JP2000203449A - 自動車の車体の下部構造 - Google Patents

自動車の車体の下部構造

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JP2000203449A
JP2000203449A JP11009514A JP951499A JP2000203449A JP 2000203449 A JP2000203449 A JP 2000203449A JP 11009514 A JP11009514 A JP 11009514A JP 951499 A JP951499 A JP 951499A JP 2000203449 A JP2000203449 A JP 2000203449A
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Masayuki Yoshikawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 側方から所定以上の荷重が加わったとき、ロ
ッカの断面変形を抑えると共に、フロアクロスメンバに
折れが発生するのを防止できる、自動車の車体の下部構
造を提供すること。 【解決手段】 車体前後方向へ伸びるロッカ(30)
と、車体幅方向へ伸びるフロアクロスメンバ(32)
と、ロッカの閉じ断面構造内に配置される補強パネル
(34)とを備える自動車の車体の下部構造である。補
強パネル(34)の側片(64)は、インナパネル(3
8)のインナ内側片(44)に結合されたとき、インナ
パネルの内側片に結合されたフロアクロスメンバの本体
部(52)の前方、後方及び上方へ突出する大きさに形
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車、特に乗用車
の車体の下部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】断面状態の図9及び図10に示すよう
に、乗用車の車体の下部は、通常、アウタパネル及びイ
ンナパネルによって閉じ断面構造に形成され、車体幅方
向の各側部に配置されて車体前後方向へ伸びるサイドシ
ルないしロッカ20と、車体幅方向へ伸び、ロッカ20
に結合されるフロアクロスメンバ21とを備える。
【0003】フロアクロスメンバ21は図示しないフロ
アパンの上側に配置され、フロアクロスメンバ21の上
側に運転席又は助手席を前後方向へ移動させるシートレ
ール22が取り付けられる。また、後部席に座る人のつ
ま先23がシートレール22の横にくる。そのため、フ
ロアクロスメンバ21の全体のレベルを高くすることが
制限されることから、フロアクロスメンバ21は、図示
のようにロッカ20の断面に対してやや低い位置でロッ
カ20に結合されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ロッカ20とフロアク
ロスメンバ21とを結合した状態では、フロアクロスメ
ンバ21の荷重を受け持つ上面24がロッカ20のイン
ナパネル25の腹に相当する部分に位置するため、自動
車の側方から所定以上の荷重Fが加わると、図10
(a)のように、インナパネル25がフロアクロスメン
バ21からの反力によって陥没し、ロッカ20の断面変
形が生ずる。この断面変形を抑えるべく、図10(b)
のように、ロッカ20の閉じ断面内にインナパネル25
より厚みの大きい補強パネル26をインナパネル25に
沿って配置することがある(特開平6-144298号公報)。
【0005】ロッカの閉じ断面内に補強パネルを配置す
ることによってロッカの剛性、特にインナパネルの剛性
がが大きくなるため、側方から所定以上の荷重Fが加わ
るとき、インナパネル25がフロアクロスメンバ21か
らの反力によって陥没することがなく、ロッカの断面変
形は生じない。反面、フロアクロスメンバ21がロッカ
20に対して下方に偏って位置するため、フロアクロス
メンバ21に曲げモーメントが働くようになり、フロア
クロスメンバ21に折れ27が生ずるおそれがある。
【0006】本発明は、側方から所定以上の荷重が加わ
ったとき、ロッカの断面変形を抑えると共に、フロアク
ロスメンバに折れが発生するのを防止できる、自動車の
車体の下部構造を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、アウタパネル
及びインナパネルによって閉じ断面構造に形成され、車
体幅方向の各側部に配置されて車体前後方向へ伸びるロ
ッカと、車体幅方向へ伸び、前記ロッカに結合されるフ
ロアクロスメンバと、前記閉じ断面構造内に配置される
補強パネルとを備える自動車の車体の下部構造に関す
る。前記ロッカの前記インナパネルは、インナ上片と、
インナ下片と、これらインナ上片及びインナ下片それぞ
れの内方側に位置するインナ内側片とを有する。前記フ
ロアクロスメンバは、クロス上片と、このクロス上片の
前後方側に位置するクロス前側片及びクロス後側片とか
らなり、車体前後方向へ伸びる仮想鉛直面で切断した断
面がほぼ逆U字状に形成された本体部を有する。この本
体部のクロス上片が車体幅方向の各端部分において車体
幅方向の外方へ向けて上向きに傾斜され、クロス上片の
うち車体幅方向の最も外方に位置する端面が前記インナ
パネルのインナ上片から下方へ間隔をおくように、前記
フロアクロスメンバが前記インナパネルのインナ内側片
に結合されている。
【0008】1の発明では、前記補強パネルは、前記イ
ンナパネルのインナ上片、インナ下片及びインナ内側片
それぞれの裏面に接触する上片、下片及び側片と、これ
ら上片、下片及び側片それぞれの前後端から交差するよ
うに伸びる前バルク片及び後バルク片とを有する。前記
補強パネルの側片は、前記インナパネルのインナ内側片
に結合されたとき、前記インナパネルのインナ内側片に
結合された前記フロアクロスメンバの本体部の前方、後
方及び上方へ突出する大きさに形成されている。
【0009】別の発明では、前記補強パネルは、前記イ
ンナパネルのインナ下片及びインナ内側片それぞれの裏
面に接触する下片及び側片と、この側片の上端から車体
幅方向の外方へ向けて斜め上向きに伸びる上片と、この
上片からほぼ鉛直に伸びる連結片と、前記下片、側片及
び上片それぞれの前後端から交差するように伸びる前バ
ルク片及び後バルク片とを有する。前記補強パネルの側
片は、前記インナパネルのインナ内側片に結合されたと
き、前記インナパネルのインナ内側片に結合された前記
フロアクロスメンバの本体部の前方及び後方へ突出する
大きさに形成されている。前記補強パネルの上片は、前
記インナパネルのインナ内側片に結合された前記フロア
クロスメンバの本体部のクロス上片の延長上に位置する
ように形成され、前記補強パネルの連結片の上方部分が
前記ロッカに結合されている。
【0010】
【作用及び効果】1の発明によれば、補強パネルがイン
ナパネルのインナ上片、インナ下片及びインナ内側片そ
れぞれの裏面に接触する上片、下片及び側片と、これら
上片、下片及び側片それぞれの前後端から交差するよう
に伸びる前バルク片及び後バルク片とを有するため、側
方からロッカに加わる荷重に対して大きな剛性を呈し、
ロッカの断面変形を抑えることができる。
【0011】補強パネルの側片がフロアクロスメンバの
本体部と一致する大きさである場合、フロアクロスメン
バの本体部では補強パネルと、ロッカのインナパネル
と、フロアクロスメンバの本体部との3つのパネルが係
わった形態となり、本体部を外れた部分ではロッカのイ
ンナパネルだけが存在する形態となる。そのため、本体
部における剛性と本体部を外れた部分における剛性との
差が大きい。その結果、側方から所定以上の荷重がロッ
カに加わると、フロアクロスメンバからの反力によって
インナパネルの本体部に対応する部分が陥没するおそれ
がある。
【0012】これに対して、1の発明によれば、補強パ
ネルの側片がフロアクロスメンバの本体部の前方、後方
及び上方へ突出しているため、この突出部分では補強パ
ネルとインナパネルとが係わった形態となり、さらに突
出部分を外れた部分ではインナパネルだけが存在する形
態となる。これによって、ロッカの剛性差が小さくなる
ため、側方から所定以上の荷重がロッカに加わったと
き、インナパネル及び補強パネルがたわむ。
【0013】インナパネル及び補強パネルのたわみによ
って荷重が持つエネルギの一部を吸収できることと、後
述するように、ロッカからフロアクロスメンバに働く曲
げモーメントのモーメントアーム、すなわちフロアクロ
スメンバの図心から力の作用線までの距離が小さくな
り、フロアクロスメンバの見掛けの強度が上昇すること
から、フロアクロスメンバを補強することなく、ロッカ
の剛性が大きくなったことに起因するフロアクロスメン
バの折れの発生を防ぐことができる。
【0014】別の発明によれば、補強パネルがインナパ
ネルのインナ下片及びインナ内側片それぞれの裏面に接
触する下片及び側片と、この側片の上端から車体幅方向
の外方へ向けて斜め上向きに伸びる上片と、前記下片、
側片及び上片それぞれの前後端から交差するように伸び
る前バルク片及び後バルク片とを有するため、側方から
ロッカに加わる荷重に対して大きな剛性を呈し、ロッカ
の断面変形を抑えることができる。
【0015】補強パネルの側片がフロアクロスメンバの
本体部の前方及び後方へ突出する大きさに形成されてい
るため、その突出部分ではインナパネル及び補強パネル
がたわみ、また、補強パネルの連結片の上方部分がロッ
カに結合されているため、連結片の下方部分がたわみ、
荷重が持つエネルギの一部を吸収する。
【0016】補強パネルの上片がインナパネルのインナ
内側片に結合されたフロアクロスメンバの本体部のクロ
ス上片の延長上に位置することと、連結片の下方部分が
たわむことから、後述するように、見掛け上フロアクロ
スメンバが車体幅方向の外方へ延長された構造となり、
フロアクロスメンバの本体部のクロス上片が外方へ向け
て上向きに傾斜する角度を最小限にすることができる。
その結果、フロアクロスメンバのクロス上片が水平から
傾斜に転ずる部位での応力集中が最小限となり、フロア
クロスメンバの厚板化を防ぐことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】自動車の車体の下部構造は、斜視
状態の図1及び図2と、断面状態の図3と、斜視状態の
図4及び図5とを参照すると、ロッカ30と、フロアク
ロスメンバ32と、補強パネル34とを備える。
【0018】ロッカ30は、アウタパネル36及びイン
ナパネル38それぞれのフランジを接合して閉じ断面構
造に形成されている。ロッカ30は、車体幅方向Wの各
側部に配置され、車体前後方向Lへ伸びている。センタ
ピラー40がロッカ30に結合され、上方へ伸びてい
る。ロッカ30のインナパネル38は鋼板をプレス成形
して作られたもので、インナ上片42と、インナ下片4
3と、インナ上片42及びインナ下片43それぞれの内
方側に位置するインナ内側片44とを一体に有する。
【0019】フロアクロスメンバ32は車体幅方向Wへ
伸び、ロッカ30に結合されている。フロアクロスメン
バ32は鋼板をプレス成形して作られたもので、クロス
上片46と、クロス上片46の前方側に位置するクロス
前側片47と、クロス上片46の後方側に位置するクロ
ス後側片48とからなり、車体前後方向へ伸びる仮想鉛
直面で切断した断面がほぼ逆U字状54に形成された本
体部52を有する。本体部52のクロス上片46は、車
体幅方向の各端部分49において車体幅方向の外方へ向
けて上向きに傾斜され、クロス上片46のうち車体幅方
向の最も外方に位置する端面50がインナパネル38の
インナ上片42から下方へ間隔をおくように、フロアク
ロスメンバ32がインナパネル38のインナ内側片44
に結合されている。
【0020】図示の実施例では、フロアクロスメンバ3
2は本体部52に連なるフランジ51を全周に有する。
フロアクロスメンバ32は、フランジ51をインナ内側
片44に重ね合わせてスポット溶接して内側片44に結
合され、さらにフランジ51をフロアパン56に重ね合
わせてスポット溶接して、センタピラー40の部位でフ
ロアパン56に結合されている。図5に示すように、別
のフロアクロスメンバ58がフロアクロスメンバ32の
前方に配置される。以下の説明は、センタピラー40の
部位にあるフロアクロスメンバ32に関するが、本発明
は前方のフロアクロスメンバ58に関しても実施でき
る。運転席又は助手席を前後に移動させるための一対の
シートレール60が車体幅方向へ間隔をおいてフロアク
ロスメンバ32,58に取り付けられている。
【0021】補強パネル34はロッカ30の閉じ断面構
造内に配置されている。図2及び図3に示すように、補
強パネル34は鋼板を絞り成形して、又はプレス成形し
たものを溶接して作られるもので、ロッカのインナパネ
ル38のインナ上片42、インナ下片43及びインナ内
側片44それぞれの裏面に接触する上片62、下片63
及び側片64と、上片62、下片63及び側片64それ
ぞれの前端から交差するように伸びる前バルク片65
と、それぞれの後端から交差するように伸びる後バルク
片66とを一体に有する。補強パネル34は上片62、
下片63及び側片64をインナパネル38の対応する片
とスポット溶接してインナパネル38に結合される。
【0022】図2に仮想線で示すように、上片62から
ほぼ鉛直に連結片67を上方へ突出し、連結片67をロ
ッカのアウタパネル36及びインナパネル38それぞれ
のフランジ間にはさんで補強パネル34をロッカ30に
結合するようにすれば、堅固な結合を確保することがで
きる。
【0023】補強パネル34の側片64はインナパネル
38のインナ内側片44に結合されたとき、インナ内側
片44に結合されたフロアクロスメンバ32の本体部5
2の前方、後方及び上方へ突出する大きさに形成されて
いる。前方、後方及び上方の突出量a,b,cはたわみ
代であり、例えば20-40mm程度に定めることができる。
【0024】断面状態の図6と、斜視状態の図7とに示
した車体の下部構造では、ロッカ30と、フロアクロス
メンバ32との基本的な構造は前述の実施例と実質的に
同じである。すなわち、ロッカ30はアウタパネル36
及びインナパネル38によって閉じ断面構造に形成さ
れ、車体幅方向の各側部に配置されて車体前後方向へ伸
びており、フロアクロスメンバ32は車体幅方向へ伸
び、ロッカ30に結合されている。
【0025】補強パネル74は、インナパネル38のイ
ンナ下片43及びインナ内側片44それぞれの裏面に接
触する下片76及び側片77と、側片77の上端から車
体幅方向の外方へ向けて斜め上向きに伸びる上片78
と、上片78からほぼ鉛直に上方へ伸びる連結片79
と、下片76、側片77及び上片78それぞれの前端か
ら交差するように伸びる前バルク片80と、それぞれの
後端から交差するように伸びる後バルク片81とを一体
に有する。
【0026】図示の実施例では、補強パネル74は下片
76からほぼ鉛直に下方へ伸びる連結片82を有する。
補強パネル74は、下片76及び側片77をロッカのイ
ンナパネル38の対応する片とスポット溶接し、さらに
連結片79,82をアウタパネル36及びインナパネル
38それぞれのフランジ間にはさんでスポット溶接して
ロッカ30に結合されている。連結片78は、その上方
部分がフランジ間にはさまれるように長さを定める。
【0027】補強パネル74の側片77は、インナパネ
ル38のインナ内側片44に結合されたとき、インナパ
ネル38のインナ内側片44に結合されたフロアクロス
メンバ32の本体部52の前方及び後方へ突出する大き
さに形成されている。そして、補強パネル74の上片7
8は、インナパネル38のインナ内側片44に結合され
たフロアクロスメンバ32の本体部52のクロス上片4
6の延長上に位置するように形成されている。
【0028】図1ないし図3に示した車体の下部構造の
作用を次に説明する。模式的に示した図8を参照する
と、側方から所定以上の荷重fがロッカ30に加わった
とき、補強パネル34の側片がフロアクロスメンバの本
体部の前方、後方及び上方へ突出する大きさに形成され
ているため、その突出部分ではインナパネル38及び補
強パネル34がたわみ、特に上方への突出によってイン
ナパネル38及び補強パネル34が同図の(a)のよう
にたわみ、荷重が持つエネルギの一部を吸収すると共
に、荷重入力がΔH下がる。そうすると、ロッカ30か
らフロアクロスメンバ32に働く曲げモーメントのモー
メントアーム、すなわちフロアクロスメンバ32の図心
から力の作用線までの距離Hが、インナパネル38にた
わみが生じないときの距離h(同図の(b))と比べて
小さくなり、フロアクロスメンバ32の見掛けの強度が
フロアクロスメンバ32を補強することなく、上昇した
こととなる。
【0029】図6及び図7に示した車体の下部構造の作
用を同図を参照して次に説明する。側方から所定以上の
荷重が加わったとき、補強パネル74の側片77がフロ
アクロスメンバの本体部52の前方及び後方へ突出する
大きさに形成されているため、その突出部分ではインナ
パネル38及び補強パネル74がたわみ、また、補強パ
ネル74の連結片79の上方部分がロッカ30に結合さ
れているため、連結片79の下方部分83がたわみ、荷
重が持つエネルギの一部を吸収する。さらに、補強パネ
ル74の上片78が、インナパネルのインナ内側片44
に結合されたフロアクロスメンバ32の本体部のクロス
上片46の延長上に位置することと、連結片79の下方
部分83がたわむことから、見掛け上フロアクロスメン
バ32が車体幅方向の外方へ延長された構造となり、フ
ロアクロスメンバの本体部のクロス上片46が外方へ向
けて上向きに傾斜する角度θを小さくすることができ
る。その結果、フロアクロスメンバ32のクロス上片4
6が水平から傾斜に転ずる部位84での応力集中が最小
限となる。従来では、仮想線で示すように、成形上許さ
れる範囲でクロス上片46を持ち上げる方がロッカ30
を堅固に支持できる、とされていたため、傾斜に転ずる
部位84での応力集中が問題であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動車の車体の下部構造の実施
例を示す斜視図で、ロッカのインナパネルを実線で示す
と共に、フロアクロスメンバと補強パネルとを仮想線で
示してある。
【図2】 図1に示した補強パネルの斜視図である。
【図3】 図1の3−3線で切断した断面図である。
【図4】 ロッカとフロアクロスメンバとの結合部を示
す斜視図である。
【図5】 自動車の車体の下部構造を示す斜視図であ
る。
【図6】 本発明に係る自動車の車体の下部構造の別の
実施例を示す図3と同様な断面図であるが、フロアクロ
スメンバをも含めて示してある。
【図7】 図6に示した補強パネルの斜視図である。
【図8】 作用を示す模式図で、(a)は図1ないし図
3に示した車体の下部構造に係るもの、(b)は従来の
車体の下部構造に係るものを示している。
【図9】 自動車の下部構造を模式的に示した断面図で
ある。
【図10】 従来のロッカとフロアクロスメンバとに生
じていた問題を示す模式図で、(a)、(b)は異なる
形態を示している。
【符号の説明】
30 ロッカ 32 フロアクロスメンバ 34,74 補強パネル 36 アウタパネル 38 インナパネル 42 インナ上片 43 インナ下片 44 インナ内側片 46 クロス上片 47 クロス前側片 48 クロス後側片 52 本体部 62,78 上片 63,76 下片 64,77 側片 65,80 前バルク片 66,81 後バルク片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタパネル及びインナパネルによって
    閉じ断面構造に形成され、車体幅方向の各側部に配置さ
    れて車体前後方向へ伸びるロッカと、車体幅方向へ伸
    び、前記ロッカに結合されるフロアクロスメンバと、前
    記閉じ断面構造内に配置される補強パネルとを備える自
    動車の車体の下部構造であって、 前記ロッカの前記インナパネルは、インナ上片と、イン
    ナ下片と、これらインナ上片及びインナ下片それぞれの
    内方側に位置するインナ内側片とを有し、 前記フロアクロスメンバは、クロス上片と、このクロス
    上片の前後方側に位置するクロス前側片及びクロス後側
    片とからなり、車体前後方向へ伸びる仮想鉛直面で切断
    した断面がほぼ逆U字状に形成された本体部を有し、こ
    の本体部のクロス上片が車体幅方向の各端部分において
    車体幅方向の外方へ向けて上向きに傾斜され、クロス上
    片のうち車体幅方向の最も外方に位置する端面が前記イ
    ンナパネルのインナ上片から下方へ間隔をおくように、
    前記フロアクロスメンバが前記インナパネルのインナ内
    側片に結合され、 前記補強パネルは、前記インナパネルのインナ上片、イ
    ンナ下片及びインナ内側片それぞれの裏面に接触する上
    片、下片及び側片と、これら上片、下片及び側片それぞ
    れの前後端から交差するように伸びる前バルク片及び後
    バルク片とを有し、 前記補強パネルの側片は、前記インナパネルのインナ内
    側片に結合されたとき、前記インナパネルのインナ内側
    片に結合された前記フロアクロスメンバの本体部の前
    方、後方及び上方へ突出する大きさに形成された、自動
    車の車体の下部構造。
  2. 【請求項2】 アウタパネル及びインナパネルによって
    閉じ断面構造に形成され、車体幅方向の各側部に配置さ
    れて車体前後方向へ伸びるロッカと、車体幅方向へ伸
    び、前記ロッカに結合されるフロアクロスメンバと、前
    記閉じ断面構造内に配置される補強パネルとを備える自
    動車の車体の下部構造であって、 前記ロッカの前記インナパネルは、インナ上片と、イン
    ナ下片と、これらインナ上片及びインナ下片それぞれの
    内方側に位置するインナ内側片とを有し、 前記フロアクロスメンバは、クロス上片と、このクロス
    上片の前後方側に位置するクロス前側片及びクロス後側
    片とからなり、車体前後方向へ伸びる仮想鉛直面で切断
    した断面がほぼ逆U字状に形成された本体部を有し、こ
    の本体部のクロス上片が車体幅方向の各端部分において
    車体幅方向の外方へ向けて上向きに傾斜され、クロス上
    片のうち車体幅方向の最も外方に位置する端面が前記イ
    ンナパネルのインナ上片から下方へ間隔をおくように、
    前記フロアクロスメンバが前記インナパネルのインナ内
    側片に結合され、 前記補強パネルは、前記インナパネルのインナ下片及び
    インナ内側片それぞれの裏面に接触する下片及び側片
    と、この側片の上端から車体幅方向の外方へ向けて斜め
    上向きに伸びる上片と、この上片からほぼ鉛直に伸びる
    連結片と、前記下片、側片及び上片それぞれの前後端か
    ら交差するように伸びる前バルク片及び後バルク片とを
    有し、 前記補強パネルの側片は、前記インナパネルのインナ内
    側片に結合されたとき、前記インナパネルのインナ内側
    片に結合された前記フロアクロスメンバの本体部の前方
    及び後方へ突出する大きさに形成され、前記補強パネル
    の上片は、前記インナパネルのインナ内側片に結合され
    た前記フロアクロスメンバの本体部のクロス上片の延長
    上に位置するように形成され、前記補強パネルの連結片
    の上方部分が前記ロッカに結合された、自動車の車体の
    下部構造。
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