側縁近傍で、この側縁に沿うように配
    置し、上記ワイヤハーネスの前、後部を上記サイドパネ
    ルの車室側とは反対側に配設する一方、上記ワイヤハー
    ネスの前、後部間の一部を上記ビードの内部に収納した
    自動車の車体側部構造。
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