JPH11240464A - 自動車の車体前部構造 - Google Patents

自動車の車体前部構造

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JPH11240464A
JPH11240464A JP4051798A JP4051798A JPH11240464A JP H11240464 A JPH11240464 A JP H11240464A JP 4051798 A JP4051798 A JP 4051798A JP 4051798 A JP4051798 A JP 4051798A JP H11240464 A JPH11240464 A JP H11240464A
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JP
Japan
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dash panel
joint
welded
vehicle body
fender
Prior art date
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Withdrawn
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JP4051798A
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English (en)
Inventor
Makoto Wada
誠 和田
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 フェンダエプロンとダッシュパネルとの接合
部の強度を向上できる車体前部構造を提供する。 【解決手段】 フェンダエプロン3の前後にラジエータ
サポート4,ダッシュパネル5を配設し、ダッシュパネ
ルの前面にフランジ3eを接合し、フレーム1上に、ラ
ジエータサポート及びダッシュパネルの下端部を弾性支
持してなる車体前部構造において、フェンダエプロンと
ダッシュパネルとの接合部15の内側にリインホースメ
ント16を配設する。このリインホースメントを、後フ
ランジ3eとダッシュパネルとの結合部に溶接されると
ともにダッシュパネルに溶接される第1接合部16a
と、フェンダ部3bに溶接される第2接合部16bと、
フェンダエプロンの内側縦壁部3cに溶接される第3接
合部16cとから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体をフレームに
より支持するようにした自動車の車体前部構造に関し、
特にフェンダエプロンとダッシュパネルとの接合部の補
強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車体前後方向に延びるフレーム上に車体
をマウントするようにした自動車の車体前部構造とし
て、従来、図4,図5に示すように、車体の左, 右に配
設されたフェンダエプロン50の前フランジ50aにラ
ジエータサポート51を溶接するとともに、後フランジ
50bにダッシュパネル52を溶接し、上記ラジエータ
サポート51,及びダッシュパネル52の下端部をそれ
ぞれ弾性部材53,54を介在させてフレーム55で懸
架支持した構造のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来構
造では、図5に示すように、前側マウント部a,及び後
側マウント部bに路面からの入力が加わると、上記フェ
ンダエプロン50とダッシュパネル52との接合部56
に剥離方向の力が作用することから、場合によって溶接
抜けが生じるという懸念がある。
【0004】ここで、上記接合部の強度を高めるには、
左, 右のフェンダエプロンとダッシュパネルとの間に車
幅方向に延びるクロスメンバを配設することが考えられ
る。しかしながら、クロスメンバを追加する分だけ車体
重量が増大するという問題が生じる。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、車体重量の増大を抑制でき、かつ路面からの入力に
対する接合部の強度を向上できる自動車の車体前部構造
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体前後方向
に延びる左, 右のフェンダエプロンの前端間,及び後端
間にそれぞれ車幅方向に延びるラジエータサポート,及
びダッシュパネルを配設し、該ダッシュパネルの前面に
上記フェンダエプロンの後フランジを接合し、車体前後
方向に延びるフレーム上に、上記ラジエータサポート及
び上記ダッシュパネルの下端部を弾性支持してなる自動
車の車体前部構造において、上記フェンダエプロンとダ
ッシュパネルとの接合部の内側端部にリインホースメン
トを配設し、該リインホースメントを上記後フランジと
ダッシュパネルとの結合部に溶接されるとともに該ダッ
シュパネルに沿って下方に延びて該ダッシュパネルに溶
接される第1接合部と、該第1接合部の上縁から前方に
屈曲して延び上記フェンダエプロンの上壁部に溶接され
る第2接合部と、該第1,第2接合部の間に一体形成さ
れ上記フェンダエプロンの内壁部に溶接される第3接合
部とから構成したことを特徴としている。
【0007】
【発明の作用効果】本発明に係る車体前部構造によれ
ば、フェンダエプロンとダッシュパネルとの間にリイン
ホースメントを配置し、該リインホースメントを後フラ
ンジとダッシュパネルとの結合部に溶接されかつ該ダッ
シュパネルに沿って下方に延びて該ダッシュパネルに溶
接される第1接合部と、該第1接合部の上縁から前方に
延び上記フェンダエプロンの上壁部に溶接される第2接
合部と、該第1,第2接合部の間に一体形成され上記フ
ェンダエプロンの内壁部に溶接される第3接合部とから
構成したので、フェンダエプロンとダッシュパネルとの
接合部に作用する前後方向,左右方向及び上下方向の力
はいずれも第1〜第3接合部の3つの面で受けられるこ
ととなり、それだけ接合強度を向上でき、溶接抜けの問
題を防止できる効果がある。
【0008】また上記リインホースメントをフェンダエ
プロンとダッシュパネルとの接合部の内側端部に配設す
るだけで済むので、例えば車幅方向全長に渡ってクロス
メンバを配設する場合に比べて重量の増大を抑制でき
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1ないし図3は、本発明の
一実施形態による自動車の車体前部構造を説明するため
の図であり、図1は車室側から見た車体前部の斜視図、
図2は車体前部の断面側面図、図3は車体前部に配設さ
れたリインホースメントの斜視図である。
【0010】図において、1は車体前後方向に延びる梯
子型フレームであり、該フレーム1には自動車の車体前
部2が搭載されている。この車体前部2は、車体前後方
向に延びる左, 右のフェンダエプロン3,3の前端間に
車幅方向に延びるラジエータサポート4を配設するとと
もに、後端間に同じく車幅方向に延びるダッシュパネル
5を配設し、これによりエンジンルーム6を形成した構
成となっている。このダッシュパネル5は縦壁部5aと
これに続いて斜め後方に延びる傾斜部5bとからなり、
該傾斜部5bの後端には該パネル5とで車室7を構成す
るフロアパネル8の前端が接続されている。
【0011】上記ラジエータパネル4の左, 右前面には
第1マウントブラケット10が接合されており、該マウ
ントブラケット10は弾性部材11を介在させてフレー
ム1により懸架支持されている。また上記ダッシュパネ
ル5の下端部には第2マウントブラケット12が接合さ
れており、該マウントブラケット12は弾性部材13を
介在させて上記フレーム1により懸架支持されている。
【0012】上記フェンダエプロン3は、外側縦壁部3
aの下縁に内側に延び不図示の前輪の上方を覆うフェン
ダ部3bを膨出形成し、該フェンダ部3bの内端縁に続
いて下方に延びる内側縦壁部3cを形成した概略構造の
ものであり、この左, 右の内側縦壁部3cの内側下方に
上記フレーム1が位置している。
【0013】上記フェンダエプロン3の前端には前フラ
ンジ3dが屈曲形成されており、該前フランジ3dは上
記ラジエータサポート4の後面にスポット溶接されてい
る。また上記フェンダエプロン3の後端には後フランジ
3eが屈曲形成されており、該後フランジ3eはダッシ
ュパネル5の前面にスポット溶接されている。
【0014】上記フェンダエプロン3とダッシュパネル
5との接合部15の内側端部に本実施形態の特徴をなす
左,右一対のリインホースメント16が配設されてい
る。このリインホースメント16は板金製のもので、上
記後フランジ3eのダッシュパネル5との接合部15前
面に当接し、かつダッシュパネル5の傾斜部5bに沿っ
て斜め下方に延びる側面視略く字状の第1接合部16a
と、該第1接合部16aの上縁から前方に屈曲して延び
上記フェンダ部3bの下面に当接する第2接合部16b
と、該第1,第2接合部16a,16bの内側縁部に一
体形成され、上記内側縦壁3cの外面に当接する第3接
合部16cとを一体形成した構造を有している。
【0015】上記第1接合部16aには後フランジ3e
の肉厚分だけの段部16fが形成されており、また該後
フランジ部3eの左,右補強リブ16dが折り曲げ形成
されている。上記第3接合部16cの下部は内側縦壁3
cから下方に突出しており、該突出部には支持孔16e
が形成されている。この支持孔16eはフェンダエプロ
ン3とフレーム1との隙間から前輪により跳ね上げられ
た泥水がエンジンルーム6内に侵入するのを防止するた
めのゴムシート(不図示)を取付けるためのものであ
り、このようにリインホースメント16を支持ブラケッ
トに兼用することによりゴムシート支持部材を不要にし
ている。
【0016】そして上記第1接合部16aの上部は後フ
ランジ3e及びダッシュパネル5の接合部15に3枚重
ねでスポット溶接されており、該第1接合部16aの残
りの部分はダッシュパネル5にスポット溶接されてい
る。また上記第2接合部16b,第3接合部16cはそ
れぞれフェンダエプロン3のフェンダ部3b,内側縦壁
部3cにスポット溶接されている(図1,図3の×印参
照)。
【0017】次に本実施形態の作用効果について説明す
る。車体前部2の前側マウント部a,及び後側マウント
部bに路面からの入力が加わることによって、フェンダ
エプロン3とダッシュパネル5との接合部には、前後方
向a,左右方向b,上下方向cの力が作用することとな
り、従来のようにフェンダエプロンの後フランジとダッ
シュパネルとを単に溶接するだけの構造では、スポット
溶接の抜けが生じるという懸念があった。
【0018】これに対して本実施形態構造は上記いずれ
の方向の力に対しても耐力を高めることができる。即
ち、本実施形態では、フェンダエプロン3とダッシュパ
ネル5との間にリインホースメント16を配置し、該リ
インホースメント16を、フェンダエプロン3の後フラ
ンジ3e及びダッシュパネル5の結合部15に溶接され
た第1接合部16aと、フェンダエプロン3のフェンダ
部3bの下面後端部に溶接された第2接合部16bと、
フェンダエプロン3の内側縦壁3cの外面に溶接された
第3接合部16cとから構成したので、上記前後方向a
の力は第1接合部16aの剥離抗力及び第2,第3溶接
部16b,16cの剪断抗力が負担し、上記左右方向b
の力は第2接合部16cの剥離抗力及び第1,第3接合
部16a,16cの剪断抗力が負担し、上記上下方向c
の力は第3接合部16bの剥離抗力及び第1,第2接合
部16a,16cの剪断抗力が負担する。このように、
何れの方向の力に対しても、1つの面の剥離抗力と2つ
の面の剪断抗力とが有効に働くことから接合部15の全
体として接合強度を大きく向上でき、溶接抜けの問題を
防止できる。
【0019】また本実施形態は左,右一対のコンパクト
なリインホースメント16を後フェンダエプロン3eと
ダッシュパネル5との接合部15の内側端部に配設する
だけの構造であるから、上述のように車幅方向全長に渡
ってクロスメンバを配設する場合に比べて重量の増大を
抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による自動車の車体前部を
説明するための斜視図である。
【図2】上記車体前部の断面側面図である。
【図3】上記車体前部に配設されたリインホースメント
の斜視図である。
【図4】従来の接合部の斜視図である。
【図5】従来の接合部の断面側面図である。
【符号の説明】 1 フレーム 2 車体前部 3 フェンダエプロン 3b フェンダ部(上壁部) 3c 内側縦壁部(内壁部) 3e 後フランジ 4 ラジエータサポート 5 ダッシュパネル 11,13 弾性部材 15 接合部 16 リインホースメント 16a 第1接合部 16b 第2接合部 16c 第3接合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前後方向に延びる左, 右のフェンダ
    エプロンの前端間,及び後端間にそれぞれ車幅方向に延
    びるラジエータサポート,及びダッシュパネルを配設
    し、該ダッシュパネルの前面に上記フェンダエプロンの
    後フランジを接合し、車体前後方向に延びるフレーム上
    に、上記ラジエータサポート及び上記ダッシュパネルの
    下端部を弾性支持してなる自動車の車体前部構造におい
    て、上記フェンダエプロンとダッシュパネルとの接合部
    の内側端部にリインホースメントを配設し、該リインホ
    ースメントを上記後フランジとダッシュパネルとの結合
    部に溶接されるとともに該ダッシュパネルに沿って下方
    に延びて該ダッシュパネルに溶接される第1接合部と、
    該第1接合部の上縁から前方に屈曲して延び上記フェン
    ダエプロンの上壁部に溶接される第2接合部と、該第
    1,第2接合部の間に一体形成され上記フェンダエプロ
    ンの内壁部に溶接される第3接合部とから構成したこと
    を特徴とする自動車の車体前部構造。
JP4051798A 1998-02-23 1998-02-23 自動車の車体前部構造 Withdrawn JPH11240464A (ja)

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JP (1) JPH11240464A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6358106A (ja) * 1986-08-29 1988-03-12 Hitachi Ltd 送りテ−ブルの真直度測定装置
KR100394868B1 (ko) * 2000-12-19 2003-08-19 기아자동차주식회사 자동차의 프런트 보디구조
JP2016002782A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 トヨタ車体株式会社 車両のマウント構造

Cited By (3)

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JPS6358106A (ja) * 1986-08-29 1988-03-12 Hitachi Ltd 送りテ−ブルの真直度測定装置
KR100394868B1 (ko) * 2000-12-19 2003-08-19 기아자동차주식회사 자동차의 프런트 보디구조
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Effective date: 20050510