JPH0736433Y2 - ワイヤハーネスの止着具 - Google Patents

ワイヤハーネスの止着具

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JPH0736433Y2
JPH0736433Y2 JP1989036037U JP3603789U JPH0736433Y2 JP H0736433 Y2 JPH0736433 Y2 JP H0736433Y2 JP 1989036037 U JP1989036037 U JP 1989036037U JP 3603789 U JP3603789 U JP 3603789U JP H0736433 Y2 JPH0736433 Y2 JP H0736433Y2
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harness
wire harness
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protector
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JP1989036037U
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Inventor
輝吉 高橋
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両のパネルに添って配索されたワイヤハーネ
スをパネルに止着しかつ保護する止着具に関する。更に
詳しくはワイヤハーネスが車室外のパネルの外面からパ
ネルを貫通してパネル内に配索される場合に、パネル内
への水分、塵埃等の進入を防止するに適するワイヤハー
ネスの止着具に関するものである。
[従来の技術] 従来、パネルにワイヤハーネスを配索した後でこのワイ
ヤハーネスを保護する止着具として、先ずワイヤハーネ
スをクランプに添わせてテープ巻きした後、このクラン
プのパネル係止脚をパネルの通孔に係止し、次いでワイ
ヤハーネスを固定したクランプの上からプロテクタを被
せてプロテクタのパネル係止脚をパネルの別の通孔に係
止するものがある。
そしてワイヤハーネスが車室外のパネルの外面からパネ
ルを貫通してパネル内に配索される場合には、貫通孔近
傍のパネルにクランプを係止してこの貫通孔を覆うよう
にプロテクタを取付けており、この場合クランプに固定
したワイヤハーネスの外面又はプロテクタの内面に合成
樹脂製の発泡パッキングを添設し、この発泡パッキング
によりパネル内への水分、塵埃等の進入を防止してい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記従来の止着具は発泡パッキングがクランプ
及びプロテクタとは別部品であるため、部品点数が多く
なり、配索工数が増大する。またパネルがドアパネルの
ように開閉し、配索したワイヤハーネスが弛緩と緊張を
繰返す場合には、発泡パッキングが塑性変形してワイヤ
ハーネスがパネルから浮き上がったり、或いは捩れたり
して、ワイヤハーネスの周囲に隙間を生じ、そこから塵
埃がパネル内に入り込む不具合があった。
本考案の目的は、ワイヤハーネスの外被の損傷を防ぎ、
車室外に出現するワイヤハーネスを被包して車両の美観
を保ち、かつ僅かな配索工数でパネル内への水分、塵埃
等の進入を防止し得るワイヤハーネスの止着具を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対
応する第1図〜第5図を用いて説明する。
本考案は、ワイヤハーネス40をパネル13に固定しワイヤ
ハーネス40の配索方向に延びる台板21を有するクランプ
20と、ワイヤハーネス40をクランプ20とともに覆ってパ
ネル13に取付けられるプロテクタ10とを備えたワイヤハ
ーネスの止着具30の改良である。
その特徴ある構成は、プロテクタ10が台板21を被包する
大きさを有し、プロテクタ10の内面にハーネス押え部材
32が、またクランプ20のワイヤハーネス40の添う面にハ
ーネス受け部材33がそれぞれハーネス40の配索方向に交
差しかつ互いに対向するように突設され、ハーネス押え
部材32及びハーネス受け部材33にはワイヤハーネス40の
外形に相応した第1凹部32a及び第2凹部33aがそれぞれ
形成され,ハーネス押え部材32にはハーネス受け部材33
の先端の外形に相応しかつハーネス受け部材33の先端が
当接する段部32bが形成されたところにある。
[作用] ワイヤハーネス40が固定されかつパネル13に装着された
クランプ20の上からプロテクタ10を被せれば、プロテク
タ10はワイヤハーネス40を台板21とともに被包し、第1
凹部32a及び第2凹部33aがワイヤハーネス40の外周に嵌
合しハーネス押え部材32及びハーネス受け部材33はワイ
ヤハーネス40を挾持する。段部32bはハーネス受け部材3
3の上端に当接してハーネス押え部材32及びハーネス受
け部材33は水分、塵埃等のパネル内の進入を防止する。
[実施例] 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
第1図及び第5図に示すように、この例のワイヤハーネ
スの止着具30は、車両のフロアパネル11から一旦車外に
出てからバックドア12のインナパネル13内に配索される
ワイヤハーネス40をバックドア12の下端で止着しかつ保
護するクランプ20及びプロテクタ10からなる。このワイ
ヤハーネス40はバックドア12の図示しないパワウインド
ウ、デフォッガ、ライセンスランプ等の車両用電装品に
通電するためのワイヤハーネスである。14はガラス、15
はウエザストリップである。
バックドア12の左側の下端近傍のインナパネル13には、
第4図に示すように四角形状のクランプ係止用の通孔16
とその両側に四角形状のプロテクタ係止用の通孔17及び
18が設けられる。そしてこれらの通孔16〜18の近傍のイ
ンナパネル13にはワイヤハーネスが貫通する大きな四角
形状の通孔19が設けられる。
この例のクランプ20は合成樹脂成型体であって、第1
図、第3図及び第4図に示すようにインナパネル13の下
端から通孔19を通ってパネル13内にワイヤハーネス40を
導くため、台板21に2つの折曲箇所が設け、その長手方
向両端にハーネス固定用のテープ巻き部分A及びBが設
けられ、更にワイヤハーネスに添う面と反対面にパネル
係止脚22と通孔19に係止する係止板23が突設される。
この例の特徴ある構成の1つはクランプ20のワイヤハー
ネスに添う面にハーネス受け部材33がワイヤハーネスの
配索方向に交差して突設され、このハーネス受け部材33
にワイヤハーネスの外形に相応した半円状の第2凹部33
aが形成されたことにある。
第3図に示すように、この凹部33aをワイヤハーネス40
に嵌合し、テープ24でクランプ20をワイヤハーネス40に
添って一体化した後、係止板23を第4図に示した通孔19
の一辺に係止させ、同時に係止脚22を係止孔16に挿着し
てワイヤハーネス40をパネル13に固定する。
またこの例のプロテクタ10は合成樹脂成型体であって、
第1図、第2図及び第4図に示すように、クランプ20の
台板21を被包する大きさを有し、フランジ25の両側にパ
ネル係止脚26及び27を備え、パネル13の通孔19の孔縁に
係止する係止枠28とその一部に係止突片29を備える。
この例の特徴ある構成のもう1つはこのプロテクタ内面
10aにハーネス押え部材32がワイヤハーネス40の配索方
向に交差して突設され、このハーネス押え部材32にワイ
ヤハーネスの外形に相応した半円状の第1凹部32aと段
部32bが形成されたことにある。ハーネス押え部材32は
プロテクタ10をクランプ20に被せたときに、ハーネス受
け部材33と対向するようにプロテクタ内面10aに設けら
れ、段部32bにはこのハーネス受け部材33が嵌入するよ
うになっている。
プロテクタ10を、ワイヤハーネス40をパネル13に固定し
たクランプ20の上からを被せて係止突片29を通孔19に、
またパネル係止脚26及び27をパネル13の通孔17及び18に
それぞれ係止すれば、プロテクタ10はフランジ25がパネ
ル13に密着し、同時にプロテクタ内面10aに突設された
ハーネス押え部材32がワイヤハーネス40に圧接する。ワ
イヤハーネス40に凹部32aが嵌合し、ハーネス受け部材3
3とハーネス押え部材32とによりワイヤハーネス40が堅
牢に挾持され、段部32bにはハーネス受け部材33が嵌入
してその上端が当接する。
この結果、バックドア12を第1図及び第5図の実線の位
置に開いたときには、インナパネル13表面のワイヤハー
ネス40はプロテクタ10で覆われ、車両の美観が保たれる
とともに、車両に荷物を出入れするときに、ワイヤハー
ネス40を傷つけることがない。またバックドア12を第1
図及び第5図の二点鎖線の位置に閉じたときには、ワイ
ヤハーネス40が緊張状態になるが、プロテクタ10がワイ
ヤハーネス40を堅牢にパネル13に押え付けているため、
ワイヤハーネス40が浮き上がることはない。また、通孔
19はプロテクタ10とクランプ20で封止され、ワイヤハー
ネス40はハーネス押さえ部材32及びハーネス受け部材33
がその外形に相応したそれぞれの凹部32a,33aを介して
堅牢に挾持するとともに段部32bにはハーネス受け部材3
3が嵌入してその上端が当接するので、ここから水分、
塵埃等がパネル13内に進入することはない。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば、プロテクタ内面に
ハーネス押え部材を、クランプのワイヤハーネスの添う
面にハーネス受け部材をそれぞれを突設し、これらの部
材にはワイヤハーネスの外形に相応した凹部を形成し、
かつハーネス押え部材にハーネス受け部材の外形に相応
してハーネス受け部材の上端が当接する段部を形成した
ので、プロテクタをワイヤハーネスの上に被せてパネル
に固定するだけの簡単な作業でハーネス押え部材とハー
ネス受け部材とがそれぞれに設けられた凹部を介してワ
イヤハーネスの全周を挾持し、ハーネス押え部材の段部
がハーネス受け部材の上端に当接する。これにより、ワ
イヤハーネスがパネル内に配索される場合にも、パネル
内に水分、塵埃等が進入しない。
同時に、台板を被包する大きさを有するプロテクタは車
室外に出現するワイヤハーネスを被包するので、ワイヤ
ハーネスの外被の損傷を確実に防止でき、車両の美観が
保つことができる。
特にワイヤハーネスをコルゲートチューブで被包する場
合には、ハーネス押え部材とハーネス受け部材がコルゲ
ートチューブの周溝に嵌入し、ワイヤハーネスの配索方
向のずれを防止する利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例ワイヤハーネスの止着具の使用
状態を示す断面図。 第2図はそのプロテクタの内面を示す斜視図。 第3図はそのクランプをワイヤハーネスに固定した状態
を示す斜視図。 第4図はそのクランプ及びプロテクタの取付け要領を示
す斜視図。 第5図はそのプロテクタの車両への取付位置を示す斜視
図。 10:プロテクタ、10a:プロテクタの内面、12:バックド
ア、13:バックドアのインナパネル、20:クランプ、21:
台板、22,26,27:パネル係止脚、30:ワイヤハーネスの止
着具、32:ハーネス押え部材、32a:第1凹部、32b:段
部、33:ハーネス受け部材、33a……第2凹部、40:ワイ
ヤハーネス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 7/00 B 9266−4E

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤハーネス(40)をパネル(13)に固
    定しワイヤハーネス(40)の配索方向に延びる台板(2
    1)を有するクランプ(20)と、前記ワイヤハーネス(4
    0)を前記クランプ(20)とともに覆って前記パネル(1
    3)に取付けられるプロテクタ(10)とを備えたワイヤ
    ハーネスの止着具(30)において、 前記プロテクタ(10)が前記台板(21)を被包する大き
    さを有し、 前記プロテクタ(10)の内面にハーネス押え部材(32)
    が、また前記クランプ(20)のワイヤハーネス(40)の
    添う面にハーネス受け部材(33)がそれぞれ前記ハーネ
    ス(40)の配索方向に交差しかつ互いに対向するように
    突設され、 前記ハーネス押え部材(32)及び前記ハーネス受け部材
    (33)には前記ワイヤハーネス(40)の外形に相応した
    第1凹部(32a)及び第2凹部(33a)がそれぞれ形成さ
    れ, 前記ハーネス押え部材(32)には前記ハーネス受け部材
    (33)の先端の外形に相応しかつ前記ハーネス受け部材
    (33)の先端が当接する段部(32b)が形成された ことを特徴とするワイヤハーネスの止着具。
JP1989036037U 1989-03-29 1989-03-29 ワイヤハーネスの止着具 Expired - Lifetime JPH0736433Y2 (ja)

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JPH02129114U JPH02129114U (ja) 1990-10-24
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