JPH06340239A - ドアウエザストリツプの製造方法 - Google Patents

ドアウエザストリツプの製造方法

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JPH06340239A
JPH06340239A JP6139158A JP13915894A JPH06340239A JP H06340239 A JPH06340239 A JP H06340239A JP 6139158 A JP6139158 A JP 6139158A JP 13915894 A JP13915894 A JP 13915894A JP H06340239 A JPH06340239 A JP H06340239A
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JP
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door
weather strip
vehicle
roof side
mounting
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Masahiro Nozaki
政博 野崎
Keizo Hayashi
景三 林
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Seal Device For Vehicle (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両高速走行時の吸出し音の風切り音が発生
しにくく、しかも、ドアの閉荷重も余り増大しないドア
ウエザストリツプを生産性良好に得ることができるドア
ウェザストリップの製造方法を提供すること。 【構成】 自動車のドア取付け開口部に装着され、該ド
ア取付け開口部に固着される取付け基部3と、該取付け
基部3と一体形成され車外側に向つて(実車装着時基
準)突出している中空シール部5とからなるドアウェザ
ストリップの製造方法。前・後ピラー装着部F、Bおよ
びルーフサイド装着部Rを同一押出ダイ28から押出成
形し、最終的に環状に形成する。ルーフサイド装着部R
及びその両側連接部における中空シール部5を、押出直
後の未加硫状態で、車外側(実車装着時)への突出高さ
が他部より大きくなるように形成させた後、加硫を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のドア取付け開
口部に装着される取付け基部と中空シール部とを備えた
ドアウエザストリツプの製造方法に関し、特にルーフサ
イド装着部に特徴を有するドアウエザストリツプの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ここでは、フロントドアD(図2参照)
の取付け開口部に装着され、取付け基部が、インサート
1を埋設したU字形断面のフランジ把持部3とされ、フ
ランジ把持部3の車外側面に中空シール部5が形成され
ているドアウエザストリツプを製造する場合を例に採り
説明するが、これに限られるものではない。
【0003】上記フランジ把持部3は、ソリツドゴムで
形成され、車体フランジ(ドア枠)21を把持する複数
片の挟持リツプ7,8を具備している。また、中空シー
ル部5は、スポンジゴムで形成されている。
【0004】そして、上記のようなウエザストリツプ
は、生産性等の見地から、即ち、型成形接合部を少なく
するために、全周にわたり一体押出物で形成するか、又
は、少なくともストレート部は同一押出ダイからの押出
物を使用して形成していることが多い。
【0005】このため、このように形成したウエザスト
リツプを実車に装着した場合に、ルーフサイド装着部R
の断面(図3参照)は、フロントピラー・センターピラ
ー装着部(前・後ピラー装着部)F、Bの断面と通常、
同一である。
【0006】なお、図例中、11はガラスラン、13は
ガラスである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の実車装着状態
で、車両が高速走行すると、ドアDの上端部(第2・4
図A部)が、即ち、剛性の小さい自由端側が、図4に示
す如く、白矢印方向に吸出される。このため、該部にお
ける中空シール部5のシール代が設定シール代Lより小
さくなり、車両高速走行時における、吸出し音や風切り
音の一因となることがあつた。
【0008】なお、このとき、中空シール部5の車外側
への突出高さを大きくする、即ち設定シール代lを大き
くすることも考えられるが、ドア閉時の、中空シール部
5の圧縮量が大きくなり、ドア操作荷重が大きくなるお
それがあり望ましくない。
【0009】このため、押出成形したストレート形成部
に、ルーフサイド装着部及びその両側連接部における中
空シール部を、車外側(実車装着時)への突出高さが他
部より大きくなるように射出成形等の型成形して接合形
成することも考えられるが、型成形工程を含むため、生
産性良好に製造できない。
【0010】本発明は、上記にかんがみて、車両高速走
行時の吸出し音の風切り音が発生しにくく、しかも、ド
アの閉荷重も余り増大しないドアウエザストリツプを生
産性良好に得ることができるドアウエザストリツプの製
造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のドアウエザスト
リツプの製造方法は、下記構成により上記課題を解決す
るものである。
【0012】自動車のドア取付け開口部に装着され、該
ドア取付け開口部に固着される取付け基部と、該取付け
基部と一体形成され車外側に向つて(実車装着時基準)
突出している中空シール部とからなるドアウエザストリ
ツプの製造方法であって、少なくとも、前・後ピラー装
着部およびルーフサイド装着部を同一押出ダイから押出
成形し、最終的に環状に形成してドアウエザストリツプ
を製造する方法において、前記ルーフサイド装着部及び
その両側連接部における中空シール部を、押出直後の未
加硫状態で、車外側(実車装着時)への突出高さが他部
より大きくなるように形成させた後、加硫を行うことを
特徴とする。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図例に基づいて
説明をする。なお、前記において説明されている部分に
ついては、同一図符号付して、それらの説明の一部を省
略する。
【0014】(1) 図1Aは本発明の実施例の製造方法で
製造する押出物の側面から見た部分図、図1Bは同じく
下側から見た部分図、図2はウエザストリツプの装着部
位を示すための自動車の部分側面図、図3はドアウエザ
ストリツプの実車装着時におけるルーフサイド装着部
(図2の III−III 線)の断面図、図4はドアの吸出し
作用説明のためのドア側面図、図5は本発明に使用する
押出物の製造方法の一例を示す概略斜視図である。
【0015】実施例のウエザストリツプは、ドア取付け
開口部の車体フランジ21に固着される断面U字形のフ
ランジ把持部(取付け基部)3と、フランジ把持部3の
車外側に一体形成されている中空シール部5とからな
り、少くとも前・後ピラー装着部F、Bがルーフサイド
装着部Rと同一押出しダイからの押出物Wで形成されて
いる。ここまでは、前述の従来の構成と同一である。
【0016】ここで、前記ルーフサイド装着部R及びそ
の両側連接部(以下両者をまとめて「ルーフサイド装着
部等」と略し、図符号「A」を用いる。)を細幅化させ
て車外側への突出高さが他部(上記ルーフサイド装着部
等Aを除いた前後ピラー装着部F,B)より大きく形成
されている(図1A・B参照)。ここで、ルーフサイド
装着部等Aから他部への境界部における、中空シール部
5の突出高さの漸増,漸減度は、車両高速走行時のドア
の吸い出され量に対応させておく。
【0017】なお、上記において、押出物Wの押出形状
において、中空シール部5の車外側への突出高さを高め
に設定しておいて、上記ルーフサイド装着部等Aを圧縮
変形させて車外側への突出高さを他部より低く形成して
もよい。
【0018】(2) このウエザストリツプの製造方法は、
例えば、下記のようにして行なう。
【0019】押出機の押出ヘツド26直前に、図5に示
すよう押出方向に直交する方向で相対抗して前後移動す
る一対の付形ロール27,27を配し、押出ダイ28か
らの加硫工程前の押出物Wの、即ち、押出直後の未加硫
状態で、中空シール部5を付形ロール27,27で間欠
的に押圧し、必要距離、即ち、ルーフサイド装着部等A
を細幅化させる(図示)、又は、ルーフサイド装着部等
A以外の部位を圧縮して、中空シール部5の突出高さを
低くする。そして、その後、加硫を行なう。
【0020】これらのウエザストリツプの製造に使用す
るゴム材料は、エチレンプロピレンゴム,クロロプレン
ゴム等のソリツドゴム配合又はスポンジゴム配合のもの
を使用する。
【0021】上記ウエザストリツプは、前記と同様にし
て、ドア開口部の車体フランジ21に装着する。このと
き、ルーフサイド装着部等Aの中空シール部5の車外側
への突出高さが、他部より高くなつている。
【0022】このため、車両高速走行時においても、ル
ーフサイド装着部等Aの中空シール部5において設定シ
ール代Lが略確保できる。また、他部の中空シール部5
のシール代は従来と変らず、ドア閉荷重は余り増大しな
い。
【0023】
【発明の作用・効果】本発明のドアウエザストリツプの
製造方法は、上記の如く、少くとも、前・後ピラー装着
部およびルーフサイド装着部を同一押出ダイから押出物
で形成し、最終的に環状としてドアウエザストリツプを
製造するに際して、ルーフサイド装着部およびその両側
連接部における中空シール部を、押出直後の未加硫状態
で、車外側への突出高さが他部より大きくなるように形
成させた後、加硫を行う構成により、下記の如く、ルー
フサイド装着部等の中空シール部において設定シール代
が担保できるドアウエザストリツプを生産性良好に製造
できる効果を奏する。
【0024】即ち、本発明の方法で製造したドアウエザ
ストリツプは、車両高速走行時においても、ルーフサイ
ド装着部等Aの中空シール部5において設定シール代L
が略確保でき、車両高速走行時の吸出し音や風切り音が
発生しにくいとともに、他部の中空シール部5のシール
代が従来と変らず、ドア閉荷重も余り増大しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法で製造する押出物を側面から見た
部分図(A)と下側から見た部分図(B)、
【図2】ウエザストリツプの装着部位を示すための自動
車の部分側面図、
【図3】ドアウエザストリツプの実車装着時におけるル
ーフサイド装着部(図2のIII−III 線)の断面図、
【図4】ドアの吸出し作用説明のためのドア側面図、
【図5】本発明の製造方法の一例を示す概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
3…フランジ把持部(取付け基部)、 5…中空シール部、 21…車体フランジ、 D…フロントドア、 F…前ピラー装着部、 B…後ピラー装着部、 R…ルーフサイド装着部、 A…ルーフサイド装着部等。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドア取付け開口部に装着され、
    該ドア取付け開口部に固着される取付け基部と、該取付
    け基部と一体形成され車外側に向つて(実車装着時基
    準)突出している中空シール部とからなるドアウエザス
    トリツプの製造方法であって、 少なくとも、前・後ピラー装着部およびルーフサイド装
    着部を同一押出ダイから押出成形し、最終的に環状に形
    成してドアウエザストリツプを製造する方法において、 前記ルーフサイド装着部及びその両側連接部における中
    空シール部を、押出直後の未加硫状態で、車外側(実車
    装着時)への突出高さが他部より大きくなるように形成
    させた後、加硫を行うこと、 を特徴とするドアウエザストリツプの製造方法。
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