JP2566131Y2 - シフトレバーブラケツト取付用サポート - Google Patents

シフトレバーブラケツト取付用サポート

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JP2566131Y2
JP2566131Y2 JP1991006365U JP636591U JP2566131Y2 JP 2566131 Y2 JP2566131 Y2 JP 2566131Y2 JP 1991006365 U JP1991006365 U JP 1991006365U JP 636591 U JP636591 U JP 636591U JP 2566131 Y2 JP2566131 Y2 JP 2566131Y2
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両の車室床部に突出
するフロアトンネル部へシフトレバーブラケツトを取付
るためのシフトレバーブラケツト取付用サポートに関す
る。
【0002】
【従来技術】従来、車両の車室床部に突出するフロアト
ンネル部へシフトレバーを取付るためのシフトレバーブ
ラケツト取付用サポートとしては、実開昭和58−60
528号公報が開示されている。図9に示される如く、
このシフトレバーブラケツト取付用サポート70を適用
したシフトレバー取付構造においては、フロアパン72
の車両幅方向中央部に形成されたフロアトンネル部72
Aに、車幅方向に延設された二対の脚部74A、74B
を備えたリインフオース74が車体上下方向上側から溶
着されており、このリインフオース74によってフロア
トンネル部72Aのシフトレバーブラケツト76を取付
る部位が補強されている。また、リインフオース74の
車体上下方向上側には、フロアトンネル部72Aの上部
を覆うシフトレバーブラケツト取付用サポート70が配
設されており、シフトレバーブラケツト76はシフトレ
バーブラケツト取付用サポート70との間にゴムブツシ
ユ80を介在してリインフオース74にボルト82で固
定されている。
【0003】しかしながら、このシフトレバーブラケツ
ト取付用サポート70を適用したシフトレバー取付構造
においては、シフトレバーブラケツト取付用サポート7
0が板状部材であり、且つ、ボルト82が固定されたリ
インフオース74はフロアトンネル部72Aのシフトレ
バーブラケツト取付部の近傍のみを補強する構造になっ
ている。このため、シフトレバーブラケツト76の支持
剛性が必ずしも充分でなく、シフトレバー操作時の振動
がシフトレバーブラケツト取付用サポート70とリイン
フオース74を介してフロアトンネル部72Aへ伝わ
り、フロアトンネル部72Aが振動して異音を発生する
という不具合がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記事実を考
慮し、シフトレバーブラケツトの支持剛性を向上するこ
とができ、シフトレバー操作時のフロアトンネル部の振
動を抑制することができるシフトレバーブラケツト取付
用サポートを得ることが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の考案
は、フロアトンネル部を有するフロントフロアパンの一
端が取付けられ車幅方向へ車幅全体に延びる閉断面構造
とされたステアリングサポートメンバと、フロアトンネ
ル部を有するフロントフロアパンに設けられ車幅方向へ
車幅全体に延びる閉断面構造とされたフロントフロアク
ロスメンバとの間のフロアトンネル部に取付けられるシ
フトレバーブラケツト取付用サポートであって、前端部
が前記ステアリングサポートメンバに結合され後端部が
前記フロントフロアクロスメンバに結合されると共に前
記フロアトンネル部とで車体前後方向に延びる閉断面構
造を形成することを特徴としている。
【0006】
【作用】請求項1に記載の考案によれば、シフトレバー
ブラケツト取付用サポートは、フロアトンネル部に取付
られており、その前端部は、フロアトンネル部を有する
フロントフロアパンの一端が取付けられ車幅方向へ車幅
全体に延びる閉断面構造とされたステアリングサポート
メンバに結合されている。また、シフトレバーブラケツ
ト取付用サポートの後端部は、フロアトンネル部を有す
るフロントフロアパンに設けられ車幅方向へ車幅全体に
延びる閉断面構造とされたフロントフロアクロスメンバ
に結合されている。さらに、シフトレバーブラケツト取
付用サポートとフロアトンネル部とで、車体前後方向に
延びる閉断面構造が形成されている。従って、車体前後
方向に延びる閉断面構造が車幅方向に延びる閉断面構造
に連結されている。つまり、互いに直交する閉断面構造
の連結により、閉断面構造の強度の方向性を修繕できる
構造である。このため、シフトレバーブラケツトの支持
剛性を向上することができるので、シフトレバー操作時
のフロアトンネル部の振動を抑制することができて異音
の発生を防止できる。
【0007】
【実施例】本考案に係るシフトレバーブラケツトの一実
施例を図1〜図8に従って説明する。なお、図中矢印F
Rは車体前方方向を、矢印UPは車体上方方向を示す。
【0008】図1に示される如く、ダシユパネル10の
下端部10Aには、ステアリングサポートメンバインナ
パネル11の上端部に設けられたフランジ11Aが車体
前後方向後側から溶着されている。このステアリングサ
ポートメンバインナパネル11は車体前後方向後側下方
へ向けて傾斜されており、ステアリングサポートメンバ
インナパネル11の下端部は、車体前後方向後側へ向け
て屈曲されフランジ11Bとされている。このフランジ
11Bには、フロントフロアパン12の前端部12Aが
車体上下方向上側から溶着されている。
【0009】また、ステアリングサポートメンバインナ
パネル11の車体前後方向前側には、ステアリングサポ
ートメンバアウタパネル14が配設されている。このス
テアリングサポートメンバアウタパネル14の車幅方向
から見た断面形状は、L字状とされており、縦壁部14
Aの上端部がダシユパネル10の下端部10Aに車体前
後方向前側から溶着されている。また、ステアリングサ
ポートメンバアウタパネル14の下壁部14Bの後端部
は、車体前後方向後側下方へ向けて傾斜され、フランジ
14Cとされており、このフランジ14Cは、ステアリ
ングサポートメンバインナパネル11の下部に車体前後
方向前側から溶着されている。従って、ステアリングサ
ポートメンバインナパネル11とステアリングサポート
メンバアウタパネル14とで構成されるステアリングサ
ポートメンバ16は車幅方向へ延びる閉断面構造とされ
ており、このステアリングサポートメンバ16の車幅方
向両端部16Aは、車体前後方向へ延びる閉断面構造と
されたロツカ18の前端部18Aに夫々連結されてい
る。また、フロントフロアパン12の車幅方向中央部に
は、車体前後方向に沿って車体上方へ突出したフロアト
ンネル部20が形成されている。
【0010】図2に示される如く、フロアトンネル部2
0の前端部20Aは、ステアリングサポートメンバイン
ナパネル11のフランジ11Bの車幅方向中央部に、車
体上下方向上側から溶着されている。また、フロアトン
ネル部20の前端部20Aとステアリングサポートメン
バインナパネル11のフランジ11Bの結合部の下側に
は、図8に示されるシフトレバーブラケツト取付用サポ
ートの一部を構成するステアリングサポートメンバリイ
ンフオース22が溶着されており、図1に示される如
く、このステアリングサポートメンバリインフオース2
2の車体前後方向から見た断面形状は開口部を下方へ向
けたコ字状とされている。また、図2に示される如く、
ステアリングサポートメンバリインフオース22は、ス
テアリングサポートメンバインナパネル11のフランジ
11Bとステアリングサポートメンバアウタパネル14
のフランジ14Cとの間に挿入されており、前部22A
はステアリングサポートメンバ16の閉断面内に挿入さ
れている。
【0011】図1に示される如く、フロントフロアパン
12の上面の車体前後方向略中央部には、フロントフロ
アクロスメンバパネル24が配設されている。このフロ
ントフロアクロスメンバパネル24の車幅方向から見た
断面形状は、ハツト状とされており、車体前後方向前側
のフランジ24Aと車体前後方向後側のフランジ24B
とがフロントフロアパン12に溶着されている。従っ
て、フロントフロアクロスメンバパネル24とフロント
フロアパン12とで構成されるフロントフロアクロスメ
ンバ28は車幅方向へ延びる閉断面構造とされており、
このフロントフロアクロスメンバ28の車幅方向両端部
は、車体前後方向へ延びる閉断面構造とされたロツカ1
8の略中央部に連結されている。
【0012】ステアリングサポートメンバ16とフロン
トフロアクロスメンバ28との中間部のフロアトンネル
部20の上部には、ステアリングサポートメンバリイン
フオース22とともにシフトレバーブラケツトを取付る
ためのシフトレバーブラケツト取付用サポートを構成す
るサポート30が配設されている。図2に示される如
く、このサポート30の前端部30Aは、フロアトンネ
ル部20を挟んでステアリングサポートメンバリインフ
オース22の後端部22Bに溶着されている。また、図
3に示される如く、サポート30の後端部30Bは、車
体上下方向上側へ突出されており、この後端部30B
は、フロントフロアクロスメンバパネル24の上壁部2
4Cに溶着されている。図4に示される如く、フロント
フロアパン12のフロアトンネル部20の下面には、フ
ロントフロアクロスメンバ28と対向する位置にエキゾ
ーストパイプサポート32が配設されている。図3に示
される如く、エキゾーストパイプサポート32の車幅方
向から見た断面形状は、逆ハツト状とされており、車体
前後方向前側のフランジ32Aと車体前後方向後側のフ
ランジ32Bとがフロントフロアパン12に夫々溶着さ
れている。従って、エキゾーストパイプサポート32と
フロントフロアパン12とで閉断面構造34が形成され
ている。
【0013】図1に示される如く、サポート30の上部
の車幅方向両端部には、車体上下方向上側へ突出した一
対の凸部36、38が形成されている。図5、図6及び
図7に示される如く、これらの凸部36、38の車体前
後方向から見た断面形状は、開口部を下方へ向けたコ字
状とされており、これらの凸部36、38とフロアトン
ネル部20とで車体前後方向へ延びる閉断面構造40、
42が形成されている。サポート30の車体前後方向略
中央部においては、図6に示される如く、凸部36、3
8の上壁部に貫通孔44、46が夫々穿設されており、
これらの貫通孔44、46と同軸的にシフトレバーブラ
ケツトを取付けるウエルドナツト48が、閉断面構造4
0、42の内側から凸部36、38の上壁部に溶着され
ている。また、サポート30の車体前後方向後端部30
Bにおいては、図4に示される如く、貫通孔50、52
が夫々穿設されており、これらの貫通孔50、52と同
軸的にフロントフロアクロスメンバパネル24の上壁部
24Cに貫通孔54、56が夫々穿設されている。これ
らの貫通孔54、56と同軸的にシフトレバーブラケツ
トを取付けるウエルドナツト48が、フロントフロアク
ロスメンバ28の内側からフロントフロアクロスメンバ
パネル24の上壁部24Cに溶着されている。
【0014】次に、本実施例の作用について説明する。
上記構成の本実施例によれば、ステアリングサポートメ
ンバリインフオース22とでシフトレバーブラケツト取
付用サポートを構成するサポート30はフロアトンネル
部20の上部に取付られており、その車体前後方向前端
部30Aは、ステアリングサポートメンバリインフオー
ス22を介して、車幅方向へ延びる閉断面構造とされた
ステアリングサポートメンバ16に結合されている。ま
た、シフトレバーブラケツト取付用サポート30の後端
部30Bは、車幅方向へ延びる閉断面構造とされたフロ
ントフロアクロスメンバ28に結合されている。さら
に、シフトレバーブラケツト取付用サポート30に設け
られた凸部36、38とフロアトンネル部20とで、ス
テアリングサポートメンバ16とフロントフロアクロス
メンバ28との間で車体前後方向へ延びる閉断面構造4
0、42が形成されている。
【0015】従って、これらの閉断面構造40、42に
よって、シフトレバーブラケツト取付用サポート30の
貫通孔44、46、50、52に取付られるシフトレバ
ーブラケツトの支持剛性が向上する。このため、シフト
レバー操作時のフロアトンネル部20の振動を抑制する
ことができて異音の発生を防止できる。また、図示して
いないプロペラシヤフトやエキゾーストパイプからのト
ンネル部への振動及び異音の伝達を防ぎ、さらにトンネ
ル部の剛性向上によりトンネル部に接合されるステアリ
ングサポートメンバリインフオース22の剛性が向上
し、ステアリングの振動を低減できる。
【0016】また、本実施例においては、図3に示され
る如く、シフトレバーブラケツト取付用サポート30の
後端部30Bを結合する部分が、フロントフロアクロス
メンバ28と閉断面構造34とで二層構造となっている
ため、シフトレバーブラケツト取付用サポート30の支
持剛性がさらに向上されている。
【0017】なお、本実施例においては、シフトレバー
ブラケツト取付用サポートをステアリングサポートメン
バリインフオース22とサポート30とで構成したが、
これに代えてステアリングサポートメンバリインフオー
ス22とサポート30とを一体とした構成としても良
い。また、本実施例においては、車体前後方向へ延びる
閉断面構造40、42を2本設けたが、これに代えて車
体前後方向へ延びる閉断面構造は1本でも良く、3本以
上としても良い。
【0018】
【考案の効果】本考案は上記構成としたので、シフトレ
バーブラケツトの支持剛性を向上することができ、シフ
トレバー操作時のフロアトンネル部の振動を抑制するこ
とができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のシフトレバーブラケツト取
付用サポートが適用された車体を示す車体斜め後方から
見た斜視図である。
【図2】(A)は図1の2(A)−2(A)線断面図で
あり、(B)は図1の2(B)−2(B)線断面図であ
る。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】図1の4−4線断面図である。
【図5】図1の5−5線断面図である。
【図6】図1の6−6線断面図である。
【図7】図1の7−7線断面図である。
【図8】本考案の一実施例のシフトレバーブラケツト取
付用サポートのステアリングサポートメンバリインフオ
ースを示す車体斜め後方から見た斜視図である。
【図9】従来例のシフトレバーブラケツト取付用サポー
トが適用された車体を示す車体斜め前方から見た分解斜
視図である。
【符号の説明】
12 フロントフロアパン 16 ステアリングサポートメンバ 20 フロアトンネル部 22 ステアリングサポートメンバリインフオース 28 フロントフロアクロスメンバ 30 シフトレバーブラケツト取付用サポート 30A 前端部 30B 後端部 36 凸部 38 凸部 40 閉断面構造 42 閉断面構造

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアトンネル部を有するフロントフロ
    アパンの一端が取付けられ車幅方向へ車幅全体に延びる
    閉断面構造とされたステアリングサポートメンバと、フ
    ロアトンネル部を有するフロントフロアパンに設けられ
    車幅方向へ車幅全体に延びる閉断面構造とされたフロン
    トフロアクロスメンバとの間のフロアトンネル部に取付
    けられるシフトレバーブラケツト取付用サポートであっ
    て、前端部が前記ステアリングサポートメンバに結合さ
    れ後端部が前記フロントフロアクロスメンバに結合され
    ると共に前記フロアトンネル部とで車体前後方向に延び
    る閉断面構造を形成することを特徴とするシフトレバー
    ブラケツト取付用サポート。
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JP4556320B2 (ja) * 2000-11-06 2010-10-06 マツダ株式会社 車両の下部車体構造
JP5525562B2 (ja) * 2012-03-29 2014-06-18 本田技研工業株式会社 自動車のフロア構造

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