JP2709608B2 - 自動車のドアの補強構造 - Google Patents

自動車のドアの補強構造

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JP2709608B2
JP2709608B2 JP63222015A JP22201588A JP2709608B2 JP 2709608 B2 JP2709608 B2 JP 2709608B2 JP 63222015 A JP63222015 A JP 63222015A JP 22201588 A JP22201588 A JP 22201588A JP 2709608 B2 JP2709608 B2 JP 2709608B2
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Description

【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は、自動車のドアの補強構造の改良に関する。
b. 従来の技術 第6図に示すような自動車においては、ドアaの内部
にドアガードバーを前後方向に配置し、ドアaが大きな
衝撃を受けた際、このバーを変形させて衝撃エネルギー
を吸収し、これによって、ドアaが変形して車室に滅り
込まないようにしている。第4図と第5図はその取付構
造の一例を示す断面図であって、bはドアアウタパネ
ル、cはドアインナパネル、dはドアガードバーであ
る。ドアガードバーdは、ブラケットeを介してその両
端部をドアインナパネルcに固定してある。またドアア
ウタパネルbには、前後に延びる長穴fが設けてあり、
この長穴fからドアガードバーdの一部を突出させてあ
る。gはモールディング、hはウィンドガラスである。
c. 発明が解決しようとする課題 しかし、上記構造によると、ドアアウタパネルbの長
穴fからドアガードバーdを突出させた分だけ、ドアa
の厚さを薄くできるものの、ドアアウタパネルbは大き
な長穴fが開けてあるため、剛性が低下し、凹みが生じ
易いという問題があった。
また、上記ドアガードバーdの突出部の寸法は、ドア
ガードバーdの形状によって制約を受けるため、ドアa
の薄型化にも限界があるという構造状の欠点もあった。
d. 課題を解決するための手段 本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、ドアアウタパネルの剛性を低下させず
にドアの薄型化を図ることができる自動車のドアの衝撃
吸収構造を提供することにあり、その要旨は、自動車の
ドアアウタパネル1の側面の内側と外側にそれぞれイン
ナドアガードバー5とアウタドアガードバー11を配設
し、これらのガードバー5,11をドアアウタパネル1を介
して固着した自動車のドアの補強構造において、上記イ
ンナドアガードバー5は、断面が複数のハット状に形成
されたビーム6と該ビーム6の裏面側に固着した略平面
状のプレート7を備え、このプレート7をドアアウタパ
ネル1に当接させるとともに、該プレート7の前後両端
部をドアインナパネル2の段部2aに固着し、一方、上記
アウタドアガードバー11は、断面が複数のハット状に形
成されたビーム12と該ビーム12の裏面側に固着した略平
面状のプレート13とを備えてなり、このアウタドアガー
ドバー11のプレート13に固着して裏面側へ突出する締結
具14を、これに対向して設けたドアアウタパネル1とビ
ーム6の孔3,9に挿通して締結することにより、ドアア
ウタパネル1を挟んでインナドアガードバー5とアウタ
ドアガードバー11とを固定したことを特徴とする自動車
のドアの補強構造にある。
以下、本発明の実施例を、添付図面を参照しながら詳
細に説明する。
第1図と第2図において、1はドアアウタパネル、2
はドアインナパネルである。これらパネル1,2には、そ
れぞれ前後方向に所定の間隔をおいて数個の孔3,4が設
けてある。5はインナガードバーで、断面ハット状のビ
ーム6と、その両側に固着したプレート7,8とからな
る。このガードバー5は、プレート7をアウタパネル1
に当接して前後両端部をドアインナパネル2の段部2aに
固着してある。また該カードバー5には、その幅方向中
央部のビーム6とプレート7の接合部を貫通する数個の
孔9が長手方向に設けてある。また裏側のプレート8に
も、これら孔9と対応する位置に他の孔10が設けてあ
る。11はアウタドアガードバーで、断面ハット状のビー
ム12と、その裏面側に固着したプレート13とからなる。
ガードバー11には、プレート13に固着されて裏面側へ突
出する数個の締結具、例えばボルト14が設けてある。そ
して、アウタドアガードバー11の各ボルト14をインナド
アガードバー5の孔9に挿通し、これらボルト14にナッ
ト15を螺着することにより、インナ・アウタガードバー
5,11を互いに固定してある。16はアウダガードバーに装
着したモールディング、17は軌跡17aに沿って上下動す
るウィンドガラスである。
本実施例は、ドアアウタパネル1をインナ・アウタド
アガードバー5,11が挟持するように構成してあるので、
従来の構造に比べて、ドアアウタパネル1の剛性が大幅
に向上する。さらに、ドアガードバーを2分割してその
一方をドアアウタパネル1の表面側に取付けてあるの
で、ドアガードバーのトータルの肉厚を厚くして構造強
度を大きくしても、ドアの薄型化を図る上で支障を来た
すことはない。
なお第3図に示すように、インナドアガードバー5の
表面側にボルト14を突設するとともに、アウドアガード
バー11のビーム12とプレート13にそれぞれ孔20,21を設
け、この孔21からアウタドアガードバー11内に工具を入
れてナット15を螺着したのち、ビーム12にモールディン
グ22を装着するようにしてもよい。
e. 発明の効果 本発明によれば、断面が複数のハット状に形成された
ビーム6と該ビーム6の裏面側に固着した略平面状のプ
レート7を備え、このプレート7をドアアウタパネル1
に当接し、該プレート7の前後両端部をドアインナパネ
ル2の段部2aに固着している。このため、インナドアガ
ードバー5にて閉断面を複数形成することができ、それ
自体で剛性のあるガードバーとすることができる。ま
た、ウィンドガラス17の上下動域を避けて、ドアインナ
パネル2側に向けて、ドアアウタパネル1に固着してい
るので、ドアの薄型化を図りながら、効果的にドアガー
ドバーを配設することができる。さらに、車両衝突時の
衝撃をプレート7を介してドアインナパネル2にも伝達
されるため、ガードバーの剛性が向上する。
また、本発明に係るアウタドアガードバー11は、断面
が複数のハット状に形成されたビーム12と該ビーム12の
裏面側に固着した略平面状のプレート13とを備えてい
る。このため、アウタドアガードバー11にて閉断面形状
を形成することができ、それ自体で剛性のあるガードバ
ーとすることができる。
さらに、本発明に係るドアガードバーは、ドアアウタ
パネル1を挟んでインナドアガードバー5とドアアウタ
パネル1を締結具14,15を用いて固定している。このた
め、ドアアウタパネル1の剛性がドアアウタパネルに長
穴を設けた従来の構造より大幅に向上する。また、上記
締結具14,15がインナ及びアウタガードバー5,11の閉断
面内に配設されているので、ドアガードバーより出っ張
らない。よって、インナ側はドア内側の他の部品、例え
ばウィンドガラス17に影響を与えることもなく、アウタ
側はモールディング22の外観を損なうこともない。さら
に、ガードバーを取り付ける作業が非常に簡単で、溶接
等による熱歪みの影響も心配ない。
なお、2分割したドアガードバーの一方を、ドアアウ
タパネル1の表面側に取付けてあるので、ドアガードバ
ーのトータルの肉厚を厚くして構造強度を大きくして
も、ドアの薄型化を図る上で支障を来たすことはなく、
ドアガードバーの有無による仕様の異なる車輌に対し
て、ドアアウタパネル1を共通に用いることができるよ
うになるので、金型製作コストを低減できるという効果
も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明に係る自動車のドアの補強
構造の実施例を示し、第1図及び第2図はそれぞれ第6
図に示したA−A線とB−B線による断面図、第3図は
第1図と対応する本発明の他の実施例を示す図、第4図
及び第5図はそれぞれ第1図と第2図と対応する従来例
を示す図、第6図は自動車の斜視図である。 1……ドアアウタパネル、 5……インナドアガードバー、 11……アウタドアガードバー、 14……ボルト、 15……ナット。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のドアアウタパネル1の側面の内側
    と外側にそれぞれインナドアガードバー5とアウタドア
    ガードバー11を配設し、これらのガードバー5,11をドア
    アウタパネル1を介して固着した自動車のドアの補強構
    造において、 上記インナドアガードバー5は、断面が複数のハット状
    に形成されたビーム6と該ビーム6の裏面側に固着した
    略平面状のプレート7を備え、このプレート7をドアア
    ウタパネル1に当接させるとともに、該プレート7の前
    後両端部をドアインナパネル2の段部2aに固着し、一
    方、上記アウタドアガードバー11は、断面が複数のハッ
    ト状に形成されたビーム12と該ビーム12の裏面側に固着
    した略平面状のプレート13とを備えてなり、このアウタ
    ドアガードバー11のプレート13に固着して裏面側へ突出
    する締結具14を、これに対向して設けたドアアウタパネ
    ル1とビーム6の孔3,9に挿通して締結することによ
    り、ドアアウタパネル1を挟んでインナドアガードバー
    5とアウタドアガードバー11とを固定したことを特徴と
    する自動車のドアの補強構造。
JP63222015A 1988-09-05 1988-09-05 自動車のドアの補強構造 Expired - Lifetime JP2709608B2 (ja)

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EP0603445A1 (en) * 1992-12-21 1994-06-29 Jacinto Martin Mora A motor vehicle lateral protection system

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