JP2528890Y2 - トレーリングアームブラケットの取付構造 - Google Patents

トレーリングアームブラケットの取付構造

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JP2528890Y2 JP1990106188U JP10618890U JP2528890Y2 JP 2528890 Y2 JP2528890 Y2 JP 2528890Y2 JP 1990106188 U JP1990106188 U JP 1990106188U JP 10618890 U JP10618890 U JP 10618890U JP 2528890 Y2 JP2528890 Y2 JP 2528890Y2
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rear floor
trailing arm
floor side
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吉明 大橋
重貴 原田
伸一 小川
宗次郎 藤井
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車の車体構造において、リヤフロアサ
イドメンバの下部に固着されるトレーリングアームブラ
ケットの取付構造に関する。
従来の技術 例えば第6図〜第8図に示すように、従来のトレーリ
ングアームブラケット01は、底板02の両側縁より起立す
る一対の側片03の上部のみをリヤフロアサイドメンバ04
の下部に外嵌して、溶接等により固着しており、またト
レーリングアームブラケット01は、リヤフロアサイドメ
ンバ04の前部外側面に固着されたリヤフロアサイドシル
05とは、直接的には結合されていなかった。
考案が解決しようとする課題 上述のような従来の構造のものにおいては、トレーリ
ングアームブラケット01は、後外側方を向くトレーリン
グアーム方向Xの力に対しては強いが、左右方向Yの力
に対して弱いという問題点があった。
本考案は、従来の技術が有する上記のような問題点を
解決し、強度の向上を図ったトレーリングアームブラケ
ットの取付構造を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本考案のトレーリングアー
ムブラケットの取付構造は、外側面にリヤフロアサイド
シルを固着したリヤフロアサイドメンバ、同リヤフロア
サイドメンバの下部に固着された補強部、および同補強
部後方に結合され上記リヤフロアサイドメンバ下部に配
設したトレーリングアームブラケットを具備したものに
おいて、上記補強部は側片と同側片下部より外側へ屈曲
する底板とを有する横断面L字形状に形成され、同側片
を上記リヤフロアサイドメンバの内側面に、また同底板
の外側面を上記リヤフロアサイドシルにそれぞれ結合
し、さらに上記リヤフロアサイドメンバと、上記リヤフ
ロアサイドシルと、上記補強部とにより形成される横断
面形状が閉断面をなす空間内に、上記トレーリングアー
ムブラケットを収容固着したことを特徴としている。
作用 トレーリングアームブラケットは、補強部がリヤフロ
アサイドメンバとリヤフロアサイドシルとの両方に固着
されることにより、結合強度が増すとともに、補強部に
より、トレーリングアームブラケット自体が補強され、
前後、左右及び上下のあらゆる方向の強度が向上する。
さらに、リヤフロアサイドメンバと、リヤフロアサイ
ドシルと、補強部とにより形成した閉断面をなす空間内
に、トレーリングアームブラケットを収容固着したこと
により、荷重の分散が効率的に行われる。
実施例 以下、本考案の一実施例を第1図〜第5図を参照して
説明する。
第5図において、1はトレーリングアームブラケット
で、補強部2とブラケット部3との2部品で構成し、そ
れらを互いに溶接等により固着して形成してある。
補強部2は1枚の鋼板をプレス成形して横断面L字形
状に形成したもので、後部が内方(以下、車体の中央を
向く方向を内方、その反対方向を外方という)を向く平
面形が略く字状の底板2aと、底板2aの内側縁より起立す
る側片2bと、底板2aの外側縁の中間部より垂下する垂下
片2cと、側片2bの後部より外側後方に向かって延出する
後片2dとからなっている。4は底板2a及び側片2bに設け
た強度向上用のエンボスである。
ブラケット部3は、1枚の鋼板をプレス成形して形成
したもので、上片3aと、上片3aの前後の縁部より垂下す
る一対の側片3b,3cと、上片3a及び両側片3b,3cの内側縁
部より互いに内方に向かって直角に折曲することにより
コ字状に形成された溶接代をなす折曲片3dとからなり、
後部の側片3cを補強部2における後片2dの前面に、また
折曲片3dを側片2bの後部外側面にそれぞれ密接させて溶
接することにより、補強部2に固着してある。
5は補強部2の後片2dとブラケット部3の両側片3b,3
cとに穿設した軸孔で、トレーリングアーム(図示略)
を連結する軸(図示略)を嵌合するためのものである。
第1図〜第4図において、6は公知のリヤフロアサイ
ドメンバ(以下、単にサイドメンバという)、7はリヤ
フロアサイドシル(以下、単にサイドシルという)であ
る。
サイドメンバ6は、断面形状がほぼ上向きコ字状をな
し、側面視において中間部が後上方に向かって傾斜する
とともに、平面視において中間部が内後方に向かって傾
斜している。
サイドシル7は、平面視において後部がサイドメンバ
6の曲率より大きな曲率をもって内方に向かってなだら
かに湾曲する概ね垂直板状をなし、中間下部と上部と
に、外方に向かって張り出す段部7a,7bを備えている。
しかして、トレーリングアームブラケット1は、前方
に向かって延出する補強部2の底板2aの前部をサイドメ
ンバ6の前部下面に、ブラケット部3の上片3aをサイド
メンバ6の中間部の下面に、また補強部2の側片2bの上
部をサイドメンバ6の内側面にそれぞれ密接させて適所
を溶接することにより、サイドメンバ6に固着するとと
もに、補強部2の底板2aの一部と垂下片2cとをサイドシ
ル7の段部7aの内側に密接させて適所を溶接することに
より、サイドシル7にも固着してある。
サイドメンバ6の外側面とサイドシル7の内側面とも
互いに密接させてそれらの適所を溶接してある。
この実施例によると、トレーリングアームブラケット
1における補強部2の側片2bをサイドメンバ6に固着す
るだけでなく、補強部2の底板2aの前部とブラケット部
3の上片3aとをサイドメンバ6の下面に固着したこと、
及び補強部2の底板2aの一部と垂下片2cとをサイドメシ
ル7の段部の内側に固着したことにより、トレーリング
アームブラケット1とサイドメンバ6とサイドシル7と
の相互の結合強度が大となるとともに、トレーリングア
ームブラケット1は補強部2により補強され、前後、左
右及び上下のあらゆる方向の強度が増大する。
考案の効果 以上から明らかなように、本考案によると、トレーリ
ングアームブラケットに、前方を向く補強部を連設し、
該補強部をリヤフロアサイドメンバとリヤフロアサイド
シルとの両方に固着したことにより、それらの相互の結
合強度が増すとともに、トレーリングアームブラケット
自体が補強され、トレーリングアームブラケットの前
後、左右及び上下のあらゆる方向の強度が向上する。
さらに、リヤフロアサイドメンバと、リヤフロアサイ
ドシルと、補強部とにより形成した横断面において閉断
面をなす空間内に、トレーリングアームブラケットを収
容固着したため、荷重の分散が効率的に行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図は第1図の
II−II線に沿う概略断面図、第3図は第1図のIII−III
線に沿う概略断面図、第4図は第1図のIV−IV線に沿う
概略断面図、第5図はトレーリングアームブラケットの
分解斜視図、第6図は従来のトレーリングアームブラケ
ットの取付部の概略側面図、第7図は第6図のVII−VII
線に沿う概略断面図、第8図は従来のトレーリングアー
ムブラケットの概略斜視図である。 1……トレーリングアームブラケット、2……補強部、
2a……底板、2b……側片、2c……垂下片、2d……後片、
3……ブラケット部、3a……上片、3b,3c……側片、3d
……折曲片、4……エンボス、5……軸孔、6……リヤ
フロアサイドメンバ、7……リヤフロアサイドシル、7
a,7b……段部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小川 伸一 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)考案者 藤井 宗次郎 愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地 三 菱自動車エンジニアリング株式会社岡崎 事業所内 (56)参考文献 実開 平2−41885(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外側面にリヤフロアサイドシルを固着した
    リヤフロアサイドメンバ、同リヤフロアサイドメンバの
    下部に固着された補強部、および同補強部後方に結合さ
    れ上記リヤフロアサイドメンバ下部に配設したトレーリ
    ングアームブラケットを具備したものにおいて、上記補
    強部は側片と同側片下部より外側へ屈曲する底板とを有
    する横断面L字形状に形成され、同側片を上記リヤフロ
    アサイドメンバの内側面に、また同底板の外側面を上記
    リヤフロアサイドシルにそれぞれ結合し、さらに上記リ
    ヤフロアサイドメンバと、上記リヤフロアサイドシル
    と、上記補強部とにより形成される横断面形状が閉断面
    をなす空間内に、上記トレーリングアームブラケットを
    収容固着したことを特徴とするトレーリングアームブラ
    ケットの取付構造。
JP1990106188U 1990-10-09 1990-10-09 トレーリングアームブラケットの取付構造 Expired - Lifetime JP2528890Y2 (ja)

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JPH0462288U JPH0462288U (ja) 1992-05-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6062755B2 (ja) * 2013-01-31 2017-01-18 ダイハツ工業株式会社 車両の車体下部構造
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JPH082049Y2 (ja) * 1988-09-16 1996-01-24 マツダ株式会社 自動車の下部車体構造

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