JP3840690B2 - 自動車の下部車体構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の車体下部の補強構造、特にシート本体やシートベルト等のシート部材の支持部を取り付ける部位の補強に適した自動車の下部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の車体構造において、シート本体やシートベルト等のシート部材の支持部等、荷重が大きくかかるまたは荷重が集中する部位等の補強が一般に行われている。
【0003】
キャブオーバータイプの自動車においては、運転者席と助手席との間のデッキ部に脱着自在に設けられたサービスホールカバーに、シートベルトのベルトアンカーを設置することにより、ベルトアンカーに入力する荷重をフロントフロアパネルとデッキ後方のクロスメンバとに分散させている。
【0004】
また、例えば、特開平 7−112673号公報に記載されたものは、デッキ部の後部に左右のピラー部に接続されたデッキメンバを設けると共に、該デッキメンバの後方に左右のサイドフレームに接続されたクロスメンバを設け、デッキメンバとクロスメンバとを、リヤデッキパネルと共に車体前後方向に延びる閉断面を形成するレインフォースメントで接続し、このレインフォースメントに対応する部分にシートヒンジを取り付けている。
【0005】
この構成により、キャブオーバータイプの自動車において、デッキ部に載せられたシートを後方に倒すためのシートヒンジを車体前方より働く荷重から保護することを目的としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の自動車の下部車体構造においては、サービスホールカバーに直接ベルトアンカーを設置しているために、サービスホールカバーで全部の荷重を受けるから、サービスホールカバーを4枚構造とする等してベルトアンカー強度を持たせる必要があり、重量が増加する、部品点数が多く、コストが上昇するとともに精度をだすことが困難であるという問題があった。
【0007】
また、レインフォースメントに対応する部分にシートヒンジを設けたものにおいては、レインフォースメントで補強する範囲が大きくなり、不要な部分まで補強することになるため、車体重量の軽減を阻害するという問題があった。
【0008】
本発明の目的は、上記問題点を解決し、補強を必要とする部分のみを集中して補強することのできる自動車の下部車体構造を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の自動車の下部車体構造は、車幅方向に延びるクロスメンバにシート部材を支持させ、該クロスメンバにシート部材からの荷重が入力されるようにしたものにおいて、上記クロスメンバ内の上記シート部材支持部近傍に節部を形成する補強部材を配設、上記クロスメンバの上記補強部材配設部の前面及び下面に車両前後方向に延びるホイールエプロンの後端を接合し、該ホイールエプロン及び上記補強部材の節部が上記クロスメンバを介して連結していることにより、クロスメンバのシート部材支持部の強度を増大させるとともに、後方から前方への捩じりに対する剛性を増大させることができる。
【0010】
また、必要な部位だけ補強部材を用いているから、重量の増加を抑制することができる。
【0011】
補強部材が略箱状に形成され、クロスメンバ内部を横断して節部を形成する壁部を備えたことにより、クロスメンバのシート部材支持部の強度を増大させることができる。
【0012】
キャブオーバー型の車両であって、最前列の座席の後端下部に配置されて車幅方向に延びるクロスメンバを設け、クロスメンバにシート部材を支持させ、該クロスメンバにシート部材からの荷重が入力されるようにしたものにおいて、上記クロスメンバの適所に箱状に形成された補強部材を設け、該補強部材の壁部でクロスメンバに節部を形成し、該クロスメンバの上記補強部材配設部の前面及び下面に車両前後方向に延びるホイールエプロンの後端を接合し、該ホイールエプロン及び上記補強部材の節部が上記クロスメンバを介して連結していることにより、シート部材支持部に入力される荷重は、クロスメンバに捩じり荷重として作用することになるが、補強部材により、クロスメンバ自体の強度が増大されるとともに、ホイールエプロンに補強部材が一致しているから、クロスメンバの捩れを抑制し、捩れ剛性を大きくすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図を参照して説明する。
【0014】
図1において、キャブオーバータイプの車両の助手席側のデッキ部1の上面にサービスホールカバー2がサービスホールを覆って着脱自在に設置され、デッキ部1の後端上部に車体幅方向に延びるクロスメンバ3が設けられ、クロスメンバ3から下方に隔壁プレート4が垂設され、クロスメンバ3と隔壁プレート4とでバックプレート30が形成されており、クロスメンバ3内の適所に略箱状の支持補強部材5が設置されて節部を形成し、支持補強部材5はホイールエプロン6の後端上に重合されている。
【0015】
なお、7はピラーインナパネル、8はフィラープレートである。
【0016】
図2において、支持補強部材5は前方並びに下方の2面が開放された略箱状に形成されており、略水平な天板部51と、天板部51の設置時車両前後方向後端から下方に垂設された後板部52と、後板部52の車幅方向両側縁から設置時車両前後方向前方に折曲された一対の外側板部53と、外側板部53の内側で天板部51の車幅方向両側縁から下方に折曲された一対の内側板部54と、外側板部53の前端から外側に折曲された前側取付フランジ53Aと、外側板部53の下端から外側に折曲された下側取付フランジ53Bとを備えている。
【0017】
後板部52は下側取付フランジ53Bよりも下方に延びて形成され、その略中央のやや上部においてピン50が後方に突設されており、ピン50の下方にボルト孔55が穿設され、ピン50の両側に一対の係止孔56が穿設されるとともに、前側面にナット57が係止孔56と開口が一致して接合されている。
【0018】
クロスメンバ3は、断面略L字形に形成された上半部材3Aと、断面が両端にフランジを有する略L字形に形成された下半部材3Bとが接合されて形成されている。
【0019】
図3及び図4において、クロスメンバ3の下半部材3Bの前側に位置する縦壁部31Bに支持補強部材5の前側取付フランジ53Aが接合され、下半部材3Bの横壁部32Bに下側取付フランジ53Bが接合されており、天板部51の前端側下面が下半部材3Bの縦壁部31Bの上端のフランジに接合されて、外側板部53により節部を形成している。
【0020】
支持補強部材5の後板部52の下端は、クロスメンバ3の下半部材3Bの横壁部32Bのフランジに接合されている。
【0021】
なお、支持補強部材5は、クロスメンバ3の下半部材3Bの縦壁部31B及び横壁部32Bに一致する寸法並びに外形を備えている。
【0022】
図5及び図6において、ホイールエプロン6の後端と、クロスメンバ3の車幅方向端に近い側の支持補強部材5の下側取付フランジ53Bとが一致してクロスメンバ3とホイールエプロン6の後端の切欠61とが接合されており、ホイールエプロン6の後端の切欠61に支持補強部材5の下側取付フランジ53Bの位置のクロスメンバ3が支えられる形態になっている。
【0023】
クロスメンバ3の上半部材3Aは、支持補強部材5の後板部52のボルト孔55及び係止孔56と一致する位置にそれぞれ通孔が穿設されており、ピン50が嵌挿する通孔が穿設されている。
【0024】
シート本体やシートベルト等のシート部材の支持部材9(図6参照)は、後板部52のピン50に係合させて仮止めし、ボルト孔55及び係止孔56にボルトを挿入して固定する。
【0025】
この構成によると、シート部材の支持部材9に入力される荷重は、クロスメンバ3に捩じり荷重として作用することになるが、支持補強部材5により、クロスメンバ3自体の強度が増大されるとともに、ホイールエプロン6の後端に支持補強部材5が一致しているから、クロスメンバ3の捩れを抑制し、捩れ剛性を大きくすることができる。
【0026】
また、必要な部位だけ補強部材を用いているから、重量の増加を抑制することができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明は上述のとおり構成されているから、以下に述べるとおりの効果を奏する。
【0028】
クロスメンバ内の上記シート部材支持部近傍に節部を形成する補強部材を配設、上記クロスメンバの上記補強部材配設部の前面及び下面に車両前後方向に延びるホイールエプロンの後端を接合し、該ホイールエプロン及び上記補強部材の節部が上記クロスメンバを 介して連結していることにより、クロスメンバのシート部材支持部の強度を増大させるとともに、後方から前方への捩じりに対する剛性を増大させることができる。
【0029】
また、必要な部位だけ補強部材を用いているから、重量の増加を抑制することができる。
【0030】
補強部材は略箱状に形成され、クロスメンバ内部を横断して節部を形成する壁部を備えたことにより、クロスメンバのシート部材支持部の強度を増大させることができる。
【0031】
キャブオーバー型の車両であって、最前列の座席の後端下部に配置されて車幅方向に延びるクロスメンバを設け、クロスメンバにシート部材を支持させ、該クロスメンバにシート部材からの荷重が入力されるようにしたものにおいて、上記クロスメンバの適所に箱状に形成された補強部材を設け、該補強部材の壁部でクロスメンバに節部を形成し、該クロスメンバの上記補強部材配設部の前面及び下面に車両前後方向に延びるホイールエプロンの後端を接合し、該ホイールエプロン及び上記補強部材の節部が上記クロスメンバを介して連結していることにより、シート部材支持部に入力される荷重は、クロスメンバに捩じり荷重として作用することになるが、補強部材により、クロスメンバ自体の強度が増大されるとともに、ホイールエプロンに補強部材が一致しているから、クロスメンバの捩れを抑制し、捩れ剛性を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動車の下部車体構造の斜視図である。
【図2】 本発明の補強部材の斜視図である。
【図3】 本発明を適用したクロスメンバの構造説明図である。
【図4】 本発明を適用したクロスメンバの平面図である。
【図5】 本発明を適用したクロスメンバの要部拡大斜視図である。
【図6】 図5のVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
1 デッキ部、2 サービスホールカバー、3 クロスメンバ、4 隔壁プレート、5 支持補強部材、6 ホイールエプロン 30 バックプレート

Claims (3)

  1. 車幅方向に延びるクロスメンバにシート部材を支持させ、該クロスメンバにシート部材からの荷重が入力されるようにしたものにおいて、
    上記クロスメンバ内の上記シート部材支持部近傍に節部を形成する補強部材を配設、上記クロスメンバの上記補強部材配設部の前面及び下面に車両前後方向に延びるホイールエプロンの後端を接合し、該ホイールエプロン及び上記補強部材の節部が上記クロスメンバを介して連結していることを特徴とする自動車の下部車体構造。
  2. 補強部材が略箱状に形成され、クロスメンバ内部を横断して節部を形成する壁部を備えたことを特徴とする請求項1記載の自動車の下部車体構造。
  3. キャブオーバー型の車両であって、最前列の座席の後端下部に配置されて車幅方向に延びるクロスメンバを設け、クロスメンバにシート部材を支持させ、該クロスメンバにシート部材からの荷重が入力されるようにしたものにおいて、
    上記クロスメンバの適所に箱状に形成された補強部材を設け、該補強部材の壁部でクロスメンバに節部を形成し、該クロスメンバの上記補強部材配設部の前面及び下面に車両前後方向に延びるホイールエプロンの後端を接合し、該ホイールエプロン及び上記補強部材の節部が上記クロスメンバを介して連結していることを特徴とする自動車の下部車体構造。
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