JP3096770B2 - 自動車用ウエザストリップの成型方法 - Google Patents

自動車用ウエザストリップの成型方法

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JP3096770B2
JP3096770B2 JP10126847A JP12684798A JP3096770B2 JP 3096770 B2 JP3096770 B2 JP 3096770B2 JP 10126847 A JP10126847 A JP 10126847A JP 12684798 A JP12684798 A JP 12684798A JP 3096770 B2 JP3096770 B2 JP 3096770B2
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祐介 篭谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は自動車のボデーフラ
ンジに取着されるウエザストリップに関し、特にボデー
フランジのコーナー部において色差や段差等をなくする
ことにより、その外観品質の向上を図った自動車用ウエ
ザストリップの成型方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の開閉部に取付けられるウエザス
トリップのうちでも、とりわけ自動車トランクの開口周
縁部等に設けられるウエザストリップにあっては、通
常、図2および図3に示す如く、自動車ボデー5の後部
に設けたトランクルーム9の開口周縁部に、前記ボデー
5の端部を上方に曲げ加工してボデーフランジ2を形成
し、該ボデーフランジ2にウエザストリップ1の逆U字
状嵌着部3を嵌着すると共に、該ウエザストリップ1に
一体に形成した先細舌片状の水切りリップ6を前記ボデ
ー5のシール面5aに当接させ、更に前記嵌着部3の上
部に一体形成した中空円筒状のシールリップ4に、トラ
ンクルーム9の蓋となるラゲッジドア10の内面を接触
させてトランク閉鎖時のシールを図っている。
【0003】ところが、上記ウエザストリップ1を取着
するに際し、図3に示す如きトランクルーム9開口周縁
のコーナー部9aにおいては、ウエザストリップ1が内
側に曲げられることから、該ウエザストリップ1の嵌着
部3外周に設けられた舌片状水切りリップ6が周長の違
いに対応できずに図4(A),(B)に示すような断面
変更を起こすと共に、図5に示すように巻き込み状態と
なってシール不良を引き起こす。
【0004】そこで従来は、上記問題の解決のために、
上記ボデー5のコーナー部9aにおいてのみ、図6
(A),(B)に示すようにウエザストリップ1の水切
りリップ6を切除すると共に、図7(A),(B)に示
すように、上記コーナー部9aに沿う形状にゴム加硫成
形した別体の水切りリップ6´を上記切除部に嵌合接着
させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウエザ
ストリップ本体1はゴム押出成形品であるのに対し、上
記別体の嵌合接着用水切りリップ6´はゴム加硫成形品
であり、また、一体物のウエザストリップ1の水切りリ
ップ6を切削してその部分に別体の水切りリップ6´を
嵌合接着することから、ウエザストリップと一体の水切
りリップ6と嵌合接着した別体の水切りリップ6´とに
外観上、色差や段差、あるいは表面肌の違いが生じると
いう問題がある。
【0006】本発明は叙上の如き実状に対処し、押出成
形によるウエザストリップの水切りリップを整形するこ
とにより、ボデーフランジのコーナー部における水切り
リップの色差や段差を解消し、ウエザストリップの外観
品質の向上を図ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明のウエザストリップの成型方法は、自動車のボ
デーフランジに嵌着される断面逆U字状の嵌着部の外周
に突出し、嵌着部の取着時に上記フランジと連続するボ
デーに当接する先細舌片状の水切りリップを一体に備え
たゴム押出成形による自動車用ウエザストリップにおい
て、上記ウエザストリップを湾曲を有する環状の型内に
セットして、該型に熱を加えた後冷却し、上記ボデーフ
ランジのコーナー部に取着される水切りリップをゴムの
永久歪を利用して上記フランジのコーナー部に沿う形状
にくせつけ成型することを特徴とする。ここで、上記環
状の型内にセットされるウエザストリップは永久歪を利
用してくせつけ成型がなされることから、永久歪との用
語が日本ゴム協会編の「ゴム技術の基礎」や「加硫ゴム
及び熱可塑性ゴムの永久ひずみ試験方法K 6262−
1977」を始め多くの刊行物で加硫ゴムのみに使用さ
れるように加硫されているウエザストリップをいう。
【0008】
【作用】上記構成を有する本発明のウエザストリップの
成型方法においては、ボデーフランジのコーナー部に取
着される水切りリップを該コーナー部に沿う形状に予め
形成しうることから、一体物のウエザストリップであり
ながらも、コーナー部においてボデー嵌着時に巻き込み
が発生せず良好なシール性を示すと共に、従来品のよう
に継ぎ足しがないことから、外観上においても、段差,
色差,及び表面肌の違いも生じることがない。また、本
発明の方法により成型したウエザストリップは、押し出
し成形品のウエザストリップを環状の型内にセットし、
くせ付けさせるために、全体が環状をなすウエザストリ
ップが出来、車両組付時に組付作業が著しく容易とな
り、また実車へのなじみも頗る良好となる利点を有して
いる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下更に添付図面を参照して、本
発明実施形態の自動車用ウエザストリップの成型方法を
説明する。
【0010】図2は本発明に係る方法により成型したウ
エザストリップの断面図であり、このウエザストリップ
1は、自動車のトランクルームのボデーフランジ2に嵌
着された断面逆U字状の嵌着部3と、該嵌着部3の上部
に設けられた中空円筒状のシールリップ4と、上記嵌着
部3の外周に突出し、図示の如く取付状態においてボデ
ーフランジ2から連続するボデー5のシール面5aにシ
ール状態に当接する先細舌片状の水切りリップ6とを夫
々一体に備えている。このウエザストリップ1は、ゴム
を押し出し成形によって、前記嵌着部3、シールリップ
4及び水切りリップ6を一体に設けたものであり、上記
嵌着部3の内部にはラス網からなる芯金7が埋設される
と共に、該嵌着部3の内側には前記ボデーフランジ2を
裏表両面から挟持する保持リップ8が設けられている。
【0011】そして、このウエザストリップ1は前記し
たように、図3に示す如き自動車のトランクルーム9に
取着されるものであって、該トランクルーム9のボデー
フランジ2のコーナー部9aに取着される水切りリップ
6が図1に示す如く、該コーナー部9aに沿う形状に予
めくせ付け成型されている。
【0012】このくせ付け成型法としては、通常直線状
を呈するウエザストリップ1をトランクルーム周縁と同
じ湾曲を有する環状の型内にセットし、型に熱を加えた
後冷却し、ゴムの永久歪を利用して整形する方法が挙げ
られる。また、この場合、図示例では嵌着部3及びシー
ルリップ4の整形も同時に行っている。
【0013】上記の如き本発明実施形態のウエザストリ
ップ成型方法にあっては、ボデーフランジ2のコーナー
部9aに取着され水切りリップ6を該コーナー部9aに
沿う形状に予め、形成しうることから、一体物のウエザ
ストリップでありながらも、コーナー部9aにおいてボ
デー嵌着時に水切りリップ6の断面変更、巻き込みを生
じることなく、良好なシール性を示すと共に、従来のウ
エザストリップのように加硫成形品の水切りリップの継
ぎ足しがないことから、段差,色差ならびに表面肌の違
いも生じることがなく、ウエザストリップの外観品質の
向上を図ることが可能となる。
【0014】また、上記水切りリップ6と共に嵌着部3
及びシールリップ4も同時にトランクルームの開口周縁
部の形状に容易に形成が可能であるため、嵌着部3の嵌
め込みも容易である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動車用
ウエザストリップの成型方法は、自動車ボデーフランジ
のコーナー部に取着される水切りリップを該コーナー部
に沿う形状に熱成型するものであり、これにより一体物
のウエザストリップでありながらも、コーナー部におい
てボデー嵌着時に水切りリップの断面変更・巻き込みを
生じることなく良好なシール性を示すと共に、従来のウ
エザストリップのような加硫成形品の別体の水切りリッ
プの継ぎ足しがないことから、段差,色差,ならびに表
面肌の違いも何ら生じることがなく、ウエザストリップ
の外観品質を著しく向上せしめるとの顕著な効果を奏す
るものである。また、本発明方法により成型したウエザ
ストリップは、押し出し成形品のウエザストリップを環
状の型内にセットし、ゴムの永久歪を利用してくせ付け
させるために、成型により全体が環状をなすウエザスト
リップが確実に出来、車両組付時に組付作業が著しく容
易となり、また実車へのなじみも頗る良好となる利点を
有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の自動車用ウエザストリップの
要部を示す斜視図である。
【図2】同実施例の断面図である
【図3】自動車の概要を示す斜視図である。
【図4】(A) ウエザストリップのコーナー部におけ
る水切りリップの断面変更を示す斜視図である。 (B) 同断面図である。
【図5】従来のウエザストリップのコーナー部における
水切りリップの巻き込みを示す断面図である。
【図6】(A) 従来例ウエザストリップの水切りリッ
プの切除を示す斜視図である。 (B) 同断面図である。
【図7】(A) 従来例ウエザストリップの水切りリッ
プの切除部に別体の水切りリップを嵌合接着した状態を
示す斜視図である。 (B) 同断面図である。
【符号の説明】
1 ウエザストリップ 2 ボデーフランジ 3 嵌着部 4 シールリップ 5 ボデー 6 水切りリップ 6´ 水切りリップ 9 トランクルーム 9a コーナー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−51579(JP,A) 特開 平1−264827(JP,A) 実開 昭61−67117(JP,U) 実公 昭59−33632(JP,Y2) 特公 昭49−12606(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/06 B29C 47/08 B29C 53/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のボデーフランジに嵌着される断
    面逆U字状の嵌着部の外周に突出し、嵌着部の取着時に
    上記フランジと連続するボデーに当接する先細舌片状の
    水切りリップを一体に備えたゴム押出成形による自動車
    用ウエザストリップにおいて、上記ウエザストリップを
    湾曲を有する環状の型内にセットして、該型に熱を加え
    た後冷却し、上記ボデーフランジのコーナー部に取着さ
    れる水切りリップをゴムの永久歪を利用して上記フラン
    ジのコーナー部に沿う形状にくせつけ成型することを特
    徴とする自動車用ウエザストリップの成型方法。
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