JP4688023B2 - 車両用パネルの補強構造 - Google Patents
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Description
このため、テーラードブランク材は、自動車の車体パネルとして用いられている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、自動車の車体パネルのうち、強度の必要な部分の板厚を厚くし、それ程強度の必要でない部分の板厚を薄く形成することによって、自動車の重量を軽くすると共に、材料費を節約するようにしている。
図1は本発明の実施の形態に係る車両用パネルの補強構造が適用される自動車のフロアパネルの斜視図、図2は図1におけるフロアパネルの前部リヤフロアパネルにシートクロスメンバが取付けられる前の状態を示す斜視図、図3は図2における前部リヤフロアパネルとなるテーラードブランク材の断面図、図4は図2におけるA−A線断面図、図5は図2におけるB−B線断面図、図6は図2におけるC−C線断面図、図7は取付金具を取付けた状態の図2におけるD−D線断面図、図8は取付金具を取付けた状態の図2におけるE−E線断面図、図9はリヤシートをフロアパネルに取付けた状態を車両前方から見た斜視図である。
本実施形態の前部リヤフロアパネル2の素材には、板厚の異なる板材を突き合せてレーザ溶接などで接合したテーラードブランク材(接合部材)5が使用されている。このテーラードブランク材5は、図2および図3に示す如く、中央側に板厚の薄いセンタパネル5aを配置し、左右両側に板厚の厚いサイドパネル5bを配置することによって構成されている。板厚は、例えば、センタパネル5aが0.7mmの板材を用い、サイドパネル5bが1.2mmの板材を用いており、これらのパネル5a,5bを突き合せてレーザ溶接などで接合し、これをプレス加工することにより、所定形状の前部リヤフロアパネル2が形成されることになる。そして、センタパネル5aおよびサイドパネル5bの左右2箇所の接合部Wでは、パネルの厚さが変化しているので、当該接合部Wは応力集中を受け易い形状となっている。
前部リヤフロアパネル2のうち、リヤシート10のシートクッション10aの車両前方側で、かつ接合部Wが延在する部分には、車両後方から車両前方へ向かって下り傾斜である上方側前向きの傾斜面2aが車幅方向に沿って形成されており、この傾斜面2aの上下に亘ってシートクロスメンバ6が左右2箇所の接合部Wと交差しながら取付けられている。すなわち、シートクロスメンバ6は、前部リヤフロアパネル2の傾斜面2aを覆い隠しながら、上縁部6aおよび下縁部6bが左右2箇所の接合部Wを橋渡しするようにして前部リヤフロアパネル2に溶接で固定されている。したがって、シートクロスメンバ6は、前部リヤフロアパネル2に形成された左右2箇所の接合部Wに集中する応力を軽減し、これら接合部Wを補強する役割を果たすことになる。
前側シート取付部8の裏面側には、取付金具7を取付けるための締付ボルト12と螺合する溶接ナット14が固着されている。また、後側シート取付部9は、側面視で略三角形状の凸部であって、取付金具7の取付箇所と対応する位置で車両幅方向に所定の間隔を置いて配設されており、車両前方から車両後方へ向かって下り傾斜面には、シートクロスメンバ6の裏面側から車両後方へ向けて斜め上方に突出するスタッドボルト13が設けられ、スタッドボルト13の先端にはナット15が螺合して締付けられるようになっている。なお、後側シート取付部9およびスタッドボルト13は、1つの取付金具7に対して左右2箇所に用いられるようになっている。
すなわち、前部リヤフロアパネル2は、設置部位により、断面略U字状のサイドメンバ21に取付けられ、あるいはリーンフォースメント23を介してサイドメンバ21およびサイドインナパネル22に取付けられており、対応するサイドメンバ21や、サイドメンバ21、サイドインナパネル22およびトルクボックスパネル24と相俟って閉断面構造を形成している。
例えば、既述の実施形態では、前部リヤフロアパネル2を構成するテーラードブランク材5の接合部Wが車両前後方向に沿って配置しているが、本発明の補強構造は、当該接合部Wを車幅方向や斜め方向に配置したものにも適用することが可能である。また、本発明の補強構造は、シート取付部となるシートクロスメンバ6に対して適用されているが、テーラードブランク5とリーンフォースメント23とが重合される部分など、他の部位にも適用することが可能である。
2 前部リヤフロアパネル(車体パネル)
2a 傾斜面
5 テーラードブランク材(接合部材)
5a センタパネル
5b サイドパネル
6 シートクロスメンバ(パネル部材)
7 取付金具
10 リヤシート
W 接合部
Claims (2)
- 板厚の異なる板材を突き合わせて接合し、この接合した接合部材が車体のフロアパネルの一部として用いられており、前記接合部材は、接合部を車両前後に沿って配置した状態でシート取付部に設けられていると共に、前記接合部材には、前記接合部と交差する方向へ延在するパネル部材が取付けられている車両用パネルの補強構造において、前記接合部材のうち、シートクッションの車両前方側で、かつ前記接合部が延在する部分には、車両後方から車両前方へ向かって下り傾斜の傾斜面が形成されており、この傾斜面の上下に亘って前記パネル部材が取付けられていることを特徴とする車両用パネルの補強構造。
- 前記接合部材は、2箇所以上の接合部を有しており、少なくとも2箇所以上の接合部に対して前記パネル部材が交差して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用パネルの補強構造。
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