JPH0336011B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0336011B2
JPH0336011B2 JP59021591A JP2159184A JPH0336011B2 JP H0336011 B2 JPH0336011 B2 JP H0336011B2 JP 59021591 A JP59021591 A JP 59021591A JP 2159184 A JP2159184 A JP 2159184A JP H0336011 B2 JPH0336011 B2 JP H0336011B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foam
mold
foaming
opening
skin material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59021591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60166420A (ja
Inventor
Isao Hirashima
Masao Nishikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP59021591A priority Critical patent/JPS60166420A/ja
Publication of JPS60166420A publication Critical patent/JPS60166420A/ja
Publication of JPH0336011B2 publication Critical patent/JPH0336011B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、コア材と表皮材との間にクツシヨン
体としての発泡体が介在された発泡成形品からな
り、かつこの発泡成形品に部分的に開口が形成さ
れた自動車の合成樹脂製内装材の製造方法に関す
るものである。
(従来技術) 自動車の合成樹脂製内装材、例えばインストル
メントパネルにあつては、実開昭55−110220号公
報に示すように、コア材と表皮材との間にクツシ
ヨン体としての発泡体が介在された発泡成形品に
より構成されるが、この発泡成形品には、例えば
サイドベンチルーバ、デフロスタグリル、コンソ
ールパネル等のいわゆるホール部材取付用の開口
が形成されるのが一般的である。(例えば、特開
昭56−49233号公報参照)。
上記発泡成形品は、発泡型のキヤビテイに、コ
ア材、表皮材の他該両者の間に位置するように発
泡材をセツトした後、型締めされた発泡型内で上
記発泡材を発泡させることにより形成され、この
発泡材の発泡圧によつて、表皮材を発泡型内面に
密着して沿う所定形状とするものである。
ところで、上記発泡材の発泡圧は必ずしもキヤ
ビテイの隅々まで十分にいきわたらないことがあ
り、特に、複雑な形状で隅部の曲率半径が小さい
場合にはこの部分の発泡圧が不十分となり易い。
このため、この発泡圧が不十分になり易い部分に
前記開口が形成される場合には、形成された開口
の開口端縁部分に波打ち等のしわが生じていわゆ
る見切線がすつきりしない不体裁なものとなつた
り、該開口にホール部材を取付けた際にいわゆる
見切隙(ホール部材外周縁とこれを取り巻く表皮
材との隙間)が該ホール部材の周回方向において
異なつてしまいこれまた不体裁になるという問題
が生じ易かつた。すなわち、単に型締めされた状
態では、表皮材のうち上記隅部に相当する部分は
大きく型内面より離間される傾向にあり、かつ表
皮材が可撓性を有していても型内面のうち該隅部
に相当する部分で表皮材を密着させるにはかなり
の大きさの発泡圧を要することとなる。
(発明の目的) 本発明は上述のような事情を勘案してなされも
ので、発泡前に、表皮材のうち開口が形成される
部分が発泡型内面にほぼきちんと密着して沿わさ
れるようにして、型内面に沿う所定形状の発泡成
形品すなわち前記見切線や見切隙がすつきりとし
たものが得られるようにした自動車の合成樹脂製
内装材の製造方法を提供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明にあつては、発泡型とコア材とが互いに
協働して、前記開口が形成されるべき部分におい
て表皮材を発泡型にきちんと位置決めできるよう
にしてある。
具体的には、発泡型のうち発泡材の発泡圧によ
り表皮材が密着される側の型内面に、前記開口が
形成される位置に対応して膨出部を形成する一
方、前記コア材には、上記膨出部を取り巻くよう
な位置決突起を形成してある。そして、型締めさ
れた状態で、上記位置決突起により表皮材が記膨
出部に沿うように位置決めした後、発泡材を発泡
させるようにしてある。
このような構成とすることにより、例え開口が
形成されるべき部分での発泡圧が小さい場合にあ
つても、あらかじめ表皮材が膨出部と位置決突起
とにより型内面にほぼ沿わされているので、この
小さな発泡圧によつても表皮材はきちんと型内面
に密着されることとなり、この結果開口が形成さ
れるべき部分が所定形状にきちんと仕上げられる
こととなる。
(実施例) 第1図において、Aは本発明方法により形成さ
れる合成樹脂製内装材としてのインストルメント
パネルであり、運転者側(室内側)に表皮材が位
置し、裏面側にコア材が位置し、該両者間に発泡
体が位置したものとなつている。
上記インストルメントパネルは、種々のホール
部材が取付けられる開口が形成されるが、実施例
では、このホール部材として、その前面両側端部
にあるサイドベンチルーバ1、その上面両側端部
に細長く伸びるデフロスタグリル2、その上面中
央部分にあるホールカバー3、その前面中央部分
にあるコンソールパネル4があり、これ等のホー
ル部材1,2,3,4の取付位置に対応した位置
に、このホール部材取付用の開口が形成されてい
る。
前記インストルメントパネルを形成するには、
基本的には従来と同様にして行なわれる。すなわ
ち、第2図に示すように、例えば凹型5と凸型6
とから構成された発泡型Bのキヤビテイ7には、
例えば、それぞれ合成樹脂からなるコア材8、発
泡材(発泡材は第2図では発泡後の発泡体9とし
て示されている)、可撓性の表皮材10を順次セ
ツトした後、型締めされた発泡型B内で発泡材を
発泡させて、第3図に示すような発泡成形品Cを
形成する。そして、発泡型B内より取出された発
泡成形品Cに対して、所定位置において、第3図
に示すようにホール部材取付用の開口11,12
を形成すればよい(第3図、第4図ではホールカ
バー3に対応した開口11とコンソールパネル4
に対応した開口12のみが示されている)。この
後、上記発泡成形品Cの開口11,12に対して
は、第4図に示すように、開口11,12に対応
したホール部材3,4を取付ければよい。なお、
この取付けに際しては、一般に、ホール部材3,
4より突設された爪片3A,4Aをコア材8の裏
面に係止させることにより行なわれる。
ここで、本発明にあつては、前記発泡型Bのう
ち、表皮材10が密着されるべき凹型5の内面に
は、開口11,12が形成されるべき部分に対応
して膨出部5a,5bが形成されている。この膨
出部5aはホール部材3(開口11)に対応し、
また膨出部5bはホール部材4(開口12)に対
応しており、それぞれ対応する開口11,12の
形状に対応した形状とされている。すなわち、膨
出部5aあるいは5bの外周形状は、開口11,
12の周回方向においてこの周縁に対して全て同
一間隔となるように、寸法設定がなされている。
一方、コア材8には、上記膨出部5aあるいは5
bを取り巻くような位置決突起8a,8bが突設
されている(位置決突起8aが膨出部5aに対応
し、位置決突起8bが膨出部5bに対応してい
る)。この位置決突起8a(8bについても同じ)
は、第5図に示すように互いに大きな間隔を有す
るようにして点在させてもよく、あるいは第6図
に示すように個々の位置決突起8a,8bが開口
11,12の周回方向に長く伸びる形状としても
よい。そして、膨出部5a,5bと位置決突起8
a,8bとは、発泡型Bが型締めされた状態で、
表皮材10の厚さとほぼ同一の大きさの間隙を有
するような寸法関係とされている。したがつて、
このようなコア材8と発泡型Bとを用いて、コア
材8、発泡材、表皮材10を発泡型Bのキヤビテ
イ7にセツトした後、型締めした状態では、膨出
部5a,5bと位置決突起8a,8bとの間に表
皮材10が挟持されて、該表皮材10がキヤビテ
イ7内で凹型5の内面に沿つた所定位置にほぼ位
置決めされることになる。このような状態で発泡
材を発泡させれば、例え開口11,12に相当す
る部分の発泡圧が小さくとも、発泡材はこの開口
部分の表皮材10に十分いきわたることになる。
この結果、開口11,12相当する部分とりわけ
この開口11,12の開口端縁近傍部分には波打
ち等のしわが生じないものとなる。したがつて、
開口11,12にホール部材3,4等を取付けた
場合には、第4図tで示すように、いわゆる見切
隙が全て同じようなものとなつて(一つの開口に
ついての見切隙がホール部材の全周縁について同
じであればよく、ホール部材毎に見切隙の大きさ
が互いに異なつてもよい)、体裁のよいものとな
る。
なお、膨出部5a,5bと位置決突起8a,8
bとはその相対向する面をテーパ面しておくとよ
い。また比較的硬質の材質からなるコア材8には
あらかじめ開口11,12に相当する開口を形成
しておいてもよいが、発泡成形品Cの形成後に該
開口11,12を全く新たに形成するようにして
もよい。
以上実施例では合成樹脂製内装材としてインス
トルメントパネルの場合を説明したが、ドア内張
材等他の部材にも同様に適用し得るものである。
(発明の効果) 本発明は以上述べたことから明らかなように、
発泡成形品に形成される開口の見切線あるいはこ
の周縁を波打ち等のないすつきりとしたものにす
ることができ、また該開口にホール部材を取付け
た場合にあつても見切隙を同じようにすることが
できて、外観上の体裁の良いものが得られる。ま
た、開口の周縁部はコア材の位置決突起により常
時補強されるので、ホール部材取付の際に多少の
外力を受けても該開口の周縁部が変形したりする
等のこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法により形成される自動車の
合成樹脂製内装材の一例としてのインストルメン
トパネルを示す斜視図。第2図は発泡型内で発泡
材を発泡させた状態を示す図で、第1図X−X線
に沿う断面図。第3図は発泡型により形成された
発泡成形品に対して開口を形成したものを示すも
ので、第2図に対応した部分の断面図。第4図は
第3図に示す開口が形成された発泡成形品に対し
てホール部材を取付けた状態を示すもので、第2
図に対応した部分の断面図。第5図、第6図はコ
ア材に設けられた位置決突起の例を示す斜視図。 A:インストルメントパネル(合成樹脂製内装
材)、B:発泡型、C:発泡成形品、1,2,3,
4:ホール部材、5:凹型、5a,5b:膨出
部、6:凸型、7:キヤビテイ、8:コア材、8
a,8b:位置決突起、9:発泡体、10:表皮
材、11,12:開口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 発泡型のキヤビテイに、コア材、可撓性の表
    皮材および該コア材と表皮材との間において発泡
    材が充填されて、型締めされた上記発泡型内にお
    いて上記発泡材を発泡させることにより、上記コ
    ア材と表皮材との間に発泡体が介在された発泡成
    形品を形成した後、この発泡成形品に部分的に開
    口を形成してなる自動車の合成樹脂製内装材の製
    造方法であつて、 前記発泡型のうち前記表皮材が前記発泡材の発
    泡圧により密着される側の型内面に、前記開口が
    形成される位置に対応して膨出部が形成される一
    方、前記コア材には上記膨出部を取り巻くように
    位置決突起が形成され、 前記発泡型が型締めされた状態で、前記位置決
    突起により前記表皮材を前記膨出部に沿わせて位
    置決めした後、前記発泡材を発泡させる、 ことを特徴とする自動車の合成樹脂製内装材の製
    造方法。
JP59021591A 1984-02-10 1984-02-10 自動車の合成樹脂製内装材の製造方法 Granted JPS60166420A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59021591A JPS60166420A (ja) 1984-02-10 1984-02-10 自動車の合成樹脂製内装材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59021591A JPS60166420A (ja) 1984-02-10 1984-02-10 自動車の合成樹脂製内装材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60166420A JPS60166420A (ja) 1985-08-29
JPH0336011B2 true JPH0336011B2 (ja) 1991-05-30

Family

ID=12059279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59021591A Granted JPS60166420A (ja) 1984-02-10 1984-02-10 自動車の合成樹脂製内装材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60166420A (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4686195A (en) * 1986-01-16 1987-08-11 University Of Rochester Method and composition for the manufacture of gradient index glass
JPS636957U (ja) * 1986-06-27 1988-01-18
JPS63182936U (ja) * 1987-05-18 1988-11-25
US4952351A (en) * 1989-04-06 1990-08-28 Davidson Textron Inc. Method of forming a plastic panel for covering an inflatable restraint
JP5753444B2 (ja) * 2011-06-14 2015-07-22 ダイキョーニシカワ株式会社 パッド付きインストルメントパネル本体の成形方法
US8993091B2 (en) * 2012-03-27 2015-03-31 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Foam-filled panel and process for manufacture thereof
JP6033173B2 (ja) * 2013-02-27 2016-11-30 カルソニックカンセイ株式会社 多層部品構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60166420A (ja) 1985-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3341319B2 (ja) 冷蔵庫の扉
JPH0336011B2 (ja)
JPS6319247Y2 (ja)
JP3874891B2 (ja) インストルメントパネル
JP2000317955A (ja) インストルメントパネルとその製造方法
JPS6225958Y2 (ja)
JPH0210033Y2 (ja)
JPH04300724A (ja) 自動車用ドアのシール構造
JPH053083Y2 (ja)
JPH0638732Y2 (ja) 自動車用ドアトリム
JPS62211111A (ja) 成形体の開口部分へのインサ−ト成形方法
JPH0133366Y2 (ja)
JPH0222326Y2 (ja)
JP3096770B2 (ja) 自動車用ウエザストリップの成型方法
JP2577012Y2 (ja) 内装パネルの木目込構造
JP2557816Y2 (ja) 自動車用内装部品
JP2602210Y2 (ja) トランクルームトリム
JP2556482Y2 (ja) 自動車用ドアトリム
JPH11151727A (ja) 表皮一体発泡成形品の製造方法
JPH0332517U (ja)
JPH0755138Y2 (ja) 自動車用内装部品
JPH0641864Y2 (ja) 自動車用ドアトリムにおけるウェザーストリップの取付構造
JPH0742673Y2 (ja) 弾性パッド
JPH0589089U (ja) 車両用リッド
JPH0238840Y2 (ja)