JP3312270B2 - サイドシルの結合構造 - Google Patents

サイドシルの結合構造

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JP3312270B2 JP15470997A JP15470997A JP3312270B2 JP 3312270 B2 JP3312270 B2 JP 3312270B2 JP 15470997 A JP15470997 A JP 15470997A JP 15470997 A JP15470997 A JP 15470997A JP 3312270 B2 JP3312270 B2 JP 3312270B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、上下方向に延び
るようにして車体の両サイドに配置されるピラーに対し
て、このピラーの下部に前後方向に延びるようにして配
置されるサイドシルを結合させるための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、車体底部の両側部おいて
前後方向に延びるようにして配置されるとともにサイド
メンバを構成するサイドシル1は、上下方向に延びるよ
うにして上記サイドシル1の上方に配置されるとともに
同じくサイドメンバを構成するピラー2と、左右のサイ
ドシル1間を橋渡すようにして配置されるフロアパネル
3とのそれぞれに結合されている。たとえば、図3に示
すように(なお、図3にはフロントピラー下部周りの断
面が描かれている)、上記サイドシル1とピラー2と
は、シルリインホース11の外表面にピラーリインホー
ス21が接合され、シルインナパネル10の上端部とシ
ルリインホース11の上端部との間にピラーインナパネ
ル20の下端部が挟持されるようにしてスポット溶接な
どの手段によって結合されている。一方、上記サイドシ
ル1とフロアパネル3とは、上記フロアパネル3の側端
部が屈曲させられてフランジ片30とされ、このフラン
ジ片30がシルインナパネル10の外表面に接合される
ようにしてスポット溶接などの手段によって結合されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなサイドシルの結合構造においては、上記サイド
シル1が閉断面構造とされて剛性が高められてはいる
が、車体の側方から負荷が入力された場合、あるいはオ
フセット衝突時においては、上記サイドシル1のインナ
パネル10およびシルリインホース11の断面形状がコ
の字状であるためにサイドシル1の断面形状が崩れやす
い。すなわち、断面形状が崩れることを防止してサイド
シル1の剛性を十分に確保するためには、上記シルイン
ナパネル10およびシルリインホース11の肉厚を大き
く設定するなどして対処しなければならず、車体の重量
アップ、ひいてはコストアップを招来する。また、図3
から明らかなように、このような結合構造においては、
上記シルインナパネル10の剛性がシルリインホース1
1に比べて低いのであるが、上記フロアパネル3の取付
け剛性を高めるためにはシルインナパネル10の剛性を
高めなければならないため、上述した不具合はシルイン
ナパネル10において顕著に表れる。
【0004】本願発明は、上記した事情のもとで考え出
されたものであって、サイドシルの剛性を十分に確保す
ることができるサイドシルの結合構造を提供することを
その課題とする。
【0005】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0006】すなわち、本願発明によれば、上下方向に
延びるようにして車体の両サイドに配置されるとともに
ピラーインナパネルとピラーアウタパネルとを備え、か
つこれらの各パネルの間にピラーリインホースを備えて
構成されたピラーに対して、このピラーの下方に前後方
向に延びるようにして配置されるとともにシルインナパ
ネルとシルリインホースとを備えるとともに上記シルイ
ンナパネルと上記シルリインホースとによって閉断面が
形成され、かつ上記ピラーアウタパネルから延出して形
成されたシルアウタパネルを備えて構成されたサイドシ
ルを結合させるための構造であって、上記ピラーインナ
パネルの下部が上記シルインナパネルの上端部と接合さ
れており、この接合部位からさらに下方に延出する上記
ピラーインナパネルの下端部が上記シルインナパネルと
上記シルリインホースとの結合部位よりも上方における
上記閉断面の領域内において上記シルインナパネルと接
合され、かつ上記フロアパネルが上記ピラーインナパネ
ルおよび上記シルインナパネルと重ね合わせ接合されて
いることを特徴とする、サイドシルの結合構造が提供さ
れる。
【0007】上記構成によれば、従来の結合構造と同様
に上記サイドシルの断面形状をシルインナパネルとシル
リインホースとによって閉断面構造とすることができ
る。加えて、サイドシルの上端部から下方に延びる上記
ピラーインナパネルが上記シルインナパネルに取り付け
られることにより、上記ピラーインナパネルの下部が上
記シルインナパネルとシルリインホースとによって形成
される閉断面を区画することになる。すなわち、サイド
シルの断面は、ピラーとの結合部において2つの閉断面
を有するように構成することができ、この部位における
サイドシルの剛性が高められる。
【0008】また、上記ピラーインナパネルの下端部が
上記シルインナパネルに取り付けられているので、シル
インナパネル自体の面剛性が高められており、このシル
インナパネルに対して上記フロアパネルが取り付けられ
ているので上記フロアパネルの取付け剛性も高められ
る。
【0009】上述のことから明らかなように、上記構成
のサイドシルの結合構造においては、サイドシルの剛
性、特にシルインナパネルの剛性が高められているの
で、車体の側方からの負荷入力やオフセット衝突に対処
すべくサイドシルの剛性を高めるためにサイドシルの各
パネルの肉厚を大きくするなどして対処する必要はな
い。したがって、本願発明は、車体の重量アップ、ひい
てはコストアップを招来する要因を排除するとともに、
サイドシルの剛性を十分に確保することができる。
【0010】本願発明のその他の特徴および利点は、添
付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より
明らかとなろう。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0012】図1は、自動車の側面図であり、図2は、
図1のII−II線に沿う断面図、すなわちフロントピラー
下部における本願発明に係るサイドシルの結合構造の一
例を表す要部断面図である。なお、従来例と同一の部材
および要素については、同一の符号を付してある。
【0013】図2に示すように、車体底部の両側部おい
て前後方向に延びるようにして配置されるとともにサイ
ドメンバを構成するサイドシル1は、車室の前方位置に
おいて上下方向に延びるようにして上記サイドシル1の
上部に配置されるとともに同じくサイドメンバを構成す
るフロントピラー2と、左右のサイドシル1間を橋渡す
ようにして配置されるフロアパネル3とのそれぞれに結
合されている。
【0014】上記フロントピラー2は、ピラーインナパ
ネル20とピラーアウタパネル51とを備え、かつこれ
らの各パネル20,51の間にピラーリインホース21
とを備えて構成されている。なお、上記ピラーインナパ
ネル20およびピラーリインホース21は、金属板に打
ち抜きプレス加工を施すなどして所定の形状、たとえば
断面形状がハット状などに形成されている。
【0015】上記サイドシル1は、シルインナパネル1
0とシルリインホース11とを備え、かつ上記ピラーア
ウタパネル51から延出して形成されたシルアウタパネ
ル52を備えて構成されている。なお、これらのシルイ
ンナパネル10およびシルリインホース11もまた、金
属板に打ち抜きプレス加工を施すなどして形成されてお
り、上記シルインナパネル10およびシルリインホース
11のそれぞれの上下端部12,13,14,15がフ
ランジ状とされているとともに断面形状がハット状とさ
れている。
【0016】上記シルインナパネル10およびシルリイ
ンホース11の下端部14,15は、下端部における前
後方向においては上記シルアウタパネル52を構成する
とともに前端部の上下方向においてはピラーアウタパネ
ル51を構成するアウタパネル5の下端部50とともに
スポット溶接などの手段によって結合されている。一
方、上記シルインナパネル10およびシルリインホース
11の上端部は、上記ピラーインナパネル20の下部2
3を挟持するようにしてスポット溶接などの手段によっ
て結合されている。すなわち、上記サイドシル1は、上
記シルインナパネル10およびシルリインホース11の
それぞれの上下端部12,13,14,15が結合され
た状態においては、閉断面構造とされている。
【0017】上記ピラーインナパネル20の下部23
は、上記シルインナパネル10とシルアウタパネル11
とによって挟持された部位からさらに車体の下方に延出
するようにしてかつ内方側に屈曲成形されており、その
端部24が上記シルインナパネル10の内面と結合され
ている。ピラーインナパネル20の下端部24と上記シ
ルインナパネル10の内面との結合にはスポット溶接な
どの手段が採用されるのであるが、結合に際して、ピラ
ーインナパネル20の下端部24は、フランジ状とされ
た上記フロアパネル3の端部30とともに上記シルイン
ナパネル10に結合される。すなわち、上記ピラーイン
ナパネル20の下端部24と、上記シルインナパネル1
0と、上記フロアパネル3の端部30とが重ね合わせ接
合されている。また、上記ピラーリインホース21の下
端部22は、シルリインホース10の外表面と接合され
ており、上記ピラーリインホース21の下部位置の外表
面には、上記アウタパネル5が接合されている。
【0018】上述した結合構造においては、従来の結合
構造とは異なり、上記ピラーインナパネル20の下端部
24が上記シルインナパネル10の内面に接合されてい
るので、上記ピラーインナパネル20の下端部24が接
合されている部位の周りの剛性が高められている。この
ため、この部位に上記ピラーインナパネル20の下端部
24とともに取付けられたフロアパネル3の取付け剛性
も高められている。
【0019】また、上記ピラーインナパネル20の下端
部24が上記シルインナパネル10の内面に接合される
ことによって、上記シルインナパネル10とシルリイン
ホース11とによって形成されたサイドシル1の閉断面
が区画されている。このため、サイドシル1全体として
剛性が高められている。
【0020】上述のことから明らかなように、上記構成
のサイドシルの結合構造においては、サイドシル1の剛
性、特にシルインナパネル10の剛性が高められている
ので、車体の側方からの負荷入力やオフセット衝突に対
処すべくサイドシル1の剛性を高めるためにサイドシル
1の各パネル10,11の肉厚を大きくしたり、補強部
材を介在させるなどして対処する必要はない。したがっ
て、本願発明は、車体の重量アップ、ひいてはコストア
ップを招来する要因を排除するとともに、サイドシル1
の剛性を十分に確保することができる。
【0021】なお、本実施形態においては、本願発明を
サイドシル1とフロントピラー2との結合に適用した例
について説明したが、本願発明はセンタピラーおよびリ
アピラーについても適用でき、この場合にも同様な効果
が得られるのはいうまでもない。
【0022】また、上述した実施形態においては、上記
シルインナパネル10およびシルリインホース11のそ
れぞれの上端部12,13によって上記ピラーインナパ
ネル20の下部23が挟持されるようにして接合されて
いたが、上記シルリインホース11の上端部13は、必
ずしも上記ピラーインナパネル20の下部23と接合す
る必要はなく、図2に仮想線で示したように、上記シル
リインホース11の上端部13が上記ピラーインナパネ
ル20の下部23と所定距離だけ離れた状態で上記シル
リインホース11を接合してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の側面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図、すなわちフロン
トピラー下部における本願発明に係るサイドシルの結合
構造の一例を表す要部断面図である。
【図3】従来例に係るサイドシルの結合構造を表す要部
断面図である。
【符号の説明】
1 サイドシル 2 フロントピラー 3 フロアパネル 10 シルインナパネル 11 シルリインホース 12 上端部(シルインナパネルの) 20 ピラーインナパネル 21 ピラーリインホース 23 下部(ピラーインナパネルの) 24 下端部(ピラーインナパネルの) 51 ピラーアウタパネル 52 シルアウタパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−170140(JP,A) 特開 昭59−2971(JP,A) 特開 平5−338560(JP,A) 実開 昭61−143971(JP,U) 実開 平3−17981(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/20 B62D 25/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に延びるようにして車体の両サ
    イドに配置されるとともにピラーインナパネルとピラー
    アウタパネルとを備え、かつこれらの各パネルの間にピ
    ラーリインホースを備えて構成されたピラーに対して、
    このピラーの下方に前後方向に延びるようにして配置さ
    れるとともにシルインナパネルとシルリインホースとを
    備えるとともに上記シルインナパネルと上記シルリイン
    ホースとによって閉断面が形成され、かつ上記ピラーア
    ウタパネルから延出して形成されたシルアウタパネルを
    備えて構成されたサイドシルを結合させるための構造で
    あって、 上記ピラーインナパネルの下部が上記シルインナパネル
    の上端部と接合されており、この接合部位からさらに下
    方に延出する上記ピラーインナパネルの下端部が上記シ
    ルインナパネルと上記シルリインホースとの結合部位よ
    りも上方における上記閉断面の領域内において上記シル
    インナパネルと接合され、かつ上記フロアパネルが上記
    ピラーインナパネルおよび上記シルインナパネルと重ね
    合わせ接合されていることを特徴とする、サイドシルの
    結合構造。
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