JP2002154459A - 自動車の下部車体構造 - Google Patents
自動車の下部車体構造Info
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- JP2002154459A JP2002154459A JP2000353696A JP2000353696A JP2002154459A JP 2002154459 A JP2002154459 A JP 2002154459A JP 2000353696 A JP2000353696 A JP 2000353696A JP 2000353696 A JP2000353696 A JP 2000353696A JP 2002154459 A JP2002154459 A JP 2002154459A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、車両前方からの外力に対する強度
を向上させ、かつシート取付部の組付け精度を高めるこ
とが可能な自動車の下部車体構造を提供することにあ
る。 【解決手段】 本発明は、トンネル部３が設けられてい
るメインフロア２上にクロスメンバ４を配設すると共
に、トンネル部３の前方側にトンネル補強板９を設けた
自動車１の下部車体構造において、クロスメンバ４に沿
ってシート取付部５，６を有するシートブラケット７を
配設し、シート取付部５，６の間に位置し、クロスメン
バ４の上方を交叉する形態で、トンネル補強板９を取付
けている。
を向上させ、かつシート取付部の組付け精度を高めるこ
とが可能な自動車の下部車体構造を提供することにあ
る。 【解決手段】 本発明は、トンネル部３が設けられてい
るメインフロア２上にクロスメンバ４を配設すると共
に、トンネル部３の前方側にトンネル補強板９を設けた
自動車１の下部車体構造において、クロスメンバ４に沿
ってシート取付部５，６を有するシートブラケット７を
配設し、シート取付部５，６の間に位置し、クロスメン
バ４の上方を交叉する形態で、トンネル補強板９を取付
けている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の下部車体
構造に関するものである。
構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、自動車の下部車体構造では、
図６に示す如く、トンネル部５１が車両前後方向へ沿っ
て設けられているメインフロア（車体フロア）５２を備
えており、このメインフロア５２の上面には、クロスメ
ンバ５３が車両巾方向に沿って配設されている。また、
トンネル部５１の前方側上部には、シフト部の剛性向上
および車両前方からの外力に対する補強として、トンネ
ル補強板５４が溶接により接合されて設けられている。
さらに、シート取付部５５は、クロスメンバ５３の一部
を使用することによりトンネル部５１を間に置いて左右
両側に設けられている。
図６に示す如く、トンネル部５１が車両前後方向へ沿っ
て設けられているメインフロア（車体フロア）５２を備
えており、このメインフロア５２の上面には、クロスメ
ンバ５３が車両巾方向に沿って配設されている。また、
トンネル部５１の前方側上部には、シフト部の剛性向上
および車両前方からの外力に対する補強として、トンネ
ル補強板５４が溶接により接合されて設けられている。
さらに、シート取付部５５は、クロスメンバ５３の一部
を使用することによりトンネル部５１を間に置いて左右
両側に設けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の下部車体構造にあっては、シート取付部５５がメイ
ンフロア５２に対して相対的に高い位置で設計されると
き、周辺部品との配置関係によりクロスメンバ５３を深
絞り品とするか、あるいは別部品のシートブラケット５
６を追加し、トンネル部５１を間に挟んでクロスメンバ
５３の前方側に配置し、溶接で接合することによって設
ける必要があった。しかし、このような下部車体構造で
は、トンネル補強板５４の後端結合部の後方に位置する
トンネル部５１の斜線部分５１ａの強度が構造的に低く
なり、車両前方から外力が加わった時、当該斜線部分５
１ａに座屈を生じ、トンネル部５１が下向きに折れるお
それがあった。
来の下部車体構造にあっては、シート取付部５５がメイ
ンフロア５２に対して相対的に高い位置で設計されると
き、周辺部品との配置関係によりクロスメンバ５３を深
絞り品とするか、あるいは別部品のシートブラケット５
６を追加し、トンネル部５１を間に挟んでクロスメンバ
５３の前方側に配置し、溶接で接合することによって設
ける必要があった。しかし、このような下部車体構造で
は、トンネル補強板５４の後端結合部の後方に位置する
トンネル部５１の斜線部分５１ａの強度が構造的に低く
なり、車両前方から外力が加わった時、当該斜線部分５
１ａに座屈を生じ、トンネル部５１が下向きに折れるお
それがあった。
【０００４】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、車両前方からの外力に対す
る強度を向上させ、かつシート取付部の組付け精度を高
めることが可能な自動車の下部車体構造を提供すること
にある。
ものであって、その目的は、車両前方からの外力に対す
る強度を向上させ、かつシート取付部の組付け精度を高
めることが可能な自動車の下部車体構造を提供すること
にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本発明においては、トンネル部が
設けられている車体フロア上にクロスメンバを配設する
と共に、前記トンネル部の前方側にトンネル補強部材を
設けた自動車の下部車体構造において、前記クロスメン
バに沿ってシート取付部を有するシートブラケットを配
設し、前記シート取付部の間に位置し、前記クロスメン
バの上方を交叉する形態で、前記トンネル補強部材を取
付けている。
題を解決するために、本発明においては、トンネル部が
設けられている車体フロア上にクロスメンバを配設する
と共に、前記トンネル部の前方側にトンネル補強部材を
設けた自動車の下部車体構造において、前記クロスメン
バに沿ってシート取付部を有するシートブラケットを配
設し、前記シート取付部の間に位置し、前記クロスメン
バの上方を交叉する形態で、前記トンネル補強部材を取
付けている。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。
【０００７】図１〜図５は、本発明に係る自動車の下部
車体構造の実施形態を示している。図における自動車１
は、車体下部を構成するメインフロア２を備えており、
このメインフロア２の車巾方向中央部には、上方へ突出
するトンネル部３が車両前後方向に沿って配設されてい
る。また、メインフロア２の上面には、図１〜図３に示
す如く、開口部を下向きに配置した断面略コ字状のフロ
アクロスメンバ４が車巾方向に沿って配設されている。
このため、クロスメンバ４は、車両前後方向へ延びるト
ンネル部３に対して交叉して配置されており、その車巾
方向中央部４ａは、トンネル部３の上面を乗り越せるよ
うに上方へ屈曲して形成されている。しかも、クロスメ
ンバ４の前後下端部４ｂ，４ｃおよび左右側端部４ｄ
は、これを外方へ向かって直角に折り曲げたフランジ状
に形成されており、各端部４ｂ，４ｃ，４ｄは、これら
を重ね合わせたメインフロア２とのスポット溶接部とし
て構成されている。
車体構造の実施形態を示している。図における自動車１
は、車体下部を構成するメインフロア２を備えており、
このメインフロア２の車巾方向中央部には、上方へ突出
するトンネル部３が車両前後方向に沿って配設されてい
る。また、メインフロア２の上面には、図１〜図３に示
す如く、開口部を下向きに配置した断面略コ字状のフロ
アクロスメンバ４が車巾方向に沿って配設されている。
このため、クロスメンバ４は、車両前後方向へ延びるト
ンネル部３に対して交叉して配置されており、その車巾
方向中央部４ａは、トンネル部３の上面を乗り越せるよ
うに上方へ屈曲して形成されている。しかも、クロスメ
ンバ４の前後下端部４ｂ，４ｃおよび左右側端部４ｄ
は、これを外方へ向かって直角に折り曲げたフランジ状
に形成されており、各端部４ｂ，４ｃ，４ｄは、これら
を重ね合わせたメインフロア２とのスポット溶接部とし
て構成されている。
【０００８】また、上記クロスメンバ４の車巾方向中央
部４ａ付近には、図１〜図４に示す如く、左右一対のシ
ート取付部５，６を連結して成る一体成形品のシートブ
ラケット７がクロスメンバ４に沿って配設されており、
該シートブラケット７には、図示しないシートベルトア
ンカを支持するシートレール８の一端部が取付けられて
いる（図５参照）。そして、シート取付部５，６は、シ
ートブラケット７の上面に設けられ、トンネル部３を間
に置いて対向して配設されている。
部４ａ付近には、図１〜図４に示す如く、左右一対のシ
ート取付部５，６を連結して成る一体成形品のシートブ
ラケット７がクロスメンバ４に沿って配設されており、
該シートブラケット７には、図示しないシートベルトア
ンカを支持するシートレール８の一端部が取付けられて
いる（図５参照）。そして、シート取付部５，６は、シ
ートブラケット７の上面に設けられ、トンネル部３を間
に置いて対向して配設されている。
【０００９】上記シートブラケット７は、クロスメンバ
４上に部組された状態で、トンネル部３を跨ぐように配
設されている。このため、シートブラケット７は、トン
ネル部３を跨げる長さで、車両前後の断面形状が左右方
向へ沿って異なる折曲げ形状に形成されており、その前
後端部７ａ，７ｂの先端は、外方へ直角に折曲げられた
フランジ状に形成されている。すなわち、シートブラケ
ット７の前端部７ａ側は、メインフロア２の上面に接合
すべく、下方へ向かって断面Ｌ字形状に折曲げられてい
る。また、シートブラケット７の後端部７ｂ側のうち、
左右方向の中央部分は、クロスメンバ４の車巾方向中央
部４ａの上面に接合すべく、上方へ向かって断面クラン
ク形状に折曲げられている。
４上に部組された状態で、トンネル部３を跨ぐように配
設されている。このため、シートブラケット７は、トン
ネル部３を跨げる長さで、車両前後の断面形状が左右方
向へ沿って異なる折曲げ形状に形成されており、その前
後端部７ａ，７ｂの先端は、外方へ直角に折曲げられた
フランジ状に形成されている。すなわち、シートブラケ
ット７の前端部７ａ側は、メインフロア２の上面に接合
すべく、下方へ向かって断面Ｌ字形状に折曲げられてい
る。また、シートブラケット７の後端部７ｂ側のうち、
左右方向の中央部分は、クロスメンバ４の車巾方向中央
部４ａの上面に接合すべく、上方へ向かって断面クラン
ク形状に折曲げられている。
【００１０】一方、上記クロスメンバ４の上方には、こ
れと交叉する形態で、トンネル補強板（トンネル補強部
材）９が車両前後方向に沿って取付けられており、この
トンネル補強板９は、シフト部の剛性向上および車両前
方からの外力に対する補強としての機能を有している。
このため、トンネル補強板９は、正面から見て開口部を
下向きにした断面略コ字状に形成され、トンネル部３の
前方側上部に配置されていると共に、クロスメンバ４お
よび該クロスメンバ４上に部組されたシートブラケット
７の上部を跨げる位置と長さで、その左右両側部がトン
ネル部３の左右両側面などに溶接により接合されてい
る。そして、トンネル補強板９の左右両側部には、クロ
スメンバ４およびシートブラケット７を通すことが可能
な大きさの開口部１０がそれぞれ設けられている。
れと交叉する形態で、トンネル補強板（トンネル補強部
材）９が車両前後方向に沿って取付けられており、この
トンネル補強板９は、シフト部の剛性向上および車両前
方からの外力に対する補強としての機能を有している。
このため、トンネル補強板９は、正面から見て開口部を
下向きにした断面略コ字状に形成され、トンネル部３の
前方側上部に配置されていると共に、クロスメンバ４お
よび該クロスメンバ４上に部組されたシートブラケット
７の上部を跨げる位置と長さで、その左右両側部がトン
ネル部３の左右両側面などに溶接により接合されてい
る。そして、トンネル補強板９の左右両側部には、クロ
スメンバ４およびシートブラケット７を通すことが可能
な大きさの開口部１０がそれぞれ設けられている。
【００１１】また、上記シートブラケット７およびトン
ネル補強板９には、クロスメンバ４の前端部４ｂをメイ
ンフロア２に接合する際に用いられる溶接作業用の貫通
穴１１，１２が対応する位置に穿設されている。これら
貫通穴１１，１２は、図４に示すように、シートブラケ
ット７およびトンネル補強板９がメインフロア２上にセ
ットされた状態で、クロスメンバ４の前端部４ｂとトン
ネル部３を溶接するために設けられるものであり、溶接
用のガン１３が挿入できる大きさに形成されている。
ネル補強板９には、クロスメンバ４の前端部４ｂをメイ
ンフロア２に接合する際に用いられる溶接作業用の貫通
穴１１，１２が対応する位置に穿設されている。これら
貫通穴１１，１２は、図４に示すように、シートブラケ
ット７およびトンネル補強板９がメインフロア２上にセ
ットされた状態で、クロスメンバ４の前端部４ｂとトン
ネル部３を溶接するために設けられるものであり、溶接
用のガン１３が挿入できる大きさに形成されている。
【００１２】本発明の実施形態の下部車体構造は、ま
ず、シートブラケット７とクロスメンバ４とを位置決め
し、シートブラケット７の後端部７ｂをクロスメンバ４
の車巾方向中央部４ａの上面に溶接で接合して、両部材
を部組する。そして、これらシートブラケット７および
クロスメンバ４をメインフロア２上に設置し、クロスメ
ンバ４の後端部４ｃやシートブラケット７の前端部７ａ
などを溶接によりメインフロア２に接合すると共に、貫
通穴１１，１２を介してクロスメンバ４の前端部４ｂを
メインフロア２に接合する。その後、トンネル補強板９
をクロスメンバ４およびシートブラケット７の上部を跨
ぐ形態でトンネル部３の上部に設置し、それぞれの重ね
合わせ部分を溶接により接合して組付ければ、本実施形
態の下部車体構造が得られることになる。
ず、シートブラケット７とクロスメンバ４とを位置決め
し、シートブラケット７の後端部７ｂをクロスメンバ４
の車巾方向中央部４ａの上面に溶接で接合して、両部材
を部組する。そして、これらシートブラケット７および
クロスメンバ４をメインフロア２上に設置し、クロスメ
ンバ４の後端部４ｃやシートブラケット７の前端部７ａ
などを溶接によりメインフロア２に接合すると共に、貫
通穴１１，１２を介してクロスメンバ４の前端部４ｂを
メインフロア２に接合する。その後、トンネル補強板９
をクロスメンバ４およびシートブラケット７の上部を跨
ぐ形態でトンネル部３の上部に設置し、それぞれの重ね
合わせ部分を溶接により接合して組付ければ、本実施形
態の下部車体構造が得られることになる。
【００１３】本発明の実施形態に係る下部車体構造で
は、クロスメンバ４上に部組されたシートブラケット７
がメインフロア２のトンネル部３を跨いで配設され、か
つトンネル補強板９がこれらクロスメンバ４およびシー
トブラケット７の両方を跨ぐ形態でトンネル部３に接合
されているため、図５に示す如く、車両前方から外力が
加わってシート取付部５，６などにベルト引張力Ｆが作
用した時、一体構造で左右のシートを支えると共に、ト
ンネル補強板９によってもメインフロア２へ支持するこ
とができ、ベルト引張力Ｆに対して従来の構造よりも強
度的に有利となっており、従来の構造のようにトンネル
部３の折れが発生するということは起こり難く、かつシ
ート取付部５，６の強度および剛性の向上を図ることが
できる。
は、クロスメンバ４上に部組されたシートブラケット７
がメインフロア２のトンネル部３を跨いで配設され、か
つトンネル補強板９がこれらクロスメンバ４およびシー
トブラケット７の両方を跨ぐ形態でトンネル部３に接合
されているため、図５に示す如く、車両前方から外力が
加わってシート取付部５，６などにベルト引張力Ｆが作
用した時、一体構造で左右のシートを支えると共に、ト
ンネル補強板９によってもメインフロア２へ支持するこ
とができ、ベルト引張力Ｆに対して従来の構造よりも強
度的に有利となっており、従来の構造のようにトンネル
部３の折れが発生するということは起こり難く、かつシ
ート取付部５，６の強度および剛性の向上を図ることが
できる。
【００１４】また、本実施形態のシートブラケット７
は、左右一対のシート取付部５，６を連結して成る一体
成形品であり、一体でクロスメンバ４に部組するため、
別々の左右シートブラケットを設ける場合に比べてシー
ト取付部５，６の組付け精度が出しやすく、部品点数を
削減することができる。しかも、クロスメンバ４の前端
部４ｂは、シートブラケット７およびトンネル補強板９
の貫通穴１１，１２を介してメインフロア２に溶接によ
り接合されているため、クロスメンバ４の接合強度を向
上させることができる。
は、左右一対のシート取付部５，６を連結して成る一体
成形品であり、一体でクロスメンバ４に部組するため、
別々の左右シートブラケットを設ける場合に比べてシー
ト取付部５，６の組付け精度が出しやすく、部品点数を
削減することができる。しかも、クロスメンバ４の前端
部４ｂは、シートブラケット７およびトンネル補強板９
の貫通穴１１，１２を介してメインフロア２に溶接によ
り接合されているため、クロスメンバ４の接合強度を向
上させることができる。
【００１５】以上、本発明の実施の形態につき述べた
が、本発明は既述の実施形態に限定されるものではな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変
更が可能である。
が、本発明は既述の実施形態に限定されるものではな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変
更が可能である。
【００１６】例えば、既述の実施形態のシートブラケッ
ト７は、左右一対のシート取付部５，６を連結して成る
一体成形品であるが、シート取付部を備えた左右別々の
部品を用いても良い。この場合、トンネル補強板９は、
各シートブラケットのシート取付部の間に位置すること
になる。
ト７は、左右一対のシート取付部５，６を連結して成る
一体成形品であるが、シート取付部を備えた左右別々の
部品を用いても良い。この場合、トンネル補強板９は、
各シートブラケットのシート取付部の間に位置すること
になる。
【００１７】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係る自動車の下部
車体構造は、トンネル部が設けられている車体フロア上
にクロスメンバを配設すると共に、前記トンネル部の前
方側にトンネル補強部材を設けており、前記クロスメン
バに沿ってシート取付部を有するシートブラケットを配
設し、前記シート取付部の間に位置し、前記クロスメン
バの上方を交叉する形態で、前記トンネル補強部材を取
付けているので、車両前方からの外力に対する強度向上
を図ることができる。
車体構造は、トンネル部が設けられている車体フロア上
にクロスメンバを配設すると共に、前記トンネル部の前
方側にトンネル補強部材を設けており、前記クロスメン
バに沿ってシート取付部を有するシートブラケットを配
設し、前記シート取付部の間に位置し、前記クロスメン
バの上方を交叉する形態で、前記トンネル補強部材を取
付けているので、車両前方からの外力に対する強度向上
を図ることができる。
【００１８】しかも、本発明の下部車体構造において、
左右一対のシート取付部を連結して成る一体成形品のシ
ートブラケットを用い、前端部を車体フロアに接合し、
かつ後端部をクロスメンバの上面に接合する形状に折曲
げれば、シート取付部の精度出しが容易となり、部品点
数の削減によってコストを低減させることができると共
に、折曲げ成形による部品の小型化および加工設備費の
削減を図ることができる。また、本発明の構造におい
て、左右一対のシート取付部を連結して成る一体成形品
のシートブラケットを用い、トンネル部を跨ぐように配
設すれば、更にシート取付部の強度および剛性を向上さ
せることができる。それに加えて、本発明の構造におい
て、シートブラケットおよびトンネル補強部材に、クロ
スメンバの端部を車体フロアに接合する際に用いられる
溶接作業用の貫通穴を穿設すれば、クロスメンバの接合
強度も向上させることができる。
左右一対のシート取付部を連結して成る一体成形品のシ
ートブラケットを用い、前端部を車体フロアに接合し、
かつ後端部をクロスメンバの上面に接合する形状に折曲
げれば、シート取付部の精度出しが容易となり、部品点
数の削減によってコストを低減させることができると共
に、折曲げ成形による部品の小型化および加工設備費の
削減を図ることができる。また、本発明の構造におい
て、左右一対のシート取付部を連結して成る一体成形品
のシートブラケットを用い、トンネル部を跨ぐように配
設すれば、更にシート取付部の強度および剛性を向上さ
せることができる。それに加えて、本発明の構造におい
て、シートブラケットおよびトンネル補強部材に、クロ
スメンバの端部を車体フロアに接合する際に用いられる
溶接作業用の貫通穴を穿設すれば、クロスメンバの接合
強度も向上させることができる。
【図１】本発明の実施形態に係る下部車体構造が適用さ
れた自動車の全体を示す斜視図である。
れた自動車の全体を示す斜視図である。
【図２】本発明の実施形態に係る下部車体構造を組付け
た状態の要部を示す斜視図である。
た状態の要部を示す斜視図である。
【図３】本発明の実施形態に係る下部車体構造を組付け
る前の状態の要部を示す分解斜視図である。
る前の状態の要部を示す分解斜視図である。
【図４】図２におけるＡ−Ａ線断面図である。
【図５】本発明の実施形態に係る下部車体構造におい
て、ベルト引張力が作用した時の状態を示す断面図であ
る。
て、ベルト引張力が作用した時の状態を示す断面図であ
る。
【図６】従来の自動車の下部車体構造における要部を示
す斜視図である。
す斜視図である。
１ 自動車 ２ メインフロア（車体フロア） ３ トンネル部 ４ クロスメンバ ４ｂ クロスメンバの前端部 ５，６ シート取付部 ７ シートブラケット ７ａ シートブラケットの前端部 ７ｂ シートブラケットの後端部 ９ トンネル補強板（トンネル補強部材） １０ 開口部 １１，１２ 貫通穴
Claims (4)
- 【請求項１】 トンネル部が設けられている車体フロア
上にクロスメンバを配設すると共に、前記トンネル部の
前方側にトンネル補強部材を設けた自動車の下部車体構
造において、前記クロスメンバに沿ってシート取付部を
有するシートブラケットを配設し、前記シート取付部の
間に位置し、前記クロスメンバの上方を交叉する形態
で、前記トンネル補強部材を取付けたことを特徴とする
自動車の下部車体構造。 - 【請求項２】 前記シートブラケットは、左右一対のシ
ート取付部を連結して成る一体成形品であり、前端部を
前記車体フロアに接合し、かつ後端部を前記クロスメン
バの上面に接合する形状に折曲げられていることを特徴
とする請求項１に記載の自動車の下部車体構造。 - 【請求項３】 前記シートブラケットは、左右一対のシ
ート取付部を連結して成る一体成形品であり、前記トン
ネル部を跨ぐように配設されていることを特徴とする請
求項１に記載の自動車の下部車体構造。 - 【請求項４】 前記シートブラケットおよび前記トンネ
ル補強部材には、前記クロスメンバの端部を前記車体フ
ロアに接合する際に用いられる溶接作業用の貫通穴が穿
設されていることを特徴とする請求項１〜３のいずれか
に記載の自動車の下部車体構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000353696A JP2002154459A (ja) | 2000-11-21 | 2000-11-21 | 自動車の下部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000353696A JP2002154459A (ja) | 2000-11-21 | 2000-11-21 | 自動車の下部車体構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002154459A true JP2002154459A (ja) | 2002-05-28 |
Family
ID=18826411
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000353696A Pending JP2002154459A (ja) | 2000-11-21 | 2000-11-21 | 自動車の下部車体構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002154459A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1382514A1 (de) * | 2002-07-19 | 2004-01-21 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Bodenstruktur an Kraftfahrzeugen |
| JP2007112173A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-05-10 | Mazda Motor Corp | 車両の底部車体構造 |
| JP2007153012A (ja) * | 2005-12-01 | 2007-06-21 | Mazda Motor Corp | 車両の底部車体構造 |
| EP1975042A3 (en) * | 2007-03-30 | 2009-09-02 | Nissan Motor Co., Ltd. | Vehicle body structure |
| CN104648491A (zh) * | 2013-11-19 | 2015-05-27 | 铃木株式会社 | 车辆的地板构造 |
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