JPH0730470Y2 - リヤフロアの剛性補強構造 - Google Patents
リヤフロアの剛性補強構造Info
- Publication number
- JPH0730470Y2 JPH0730470Y2 JP1989010364U JP1036489U JPH0730470Y2 JP H0730470 Y2 JPH0730470 Y2 JP H0730470Y2 JP 1989010364 U JP1989010364 U JP 1989010364U JP 1036489 U JP1036489 U JP 1036489U JP H0730470 Y2 JPH0730470 Y2 JP H0730470Y2
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- Japan
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- floor
- rear floor
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- bent
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の技術分野) 本考案はキャブオーバタイプのワンボックスカーなどの
自動車におけるリヤフロアの剛性補強構造に関するもの
である。
自動車におけるリヤフロアの剛性補強構造に関するもの
である。
(従来の技術) キャブオーバタイプのワンボックスカーでは、第8図に
示すように、リヤフロアが段差を有する前部リヤフロア
aと後部リヤフロアbとによって構成され、前部リヤフ
ロアaの後端部cと後部リヤフロアbの前端部dとをリ
ヤフロアの屈曲部eにおいて結合している。リヤサイド
メンバfは前部リヤフロアa及び後部リヤフロアbの屈
曲形状に略沿ってこれらをその左右両側部において支持
している。
示すように、リヤフロアが段差を有する前部リヤフロア
aと後部リヤフロアbとによって構成され、前部リヤフ
ロアaの後端部cと後部リヤフロアbの前端部dとをリ
ヤフロアの屈曲部eにおいて結合している。リヤサイド
メンバfは前部リヤフロアa及び後部リヤフロアbの屈
曲形状に略沿ってこれらをその左右両側部において支持
している。
(考案が解決しようとする課題) しかし上記従来例では、前部リヤフロアの後端部と後部
リヤフロアの前端部とをスポット溶接によって結合する
のみであり、両者間で形成する屈曲部のフロア剛性が弱
い。キャブオーバ車ではエンジンがフロアの下にあり、
その振動、騒音が直接フロアに伝わる構造となっている
ことは周知のことであるが、このエンジンによる振動に
リヤサスペンションの振動が加わるので、前記屈曲部の
剛性が弱いと、この屈曲部での振動が激しくなり、車室
内に騒音をもたらすという問題がある。
リヤフロアの前端部とをスポット溶接によって結合する
のみであり、両者間で形成する屈曲部のフロア剛性が弱
い。キャブオーバ車ではエンジンがフロアの下にあり、
その振動、騒音が直接フロアに伝わる構造となっている
ことは周知のことであるが、このエンジンによる振動に
リヤサスペンションの振動が加わるので、前記屈曲部の
剛性が弱いと、この屈曲部での振動が激しくなり、車室
内に騒音をもたらすという問題がある。
本考案は上記問題点に鑑み、屈曲部のフロア剛性を向上
させることができるリヤフロアの剛性補強構造を提供す
ることを目的とする。
させることができるリヤフロアの剛性補強構造を提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するため、車体前後方向に延び
る左右1対のリヤサイドメンバ上方にリヤフロアが配さ
れ、リヤサイドメンバの後部が前部に対し跳上り接続部
を介して上方に位置するように接続し、リヤフロアが前
部リヤフロアと後部リヤフロアとを結合して構成され、
前部リヤフロアがその後端部を除いてリヤサイドメンバ
の前部上に結合され、後部リヤフロアがその前端部を除
いてリヤサイドメンバの後部上に結合されたキャブオー
バ車において、前部リヤフロアの後端部を後部リヤフロ
アの前端部後方部位に結合すると共に、後部リヤフロア
の前端部を前部リヤフロアの後端部前方部位に結合して
断面ボックス状の屈曲部を形成し、且つ屈曲部の左右両
端をリヤクオータインナパネルに結合すると共に、屈曲
部の左右両端部下面と、リヤサイドメンバの跳上り接続
部の側面と、リヤクオータインナパネルの側面との3者
を結合手段を介して結合したことを特徴とする。
る左右1対のリヤサイドメンバ上方にリヤフロアが配さ
れ、リヤサイドメンバの後部が前部に対し跳上り接続部
を介して上方に位置するように接続し、リヤフロアが前
部リヤフロアと後部リヤフロアとを結合して構成され、
前部リヤフロアがその後端部を除いてリヤサイドメンバ
の前部上に結合され、後部リヤフロアがその前端部を除
いてリヤサイドメンバの後部上に結合されたキャブオー
バ車において、前部リヤフロアの後端部を後部リヤフロ
アの前端部後方部位に結合すると共に、後部リヤフロア
の前端部を前部リヤフロアの後端部前方部位に結合して
断面ボックス状の屈曲部を形成し、且つ屈曲部の左右両
端をリヤクオータインナパネルに結合すると共に、屈曲
部の左右両端部下面と、リヤサイドメンバの跳上り接続
部の側面と、リヤクオータインナパネルの側面との3者
を結合手段を介して結合したことを特徴とする。
尚、結合手段を、別体の独立部材で構成することも可能
であるが、前部リヤフロア又は後部リヤフロアの左右両
側部を切り込み下方に折り曲げ形成した部位によって構
成すると部品点数の削減を図れて好適である。
であるが、前部リヤフロア又は後部リヤフロアの左右両
側部を切り込み下方に折り曲げ形成した部位によって構
成すると部品点数の削減を図れて好適である。
(作用) 上記構成によれば、前部リヤフロアと後部リヤフロアと
によってリヤフロアの屈曲部を断面ボックス構造とする
ことにより、屈曲部自体の剛性を向上させることができ
る。しかも屈曲部の左右両端をリヤクオータインナパネ
ルに結合すると共に、屈曲部の左右両端部下面と、リヤ
サイドメンバの跳上り接続部の側面と、リヤクオータイ
ンナパネルの側面との3者を結合手段を介して結合する
ことにより、前記屈曲部におけるフロア剛性を、リヤク
オータインナパネル及びリヤサイドメンバによって強力
に補強することができる。
によってリヤフロアの屈曲部を断面ボックス構造とする
ことにより、屈曲部自体の剛性を向上させることができ
る。しかも屈曲部の左右両端をリヤクオータインナパネ
ルに結合すると共に、屈曲部の左右両端部下面と、リヤ
サイドメンバの跳上り接続部の側面と、リヤクオータイ
ンナパネルの側面との3者を結合手段を介して結合する
ことにより、前記屈曲部におけるフロア剛性を、リヤク
オータインナパネル及びリヤサイドメンバによって強力
に補強することができる。
前部リヤフロアがその後端部を除いてリヤサイドメンバ
の前部上に結合され、後部リヤフロアがその前端部を除
いてリヤサイドメンバの後部上に結合されていることと
相まって、前記屈曲部の剛性が非常に高められているこ
とにより、エンジンやリヤサスペンションに起因する振
動によって車室内にもたらされる騒音を大幅に低減する
ことができる。
の前部上に結合され、後部リヤフロアがその前端部を除
いてリヤサイドメンバの後部上に結合されていることと
相まって、前記屈曲部の剛性が非常に高められているこ
とにより、エンジンやリヤサスペンションに起因する振
動によって車室内にもたらされる騒音を大幅に低減する
ことができる。
又上記3者を一体結合したことにより、リヤクオータイ
ンナパネルの下端部とリヤサイドメンバとを結合するの
みであった従来例に比較して、前記下端部の結合剛性を
向上させることができるので、この下端部によって車室
内にもたらされる振動騒音を低減することができる。
ンナパネルの下端部とリヤサイドメンバとを結合するの
みであった従来例に比較して、前記下端部の結合剛性を
向上させることができるので、この下端部によって車室
内にもたらされる振動騒音を低減することができる。
(実施例) 本考案の実施例を、第1図ないし第7図に基いて説明す
る。
る。
キャブオーバタイプのワンボックスカーにおいて、第7
図に示すように、リヤフロア1を、段差を有する前部リ
ヤフロア2と後部リヤフロア3とで構成している。この
リヤフロア1は、第2図に示すように、車体前後方向に
延びる左右1対のリヤサイドメンバ8上方に配されてい
る。リヤサイドメンバ8は、その後部8bが前部8aに対し
跳上り接続部8cを介して上方に位置するように接続され
て構成されている。そして前記リヤフロア2はそのの後
端部を除いてリヤサイドメンバ8の前部8a上に結合さ
れ、後部リヤフロア3はその前端部を除いてリヤサイド
メンバ8の後部8b上に結合されている。
図に示すように、リヤフロア1を、段差を有する前部リ
ヤフロア2と後部リヤフロア3とで構成している。この
リヤフロア1は、第2図に示すように、車体前後方向に
延びる左右1対のリヤサイドメンバ8上方に配されてい
る。リヤサイドメンバ8は、その後部8bが前部8aに対し
跳上り接続部8cを介して上方に位置するように接続され
て構成されている。そして前記リヤフロア2はそのの後
端部を除いてリヤサイドメンバ8の前部8a上に結合さ
れ、後部リヤフロア3はその前端部を除いてリヤサイド
メンバ8の後部8b上に結合されている。
下位置にある前部リヤフロア2は、第1図ないし第3図
に示すように、上位置にある後部リヤフロア3の前端部
3aを結合するための後端部前方部位2bが屈曲形成されて
水平状態で後方に延びた後、上向きに屈曲してその後端
部2aが後部リヤフロア3の前端部後方部位3bにスポット
溶接で結合されている。後部リヤフロア3は、その前端
部後方部位3bから水平状態で前方に延びて段部3cが形成
された後、下向きに屈曲してその前端部3aが前部リヤフ
ロア2の後端部前方部位2bにスポット溶接で結合されて
いる。これにより、前部リヤフロア2と後部リヤフロア
3とを結合する屈曲部4を、剛性の高い断面ボックス構
造とすることができる。
に示すように、上位置にある後部リヤフロア3の前端部
3aを結合するための後端部前方部位2bが屈曲形成されて
水平状態で後方に延びた後、上向きに屈曲してその後端
部2aが後部リヤフロア3の前端部後方部位3bにスポット
溶接で結合されている。後部リヤフロア3は、その前端
部後方部位3bから水平状態で前方に延びて段部3cが形成
された後、下向きに屈曲してその前端部3aが前部リヤフ
ロア2の後端部前方部位2bにスポット溶接で結合されて
いる。これにより、前部リヤフロア2と後部リヤフロア
3とを結合する屈曲部4を、剛性の高い断面ボックス構
造とすることができる。
屈曲部4の左右両側に位置するリヤクオータ部5はクヤ
クオータアウタパネル6とリヤクオータインナパネル7
とからなるが、前部リヤフロア2及び後部リヤフロア3
の左右両側に形成されたフランジ2c、3cが前記リヤクオ
ータインナパネル7にスポット溶接で結合され、前記屈
曲部4を左右両側において支持している。更に、屈曲部
4における前部リヤフロア2の左右両側部の下面を、第
4図に示すように、結合部材(結合手段)9を介してス
ポット溶接でリヤサイドメンバ8の跳上り接続部8cの側
面に結合し、このリヤサイドメンバ8に前記屈曲部4を
左右両側部において下方から支持せしめると共に、前記
結合部材9をリヤクオータインナパネル7の下端部7aの
側面にスポット溶接で結合し、屈曲部4、前記下端部7a
及びリヤサイドメンバ8の3者を一体結合している。こ
れにより、屈曲部4のフロア剛性を確保することができ
る。
クオータアウタパネル6とリヤクオータインナパネル7
とからなるが、前部リヤフロア2及び後部リヤフロア3
の左右両側に形成されたフランジ2c、3cが前記リヤクオ
ータインナパネル7にスポット溶接で結合され、前記屈
曲部4を左右両側において支持している。更に、屈曲部
4における前部リヤフロア2の左右両側部の下面を、第
4図に示すように、結合部材(結合手段)9を介してス
ポット溶接でリヤサイドメンバ8の跳上り接続部8cの側
面に結合し、このリヤサイドメンバ8に前記屈曲部4を
左右両側部において下方から支持せしめると共に、前記
結合部材9をリヤクオータインナパネル7の下端部7aの
側面にスポット溶接で結合し、屈曲部4、前記下端部7a
及びリヤサイドメンバ8の3者を一体結合している。こ
れにより、屈曲部4のフロア剛性を確保することができ
る。
又屈曲部4、リヤクオータインナパネル7の下端部7a及
びリヤサイドメンバ8の3者を一体結合することによ
り、リヤクオータインナパネル7の下端部7aとリヤサイ
ドメンバ8とを結合するのみであった従来例に比較し
て、前記下端部7aの結合剛性を向上させることができ
る。
びリヤサイドメンバ8の3者を一体結合することによ
り、リヤクオータインナパネル7の下端部7aとリヤサイ
ドメンバ8とを結合するのみであった従来例に比較し
て、前記下端部7aの結合剛性を向上させることができ
る。
この結合部材9は、第5図に示すように、上辺部にフロ
アパネル側接合部9a、両側辺部にリヤサイドメンバ側接
合部9b及びリヤクオータインナパネル側接合部9cが夫々
屈曲形成されている。尚、リヤサイドメンバ8は断面ハ
ット状をなしており、前部リヤフロア2又は後部リヤフ
ロア3を支持していない部位においては、部分的に蓋材
10が被着されている。
アパネル側接合部9a、両側辺部にリヤサイドメンバ側接
合部9b及びリヤクオータインナパネル側接合部9cが夫々
屈曲形成されている。尚、リヤサイドメンバ8は断面ハ
ット状をなしており、前部リヤフロア2又は後部リヤフ
ロア3を支持していない部位においては、部分的に蓋材
10が被着されている。
前部リヤフロア2の左右両側には、第1図に示すよう
に、前記リヤシート11が載置されるシートパネル12をそ
の前端部12aにおいて支持する脚部13、13が夫々立設さ
れている。これら脚部13、13間の前部リヤフロア2上に
は、シートパネル12を幅方向に3分割する位置に補助脚
部14、14が夫々立設されている。補助脚部14は、第6図
に示すように、前部リヤフロア2に接合される下部接合
部15を備え、この下部接合部15のボルト孔16において前
部リヤフロア2にボルト締めされている。補助脚部14の
上部両側壁は左右に折り曲げられ、シートパネル12の前
端部12aを支承する支承部16が形成されている。尚、前
記脚部13も同様の下部接合部及び支承部を備えている。
これにより、シートパネル12を左右両側の脚部13、13の
みによって保持する従来例に比較して、シートパネル12
を前端部12aにおいて堅固に保持固定することができ
る。
に、前記リヤシート11が載置されるシートパネル12をそ
の前端部12aにおいて支持する脚部13、13が夫々立設さ
れている。これら脚部13、13間の前部リヤフロア2上に
は、シートパネル12を幅方向に3分割する位置に補助脚
部14、14が夫々立設されている。補助脚部14は、第6図
に示すように、前部リヤフロア2に接合される下部接合
部15を備え、この下部接合部15のボルト孔16において前
部リヤフロア2にボルト締めされている。補助脚部14の
上部両側壁は左右に折り曲げられ、シートパネル12の前
端部12aを支承する支承部16が形成されている。尚、前
記脚部13も同様の下部接合部及び支承部を備えている。
これにより、シートパネル12を左右両側の脚部13、13の
みによって保持する従来例に比較して、シートパネル12
を前端部12aにおいて堅固に保持固定することができ
る。
シートパネル12の前端部12aは、折り曲げられ全体とし
て断面□状の閉断面形状に形成されている。これによ
り、シートパネル12の幅方向の剛性を向上させることが
できる。シートパネル12の後端部12bは折り曲げられ全
体として断面形状に形成されている。これら前端部12
aと後端部12bとの間に、前記脚部13,14と対応する本数
のリインホースメント17を配設している。このリインホ
ースメント17は左右にフランジ18、18を有する断面凹溝
形状をなし、その前端突出片19は前記前端部12aの底面
に結合されている。リインホースメント17の後端部はシ
ートパネル12の後端部12bによって抱持された状態で結
合されている。これにより、シートパネル12の長さ方向
の剛性を向上させることができる。
て断面□状の閉断面形状に形成されている。これによ
り、シートパネル12の幅方向の剛性を向上させることが
できる。シートパネル12の後端部12bは折り曲げられ全
体として断面形状に形成されている。これら前端部12
aと後端部12bとの間に、前記脚部13,14と対応する本数
のリインホースメント17を配設している。このリインホ
ースメント17は左右にフランジ18、18を有する断面凹溝
形状をなし、その前端突出片19は前記前端部12aの底面
に結合されている。リインホースメント17の後端部はシ
ートパネル12の後端部12bによって抱持された状態で結
合されている。これにより、シートパネル12の長さ方向
の剛性を向上させることができる。
このようにシートパネル12をその前端部12aにおいて堅
固に保持固定し、しかもシートパネル12自体の剛性を向
上させることにより、シートパネル12の後端部12bを前
部リヤフロア2に対して安定した状態に保持することが
できる。この結果、前記後端部12bを前記屈曲部4の段
部3dに結合することにより、シートパネル12を利用して
リヤフロア1の屈曲部4におけるフロア剛性を前記段部
3dにおいて更に補強することができる。
固に保持固定し、しかもシートパネル12自体の剛性を向
上させることにより、シートパネル12の後端部12bを前
部リヤフロア2に対して安定した状態に保持することが
できる。この結果、前記後端部12bを前記屈曲部4の段
部3dに結合することにより、シートパネル12を利用して
リヤフロア1の屈曲部4におけるフロア剛性を前記段部
3dにおいて更に補強することができる。
本考案は上記実施例に示す外、種々の態様に構成するこ
とができる。
とができる。
例えば上記実施例では、屈曲部において前部リヤフロア
が後部リヤフロアの下方に位置しているが、前部リヤフ
ロアを後部リヤフロアの上方に位置させて屈曲部を形成
することができる。又上記従来例では、結合手段を別体
の結合部材によって構成しているが、前部リヤフロア又
は後部リヤフロアの左右両側部を切り込み下方に折り曲
げ形成した部位によって結合手段を構成すると、部品点
数を削減することができるという利点がある。
が後部リヤフロアの下方に位置しているが、前部リヤフ
ロアを後部リヤフロアの上方に位置させて屈曲部を形成
することができる。又上記従来例では、結合手段を別体
の結合部材によって構成しているが、前部リヤフロア又
は後部リヤフロアの左右両側部を切り込み下方に折り曲
げ形成した部位によって結合手段を構成すると、部品点
数を削減することができるという利点がある。
(考案の効果) 本考案のキャブオーバ車におけるリヤフロアの剛性補強
構造は上記構成、作用を有し、屈曲部自体の剛性を向上
させることができると共に、リヤフロアの屈曲部におけ
るフロア剛性を向上させることができるので、前記屈曲
部がエンジンやリヤサスペンションの振動を受けて車室
内にもたらす振動騒音を低減することができる。
構造は上記構成、作用を有し、屈曲部自体の剛性を向上
させることができると共に、リヤフロアの屈曲部におけ
るフロア剛性を向上させることができるので、前記屈曲
部がエンジンやリヤサスペンションの振動を受けて車室
内にもたらす振動騒音を低減することができる。
又結合手段を介して屈曲部、リヤクオータインナパネル
の下端部及びリヤサイドメンバの3者を一体結合したこ
とにより、前記下端部の結合剛性を向上させることがで
きるので、リヤクオータインナパネルの振動騒音を低減
することができる。
の下端部及びリヤサイドメンバの3者を一体結合したこ
とにより、前記下端部の結合剛性を向上させることがで
きるので、リヤクオータインナパネルの振動騒音を低減
することができる。
第1図は本考案の実施例の斜視図、第2図は同実施例の
縦断側面図、第3図は同実施例における屈曲部とリヤク
オータインナパネルとリヤメンバとの結合構造を示す斜
視図、第4図は第3図の縦断背面図、第5図は同実施例
における結合手段の斜視図、第6図は同実施例における
シートパネル支持構造の分解斜視図、第7図は全体構成
を示す側面図、第8図は従来例の縦断側面図である。 1……リヤフロア 2……前部リヤフロア 2a……後端部 2b……後端部前方部位 3……後部リヤフロア 3a……前端部 3b……前端部後方部位 4……屈曲部 7……リヤクオータインナパネル 7a……下端部 8……リヤサイドメンバ 9……結合手段
縦断側面図、第3図は同実施例における屈曲部とリヤク
オータインナパネルとリヤメンバとの結合構造を示す斜
視図、第4図は第3図の縦断背面図、第5図は同実施例
における結合手段の斜視図、第6図は同実施例における
シートパネル支持構造の分解斜視図、第7図は全体構成
を示す側面図、第8図は従来例の縦断側面図である。 1……リヤフロア 2……前部リヤフロア 2a……後端部 2b……後端部前方部位 3……後部リヤフロア 3a……前端部 3b……前端部後方部位 4……屈曲部 7……リヤクオータインナパネル 7a……下端部 8……リヤサイドメンバ 9……結合手段
Claims (2)
- 【請求項1】車体前後方向に延びる左右1対のリヤサイ
ドメンバ上方にリヤフロアが配され、リヤサイドメンバ
の後部が前部に対し跳上り接続部を介して上方に位置す
るように接続し、リヤフロアが前部リヤフロアと後部リ
ヤフロアとを結合して構成され、前部リヤフロアがその
後端部を除いてリヤサイドメンバの前部上に結合され、
後部リヤフロアがその前端部を除いてリヤサイドメンバ
の後部上に結合されたキャブオーバ車において、前部リ
ヤフロアの後端部を後部リヤフロアの前端部後方部位に
結合すると共に、後部リヤフロアの前端部を前部リヤフ
ロアの後端部前方部位に結合して断面ボックス状の屈曲
部を形成し、且つ屈曲部の左右両端をリヤクオータイン
ナパネルに結合すると共に、屈曲部の左右両端部下面
と、リヤサイドメンバの跳上り接続部の側面と、リヤク
オータインナパネルの側面との3者を結合手段を介して
結合したことを特徴とするリヤフロアの剛性補強構造。 - 【請求項2】前部リヤフロア又は後部リヤフロアの左右
両側部を切り込み下方に折り曲げ形成した部位によって
結合手段を構成した請求項1記載のリヤフロアの剛性補
強構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989010364U JPH0730470Y2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | リヤフロアの剛性補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989010364U JPH0730470Y2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | リヤフロアの剛性補強構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02100881U JPH02100881U (ja) | 1990-08-10 |
JPH0730470Y2 true JPH0730470Y2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=31217962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989010364U Expired - Fee Related JPH0730470Y2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | リヤフロアの剛性補強構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0730470Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6033705B2 (ja) * | 2013-02-27 | 2016-11-30 | ダイハツ工業株式会社 | 自動車の後部フロア構造 |
JP6061094B2 (ja) * | 2013-09-24 | 2017-01-18 | マツダ株式会社 | 車両用シートの支持構造 |
FR3080827B1 (fr) * | 2018-05-03 | 2020-04-10 | Psa Automobiles Sa | Structure de vehicule automobile avec support de rallonge de plancher arriere pour choc frontal |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5859677U (ja) * | 1981-10-19 | 1983-04-22 | トヨタ自動車株式会社 | 自動車のフロア構造 |
JPH0532390Y2 (ja) * | 1986-10-14 | 1993-08-19 |
-
1989
- 1989-01-30 JP JP1989010364U patent/JPH0730470Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02100881U (ja) | 1990-08-10 |
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