JP2522011Y2 - シートマウント構造 - Google Patents
シートマウント構造Info
- Publication number
- JP2522011Y2 JP2522011Y2 JP1990106199U JP10619990U JP2522011Y2 JP 2522011 Y2 JP2522011 Y2 JP 2522011Y2 JP 1990106199 U JP1990106199 U JP 1990106199U JP 10619990 U JP10619990 U JP 10619990U JP 2522011 Y2 JP2522011 Y2 JP 2522011Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- floor
- seat belt
- storage box
- rear seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Seats For Vehicles (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は、ワンボックスカーにおけるシートマウン
ト構造に関するものである。
ト構造に関するものである。
（従来技術及びその課題） 従来、ワンボックスカーにおいて後部座席の後方に収
納ボックスを設けたものがあり、このような車両におい
ては、フロアに収納ボックス用の開口穴が形成されてい
るため、フロアの強度が弱くなり、後部座席用のシート
ベルトアンカーをフロアに取り付けると、シートベルト
アンカーに加えられる入力がフロアに支持されることと
なるため強度的に問題があった。
納ボックスを設けたものがあり、このような車両におい
ては、フロアに収納ボックス用の開口穴が形成されてい
るため、フロアの強度が弱くなり、後部座席用のシート
ベルトアンカーをフロアに取り付けると、シートベルト
アンカーに加えられる入力がフロアに支持されることと
なるため強度的に問題があった。
（課題を解決するための手段） 本考案は上記従来の問題点に鑑み案出したものであっ
て、後部シートの周辺の強化を図ったシートマウント構
造を提供せんことを目的とし、その要旨は、後部シート
の後方のフロアに収納ボックス用の開口穴を形成してな
る車両において、前記開口穴の周縁に補強部材を配設す
るとともに、該補強部材にクロスメンバーからシートマ
ウントブラケットを接続し、該シートマウントブラケッ
トに前記後部シート用のシートベルトアンカーを固設し
たことである。
て、後部シートの周辺の強化を図ったシートマウント構
造を提供せんことを目的とし、その要旨は、後部シート
の後方のフロアに収納ボックス用の開口穴を形成してな
る車両において、前記開口穴の周縁に補強部材を配設す
るとともに、該補強部材にクロスメンバーからシートマ
ウントブラケットを接続し、該シートマウントブラケッ
トに前記後部シート用のシートベルトアンカーを固設し
たことである。
（作用） 後部シートの後方に形成されている収納ボックス用の
開口穴の周縁には補強部材が配設され、この補強部材に
より開口穴を周辺が補強されており、さらにこの補強部
材はシートマウントブラケットを介しクロスメンバーに
接続されているため、開口部周辺のフロアの強度が確保
され、さらにシートマウントブラケットにシートベルト
アンカーが固設されているため、シートベルトアンカー
にシートベルトからの負荷が加わった時にも、フロアに
加わる力が減少され、強度の大なるシートマウント構造
とすることができる。
開口穴の周縁には補強部材が配設され、この補強部材に
より開口穴を周辺が補強されており、さらにこの補強部
材はシートマウントブラケットを介しクロスメンバーに
接続されているため、開口部周辺のフロアの強度が確保
され、さらにシートマウントブラケットにシートベルト
アンカーが固設されているため、シートベルトアンカー
にシートベルトからの負荷が加わった時にも、フロアに
加わる力が減少され、強度の大なるシートマウント構造
とすることができる。
（実施例） 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第１図はワンボックスカーの後部におけるフロア周辺
の要部斜視構成図であり、第２図は後部シートの側断面
構成図、第３図はワンボックスカーの後部の概略斜視構
成図、第４図は収納ボックスの設置状態の断面構成図で
ある。
の要部斜視構成図であり、第２図は後部シートの側断面
構成図、第３図はワンボックスカーの後部の概略斜視構
成図、第４図は収納ボックスの設置状態の断面構成図で
ある。
先ず第３図においてワンボックスカーの後部を説明す
ると、ワンボックスカー10の後端部には開閉可能なバッ
クドアＢが設けられており、車室内には後部シート８が
配設されており、この後部シート８とバックドアＢ間の
フロア１にはキャンピング用品等を収納可能に収納ボッ
クス11が設けられている。
ると、ワンボックスカー10の後端部には開閉可能なバッ
クドアＢが設けられており、車室内には後部シート８が
配設されており、この後部シート８とバックドアＢ間の
フロア１にはキャンピング用品等を収納可能に収納ボッ
クス11が設けられている。
この収納ボックス11は第４図に示すように、フロア１
に形成された開口穴Ｈ内に埋設状に取り付けられたもの
であり、本体部11aが開口穴Ｈ内に埋設状となり、本体
部11aに開閉可能に蓋11bが取り付けられており、蓋11b
を開けて本体部11a内にキャンピング用品，その他工具
等を入れることができるものとなっている。尚、第４図
中12はリアバンパーである。
に形成された開口穴Ｈ内に埋設状に取り付けられたもの
であり、本体部11aが開口穴Ｈ内に埋設状となり、本体
部11aに開閉可能に蓋11bが取り付けられており、蓋11b
を開けて本体部11a内にキャンピング用品，その他工具
等を入れることができるものとなっている。尚、第４図
中12はリアバンパーである。
このようなワンボックスカー10の前記後部ブロア１の
下面は第１図のような構造となっており、フロア１の両
サイドには長手方向に沿って一対のサイドメンバー2,2
が配設されており、このサイドメンバー2,2間には直交
状にクロスメンバー３が配設されて車体フレームが構成
されている。
下面は第１図のような構造となっており、フロア１の両
サイドには長手方向に沿って一対のサイドメンバー2,2
が配設されており、このサイドメンバー2,2間には直交
状にクロスメンバー３が配設されて車体フレームが構成
されている。
本例においては、前記開口穴Ｈの周縁に底側からレイ
ンフォース（補強部材）６が取り付けられており、この
レインフォース６により開口穴Ｈ周辺のフロア１の強度
が確保されている。又、このレインフォース６は前記ク
ロスメンバー３から突出した一対のシートマウントブラ
ケット４の端部に溶接等により接続されており、従っ
て、レインフォース６はシートマウントブラケット4,4
を介し前記クロスメンバー３と一体化されている。又、
この一対のシートマウントブラケット4,4には上方側へ
突出してシートベルトを取付可能なシートベルトアンカ
ー5,5が固設されている。
ンフォース（補強部材）６が取り付けられており、この
レインフォース６により開口穴Ｈ周辺のフロア１の強度
が確保されている。又、このレインフォース６は前記ク
ロスメンバー３から突出した一対のシートマウントブラ
ケット４の端部に溶接等により接続されており、従っ
て、レインフォース６はシートマウントブラケット4,4
を介し前記クロスメンバー３と一体化されている。又、
この一対のシートマウントブラケット4,4には上方側へ
突出してシートベルトを取付可能なシートベルトアンカ
ー5,5が固設されている。
又、第２図に示すように、前記クロスメンバー３上の
フロア１上にはシートフレーム７が固設され、このシー
トフレーム７上に後部シート８が取り付けられている。
前記シートベルトアンカー５はこの後部シート８用のシ
ートベルトを掛止できるものであり、シートベルトアン
カー５にシートベルトからの入力が加えられた時に、本
例においては、シートベルトアンカー５に加わる力はシ
ートマウントブラケット４からクロスメンバー３とレイ
ンフォース６に加えられるため、フロア１に強大が力が
作用することがなく、従来においてはレインフォース６
が存在しないため、シートベルトアンカー５への入力は
直接フロア１に伝えられて非常に不安定なものとなって
いたが、本例においてはシートベルトからシートベルト
アンカー５に加えられる入力を強固にカバーしてフロア
１の負荷率を極めて減少させることができ、後部シート
の安全性を良好に確保することができる。
フロア１上にはシートフレーム７が固設され、このシー
トフレーム７上に後部シート８が取り付けられている。
前記シートベルトアンカー５はこの後部シート８用のシ
ートベルトを掛止できるものであり、シートベルトアン
カー５にシートベルトからの入力が加えられた時に、本
例においては、シートベルトアンカー５に加わる力はシ
ートマウントブラケット４からクロスメンバー３とレイ
ンフォース６に加えられるため、フロア１に強大が力が
作用することがなく、従来においてはレインフォース６
が存在しないため、シートベルトアンカー５への入力は
直接フロア１に伝えられて非常に不安定なものとなって
いたが、本例においてはシートベルトからシートベルト
アンカー５に加えられる入力を強固にカバーしてフロア
１の負荷率を極めて減少させることができ、後部シート
の安全性を良好に確保することができる。
尚、レインフォース６は開口穴Ｈの周縁全周に配設し
ても良く、又、後部シート８側の前縁部のみに配設した
ものであっても良い。
ても良く、又、後部シート８側の前縁部のみに配設した
ものであっても良い。
（考案の効果） 本考案は、後部シートの後方のフロアに収納ボックス
用の開口穴を形成してなる車両において、前記開口穴の
周縁に補強部材を配設するとともに、該補強部材にクロ
スメンバーからシートマウントブラケットを接続し該シ
ートマウントブラケットに前記後部シート用のシートベ
ルトアンカーを固設したことにより、後部のシートのシ
ートベルトからシートベルトアンカーに負荷が加えられ
た時に、この負荷はシートマウントブラケットを介しク
ロスメンバーと補強部材に伝えられ、フロアには差ほど
負荷が加わらないため、フロアの負荷率を減少させ、強
度の大なるシートマウント構造とすることができ、後部
シートの安全性を良好に確保することができるととも
に、収納ボックス用の開口穴Ｈ周辺を強固なものとし得
る効果を有する。
用の開口穴を形成してなる車両において、前記開口穴の
周縁に補強部材を配設するとともに、該補強部材にクロ
スメンバーからシートマウントブラケットを接続し該シ
ートマウントブラケットに前記後部シート用のシートベ
ルトアンカーを固設したことにより、後部のシートのシ
ートベルトからシートベルトアンカーに負荷が加えられ
た時に、この負荷はシートマウントブラケットを介しク
ロスメンバーと補強部材に伝えられ、フロアには差ほど
負荷が加わらないため、フロアの負荷率を減少させ、強
度の大なるシートマウント構造とすることができ、後部
シートの安全性を良好に確保することができるととも
に、収納ボックス用の開口穴Ｈ周辺を強固なものとし得
る効果を有する。
図は本考案の一実施例を示し、第１図はワンボックスカ
ーの後部におけるフロアの下面構造を示す要部斜視構成
図、第２図は後部シートの取付状態の側面断面図、第３
図はワンボックスカーの後部の概略構成図、第４図は収
納ボックスの取付状態の断面構成図である。 １……フロア ２……サイドメンバー ３……クロスメンバー ４……シートマウントブラケット ５……シートベルトアンカー ６……補強部材（レインフォース） ７……シートフレーム ８……後部シート 11……収納ボックス Ｈ……開口穴
ーの後部におけるフロアの下面構造を示す要部斜視構成
図、第２図は後部シートの取付状態の側面断面図、第３
図はワンボックスカーの後部の概略構成図、第４図は収
納ボックスの取付状態の断面構成図である。 １……フロア ２……サイドメンバー ３……クロスメンバー ４……シートマウントブラケット ５……シートベルトアンカー ６……補強部材（レインフォース） ７……シートフレーム ８……後部シート 11……収納ボックス Ｈ……開口穴
Claims (1)
- 【請求項１】後部シートの後方のフロアに収納ボックス
用の開口穴を形成してなる車両において、前記開口穴の
周縁に補強部材を配設するとともに、該補強部材にクロ
スメンバーからシートマウントブラケットを接続し、該
シートマウントブラケットに前記後部シート用のシート
ベルトアンカーを固設したことを特徴とするシートマウ
ント構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990106199U JP2522011Y2 (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | シートマウント構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990106199U JP2522011Y2 (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | シートマウント構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0462289U JPH0462289U (ja) | 1992-05-28 |
| JP2522011Y2 true JP2522011Y2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=31852204
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990106199U Expired - Lifetime JP2522011Y2 (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | シートマウント構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2522011Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5347613B2 (ja) * | 2009-03-19 | 2013-11-20 | 日産自動車株式会社 | 自動車の車体構造 |
-
1990
- 1990-10-08 JP JP1990106199U patent/JP2522011Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0462289U (ja) | 1992-05-28 |
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