JPH082049Y2 - 自動車の下部車体構造 - Google Patents

自動車の下部車体構造

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JPH082049Y2
JPH082049Y2 JP1988121931U JP12193188U JPH082049Y2 JP H082049 Y2 JPH082049 Y2 JP H082049Y2 JP 1988121931 U JP1988121931 U JP 1988121931U JP 12193188 U JP12193188 U JP 12193188U JP H082049 Y2 JPH082049 Y2 JP H082049Y2
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徳彦 金光
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、リヤサスペンションアーム(トレーリン
グアーム)を支持するような自動車の下部車体構造に関
する。
(従来の技術) 従来、上述例の自動車の下部車体構造としては、例え
ば、実開昭62-84586号公報に記載の構造がある。
すなわち、リヤフロアの下面両サイドに車体前後方向
に延びる断面略L字状のリヤサイドメンバを接合して、
このリヤサイドメンバの前端部を、前後方向に延びる閉
断面状のサイドシルに結合することにより、車体剛性の
向上を図ると共に、上述のリヤサイドメンバの下面にサ
スペンションアーム取付用ブラケットを接合し、このブ
ラケットにリヤサスペンションアームを取付けた構造で
ある。
この従来構造においては、上述のリヤサイドメンバの
断面形状が略L字状で、このL字状のリヤサイドメンバ
と、リヤフロアと、サイドシルインナとの三者間で閉断
面を形成する構造であるから、上述のサスペンションア
ーム取付用ブラケットはリヤサイドメンバから下方に向
けて取付けざるを得ず、このサスペンションアーム取付
用ブラケットを、余剰スペースを有効に利用して取付け
ることができない問題点を有していた。
(考案の目的) この考案は、サイドシルとリヤサイドメンバとの間に
形成される隙間(スペース)を有効に利用してリヤサス
ペンションアームの取付けを行なうことができるうえ、
取付け強度の向上を図ることができ、しかもリヤサスペ
ンションを支持するサブフレームの取付部を補強し、か
つリヤサスペンションのトレーリングアームを効率よく
支持することができる自動車の下部車体構造の提供を目
的とする。
(考案の構成) この考案は、リヤフロアの下面に車体前後方向に延び
る断面略凹状のリヤサイドメンバを接合して、上記リヤ
フロアと上記リヤサイドメンバとの間に閉断面を形成
し、上記リヤサイドメンバの前端部が前後方向に延びる
閉断面状のサイドシルに結合された自動車の下部車体構
造であって、上記リヤサイドメンバの下面部にサブフレ
ームが前後2点にて支持され、該サブフレームはクロス
メンバと接合されてリヤサスペンションフレームの一部
を構成すると共に、車体前後方向に延設され、上記サブ
フレームの前側支持点とサイドシルとを結合する支持ブ
ラケットが設けられ、上記支持ブラレットにリヤサスペ
ンションのトレーリングアームの支持部を設けると共
に、上記リヤサイドメンバと上記サイドシルとの間に形
成される隙間に、上記トレーリングアームの上記支持部
を位置させて、上記支持ブラケットを上記サイドシルと
リヤサイドメンバとに結合させた自動車の下部車体構造
であることを特徴とする。
(考案の効果) この考案によれば、上述の隙間に支持ブラケットの支
持部を位置させて、この支持ブラケットをサイドシルと
リヤサイドメンバとの両者に結合しているので、上述の
隙間(スペース)を有効利用してリヤサスペンションア
ーム(トレーリングアーム))の取付けを行なうことが
できる効果がある。
加えて、リヤフロアとの間で閉断面を形成するリヤサ
イドメンバと、閉断面状のサイドシルとの両者間に上述
の支持ブラケットを結合しているので、この支持ブラケ
ット乃至リヤサスペンションアームの取付強度の向上を
図ることができる効果がある。
しかも、上記構成の支持ブラケットにより、リヤサス
ペンションを支持するところのサブフレーム(リヤサス
ペンションフレーム)の取付部を補強することができ、
かつ上述のトレーリングアームを隙間を利用して効率よ
く支持することができる効果がある。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は自動車の下部車体構造を示し、第1図におい
て、前端部をサイドシル1に接合したリヤサイドメンバ
2を設け、このリヤサイドメンバ2の所定部には後部懸
架装置のトレーリングアームブラケット3、ホイールの
支持腕としてのトレーリングアーム4、リヤサスペンシ
ョンフレームとしてのサブフレーム5をそれぞれ取付け
ている。ここで、上述のサブフレーム5は第4図から明
らかなようにリヤサイドメンバ2の下面部に前後2点に
て支持されている。また、このサブフレーム5は第2
図、第3図に示すようにクロスメンバ27,28と接合され
てリヤサスペンションフレームの一部を構成すると共
に、車体前後方向に延設されている。
上述のリヤサイドメンバ2は第2図乃至第6図に示す
如く、リヤフロア6の下面に車体前後方向に沿って接合
した断面略凹状のメンバで、このリヤフロア6の下面
と、リヤサイドメンバ2との間には第1閉断面7を形成
している。
一方、前述のサイドシル1はサイドシルインナ8とサ
イドシルアウタ9とを接合して、閉断面10を形成し、こ
のサイドシル1は車体前後方向に向けて延設している。
そして、上述のリヤサイドメンバ2の前端部2aを第2
図、第3図に示す如く、上述のサイドシルインナ8に結
合して、車体剛性の向上を図っている。
また、上述のリヤサイドメンバ2のキックアップ部2b
下面側には、第4図、第6図にも示す如く、前述のサブ
フレーム5を支持する断面略凹状の支持ブラケット11
(サスペンションマウントレインフォースメント)を接
合している。
そして、この支持ブラケット11と上述のキックアップ
部2bとの間に閉断面12を形成すると共に、この支持ブラ
ケット11のサブフレーム取付部11aを第4図に示すよう
に水平面状に形成している。
さらに、上述のリヤサイドメンバ2のキックアップ部
2b内側面には、多数のフランジ部13a…と、水平面13b
と、傾斜面13cとを備えたサスペンションマウントブラ
ケット13を接合して、このサスペンションマウントブラ
ケット13とリヤサイドメンバ2との間に第6図に示す如
き閉断面14を形成している。
而して、同図に示すように、上述の各閉断面7,14,12
中央部を上下方向に貫通するように配設したボルト15を
設け、前述の支持ブラケット11のサブフレーム取付部11
aにおいて、このボルト15に内筒16およびラバーブッシ
ュ17を介してサブフレーム5およびトレーリングアーム
ブラケット3を配設した後に、ボルト15下端部にナット
18を螺合することで、このサブフレーム5を所定位置に
取付けている。
このように、上述のリヤサイドメンバ2の上曲げ部と
してのキックアップ部2b下面側に支持ブラケット11を接
合し、この支持ブラケット11の水平面部をサブフレーム
取付部11aに設定することで、同サブフレーム取付部11a
の地上高を充分大きく確保するように構成している。
ところで、第2図、第3図に示すように前述のリヤサ
イドメンバ2とサイドシル1との結合部19後方には、こ
れら両者1,2間に隙間20を形成している。
そして、この隙間20の前域にフレームガセット21を設
けている。
このフレームガセット21は第7図に示すように底壁21
aと、後壁21bとをL字状に一体形成したガセットで、上
述の後壁21bの上部には上部接合片21cを、一側の側部に
はアウトサイド接合片21dを、他側の側部にはインサイ
ド接合片21eをそれぞれ一体的に折曲げ形成している。
また、上述のフレームガセット21における底壁21aを
サイドシルインナ8およびリヤサイドメンバ2の各下面
に接合固定し、上部接合片21cをリヤフロア6の下面に
接合固定し、アウトサイド接合片21dをサイドシルイン
ナ8の側面に接合固定し、インサイド接合片21eをリヤ
サイドメンバ2の側面に接合固定して、このフレームガ
セット21と、サイドシル1と、リヤサイドメンバ2と、
リヤフロア6との四者によって第5図に示す如き第2閉
断面22を形成している。
一方、上述のサブフレーム5の前側支持点とサイドシ
ル1とを結合するトレーリングアームブラケット3(第
8図参照)を設け、このトレーリングアームブラケット
3にはリヤサスペンションのトレーリングアーム4の支
持部3eつまりアーム支持部を設けると共に、第3図に示
すように前述のリヤサイドメンバ2とサイドシル1との
間に形成される隙間20の後域には該トレーリングアーム
ブラケット3における支持部3eを位置させている。
このトレーリングアームブラケット3は第8図に示す
如く、サブフレーム取付部3aと、フレームガセット取付
部3bと、サイドシルインナ取付部3cとを備えたブラケッ
トベース部3dの上部に、上述のトレーリングアーム4を
支持するアーム支持部3eを形成した支持ブラケットであ
る。
そして、上述のトレーリングアームブラケット3にお
けるフレームガセット取付部3bを、第5図に示す如くボ
ルト、ナット23を用いて前述のフレームガセット21の下
面に結合している。
なお、この実施例では前述の第2閉断面22におけるフ
レームガセット21上に断面凹状のナットプレート24を配
設して、ボルト、ナット23により、このナットプレート
24とフレームガセット21とを共締めしている。
また、上述のトレーリングアームブラケット3におけ
るサイドシルインナ取付部3cを、第6図に示す如くボル
ト、ナット25を用いて前述のサイドシルインナ8の下面
に結合している。
なお、この実施例ではサイドシルインナ8の内底部に
断面凹状のナットプレート26を配設して、ボルト、ナッ
ト25により、このナットプレート26とサイドシルインナ
8とを共締めしている。
さらに、上述のトレーリングアームブラケット3にお
けるサブフレーム取付部3aを、第6図に示す如く前述の
ボルト15およびナット18,18′を用いてリヤサイドメン
バ2のキックアップ部2b下面に結合している。
この実施例では、上述のサブフレーム取付部3aと支持
ブラケット11との間に、前述のサブフレーム5を配設し
て、ボルト15、ナット18,18′によりサブフレーム取付
部3aとサブフレーム5とをリヤサイドメンバ2に共締め
している。
なお図中、27,28はサブフレーム5に一体的に接合さ
れて車幅方向に延びるクロスメンバ、29はタイヤハウ
ス、30はクォータパネルである。
このように、上述の隙間20にトレーリングアームブラ
ケット3の支持部3eを位置させて、このトレーリングア
ームブラケット3をサイドシル1とリヤサイドメンバ2
とに結合させることで、このトレーリングアームブラケ
ット3の前述のアーム支持部3eを隙間20内に位置させて
いるので、上述の隙間20(スペース)を有効に利用して
該トレーリングアームブラケット3の取付けを行なうこ
とができる効果がある。
加えて、上述のリヤフロア6との間で第1閉断面7を
形成するリヤサイドメンバ2と、閉断面状のサイドシル
1との両者間に上述のトレーリングアームブラケット3
を結合しているので、このトレーリングアームブラケッ
ト3乃至トレーリングアーム4の取付け強度の向上を図
ることができる効果がある。
しかも、上記構成のトレーリングアームブラケット3
により、リヤサスペンションを支持するところのサブフ
レーム5の取付部を補強することができ、かつ上述のト
レーリングアーム4を上記隙間20を利用して効率よく支
持することができる効果がある。
この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の閉断面は、実施例の第1閉断面7に対応
し、 以下同様に、 支持ブラケットは、トレーリングアームブラケット3
に対応し、 トレーリングアームの支持部は、アーム支持部3eに対
応するも、 この考案、上述の実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図は自動車の下部車体構造を示す概略側面図、 第2図は同下部車体構造を示す斜視図、 第3図は下部車体構造を示す平面図、 第4図は下部車体構造を示す側面図、 第5図は第3図のA−A線矢視断面図、 第6図は第3図のB−B線矢視断面図、 第7図はフレームガセットの斜視図、 第8図はトレーリングアームブラケットの斜視図であ
る。 1……サイドシル、2……リヤサイドメンバ 2a……前端部 3……トレーリングアームブラケット(支持ブラケッ
ト) 3e……アーム支持部(支持部) 4……トレーリングアーム 5……サブフレーム 6……リヤフロア、7……第1閉断面 20……隙間、27,28……クロスメンバ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リヤフロア(6)の下面に車体前後方向に
    延びる断面略凹状のリヤサイドメンバ(2)を接合し
    て、上記リヤフロア(6)と上記リヤサイドメンバ
    (2)との間に閉断面(7)を形成し、 上記リヤサイドメンバ(2)の前端部(2a)が前後方向
    に延びる閉断面状のサイドシル(1)に結合された自動
    車の下部車体構造であって、 上記リヤサイドメンバ(2)の下面部にサブフレーム
    (5)が前後2点にて支持され、 該サブフレーム5はクロスメンバ27,28と接合されてリ
    ヤサスペンションフレームの一部を構成すると共に、車
    体前後方向に延設され、 上記サブフレーム(5)の前側支持点とサイドシル
    (1)とを結合する支持ブラケット(3)が設けられ、 上記支持ブラケット(3)にリヤサスペンションのトレ
    ーリングアーム(4)の支持部(3e)を設けると共に、 上記リヤサイドメンバ(2)と上記サイドシル(1)と
    の間に形成される隙間(20)に、上記トレーリングアー
    ム(4)の上記支持部(3e)を位置させて、上記支持ブ
    ラケット(3)を上記サイドシル(1)とリヤサイドメ
    ンバ(2)とに結合させた 自動車の下部車体構造。
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