JP2692585B2 - ドアウエザストリツプの製造方法 - Google Patents

ドアウエザストリツプの製造方法

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JP2692585B2
JP2692585B2 JP6139158A JP13915894A JP2692585B2 JP 2692585 B2 JP2692585 B2 JP 2692585B2 JP 6139158 A JP6139158 A JP 6139158A JP 13915894 A JP13915894 A JP 13915894A JP 2692585 B2 JP2692585 B2 JP 2692585B2
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政博 野崎
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のドア取付け開
口部に装着される取付け基部と中空シール部とを備えた
ドアウエザストリツプの製造方法に関し、特にルーフサ
イド装着部に特徴を有するドアウエザストリツプの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ここでは、フロントドアD(図2参照)
の取付け開口部に装着され、取付け基部が、インサート
1を埋設したU字形断面のフランジ把持部3とされ、フ
ランジ把持部3の車外側面に中空シール部5が形成され
ているドアウエザストリツプを製造する場合を例に採り
説明するが、これに限られるものではない。
【0003】上記フランジ把持部3は、ソリツドゴムで
形成され、車体フランジ(ドア枠)21を把持する複数
片の挟持リツプ7,8を具備している。また、中空シー
ル部5は、スポンジゴムで形成されている。
【0004】そして、上記のようなウエザストリツプ
は、生産性等の見地から、即ち、型成形接合部を少なく
するために、全周にわたり一体押出物で形成するか、又
は、少なくともストレート部は同一押出ダイからの押出
物を使用して形成していることが多い。
【0005】このため、このように形成したウエザスト
リツプを実車に装着した場合に、ルーフサイド装着部R
の断面(図3参照)は、フロントピラー・センターピラ
ー装着部(前・後ピラー装着部)F、Bの断面と通常、
同一である。
【0006】なお、図例中、11はガラスラン、13は
ガラスである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の実車装着状態
で、車両が高速走行すると、ドアDの上端部(第2・4
図A部)が、即ち、剛性の小さい自由端側が、図4に示
す如く、白矢印方向に吸出される。このため、該部にお
ける中空シール部5のシール代が設定シール代Lより小
さくなり、車両高速走行時における、吸出し音や風切り
音の一因となることがあつた。
【0008】なお、このとき、中空シール部5の車外側
への突出高さを大きくする、即ち設定シール代1を大き
くすることも考えられるが、ドア閉時の、中空シール部
5の圧縮量が大きくなり、ドア操作荷重が大きくなるお
それがあり望ましくない。
【0009】このため、押出成形したストレート形成部
に、ルーフサイド装着部及びその両側連接部における中
空シール部を、車外側への突出高さが他部より大きくな
るように射出成形等の型成形して接合形成することも考
えられるが、型成形工程を含むため、生産性良好に製造
できない。
【0010】また、本発明で製造するのと同様構成のウ
エザストリツプを製造するのに、特開昭62−1210
30号公報に記載されている方法を使用することができ
る。しかし、この公報に記載の方法は、押出ダイス内で
押出流路を変更するため、複雑な機構を必要とするた
め、生産性が劣るとともに、ウエザストリツプに開口変
更によるダイスジが発生し、好ましくない。
【0011】本発明は、上記にかんがみて、車両高速走
行時の吸出し音の風切り音が発生しにくく、しかも、ド
アの閉荷重も余り増大しないド了ウエザストリツプを生
産性良好に得ることができるドアウエザストリツプの製
造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のドアウエザスト
リツプの製造方法は、下記構成により上記課題を解決す
るものである。
【0013】自動車のドア取付け開口部に装着され、該
ドア取付け開口部に固着される取付け基部と、該取付け
基部と一体形成され車外側に向かつて突出している中空
シール部とからなるドアウエザストリツプの製造方法で
て、少なくとも、前・後ピラー装着部及びルーフサ
イド装着部を構成する押出物を、同一押出ダイから押出
成形し、その後加硫して、最終的に環状となして製造す
トランク部用のドアウエザストリツプの製造方法にお
いて、前記押出物が未加硫状態にあるとき、前記中空シ
ール部の両側部を一対の付形ロールで間欠的に押圧して
必要距離だけ細幅化させることにより、前記ルーフサイ
ド装着部及びその両側連接部における中空シール部の車
側への突出高さが他部より大きくなるように形成させ
ることを特徴とする。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図例に基づいて
説明をする。なお、前記において説明されている部分に
ついては、同一図符号付して、それらの説明の一部を省
略する。
【0015】(1)図1Aは本発明の実施例の製造方法
で製造する押出物の側面から見た部分図、図1Bは同じ
く下側から見た部分図、図2はウエザストリツプの装着
部位を示すための自動車の部分側面図、図3はドアウエ
ザストリツプの実車装着時におけるルーフサイド装着部
(図2のIII−III線)の断面図、図4はドアの吸
出し作用説明のためのドア側面図、図5は本発明に使用
する押出物の製造方法の一例を示す概略斜視図である。
【0016】実施例のウエザストリツプは、ドア取付け
開口部の車体フランジ21に固着される断面U字形のフ
ランジ把持部(取付け基部)3と、フランジ把持部3の
車外側に一体形成されている中空シール部5とからな
り、少くとも前・後ピラー装着部F、Bがルーフサイド
装着部Rと同一押出しダイからの押出物Wで形成されて
いる。ここまでは、前述の従来の構成と同一である。
【0017】ここで、前記ルーフサイド装着部R及びそ
の両側連接部(以下両者をまとめて「ルーフサイド装着
部等」と略し、図符号「A」を用いる。)を細幅化させ
て車外側への突出高さが他部(上記ルーフサイド装着部
等Aを除いた前後ピラー装着部F,B)より大きく形成
されている(図1A・B参照)。ここで、ルーフサイド
装着部等Aから他部への境界部における、中空シール部
5の突出高さの漸増,漸減度は、車両高速走行時のドア
の吸い出され量に対応させておく
【0018】(2)このウエザストリツプの製造方法
は、例えば、下記のようにして行なう。
【0019】押出機の押出ヘツド26直前に、図5に示
すように、押出方向に直交する方向で相対向して前後移
動する一対の付形ロール27,27を配し、押出ダイ2
8からの加硫工程前の押出物W、即ち、押出物Wが未加
硫状態にあるとき、中空シール部5の両側部を付形ロー
ル27,27で間欠的に押圧し、必要距離、即ち、図示
の如く、ルーフサイド装着部等Aを細幅化させる。そし
て、その後、変形後の 押出物Wの加硫を行う。
【0020】これらのウエザストリツプの製造に使用す
るゴム材料は、エチレンプロピレンゴム,クロロプレン
ゴム等のソリツドゴム配合又はスポンジゴム配合のもの
を使用する。
【0021】上記ウエザストリツプは、前記と同様にし
て、ドア開口部の車体フランジ21に装着する。このと
き、ルーフサイド装着部等Aの中空シール部5の車外側
への突出高さが、他部より高くなつている。
【0022】このため、車両高速走行時においても、ル
ーフサイド装着部等Aの中空シール部5において設定シ
ール代Lが略確保できる。また、他部の中空シール部5
のシール代は従来と変らず、ドア閉荷重は余り増大しな
い。
【0023】
【発明の作用・効果】本発明のドアウエザストリツプの
製造方法は、上記の如く、少なくとも、前・後ピラー装
着部及びルーフサイド装着部を構成する押出物を、同一
押出ダイから押出成形し、その後加硫して、最終的に環
状となして製造するドアウエザストリツプを製造方法す
るに際して、押出物が未加硫状態にあるとき、前記中空
シール部の両側部を一対の付形ロールで間欠的に押圧し
て必要距離だけ細幅化させることにより、ルーフサイド
装着部及びその両側連接部における中空シール部の車外
側への突出高さが他部より大きくなるように形成させる
ことにより、下記の如く、ルーフサイド装着部等の中空
シール部において設定シール代が担保できるドアウエザ
ストリツプを生産性良好に製造できる効果を奏する。
【0024】即ち、本発明の方法で製造したドアウエザ
ストリツプは、車両高速走行時においても、ルーフサイ
ド装着部等Aの中空シール部において設定シール代Lが
略確保でき、車両高速走行時の吸い出し音や風切り音が
発生しにくいとともに、他部の中空シール部のシール代
が従来と変わらず、ドア閉荷重も余り増大しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法で製造する押出物を側面から見た
部分図(A)と下側から見た部分図(B)、
【図2】ウエザストリツプの装着部位を示すための自動
車の部分側面図、
【図3】ドアウエザストリツプの実車装着時におけるル
ーフサイド装着部(図2のIII−III線)の断面
図、
【図4】ドアの吸出し作用説明のためのドア側面図、
【図5】本発明の製造方法の一例を示す概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
3…フランジ把持部(取付け基部)、5…中空シール
部、21…車体フランジ、D…フロントドア、F…前ピ
ラー装着部、B…後ピラー装着部、R…ルーフサイド装
着部、A…ルーフサイド装着部等。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−215145(JP,A) 特開 昭62−121030(JP,A) 特開 平6−316217(JP,A) 特開 平6−340219(JP,A) 特公 平7−51307(JP,B2) 米国特許4619077(US,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドア取付け開口部に装着され、
    該ドア取付け開口部に固着される取付け基部と、該取付
    け基部と一体形成され車外側に向かつて突出している中
    空シール部とからなるドアウエザストリツプの製造方法
    であて、少なくとも、前・後ピラー装着部及びルーフ
    サイド装着部を構成する押出物同一押出ダイから押
    出成形し、その後加硫して、最終的に環状となして製造
    するドアウエザストリツプの製造方法において、前記押出物が未加硫状態にあるとき、前記中空シール部
    の両側部を一対の付形ロールで間欠的に押圧して必要距
    離だけ細幅化させることにより、 前記ルーフサイド装着
    部及びその両側連接部における中空シール部の車外側へ
    の突出高さが他部より大きくなるように形成させるこ
    と、 を特徴とするドアウエザストリツプの製造方法。
JP6139158A 1994-06-21 1994-06-21 ドアウエザストリツプの製造方法 Expired - Fee Related JP2692585B2 (ja)

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US4619077A (en) 1983-01-06 1986-10-28 S.A.I.A.G. S.P.A. Weather strip for motor vehicle bodies and an extrusion head for making the strip

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61215145A (ja) * 1985-03-19 1986-09-24 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車用ドアオ−プニングトリムおよびその製造方法
JPS62121030A (ja) * 1985-11-21 1987-06-02 Toyoda Gosei Co Ltd ウエザストリツプ及びその製造方法

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US4619077A (en) 1983-01-06 1986-10-28 S.A.I.A.G. S.P.A. Weather strip for motor vehicle bodies and an extrusion head for making the strip

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