JP2524269Y2 - 車両のバンパ取付構造 - Google Patents

車両のバンパ取付構造

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JP2524269Y2
JP2524269Y2 JP1989121418U JP12141889U JP2524269Y2 JP 2524269 Y2 JP2524269 Y2 JP 2524269Y2 JP 1989121418 U JP1989121418 U JP 1989121418U JP 12141889 U JP12141889 U JP 12141889U JP 2524269 Y2 JP2524269 Y2 JP 2524269Y2
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bumper
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健 仲谷
享 木村
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両のバンパ取付構造に関する。
(従来の技術) 第5図は従来のバンパ取付構造を示す断面図であっ
て、車両後端部の断面に相当する。同図に示すように、
リアフロアパネル1の下面における両側領域には車両前
後方向に沿って2本の横断面略U字形のリアフロアサイ
ドメンバ2(同図において片側のみ示す)が取付けられ
る。また、リアフロアパネル1の後端には、上記リアフ
ロアサイドメンバ2の長手方向に対し直交するようにロ
アバックパネル3が取付けられる。さらに、ロアバック
パネル3には、上記2本のリアフロアサイドメンバ2の
後端に対応する位置にそれぞれ2個の開口3a(同図にお
いて片側のみ示す)が形成される。
一方、バンパ4において、バンパカバー4aの裏面側に
は車幅方向に沿ってバンパリーンホースメント5が取付
けられるとともに、バンパリーンホースメント5に上記
2本のリアフロアサイドメンバ2に対応してそれぞれ2
本のバンパアーム6(同図において片側のみ示す)が突
設される。
このように構成されたバンパ4を車両ボデーに取付け
るには、バンパアーム6の先端側を、それぞれロアバッ
クパネル3の開口3aに挿通させて、リアフロアサイドメ
ンバ2内にそれぞれ配置し、バンパアーム6をそれぞれ
2個の固着具7,7によりリアフロアサイドメンバ2の下
壁にそれぞれ固定する。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来の車両のバンパ取付構造では、バ
ンパ取付強度を十分に確保できるように、バンパアーム
6の長さを長くして2個の固着具7,7でリアサイドメン
バ2に固定されるようにしている。そのため、リアフロ
アサイドメンバ2とバンパアーム6との重ね合わせ部に
より構成される剛性の高い領域が必要以上に長くなり、
その分だけ車両衝突時におけるクラッシュ量が減少し
て、衝突エネルギーの十分な吸収が阻害されるという問
題があった。
逆に、衝突エネルギーを十分に確保できるように、バ
ンパアーム6の長手寸法を短く設定すると、バンパアー
ム6に2個の固着具7,7を取付けるだけの領域を確保で
きず、バンパの取付強度を十分に確保できないという問
題が生じる。
(考案の目的) この考案は、上記従来技術の問題を解消し、バンパの
取付強度を十分に確保しながら、車両衝突時のエネルギ
ー吸収量も十分に確保できる車両のバンパ取付構造を提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この考案は、フロアパネルの下面側に取付けられた横
断面略U字形のサイドメンバの端部がロアパネルに形成
された開口に臨むように配置されるとともに、バンパ裏
面側に設けられたバンパリーンホースメントにバンパア
ームが突設され、前記バンパアームが前記開口を通して
前記サイドメンバ内に取付けられた車両のバンパ取付構
造において、前記バンパアームを前記サイドメンバに単
一の第1の固着具により固定できる程度に、前記バンパ
アームの長手寸法を短寸に設定して、前記バンパアーム
を前記サイドメンバに一箇所で前記第1の固着具により
固定するとともに、前記バンパリーンホースメントを前
記ロアパネルに前記フロアパネルより下方位置において
第2の固着具により固定したことを特徴としている。
(作用) この考案においては、前記バンパアームを前記サイド
メンバに単一の第1の固着具により固定できる程度に、
前記バンパアームの長手寸法を短寸に設定して、前記バ
ンパアームを前記サイドメンバに一箇所で前記第1の固
着具により固定されるため、車両衝突時におけるサイド
メンバのクラッシュ量が増大する。
また、バンパリーンホーンメントがフロアパネルより
下方位置において第2の固着具によりロアパネルに固定
されるため、バンパの取付強度が十分に確保できるとと
もに、この固定箇所から室内に水が入れ込むことがな
い。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例であるバンパ取付構造が
適用された車両を示す後部斜視図、第2図は第1図のII
−II線断面図、第3図は第1図のIII−III線断面図、第
4図はバンパ取付構造の要部斜視図である。これらの図
に示すように、リアフロアパネル11の下面おける両側領
域には車両前後方向に沿って2本の横断面略U字形のリ
アフロアサイドメンバ12(図において片側のみ示す)が
取付けられる。また、リアフロアパネル11の後端には、
バックドア10の下方位置に、ロアバックパネル13が取付
けられる。ロアバックパネル13には、上記2本のリアフ
ロアパネル12の後端に対応する位置に2個の開口13a
(第2図において片側のみ示す)が形成されるととも
に、各開口13aよりもセンター側でリアフロアパネル11
よりも下方位置にそれぞれ2個のボルト挿通穴19(第3
図において片側のみ示す)が形成される。
一方、バンパ14においてバンパカバー14aの裏面側に
は、車幅方向に沿って断面略コ字形のバンパリーンホー
スメント15が取付けられる。さらに、バンパリーンホー
ンメント15の両側領域には、その上下両側片に掛け渡す
ようにして2個の取付板20(図において片側のみ示す)
が取付けられる。各取付板20には上記2本のリアフロア
サイドメンバ12にそれぞれ対応してバンパアーム16がそ
れぞれ突設される。このバンパアーム16の下壁には、ナ
ット17が溶着されるとともに、その下壁は1箇のナット
17だけしか取付けられない程度に小さく仕上げられて、
バンパアーム16の長手寸法が短く設定されている。ま
た、各取付板20には、上記2組のボルト挿通穴19にそれ
ぞれ対応してハット形ブラケット21(第4図)が溶着さ
れる。ブラケット21のウェブにはボルト取付穴22が形成
されており、このボルト取付穴22に挿通されるボルト23
の頭部がブラケット21の裏面側に係止されるようにして
いる。なお、ボルト取付穴22はボルト23の挿入軸部より
も大径に仕上げられており、ボルト23が取付板20の面方
向に沿って移動自在となるように構成している。
このように構成されたバンパ14を車両ボデー側に取付
けるには、バンパアーム16の先端側をそれぞれロアバッ
クパネル13の開口13aに挿通して、リアフロアサイドメ
ンバ12内にそれぞれ配置するとともに、ボルト23の挿入
軸部をそれぞれロアバックパネル13のボルト挿通穴19に
通す。そして、リアフロアサイドメンバ12の下壁を貫通
するボルト18をそれぞれバンパアーム16のナット17に締
結するとともに、ロアバックパネル13の車内側に配置さ
れたボルト23の挿入軸部にそれぞれナット24を締結す
る。このように計4箇所の位置でバンパ14を車両ボデー
に固定する。なお、ナット17およびボルト18で第1の固
着具が構成されるとともに、ボルト23およびナット24で
第2の固着具が構成されている。
この車両のバンパ取付構造によれば、バンパアーム16
の下壁を一箇のナット17だけしか取付けられない程度に
小さく仕上げて、バンパアーム16の長手寸法を短く設定
しているため、リアフロアサイドメンバ12とバンパアー
ム16との重ね合わせ部により構成される剛性の高い領域
が短くなり、車両衝突時におけるクラッシュ量が増大し
て、衝突エネルギーを十分吸収できる。さらに、バンパ
アーム16の長手寸法を短くすることにより、その分重量
を低減することもできる。
なお、バンパアーム16は1箇のボルト18(およびナッ
ト17)でリアフロアサイドメンバ12に固定されるためリ
アフロアサイドメンバ12に対する取付強度が従来よりも
低下することになるが、同時にボルト23およびナット24
によりバンパリーンホースメント15をロアバックパネル
12に固定しているため、バンパ14全体の取付強度は充分
に保証される。
さらに、バンパリーンホースメント15をボルト23およ
びナット24によりリアフロアパネル11よりも下方位置に
おいてロアバックパネル13に固定したため、ボルト取付
穴22を介して室内に外部からの水が入り込むことはな
い。
また、バンパ14側において、ボルト取付穴22をボルト
23の挿入軸部よりも大径に仕上げてボルト23が取付板20
の面方向、換言すればロアバックパネル13の面方向に移
動自在となるように構成しているので、バンパ14のボル
ト23取付位置とロアバックパネル13のボルト挿通穴19形
成位置の間に製造誤差に伴う位置ずれがある場合でも、
その位置ずれを吸収してボルト23とナット19の締結作業
を確実かつスムーズに行える。
なお、上記実施例においては、リア側のバンパ14を取
付ける場合について説明したが、フロント側のバンパを
取付ける場合にも、この考案を適用することができる。
(考案の効果) 以上のように、この考案の車両のバンパ取付構造によ
れば、バンパアームをサイドメンバに単一の第1の固着
具により固定できる程度に、前記バンパアームの長手寸
法を短寸に設定して、バンパアームをサイドメンバに一
箇所で前記第1の固着具により固定しているため、サイ
ドメンバとバンパアームとの重ね合わせ部により構成さ
れる剛性の高い領域が短くなり、車両衝突時のクラッシ
ュ量が増大して衝突エネルギーを十分に吸収できるとい
う効果が得られる。
さらに、バンパリーンホースメントをロアパネルにフ
ロアパネルより下方位置において第2の固着具により固
定しているため、バンパの取付強度が十分に確保できる
とともに、この固定箇所から室内に水が入り込むことを
防ぐことができるという効果も得られる。
また、バンパリーンホーンメントを第2の固着具によ
りフロアパネルよりも下方位置においてロアパネルに固
定しているため、第2の固着具の固定箇所の隙間を介し
て外部の水が室内に入り込むことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例であるバンパ取付構造が適
用された車両を示す斜視図、第2図は第1図のII−II線
断面図、第3図は第1図のIII−III線断面図、第4図は
上記一実施例のバンパ取付構造を示す要部斜視図、第5
図は従来の車両のバンパ取付構造を示す断面図である。 11…リアフロアパネル、12…リアフロアサイドメンバ、
13…ロアバックパネル、13a…開口、14…バンパ、15…
バンパリーンホースメント、16…バンパアーム、17…ナ
ット、18…ボルト、23…ボルト、24…ナット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロアパネルの下面側に取付けられた横断
    面略U字形のサイドメンバの端部がロアパネルに形成さ
    れた開口に臨むように配置されるとともに、バンパ裏面
    側に設けられたバンパリーンホースメントにバンパアー
    ムが突設され、前記バンパアームが前記開口を通して前
    記サイドメンバ内に取付けられた車両のバンパ取付構造
    において、 前記バンパアームを前記サイドメンバに単一の第1の固
    着具により固定できる程度に、前記バンパアームの長手
    寸法を短寸に設定して、前記バンパアームを前記サイド
    メンバに一箇所で前記第1の固着具により固定するとと
    もに、前記バンパリーンホースメントを前記ロアパネル
    に前記フロアパネルより下方位置において第2の固着具
    により固定したことを特徴とする車両のバンパ取付構
    造。
JP1989121418U 1989-10-16 1989-10-16 車両のバンパ取付構造 Expired - Lifetime JP2524269Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60121146A (ja) * 1983-12-05 1985-06-28 Nissan Motor Co Ltd 自動車用バンパ−の取付構造

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