JP2720078B2 - 中空型ウエザーストリツプ及びその成形方法 - Google Patents
中空型ウエザーストリツプ及びその成形方法Info
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- JP2720078B2 JP2720078B2 JP1223511A JP22351189A JP2720078B2 JP 2720078 B2 JP2720078 B2 JP 2720078B2 JP 1223511 A JP1223511 A JP 1223511A JP 22351189 A JP22351189 A JP 22351189A JP 2720078 B2 JP2720078 B2 JP 2720078B2
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Description
【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明は、自動車のボデイ開口周縁部とドアとの間に
介在させ、車内を水密・気密に封止する中空型ウエザー
ストリツプにおいて、押出し成形部分と金型成形部分と
の接続部における反力差に基くシール性の低下を防止す
る構造を備えた中空型ウエザーストリツプ及びその成形
方法に関するものである。
介在させ、車内を水密・気密に封止する中空型ウエザー
ストリツプにおいて、押出し成形部分と金型成形部分と
の接続部における反力差に基くシール性の低下を防止す
る構造を備えた中空型ウエザーストリツプ及びその成形
方法に関するものである。
＜従来の技術＞ 第３図乃至第６図を参考に説明する。自動車のボデイ
開口周縁部５とドア６との間に介在させ、車内を水密・
気密に封止する中空型ウエザーストリツプにおいては、
通常略直線状部分は押出し成形により、またコーナー部
分は金型成形によりそれぞれ製作したうえ、第４図に示
すように両者を接続して、自動車のボデイ開口周縁部５
もしくはドア６に取付けている。上記押出し成形部分２
と金型成形部分１との中空部における接続部分は、第５
図に示す如く肉厚の大なる金型成形部分１の接続部近傍
の肉厚を漸減させ、先端肉厚を押出し成形部分２の肉厚
と等しくするよう形成してある。この肉厚の漸減変化部
分Ｄは、他の肉厚の均一部分に比べて反力が低く、ドア
を閉じた状態において変形斑による隙間が生じ、水洩れ
することがあるという問題点がある。特に成形のバラツ
キによつて、第６図に示す如く押出し成形部分２が所望
接続位置Ｅまで挿入されず、金型成形部分１の肉厚変化
部分に折れ面を生じた場合、その薄い部分Ｆの反力が著
しく低下する。
開口周縁部５とドア６との間に介在させ、車内を水密・
気密に封止する中空型ウエザーストリツプにおいては、
通常略直線状部分は押出し成形により、またコーナー部
分は金型成形によりそれぞれ製作したうえ、第４図に示
すように両者を接続して、自動車のボデイ開口周縁部５
もしくはドア６に取付けている。上記押出し成形部分２
と金型成形部分１との中空部における接続部分は、第５
図に示す如く肉厚の大なる金型成形部分１の接続部近傍
の肉厚を漸減させ、先端肉厚を押出し成形部分２の肉厚
と等しくするよう形成してある。この肉厚の漸減変化部
分Ｄは、他の肉厚の均一部分に比べて反力が低く、ドア
を閉じた状態において変形斑による隙間が生じ、水洩れ
することがあるという問題点がある。特に成形のバラツ
キによつて、第６図に示す如く押出し成形部分２が所望
接続位置Ｅまで挿入されず、金型成形部分１の肉厚変化
部分に折れ面を生じた場合、その薄い部分Ｆの反力が著
しく低下する。
＜発明が解決しようとする課題＞ 従来の中空型ウエザーストリツプ及びその成形方法に
は上記問題点があることから、一般に押出し成形成分と
金型成形部分との接続部の反力差がなく、従つて変形斑
がなく、シール性に優れた中空型ウエザーストリツプが
求められている。
は上記問題点があることから、一般に押出し成形成分と
金型成形部分との接続部の反力差がなく、従つて変形斑
がなく、シール性に優れた中空型ウエザーストリツプが
求められている。
本発明は、上記課題を解決した中空型ウエザーストリ
ツプを提供することを目的としている。
ツプを提供することを目的としている。
＜課題を解決するための手段＞ 第１図乃至第４図を参考に説明する。上記目的を達成
するために、本発明に係る中空型ウエザーストリツプは
押出し成形部分２と金型成形部分１との接続部のうち、
金型成形部分側の肉厚変化部Ｄ及びその近傍の中空側表
面に不規則な且つ不連続な突起1aを多数形成したもので
ある。
するために、本発明に係る中空型ウエザーストリツプは
押出し成形部分２と金型成形部分１との接続部のうち、
金型成形部分側の肉厚変化部Ｄ及びその近傍の中空側表
面に不規則な且つ不連続な突起1aを多数形成したもので
ある。
またその成形方法は、押出し成形部分１との接続部の
肉厚変化部Ｄ及びその近傍に相当する中空側部分に不規
則な且つ不連続な窪み4aを多数形成してなる中芯４を使
用して金型成形することによりなるものである。
肉厚変化部Ｄ及びその近傍に相当する中空側部分に不規
則な且つ不連続な窪み4aを多数形成してなる中芯４を使
用して金型成形することによりなるものである。
＜作用＞ 上記成形方法によつてウエザーストリツプの金型成形
部分１を成形すると、その肉厚変化部分に不規則な突起
1aが多数成形されて、剛性が増し、金型成形部分と押出
し成形部分との反力差に基くシール性の低下が著しく抑
制される。
部分１を成形すると、その肉厚変化部分に不規則な突起
1aが多数成形されて、剛性が増し、金型成形部分と押出
し成形部分との反力差に基くシール性の低下が著しく抑
制される。
＜実施例＞ １は中空型ウエザーストリツプの金型成形部分、1aは
その肉厚変化部Ｄ及びその近傍の中空側表面に形成され
た不規則な且つ不連続な多数の突起、２は押出し成形部
分、３は金型成形部分１と押出し成形部分２との接続線
である。金型成形部分１は、押出し成形部分２に比べ
て、中空部の肉厚が大であり、接続部は肉厚を先端に向
かつて漸減変化させ、先端において押出し成形部分２の
肉厚と等しくしてある。なお、1b,2bは金型成形部分１
及び押出し成形部分の中空部である。
その肉厚変化部Ｄ及びその近傍の中空側表面に形成され
た不規則な且つ不連続な多数の突起、２は押出し成形部
分、３は金型成形部分１と押出し成形部分２との接続線
である。金型成形部分１は、押出し成形部分２に比べ
て、中空部の肉厚が大であり、接続部は肉厚を先端に向
かつて漸減変化させ、先端において押出し成形部分２の
肉厚と等しくしてある。なお、1b,2bは金型成形部分１
及び押出し成形部分の中空部である。
この金型成形部分１の成形に当たつては、中芯４に押
出し成形部分２との接続部の肉厚変化部Ｄ及びその近傍
に相当する部分に不規則な且つ不連続な窪み4aを多数形
成したものを使用する。
出し成形部分２との接続部の肉厚変化部Ｄ及びその近傍
に相当する部分に不規則な且つ不連続な窪み4aを多数形
成したものを使用する。
次に作用について説明する。上記中芯４を使用した中
空型ウエザーストリツプの金型成形部分側の肉厚変化部
Ｄの中空側表面には不規則な且つ不連続な多数の突起1a
が形成されるため、その部分の剛性が増し、反力の低下
が著しく抑制される。
空型ウエザーストリツプの金型成形部分側の肉厚変化部
Ｄの中空側表面には不規則な且つ不連続な多数の突起1a
が形成されるため、その部分の剛性が増し、反力の低下
が著しく抑制される。
従つて、金型成形部分１を押出し成形部分２と接続
し、自動車のボデイ開口周縁部やドアに取付けた時、ド
アを閉じて押圧された状態での変形斑による隙間を生じ
ることなく、水洩れすることはない。
し、自動車のボデイ開口周縁部やドアに取付けた時、ド
アを閉じて押圧された状態での変形斑による隙間を生じ
ることなく、水洩れすることはない。
＜発明の効果＞ 本発明は、以上説明したように構成されているため、
得られた中空型ウエザーストリツプは、ボデイ開口縁部
もしくはドアに取付けた状態におけるシール性に優れて
おり、水洩れすることはない。
得られた中空型ウエザーストリツプは、ボデイ開口縁部
もしくはドアに取付けた状態におけるシール性に優れて
おり、水洩れすることはない。
第１図乃至第４図はこの発明の実施例を説明するための
もので、第１図は第４図のＡ−Ａ切断斜視図、第２図は
中芯の斜視図、第３図は自動車の側面図、第４図は第３
図のＢ部拡大図である。第５図及び第６図は従来例にお
ける第４図Ａ−Ａ断面図である。 １……金型成形部分 1a……突起 1b……中空部 ２……押出し成形部分 2b……中空部 ３……接続線 ４……中芯 4a……窪み ５……ボデイ開口周縁部 ６……ドア Ｄ……肉厚変化部 Ｅ……所望接続位置 Ｆ……金型成形部分の薄い部分
もので、第１図は第４図のＡ−Ａ切断斜視図、第２図は
中芯の斜視図、第３図は自動車の側面図、第４図は第３
図のＢ部拡大図である。第５図及び第６図は従来例にお
ける第４図Ａ−Ａ断面図である。 １……金型成形部分 1a……突起 1b……中空部 ２……押出し成形部分 2b……中空部 ３……接続線 ４……中芯 4a……窪み ５……ボデイ開口周縁部 ６……ドア Ｄ……肉厚変化部 Ｅ……所望接続位置 Ｆ……金型成形部分の薄い部分
Claims (2)
- 【請求項１】押出し成形部分（２）と金型成形部分
（１）との接続部のうち、金型成形部分（１）側の肉厚
変化部（Ｄ）及びその近傍の中空側表面に不規則な且つ
不連続な突起（1a）を多数形成してなる中空型ウエザー
ストリツプ。 - 【請求項２】押出し成形部分（１）との接続部の肉厚変
化部（Ｄ）及びその近傍に相当する中空側部分に不規則
な且つ不連続な窪み（4a）を多数形成してなる中芯
（４）を使用して金型成形することを特徴とする中空型
ウエザーストリツプの成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1223511A JP2720078B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | 中空型ウエザーストリツプ及びその成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1223511A JP2720078B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | 中空型ウエザーストリツプ及びその成形方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0386647A JPH0386647A (ja) | 1991-04-11 |
| JP2720078B2 true JP2720078B2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=16799291
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1223511A Expired - Lifetime JP2720078B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | 中空型ウエザーストリツプ及びその成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2720078B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2788969B2 (ja) * | 1989-11-14 | 1998-08-20 | 東海興業株式会社 | ウェザーストリップ、並びにその成形方法及び装置 |
| JP7313162B2 (ja) * | 2019-03-08 | 2023-07-24 | 西川ゴム工業株式会社 | 自動車ドア用シール材の製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56143918U (ja) * | 1980-03-31 | 1981-10-30 |
-
1989
- 1989-08-29 JP JP1223511A patent/JP2720078B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0386647A (ja) | 1991-04-11 |
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