JP2555072Y2 - 自動車用ウエザストリツプ - Google Patents

自動車用ウエザストリツプ

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JP2555072Y2
JP2555072Y2 JP1991089595U JP8959591U JP2555072Y2 JP 2555072 Y2 JP2555072 Y2 JP 2555072Y2 JP 1991089595 U JP1991089595 U JP 1991089595U JP 8959591 U JP8959591 U JP 8959591U JP 2555072 Y2 JP2555072 Y2 JP 2555072Y2
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政博 野崎
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用ウエザストリ
ツプ、特に自動車のドア開口周縁に沿つて取付けられて
ドア開口周縁とドアとの間をシールするドアウエザスト
リツプのコーナ部分の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、自動車のドア開口周
縁に沿つて取付けられるウエザストリツプ1として、図
7、図8に示す、断面略U字形でドア開口周縁のフラン
ジに保持されるトリム部11と、その一方の側面からほ
ぼ面直に突出してドア20のドアフレーム20aが押付
けられる中空状のシール部12と、トリム部11の車内
側側面から車内側へ突出して図示しない内装部材の端部
を覆うリツプ14と、トリム部11の内面に形成された
フランジ保持リツプ15とを備えた押出成形体1Aを用
いたものがあつた。なお、トリム部11には保形用のイ
ンサート16が埋設されている。
【0003】ところが、この押出成形体1Aをドア開口
周縁のコーナC(図1)に沿って湾曲させると、シール
部12が不規則に変形してドア20ドアフレーム20
aとのシール性が低下するので、コーナC部分は、押出
成形体1Aに型成形部1Cが接続されて形成されてい
る。
【0004】この接続は一般に押出成形体1Aのシール
部12の一部を切欠き、その端末をほぼ直角方向に折曲
させて対抗せしめて図示しない金型のキャビティにセッ
トするとともに、このキャビティ内に型成形の中空状の
シール部22形成用のコア(図示せず)をセットし、型
面とコアとの間のキャビティに成形材料を注入して型成
形部1Cを成形し、成形後にコアを裏側から抜き取るこ
とによりなされていた。従って、成形された型成形部1
Cの中空状のシール部22の裏面にはコア抜き孔2が残
ることとなり、このコア抜き孔の端部が、ドア開閉時
に中空状のシール部22の変形に伴って移動してボデー
面と擦れ、ボデー面の塗膜を磨耗させるおそれがあっ
た。
【0005】なお、この型成形部1Cの中空状のシール
部22の肉厚は、成形時の材料の流れ易さからほぼ均一
の肉厚で形成されている。(実開平1−168346号
公報参照)
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記のウエ
ザストリツプ1においては、ドアフレーム20aの圧接
時に、型成形部1Cの中空状のシール部22の角部、す
なわち、コア抜き孔2よりも車外側の部分が、型成形の
中空状のシール部22の変形に伴って移動し、ボデー面
の塗膜の摩耗の問題を生じせしめるとともに、当該部分
のボデーに対する当たりが弱くなり、ボデーからの反力
が小さくなって、中空状のシール部22のドアフレーム
20aに対するシール性を低下させるおそれがあった。
【0007】本考案の目的は、上記の不具合を解消し、
コーナ部分における型成形による中空状のシール部とド
アフレームとの間のシール性が良好に維持される自動車
用ウエザストリツプを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の自動車用ウエザストリツプは、ドア開口周
縁のフランジ30に保持される断面略U字形のトリム部
11と、トリム部11の一方の側面から突出してドア2
0の周縁が押付けられる押出成形体1Aの中空状のシー
ル部12と、この押出成形体1Aの中空状のシール部1
2の端部を接合し、かつドア20の角部と対応するよう
に形成された中空状の形成形のシール部22とを備えた
ウエザストリツプ1において、この型成形のシール部2
2の角部の断面形状が型成形用のコア抜き孔2により、
そのコア抜き孔2に沿った部分がドア開口周縁のドアフ
レーム20aに当接するリップ状にされているととも
に、このコア抜き孔2に沿った部分の先端を厚肉部5
する手段を採用した。
【0009】
【作用】型成形のシール部22の角部の断面形状が型成
形用のコア抜き孔に2より、そのコア抜き孔2に沿った
部分がドア開口周縁のドアフレーム20aに当接するリ
ップ状にされているとともに、このコア抜き孔2に沿っ
た部分の先端を厚肉部5としたので、ドアフレーム20
aの型成形のシール部22への圧接時に、型成形のシ
ール部22の角部の移動が防止され、ボデー面の塗膜の
磨耗の問題を生じせしめることなく、また、ボデーに対
する当たりが弱くなるようなことがないのでボデーから
の反力が維持される。従って、シール部22とドアフレ
ーム20aとの間のシール性が良好に維持される。
【0010】
【実施例】以下、本考案をよりよく理解するために実施
例に基づいて説明する。なお、従来例と同一部分につい
ては、図例において同一図符号を付すとともにその説明
の一部を省略する。
【0011】図1に示す自動車のドア開口周縁に沿つて
取付けられるウエザストリツプ1のコーナC部分は、図
2から図4に示すように押出成形体1Aのシール部12
の一部分が切り取られて湾曲させられた押出成形体1A
の断面略U字形のトリム部11と、このトリム部11よ
りも外周側に延出し、ドアフレーム20aのほぼ直角状
の角部に対応して略三角形状に型成形されている中空状
のシール部22とで形成されている。なお、この型成形
のシール部22は、押出成形体1Aのシール部12の切
り取られ端末間を接続するものである。
【0012】この型成形のシール部22の角部の断面形
状が型成形用のコア抜き孔2により、そのコア抜き孔2
に沿った部分がドア開口周縁のドアフレーム20aに当
接するリップ状にされているとともに、このコア抜き孔
2に沿った部分の先端を厚肉部5とした
【0013】押出成形体1Aは、従来と同様に、断面略
U字形のトリム部11と、このトリム部11の車外側と
なる一方の側面からほぼ面直に突出してドアフレーム2
0aが押付けられる断面略円形中空状のシール部12
と、トリム部11の車内側側面から車内側へ突出して図
示しない内装部材の端部を覆うリツプ14と、トリム部
11の内面に形成されたフランジ保持リツプ15とより
なり、トリム部11には保形用のインサート16が埋設
されている。
【0014】次に、コーナC部分の製造方法について説
明する。まず、押出成形体1Aから中空状のシール部1
2の一部分を切り取る。そして、シール部12が切り取
られた部分のトリム部11をドア開口周縁のフランジ3
0の曲率半径と同じ曲率半径で湾曲させて金型のキャビ
テイの所定位置にセツトする。この金型のシール部形成
用のキャビテイは、ドアフレーム20aのほぼ直角状の
角部に対応して正面視略三角形状に形成されている。ま
た、この金型のシール部形成用のキャビテイには、中空
状のシール部22成形用のコアが所定位置にセツトさ
れ、このキャビテイ内に型成形用材料を注入して型成形
部1Cを成形する。そして、成形後に上記の金型から成
形品を取り出し、シール部22裏面の型成形用のコア抜
き孔2から内部のコアを抜き取つてコーナC部分が製造
される。
【0015】この型成形時において、中空状のシール部
22成形用のコアの角部に凹部を設けることにより、型
成形のシール部22の角部の断面形状が型成形用のコア
抜き孔2により、そのコア抜き孔2に沿った部分がドア
開口周縁のドアフレーム20aに当接するリップ状にさ
れているとともに、このコア抜き孔2に沿った部分の先
端を厚肉部5とすることができる。
【0016】上記のように成形された型成形のシール部
22は、その角部の断面形状が型成形用のコア抜き孔2
により、そのコア抜き孔2に沿った部分がドア開口周縁
のドアフレーム20aに当接するリップ形状にされてい
るとともに、このコア抜き孔2に沿った部分の先端を
肉部5としたので、ドアフレーム20aの型成形のシー
ル部22への圧接時に、シール部22の角部の移動が防
止され、ボデーに対する当たりが弱くなるようなことが
なくボデーからの反力が維持される。従って、シール部
22とドアフレーム20aとの間のシール性を良好に維
持することができる。
【0017】なお、上記の実施例では、押出成形体1A
の中空状のシール部12の一部分を切り取り、シール部
22のみを型成形したものを示したが、図5、図6に示
すように、押出成形体1A,1Bの端部を略直交方向に
対向させ、その間に型成形部を形成するものにおいて、
トリム部21とシール部22全体を型成形で形成するも
のに、本考案を適用させてもよい。
【0018】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案の自動車用
ウエザストリツプでは、型成形のシール部の角部の断面
形状が型成形用のコア抜き孔2により、そのコア抜き孔
2にそった部分がドア開口周縁のドアフレーム20aに
当接するリップ状にされているとともに、このコア抜き
孔2に沿った部分の先端を厚肉部としたので、型成形の
シール部の裏面の角部の剛性があがり、ドアフレームの
型成形のシール部への圧接時に、このシール部の角部の
移動を防止することができる。従って、ドア開閉時にコ
ア抜き孔の端部が移動してボデー面と擦れることなく、
ボデー面の塗膜の磨耗を防止することができる。
【0019】また、厚肉部で確実にボデーに当接するの
で、ボデーに対する当たりが弱くなるようなことがなく
ボデーからの反力が維持される。従って、シール部とド
アフレームとの間のシール性を良好に維持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案のウエザストリツプが適用され
る自動車の斜視図である。
【図2】図2は、本考案の一実施例のウエザストリツプ
のコーナ部分の説明図である。
【図3】図3は、同実施例のウエザストリツプの断面図
であり、図2のIII−III線に沿う位置での取付状
態での断面図である。
【図4】図4は、同実施例のウエザストリツプの断面図
であり、ドアフレームの圧接状態での断面図である。
【図5】図5は、本考案の他の実施例におけるウエザス
トリツプのコーナ部分の説明図である。
【図6】図6は、同実施例のウエザストリツプの要部断
面図であり、図5のVI−VI線に沿う位置での断面図
である。
【図7】図7は、従来のウエザストリツプのコーナ部分
の説明図である。
【図8】図8は、従来のウエザストリツプの断面図であ
り、図7のVIII−VIII線に沿う位置での断面図
である。
【符号の説明】
1 ウエザストリツプ 1A,1B 押出成形体 1C 型成形部 2 型成形用のコア抜き孔 5 厚肉部 11 トリム部 12 押出成形のシール部 22 型成形のシール部 20a ドアフレーム C コーナ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のドア開口周縁に沿って取付けら
    れ、ドア開口周縁のフランジに保持される断面略U字形
    のトリム部と、該トリム部の一方の側面から突出してド
    アの周縁が押付けられる押出成形体の中空状のシール部
    と、該押出成形体の中空状のシール部の端部を接合し、
    かつドアの角部と対応するように形成された中空状の型
    成形のシール部とを備えたウエザストリツプにおいて、
    該型成形のシール部の角部の断面形状が型成形用のコア
    抜き孔により、そのコア抜き孔に沿った部分が前記ドア
    開口周縁のドアフレームに当接するようリップ状とされ
    ているとともに前記コア抜き孔に沿った部分の先端を
    肉部としたことを特徴とする自動車用ウエザストリッ
    プ。
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