JPH0349985Y2 - - Google Patents

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JPH0349985Y2
JPH0349985Y2 JP1985029976U JP2997685U JPH0349985Y2 JP H0349985 Y2 JPH0349985 Y2 JP H0349985Y2 JP 1985029976 U JP1985029976 U JP 1985029976U JP 2997685 U JP2997685 U JP 2997685U JP H0349985 Y2 JPH0349985 Y2 JP H0349985Y2
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JP
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floor panel
seat
side sill
bracket
seat bracket
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば、車両用のフロントシート
取付部の強度を向上させるために用いるような自
動車の車体下部構造に関する。
(従来技術) 従来、この種の車体下部構造としては、例え
ば、実開昭53−77538号公報に記載の如く、シー
トがその上部に取付けられるシート取付ブラケツ
トの下端をフロアパネルにボルト止めし、このブ
ラケツト下端と対向するフロアパネルの下面にレ
インフオースメント(いわゆる補強部材)を固定
した装置が知られているが、体重負荷、振動負荷
等が付勢されるシート取付ブラケツトに充分な強
度が確保できない問題点を有していた。
このような問題点を解決するために、従来、例
えば実開昭58−46668号公報に記載の自動車の車
体構造が既に考案されている。
すなわち、外側端をサイドシルに接合したフロ
アパネルを設け、サイドシルと上述のフロアパネ
ルとの間にリヤライザを取付けると共に、車体前
後方向に延びる床下フレームと上述のリヤライザ
直下部位との間において、リヤライザの延長方向
に沿うサブクロスメンバをフロアパネル下面に沿
つて取付けた自動車の車体下部構造である。
しかし、この従来構造においては、上述のリヤ
ライザの他にサブクロスメンバを必要とする関係
上、部品点数が大となるばかりでなく、組付け工
数が大となるので、生産性が悪化し、さらに上述
のフロアパネルはそのトンネル部以外が略フラツ
ト形状であるため、広い車室空間の確保が困難
で、重心位置が高くなる欠点があり、加えて、上
述のサブクロスメンバがフロアパネル下面におい
て車幅方向に突出するため、走行風がこのサブク
ロスメンバに当つて、走行抵抗が大となる問題点
があつた。換言すれば、上述のサブクロスメンバ
の下方への突出量だけフロアパネルを上方に位置
させる必要があるので、重心位置が高くなる問題
点があつた。
(考案の目的) この考案は、体重負荷、振動負荷等が付勢され
るシートブラケツトの強度の向上を図ることがで
き、しかも、部品点数は少なく、組付け工数の低
減および生産性の向上を図ることができるうえ、
充分な車室空間を確保しつつ、重心位置の低下を
図ることができ、加えて走行抵抗に小さい自動車
の車体下部構造の提供を目的とする。
(考案の構成) この考案は、フロアパネルの外側端部に閉断面
状のサイドシルを固定した自動車の車体下部構造
であつて、上記フロアパネルの下面に前後方向に
延びるフレーム部材を接合して、閉断面が形成さ
れ、上記フレーム部材と上記フロアパネルとの接
合部に、シート取付用のシートブラケツトの一端
を接続し、上記シートブラケツトの他端をサイド
シルに接続して、サイドシルとシートブラケツト
とフロアパネルとで閉断面を形成し、さらに上記
フロアパネルは、サイドシルに固定した該フロア
パネルの外側端部に対して所定高さ段下げ形成し
た自動車の車体下部構造であることを特徴とす
る。
(考案の効果) この考案によれば、シートブラケツトを剛体間
に接続すると共に、同ブラケツト下面に閉断面を
形成しているので、体重負荷、振動負荷等が付勢
されるシートブラケツトの強度を向上させること
ができる効果がある。
しかも上述の負荷に対する強度向上手段を単一
のシートブラケツトにて対応させているので、部
品点数が少なく、組付け工数の低減および生産性
の向上を図ることができるうえ、上述のフロアパ
ネルを段下げ形成したので、充分な車室空間を確
保しつつ、重心位置の低下を図ることができ、加
えて、フロアパネルの下面には従来構造の如き車
幅方向に延びる部材を何等取付ける必要がなく、
走行抵抗の低下を図ることができる効果がある。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面は自動車の車体下部構造を示し、第1図、
第2図、第3図において、1はフロアパネルで、
このフロアパネル1の左右の外側両端部には前後
方向に延びるサイドシル2,2を固定している。
上述のサイドシル2は、サイドシルインナ3と
サイドシルアウタ4とで閉断面5を形成してい
て、上述のフロアパネル1の左右両端折曲部6を
このサイドシルインナ3の下部に固定している。
上述のフロアパネル1の下面には、前後方向に
延びるフレーム部材7を設けて、このフレーム部
材7とフロアパネル1下面との間に閉断面11を
形成している。
このフレーム部材7は凹状のフレーム主体7a
の上端にフランジ7b,7bを一体形成し、この
左右上端のフランジ7b,7bを上述のフロアパ
ネル1下面に溶接手段によつて固着している。
また、上述のフレーム部材7は、第1図に示す
如くフロントシート8の下部対応位置を通つて車
体の前後方向に延びている。
このシート下部対応位置に相当するフレーム部
材7とフロアパネル1との接合部9には、シート
8取付用のシートブラケツト10の下端を溶接手
段により接続している。
上述のシートブラケツト10は天壁部10a
と、スカート部10bと、下端側のフランジ10
cと、上端側のフランジ10dとを一体形成した
ブラケツトで、上述の下端側のフランジ10cを
上述の接合部9に固定している。
また上述のシートブラケツト10の上端側のフ
ランジ10dをサイドシル2におけるサイドシル
インナ3に溶接接続し、このサイドシル2とシー
トブラケツト10とフロアパネル1との三者で閉
断面12を形成している。
ところで、上述のフロントシート8は、シート
クツシヨン8aとシートバツク8bとを含み、こ
のシートクツシヨン8aの下面にアツパレール1
3を固定し、また上述のシートブラケツト10に
ボルト、ナツトで連結した固定部材14を設け、
この固定部材14の上面にロアレール15を固定
して、これら各レール13,15間にボール16
およびローラ17を介設して、フロントシート8
の前後方向への摺動を可能にしている。
しかも、上述のフロアパネル1は、サイドシル
2のサイドシルインナ3に固定した該フロアパネ
ル1の該側端部に対して第2図に示すように所定
高さLだけ段下げ形成している。
このように構成した自動車の車体下部構造にお
いて、搭乗者が前述のフロントシート8に着座す
ると、シートクツシヨン8a、スライドレール1
8および固定部材14を介してシートブラケツト
10に体重負荷等が付勢される。
このシートブラケツト10は、その上端側が耐
久強度を有する剛体のサイドシル2に、また下端
側がフロアパネル1およびフレーム部材7の接合
部9(剛性を有する部分)にそれぞれ接続される
と共に、同ブラケツト10下面にはサイドシル2
とシートブラケツト10とフロアパネル1との三
者で閉断面12を形成しているので、上述のシー
トブラケツト10の強度を強化向上させることが
でき、同ブラケツト10の充分な剛性の確保がで
きる効果がある。
しかも、上述のシート荷重および側突荷重に対
する強度向上手段の単一のシートブラケツト10
にて対応させているので、従来装置のサブクロス
メンバなどの如き部材が不要であつて、部品点数
の低減、組付け工数の低減および生産性の向上を
図ることができる効果がある。
さらに、上述のフロアパネル1を段下げ形成し
たので、充分に広い車室空間を確保しつつ、重心
位置の低下を図ることができ、加えて、フロアパ
ネル1の下面には従来構造のサブクロスメンバの
ような車幅方向に延びる部材を何等取付ける必要
がなく、走行抵抗の低下を図ることができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は自
動車の車体下部構造を示す概略平面図、第2図は
第1図の−線矢視断面図、第3図は単体下部
構造の斜視図である。 1……フロアパネル、2……サイドシル、7…
…フレーム部材、9……接合部、10……シート
ブラケツト、5,11,12……閉断面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フロアパネル1の外側端部に閉断面5状のサイ
    ドシル2を固定した自動車の車体下部構造であつ
    て、 上記フロアパネル1の下面に前後方向に延びる
    フレーム部材7を接合して、閉断面11が形成さ
    れ、 上記フレーム部材7と上記フロアパネル1との
    接合部9に、シート取付用のシートブラケツト1
    0の一端を接続し、 上記シートブラケツト10の他端をサイドシル
    2に接続して、サイドシル2とシートブラケツト
    10とフロアパネル1とで閉断面12を形成し、 さらに上記フロアパネル1は、サイドシル2に
    固定した該フロアパネル1の外側端部に対して所
    定高さL段下げ形成した 自動車の車体下部構造。
JP1985029976U 1985-03-01 1985-03-01 Expired JPH0349985Y2 (ja)

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JPS61145083U JPS61145083U (ja) 1986-09-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016052863A (ja) * 2014-09-04 2016-04-14 トヨタ自動車株式会社 車両下部構造
JP6332390B2 (ja) * 2016-10-03 2018-05-30 マツダ株式会社 車両の下部車体構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5846668B2 (ja) * 1978-09-14 1983-10-18 ヤマハ発動機株式会社 内燃機関の吸気通路

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JPS5846668U (ja) * 1981-09-25 1983-03-29 富士重工業株式会社 自動車の車体構造

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JPS5846668B2 (ja) * 1978-09-14 1983-10-18 ヤマハ発動機株式会社 内燃機関の吸気通路

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