JPH06211167A - 自動車の後部車体構造 - Google Patents

自動車の後部車体構造

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Publication number
JPH06211167A
JPH06211167A JP586993A JP586993A JPH06211167A JP H06211167 A JPH06211167 A JP H06211167A JP 586993 A JP586993 A JP 586993A JP 586993 A JP586993 A JP 586993A JP H06211167 A JPH06211167 A JP H06211167A
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JP
Japan
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cross member
floor
floor cross
rear side
flange
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JP586993A
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English (en)
Inventor
Mitsuharu Shirahama
光晴 白濱
Tsutomu Shimizu
勉 清水
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サブフレームからフロアクロスメンバに入力
する荷重をリヤサイドメンバに効率良く伝達する。 【構成】 左右のスプリングサポート14を結ぶ直線上
には、第2のフロアクロスメンバ16が配設されてお
り、第2のフロアクロスメンバ16のフランジ16A、
16Bはそれぞれフロアパン18の上面18Aに溶着さ
れている。第2のフロアクロスメンバ16の車幅方向端
部はリヤサイドメンバ10に溶着されている。フロアパ
ン18の下面18Cには、第1のフロアクロスメンバ2
4が車幅方向に沿って配置されている。この第1のフロ
アクロスメンバ24のフランジ24Aはフロアパン18
を挟んで第2のフロアクロスメンバ16のフランジ16
Bに溶着されている。即ち、第1のフロアクロスメンバ
24のフランジ24Aと第2のフロアクロスメンバ16
のフランジ16Bとが上下方向に重複している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の後部車体構造に
係り、特にフロア下面にサブフレーム取り付け用のフロ
アクロスメンバが設けられた自動車の後部車体構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の後部車体構造において
は、フロア下面にサブフレーム取り付け用のフロアクロ
スメンバが設けた構造が知られており、その一例が実開
平2−60679号に示されている。
【0003】図10に示される如く、この自動車の後部
車体構造では、互いに直交する向きに配置された、車幅
方向に延びる断面コ字状のフロアクロスメンバ70と、
車幅方向外側端部を車体前後へ延びる断面コ字状のリヤ
サイドメンバ72とを結合固定する結合部に、フロアク
ロスメンバ70の両側面及び底面に接合固定された断面
略コ字状の第1補強部74と、結合部を挟んで前後に対
向するリヤサイドメンバ72の両側面及び底面に各々接
合固定された断面略コ字状の前後の2つの第2補強部7
6と、第1補強部74の両側面と各第2補強部76の車
幅方向内側の側壁とをそれぞれ連続させる2つの傾斜部
78と、を備えた補強部材80が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この自
動車の後部車体構造では、床下式燃料タンクのタンク容
量を増加させる等の理由により、リヤサイドメンバ72
の位置を上方へ移動した場合に、フロアクロスメンバ7
0とリヤサイドメンバ72の高さ方向のオフセット量が
大きくなり、フロアクロスメンバ70とリヤサイドメン
バ72との結合剛性が低下する。このため、フロアクロ
スメンバに支持されるサブフレームから入力する荷重を
リヤサイドメンバに効率良く伝達できない。
【0005】本発明は係る事実を考慮し、サブフレーム
からフロアクロスメンバに入力する荷重をリヤサイドメ
ンバに効率良く伝達することができる自動車の後部車体
構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
の自動車の後部車体構造は、リヤサイドメンバの下側に
配置されたリヤフロアパンと、このリヤフロアパンの下
面に設けられサブフレームの後端を支持する第1のフロ
アクロスメンバと、前記リヤフロアパンの上面に設けら
れ車幅方向端部が前記リヤサイドメンバに固定されると
ともに前記第1のフロアクロスメンバと重複して設けら
れた第2のフロアクロスメンバと、を備えたことを特徴
としている。
【0007】また、請求項2に記載の本発明の自動車の
後部車体構造は、リヤサイドメンバの下側に配置された
リヤフロアパンと、このリヤフロアパンの下面に設けら
れサブフレームの後端を支持する第1のフロアクロスメ
ンバと、前記リヤサイドメンバと前記第1のフロアクロ
スメンバの車幅方向端部とを結合するホイルハウスリイ
ンフォースと、を備えたことを特徴としている。
【0008】また、請求項3に記載の本発明の自動車の
後部車体構造は、リヤサイドメンバの下側に配置された
リヤフロアパンと、このリヤフロアパンの下面に設けら
れサブフレームの後端を支持する第1のフロアクロスメ
ンバと、前記第1のフロアクロスメンバ内に設けられ前
記リヤサイドメンバの縦壁面と結合される縦壁部を有す
るサブフレーム取り付け用リインフォースと、を備えた
ことを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1に記載の本発明の自動車の後部車体構
造では、第1のフロアクロスメンバに入力される荷重
は、第1のフロアクロスメンバに重複して設けられた第
2のフロアクロスメンバを介してリヤサイドメンバに伝
達される。従って、サブフレームから第1のフロアクロ
スメンバに入力する荷重をリヤサイドメンバに効率良く
伝達できる。
【0010】また、請求項2に記載の本発明の自動車の
後部車体構造では、第1のフロアクロスメンバに入力さ
れる荷重は、ホイルハウスリインフォースを介してリヤ
サイドメンバに伝達される。従って、サブフレームから
フロアクロスメンバに入力する荷重をリヤサイドメンバ
に効率良く伝達できる。
【0011】また、請求項3に記載の本発明の自動車の
後部車体構造では、第1のフロアクロスメンバに入力さ
れる荷重は、サブフレーム取り付け用リインフォースを
介してリヤサイドメンバに伝達される。この場合、リヤ
サイドメンバの縦壁面とサブフレーム取り付け用リイン
フォースの縦壁部との結合が車体前後上下方向に対して
剪断方向となっているため、サブフレームからフロアク
ロスメンバに入力する荷重をリヤサイドメンバに効率良
く伝達できる。
【0012】
【実施例】本発明に係る自動車の後部車体構造の第1実
施例を図1〜図5に従って説明する。
【0013】なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢
印UPは車体上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示
す。
【0014】図1に示される如く、本実施例の自動車の
後部車体構造では、車体後部の車幅方向両端部近傍に車
体前後方向に沿ってリヤサイドメンバ10が配設されて
おり、リヤサイドメンバ10は、リヤホイルハウスイン
ナ12の前部12Aの車幅方向内側となる部位において
上方向へ湾曲されている。また、リヤホイルハウスイン
ナ12の車体前後方向略中央部には、スプリングサポー
ト14が設けられている。
【0015】図3に示される如く、スプリングサポート
14の下部には、ホイルハウスリインフォース15の前
部15Aが配置されている。
【0016】図4に示される如く、ホイルハウスリイン
フォース15の前部15Aは、上端部15Bがスプリン
グサポート14の下端縁部14Aの車幅方向内側面に溶
着されている。
【0017】図5に示される如く、ホイルハウスリイン
フォース15の後部15Cは、上端部15Dがリヤホイ
ルハウスインナ12の下端縁部12Bの車幅方向外側面
に溶着されている。
【0018】図3に示される如く、ホイルハウスリイン
フォース15の後部15Cには、下方へ矩形状に突出し
た突出部15Eが形成されている。
【0019】図1に示される如く、左右のスプリングサ
ポート14を結ぶ直線上には、第2のフロアクロスメン
バ16が配設されている。第2のフロアクロスメンバ1
6の車幅方向から見た断面形状は、開口部を車体下側へ
向けたコ字状とされており、開口前側縁部には前方へ向
けてフランジ16Aが形成され、開口後側縁部には後方
へ向けてフランジ16Bが形成されている。これらのフ
ランジ16A、16Bはそれぞれ、フロアパン18の上
面18Aに溶着されており、第2のフロアクロスメンバ
16はフロアパン18とで車幅方向へ延びる閉断面部2
0を形成している。なお、フロアパン18の車幅方向外
側端部は、上方へ屈曲されフランジ18Bとされてお
り、このフランジ18Bはリヤサイドメンバ10の縦壁
部10Aの下端縁部に溶着されている。
【0020】図2に示される如く、第2のフロアクロス
メンバ16の前壁部16Cの車幅方向端部は、車体前方
へ屈曲されフランジ16Dとされており、第2のフロア
クロスメンバ16の後壁部16Eの車幅方向端部は、車
体後方へ屈曲されフランジ16Fとされている。これら
のフランジ16D、16Fは、それぞれリヤサイドメン
バ10の縦壁部10Aに溶着されている。
【0021】図1に示される如く、第2のフロアクロス
メンバ16の上壁部16Gの車幅方向外側端部には、車
幅方向外側へ向けてフランジ16Hが形成されており、
このフランジ16Hは、リヤサイドメンバ10の上壁部
10Bに溶着されている。
【0022】図4及び図5に示される如く、リヤサイド
メンバ10のリヤホイルハウスインナ12の車幅方向内
側となる部位の車体前後方向から見た断面形状は、開口
部を車幅方向外側へ向けたコ字状とされており、上壁部
10Bの車幅方向外側端部には上方へ向けてフランジ1
0Cが形成され、下壁部10Dの車幅方向外側端部には
下方へ向けてフランジ10Eが形成されている。フラン
ジ10Cはホイルハウスインナ12とスプリングサポー
ト14とに溶着され、フランジ10Eは、ホイルハウス
インナ12とホイルハウスリインフォース15とに溶着
されており、リヤサイドメンバ10は車体前後方向へ延
びる閉断面部22を形成している。
【0023】図1に示される如く、フロアパン18の下
面18Cには、第1のフロアクロスメンバ24が車幅方
向に沿って配置されている。この第1のフロアクロスメ
ンバ24の車幅方向から見た断面形状は、開口部を車体
上側へ向けたコ字状とされており、開口前側縁部には前
方へ向けてフランジ24Aが形成され、開口後側縁部に
は後方へ向けてフランジ24Bが形成されている。フラ
ンジ24Aはフロアパン18を挟んで第2のフロアクロ
スメンバ16のフランジ16Bに溶着されている。即
ち、第1のフロアクロスメンバ24のフランジ24Aと
第2のフロアクロスメンバ16のフランジ16Bとが上
下方向に重複している。また、フランジ24Bはフロア
パン18の下面18Cに溶着されており、第1のフロア
クロスメンバ24はフロアパン18とで車幅方向へ延び
る閉断面部26を形成している。
【0024】図2に示される如く、第1のフロアクロス
メンバ24の車幅方向外側端部には、外側へ向けてコ字
状のフランジ24Cが形成されており、図5に示される
如く、このフランジ24Cが、ホイルハウスリインフォ
ース15の突出部15Eの縁部に溶着されている。
【0025】図2に示される如く、第1のフロアクロス
メンバ24の下壁部24Dには、フロアパン18の下部
に配設されたサブフレーム30の後端部30Aが支持さ
れている。
【0026】次に、本実施例の作用を説明する。本実施
例の自動車の後部車体構造では、サブフレーム30から
第1のフロアクロスメンバ24に入力される荷重は、第
1のフロアクロスメンバ24に重複して設けられた第2
のフロアクロスメンバ16を介してリヤサイドメンバ1
0に伝達される。従って、サブフレーム30から第1の
フロアクロスメンバ24に入力する荷重をリヤサイドメ
ンバ10に効率良く伝達できる。
【0027】また、本実施例では、第1のフロアクロス
メンバ24に入力される荷重は、ホイルハウスリインフ
ォース15からもリヤサイドメンバ10に伝達される。
従って、サブフレーム30から第1のフロアクロスメン
バ24に入力する荷重をリヤサイドメンバ10にさらに
効率良く伝達できる。
【0028】また、本実施例では、図2に示される如
く、リヤサイドメンバ10の後部を直線的に後方へ延設
することで、燃料タンク32の容量を大きくすることが
できるとともに、スプリングサポート14とリヤサイド
メンバ10の上下方向のオフセット量Hを小さくするこ
とができスプリングサポート14の剛性を高くすること
ができる。
【0029】また、本実施例では、左右のスプリングサ
ポート14を結ぶ直線上に、第2のフロアクロスメンバ
16を配設したため、スプリングサポート14の倒れ込
みを防止でき、スプリングサポート14の剛性をさらに
高くすることができる。
【0030】次に、本発明に係る自動車の後部車体構造
の第2実施例を図6及び図7に従って説明する。なお、
第1実施例と同一部材については同一符号を付してその
説明を省略する。
【0031】図6に示される如く、本実施例では、第1
のフロアクロスメンバ24内に、リインフォースクロス
メンバ34が設けられている。
【0032】図7に示される如く、リインフォースクロ
スメンバ34の基部34Aは、第1のフロアクロスメン
バ24の底面24Dに溶着されている。リインフォース
クロスメンバ34の基部34Aの車幅方向外側端部は、
下方へ向けて屈曲されフランジ34Bとされており、こ
のフランジ34Bは、第1のフロアクロスメンバ24の
フランジ24Cとホイルハウスインナ12のホイルハウ
スリインフォース部17の下端縁部17Aとの間に溶着
されている。また、リインフォースクロスメンバ34の
基部34Aの車幅方向内側端部は、上方へ向けて屈曲さ
れフランジ34Cとされている。
【0033】なお、本実施例では第1実施例のホイルハ
ウスリインフォース15に代えて、ホイルハウスインナ
12の下部に一体的にホイルハウスリインフォース部1
7を形成している。
【0034】図6に示される如く、リインフォースクロ
スメンバ34の基部34Aの車体前後方向前側端部は、
上方へ向けて屈曲されフランジ34Dとされており、こ
のフランジ34Dは、第1のフロアクロスメンバ24の
前壁部24Eに溶着されている。また、リインフォース
クロスメンバ34の基部34Aの車体前後方向後側端部
は、上方へ向けて屈曲されフランジ34Eとされてお
り、このフランジ34Eは、第1のフロアクロスメンバ
24の後壁部24Fに溶着されている。
【0035】リインフォースクロスメンバ34上には、
サブフレーム取り付け用リインフォースとしての第1バ
ルクヘッド36が設けられており、第1バルクヘッド3
6の基部36はリインフォースクロスメンバ34の基部
34Aに溶着されている。第1バルクヘッド36の基部
36A、リインフォースクロスメンバ34の基部34A
及びフロアクロスメンバ24の底面24Dには、サブフ
レーム取り付け用孔38が穿設されており、第1バルク
ヘッド36の基部36Aには、サブフレーム取り付け用
孔38と同軸的に、サブフレーム取り付け用ナット40
が溶着されている。
【0036】図7に示される如く、第1バルクヘッド3
6の基部36Aの車幅方向外側端部は、略上方へ屈曲さ
れ車幅方向外側縦壁部36Bとされており、この車幅方
向外側縦壁部36Bの上端縁部36Cは、リヤサイドメ
ンバ10の縦壁部10Aの下端縁部と、フロアパン18
のフランジ18Bとの間に溶着されている。一方、第1
バルクヘッド36の基部36Aの車幅方向内側端部は、
略上方へ屈曲され車幅方向内側縦壁部36Dとされてお
り、この車幅方向内側縦壁部36Dの上端縁部は、車幅
方向外側へ屈曲されフランジ36Eとされている。
【0037】図6に示される如く、第1バルクヘッド3
6の前端部には、内側へ向けてコ字状のフランジ36F
が形成されており、このフランジ36Fは、リインフォ
ースクロスメンバ34のフランジ34Dと第1のフロア
クロスメンバ24の前壁部24Eに溶着されている。ま
た、第1バルクヘッド36の後端部には、内側へ向けて
コ字状のフランジ36Gが形成されており、このフラン
ジ36Gは、リインフォースクロスメンバ34のフラン
ジ34Eと第1のフロアクロスメンバ24の後壁部24
Fに溶着されている。
【0038】リインフォースクロスメンバ34上の第1
バルクヘッド36の車幅方向外側には、第2バルクヘッ
ド42が設けられている。
【0039】図7に示される如く、第2バルクヘッド4
2は開口部を車幅方向外側へ向けたボックス状とされて
おり、外周壁部の下壁部42Aがリインフォースクロス
メンバ34の基部34Aに溶着されている。第2バルク
ヘッド42の下壁部42A、リインフォースクロスメン
バ34の基部34A及びフロアクロスメンバ24の底面
24Dには、サブフレーム取り付け用孔44が穿設され
ており、第2バルクヘッド42の下壁部42Aには、サ
ブフレーム取り付け用孔44と同軸的に、サブフレーム
取り付け用ナット46が溶着されている。また、第2バ
ルクヘッド42の外周壁部の前壁部42Bが、リインフ
ォースクロスメンバ34のフランジ34Dと第1のフロ
アクロスメンバ24の前壁部24Eに溶着されている。
【0040】次に、本実施例の作用を説明する。本実施
例の自動車の後部車体構造では、第1のフロアクロスメ
ンバ24に入力される荷重は、第1バルクヘッド36の
車幅方向外側縦壁部36Bの上端縁部36Cを介して、
リヤサイドメンバ10の縦壁部10Aに伝達される。こ
の場合、車体前後上下方向の荷重に対して第1バルクヘ
ッド36の車幅方向外側縦壁部36Bの上端縁部36C
と、リヤサイドメンバ10の縦壁部10Aとの結合が剪
断方向となっているため、サブフレーム30から第1の
フロアクロスメンバ24に入力する荷重をリヤサイドメ
ンバ10に効率良く伝達できる。
【0041】なお、図7に示される如く、リヤサイドメ
ンバ10のフランジ10Eとリヤホイルハウスインナ1
2との溶着は、リヤホイルハウスインナ12に設けたプ
ラグホール48から溶接ガン50を挿入して行なう。
【0042】次に、本発明に係る自動車の後部車体構造
の第3実施例を図8及び図9に従って説明する。なお、
第2実施例と同一部材については同一符号を付してその
説明を省略する。
【0043】図8に示される如く、本実施例では、第2
バルクヘッド52がリヤサイドメンバ10の下壁部10
Dに形成された切欠き11を貫通し、串刺し構造となっ
ており、切欠き11の縁部に沿って下方へ向けて形成さ
れたフランジ10Fが第2バルクヘッド52に溶着され
ている。
【0044】図9に示される如く、第2バルクヘッド5
2は開口部を車幅方向外側へ向けた上下方向に長いボッ
クス状とされており、外周壁部の下壁部52Aがリイン
フォースクロスメンバ34の基部34Aに溶着されてい
る。第2バルクヘッド52の下壁部52A、リインフォ
ースクロスメンバ34の基部34A及びフロアクロスメ
ンバ24の底面24Dには、サブフレーム取り付け用孔
54が穿設されており、第2バルクヘッド52の下壁部
52Aには、サブフレーム取り付け用孔54と同軸的
に、サブフレーム取り付け用ナット56が溶着されてい
る。また、第2バルクヘッド52の外周壁部の上壁部5
2Bは、リヤサイドメンバ10の上壁部10Bの車幅方
向外側端部に溶着されている。
【0045】図8に示される如く、第2バルクヘッド5
2の外周壁部の前壁部52Cの車幅方向外側端部は、前
方へ屈曲されフランジ52Dとされており、このフラン
ジ52Dはリヤホイルハウスインナ12に溶着されてい
る。また、第2バルクヘッド52の外周壁部の後壁部5
2Eの車幅方向外側端部は、後方へ屈曲されフランジ5
2Fとされており、このフランジ52Fはリヤホイルハ
ウスインナ12に溶着されている。
【0046】従って、図9に示される如く、第2バルク
ヘッド52はリヤホイルハウスインナ12とで、リヤサ
イドメンバ10の下壁部10Dを車体上下方向に貫通す
る閉断面部59を形成している。
【0047】なお、リヤサイドメンバ10のフランジ1
0Fと第2バルクヘッド52との溶着は、リヤホイルハ
ウスインナ12が無い状態で、第2バルクヘッド52に
設けたプラグホール60から溶接ガンを挿入して行な
う。
【0048】従って、本実施例では、リヤサイドメンバ
10に第2バルクヘッド52を串刺しとしたことで、リ
ヤサイドメンバ10の変形を押さえる効果が生じるとと
もに、第1のフロアクロスメンバ24とリヤサイドメン
バ10との結合剛性をさらに向上することができ、サブ
フレーム30から第1のフロアクロスメンバ24に入力
する荷重をリヤサイドメンバ10にさらに効率良く伝達
できる。
【0049】
【発明の効果】本発明に係る自動車の後部車体構造は、
上記構成としたのでサブフレームからフロアクロスメン
バに入力する荷重をリヤサイドメンバに効率良く伝達す
ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る自動車の後部車体構
造を示す車体斜め前方内側から見た斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る自動車の後部車体構
造を示す側断面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る自動車の後部車体構
造のホイルハウスリインフォースを示す車体斜め後方内
側から見た斜視図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】図3の5−5線断面図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る自動車の後部車体構
造を示す車体斜め後方内側から見た斜視図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】本発明の第3実施例に係る自動車の後部車体構
造を示す車体斜め後方外側から見た斜視図である。
【図9】図8の9−9線断面図である。
【図10】従来例に係る自動車の後部車体構造を示す車
体斜め前方内側から見た斜視図である。
【符号の説明】
10 リヤサイドメンバ 10A 縦壁部 12 リヤホイルハウスインナ 15 ホイルハウスリインフォース 16 第2のフロアクロスメンバ 18 フロアパン 24 第1のフロアクロスメンバ 30 サブフレーム 36 第1バルクヘッド36(サブフレーム取り付け
用リインフォース) 36B 車幅方向外側縦壁部 36C 上端縁部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤサイドメンバの下側に配置されたリ
    ヤフロアパンと、このリヤフロアパンの下面に設けられ
    サブフレームの後端を支持する第1のフロアクロスメン
    バと、前記リヤフロアパンの上面に設けられ車幅方向端
    部が前記リヤサイドメンバに固定されるとともに前記第
    1のフロアクロスメンバと重複して設けられた第2のフ
    ロアクロスメンバと、を備えたことを特徴とする自動車
    の後部車体構造。
  2. 【請求項2】 リヤサイドメンバの下側に配置されたリ
    ヤフロアパンと、このリヤフロアパンの下面に設けられ
    サブフレームの後端を支持する第1のフロアクロスメン
    バと、前記リヤサイドメンバと前記第1のフロアクロス
    メンバの車幅方向端部とを結合するホイルハウスリイン
    フォースと、を備えたことを特徴とする自動車の後部車
    体構造。
  3. 【請求項3】 リヤサイドメンバの下側に配置されたリ
    ヤフロアパンと、このリヤフロアパンの下面に設けられ
    サブフレームの後端を支持する第1のフロアクロスメン
    バと、前記第1のフロアクロスメンバ内に設けられ前記
    リヤサイドメンバの縦壁面と結合される縦壁部を有する
    サブフレーム取り付け用リインフォースと、を備えたこ
    とを特徴とする自動車の後部車体構造。
JP586993A 1993-01-18 1993-01-18 自動車の後部車体構造 Pending JPH06211167A (ja)

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