JPH0453326Y2 - - Google Patents

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JPH0453326Y2
JPH0453326Y2 JP1986166137U JP16613786U JPH0453326Y2 JP H0453326 Y2 JPH0453326 Y2 JP H0453326Y2 JP 1986166137 U JP1986166137 U JP 1986166137U JP 16613786 U JP16613786 U JP 16613786U JP H0453326 Y2 JPH0453326 Y2 JP H0453326Y2
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JP
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seat belt
upper frame
hinge
hinge reinforcement
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JP1986166137U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両における後席用シートベルトの
アンカーを車体に取付ける取付構造の改良に関す
る。
(従来の技術) 従来より、この種のシートベルトアンカーの取
付構造には各種のものが知られている。例えば実
公昭54−17927号公報に示されるものでは、車室
内の後部シートに設置される子供用シートを該後
部シートに固定支持する場合に、該子供用シート
の上端部に専用のシートベルトの一端を固定し、
そのシートベルトの他端に取付けられたシートベ
ルトアンカーを、ルーフパネルにそれと閉断面を
形成するように固着されるアツパーフレームに係
止するようになされている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記従来のようなものでは、シートベ
ルトアンカーが取付けられるアツパーフレームは
一枚のパネルで構成されており、このため、たと
えそのアツパーフレームがルーフパネルに閉断面
を形成するように固着されていてもその支持剛性
は不足しており、車両衝突時等にシートベルトに
作用する強い引張力に対する支持強度が十分なも
のであるとは言い難い。
そこで、本考案の目的とするところは、シート
ベルトアンカーの車体への取付構造を適切な構造
に改良するようにすることにより、そのアンカー
の支持剛性をより高いものにして、車両衝突時等
のシートベルトに作用する強い引張力に対しても
確実に対処できるようにすることにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的の達成のため、本考案の解決手段は、
バツクドアのヒンジ部を補強するためのヒンジレ
インフオースメントを、車体のリヤヘツダーアツ
パーフレームとリヤヘツダーロアーフレームとの
間に配設する。
そして、このヒンジレインフオースメントを、
その両側部にリヤヘツダーアツパーフレームとリ
ヤヘツダーロアーフレームとの間を縦方向へ仕切
る縦壁部を有すると共に該縦壁部の上端よりリヤ
ヘツダーアツパーフレームに接合されるフランジ
を延設された箱形状に形成する。さらに、上記ヒ
ンジレインフオースメントにシートベルトアンカ
ー用ナツトを固定して、このシートベルトアンカ
ー用ナツトに後席用シートベルトのシートベルト
アンカーを取付け支持するように構成したもので
ある。
(作用) 上記構成により、本考案では、箱形状に形成さ
れたヒンジレインフオースメントは、車体のリヤ
ヘツダーアツパーフレームとリヤヘツダーロアー
フレームとの間の閉断面内において、その両端部
の縦壁部によつてリヤヘツダーアツパーフレーム
とリヤヘツダーロアーフレームとの間を仕切りか
つ縦壁部の上端のフランジによつてリヤヘツダー
アツパーフレームに接合された強固な固定状態で
配設され、上記閉断面を形成する剛性強度の高い
リヤヘツダーアツパーフレームおよびリヤヘツダ
ーロアーフレームの補強効果が高められるととも
に、この閉断面からの補強効果がヒンジレインフ
オースメントにも還元されて、ヒンジレインフオ
ースメントの剛性強度を高めつつ、閉断面内にお
けるヒンジレインフオースメントの支持剛性を高
いものにしている。
しかも、このような閉断面との間で互いに補強
し合うことにより高い剛性が得られたヒンジレイ
ンフオースメントに固定されるシートベルトアン
カー用ナツトに対してシートベルトのシートベル
トアンカーが取付け支持されるので、車両衝突時
等にシートベルトに作用する強い引張力がシート
ベルトアンカーを介してヒンジレインフオースメ
ントに作用したとしても、その作用に確実に対処
できることになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図において、1は車両としての自動車の車
体、2は該車体1の後端開口部を開閉するハツチ
バツク式のバツクドア、3は車体1内の車室後部
の床面4に設置された後部シートであつて、該後
部シート3上には子供用シート5が、その底部に
大人用シートベルト6(腰ベルト)を装着せしめ
て後部シート3に対し押圧状態で設置されてい
る。尚、この子供用シート5には自動車の衝突時
等に子供の身体を拘束するストラツプ7が備えら
れている。
上記子供用シート5の上端部には専用のシート
ベルト8の一端が取付けられており、このシート
ベルト8の他端は、その他端に設けたシートベル
トアンカー9を介して車体1に取付け支持されて
いる。
この取付構造を第3図及び第4図において詳細
に説明するに、10は車体1後部のルーフパネル
でこのルーフパネル10の下側には、車幅方向
(第3図の破線矢印の方向)に延びて車体1の後
側上部を構成するリヤヘツダーアツパーフレーム
11とリヤヘツダーロアーフレーム12とが両者
間に閉断面を形成するようにそれぞれの前後縁を
互いに一体に固着した状態で配設されており、こ
のリヤヘツダーアツパーフレーム11とリヤヘツ
ダーロアーフレーム12との間には、上記バツク
ドア2を車体1に回動自在に取付けるためのヒン
ジ13を補強する箱形状の三つのヒンジレインフ
オースメント14,14……が車幅方向に沿つて
順次配設されている。該各ヒンジレインフオース
メント14は、その左右両端にリヤヘツダーアツ
パーフレーム11とリヤヘツダーロアーフレーム
12との間つまり閉断面を縦方向に仕切る縦壁部
を有し、かつこの縦壁部の上端より周縁に繋がる
周縁フランジ15を延設させてなり、上記各ヒン
ジレインフオースメント14が両フレーム11,
12に対しその周縁フランジ15の上下面を両フ
レーム11,12にそれぞれ第3図に示すX印の
位置でスポツト溶着せしめて取り付けられてい
る。また、上記各ヒンジ13は、上記ヒンジレイ
ンフオースメント14後部(第4図の右側部分)
の上方にオフセツトしたオフセツト部16に、そ
のボルト穴16a,16aにリヤヘツダーアツパ
ーフレーム11を貫通して上側からボルト止めす
ることにより取付られ、この各ヒンジ13に上記
バツクドア2の上端部を取付けることによつてバ
ツクドア2が車体1に揺動自在に支持される。
一方、第2図にも示すように、上記各ヒンジレ
インフオースメント14の前部には、車体左側に
オフセツトした作業穴17が穿設されている。ま
た、該作業穴17の車体右側上面にはシートベル
トアンカー用ナツト18が溶着により一体的に固
定されていて、このシートベルトアンカー用ナツ
ト18に上記シートベルトアンカー9が、上記リ
ヤヘツダーロアーフレーム12を貫通して下側か
らボルト止めにより取付け支持されている。
したがつて、本実施例によれば、バツクドア2
を支持するヒンジ13の取付強度を高めるヒンジ
レインフオースメント14が高い剛性をもつよう
箱形状に形成され、このヒンジレインフオースメ
ント14が、リヤヘツダーアツパーフレーム11
とリヤヘツダーロアーフレーム12との間の閉断
面内において、その左右両端の縦壁部によつてリ
ヤヘツダーアツパーフレーム11とリヤヘツダー
ロアーフレーム12との間を縦方向に仕切りつ
つ、この各縦壁部の上端より周縁に繋がる周縁フ
ランジ15の上下面が両フレーム11,12にそ
れぞれスポツト溶着により強固な固定状態で頑丈
に取付けられ、ヒンジレインフオースメント14
によつて上記閉断面を形成する剛性強度の高いリ
ヤヘツダーアツパーフレーム11およびリヤヘツ
ダーロアーフレーム12の補強効果をさらに高め
ることができるとともに、この閉断面からの補強
効果をヒンジレインフオースメント14にも還元
させてヒンジレインフオースメント14の剛性強
度を高めつつ、閉断面内におけるヒンジレインフ
オースメント14の支持剛性を効果的に高めるこ
とができる。
しかも、上記の如く補強効果の高い閉断面との
間で互いに補強し合う、両フレーム11,12に
強固に固定されたヒンジレインフオースメント1
4に対して、子供用シート5を支持するためのシ
ートベルト8上端のシートベルトアンカー9が、
取付け支持されているので、第1図および第4図
に実線矢印で示す方向に作用する強い引張り力に
対してかなりの高い支持剛性が得られる。このこ
とにより、例えば車両衝突時等にシートベルト8
に作用する強い引張力がシートベルトアンカー9
を介してヒンジレインフオースメント14に作用
したとしても、この高い支持剛性によつて上記引
張力の作用に確実に対処することができる。
尚、上記実施例では、ヒンジレインフオースメ
ント14が三つ備えられているので三本のシート
ベルト8が取付けられるようになされており、後
部シート3に三つの子供用シート5が装備可能に
なされているが、その応用は三つに限られるもの
ではない。
(考案の効果) 以上述べた如く、本考案によれば、両端部に縦
壁部をリヤヘツダーアツパーフレームとリヤヘツ
ダーロアーフレームとの間を縦方向へ仕切る縦壁
部を有しかつその縦壁部上端のフランジをリヤヘ
ツダーアツパーフレームに接合したヒンジレイン
フオースメントにより、両フレームの補強効果を
高めかつ、閉断面からの補強効果をヒンジレイン
フオースメントにも還元させてヒンジレインフオ
ースメントの剛性強度および支持剛性を共に高め
ることができる。しかも、閉断面との間で互いに
補強し合つて高い剛性を得るヒンジレインフオー
スメントにシートベルトのアンカーを取付け支持
したので、シートベルトアンカーの支持剛性を高
めることができ、車両衝突時等にシートベルトに
作用する強い引張力がシートベルトアンカーを介
してヒンジレインフオースメントに作用したとし
ても、その作用に確実に対処することができると
いう実用上優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は後席用
シートベルトの取付状態を示す車両の側面図、第
2図はヒンジレインフオースメントの拡大斜視
図、第3図はヒンジレインフオースメントの取付
状態を示す車体後部の斜視図、第4図は第3図の
−線拡大断面図である。 1……車体、2……バツクドア、8……シート
ベルト、9……シートベルトアンカー、11……
リヤヘツダーアツパーフレーム、12……リヤヘ
ツダーロアーフレーム、13……ヒンジ部、14
……ヒンジレインフオースメント、15……周縁
フランジ、18……シートベルトアンカー用ナツ
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両における後席用シートベルトのシートベル
    トアンカーを車体に取付ける取付構造であつて、
    車体のリヤヘツダーアツパーフレームとリヤヘツ
    ダーロアーフレームとの間にはバツクドアのヒン
    ジ部を補強するヒンジレインフオースメントが配
    設されており、このヒンジレインフオースメント
    は、その両側部にリヤヘツダーアツパーフレーム
    とリヤヘツダーロアーフレームとの間を縦方向へ
    仕切る縦壁部を有すると共に該縦壁部の上端より
    リヤヘツダーアツパーフレームに接合されるフラ
    ンジを延設させた箱形状に形成されてなり、上記
    ヒンジレインフオースメントにはシートベルトア
    ンカー用ナツトが固定されていて、このシートベ
    ルトアンカー用ナツトに上記シートベルトアンカ
    ーが取付け支持されていることを特徴とするシー
    トベルトアンカーの取付構造。
JP1986166137U 1986-10-29 1986-10-29 Expired JPH0453326Y2 (ja)

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JP1986166137U JPH0453326Y2 (ja) 1986-10-29 1986-10-29

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JPS6370461U JPS6370461U (ja) 1988-05-11
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